洋ラン学園
バンダ

バンダは根を育てる、葉が育つ

空のペットボトル植え

で根腐れの心配から解放される
空気が最高の植え込み材料、霧吹き水やりで根が枯れずにどんどん伸びる
葉が20枚あれば咲く目安
 
初めに

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
どの種類も同じ世話
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない
2023年

葉が20枚以上あり、太根の伸びた有望株を手に入れて、太根を育てて、1年後に咲く

2022年5月に充実した太くて葉が30枚余りある株が手に入りました。根は太くて短かったです。
空のペットボトルに入れて、翌年は蓋をして乾燥を抑え、乾き気味の時に霧吹きしました。
2023年11月末に入手時の先端近くだったところから花茎が出てきました。
バンダは輸入苗が多いですが、現地の細根が主体の株は枯れやすく、日本で太根が伸びた株は、枯れにくい一方で腐れやすいです。
同時に始めた根の細い株はうまく行きません。2023/11/07

2022年入手株

http://www.florayanoorchid.server-shared.com/vandablue.html

花の名前/パクチョンブルーNo.2

■英 名 /Pakchong Blue No.2
■交配名 /V.Doctor Anek × V.coerulea
■咲く時期/
■輪 数 /4輪程度
■株サイズ/12〜20cm程度
■花サイズ/7〜8cm程度
■開花季節/春
■特 徴 /パクチョンブルーの別個体です。便宜上No.2として分けて掲載しております。まだ2株のみの開花ですので、今後の開花回数や開花時期などは変動する場合がございます。セルレアの系統が強く出た個体です。

■花の名前/パチャラデライト

■英 名 /Pachara Delight
■交配名 /V.Karulea × V.Gordon Dillon
■咲く時期/
■輪 数 /3〜6輪程度
■株サイズ/20〜50cm前後
■花サイズ/9〜12cm程度
■開花季節/春・夏・秋
■特 徴 /現在取り扱っている青色の花の中では、最も濃い青色をしています。花の形も非常にきれいです。年に3回、条件が良いと4回ほど咲きます。

2023年

V. Pakchon Blueが11月初めに花茎を出しました。
根が健康に保てて、葉は1年目の22年は1枚しか出ませんでしたが、2年目の今年は5枚増えました。
夏から秋にかけて続けて3枚出ました。
花茎はもっと下から出ると思っていましたが、入手時の終わりに近い所から出ました。

V. Pakchon Blue,V. Pachara Delight
2022/05


07/28

葉萎れ


上部新根無し


9/15
















2022茎厚葉#333435
3637383940花茎蕾花
5/3
14










6/16
187.5









7/9
15










8/8
177.5









8/24
18111.5








9/12

134








9/

156








10/16
17168








11/6

16.59








2023












1/17


11








2/11


12
1






3/1


13
1.5






5/11

1617
8.51





6/6

1718
13.55





8/31


17.2
2018144.5



10/22






14132


11/6






141432

12/16






181445.21x0.8
12/30









10.52x1.2
2024












1/6









241.2x0.9











































2022/04


2020年入手株太ペットボトル植え

Pat DelightSuksamran Golds x Thai Spots
2020
/02

/06


2020/06
2020/12
2021/07


2020/05



Tokyo Blue 1




2




3




Pat Delight




Suksaman Gold




Pakchon Blue




Pachara Delight




V. coerulea1




2

















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今節(今月)の洋ラン・洋蘭24節気・最新




2022-23年

初めに
2022年は根をむき出しで大小のペットボトルや小さな水槽に入れ、ビニールで蓋をして、水を溜めることなく、主に霧吹きで補充するようにしました。
高温期間には、根が伸び、新葉が出て、順調に生長しています。
2023年の初めに小型の開花株を入手しました。
根は乾いています、
早速最初からペットボトルに入れます。
根が細いと枯れやすいです。

夏の人工夕立ち

夏は庭の水やりが欠かせません。そのため「カスケード・オッシレート・スプリンクラ−」という水撒き器をホースにつないで自動で水やりをしています。
バンダは高温期には毎日の水やりが必要とされています。シャワーの水の当たるところに置いておけば、「人工の夕立」に当てることができます。2023/07/11

Ascocenda Princess Mikasa Orch.Soc.Thailand RHS synonym 1983

Princess Mikasa, Pure White
Vanda Royal Sapphire × Vanda coerulea
Vanda Royal Sapphire, Hawley/Levi 1980, Vanda Waianae Blue × Vanda Yip Sum Wah
V. coerulea 57.03%, V. sanderiana 21.88%, V. (Asctm.) curvifolia 12.5%, V. tessellata 3.13%, V. tricolor 2.34%, V. dearei 1.56%, V. luzonica 1.56%
アスコセントラムとの属間交配種、小型
Ascocentrum distribution: Tropical Asia; northeast India, Indochina, the Philippines and Taiwan.
Vanda curvifolia is a species of orchid found in Assam India, eastern Himalayas, Nepal, Myanmar, Thailand, Laos, southern China and Vietnam.
 



2022年版初めに

これまでに、根をむき出しのペットボトル植えにより、根腐れの原因を取り除き、保湿も行えるようになりました。
しかし、水やりしてペットボトルに数日溜めたままにしたり、雨ざらしで溜まったりして、底の根腐れを起こしてきました。
また水やり間隔が空きすぎて保湿が足りず、根の一部が枯れたりしています。
そこで今年は、サランラップやポリエチレンシートでペットボトルの口の隙間を減らしています。
また水やりの代わりに、霧吹きで根に水を掛けるようにしました。
ほったらかしとは言えませんが、むき出しより根が枯れず、鉢植えより根腐れしません。
2022/08/27

V. Khnlit x 3/ V. Pat Delight, V. Suksumran Gold x Thai Spots, V. Pakchon Blue, V. Pachara Delight, /V. coerulea x 2

根冠の数を数え根の重さを測る

ペットボトル植えでは、植え込み材料は空気なので、全体の重さは苗とペットボトルだけです。根が充実してくると根の重さの割合が高くなり、しかも全体の重さの変化は根の重さの変化が主体です。
根が元気だと重く、見かけは同じ量でも萎れていれば軽くなります。
水やりすると水を吸って重くなり、水切れすると軽くなります。
そこで観察する以上に根の育ち具合を定量的に知ることができます。2022/09/29
生長は水やりで決まります。定期的に霧吹きして、初夏にかけて根が生気を増します。根冠が出始めたら順調です。
葉が伸びて新しい葉が出ます。
元気が足りなければ霧吹きの間隔を狭くして保湿に努めます。根冠の数が目安になります。10/05


葉#9/29







2020/10Tokyo Blue 120572








221735








329688







21Pat Delight27596








Suksaman Gold26420







22Pakchon Blue36369








Pachara Delight19328







22/V. coerulea118









214











2022年入手株

バンダ セルレア

小型の種類です
葉数が20枚ほどの開花株があります
バスケットも小さくて、普通の大きさのペットボトルや、小さな水槽(虫かご)にぴったりです。
元気な葉20枚を当面の目標にします。
途中から、他の株と同様に、ポリエチレンシートで蓋をしました。
保湿が良くなり、冬でも根冠が伸び、霧吹きでたまに水を与えるだけです。
根も小ぶりで観察しやすいので、2023年には根の生長の代表例として調べることにします。
2023年

冬、年が明けてからは、若株の方だけ新葉が出ました。2月には根冠が再び伸び始めました。
2022#1#22023#1#2
2/23


葉#19,7.5cm 枝に根冠葉#16 5cm 上の根に根冠
05
5/23葉#203p
#1-16#1-12






6/16葉#17 1cm 新根葉#3上9cm, 5上1cm葉#13 0.5cm 根全て伸び


7/9新根葉#7上

葉#211cm
7/28葉#18 2.5cm葉#14 2cm


8/8蓋上部枝に根冠 全白上部枝に根冠


8/23




9/12根乾き気味

葉#底に根が広がって緑
10/1#19 1cm#15 3cm


12/25#18 12.5, #19 4.3#15 6.5






2021年版初めに
バンダは根がむき出しのバスケット植が普通です。
温室でうまく管理しないとすぐに根が枯れていきます。
鉢植えでは根がすぐに腐ります。
普通は根を元気に維持することさえ困難です。
大きなペットボトルに植え込み材料無しで根だけ入れると、根はむき出しなので根腐れとは無縁で、保湿できて根が枯れません。
高温期には木漏れ日のある場所に置いたり吊るしたりします。
根は伸びて枝を出し根冠が立派です。根の心配が無く、株が元気で大きくなる魔法です。
その内花が咲きだします。
乾きが続いたときだけシャワーを注ぎ込みます。
根の色がやや緑になるように水やりを試します。
低温期の世話も考えていきます。
苗と根の大きさに応じて、色々なペットボトルを使います。

2021/08/21



ペットボトル植えで開花

下記のように昨年の1月に大株が手に入り、根がそれほど長くなかったので「からの大きいペットボトル植え」を再開したところ
1年半たまに水やりしただけで、根は元気を保ち太く伸び枝を出して根冠が再生し、葉は伸びて新しく出て
6月になって花茎が出てきました。
バンダという最高の難関にも有効と確認できました。2021/06/10

パットデライト

■交配名 /V.Kasem's Delight × V.Fuchs Delight
■咲く時期/
■輪 数 /4〜8輪程度
■株サイズ/40〜60cm程度
■花サイズ/10〜12cm程度
■開花季節/周年咲きで年に2〜3回
■特 徴 /濃いピンク色のきれいな花です。春は多頭先の傾向が強いです。
   



ウオーターサーバー植え

2020年秋苗

バンダ/クンリット V.Khunrit


http://www.florayanoorchid.server-shared.com/vandapink.html#khunlit
V.Tokyo Blue × V.Ogden Phipps
■咲く時期/一部11月初旬以降 ■輪 数 /5〜10輪程度
■株サイズ/35〜45cm程度 ■花サイズ/8〜9cm程度
■開花季節/夏
■特 徴 /ピンク色の網目が入った個体です。丸みを帯びた花形で、淡いピンク花に白いストライプのコントラストが綺麗です。2017年7月仕入

2023年
元気な株から11月初めに花茎が出てきました。
芯が止まった株は、根元から小さな脇芽が2本出てきました。
もう一本は根の調子が悪いです。細いペットボトルに変えました。

根を育てるの目安として重さがあります。太い根が沢山伸びていると株の重さの半分以上を占め、どんどん重くなります。
からのペットボトル植えだと全他の重さに近くなるので良く分かります。2023/11/07



2022年
2022年秋から蓋をして乾きを抑え、水やりの代わりに霧吹きにして水たまりを避けるようにしました。
2022/10/06


2020-2021年
温室で切り花用などに育てられているバンダは、長い根がたくさんあってペットボトルに入りません。
そこで、ポリ袋に入れましたが、長く密封しておいたら、冬の室内でかびて腐りかけてしまいました。
幸か不幸か根が小さくなったので、春に屋外に出す時にバスケットごと10リットル前後のウオーターサーバーに入れました。
底穴無しなので、大雨が降ると水が溜まっています。雨が長く降らないときにだけシャワーを注ぎ込みました。
横から入る日で日焼けしたり、芯葉が腐ったり、受難の日々でした。
しかし、根は元気で、伸びて根冠が出ています。
7月末に芯の枯れた株から脇芽の枝が出てきました。
2021/07/31
   

門バンダ

根が多くなければ2リットルの焼酎のボトルに入ります。バスケットは取り除き、水はたまに全体にかけるだけ



水やり-バンダは根を育てる

これまでは根を枯らさないことを目標にしていました。
ペットボトル植えとウオーターサーバー植えでこの課題が解決できたので、次に大きく育てて咲かすための検討に進みます。
ここでも、透明容器で根の状態が見えることは効果的です。
バンダが育つのに一番大事なことは、根が元気なことだからです。
この植え方では、太根の先が伸びて、枝が出て、根冠が元気です。その結果葉が伸びて新しい葉が出て、花茎が出ます。
水やりは雨が1週間もなければ、容器の中に水を注ぎますが、それ以外の大半の期間は何もしませんでした。
その結果、太根の表面は白いです。雨が続くと緑色になります。
そこで次に、根が真っ白にならないでいくらか緑が保てるように水やりを目標にします。
2021/09/18

2021年
9月18日
台風接近で長雨、
ペットボトルは蓋をして雨を底に溜めた方は根が緑色、もう一つは白。
ウオーターサーバーの方は木の下で雨が当たっている方は緑、軒下で雨が当たらない方は白、雨に当てる。


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ミニバンダ表紙



2021-22年
ウオーターサーバー植え

根の長い株なので、ペットボトルには入りません
大きなウオーターサーバーに入れることにしました。
雨ざらしで雨が入るようにしておくと水やりが少なくて済みます
たまにホースで水を注ぎます。
水が溜まったままにして根腐れが起きました。



目次
大型ペットボトル植え
2020年春苗
バンダパットデライト
Suksaman Spots x Thai Spots


ペットボトル植え
アスコセントラム/ミニアタム

旧データ抜粋

2020年版初めに
バンダはコチョウランと共に熱帯アジア産の単茎種です。
コチョウランをしのいで洋ランの中で最も根腐れしやすい種類です。
殆どが温室で根をむき出しのバスケット植で育てられています。
洋ラン学園でも鉢植えでは中々うまく行きません。
これまで色々な方法を試してきました。
他の種類はめどが立ったので今年はバンダに改めて力を入れることにしました。
冬入手の株で初夏に始めた最新の長逆さペットボトル植えは根の少ない鉢では調子が良さそうです。
そこで秋にさらに根の多い株を入手し、ポリ袋で再度育てることにしました。
バンダ類は大きなグループなので、小型種や日本の風蘭との交配種をミニバンダとして分けてあります。
小型種では根が多くバスケット植えの物をペットボトル植えにしました。
風蘭との交配種は、鹿沼土大粒植えでとても元気です。2020/10/13

パットデライト Pat Delight

2020年2月、買ったばかり
バスケット植で根がそれほど長くないので、焼酎の2リットルの大びんの底を切り逆さに入れました。
根は休眠中です。




2021年

8月
ウオーターサーバー植えは根が緑色を帯びているのに対して、白く乾き気味なので、根の上にミズゴケを被せました。

7月
木陰で葉も根も花茎もぐんぐん伸びています。
数枚の薄い皮に覆われて一つに見えた蕾が分かれてきました。
最も伸びた太根はペットボトルの外に出てきたので、先まで中に入れてやりました。
最初は古い長くて細い根と新しくて短い太根が半々の感じでしたが、もう太根が長くなって主体になっています。

花茎の伸び

3月27日に20℃以上の部屋から屋外に出し木につるしました。
一度根冠が消えたようです。
6月初めに葉と葉の間に花茎と蕾が隠れているのが見つかりました。
最初は育ってくれるか心配でしたが順調に伸びています。
蕾も1個だけに見えたのですが、伸びるにしたがっていくつかに分かれてきたようです。
2021茎厚18葉#19202122花茎長さ蕾幅長さ 枝根/根冠
長さ

2022茎厚葉#232425262728












1/11
163






20/2/241.75.5





























3/27
217

















4/10
219






6/15

1.5






6/16
25152




兆し
7/71.55






3cm
7/9

217




始まり
8/20

13.5






8/8

25.515.53



10p
9/14







根冠
9/12


23.512




10/91.5262715



葉間すきま
10/16

2725.5174


根冠消え
10/31
272915





10/26








1つのみ0.7











11/18


2619.56.5














12/18



207



2021









2023









01/08

3018.54




1/17


272312



1/25


20x2.2V5.5















3/27


228




3/1



2514














5/11


272617.51













5/22



25182


6/9
2832291923?













6/17





10













6/21




3.3122x1.32cm











6/25





15x0.7w1.7












6/30




419w2xl3












7/6



214.721
5/2cm











8/14



2713

花了













6月
冬は室内で暖かく過ごしました。
4月に最低10℃以上でまた屋外の木の下に戻しました。
春の間めったに水やりをせず、見ることも殆どしませんでしたが
6月の初めに1株の葉の間から花茎が出ていることが分かりました。
根冠は一時消えたようですが、近頃また出てきました。10本ほどあり緑でなく茶色です。

月末には花茎がずいぶん長くなって先が分かれてきました。
19日



   

  


1月
最低気温が20℃を下回るころから室内に入れ、数日ごとに中に水やりか霧吹き
根冠を維持したまま冬を越しました。
   

2020年
6月

春に屋外の気に吊り下げたバスケット植えの長い逆さペットボトル植え、1年目は雨が降らない時はポリ袋で包んで二重に保湿、新根から出た緑の根幹 根の多い別株はポリ袋植え

5月
  
根は約20枚あり、洋ラン学園の有望株の目安に達しています。根が元気になり根冠ができ始めました。





ミニバンダ表紙
フウラン交配種
アスコフィネティア/チェリーブロッサム
アスコフィネティア/チェリー
アスコフィネティア/チェリー
ヨネザワアラ/ブルースター
バンダ系小型原種など
アスコセントラム/ミニアタム

アングレカム

目次
2020年版
Pat Delight, Suksaman Spots x Thai Spots
長逆さペットボトル植え
2011年版

花期は日本洋蘭農業協同組合さんのHPから転載させていただきました。
https://www.joga.or.jp/バンダ
病害虫
花芽が伸びてくるとスリップスがつきやすいので注意しましょう。小さくて発見しにくい虫ですが、かじられると花がまともに開花しない、または花がすぐに痛むなどの被害があります。






クンリット

バンダ農園のフローラ・ヤノオーキッドさんのHPから許可を得て転載させていただきました。
 
花の名前/クンリット
■英 名 /V.Khunrit
■交配名 /V.Tokyo Blue × V.Ogden Phipps
■咲く時期/10月下旬頃
■輪 数 /5〜10輪程度
■株サイズ/30〜35cm程度
■花サイズ/8〜9cm程度
■開花季節/夏
■特 徴 /ピンク色の網目が入った個体です。丸みを帯びた花形で、淡いピンク花に白いストライプのコントラストが綺麗です。


2021年

ウオーターサーバー植え

根が長くて多いため、最初は適当な容れ物がなく、以前に試したことのあるポリ袋入れにしました。
保湿のため一部に水を入れておいたところ、根腐れが始まりました。
屋外に出すときに、ウオーターサーバの空き容器に容れました。
雨ざらしで時たまシャワーをしただけで、その内根が伸び始め、枝が出て、根冠が伸びてきました。
7月末に待望のが出てきました。7/31
   

8月
上から鉢A, B, C





2020年
ポリ袋植え


10月
大株で根が長くて多いのでペットボトルに入りません。
以前にやったポリ袋植にしました。
根は古くて細いのと、太くて中くらいのがあります。
古い方はやや枯れ気味です。
 





以前版

旧版バンダ図鑑


2020-21年

枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」-鹿沼土重ね着鉢増しとペットボトル植え
ランはもともと木に着生して根は空中に伸びています。
鉢植えにすると根は酸欠や過湿と低温で腐りますが、それが最もひどいのがバンダとコチョウランです。
バーク植えは保水量が小さいので夏に乾燥して枯れやすく、2年以上たつと腐って根腐れし植え替えが必要です。
ミズゴケ植えも、夏は撥水して枯れやすく、冬は過湿で根腐れし、2年以上たつと腐って植え替えが必要です。
洋ラン学園では、鉢から抜いて、一回り広くて浅く底穴の多いポットに移して
洋ラン学園では、鉢から抜いて広口の透明容器に移して根の外側をむき出しにするため根腐れが起きません。
根腐れの心配が全然いらなくなります。

1 ペットボトルは洋ランの補助輪
洋ラン学園がお勧めしている「新苗のペットボトルへの引っ越し」は、特にコチョウラン(ミズゴケ植え)で広まり、新しいインテリアとして人気にもなっていますが、
他の種類でも、根腐れしない方法として役立っています。
洋ランが初めての人でもカトレアを初めとした根腐れしやすい種類て枯れる心配をしなくて良くなるからです。
これは、言わば初めて自転車に乗る子供が補助輪をつけ、転んだりケガをする心配をせずに乗れるようになるのと似ています。
枯れない始め方として直ぐにペットボトルへ引っ越します。

2020年2月に未開花と思われる株を2株入手しました。一方は株の大きさや葉の数では咲く可能性がありそうです。
ペットボトル植えで始めてみます。2020/02

2 長いペットボトルを木の枝に吊り下げ
根全体が入るように、長いペットボトルを使うことにしました。
また、バスケットを、吊り下げる金具を使ってペットボトルに固定し、ペットボトルを木の枝に吊り下げました。2020/06/02

3 夏は厚着、ペットボトルとポリ袋の二重鉢
梅雨が明けて、乾きやすくなったので、ペットボトルごとポリ袋に入れました。2020/02

Pat Delight

バンダ農園のフローラ・ヤノオーキッドさんのHPから許可を得て転載させていただきました。
パットデライト、夏、8〜10輪、株サイズ/25cm以上、花のサイズ/8〜9cm、特 徴/濃いピンク色のきれいな花です。花付きも良好です。
co 23.0, sa 69.9, tr 2.7, lu 2.7%


Suksaman Spots x Thai Spots
黄花です。
下の葉は萎れています。

Pat Delight
2021年経過↓
6月9日
知らないうちに花茎が出ていました。
  

   
 



2021年
Pat Delight
花茎の伸びの経過

葉、花茎、枝根の伸び
根は枝根がたくさん出たのでその長さを示します。
年月日葉数#18#19#20#21枝根根冠根伸び花茎
20/02/2417








6/2





新根から


6/1519209

出始め



7/71922.513.5






8/2020

5


新根伸び

9/14






続き

21/1/2521

20(4)




3/27


22.58




6/9







3
6/19




3cm1cm
111.3





































































































2020年経過↓
12月3日



10月9日
涼しくなってますます元気になり、葉の根元と根元の間が広がり、茎が太くなっています。

9月14日
太くて長くて入手時に元気だった根は伸びて根冠も長く伸びてきました。
バスケットの中の新根は伸びて根冠も伸びています。
入手時に枯れかかっていた根につながっていると思われる下葉は枯れてしまいました。


8月日
遅い梅雨明けからは、暑くて雨が無い日が続けば、ポリ袋を下から被せ、上端をペットボトルに折り返して蓋代わりにして乾燥を防ぎます。
太くて長くて入手時に元気だった根は伸びて根冠も長く伸びてきました。

7月8日
若い根は元気になって艶が出てきて根冠が伸び始めました。
葉は伸び続けています。
梅雨の間は雨がしばらく降らない日にペットボトルに水を注ぐだけで良いです。
根の元気がなった方の下の葉は枯れ気味です。




6月15日
根が少し元気になって枝が出始め、根冠が出来始めました。
  

6月2日
バスケットの中の若くて短い根からようやく根冠が生長し始めました。
ペットボトル植え(2)
大型で長いペットボトルの底を切り取り逆さにして、バスケットを針金で固定しました。そこの蓋はつけません。
水やりは上からシャワーヘッドで水を注ぎます。余った水は外へ流れ落ちます。
 
  


木の枝に吊り下げ、野生のように木陰で育てます。



2月20日
入手
根は休眠状態で、根冠はほとんどありません。
ペットボトル植え(1)
根は短く丸めてあるので、大きいペットボトルに入れる。鉢の代わりですが、ミズゴケなどは無く、根はむき出しです。
入れ物があるだけ湿度が保てると期待しています。
最初はそのまま、広いペットボトルの上を切って鉢替わりとし、コチョウランの場合のように入れました。


 






Pat Delight
2020年↓
葉の伸びなど
年月日基厚葉数最大#10#11#12#13#14#15#16#17#18#19#20根冠花茎
20/02/241.7178-27x1.5V

24x1.8V26.5x2.2V22x2.2V24.5x2.1V19x1.5H5.5x1H





6/15







curve26c27c26c209



7/71.55






c26x2.7V26.5x3.126x3V22.5x2.3V13.1x1.6half



7/17








26.5x3.1x2.924.5x2.3V15x1.6H



8/20









26.5c2621x2.25x1.4





























































































経過表作成2020/02/24


2020年↑



Suksaman Spots x Thai Spots
黄花です。

2020年↓
葉の伸びなど
年月日基厚葉数最大#10#11#12#13#14#15#16#17#18#19#20#21#22#23根冠花茎
20/02/24
19
24x2.6v25x2.5v26x3v26x3.226.5x2.9V26.5x2.9v25x3.3V25x2.7v立21x2.9V立11.5x1.8V






6/15








14=c28c29c18.516





7/7







12=c25x2.2Vc22x2.15c25x2.1VC30x2.2V23x1.7V11.5x1.1H




7/17











18=c27x2.3V23x2V9x1.2H



8/20











18=c27x2.3Vc24.515x1.2H













































































































経過表作成2020/02/24

12月3日





6月2日
後ろの株



2020年↑

2012年

6月に開花株を入手しました。葉数は23枚です。
バンダロールにして育てたところ、11月初めに直ぐ上の葉から花茎が出て12月末に咲きました。夏から冬にかけて葉が2枚出ました。
葉の伸び

基厚葉数最大#20#21#22#23#24#25#16根冠花茎
07/01
23曲25x3V


9.5x1.8H





7後




18x1.9片132


葉#17の上開花中
8初





12x1.73




8中





13x1.84




10/11
20

曲19.5x1.9h曲19x1.9H曲17x1.8H曲12x1.5




10前
20

2318168




11/81.821
23201919122.5

葉#18の上花茎
11後







2.5
消え

12後



23x1.919x1.718x1.313x1.62.5


開花
13/06/291.4


221918x2V18x1.4H16x1.4H8x1.4H



2012年の記録から再掲、2020/02/24追記
vanda p. 10



2010年

Tokyo Blue No.1を入手しバンダロールにして、咲きました。
葉が4枚出て9月末に花茎が出て11月末に咲きました。2023/11/06


最高最低気温全体の様子#1葉数16171819気根数気根長根冠花茎
6月5日25.0 16.4 巻寿司植え








6月25日31.5 18.9 根冠の形成始まり、根の枝の出始め








7月4日32.0 23.3 気根の根冠形成と出始め
3.7cm






7月9日27.2 21.6





根活動始まり気根1cm

7月20日35.5 25.8根の先から枝の始まり
7


3


08/01


9.5,〇



4.5,5.5,7

08/05


10,0.7






08/13



12,2


9,7,5

08/31



16,6.5


14,8,7

09/14




18,10




9月20日28.2,22.7新脇芽の発生








9月25日23.1,13.3








花茎が出始め6cm
10月初め25.0 17.2根冠の休眠始まり








10月16日25.2 16.7#5などのみ気根根冠活発1cm



14.5,5

1cm気根根冠1cm
11月27日14.6 7.2








開花始まる
12月9日12.7 1.6屋内取り込み








12/15

24


17.5,-,8




12月26日 常時約20℃以上、
湿度約35%
一部の根冠が伸びる









2010年記録から、2020/02/24再掲、追記

参考


鎌倉蘭友会さんのHPから再掲させていただきました。
https://www.kosjp.com/season/s0901_01.html
季節のお手入れ
バンダ類の栽培
バンダ類と一口に言っても人によりその範囲のイメージが異なります。狭い意味ではバンダ属であり、広い表現では単茎性のランをひっくるめたイメージの人もいると思われます。ここではバンダ属を中心に、アスコセントラム属、エリデス属、リンコスティリス属、レナンセラ属、およびそれらの交配属を対象にした栽培の説明です。

これらのランの自生地はフィリピンを中心とした東南アジアですので高温多湿の環境で育っています。光線を十分に当てることで一年中成長し多彩な花を咲かせています。この自生地の気候環境を日本で再現させるのは大変難しいことです。夏の日本の気候は気温が高すぎるときもありますがバンダ類にとってはほぼ満足できます。しかし、冬には温度、湿度を保つために温室が必要になります。

光線:夏、外で棚に吊るして栽培する場合には25〜50%の遮光が必要です。冬、温室内では特に遮光は必要ありません。日照時間も短いですからなるべく光に当てる工夫をしてください。

温度:冬季の最低温度は18℃、できれば20℃以上を保ちたいものです。18℃しか維持できない場合は何とか生きて冬をやり過ごす感じです。ですから当然成長は期待できませんし、水遣りは控えて湿度を高く保つようにします。最低温度が20℃以上であればエリデス属やバンダ属のセルレアは根を伸ばし成長します。春先から9月一杯は成長に最適の時期ですからそれに見合った水遣りや施肥が必要です。また、暑過ぎるのは生育にはマイナスです。日中35℃、夜間は30℃を超えないような工夫が必要です。

水遣り:根はむき出しのままで、根の周りに水分を保つものがありません。成長している夏場には頻繁に水遣りが必要です。

湿度:80%以上の湿度が必要です。特に冬場温室内は加温することで湿度が低下しやすくなります。加湿器を設置したり、床面に水をまくなどの工夫が必要です。

施肥:夏、液肥を週に一回施す秋口から燐酸肥料を多めに月一回程度施す。

植替え:春先根が動き始めてから行う。

■ 冬場の手入れ
最低温度が18〜20℃の場合には根が伸びているのはエリデス属とバンダのセルレアくらいだと思います。バンダ類の成長を期待できる温度ではありません。何とか冬場を生き延びて春以降の成長の季節が来るまで耐える時期です。水をやった後葉の中心に水が溜まった状態で夜になり、温度が低くなると成長点が腐ることがあります。また、加温しますと湿度が極端に低下します。湿度を高める工夫をしてください。
一方最低温度が20〜24℃を保てて、湿度も80%以上あれば冬でも成長を続けることができます。なるべく日当たりの良い所に置きましょう。

■ 春先から梅雨にかけての手入れ
  5月に入りますと日照時間も長くなり夜間の温度も高く保てるようになります。まず根が成長を始め続いて中心から新しい葉が伸び始めます。また、成長にはブレーキが掛かりますが、花の咲く株も沢山出てきます。これらの変化に対応した手入れが必要になってきます。

1.天気が良いと天窓の開閉だけでは調整できないほど高温になり、温室内が蒸れる事があります。横窓の開放や内張り・外張りの撤去、代わりに遮光ネット張り等の対応が必要です。
2.成長の始まりですから、それなりに施肥が必要です。私は潅水時に2000〜5000倍の液肥をやっています
3.5月の光線には遮光ネットは必要ですが、梅雨の時期には遮光ネットは不要です。
4.夜間の最低温度が20℃以上になれば、温室の外に出して梅雨の雨に当てるほうがよいと思います。梅雨に当てると根の成長が驚くほど違います
5.5月に入りますとセルレアは温室の外に出していますが、他のサンデリアナ系のバンダは温室の中です。 でも梅雨時の雨には当てたいものです。

■ 梅雨明けから秋口までの注意点
  7月の梅雨の時期が終わりますと、一番のポイントは気温です。気温が高すぎなければバンダの生育にとって最高の季節ですが、30度を超す気温はバンダ属の仲間にとってもベストの環境ではありません。関東以南の地域では気温を下げる工夫が必要です。また、台風による被害も少なくありません。

1. 太陽の光は生育に必要ですが同時に葉面の温度も高くなります。それを押さえ葉焼けを防ぐために遮光が必要です。50%遮光すれば葉焼けはありません。その株がある程度強光線に慣れてきたら30%遮光でもよいかもしれません。
2. 水遣りの回数を増やし、気化熱で温度を下げる。私は8時、15時、19時を目安に散水していますが葉の中心部に溜まった水が蒸散しないまま高温になりますと成長点がだめになってしまいます。13時前後の散水は控えたほうが良いでしょう。
3. 台風や強風が吹きますと吊るした株同士のこすれあいで根や葉が被害を受けます。揺れてぶつかり合わないように株を固定するか、温室の中に一時避難します。
4. 生長の時期ですから薄い液肥を毎日でも散水してください。

■ 秋口から冬場にかけての栽培
9月末になりますと台風の接近も気掛かりですが、一番の関心事は「ランを温室に取り込むタイミング」ではないでしょうか。
皆さんそれぞれ目安のタイミングをお持ちだと思いますが、私のタイミングは10月に入ってから、最低気温が18度以下の日が数日続く天気予報を目安にしています。 18度以下の予報が出たらまず、バンダのサンデリアナ系統やリンコスティリス属を最初に温室に取り込みます。
順次高温性と思われる種から温室に吊るしていきます。 最後のバンダ セルレアを温室に入れるのは11月に入ってからになります。
この時花芽が出ているセルレアを温室に入れると環境の変化で花芽は枯れてしまいますし、外に置いたままですと花芽の伸びは遅く、気温はどんどん下がっていきます。なかなか判断が難しいです。

その他この時期の注意点を上げます。
1.暖房機器の作動確認、設定温度の確認、遮光ネットの取り外し、外張り・内張り作業などランを取り込む前に行うと作業が楽です。
2. 温室に取り込む前に温室の掃除をしておきます。ガラス面の汚れや苔を拭き取る。床面から枯葉や雑草を取り除きナメクジの住処を少なくします。ベンチの苔や汚れを拭き取っておきます。特にガラス面をきれいにしておくと光線量を増やすことができます。また、温室の外回りも雑草を取って清潔にしておきます。
3. ランをほぼ取り込んだら、温室内全体を一度殺虫および殺菌をしておくと良いでしょう。スリップスなどもランと一緒に取り込んだ可能性があります。これから咲く花がスリップスのお陰で台無しになってしわないように。
4.温室に取り込んで窓を閉め切ってしまいますと、晴天時には天窓だけの開閉では調整できず簡単に35度を超えてしまいます。また温室内の湿度は大陸生まれの乾燥した高気圧の外気より遥かに高くなります。
参考資料 1:この時期の月毎の最低温度の平均値(1992〜2000)
(気象庁過去のデータ検索 http://www.data.jma.go.jp/obd/)


目次
はじめに2012
2013年−樹上生活・バスケット植え放任栽培で花茎

2012年の経過
2011年
栽培記録要約
バンダ図鑑(代表種)

続き(別ページ)
研究
バンダ・ロールの改良2012年
11年までの到達点
バンダの特徴・留意点(2012版)
12年目標、改良と低温期の本格検討
12年の計画

バンダ図鑑、原種、色別・系統別、
黄色・緑、その他、交配代数別、種名索引
バンダ近縁属・属間交配種

2016年まで、旧版
2010年まで、旧版(趣味の園芸の方法)
2010年までの旧版
趣味の園芸の方法

ミニバンダ表紙


2021.06.20 温室に無い蘭の楽しみ、洋ラン花壇とランの咲く部屋
2020.引っ越し再開
2016.7.4 2016年版開始

2014.2.4 検索「バンダの育て方」で3位以内

12月前半 根をポリ袋に入れて保湿
12.3 検索「バンダの育て方」で5位以内、他は全て「1日2回水やり」の「一般にはまねできない方法」、「病気などについて」開始
10.22 花茎15cm
6月末新株入手、バスケット植えのまま植込みの中に放置、たまに水yり
2013.1.11 はじめに2013

12.8 栽培記録要約、開花カレンダー開始、目次
11.9 ペットボトル法
2011年記録転載
10.22 「バンダ・ロールの基本」をまとめ、「研究」の項目を開始
10.12 バンダの特徴、11年までの経過・到達点・12年の目標・方針作成
2012.8.20 記録開始
7月 2012版改良開始、根を水につけて軟かくして上から下まで同じ太さに、苗を植込みの中に入れて保湿
8.6 大学院に移動
2012.7 改良版のバンダ・ロール2012開始

11.4 大型バンダを外がむき出しになるように植え替え、ミニバンダの安全植えを追加
7.20 Vanda Roll、花茎
6.23 巨大株 2011生長日記開始
1.15巻寿司植えレシピを詳しくする、小・中・高・大編成
2011.1.6 高温性種に着手

11.11 開花始まる
10.31 蕾の色づき
9.25図鑑拡充、花茎発生、入手時以上早
8.3ミニバンダを別項で開始
7.26小型バンダの鉢底網巻き寿司植え写真
2010.7.13ファイル作成開始

2009 アスコセンダ

2008 サンサイ・ブルー

2007 栽培開始