21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
第二部
U 今月のラン
二 半月ごとの様子と世話
3 夏
他の季節は別ページにあります。
2011年
8月後半の各種蘭の様子
バンダ ウィラットxマダム・ラッタナ'ボーイ' の巻寿司植え(バンダ・ロール)の開花
8月後半−自生地では雨季の生長期!
あらまし
これまでは、真夏は高温が問題でありほぼ休眠期で、どうやって夏バテしないように夏越しするかが考えられてきました。
しかし、自生地のランにとっては、むしろ雨季の生長期だったはずです。雨ざらしで、植込みの根元の地面の近くで、なるべく涼しく、湿り気も保ってやると、多くのランは旺盛に生長し、梅雨以降から引き続き花茎や新芽を出す種類も多いのです。夏咲き種は咲き、シンビジウムなど暑さに強く生長する種類はどんどん伸びます。
後半は暑さが峠を越し、秋の兆しが出てきます。大部分の種類は引き続き旺盛に生長します。
花など:雨任せなら、どんどん生長して、カトレヤ、コチョウラン、オンシジウムがどんどん花茎を出してきます。
主な世話:
支柱立て:真夏も雨任せで雨季の育て方をすると、多くの洋ランはぐんぐん伸びて、カトレヤのシースが出てきます。そこで伸びきった新芽に支柱立てをします。
害虫:
ナメクジが活発です。カイガラムシも子虫が広がっていることがあります(例Lc.ロホ)。
8月後半の各種蘭の様子
五大属
3カトレヤ 置き場所:家の北側の物陰か植込みの間。朝夕だけなら直射日光が当たっても日焼けしにくいです。雨ざらしにずると、新芽が出たりぐんぐん伸びたり、新根が出たり、シースや蕾が大きくなります。蕾・シース、冬咲のジラ・ウィルダネス、秋咲ラビアタや冬咲きのプリズム・パレットのシースが出てきました。花、夏咲が咲きます。根、新芽の元からは根が伸びます。
土増し:根が露出していたり、新芽の根元から新根が出てきたりするので、覆います。下記の世話参照。
不定期咲 生長、
新芽が伸びて草丈はほぼ頂点に達し、バルブができ始めます。
蕾・シース、生長、
Pot.クリエイションの夏新芽が伸びきって、蕾が出てきました。新芽が出てきました。
Pot.クリエイションの、親を超えた夏新芽と出始めた蕾、根元には次の新芽の兆し。鉢からはみ出しているの鉢増しが望ましいです。
秋咲
生長、ラビアタの昨年夏に株分けした鉢#2の昨年の非開花株から出た出遅れた
冬新芽がやっと10cm近くになりました。
ファビンギアナとアルマ・キーの春新芽の
生長は止まりました。アルマ・キーの夏新芽は伸びています。ピュアズ・デライトは、春新芽の生長は止まり、後から出た
夏新芽は急速に大きくなり春新芽を抜きました。
蕾・シース、ファビンギアナ、アルマ・キー、ピュアッズ・デライトの春新芽の
シースは伸びが止まっています。ピュアッズ・デライトの夏新芽のシースは大きくなって春新芽のシースを抜きました。
冬咲 生長、
新芽が伸びて草丈はほぼ頂点に達し、バルブができ始めます。トリアネイの分岐の小さな不開花親から遅れて出た
夏新芽もかなり大きくなってきました。ミルドレッド・ライブズのシースの出た
春新芽から
夏新芽がでてきました。。
プリズム・パレットは伸び続けてバルブができ始めています。
蕾・シース、伸び続けます。Lc.ジラ・ウィルダネスは、親株が小さく生長の遅い新芽からも新たに出ました。若苗のプリズム・パレットは、まだバルブはできませんがシースが出てきました。不定期咲に似ています。ミルドレッド・ライブズのシースの伸びは止まっています。
ジラ・ウィルダネス、左の親が大きく開花直前までいったものは子が大きくシースが大きく、右の親が小さく芽の出る位置が高く生長の遅い新芽もシースが出ました。大株でシースが2本です。
新芽は夏芽が出ます。マイカイ'マユミ'
春咲
生長、スキンネリ、ファイア・キャサリンの
夏新芽がかなり大きくなってきました。
半年型のロホも
夏新芽がぐんぐん伸びています。
蕾・シース、モーニング・グローリーに出ました。
夏咲
開花、トシエ・アオキ 'ポカイ'や、蕾付き株を入手したハワイアン・ウェディング・ソング'ヴァージン'が咲いています。エピ マリエxレリア テネブロッサが咲きました。
エピ マリエ x レリア テネブロッサの花
全体の詳しい経過は
カトレヤのページにあります。
3+ミニカトレヤ 置き場所:カトレヤ大型種と同じ。花は、一休みです。冬・春新芽が伸び夏新芽も、雨ざらしの効果か、続々と出ます。その元からは新根も出ています。土増し:大型カトレヤと同じ。
不定期咲(半年型)、
生長、Lc.ミニ・パープルとLc.ラブ・ノットの
夏新芽が伸びていますがまだ小さいです。メモリアル・ゴールド'キャナリー'とSlc.ラブ・キャッスル'ハピネス'?は群生株なのでかなり大きくなってきました。のPot.スイート・シュガーの開花株の孫は親に当たる子株を抜いて大きくなりました。Pot.フェアリー・ランド'ポポ'の
夏芽が伸びています。開花株から出た夏芽は小さいですがバルブができています。Lc.コスモ・アロハとPot.メモリアル・ゴールド'キャナリー'の冬の開花株と古株から出た
夏芽が伸びていますがまだ開花株には届きません。Pot.フリースピリット'カルメア'は、冬咲とも四季咲きとも言われていますが、開花株から出た子株の秋・冬新芽は小さく、孫の孫の春・夏新芽もまだ小さいです。半年ごとに沢山出るので直ぐに群生します。
蕾・シース: の
春芽のシースから蕾が出て大きくなりました。Pot.スイート・シュガーの夏新芽にシースができました。Pot.フェアリー・ランド'ポポ'の開花株から出た
夏芽はシースが伸びています。Lc.ラブ・ノットの
夏芽はシースが隠れていそうです。
根、コスモ・アロハの夏新芽の下には新根が伸びています。
左:Pot.スイート・シュガーの夏新芽にでき始めた
シース、右:別の株で開花時には芽が無く開花株から同時に
二つ出た夏新芽はまだ小さいです。
フェアリー・ランド'ポポ'の開花株から出た夏新芽の
シース、後ろの古株の子はまだ
秋咲
生長、の
夏芽が伸びています。
蕾・シース:
にシースが出てきました。
冬咲き
生長、カガリビ'ドーン'
の開花株から出た
春芽が伸びて、開花株株と同じ大きさになりました。後から古株から出た
夏新芽も近づいています。の
春芽が伸びています。
半年型のカトリアンセ ドリス・アンド・バイロンとハウヤンエンジェルの定期に咲かなかった親株の孫の
夏芽が伸びて、前者は親株を抜き入手当初の開花株も超えました。後者はまだ細くて小さいです。子株の
冬芽も親株並みで小さいです。は一鉢は
夏芽が伸び親株と同じ大きさになりましたがもう一鉢は休んでいるようです。Pot.ルビーエースは、子の
秋芽もかなり大きかったのですがそれから出た孫の
春新芽は親の開花株を超えました。
新芽、Slc.ハワイアン・スプラッシュ’レア’の開花株の孫の夏新芽が出てきました。
半年型です。子の春新芽はまだ開花株より小さいです。
蕾・シース: チェリー・ビーの小さいが開花株の子で早く出て大きくなった
夏芽にシースが出てきました。Pot.ルビーエースはシースが伸び続けています。
Pot.ルビー・エース 中央が冬に咲いた親株、左が開花前に出た
子の秋新芽で花は付かず、右が子から出た
孫の春新芽でシースが大きくなりました。
根、チェリービーやハワイアンスプラッシュの春夏新芽の根元からは新根が伸びています。
芽欠き、チェリー・ビーの
最近株間の込み入った処に出た小さな夏芽は欠きました。
左:チェリービーの開花株から出た夏芽のシース、右、小さな株から遅れて出た夏芽2本とさらに後から出た奥の小芽は欠きます。鉢内に新根が見えます。
左:カガリビ・ドーンの開花株(後)から出た春新芽(左)と古株から出た夏新芽、右:カトリアンセの当初の開花株を超えた夏新芽
春咲き
新芽、Lc.ロホxL.プミラの開花株の孫と、開花株の親の子の
夏新芽が出てきました。
半年型です。
芽欠き、Lc.ロホxL.プミラの一親から2本出た新芽は小さい方を芽欠きしました。
夏咲き
4+ミニコマョウラン 置き場所:北の家の陰の棚で、朝夕は日が当たるため、北以外を遮光ネットで覆っています。雨はかかります。
生長、
新葉が大きくなります。
根、気根が伸び、鉢の中でも根が伸びます。根元の上からは新たに気根が出ます。
花茎:新しい花茎が出たり、元気な花茎から枝が出たりします。満天紅やピュア・ラブの花茎が出てきました。
開花、満天紅が咲いています。
植え替え、バークが古くなってカビが生え出した鉢は安全植えに植え替えしています。新しく入手した苗も夏は根が元気なので安全植えに植え替えています。
新五属
6オンシジウム
冬咲き種
二季咲き種
蕾、花茎、ゴワー・ラムゼーとスイートシュガーは伸び続けると共に、半年型でバルブが小さかった株も大きくなれば新たに花茎が出てきます。新芽、
花茎、スイートシュガー'100万$'は夏に咲いた3鉢寄せ鉢をばらして育てた処、半年型で、冬に咲いた株はバルブが小さくて花茎が出ませんでしたが、夏子芽の咲かなかった2鉢は冬孫芽から花茎が出ました。スイートシュガーらしい一鉢に寄せ植えになっていた2株は、どちらも子芽は花が付きませんでしたが、孫芽にバルブがだんだんできてきて、細いですが、急に花茎が出てきました。
6'
ブラッシア 生長、半年型で、開花株の孫夏新芽株がどんどん伸びています。開花前後に出た子夏新芽のバルブは親株の半分前後と小さいです。
6'
マクレラナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
生長、半年型で、開花親株の孫株である春新芽がどんどん伸びて、草丈は親株の半分を超えました。開花した子芽のバルブは親株の半分前後と小さく、休眠しています。
6’ コルムナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
生長、一年型で、春新芽がどんどん伸びています。
6' ビーララ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
生長、一年型で、春新芽がどんどん伸びています。
開花株
6' ゴメサ クリスパ 'アルファ・ギガ'−。
6+ミニオンシジウム
交配種
トゥインクル 'フラグランス・ファンタジー'、 'ダイアモンド・ファンタジー'
生長、新芽が伸びています。花茎、'ダイアモンド・ファンタジー'はフラグランス・ファンタジーよりやや大型で子芽から花茎が出てきました。
ピンク・パンサー 生長、孫の新芽が伸びています。子芽はバルブができていますが親に比べるとかなり小さいです。
原種・山野草タイプ
ケイロホルムは、生長、子芽が伸びて、草丈は親開花株を超えました。置き場所は、他の株と一緒に南庭の植込みの下にありましたが、暑さに弱いせいか、一部が黄変しています。
属間交配種
6' イオノシジウム(
オンシジウム群属間交配種・参照)
生長、新芽が伸びて、一部は草丈が親株並みになりました。親が、径2cmほどのセルポット抜きのミニ苗だったので、大きくなるのに時間がかかります。子株の一部はバルブができてきました。
8セロジネ 置き場所、家の北側の半日陰に置いています。生長、新芽、伸びて、葉が開きます。古株の葉も大きくなります。夏新芽、バックバルブや、咲き終わって残っている花茎の一部から出ます。も出ます。大株は伸びて葉が開き始めています。
インターメディア、左:花後の新芽(それぞれ右端) 右:鉢底近くに伸びた細い根
クリスタータの花茎跡から出てきた新芽
9ジゴペタラム 置き場所、引き続き、日焼けしやすいので、家の北沿いに置いてあります。
ジゴペタラム
開花入手株:
ジャンピン・ジャック'ビッグ・ビーンズ'、
生長、開花株に月初めにできたバルブが太ってきました。同じ株の右から伸びた
春新芽芽は30cm近くに伸び反対側から出た
夏新芽、は8cm余りになりました。
古株、生長、冷害などで親株は痛んでいますが、沢山新芽が伸びています。夏新芽、出続けています。
属間交配種
ジゴパプスティア、開花入手株
マリーアン、
生長、新葉が伸び続けています。夏新芽、もう一鉢の方も先細りの丸棒のような芽が出てきました。
古株
ジゴニシア
ムラサキコマチ
生長、冬知らずと夏の雨ざらしで昨年より新芽が大きくなっています。
10バンダ、置き場所、日焼けと乾燥を抑え、湿り気を保つため、ブドウ棚の下に吊り下げています。水やり、風通しの良い物陰では毎日乾きすぎでしたが、木陰で雨の多い今年は雨任せにしました。
根、
中温・青系種
トーキョー・ブルー
生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、根、気根が出てきたり、
枝根が出たりと、元気です。
開花、ウィラットxマダム・ラッタナ’ボーイ’が咲き始めました。
花茎、フークス・デライトxアネット・ジョンの花茎が伸びています。
生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、根、気根が出てきたり、
枝根が出たりと、元気です。
高温・桃花種
シャバナナン×トレヴァー・レスボーン
根、茶色っぽくなった根からも、白い枝根が出ています。
小型種
ペットボトル植え
アスコセンダ プリンセス・ミカサ 左:気根から枝の出始め 右:新葉の伸び
続五属
13 ミニバンダ 生長、
根、鉢によってばらつきがあり、水が十分な鉢は、根に枝が出たり、根の先の根冠が発達したり、株の根元から気根が出始めたりします。
新葉、根が生長し始めた株から、新葉が伸び始めます、新しく出てきます。新芽、春新芽はまだ出てきません。蕾:1株だけ蕾が出てきました。雨の良く当たっている株のようです。
後半:植え替え:ポットが計7.5cmと小さくミズゴケが古くなったので、柔らか植えのため根腐れなどの恐れはありませんが、重ね着鉢増ししました。
開花:白花開花、植え替えの影響は全然ありません。
アスコフィネティア ライオン・スター 左:気根の先には根冠があります 右:脇芽が前と後ろから伸びています
ダーウィナラ ブルー・スター
不注意で日焼けさせて芯は枯れてしまいましたが、元気なので脇芽が二つ出て伸びています。
14グラマトフィラム、
非開花株:
生長、雨任せの育て方で前からある新芽の根元が太り始め、ようやく一部は明らかにバルブらしくなってきました。ました。葉は伸び続けて草丈は40-65cm余りに伸びています。花茎も今年の新芽もまだ出ません。
開花株:開花、開花株を入手しました。生長、夏新芽、花茎の根元から出て10cm前後に伸びています。
15デンドロキラム 置き場所、植込みの下の半日陰に置いています。
冬咲き
大型種
生長:グルマセウムの大株は大きくなったバルブは変化がありませんが、開花株のバルブが太くなります。
夏新芽、バーク植えは前半に出た新芽が伸び続けて葉が広がり始めました。根も沢山伸びています。鹿沼土植えには出ません。根も少ないです。
小型種
フォルモーサム
左の鹿沼土植えは元気ですが、右のバーク植えは元気が無くバルブは茶色く変色し落葉しています。
追加五属
16 マキシラリア 置き場所、引き続き植込みの下の半日陰に置いています。
冬咲き:ポリフィロステレ(大型)、シュンケアナ(小型) 生長、1年型で、冬新芽が、ポリフィロステレは伸びが止まって、バルブが太り、シュンケアナは細い葉のまま伸び続けています。
春・夏咲 −
山野草
a ミルトニア・スペクタビリス(低地産) 置き場所、引き続き庭の北の物陰です。生長、1年型で芽ぶきは少ないです。秋新芽・冬新芽が伸び続けています。昨年までは小鉢・やや水不足で開花株の子株は小さかったのですが、孫株=昨年の新芽は親株に近い大きさになっています。大株のみ1株の両側に出た芽も残しています。花茎、伸び続けて、昨年の長さを超え30cm余りになりました。
8月前半−自生地では雨季の生長期!
これまでは、真夏は高温が問題でありほぼ休眠期で、どうやって夏バテしないように夏越しするかが考えられてきました。
しかし、自生地のランにとっては、むしろ雨季の生長期だったはずです。雨ざらしで、植込みの根元の地面の近くで、なるべく涼しく、湿り気も保ってやると、多くのランは旺盛に生長し、梅雨以降から引き続き花茎や新芽を出す種類も多いのです。夏咲き種は咲き、シンビジウムなど暑さに強く生長する種類はどんどん伸びます。
真夏日と猛暑日、そして熱帯夜の月です。夏バテ、日焼け、水切れに注意します。多くの種類がやや休眠気味になるので強い日光は要らないので、夏バテ・日焼けを防ぐため日陰・木陰気味の場所に置くのが安全です。また殆どの種類は植込みの根元で湿り気がある場所で雨ざらしにすると、水切れや夏バテが防げます。一方、終りには秋芽が出始めることもあります。
長雨に当てると根腐れや病気が出ることもあるので、2日以上雨の時は軒下などに取り込むと万全です。
バンダ ウィラットxマダム・ラッタナ'ボーイ' の巻寿司植え(バンダ・ロール)の開花
カトレヤ ハワイアン・ウエディング・ソング 'ヴァージン' アスコフィネティア
あらまし
7月後半と大体同じです。
花など:
コチョウランが咲き続けます。カトレヤの夏咲が咲き、秋咲のシースが大きくなります。ミニバンダの風蘭やその交配種のスコフィネティアが咲きます。
園芸店で:
夏枯れで、コチョウラン以外の花は少ないです。先月後半と同様に夏物のデンファレ、オンシジウムやグラマトフィラムやバンダ、風蘭、夏咲きのカトレヤが少し出回ります。
置き場所(日除け):
梅雨明けから初秋までは、真夏日(最高気温30℃以上)や猛暑日(最高気温35℃以上)になり、日除けが必要です。8月になると、日が低くなり初め、南側の軒下は日が当たってしまいますが、北側は日陰が広くできます。休眠気味の種類は、日焼けしやすく日光を余り必要としないので、日陰気味の場所が安全です。
置き場所(雨ざらしと雨除け):
高温期なので過湿の根腐れよりは水不足による生育不良に注意するようにし、雨ざらしにします。雨が降り続かなければ、毎日夕立に当たっても大丈夫でしょう。。
主な世話:
水やり:
透明容器で、芯入りなどの根腐れしない植え方がしてあれば、根腐れしている苗以外は定期的な水やりで大丈夫です。真夏日は2日おき、猛暑日は1日おきと考えると分かりやすいです。雨が降れば水やりをしたと考えますが、木陰や軒下で濡れが不十分な鉢だけには雨上がりに見て水やりをすると、水の量が揃います。
土増し:
複茎種は昨年咲いた親の根元や、新芽からは引き続き根が伸びるので、根が露出しないように
覆ってやると元気になり、子の新芽が出たり伸びたりします。単茎種でも新根が一番水を吸えるので露出させないと苗を元気にできます。
肥料:
肥料は春の元肥だけで十分ですが、半分にして、根や新芽が元気になってから
追肥を置肥しても良いでしょう
病気:
日焼け
カトレヤとコチョウラン、バンダ、中でも大型の種類は、短時間でも直射日光に当たると日焼けしてしまいます。他の種類も直射日光が当たらないように置き場所に注意します。元々木漏れ日か半日陰で良いとされる、ジゴペタラムやパフィオペディルムも日焼けしやすい種類です。
カビ病
長雨に当たると、夏でも葉の薄い種類の新芽や新葉はカビ病で腐ることがあります。気になる人は特にオンシジウム、パフィオペディルム、ジゴペタラムは2日以上雨が続くなら雨除けすると安心です。
害虫:
ナメクジが活発になり、柔らかい新芽や根冠を食べられます。カイガラムシも生長が目立ちます。
カイガラムシの雄の成虫?の羽化した後、オンシジウムの葉裏
8月前半の各種蘭の様子
五大属
1
シンビジウム 置き場所、引き続きやや遮光気味で雨ざらしです。真昼以降の直射日光は危険です。
水やり、一般にはそろそろ毎日といわれることがありますが、このHPではなるべく回数を減らしたいと考えています。梅雨入り後も雨ざらしであれば、晴れた日の猛暑日近くにはバーク植えも鹿沼土植えもは1日おきを目安にやります。
ありません。生長、新芽がどんどん伸びます。雨はまさに恵みです。
新葉、どんどん出ます。新芽、新しく出た小さい芽は芽欠きします。
2
デンドロビウム(ノビル系)
置き場所、日が低くなったので北の塀の前で、昼は日陰になり、朝夕に直射日光の当たるコンクリートたたきに置いています。
生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、伸びている株から引き続き新葉が出ます。高芽、昨年出た高芽は昨年の新芽と同じです。新芽、主に、生長している昨年の新芽から出たものが、伸び続けます。また、夏新芽も出ます。特に1株から二本以上出たり、鉢の中側で出た芽は欠き取り、新芽を絞って充実させるようにします。
晩春咲種:5月末に開花株を入手、ほぼ一本立ち、新芽、伸びています。新葉、一部の株に出ています。
セイラーボーイ 'シラサギ'
下垂種 デボニアナム
置き場所、乾燥に弱く難しいとも言われているので、北の塀近くの植込みの下の日陰です。
生長、
新芽も高芽も元気に伸びています。
3カトレヤ 置き場所:植込みの根元か、家の北側。朝夕だけでも直射日光が当たると日焼けの恐れがあります。雨ざらしにずると、新芽が出たりぐんぐん伸びたり、新根が出たり、シースや蕾が大きくなります。蕾・シース、冬咲のジラ・ウィルダネス、秋咲ラビアタや冬咲きのプリズム・パレットのシースが出てきました。
新芽の元からは根が伸びます。
土増し:根が露出していたり、新芽の根元から新根が出てきたりするので、覆います。下記の世話参照。
不定期咲
秋咲
蕾・シース、ラビアタのシースが出てきました。
ラビアタの小さな新芽のシース
冬咲
蕾・シース、ジラ・ウィルダネス、プリズム・パレットのシースが出てきました。
プリズムパレット、左の株#2の方が小さいですが、冬知らずのおかげか、新芽は幅広くシースができました。
右の大株#1は冬から新芽が出ていましたが、春まで屋内にあったためか、ほっそりとしていて、シースが出ません。
新芽は夏芽が出ます。ミルドレッド・ライブズ
春咲
夏咲
開花、トシエ・アオキ 'ポカイ'や、蕾付き株を入手したハワイアン・ウェディング・ソング'ヴァージン'が3輪咲いています。
エピ マリエ x レリア テネブロッサの花茎と蕾
3+ミニカトレヤ 置き場所:カトレヤ大型種と同じ。花は、一休みです。冬・春新芽が伸び夏新芽も、雨ざらしの効果か、続々と出ます。その元からは新根も出ています。土増し:大型カトレヤと同じ。
不定期咲
生長、Lc.ミニ・パープル、Lc.コスモ・アロハ、Sc.フェアリー・ランド(親株並みまで)、Pot.メモリアル・ゴールドの
夏芽が伸びています。
蕾・シース: Pot.チェリー・ソング・アルバの
春芽のシースから蕾が出て大きくなりました。ミニ・パープルの
夏芽の葉の中にはシースがありそうです。
秋咲
生長、Pot.フリー・スピリットとホーカン・ビューティー、ハウ・ヤン・エンジェル'ペコ、Blc.ラブ・サウンド'パチパチ''の
夏芽が伸びています。
蕾・シース: Pot.フリー・スピリット
にシースが出てきました。
冬咲き
生長、Pot.
ルビーエースやSlc.ハワイアン・スプラッシュの開花株から出た
春芽が伸びて、親株と同じ大きさになりました。Slc.サンライズ・ドールの
春芽が伸びています。Sc.チェリービーの
夏芽が伸び、
冬芽は親株並みの草丈です。ています。カトリアンセ ドリス・アンド・バイロンは一鉢は
夏芽が伸び親株と同じ大きさになりましたがもう一鉢は休んでいるようです。
蕾・シース: Pot。
ルビーエースにシースが出てきました。
春咲き
夏咲き
チェリー・ソング・アルバ、不定期咲 蕾8月上旬
4コチョウラン 置き場所、日が低くなって南の軒下の棚が日当たりになったので、引き続き遮光ネットで囲っています。雨の日には短期間雨ざらしにすることもあります。
植え替え:ミズゴケ植えで残っている鉢は、鹿沼土への重ね着鉢増しを行います。高温期は根が元気で植え替え後の吸水不良による衰弱が防げる、ために植え込み材料を取り除く本格的な植え替えには適期です。コチョウラン参照
生長 高温性なので元気です。開花、属間交配種の満天紅系が咲いています。新葉が出たり、小さい葉が伸びたりしています。葉の間から新しい気根が出始めました。
4+ミニコチョウラン 置き場所:大型種と同様。花茎:新しい花茎が出たり、元気な花茎から枝が出たりします。満天紅やピュア・ラブの花茎が出てきました。
夏咲種:植え替え、7月中旬に開花株を入手したビオラセア系と思われるオレンジ花種を植え替えました。
5
パフィオペディルム 置き場所:家の北の壁または、北の塀の前の植込みの下で地面近くに置いています。生長、木陰で涼しく、真夏にしては雨の日が多くて、新芽がぐんぐん伸びています。
新葉、出ています。夏新芽、一部は出ています。
根、鹿沼土は乾きすぎず湿り過ぎずで根の繊細なパフィオに最適で、透明ポットの中で根が伸びています。
土増し:新芽の基などに新根が出るので、鹿沼土を加えて覆ってやります。
青葉
パフィオ・グループ:
生長、
左:スピセリアナム、右:リーアナム、どちらも鹿沼土と軽石などの混合培養土で透明ポット植え、根が良く伸びています
整形大輪交配種
生長、
新葉、新芽、
Enzan Branch x Kimura's Present、左:鹿沼土植え、植え替えせずにどんどん芯葉が伸びます 右:バーク植え、やや華奢です
6月末に入手したツヤ・イケダは
斑入り葉・薄葉
モーディエタイプ
生長、
新葉、新芽、新芽が出たもののあります。
左:新芽の伸び、右:新芽の基の根の伸び
斑入り厚葉小型
生長、
新葉、新芽、
マジック・ランタン
夏咲
6月末に
開花株を入手したリンレイ・クーポウィッツ Paph. Lynleigh Koopowitz (delenatii x malipoense)
生長、葉が伸びています。
新芽、細い葉が出てきました。鉢の中心の1本は
芽欠きしました
新五属
6オンシジウム
冬咲き種
二季咲き種
蕾、花茎、ゴワー・ラムゼーに出て長くなりました。スイートシュガーは伸び続けています。新芽、スイートシュガーに出ました。スイートシュガーは夏の開花株に脇芽が付いていて、それが生長してさらに春芽を出し、春新芽から、花茎が出てきました。
後ろに隠れている皺の寄った大きいのが昨年の開花バルブ、左が夏芽、前の花茎付きが春新芽です。半年ずつなのでバルブが段々小さくなってしまいます。
6'
ブラッシア 新芽、開花株の孫株がどんどん伸びています。子株のバルブは親株の半分前後と小さいです。
6'
マクレラナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、開花株の孫株がどんどん伸びて、草丈は親株の半分を超えました。
6’ コルムナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、どんどん伸びています。
6' ビーララ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、どんどん伸びています。スマイル・エリのミズゴケ寄せ鉢をばらして、透明ポット・鹿沼土で重ね着鉢増ししました。
6' ゴメサ 開花、終りました。クリスパ 'アルファ・ギガ'を重ね着鉢増ししました。
6+ミニオンシジウム
6' イオノシジウム(
オンシジウム群属間交配種・参照)
8セロジネ 置き場所、家の北側の半日陰に置いています。新芽、大きくなった芽からバルブが顔を出します。夏新芽も出ます。大株は伸びて葉が開き始めています。
インターメディア、左:花後の新芽(それぞれ右端) 右:鉢底近くに伸びた細い根
後半 インターメディア(左)の方がクリスタータ(右)に比べてバルブが萎れにくく、新芽は大きく、古いバルブからも出やすいようです
9ジゴペタラム 置き場所、日焼けしやすいので、家の北沿いに置いてあります。生長、新葉が伸び続けています。また、中心から新しい葉が出てきます。新芽、伸び続けています。新しく出た芽は芽欠きしました。
左:マリーアン、右の鉢の右端に新芽 右:ジャンジャックビーンズ、同じ株の右から伸びた芽と左から遅れて出た芽
冬知らずと夏の雨ざらしで昨年より大きい新芽 右:ジゴニシア・ムラサキコマチ、右端に新芽
雨ざらしや風通しの悪さで新葉の枯れや古バルブの腐れが一部に起きます
10バンダ、置き場所、北側の棚に、バンダ・ロールを吊るし、西日が当たるので遮光ネットを被せています。乾燥を抑え、湿り気を保つため、ブドウ棚の下に吊り下げました。
開花、ウィラットxマダム・ラッタナ’ボーイ’が咲き始めました。
花茎、フークス・デライトxアネット・ジョンの花茎が伸びています。
生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、根、気根が出てきたり、
枝根が出たりと、元気です。
小型種
バンダ・ロール、ペットボトル植え
アスコセンダ プリンセス・ミカサ
新葉を出しながら、気根も伸びているので、ミズゴケを足して気根を覆ってやりました。
続五属・番外
12キンギアナム 置き場所、北の塀の前に置いて昼間の日射を遮りました。朝夕は直射日光が当たります。生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、伸びている株から引き続き新葉が出ました。新芽、数センチに伸びています。さらに新芽が出ますが、小さかったり込みあったりは芽欠きします。
都心で周年屋外栽培の株:
凍傷から回復して赤い新芽を出し根元が太り、葉が少し見えてきました。右:新根がどんどん伸びる
12+スペシオ・キンギアナム 置き場所、北の塀の前に置いて昼間の日射を遮りました。朝夕は直射日光が当たります。1株の方は太くて長い目で葉は開かず、他方は細いですが葉が開いています。
今年入手した元気のよい株:
生長、昨年の新芽は伸び続けています。新葉、伸びている株から引き続き新葉が出ました。高芽、昨年出た高芽は昨年の新芽と同じです。新芽、まだ出ません。鉢が小さいせいでしょうか。鉢増しをします。
昨年入手し屋外越冬で凍害にあった株:
生長、昨年の新芽は休眠状態に見えます。新葉、出ません。高芽、出ません。生長、新芽、数は少ないですが6cmに伸び、新葉が出続けています。
12+大明石斛(タイミンセッコク) 置き場所、北の塀の前に置いて昼間の日射を遮りました。朝夕は直射日光が当たります。生長、新芽、霜害がひどいせいか余り伸びません。新葉、霜害がひどいせいかまだ出ません。
都心で周年屋外栽培の株:生長、都心では霜害が無く、元気です。新芽、まだ出ません。新葉、まだ出ません。
13 ミニバンダ 生長、
根、鉢によってばらつきがあり、水が十分な鉢は、根に枝が出たり、根の先の根冠が発達したり、株の根元から気根が出始めたりします。
新葉、根が生長し始めた株から、新葉が伸び始めます、新しく出てきます。新芽、春新芽はまだ出てきません。蕾:1株だけ蕾が出てきました。雨の良く当たっている株のようです。
後半:植え替え:ポットが計7.5cmと小さくミズゴケが古くなったので、柔らか植えのため根腐れなどの恐れはありませんが、重ね着鉢増ししました。
開花:白花開花、植え替えの影響は全然ありません。
バンダ・ロール、ペットボトル植え
アスコフィネティア ライオン・スター
左:気根から枝の出始め 右:ペットボトルの中の緑色の根は、上も下もどんどん伸びています
容器の中ほども、底でも、根が元気に伸びています。
ダーウィナラ ブルー・スター
日焼けして芯が無くなったら、脇芽が出てきました。 気根が露出しているので、ミズゴケを足しました。
14グラマトフィラム、
非開花株:
夏新芽、10cm前後に伸びています。生長、新芽の葉は伸び続けています。まだバルブにはなりません。花茎も今年の新芽もまだ出ません。
開花株:開花、開花株を入手しました。生長、夏新芽、花茎の根元から出て10cm前後に伸びています。
東洋蘭・和蘭
一 セッコク 生長:新芽、伸びています。
白鶴の新芽の伸び
植え替え:
二 フウラン(アングレカムの近縁)
置き場所、ミニバンダと一緒に南庭の植込みの下に置きました。
新根が伸びています。
開花:斑入り・富貴蘭の朝日殿の花は終りました。生長、朝日殿の小さい新芽があります。新葉、朝日殿の新葉があります。根、土増し、朱天王の気根がむきだしで伸びているのでミズゴケを足しました。
植え替え:
二+
名護蘭(エリデスの近縁)
置き場所、風蘭と同じです。新葉、小さな新葉があります。根、土増し、気根がむきだしなのでミズゴケを足しました。
五
報歳蘭 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は直射日光が当たります。親株が日焼けしたので真昼は当たらないようにします。生長、新芽が大きく、幅広くなってきました。芽欠き:株によってはまだ新しい芽が出るので、込んでいる処は片方を芽欠きしました。
五+ 駿河蘭 置き場所、家と西の塀の間で昼前後は直射日光が当たるので、猛暑期間中は北に移します。生長、新芽が30cm近くに伸びてきました。
山野草
a ミルトニア・スペクタビリス(低地産) 置き場所、庭の北の物陰です。生長、新芽が伸び続けています。1株の両側に出た芽も残しています。多くがバルブになっていますが、以前に開花した親株より小さく、一部の大きいものしか花芽がありません。花茎、伸び続けています。
7月 2011年
前半と後半に分けられます。は梅雨の後半で雨の晴れ間の日差しが強くなります。初夏の続きでどんどん暑くなりますが、後半から梅雨明して猛暑となります。
梅雨の間は高温と雨で生長が旺盛になります。夏芽が出てくる種類もあります。雨ざらしにすれば多くの種類は水やりなしで過ごせます。また雨でカイガラムシの孵化したばかりの幼虫や、ハダニを退治できます。長雨に当てると根腐れや病気が出ることもあるので、2日以上雨の時は軒下などに取り込むと万全です。
カトレヤ トシエ・アオキ'ポカイ'
ゴメサ クリスパ 'アルファ・ギガ' アスコフィネティア
他の月は、
冬、
春、
夏、
秋に分けて他のページにあります。
あらまし
花など:
コチョウランが咲き続けます。カトレヤの夏咲が咲き、秋咲のシースが大きくなります。ミニバンダの風蘭やその交配種のスコフィネティアが咲き。
園芸店で:
夏枯れで、コチョウラン以外の花は少なく、先月後半と同様に夏物のデンファレ、オンシジウムやグラマトフィラムやバンダ、風蘭、夏咲きのカトレヤが少し出回ります。
置き場所(日除け):
梅雨明けから初秋までは、真夏日(最高気温30℃以上)や猛暑日(最高気温35℃以上)になることが多く、多くの種類は生長を少し止めて休眠気味になります。日焼けしやすく日光を余り必要としないので、日陰気味の場所が安全です。
置き場所(雨ざらしと雨除け):高温期なので過湿の根腐れよりは水不足による生育不良に注意するようにし、雨ざらしにします。梅雨の後半や梅雨明け後は長雨の心配もありません。
主な世話:
水やり:
透明容器で、芯入りなどの根腐れしない植え方がしてあれば、根腐れしている苗以外は定期的な水やりで大丈夫です。真夏日は2日おき、猛暑日は1日おきと考えると分かりやすいです。雨が降れば水やりをしたと考えますが、木陰や軒下で濡れが不十分な鉢だけには雨上がりに見て水やりをすると、水の量が揃います。
土増し:
複茎種は昨年咲いた親の根元や、新芽からは引き続き根が伸びるので、根が露出しないように覆ってやると元気になり、子の新芽が出たり伸びたりします。単茎種でも新根が一番水を吸えるので露出させないと苗を元気にできます。
肥料:
肥料は春の元肥だけで十分ですが、半分にして、根や新芽が元気になってから追肥を置肥しても良いでしょう
病気:
日焼け
カトレヤとコチョウラン、バンダ、中でも大型の種類は、短時間でも直射日光に当たると日焼けしてしまいます。他の種類も直射日光が当たらないように置き場所に注意します。元々木漏れ日か半日陰で良いとされる、ジゴペタラムやパフィオペディルムも日焼けしやすい種類です。
カビ病
長雨に当たると、夏でも葉の薄い種類の新芽や新葉はカビ病で腐ることがあります。気になる人は特にオンシジウム、パフィオペディルム、ジゴペタラムは2日以上雨が続くなら雨除けすると安心です。
害虫:
ナメクジが活発になり、柔らかい新芽や根冠を食べられます。カイガラムシも生長が目立ちます。
7月の各種蘭の様子
下線付き属名のリンク先に育ち方と咲き方があります。育て方と咲かせ方は全部基本的に同じにしています。
五大属
1
シンビジウム 置き場所、引き続きやや遮光気味で雨ざらしが基本です。真昼以降の直射日光は危険です。
水やり、一般にはそろそろ毎日といわれることがありますが、このHPではなるべく回数を減らしたいと考えています。梅雨入り後も雨ざらしであれば、晴れた日にバーク植えは2-3日毎、鹿沼土植えなら週2回を目安にやります。
開花、ありません。新芽、どんどん伸びます。雨はまさに恵みです。
エンザン・フォレスト 'マジョルカ'の新芽 ワルツ 'ロマンズ' 凍害から回復始まる
2
デンドロビウム ノビル系
置き場所、日向のテラスに置いています。屋外冬越しの凍害の後遺症からやっと元気になりました。新芽が伸びています。
下垂種の春咲きのピエラルディーの開花株を入手しました。唇弁がフリル状になっていてきれいで、低温にも強く咲きやすいそうです。一方乾燥に弱く難しいとも言われています。
3カトレヤ 置き場所:植込みの根元か、家の北側。朝夕だけでも直射日光が当たると日焼けの恐れがあります。雨ざらしにずると、新芽が出たりぐんぐん伸びたり、シースや蕾が大きくなります。
前半:
開花、夏咲き種のメモリア・ヘレン・ブラウン 'スイート・アフトン'の開花株を入手しました。
写真はカトログさんから転載
蕾・シース、夏咲のトシエ・アオキ'ポカイ'の蕾が慌てて、秋咲のピュアズ・デライトや冬咲きのファイア・キャサリンのシースが出てきました。新芽は春芽が伸び、一部は夏芽が出ます。新芽の元からは根が伸びます。
左:夏咲のトシエ・アオキ'ポカイ'の蕾7月22日、蕾付きの左側が冬芽の元になった夏芽 右:開花7月29日
土増し:根が露出していたり、新芽の根元から新根が出てきたりするので、覆います。下記の世話参照。
右:モーニング・グローリーの蕾
エピ/マリエxテネブロッサのシースから伸びてきた花茎と蕾
3+ミニカトレヤ 置き場所:カトレヤ大型種と同じ。蕾・シース、冬・春新芽が伸び夏新芽も、雨ざらしの効果か、続々と出ます。フェアリー・ランド'ポポ'。
その元からは新根も出ています。土増し:大型カトレヤと同じ。
後半: 不定期咲のちぇリー・ソング・アルバは、芽が出たっと思ったら1月で親を超える大きさとなり、葉の間にシースができました。
チェリー・ソング・アルバ、不定期咲 左:6月20日 右:7月22日、下左シース 右蕾7月29日
先月入手した、夏咲のハワイアン・ウエディング・ソングが、シースから蕾が顔を出し始め、大きくなりました。
4コチョウラン 置き場所、中旬、日が高くなって南の軒下の棚が日陰になったので、外に出し、朝夕の直射を避けるため遮光ネットで囲いました。雨の日には短期間雨ざらしにすることもあります。
植え替え:ミズゴケ植えから、鹿沼土への植え替えを行います。梅雨の間は、新根が出始めて植え替えの適期、乾燥しないので植え替え後の吸水不良による衰弱が防げる、ために植え込み材料を取り除く本格的な植え替えには適期です。コチョウラン参照
高温性なので六月になると元気になってきます。花は、咲き続けています。新葉が出たり、小さい葉が伸びたりしています。葉の間から新しい気根が出始めました。
左:新葉 右:花茎の枝の出始め
4+ミニコチョウラン 置き場所:大型種と同様。花茎:新しい花茎が出たり、元気な花茎から枝が出たりします。
5パフィオペディルム 生長、後半:高温と雨で、新葉や新芽がぐんぐん伸び、
夏新芽も出ています。
根、鹿沼土は乾きすぎず湿り過ぎずで根の繊細なパフィオに最適で、透明ポットの中で根が伸びています。
青葉
パフィオ・グループ
左:スピセリアナム、右:リーアナム、どちらも鹿沼土と軽石などの混合培養土で透明ポット植え、根が良く伸びています
整形大輪交配種 x Kimura's Present、左:鹿沼土植え、植え替えせずにどんどん芯葉が伸びます 右:バーク植え、やや華奢です
斑入り葉
モーディエタイプ 左:新芽の伸び、右:新芽の基の根の伸び
斑入り厚葉小型
マジック・ランタン バーク植えで鉢底近くに横穴開け、土増し
新五属
6オンシジウム 後半:蕾、新芽、どんどん伸びています。大きさにバラツキがあります。
スイートシュガーは夏の開花株に脇芽が付いていて、それが生長してさらに春芽を出し、春新芽から、花茎が出てきました。
後ろに隠れている皺の寄った大きいのが昨年の開花バルブ、左が夏芽、前の花茎付きが春新芽です。半年ずつなのでバルブが段々小さくなってしまいます。
6' ブラッシア
新芽、どんどん伸びています。バルブがだんだん大きくなってきました。
6'
マクレラナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、どんどん伸びています。
6’ コルムナラ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、どんどん伸びています。
6' ビーララ(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、どんどん伸びています。
6' ゴメサ 開花、クリスパ 'アルファ・ギガ' Gomesa crispa 'Alphagiga'の開花株を入手しました。ブラジル産でミルトニアに近縁と言われています(ミ.スペクタビリスはブラジル産、主体はアンデス・コロンビア産)
6+ミニオンシジウム 新芽、ケイロホルム、トゥインクル'ダイアモンド・ファンタジー'の新芽が伸びています。フラグランスファンタジ花茎、トゥインクル'ダイアモンド・ファンタジー'の新芽から花茎が伸びて蕾が膨らみ始めました。バルブができているのもそうでないのも花茎が出ます。
6' イオノシジウム(
オンシジウム群属間交配種・参照)
新芽、伸びはゆっくりで、大きくならに株もあります。
7エピデンドラム 置き場所、家の北側の半日陰に置いています。開花、休み。生長、新しい子株は伸び続け、花茎や高芽が伸び、蕾になってきます。新芽、コロナとローズバレーは鹿沼土に植え替えたので休眠中です。
植え替えなかった鉢は根が伸びて新芽も伸びています
小型種セントラデニウム、後半、新芽、高芽が伸びています。新葉は出てきません。
8セロジネ 置き場所、家の北側の半日陰に置いています。新芽、開花小株の新芽がやっと出てきました。大株は伸びて葉が開き始めています。
クリスタータ:左の大株と右の中蕪からの新芽、 右:小バルブ株の新芽(右側)
インターメディア、左:花後の新芽(それぞれ右端) 右:鉢底近くに伸びた細い根
後半 インターメディア(左)の方がクリスタータ(右)に比べてバルブが萎れにくく、新芽は大きく、古いバルブからも出やすいようです
9ジゴペタラム 置き場所、日焼けしやすいので、家の北沿いに置いてあります。生長、新葉が伸び続けています。また、中心から新しい葉が出てきます。水やり、雨がなければ週に2回が目安、
新芽、かなり大きくなって伸びが緩やかになっています。
左:マリーアン、右の鉢の右端に新芽 右:ジャン・ジャック・ビーンズ、同じ株の右から伸びた芽と左から遅れて出た芽
冬知らずと夏の雨ざらしで昨年より大きい新芽 左:ジゴペタラム 右:ジゴニシア・ムラサキコマチ、右端に新芽
雨ざらしや風通しの悪さで新葉の枯れや古バルブの腐れが一部に起きます
10バンダ、置き場所、屋外に出して、快晴の日は北側に、そうでない日は日当たりに置いています。室内に入れて20℃以上を保ち、週1-2回の水やりで枯らさずに春を迎えることができました。他の種類と違って殆ど日が当たっていませんでした。下から落葉が進んでいます。また、中ほどが落葉した苗もあります。新しく入手した高温性の大苗は、カイガラムシが付いているようで、退治のために葉水を掛けましたが、葉元が乾かずに落葉につながったようです。
後半、梅雨の雨と高温で、
気根が出てきたり、
枝根が出たりと、元気になってきます。
先月に新たに2種を入手し、梅雨時で雨が多いことに期待して、根をむき出しで世話してきましたが、数日おきに水やりしても根冠が枯れたままでした。根元近くは元気。そこで、これらも
巻き寿司植えを開始、根際が横に伸び幅広くなっているので、別のネットで二重に包みました。
冬は暖かく冬知らずにしていると、大抵のランは勝手に咲き始めます、
続五属
11 デンファレ 後半:置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。ミズゴケ植えでは根腐れしやすいのですが、バーク植えと鹿沼土植えなので大丈夫なようです。新芽、高温性と言われている通り、他の種類より遅れて、やっと出始めました。花茎、頂点から出始めた株があります。
11+フォーミディブル、前半:置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。開花株、竜馬の開花株が五月から出回っているのを入手しました。バークでビニールポット植えの寄せ鉢です。生長、新しい葉を出しながら茎が伸びます。根元近くの脇新芽が少しずつ伸びます。まだゆっくりです。
後半:置き場所、梅雨の晴れ間の直射光で少し日焼けするので、北の塀の前の昼前後には直射光の当たらない場所に移しました。
12キンギアナム 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。前半:開花、地域によっては屋外で越冬させた株の開花が続いています。回復、暖かさと梅雨の雨ですっかり元気になり、葉がやっと青々してきました。夏新芽、数センチに伸びています。鉢増しで大株になったキンギアナムは都心で無事越冬して花が増えました。さらに広浅鉢に鉢増しして緩効性化成肥料をやりました。
凍傷から回復して赤い新芽を出し根元が太り、葉が少し見えてきました。右:新根がどんどん伸びる
12+スペシオ・キンギアナム 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。新芽、1株の方は太くて長い目で葉は開かず、他方は細いですが葉が開いています。新葉、昨年の新芽から新しい葉が出ています。
12+大明石斛(タイミンセッコク) 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。新芽、霜害がひどいせいか余り伸びません。新葉、霜害がひどいせいかまだ出ません。都心では霜害が無く、新芽がどんどん伸びています。
13 ミニバンダ 生長、
根、鉢によってばらつきがあり、水が十分な鉢は、根に枝が出たり、根の先の根冠が発達したり、株の根元から気根が出始めたりします。
新葉、根が生長し始めた株から、新葉が伸び始めます、新しく出てきます。新芽、春新芽はまだ出てきません。蕾:1株だけ蕾が出てきました。雨の良く当たっている株のようです。
後半:植え替え:ポットが計7.5cmと小さくミズゴケが古くなったので、柔らか植えのため根腐れなどの恐れは少ないですが、重ね着鉢増ししました。
開花:白花開花、植え替えの影響は全然ありません。
ライオン・スター 左:気根から枝の出始め 右:ペットボトルの中の緑色の根は、上も下もどんどん伸びています
アスコセンダ プリンセス・ミカサ 左:気根から枝の出始め 右:新葉の伸び
ダーウィナラ ブルー・スター
14グラマトフィラム、新芽、付いてい蕾なし株を入手しました。
15デンドロキラム 置き場所、植込みの下の半日陰に置いています。生長:グルマセウムの大株は大きくなったバルブには変化がありませんが、新芽のバルブが太くなります。新芽、小株は新芽が少しずつ伸びる程度です。
後半:生長:デンドロキラムは夏は休眠するという説もありますが、元気な株は新芽を出します。グルマセウムの大株で、バルブが小さかった新芽は引き続き大きくなります。小株の新芽は、梅雨の間の薄曇りの光で日焼けしてしまいました。春新芽、大株は新芽を出している株があります。若株の一部は葉が枯れてしまいました。
左:グルマセウムの大株、皮の付いているのと正面左が新芽で、親株と同じくらいに大きくなっている物もあります
小型種フォルモーサム
左の鹿沼土植えは元気ですが、右のバーク植えは元気が無くバルブは茶色く変色し落葉しています。
後半、グルマセウムの新芽
追加五属
16 マキシラリア 置き場所、植込みの下の半日陰に置いています。
ポリフィロステレ 新芽が伸び続けています。
後半:新芽、伸び続け、根元が太くなっています。
バルブの横から伸びている細くて黄緑色の株が新芽、2枚の葉が開き始めています。
シュンケアナ
新芽が伸び続けています。芽欠き、新芽がバルブの両側から出るので、小さい方を全て折取りました。
後半:新芽、さらに
伸び続け、葉が開いています。
後半 ポリフィロステレ 左:右の新芽は後から出た方を芽欠き(緑の折れ跡) 右:沢山の新芽、昨年の株はやや強い日射に当たった時に少し黄変
シュンケアナ 剣のような細い芽が伸びる、両方から出たら片方を芽欠き
根元の根が露出しているので、鹿沼土で覆いました。
デンドロビウム・デボニアナム系(垂下種)ピエラルディ
開花株、を先月末に入手しました。開花、花期は2週間ほどと短いそうで終りました。
後半:
新芽、入手直後は元気がありませんでしたが、梅雨入りして植込みの下に置き雨に当てていたら、新芽が伸び、高芽も伸びています。
左:開花株の根元からでた新芽が梅雨で元気になり輝く新葉を伸ばす、右:高芽も元気になる
東洋蘭・和蘭
一 セッコク 生長:新たに入手した株や、外の冬越しで弱っていた株が元気になりました。
ミズゴケを盛り上げて空洞・ドーム植えの長生蘭、和蘭では根腐れが話題になることは稀です。右は鉢の中の底芯
二 フウラン(アングレカムの近縁)
前半:置き場所、ミニバンダと一緒に日だまりの棚に置き、少し遮光しています。新根が伸びています。
後半:置き場所、植込みの根元に置いています。開花:斑入りの朝日殿」の開花株と朱天王の蕾付き株を入手しました。
二+ 名護蘭(エリデスの近縁)
後半:小型株を入手しました。基本種の青玉丸です。
三 春蘭・中国春蘭 置き場所、家の北側で、鉢植えのまま1年中植込みの下に置いています。
四 エビネ 家の北側で、鉢植えのまま越冬させた株に、新芽が出ています。
五
報歳蘭 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。庭の南の植込みの下です。新芽、大きく、幅広くなってきました。芽欠き:まだ新しい芽が出るので、親株の両側から出たものは片方を芽欠きしました。
五+ 駿河蘭 置き場所、家と西の塀の間で、昼前後は梅雨の弱い直射日光が当たります。新芽、10cm程に伸びてきました。後半、。芽欠き:鉢の中央近くの新芽は芽欠きをしました。
伸びた緑色の新芽と、出始めの赤い小さな新芽
山野草
a ミルトニア・スペクタビリス(低地産) 置き場所、庭の南の植込みの下です。後半:家の北側です。新芽、伸び続けています。1株の両側に出た芽も残しています。
後半、新芽が親芽より大きくなり、花茎が出てきました。
2011年
6月
6月の置き場所
直射光に弱い4コチョウランは、日が高くなったので、軒下に置けば大丈夫です。
もっとも強光に強い1シンビジウムは、ほぼ日向で大丈夫ですが、下が照り返しのあるような場所では昼以降に日焼けすることがあるので昼以降は直射光が当たらない場所を選びます。
強光に強い、2デンドロビウムノビル系、12キンギアナム系、一セッコクや五報才蘭、13ミニバンダ、二風蘭は昼以降の直射を避けます。
中光種でも割に日焼けしにくい6オンシジウムや、10バンダ、11デンファレ、11+フォーミディブル、7エピデンドラム、14グラマトフィラムは明るめの木漏れ日に当てます。
中光種の、3カトレヤ、はやや暗めの木漏れ日か、家の北側で朝夕以外は直射日光の当たらないところに置きます
やや弱光の、5パフィオペディルム、8ジゴペタラム、9セロジネ、15デンドロキラム、aミルトニア、16マキシラリアは植込みの木陰か、家の北側で直射日光の当たらないところ
屋外などの置き場所の段階、大まかに分けても以下の22グループを8段階に分けています
1 シンビジウム1、デンドロビウム2、キンギアナム12・報才蘭五 1日中日だまりの直射日光では日焼けの恐れがあるので、透明な屋根の車庫や、午後は日のかげる処に置いています、車庫は午前中は直射日光が当たりません。
2 オンシジウム6・エピデンドラム7・デンファレ11・フォーミディブル・ミニバンダ13・セッコク(長生蘭)一・フウラン二 日焼けしにくい方なので日向の多段の棚に並べ、遮光ネットを前にかけます。木漏れ日の下でも大丈夫です。
3 バンダ10 日焼けしやすいので快晴の時には日除けをしますが、それ以外は半日日の当たる風通しの良い所に吊るします。
4 カトレヤ3・ミニカトレア 直射日光が少しでも当たると日焼けすることがあるので、その一方で高温に温めたいので、日向のテラスに置き、遮光ネットをしっかり被せます
5 マキシラリア16・デンドロキラム15・ミルトニアa 弱光性を含むので、植込みの根元の木漏れ日や、ブドウ棚の陰など、直射を避けた日向に置きます
6 パフィオペディルム5・ジゴペタラム8・セロジネ9 日焼けしやすいので、北の多段棚や地上に置いています。西日が間接で当たります。
7 春蘭三・エビネ四 古来の方法である、植木の根元で一年中育てています。家の北側で日が低い季節は日陰です。
8 コチョウラン4・グラマトフィラム14 室内の南の窓辺ですが、直射日光はもう入りません。室内では、引き続き暖房して、最低温度を20℃近くに保ちます。
6月の水やり−
雨ざらしにすると水やりの手間が減ります。多くの種類は1週に1回以上雨が降れば水やりの必要がありません。
植え込み材料が水を弾かなくなり良く育つと同時に、カイガラムシの幼虫が駆除でき
ます。殺虫剤はやった時以外に繁殖した幼虫も防げないので、度々雨ざらしにする方が効果は大きいです。
カビ病になりやすいパフィオ、ジゴペタラムは雨続きの日は雨除けのある処に置きます。
6月の増し土など
増し土
芽が高い所から出ると新根が出にくかったり乾いて枯れたり気中の根冠をナメクジに食われたりするので増し土により隙間を無くします。根元の露出している根は枯れやすいので、増し土により覆いをします。
左:ミニカトレアの根元の上から出た新芽 右:隙間に新しい鹿沼土を足してやります(白く乾いて見える粒)
左:ミニカトレア/イサベラ・ストンの根元に露出した根、右:露出した根と、新しく出た根の赤い根冠2個
植え替え
シンビジウム1、鹿沼土植えは2年たっていないので不要です。バーク植え
デンドロビウム
カトレヤ、昨年夏の新しい株は既に鉢増ししているので不要です。秋以降の新株を鹿沼土に植え替え鉢増し
ミニカトレア3 これまで、径7.5cmの小鉢にバークで植えてある苗を、径9cmに鉢増しし、同時に鹿沼土の重ね着にしました。
パフィオペディルム、鹿沼土植えは不要、新苗は済、追加分は暖かくなったのでバーク系から鹿沼土に植え替え、
コチョウラン、鹿沼土への植え替え分は終了
オンシジウム6、バークが古くなり、高芽になっている株もあるので、主に鹿沼土植え替えます。
エピデンドラム7、鹿沼土への植え替え分は終了
ジゴペタラム8、鹿沼土に植え替え、新苗は鹿沼土への重ね着鉢増し
セロジネ9、新苗は重ね着鉢増し終了、ミズゴケから鹿沼土へ、バーク植えは1年程度なので不要
バンダ10、昨年始めたミズゴケ巻寿司植えは傷みが少ないので、植え替え不要
デンファレ11
フォーミディブル11+、昨年バークで植え替えたので不要ですが、一鉢を鹿沼土に変えます。
キンギアナム12、鹿沼土植えは不要
ミニバンダ13、ミズゴケ芯入り植えで、ミズゴケがやや古くなってきました
グラマトフィラム14
デンドロキラム15、
セッコク一、ミズゴケ小鉢から鹿沼土に植え変え済
フウラン二
春蘭三、ビニールポット植えを庭に埋めたままで、土が少なくなっていたので、
エビネ四、同上
報才蘭五、駿河蘭五+、鹿沼土植えなので植え替え不要
ミルトニアa、秋にするように言われていますが、株が大きくて元気で、冬知らずで生長が始まっているので、春で支障はありません。
ミズゴケからバークや鹿沼土への植え替えも、芽や根が元気な株から始めます。
(4)肥料−年1回の置肥、元肥として
植え替えは余りしないので、また、冬知らずで大半がすでに新芽や根を出しているので、屋外に出すと同時に緩効性の肥料を置き肥します。説明書に書かれている量を目安にします。
機械的にやって構いません。
透明ポットに植えてあって根を見ると、元気な苗では新しい根が広がっています。また、新芽の基に新根が伸びていることがあります。このような状態の時に、元気な根の多い所には少し多めに肥料をやると効果的と思われます。
徐放性肥料は、初めは多く溶け出すとのこともあり、最初の置肥は適量目安の半分位にして、梅雨時の生長が旺盛になってから元気な苗を中心に残りの半量などを追肥するようにしています。
2010年
7・8月(2010年)
五大属
1シンビジウム 早咲き種は花茎から蕾 28日 2デンドロビウム・ビゼンアケボノ(早咲き種)の花芽
新五属(仮称、普及種)
続五属(仮称、花物など)
高山種
16 ミルトニア 17リカステ 18オドントグロッサム 19ソフロニティス 20マスデバリア
東洋蘭・和蘭
21石斛(長生蘭) 22風蘭(富貴蘭) 23春蘭 24エビネ10月17日 25駿河蘭 25+報歳蘭