洋ラン学園
駿河蘭の育て方と咲かせ方

丈夫で育てやすく、夏から冬まで良く咲きます。香があります。
名前とは裏腹に中国の原産で、江戸時代に駿河と縁ができたようです。

駿河蘭(恵蘭の一種、中国原産)
雄蘭、四季蘭

初めに

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
どの種類も同じ世話
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない
苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。
野生では熱帯雨林の樹幹に着生して根はむきだしです。
鉢植えにすること自体が根腐れの原因なのです。
また直射日光・雨ざらしと低温は温室育ちの苗にとって大敵です。
言い換えればこれらに対策をすれば枯れは大部分防げます。
蘭は毎年脇芽を出して大群生になり雨季に生長して乾季に咲きます。
小さな株を水切れさせていると咲きませんが、大株作りにして雨ざらしにすると咲きます。
これらのことを各種について個別に具体例で紹介します。

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方トップページ
金稜辺の育て方と咲かせ方
報歳蘭(恵蘭)の育て方と咲かせ方
春蘭・寒蘭の育て方と咲かせ方
 日本春蘭 秩父春蘭
 中国春蘭 集円
 一茎九華
 春寒蘭 (中国奥地蘭)

初めに
入門編と上級編
目次
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長から開花のパターンと開花条件
花芽と葉芽
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
日除け
防寒
旧版


基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)

駿河蘭は春蘭やシンビジウムの仲間です。
名前とは裏腹に中国原産で寒さにはやや弱いですが、根は丈夫です。
春蘭やシンビジウムと違って新しい脇芽には咲かず、デンドロビウムや報歳蘭のように2年目に咲きます


枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」-鹿沼土重ね着鉢増しとペットボトル植え
ランはもともと木に着生して根は空中に伸びています。
鉢植えにすると根は酸欠や過湿と低温で腐りますが、それが最もひどいのがバンダとコチョウランです。
バーク植えは保水量が小さいので夏に乾燥して枯れやすく、2年以上たつと腐って根腐れし植え替えが必要です。
ミズゴケ植えも、夏は撥水して枯れやすく、冬は過湿で根腐れし、2年以上たつと腐って植え替えが必要です。
洋ラン学園では、鉢から抜いて、一回り広くて浅く底穴の多いポットに移して
洋ラン学園では、鉢から抜いて広口の透明容器に移して根の外側をむき出しにするため根腐れが起きません。
根腐れの心配が全然いらなくなります。


蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
大抵の洋ランは2週間ほど咲くと終わってしまいます。
1年の大半は枯れないように世話をするだけです。
コチョウランは花の持ちが良く1か月以上持ちます。その上、花茎の先が伸びて蕾が出てきて、新しい花が咲きます。
従って数か月花を楽しむことができます。さらに花が終わっても花茎を残しておくと半年前後で枝が出てきて咲くことがあります。
エピデンドラムの花茎は枝が出てきます。
デンファレは半年後に同じところから花茎が出てきます。
ミニカアトレアの多くは半年型で、開花株に次の脇芽がついていて時にはすでにシースや蕾が出ています。しばらく元気に育てていると次の花が咲きます。


開花株を入手して半年後に咲く
洋ランの交配種は親が例えば冬咲と夏咲だと、半年ごとに新芽が出て咲くようになります。
但し、新芽の生育期間が短いため、新芽が小さくて咲かなかったり、作落ちしやすいという問題があります。
コチョウランも花後の花茎を残しておくと、先に再び蕾が着いたり、枝を出して、半年後位までにまた咲きます。


開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。

駿河蘭を2009年初秋に入手してから直ぐに咲き1年目に咲くまでの記録です。

2009-2010年
開花日記(洋ランカレンダー)


2009
9上旬:開花株入手
10上旬:草丈33cm、花茎11.5cm
2010
5下旬:植え替え
7 中旬新芽16,10,10cm
下旬19,14,12cm
8開花
9
10開花
11
12屋内に入れる
2011冬知らずの高温
1下旬冬芽
2
3屋外に出す
4中旬:春芽3,2,2,2,2,1.5cm
5中旬:春芽5.5,5,3.5cm
6 上旬:春芽8,7,6,5cm
中旬:春芽10,10,10cm
7 中旬:春芽16x3, 14x3, 11,9,7x2cm
下旬:春芽#1,2 21, #3 18, #5 17, #6 15, #7,8 13, #10 10, #11 12, #12 11, #13 9 ~#17
8中旬:春芽#1 28cm
9上旬:春芽#1 草丈36cmバルブなし葉6枚、花茎9cm、? 草丈27cmバルブ高さ1.5cm幅0.7cm葉3枚+2枚枯れ、花茎9cm
10
11
12


2009年
9月初め、開花株を入手しました。親株の葉は細いですが、高さは33cmあります。本などにある大きさからみると相当小さいです。
丈夫で、脇芽がどんどん出ます。
小さな鉢に植えられて、いっぱいになっていることが多く、脇芽が中々大きくなりません。
南方・暖地の台湾産で高温性であることも関係していると思われます。
茶色みを帯びた脇芽が、初夏にかなり大きくなってきました。多すぎるときは芽かきをします。


入手してから蘭鉢に植えたまま

夏に入手した開花株が、秋に花茎を出してくることがあります。
10月2日 花茎長さ11cm


2010年
直射日光の当たる処に小さな鉢植えを置いているため、生長が良くないので、
5月22日、遅くなってしまいましたが、鉢が細く窮屈なので、鉢増ししました。鉢の縁まで株があり、根がはみ出しています。
根鉢を作って根同士がくっついているので、隙間ができるよう少しほぐし、鉢底もほぐして、少し径の大きい鉢に植え替えました。

  
藪状になった親株と新しい脇芽

7月21日、まだ開花のきざしはありません。
新芽の大きさは、7/18 10cm、7/18 14cm、8/29 20cm、この調子なら、来年や、うまくすると晩秋移行に咲くかもしれません。

8月28日開花中、昨年の芽は親より少し小さく約30cmです。親株は最高で38cm。遅れて植え替えをしたのに健気です。
急に花茎を25cm余りまで伸ばしています。花茎は4本あり、1花茎当たりの花数は7個までです。
 

10月17日 期待していなかったため、ほったらかしにしていたら、またが終わりかけていました。地味な花ですが、エライです。


11月10日 全体に細く、短くなっています。窮屈な鉢で育て、植え替えを行い根をほぐし、真夏の猛暑に直射光で日焼けさせ水も不足したので無理も有りません。株が増えすぎて咲きにくくなるのが心配です。
旧版から再掲2020/01/27


生長から開花のパターンと開花の条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。
コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。

駿河蘭は報歳蘭のように新芽が2年目に咲きます。駿河蘭の咲き方
駿河蘭は、1年に何回も咲くと言われていますが、新芽がどのように出て育って、どのようになったら咲くかと言う情報は残念ながら見当たりません。
洋ラン学園でも、新芽が色々な季節に出るため、開花までの個別の経過はこれまで分かりませんでした。
今回の花茎の出方から、経過の一例が得られました。
2012年に出た大株は後に花茎を付け、2年続けて子芽、孫芽が出て、後の方がさらにひ孫の新芽を出してから、子、孫に花茎が出ました。
春から夏の新芽が出て、「シンビジウムと同じように1年後に開花、前後して脇芽が出る」
典型的なパターンは「毎年子の春新芽が出て翌年の夏に花茎が出る」
浅広鉢に鹿沼土で植えて、水切れさせず、作落ちさせずに親株を大きくバルブを大きく育てれば、咲くでしょう。

2012年、株#24、春新芽?、8月前半草丈23cm、2014年8月草丈38、上葉2枚24x2.1,37x1.2バルブ、花跡
2013年、株#24の子株#5、5月後半春新芽丈1cm、7月草丈14cm、9月草丈24基幅0.8、10月前半草丈25cm基幅1.1cm葉#7長22cm#9同じ、
2014年9月初 草丈27バルブ幅1.2厚1緑葉4枚上葉23x1.2,25x1,22x0.7、花茎8cm2
2014年、株#51(#16)、春新芽?、6月、9月初、花茎8cm2
  #16L、春新芽?、
2020/01/27 2014.9.1から再掲

2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
温室育ちに比べて家庭では温度が低めなので新しい脇芽は親株より小さくなることが多いです。
新芽が早く出て親株が大きいほど新芽は大きくなります。
従って2年目以降は作落ちすることが多く咲きにくくなる傾向があります。
また種類によっては親株が小さいと新芽が出ないことすらあります。
一方年々新芽が出ていれば次第に大株になり、丈夫になります。
また株が屋外作りに慣れてきて耐寒性も増してきます。
野生の株が木の枝などに沿って大きく広がって咲くのに似てきて品評会で見るような群開も夢ではありません。
コチョウランのような単茎種でも作落ちして葉が少なくなった鉢を育てて葉や根が回復してくると再び咲かせることができます。

1年半後の新年からの記録です。
2012年版
共通

12月室内取込み冬知らず最低15℃・
(冷害予防)

1月最低15℃、2・3月最低20℃
(芽出し促進)
4月屋外取出し雨除け・保温
5月雨ざらし・置肥・
6月安全植えへの植替え鉢増し・置肥・土増(生長促進)7月梅雨明け木陰・日陰・保湿・風通し・表面土増し(根保護)
暖季から寒季への切り替え、一部雨除け・日向・保温、水やり午前屋外最後の月雨除け12月室内取込み



(2012.7追記)
素焼鉢・遮光ネット・ミズゴケ・農薬・液肥・(定期植替え)不使用・
置き場所温度








10月南向高置保温






置き場所遮光

12−3

4月木陰物陰、
5月木漏れ日

梅雨明け木陰物陰
風通し
9月木漏れ日







水やり

11月定期水やり停止
12月水やり週一


4月定期水やり停止6月雨上りに水やり梅雨明け定期水やり追加週2
10月定期水やりほぼ停止、晴れ午前11月定期水やり停止




室内週一・
4-6,11月定期水やり不要
夏雨上りと4日雨なしで

09102011'121,2,34,567,89101112


























'
11




9上旬:春芽#1 草丈36cmバルブなし葉6枚、花茎9cm、? 草丈27cmバルブ高さ1.5cm幅0.7cm葉3枚+2枚枯れ、花茎9cm












































2011年
1月31日 新芽の双葉が出ています


大株作り・冬知らず
冬は12月半ばから、2月一杯まで室内に置き、最低温度を20℃近くに保つ冬知らずにしました。

2011年4月13日 早くも新芽が出て3cm位になっています。大きな親株ほど新芽も大きいです。

2011年
6月 中旬


9月 中旬 花茎
  

開花


11月


12年
7月





作落ち対策
駿河蘭は不定期に新芽が出て咲きます。
放っておくと藪状になって新芽が小さくなり咲かなくなります。2020/01/27
2013-14年
10月初
遅い夏新芽が伸びています。新芽は全般に生育不良で、丈は20cm余りにすぎません。

9月初
春新芽は伸び続けています。遅い夏新芽が出続けています。
待望の花茎が出てきました。冷害をまぬかれた株#5から昨年出たと思われるバルブの小さな株からです。既に子株が約15cmになっています。
充実して脇芽を出している株からです。
一部の若株の葉が茶変、日焼けよりは、雨ざらしが原因のようです。株を大きく育てれば抵抗力が付くと思います。
鉢#1
   
右:左奥から右へから順に2012年の#24、#5(#24の子)、#16(#5の子)、#16L(#5の孫)と順に世代を重ね、#24は2013年に咲いた花茎の枯れたものが残り、子と孫に今回同時に花茎が出ました。
#5から#16より1年遅れで今年反対側に出た#16Rには花茎は出ません。

   
裏側の新芽

鉢#2
  

  



8月前半
春芽の伸びが速くなってきました。まだ小さいですが、もう根元が膨らみ始めています。
夏新芽が伸びています。
鉢#1
  

  
左:冷害で枯れた株

鉢#2
 


7月初め
春芽の伸びが速くなってきました。まだ小さいですが、もう根元が膨らみ始めています。


6月前半
春芽の伸びが速くなってきました。
芽欠き、駿河蘭は放っておくと芽が年中出て藪状になり作落ちします。1株から両側に新芽が出ていたら後の方を芽欠きします。また秋遅くなどに出たら大きくならないので芽欠きします。
鉢#1
芽は数多く出ていますが、いずれも1株に1個なので芽欠きはしません。
  


鉢#2
一株だけ新芽が両側から出ていますが、そのままにしました。


5月前半
春新芽の伸びはまだ遅いです。
置肥、緩効性化成肥料の粒を置肥
鉢#1
  

鉢#2
  



3月前半
春新芽の出始め
鉢#1
 
左:全体、右:冬新芽

鉢#2
    
最左:全体。左:株#2。中:株#3。右:株#4。
2013年
下から上へ
12月前半
昨年の夏芽が、基のバルブにはさらに大きくなっています。植替えと株分けの効果と思われます。丈が低くならなくても、バルブが小さくなったりできなくなったりしたのは作落ちでした。
小さい秋新芽は、葉の根元から枯れています。広い意味の冷害と言えるでしょう。駿河蘭は名前に反して中国南部の暖地産ので寒さに弱いと思われます。遅く出た小さな秋新芽は大きくならず芽欠きした方が良いので差支えはありません。選抜と芽欠きの手間が省けた位です。

 
左:親株、茂りすぎて細い、右:分け株

 
根元が太ってバルブ状に

  
冷害と思われる遅く出て小さい秋新芽の枯れと、新株の鞘の葉の枯れ



8月後半
花茎が出てきました。昨年の夏芽が、基が太くバルブになっています。
鉢#1
株#24、12年7月以前出夏芽、丈38バルブ幅約1cm花茎10cm、#29、12年7月以前出夏芽、丈51バルブ幅約1.2cm花茎12cm
   
左2:1年前の夏芽から出た花茎、根元が丸く太っています。左側は凍害で枯れた太めのバルブ。
鉢#2、
親株枯れ?花茎9.5cm


7月後半
春芽 伸び続けています。丈最高17cm葉10枚まで。
遅れて出た夏芽、丈2-5cm。
  
左・中:鉢#1、右:鉢#2、中央手前の小さいのは遅れて出た夏芽

6月前半
春芽 伸び続けています。遅れて出た夏芽もあるようです。親である昨年の芽は根元が丸くなってバルブになってきました。
肥料 5月後半に植替え鉢増ししたので、今回置肥します。

5月後半
春芽、鉢が一杯で新芽が見えませんでしたが、植替えのために抜いたら例年通りに出ていました。
植替え・株分け・鉢増し、
植替えをしてから数年たち、凍害で古株が枯れたりしているため「浅広鉢・鹿沼土・薄植え・中芯入り」に、植替え・鉢増しします。
株数が多いため、株分けしました。

  
鉢底近くは入手した時に植わっていた泥が入っていて、古根は根腐れしています。
 
中央付近から二つに割りました。先が伸びて根冠になっている所もあります。
 
根を広げて、中央に芯を入れました。深細鉢から浅広鉢への植替えです。
 
赤い新芽が伸びています。鉢#1、鉢#2





以下は旧版



駿河蘭の育て方と咲かせ方のあらまし
「表紙」と以下に示す経過にある洋ラン学園の一般的な育て方で大丈夫です。
植え方
丈夫なので、洋ランのように気を使う必要はなく、東洋蘭一般のように鹿沼土に植えれば大丈夫です。
東洋蘭の世界では細い蘭鉢に植えますが、普通の鉢で構いません。
置き場所
中国の暖地産のようで、シンビジウムほど寒さに強くありません。
一般的には低温性のランと同様に、最低気温が5℃を下回るようになったら屋内に置くのが無難でしょう。
洋ラン学園では初霜の前に取り込み終霜の後に屋外に出しています。
直射日光にもシンビジウムほど強くありません。一年を通して木漏れ日程度の遮光の方が無難です。
水やり
根腐れしにくい植え方にしたら、水を切らさないようにします。雨ざらしで大丈夫です。
芽欠きと鉢増し・株分け
芽吹きがとても多いので、藪状になって親からの養分を取りあうため次第に新芽が細ってバルブができなくなり咲かなくなります。
親一株から新芽は一本で残りは芽欠きします。
鉢いっぱいになってきたら一回り広い鉢に鉢増しします。洋ラン学園では硬質ポリエチレンポットを使って、広い鉢は上を切り取りす深くなって乾きが悪くならないようにしています。
肥料
肥料が足りなくても作落ちします。緩効性化成肥料の顆粒を春暖かくなってから置肥します。

駿河蘭の咲き方
駿河蘭は、1年に何回も咲くと言われていますが、新芽がどのように出て育って、どのようになったら咲くかと言う情報は残念ながら見当たりません。
洋ラン学園でも、新芽が色々な季節に出るため、開花までの個別の経過はこれまで分かりませんでした。
今回の花茎の出方から、経過の一例が得られました。
2012年に出た大株は後に花茎を付け、2年続けて子芽、孫芽が出て、後の方がさらにひ孫の新芽を出してから、子、孫に花茎が出ました。
春から夏の新芽が出て、「シンビジウムと同じように1年後に開花、前後して脇芽が出る」
典型的なパターンは「毎年子の春新芽が出て翌年の夏に花茎が出る」
浅広鉢に鹿沼土で植えて、水切れさせず、作落ちさせずに親株を大きくバルブを大きく育てれば、咲くでしょう。

2012年、株#24、春新芽?、8月前半草丈23cm、2014年8月草丈38、上葉2枚24x2.1,37x1.2バルブ、花跡
2013年、株#24の子株#5、5月後半春新芽丈1cm、7月草丈14cm、9月草丈24基幅0.8、10月前半草丈25cm基幅1.1cm葉#7長22cm#9同じ、
2014年9月初草丈27バルブ幅1.2厚1緑葉4枚上葉23x1.2,25x1,22x0.7、花茎8cm2
2014年、株#51(#16)、春新芽?、6月、9月初、花茎8cm2
  #16L、春新芽?、
2014.9.1





2018年版
初めに(2018/07/29)
芽吹きが旺盛なために藪状になって年々小さく細くなり、また冷害や日焼けで傷んでしまいました。何年も植え替えをしていません。
夏に古くて枯れた根元を取り除いて、小さな鉢に植え替えました。
2018年
7月後半
やせた親株と小さな脇芽があります。春芽よりっ小さいですが脇芽を育てると来年咲くはずです。




2015年版
初めに

経過(下から)
2015年
9月初
新芽が多すぎて小さな藪状だったのが、不注意で冷害に遭わせてしまい株が激減して新芽も小さくなっています。期待しないで放っておいた処、何とか花茎が出て蕾が大きくなっていました。
夏芽は小さいですが、どの株が咲くか分からないため残します。

鉢#1,鉢#2


4月初
植替えした小さな群生株の方は春新芽が出ています。大きく乾き気味の方は芽が出ません。いつも同じ場所に置いているので、芽出しは暖かさが促進するのではないようです。

2月末
冷害などで作落ちして芽が小さくなっています。今年は残った肥培して充実させたいと思います。




2013, 14年版
2014年初めに
2013年までに新芽が沢山出るため、藪状になって、バルブの無い細い株ばかりになり、花が咲かなくなってきました。
そこで株分けしたところ、バルブが太り始め、込み入って無い方の鉢だけ少しだけ花茎が出ました。
一方、年末までに冷害で秋などの遅れて出た芽が冷害に遭い枯れました。
2014年は、肥培し、芽欠けするなどして作落ちを防ぎ、花を多くできるようにします。
幸い、分け株の方はバルブが少し大きくなったせいか、春新芽が遅れずに出てきました。3.13

生育表


#1













#2









288e2924a








21’162726





2011



























10前

















31








2012



























7前
4

4






















8前
20

182623











20







9後



























10後
33

36473835








45
47







2013



























8後




丈51
バ1.2花茎12
丈38バ1花茎10




















2013
新芽





























288e2924a








21’162726






36343442493836








4733434240





葉幅
1.211.21.3 1.1
1.3
1.0
1.5
0.8
1.2









1.3
1.5
0.9 1.1
1.3
1
1.2
1.1
1.3






バルブ幅1.3




1.51.2









1.6
1.4







子#
12'-33456#11内8910121314155L12345678


5月後半植替え・株分け


























6月前半置肥4.54.52.5白3.556x0.93.5








5.5x13x0.61.53.52





7月末
1611x0.7
10
16,9枚10,8枚16,11枚119.585.5476.52芯枯れ13x0.8,8枚14x0.7,8枚,8枚17x0.8,10枚15x0.7,8枚11x0.7,9枚6x0.65.5芯枯れ?
















































































































































































































経過(下から)
2015年
2月末
冷害などで作落ちして芽が小さくなっています。今年は残った肥培して充実させたいと思います。



病気など
報歳蘭は(高温期の)雨ざらしで新葉の根元が腐ることがあります。
また、「台湾報歳蘭」は暖地産と思われるので、寒さに気を付ける必要があると思われます。実際には、他のランと同じに、霜を防いで、霜の期間は屋内に置いてあれば大丈夫にようです。





旧版
目次
初めに
1 初めに
東洋蘭の大半はシンビジウムで、中国の蘭は主に花を楽しむ春蘭(一茎に花が一つ)・一茎九花と、葉を楽しむ恵蘭・金稜辺に分けられます。また日本産は、春蘭と寒蘭に分けられます。恵蘭はさらに広葉系の大明蘭、中国報歳、台湾報歳蘭と、細葉系の建蘭、玉花蘭、素心蘭、焼葉蘭、古今輪蘭に分類されています。駿河蘭は建蘭とか雄蘭とか呼ばれる仲間で、原産地は中国南部産で蘭の中では栽培の歴史が最も古いそうですが、江戸時代に福建省から入って駿河方面で普及したためにそう呼ばれていると考えられています。広葉の報歳蘭に比べると葉は細いです。なおこの他にも近年多くの中国産の蘭が導入されており、中国奥地の蘭と総称されています。
駿河蘭は、盛夏に長い花茎に黄緑色で香りのある花を咲かせます。冬加温すると初夏から晩秋まで何回も咲くので四季蘭とも呼ばれています。
報歳蘭に比べると出回り方は少なく、葉も細くて頼りない感じがしますが、咲きやすく、年2回咲くことがあり、他の花のない夏に咲くので、楽しめます。
報歳蘭は別のページにあります。

2 開花可能株の選び方
夏に開花株を入手すると、10月頃に新しい花茎が出てくることがあります。親株が大きいと新しい脇芽も大きくなりやすく花が期待できます。新しい脇芽が大きくなっているほど有望です。
3 性質と基本的な世話
下記本から転載された下記ホームページから再転載させていただきました。
a 「山渓カラー名鑑 蘭 ラン」
  唐澤耕司監修  山と渓谷社(1996) p.148 から 要約引用
b 「日本のラン 原種・園芸種280」
  石田源次郎編著  NHK出版(1994)  p.65 から要約引用
c 「カラー版 ホーム園芸 日本の野生ラン 自然の姿を楽しむ」
  小田倉正圀著  主婦と生活社(1979) p.78 から要約引用
d 「ガーデンシリーズ 東洋ラン 栽培の楽しみ」
  ガーデンライフ編  誠文堂新光社(1976) p.25
  黒崎陽人執筆 「絵本 東洋ランの手ほどき」 から要約引用
e 「ガーデンシリーズ 東洋ラン 栽培の楽しみ」
  ガーデンライフ編  誠文堂新光社(1976) p.137
  大栄浩執筆 「その他の東洋ラン」 から要約引用
f 「ガーデンシリーズ 東洋ラン 栽培の楽しみ」
  ガーデンライフ編  誠文堂新光社(1976) p.129,130
  朝倉義雄執筆 「ケイランの種類」 から要約引用
http://homepage3.nifty.com/geiseki/m_hana/09suruga/suruga_9.html
<草姿>
a  球茎は小さく、線形の革質葉を3〜4枚つける。
b  葉の長さは50〜60cm、葉質はややかたくて立ち性。
c  オランの別名通りに剛直強壮。葉の長さ五〇〜六〇センチ、幅二センチ程度で、つやはなく、葉質も堅く、三枚くらいが立ち上がる。
   五月ごろから新芽を伸ばし、八月上旬には親と同じ大きさにまで葉を展開する。新芽基部から根を出し、基部が肥大して新バルブを作り、十一月ごろに生長は停止する。葉は三年くらい生きているが、やがて葉先から茶色く枯れ込み、落ちる。
e  葉丈五〇〜六〇cm、葉幅二cmほどの立ち葉性で、雄大な感じであり、垂れ葉性のメラン(雌蘭)に対してオラン(雄蘭)とよばれるものです。
<花>
a  花茎は直立し長さ30〜40cm、5〜10輪をつける。花径約4cmで花弁の先はやや丸い。
花色はふつう淡緑色で赤褐色の線や斑点がはいる。香りがよい。開花期は夏。
b  夏に花径約5cmの黄緑色の花を6〜8輪咲かせ、芳香がある。花茎は高さ30〜50cm。花期は6〜8月。
c  六月ごろ、バルブ基部から花芽が顔を出し、七月になると花茎を三〇〜四〇センチ伸ばし、六〜八花を咲かせる。
スルガランは葉の茂りの中で咲くが、メランは葉の上に出て咲く。
花は径約五センチで、花弁はやや肉厚で黄緑色、唇弁は黄色に赤点が散るのが普通。
  芳香があるが、暑いときに咲くため花もちは悪く、10日ぐらい。
e  ふつうに培養したものは花期は七〜八月の盛夏ですが、冬期、一〇℃ぐらいに保温して培養した大株は五〜六月より十一月の間にわたって数回、順次開花するので、四季蘭と名づけられたのでしょう。
一茎六〜七花、二〇〜三〇cmの花茎に黄緑色の可憐な花をつけ、特有の芳香があります。
夏に咲いた花は一週間ぐらいしか保ちませんが、涼しくなって咲くと花保ちがよく、愛されるランです。
<植え方>
c  深めの鉢に、水はけよく砂植えにするのが標準であるが、水ゴケを山形に盛り上げて植えてもよい。
バルブは、やっと隠れるくらいの浅植えにする。
   植え替えは三年に一回、三〜四月に行う。
花がなかなか咲かないときは、五月下旬ごろ鉢から出し、日陰に半日ほど放置して、植え替えると花芽が出やすい。
これは、悪い刺激を与えて花芽を出させる方法で、葉芽(増殖率)は悪くなる。
e  培養土は排水のよいゴロ土ならなんでもよく、スルガランの根は太く植えにくいので、植える前、半日ぐらい陰干しにして根を柔らかくしてから植えるようにします。
<置き場所>
c  午前中二時間くらい直射日光の当たる場所に置く。あまり日陰では、増殖率も開花率も悪くなる。
また、風の強い場所や鉢の倒れやすい所では、葉が折れて見苦しくなりやすい。
冬は凍結、霜、寒風の避けられるフレームか、室内に取り入れる。
温室で加温すれば、増殖率、開花率がよくなる。
d  あらいよしず下程度の光線が最適で、戸外で作るときは葉が長く折れやすいので、強い風のあたらないように注意します。
うっかり強風にさらすと葉は折れ、一日で無惨な姿となってしまいます。
サンルーム等の設備があれば、一年中そこで作れます。
<管理>
b  雨を避け、冬に凍らせなければ丈夫に育ち、夏に開花する。
冬暖かく保つと6〜11月にたびたび開花する。
c  じょうぶなランで、冬の凍結や降霜にあわなければ、栽培は容易。
生長期は一日一回 かん水するが、用土表面がいつも湿っているようなら回数を減らす。
冬は鉢内が完全に水ぎれにならない程度に、水管理する。
   大型のランなので、春と秋に油かす、骨粉等の置き肥を少量与える。
特に目立つ病虫害はないが、まれに葉に黒い斑点が出ることがある。
このときは、ダイセン等の殺菌剤を十日おきに四回くらい散布する。
e  本来は暖地性のランですが、直接雨露にさらすことさえなければ、冬期多少凍っても越冬できる丈夫なランです。
   丈夫なランですから、とくべつ注意することもありませんが、戸外で雨ざらしにすると葉に雨ボチと称する黄色の斑点のでる病気にかかることがあります。
また多湿、多肥となったばあいには、黒斑のできる病気に侵されることがありますから、注意します。
もしこのような症状が現れたときは、ダイセン等の殺菌剤を規定の倍率にうすめて一か月に二回ぐらい、三〜四か月つづけて散布します。
f  性質も強健で採光を強くし、施肥も多めに培養します。
4 病気と害虫(注意点)
凍害
根腐れや日焼けはしにくいですが、−5℃以下では凍害に遭います。実際の温度は新聞などで知らされる最低気温よりは低いので注意します。

5 段階別開花記録
直射日光にも寒さにも強く根が丈夫です。
植え方:普通の園芸植物と同じ培養土でも作れます。ここではシンビジウムにも使い始めた鹿沼土で植え替えました。
置き場所:日光にも強いので、3月から12月まで屋外で育てられます。真夏の真昼の直射日光では日焼けするので、この期間は日を和らげる必要があります。寒い時期は少なくとも南向きの軒下で、できるだけ暖かくして過ごします。屋内で防寒すると、春の生長開始が早くなり、株が大きくなります。
水やり:根腐れしにくい植え方がしてあれば、高温の生長期には水やりは十分にすることができます。
屋外にある間は、水はけ良い植え込み材料なら雨ざらしで大丈夫です。
5.1 脇芽を大きく(初めて・小学校)
2009年9月初め、開花株を入手しました。親株の葉は細いですが、高さは33cmあります。本などにある大きさからみると相当小さいです。
丈夫で、脇芽がどんどん出ます。
小さな鉢に植えられて、いっぱいになっていることが多く、脇芽が中々大きくなりません。
南方・暖地の台湾産で高温性であることも関係していると思われます。
茶色みを帯びた脇芽が、初夏にかなり大きくなってきました。多すぎるときは芽かきをします。

藪状になった親株と新しい脇芽
5.2 二番花(入門・中学)
夏に入手した開花株が、秋に花茎を出してくることがあります。
10月2日 花茎長さ11cm
5.3 新しい脇芽に咲く(入門・中学)
2010年
直射日光の当たる処に小さな鉢植えを置いているため、生長が良くないので、
5月22日、遅くなってしまいましたが、鉢が細く窮屈なので、鉢増ししました。鉢の縁まで株があり、根がはみ出しています。
根鉢を作って根同士がくっついているので、隙間ができるよう少しほぐし、鉢底もほぐして、少し径の大きい鉢に植え替えました。
  
入手してから蘭鉢に植えたまま

7月21日、まだ開花のきざしはありません。
新芽の大きさは、7/18 10cm、7/18 14cm、8/29 20cm、この調子なら、来年や、うまくすると晩秋移行に咲くかもしれません。
8月28日開花中、昨年の芽は親より少し小さく約30cmです。親株は最高で38cm。遅れて植え替えをしたのに健気です。
急に花茎を25cm余りまで伸ばしています。花茎は4本あり、1花茎当たりの花数は7個までです。
 

10月17日 期待していなかったため、ほったらかしにしていたら、またが終わりかけていました。地味な花ですが、エライです。

11月10日 全体に細く、短くなっています。窮屈な鉢で育て、植え替えを行い根をほぐし、真夏の猛暑に直射光で日焼けさせ水も不足したので無理も有りません。株が増えすぎて咲きにくくなるのが心配です。
2011年1月31日 新芽の双葉が出ています


大株作り・冬知らず(高校)
冬は12月半ばから、2月一杯まで室内に置き、最低温度を20℃近くに保つ冬知らずにしました。
2011年4月13日 早くも新芽が出て3cm位になっています。大きな親株ほど新芽も大きいです。

開花日記(洋ランカレンダー)


2009
9上旬:開花株入手
10上旬:草丈33cm、花茎11.5cm
2010
5下旬:植え替え
7 中旬新芽16,10,10cm
下旬19,14,12cm
8開花
9
10開花
11
12屋内に入れる
2011冬知らずの高温
1下旬冬芽
2
3屋外に出す
4中旬:春芽3,2,2,2,2,1.5cm
5中旬:春芽5.5,5,3.5cm
6 上旬:春芽8,7,6,5cm
中旬:春芽10,10,10cm
7 中旬:春芽16x3, 14x3, 11,9,7x2cm
下旬:春芽#1,2 21, #3 18, #5 17, #6 15, #7,8 13, #10 10, #11 12, #12 11, #13 9 ~#17
8中旬:春芽#1 28cm
9上旬:春芽#1 草丈36cmバルブなし葉6枚、花茎9cm、? 草丈27cmバルブ高さ1.5cm幅0.7cm葉3枚+2枚枯れ、花茎9cm
10
11
12


6 咲かない理由
株が小さい
7 近縁種
最初に述べたように、恵蘭の仲間では、報歳蘭の台湾報歳蘭が一般園芸に流通しているようです。駿河蘭の方が、丈夫で、花が咲きやすく、夏咲で、香りがあり、年に2回以上咲くことがあるので、入門向きと言えるでしょう。


2014年 3.13 2014年版開始、育て方と咲かせ方のあらまし

12.3 検索「駿河蘭」で一位(ランと無関係を除く)、病気などについてを開始
2013.6.13 13年版生育表 5月 株分け

2012年12月23日 2012年版 11年開花記録

4.28 開花カレンダー
2011.4.13 大株作り・冬知らず・春の新芽
11.10 経過追加
10.31 秋の開花を追加
8.28 性質、花の咲かせ方追加
2010.7.7作成開始

2009.9 開花株入手