洋ラン学園
オンシジウムの始め方・育て方・咲かせ方・続け方

オンシジウムは黄色い小さな花が沢山咲く種類で、切り花が良く売られています。
また3株の寄せ鉢か単株の開花株が売られています。
再び咲くことは少ないようです。
開花株から出る脇芽が他の種類のように親並みに大きくなりにくいです。
また、脇芽の出るところがどんどん高くなり、根が地に着かないことも生長不良の一因です。
従って、半年から1年後に咲かせるというよりは、いったん新芽が小さくなって、何個目かで開花株の大きさになるというのが現実的です。
開花株が巨大な場合は新芽がかろうじて花を着けることがあります。2020/02/29

オンシジウムの代表種
    
オンシジウム ゴワーラムゼー アロハイワナガ スイート・シュガー'100万$ 

シャーリー・ベイビー'スイート・フラグランス'   ミニオンシジウム トゥウィンクル フラグランス・ファンタジー


目次
アロハイワナガ
スイートシュガー
ゴワーラムゼイ
シャーリーベイビー
ミニオンシジウム
ミニオンシジウムの育て方と咲かせ方は別ページです
洋ラン学園表紙
今節(今月)の洋ラン最新
オンシジウム近縁属 ブラッシア、コルマナラ
ミニオンシジウム
ミルトニア
ジゴペタラム
マキシラリア


2023年
アロハイワナガ

最も普通に売られている種類です。
今年は「洋ラン花壇」向けの鹿沼土大株作りと、「洋ラン花瓶」では水切れさせずに秋咲と冬咲を目指そうと思います。
4月に春芽、8月にバルブと花茎、10月に開花が一つのパターンです。
7月に夏芽、10月にバルブと花茎、12月に開花が一般的です。
春芽と夏芽のそれぞれの咲き方が分かったら次にその違いがどうして起きるかです。
4月末までに春芽が出て、それまでに出た芽と合わせて出そろいました。
5月後半に大きい株は約10pで根元から気根が長く伸び、春芽は5p前後で、気根の出ているのはわずかです。
今年は春芽が出そろい6月半ばで新芽が順調に大きくなっています。雨が多いためと思われます。昨年は花が少なかったですが親株が25p程度に大きくなりました。「親株が大きく水が足りて大きくなれば咲く」ようです。
親株が20pと小さく開花が4月に始まった2021B#6は5月末に出て10月に花茎が出て11月に咲きました。2023/07/04
2023年春芽花茎
高さ35p、バルブ長約10pが目安か
高さ30pでも出ることあり、秋芽が出ると花茎は出なくなります。
鉢株2019D花茎2019B
2019A
2020B2021A

植え方鹿沼土
PET


鹿沼土


#8
#9
#9#44#8#9

4/30

2.2x0.8
2.2x0.853x0.2.53.5x0.7












5/224.5x1.1
7.5x1.2/7
6.5x1/78x1.1/74.5x0.96.5x1

6/14

15.5x1.5/8
13x1.3/913x1.3/9














7/4

20x1.6/10
19x1.4/1019x1.4/11
19.5x1.5/10

7/2231x1.9,8
24.5x1.7/11
21x1.4/11
19.5x1.5/924.5x1.5/11

8/838x1.9/9
30.5x1.7/11
29x1.5/1126x2.726x1.4/928x1.6/11

8/2141.5,7x2,34.5
34x1.8/11
31,6x1.7/1129,(6)x1.4/1228,5.5x1.5/930x,6.7x2

9/540,9.5x2.5x934,8.5x2.2
32,7.5x2.329,7x2/30,7.5x2,8x2.5

9/18

35.5,9x2.5
#10,8.531,8x2.3
31,9x3

10/14

34,9x327
#45,3.5
#10,11x1.1


























































参考 2021年春芽経過典型2023/06/14

バルブ花茎開花
21B6芽バルブ花茎開花
30840

206154月半ば
4月末脇芽出







5月半ば5cm



脇芽出


6月半ば15cm







7月半ば20p



10p


8月半ば30p出7p

18p


9月半ば

30p

20出5.5p

10月半ば


始まり


出13cm
11月初め




216.518始まり

2021年夏芽開花経過2023/07/04
春芽に比べて少ないです2020C#8、2か月でバルブと花茎が出て、年が変わって5か月で咲き始めると同時に次の芽が出ました。

バルブ花茎開花
30840
8月半ば脇芽出


9月半ば15cm


10月半ば17p出4p出4cm
11月半ば1858
12月半ば18517
1月半ば冬芽#9
20p始まり
2月半ば
5cm20cm






芽の出方一覧表
、基本は半年ごと、大きくならないと1(3/4)年後、脇芽(分岐)は1年後が多い
春芽は4月、夏芽は8月が多く、両方とも、花芽時に十分大きくなっていれば花茎が出る。2023/06/14
まとめて買った鉢(グループ)ごとに、芽の出方に癖がありそうです。2023年は冬芽が出ませんでした。親株が小さい内は出やすいのかも知れません。
1910A
BC
2019A
BCDC2
2020ABC
2021ABC



鹿沼土鹿沼土















/9#5
分岐
1年、交互











非分岐
半年

非分岐
半年
非分岐
1年
分岐
半年
20/1

#5

#4












20/6#6,#21
#6















20/9#7



#5












20/12


#51


#6










21/3

#51

#6












21/6#61

















21/8

#52#25









#8
#6#5#5
21/9


















22/2

511

#7
#7





#9



22/4

53





#7#26
#8


#7 #41
#6
#6
22/8




#43
#8

#52


#10



22/09

#531











#8
#7
22/11











#9




#61
23/4#?#55


#44#9#9




#8#11
#9#7#8
23/5

#532





#8








23/6#63








#62





































































2022年版
鹿沼土で大株作り

オンシジウムはこの頃花屋さんでは単株が多くなっています。
出る脇芽は小さく中々咲きません。
そこで昨年は大半をペットボトル植えにしたところ、小さくても咲くようになりました。
一方一部を鹿沼土植えのままで残したところ、脇芽が大きくなりました。2022/08/21
昨年に比べてペットボトル植えの花付きが悪いです。
但し鹿沼土植えに比べると新芽が小さいです。
だから株を大きくする原点に戻ることにします。
11月の水やり
多くの洋ランの丈の伸びは9月で終わり、10月にはバルブが太り始めます。
また10月になると鉢の乾きが急に悪くなります。
そこで9月までは水やりを多くしますが、10月には水やりを控えます。
処が、オンシジウムは10-11月に鹿沼土植えや雨ざらしでペットボトルに水のたまった苗がどうも大きくなるようです。2022/11/27

2022年開花記録

昨年は半分以上の鉢に夏の終わりから秋に花茎が出ました。
バルブの大きさや芽の出た時期などは色々でした。
半年続けて、若い親から出た脇芽より、1年後に出た脇芽の方が咲きやすいような気がするので調べてみます。
鹿沼土植えは新芽が大きく3鉢とも花が付きました。
ミニカトレア以外は芽が出てから花茎が出るまで約半年以上かかります
今年は夏には花茎が出ませんでした。

2019C2019D2021B20B


鹿沼土鹿沼土PET鹿沼土

株#芽期#25 21/08#8 #6 22/05#7 4/9

親#芽期#24 21/04?#7 22/04#5 21/08#6 21/07



花#6




31,x1.821.5,6.8x1.627 7x2.2

花茎出9/15(13月)9/2410/7(5月)10/8(6月)

株高H31H36H22H30.5

バルブ8.5x2.5x1.511x3.5x2.57x1.7x1.19x2.6x1.5



2021年版
最初(冬)に枯らさない方法・始め方

洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
沖縄ではランは周年屋外で生長し咲きます。沖縄はほぼ回帰線上にありますが、その内側の熱帯では最低気温が1年を通じ10℃以上です。
(2) ミズゴケ植えの株は根腐れしやすいので、鉢から抜いて一回り広い透明容器(例:ペットボトルを横切りにしたもの)に移す
ランは木に着生し根は空中にむき出しです。ミズゴケは夏は干からび冬はじめじめで、枯れと根腐れの原因です。ミズゴケと容器の間に隙間があると、ねはほぼむき出しで、ミズゴケが乾きやすいため根腐れしません。
また中が見えるのでミズゴケの湿りや根の健康状態がいつでも見えます。
こうして元気に春を迎えたら一安心です。

セロジネは寒さに割に強いです。0℃以上なら冷害で枯れる心配は少ないです。
屋内で越冬して楽しみます。

細長いペットボトルに移す
各種共通
黄色のオンシジウムは、大鉢に3株が寄せ植えになっているか、単鉢です。
植え込み材料はミズゴケのことが多く、ずっと植え替えないままで大抵腐りかかっています。
このため根も腐りかかっていることが多いです。
一方オンシジウムの脇芽は親株の途中の高さから出るので、根元がどんどん高くなり空中にあることが多いです。
鉢から抜いて細長いペットボトルに移し、高い根元はミズゴケで覆うようにすると育てやすいです。
脇芽の根元が高くならない鉢は普通の長さで植えます。
 
2021年5月 アロハイワナガ

生長から開花のパターンと開花の条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。
コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。

上に書いたように、開花株を入手しても次に咲くのは「有望株」の場合だけです。
ともあれ、オンシジウムは2季咲で、冬と夏に咲きます。
花が終わってから新芽が出て、ある程度高くなるとバルブが出来始め、開花に必要な大きさがあれば花茎が出てきます。
親株や開花株の大きさがまちまちなので、育ち方や咲き方が一定しません。
新芽の出だしが針のように細くて小さい場合は無理なようです。
幅広の芽は将来性がありそうです。2020/02/29




2021年開花記録

芽が出たのは5月初めから7月まで
花茎が出たのは8月半ばから10月後半までとばらついています。
カトレアは秋芽でも花芽が出ますが、オンシジウムは出ていません。
秋芽が出たらその株は咲かないと言えそうです。
芽の出る時期はまちまちで間隔は1年近くです。開花したのは春芽の方が夏芽より多いです。
親芽の出から開花までは2年近くかかっています。
鹿沼土植えは2/3が花が付かず芽になりました。
引き続き22年も調べています。2022/08/21
今年は花が少ないです。伸びは緩やかで小さめだからのようです。
鹿沼土植えは年々充実してバルブが大きく花が付きました。
鉢株 1910A
#61
1910B
#52
#5311910C 2019A
#6
2019A
#41
2019D
#6
2019B
#6
2019C
#25
19D 20A
#7
#8 2020B
#6
#7 20C
#8
20C
#10
21A21B21C
2019
12/29 #5冬



鹿沼土
鹿沼土鹿沼土

鹿沼土



#6

20205/3 #6 2.5春


2/5 #4冬2/5 #4冬


#7










→9/20 #7 5→→12/13 #51冬
12/13# 511.7→7/30 #5 5夏
11/7 #5秋12/222022親時期不詳2022
22親時期不詳

2022

2021→→5/4#61→8/4#522022
→→5/8#6 4→→5/8#41→→7/12#62022







4/9










2
4


























5/84


4.87.5x1.1
7x0.95
4
4
6





5/298.2x1.1


10.513x1.15
13x1.15
12
6




4

6/1514x1.3


1618x1.7
16x1.3

14

9





6/2919x1.3


18.521.5x1.7
19.5x1.3

16.510







7/1221x1.35

12x0.72328.5421x1.5
2420132.5x0.6511
4
8

7/2323x1.35


25.329
27x1.4
302416
16
8
11

8/4
3.7



1630x1.5
3126, 5.51911x0.9166x0.410
15

8/16 27.5, 6.2x1.6
7.5
6.2x0.8
29.5
0.5
31, 7.2x2.62032,,6x2
36
8
27, 7x1.62213x1.05
6x0.914
18

9/2 27.5, 8.5x2.4
36
10x1.82.5
30.5,8.5
30
32, 8x2.83633,7x2.5 31
6

28.5, 7.5x2.22423x1.1 28
7
9.5x1.118
20
6


9/18 29, 8x2.15
46
15.7x0.8

31, 8x2.6
44
33, 8.5x3
378x3 33
8.5
30枝3

11 21
29.5, 7.5x2.3
11
25
7
23.5x1.15 30
9
13.5x1.15 21
5

23
7


10/8
19, 4.3x1.2

48花20
38
39.5, 8.2x2.534,8.1x3.1
37
14
21
, 7.7x2.2
48花26
/#61 7.7c
25
7
26, 5.5x1.8
17, 4.3x1.622
22
7 13


10/20
48花35
20.3, 5.5x1.7
5.7

18, 4x1.648花743, 8.5x2.835,8.2x3.2

, 7.7x2.2
36,

7
27, 6.5x2
15, 5x2.85
4.5





11/2 30,8.5x2.2
48花35
20, 6x1.6
12
14

花18 43.5, 11.3x3.1
7

34
9
48枝3
37
15
55枝4
28, 7.2x2.2
26, 花4
24
7
27, 7x2.2 31
9
26枝4
18, 5.2x2
9
22
6

21
6.5
18花2蕾5


11/27
, 6.2x1.8
25




43, 11x3.5
20





27, 7.6x2.2
17.5, 5.5x2.2
17





12/13
, 6.5x1.7
27花3




, 11.5x3.7
24
12/18 #7



, 7.5x2.3

19





12/24














21





1/12






花11








23花4
/#9 1c


























2/16














花2


















A#7, 4/12, 2.5






20226/20,#61, 107/24, #54, 4.3

8/4, #8, 8B8/4, #8, 105/7, #7, 4


4/9, #8, 2
4/9, #7, 3.5
7/12, #10, 4





半年型で













B#41, 5/31, 5
B#6, 5/31, 3.8




















C#6, 5/31, 4.5




咲かない条件

春芽の出は早い。?

寄せ鉢ではミズゴケも根も腐っていることが良くあり、そのままにしておくと元気が無くなります。
また、元気な鉢でも、芽の出るたびに小さくなりやすいです。
新しい脇芽が親並みに大きくなれば咲くことが多いようです。
良く見ると一種類ではなく、アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼイ、スイートシュガーの三種がありますが、名札が無ければ見分けはつきません。
本やネットで見ても区別されず、育ち方や花の咲き方に違いがあることは分かりません。
洋ラン学園では3種の違いに着目し注意しています。
アロハ・イワナガとスイート・シュガーは半年ごとに子芽・孫芽---が出るため小さくなりやすいです。
これに対してゴワー・ラムゼイは1年ごとに出ることが多く、その分小さくなりにくいため育てやすいでしょう。
もう一つのポイントは水やりです。
入手した株が根腐れしていることが多いためもあって、水やりを控えめにしがちですが、そうすると生長が悪く咲きにくいようです。
「細茎・薄葉種は水を切らさない」が洋ラン学園の原則ですが、オンシジウムにも当てはまります。2014.8.1
不定期咲または冬と夏の2季咲きの種類が多く、開花株を入手すると半年後に再び花が咲きます
黄色の小輪花が主流ですが、属間交配種などには
大きさも色も色々あります
冬暖かくすると元気です
代表種の黄色小輪はバルブが年々小さくなって咲かなくなることが多いです、半年で次の新芽が出るためでしょう
作落ちさせずに続ける方法が課題です。
オンシジウムの他に近縁属が色々あります。
オンシジウム、ミニオンシジウム、イオノシジウム、ブラッシア、マクレラナラ、コルムナラ、ビーララ、ゴメサ
ミニオンシジウムは大型種よりも繊細です。高山種の性質が大型種より強くて夏の高温にやや弱いです。


目次
初めに
入門編と上級編
目次
黄花オンシジウム
アロハイワナガ、
スイートシュガー、
ゴワーラムゼイ
シャーリーベイビー
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長から開花のパターンと開花条件
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
鉢ずらしと株分け
オンシジウムの根腐れ・暑さ負け(原種は高山性)-洋ラン病院

参考資料
黄花オンシジウムの系統
オンシジウムの分類の変更
オンシジウムのバルブ期と花芽時

上級編
シャーリーベイビ−


旧版
旧版近縁n

近縁属
オンシジウム近縁属、別ページ
ミルトニア
ジゴペタラム
マキシラリア
コルマナラ
 
ブラッシア ロンギシマ(Orchids Wikiから転載) マクレラナラ

ゴメザ・クリスパ
 
ビーララ・ユーロスター、ビーララ・ スマイル・エリ     コルマナラ・ワイルドキャット 




本文
初めに
黄花
アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼイ、スイートシュガー
オンシジウムは、代表種は黄色小輪ですが、実は色々な種類があり、育ち方と咲き方がやや異なります。
園芸店で売られているのは殆どが、アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼイ、スイートシュガーの3種類です。殆ど見分けがつきませんが、育ち方や咲き方がいくらか違います。
また、近縁属との交配種には、花が大きい種類などが色々あるので楽しみが増えます。
オンシジウム黄花の育ち方と咲き方−咲かない理由
オンシジウムは以前は3株の寄せ鉢、最近は単株の初花も売られています。
持っていても咲かないことが多いです。
その理由の第一は、寄せ鉢の場合は、ミズゴケが腐って根腐れしている場合があることです。咲かせるまで植え替えせず、寄せ鉢で乾きが悪いためで、乾きの良い材料に植え替える必要があります。
もう一つは、多く出回るアロハ・イワナガやスイートシュガーは、半年ごとに子が出るので、育ちが不足するとバルブが花芽時までに大きくならず花が付かないのです。これらはいったん小さくなるとそこから出る子はさらに小さくなりどんどん作落ちするので、株ばかり増えて高芽で根が空中にあり咲かなくなってしまいます。2012年版参照。
こちらについては、「洋ラン学園の生長期に水切れさせないことと、冬暖かくして冬知らずにすること」が効果的です。
店頭にあるのは殆どが以下の3種類です。親株の形や花はとても良く似ていますが、新芽の出方や大きくなり方、花の咲き方が異なり、育てやすさ・咲きやすさも異なります。
「半年型か一年型か」は、黄花を咲かせるのに最も基本的なポイントですが、一般にはほとんど触れられていないようです。
慣れない内は、ゴワー・ラムゼイが作落ちしにくく咲かせやすいと言えるでしょう。
以下ではスイートシュガーを便宜上半年後(幼稚園)、ゴワーラムゼーを1年後(小学校)、アロハイワナガを2年目以降も(中学校)の欄にまとめて紹介します。

各種の芽季、バルブ期、花芽時
これら3種は色々な季節に新芽が出て、葉の中からバルブが顔を出し、バルブの横から花茎を出して、伸びたら咲きます。
季節によって育ち易さや咲き易さが異なり、いつ出るかや咲くかどうかは親株の状態に依ります。何株か育てると空振りを防げます。2020/07/16


タイプ新芽バルブ花茎開花
アロハ・イワナガOnc. Goldiana x Onc. Star Wars, 1990半年型夏7月
秋10月後半

開花目安高さ30cm
冬1-春3月*夏8月初秋10月
スイート・シュガー Aloha Iwanaga x Onc. varicosum,1990半年型夏8月秋10月後半冬1月前半

小株でも咲くことあり、原種に近く暑さに弱い
秋10月**冬2月春5月夏6月-



春4月夏7月後半同左
ゴワー・ラムゼーOnc. Goldiana x Onc. Guinea Gold, 1977一年型秋10月後半夏8月前半同左


一年型春月後半*夏8月前半同左

*追加、**追加2020年7月
スイートシュガーは片親が原種、2020/10/22

種の特徴、花だけみると区別が付きにくいです、開花親株の全体をみると下記のような特徴があります。
アロハ・イワナガ 1990 葉は柔らかく少し長め、花茎の枝ぶり良く長約50cmまで
ゴワーラムゼイ 1977 大型の強健種、花茎は直立、枝ぶり良く、長約1mまで、花径約4cm
スイートシュガー アロハイワナガの子 葉厚くて硬め、花茎太い
花茎の出は、スイートシュガーが一番早くて7月から、ゴワー・ラムゼイは8月、アロハ・イワナガはバルブの出は8月ですが花茎は後で一番遅くて10月頃のようです。2014.8.2

  
Onc. Aloha Iwanaga、Onc. Gower Ramsey, Onc. Sweet Sugar Million Dollar
2014.8.2


基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)


アロハ・イワナガ

芽季・バルブ期・花芽時が3種の中で最も幅が広いようです。2014.8.2
株の大きさや、親株が咲いたかなどにより、次の開花が決まります。
数鉢を育てると毎年交互に花が見られます。

初めに
黄花のオンシジウムは園芸店に多く見られます。
しかし、開花株を入手してもその次の花は余り咲きません。
洋ラン学園では、「細茎・薄葉系」として、水切れによる生長不良が咲かない主な原因であることを述べてきました。
また、寄せ鉢、特にミズゴケ植えはミズゴケが腐り根腐れしていることが多いのも咲かない原因です。
今年は、アロハイワナガとゴワーラムゼイの寄せ鉢でない独立の開花鉢が春に手に入ったので、植え替えせず、雨ざらしで水やりもほどほどに放任栽培し、様子を見ています。(2015.9.15)
半年型は咲きにくい
洋ランの多くは花が咲いて横から脇芽が出て1年後にまた咲く「1年型」です。
これに対して、ミニカトレアやオンシジウムは半年ごとに子芽が出る半年型です。
半年型は生長期間が短いため作落ちしやすく、その結果咲きにくい傾向があります。2019/10/19

3種の中で一番丈夫で育てやすいようなので最初にとりあげます。

生長から開花のパターンと開花の条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはdンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。

コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。

30cm近くまで急激に伸びてからバルブができると花茎が出やすいようです。梅雨はそれに最適です。
反対に15cmでバルブが出て丸くなると花茎が出ません
2013年にも春芽と夏芽が高さ約30cmでバルブができ花茎が出て咲きました。2020/07/16

アロハイワナガは四季いずれにも芽が出ます。
いつ出た芽かによって、同じ時期に同じ大きさでも花芽が出るかどうかが違います。2021/07/13
2013年の春芽夏芽の開花など
鉢/年月日株#草丈、基幅バルブ高幅厚葉長幅花茎
株#草丈、基幅バルブ高幅厚葉長幅花茎
鉢#
株#
草丈、基幅バルブ高幅厚葉長幅花茎
110904#1






#3親3612x3.3x1.5
花跡

2019
1910A













#31205.5x2.5x1.2









13/05/20#68x1.2

春芽



































06/28
18x1.5x1.1




2013





















































08/09
28.58x2.5x1.5



#3215.5x1
#7,10.5x2#8,3.5夏芽












夏花茎秋咲













09/01
28.58.5x3x1.9
38 14,
3.7cm


24x1
#6,20.5x2.5#8,3.5

#4C1814x2.6,14x2.46x2x1
花跡












秋花茎
#5





10/05
28.58.5x3x1.9
5614,3.7cm

309x3x1.810-21x343




秋花茎付き















19/10/1631 22.5x2.5
21.5x2
9.5x1.7x17















11/9





11/26







319.5x2x1.1#6,21.5x2.612
11/2330
x2x1.215.5










318.5x2.2x1.3#6,21.5x2.617冬咲12/13



















12/1932
9.52x1.216















20/01/1530 22.5x2.3,
21x2
8.8x1.9x1.214




















冬咲














2/5



花1












































蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
大抵の洋ランは2週間ほど咲くと終わってしまいます。
1年の大半は枯れないように世話をするだけです。
コチョウランは花の持ちが良く1か月以上持ちます。その上、花茎の先が伸びて蕾が出てきて、新しい花が咲きます。
従って数か月花を楽しむことができます。さらに花が終わっても花茎を残しておくと半年前後で枝が出てきて咲くことがあります。
エピデンドラムの花茎は枝が出てきます。
デンファレは半年後に同じところから花茎が出てきます。
ミニカアトレアの多くは半年型で、開花株に次の脇芽がついていて時にはすでにシースや蕾が出ています。しばらく元気に育てていると次の花が咲きます。

オンシジウムも半年型で、店にある開花株の中にはまれに、次の若芽がやや大きくなって、花茎が出始めている鉢があります。
このような鉢はしばらくするとまた花が咲きます。
2019年秋 アロハイワナガ
花が終わった処分品の中に、若芽に花茎の出ている鉢がありました。
似たような大きさで花茎の出ていない鉢と共に経過を見ることにします。

2019年鉢#A全高バルブ丈幅厚根茎花茎



鉢#B全高バルブ丈幅厚根茎





月日株#1
6.5x2.7







#0(C)
7x1.7x1







10/162
7x2x13x1






株#1
7.5x2.6x1.21x1 22x2.3
18切れx2.7






3
9x2.5x1シワ3.5x1.5






2277.5x2.2x12x1.5 19x2.8
14x2.3






418c6x2x1シワ
14x2.1
14x2.4






320.57x2x1.2
17x2.8
14.5x2.3






5319.5x1.7x1
22.5x2.5
21.5x2
9x0.2




418c7x2.2x1.2
20x2.4
19.5x2.3







表作成 2019/10/16


開花株を入手して半年後に咲く
洋ランの交配種は親が例えば冬咲と夏咲だと、半年ごとに新芽が出て咲くようになります。
但し、新芽の生育期間が短いため、新芽が小さくて咲かなかったり、作落ちしやすいという問題があります。

スイートシュガーもその親のアロハイワナガも半年型です。ここではスイートシュガーのみを紹介します。
2年目以降も咲かせるも後で述べます。
アロハイワナガは2年後以降も咲かせる(中学)の欄にまとめてあります。



開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)

アロハイワナガは黄花オンシジウムの中で最も多く出回っている種類です。
以前は大株の群生株のポットを3鉢寄せ鉢にしたものが主流でした。
この頃は小さな単株が多く、咲きにくくなっていますが、その例として経過を見ます。
大株の場合は春芽が8月初めには高さ30cm超、バルブ高8cmとなって、10月初めに花茎が出ました。
今回の株は9月初め以降にバルブが顔を出しています。伸びは旺盛ですがバルブが小さいです。
花茎が出ません。
2020/09/20

鉢株#

鉢株#

鉢株#



高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚


親#A#5

親#B#62

親#B#62



28 20x2.6
17x1.6
7.5x0.8#20B#4

#20C#4



#20A#6

#20B#4

#20C#5













05/03148,7-9x1.9x1





春芽
05/262.34,2-30.64.57,6-20.614x1.1x0.68,7-13x2

06/1348,4-1.50.857.54-51.4x0.75178,7-13x24x1.7x0.9
6/3088,6-41x0.6107,4-51.2x0.74.58,6-20.75
7/1511.58,7-8x1.5V113.511,10-81.2x18.58,7-5.5x10.9x0.6
7/3016.58,7-11.5x2.21.1x0919.511,10-13x2.3V1.4x1128,7.5x1.8V

8/1520.5x1.05x0.9








8/2422








9/624x1.1x0.9

25
6.5x1.9x1.1



9/2027
6.2x1.35x0.9


23
4.5x1.6x0.85

表分離2020/09/20

2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
2019-20年
オンシジウムの問題の一つは脇芽の出る位置がだんだん高くなって根が植え込み材料に届かなくなってしまうことです。
そのせいか新芽が大きくなりません
ここでは株分けして仕立て直した場合を示します。
ほぼ単株になるので最初の脇芽は小さく、複数の鉢を苗から気長に育てることになります。2020/01/15

2021年
ペットボトル植えで水切れ無し、高芽に長いペットボトル
ペットボトルの利点の一つは、長くすれば高芽も根を覆えることです。
2019,20年株抜粋
これまでの典型例
大株の場合は春芽が8月初めには高さ30cm超、バルブ高8cmとなって、10月初めに花茎が出ました。
に近いものの経過を見ます。
8月16日
待望の花茎が出始めました。気を付けていたのでこれまでの例より早く気づきました。
どちらも春芽で丈は30p足らず、新しいバルブが8月初めに見え始めて、幅が2p足らずでまだ矩形に近い状態で、花茎がバルブの脇に葉の内側から顔を出します
バルブ高さが6p未満や幅が2cm超だと次の脇芽が出てしまうようです。
左鉢#1910A、株#61丈27.5バルブ7.5x1.9x0.8出芽春5月29日8.2p
右鉢#2019A、株#6丈29.5バルブ7.3x2.1x1.05出芽春5月8日4.3p



8月初めの様子
4回に分けて入手した10鉢余りを同じペットボトル植えと鹿沼土植えで育てています。
鉢によって冬芽と春芽があり、夏芽が出始めたものもあります。
このうちどれが咲くでしょうか。

ABCD
2019
#5 20/7,21/3 33b9x2.7
#6 21/5 4
1774






1834


1782

#6 7/12 4x1.1x0.5, 8/4 C16x1.5x1脇芽
1783

1910
8/4 未
1773

-


20/12 #51 3.5, 21/8 28b7.5x2.6冬芽
21/8/4 #52 C3.7脇芽
1775



2020
#7, 8/4 H26x1.4未
1776






#41 7/12 17x1.3
1784

#7 7/23 24b7x2.5
脇芽 #8 8/4 6脇芽
1777


2021
#5 21/6 H10 21/8 19b5.3x1.8
#6 21/8 3
1778


1780

#4 21/6 2, 8/4 14.5
1781




鉢#2019D株#5

鉢#B株#

鉢#C株#


高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚

親#A#5

親#A#5

親#A#5












#21A#6

#B#4

#C#3











05/03








05/30


10.5x17-7.5
14x1.256-11.5x1.8,7
06/13








6/30








7/15








7/30








8/15








8/24








9/6








9/20








































2021年新株

鉢#A株#

鉢#B株#

鉢#C株#


高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚

親#A#5

親#A#5

親#A#5












#21A#6

#B#4

#C#3











05/03








05/30


10.5x17-7.5
14x1.256-11.5x1.8,7
06/13








6/30








7/15








7/30








8/15








8/24








9/6








9/20










































2019-20年経過

2020年の経過
冬の初めの12月に出た芽は6月に約15cmでバルブが出て丸くなり花茎が出ませんでした。
冬の中頃の1月に出た芽は5月から急速に伸びて梅雨の終わりころに高さ約30cmで細長いバルブが出ました。


6月13日 バルブが出来始めました。草丈が約15cmと小さくバルブ高も3cm未満と小さいです。
5月3日 春芽が出始めました
2月29日 冬芽の出が続いています。
2月5日 冬芽が出始めました。
有望株
冬春芽で1月以降で5月初めまでに出た芽は、夏中に高さ約30cmに伸びてそれまでにバルブが出て高さ約10幅約3cmになると秋に花茎の出る可能性がありそうです。
年内か5月半ば以降に出た芽は十分大きくならず花茎が出ない可能性が高いです。2020/07/16
夏になると春芽の伸びが急で冬芽並みの大きさになりました。
花茎の出たバルブの最小幅は1.7cmです。


2019年10月株

2021年夏芽の経過
春芽が8-9月に丈30cmバルブ10x2.5cm前後になる株は開花の可能性、それより小さいものは難しいと考えます。
2020年秋芽の経過
7月初めに丈30cmバルブ8x3.5x2cm前後になりましたが、花茎でなく脇芽が出ました。バルブが早すぎ
2020年春芽の経過
春芽が8-9月に丈30cmバルブ10x2.5cm前後になる株は開花の可能性、それより小さいものは難しいと考えます。
春芽が出たのは5月で遅いです。

鉢株#2019A


2021鉢株#2019C


2021鉢株#2019D






2021鉢株#1910A


2021



高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
2020
秋#5
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎秋芽


親株#3


#24




#3







#5


#7


9/20






















5.3x0.6,7


10/2






















7.5x0.8x0.4,8


19/10/16












秋芽




31 22.5x2.5
21.5x2
9.5x1.7x1710.5x1.5x0.6


11/9













5x0.7







12x1.05x0.65,9


11/23













5.5x0.9



30
x2x1.215.5



12/13













6.2x1x0.67-1.7,8






13.5x1.05x0.65,10


12/19


















32
9.52x1.216



20/01/1538.5
8.5x2.3x1.65






19.5
6.5x1.6





30 22.5x2.3,
21x2
8.8x1.9x1.214




#2019A#4








#4















20/01/15


























02/055.5x0.7x0.57,4-2.5
冬芽
















#7




02/298x0.858,6-2







#2019D#4







30
9x2x1.2花1



3/10













11x1.4x0.98-4,9




16.3x1.05x0.75,10




3/31



#41#2019C#22







12.5x1.4x0.89-7,10


#1910A#6
15.2x1.15x0.8,10




05/0311.5x1.1510,9-8

C7.7x1.1x0.81.5x0.55
春芽




春芽




2.5x0.7
#61春芽



05/2612.5x1.3x111,9-16x2.9

13x1.15x0.95.5x0.8x0.57,6-2.5


4.2x19,5-1.2

24.5x1.55x1.159-21x2.9,10


6.58,7-88.2x1.1x0.6,9




06/1322x1.45x1.112,9-16.5x2.9


9.5x1x0.79,7-6


10.5x1.29,7-6.2x1.9






9.3x1.2x0.89,8-6x1.3V





6/3028x1.55x1.112,10-23+x3.6







17x1.4x110,8-11.5x2.7

2921x3.2,同7.7x3.2x1.9

14.5x1.35x0.8510,9-10x2.1V





7/1531
7x2.4x1.2バルブ出現
17x1.1x0.910,8-14x2.5


22.5x1.65x1.110,9-15x2.5V


21x3.5,同8.3x3.75x2.4

19.5x1.4x110,9-14x2.5





7/303312,10-23.5x3.38.7x3.1

25x1.3x0.910,9-20x2.8


33x1.7x1.2511,9-24.5x3.2

7/12
21夏芽
#6
4x1.1x0.5


2310,9-18x35.1x1.5x1.05バルブ出現



8/153312,11-23.5x3.39.2x3.05x1.8

28.5x1.3x1.110,9-22x3


34.5x1.7x1.2511,9-27x3.2






24.510-17x2.56.7x1.65x1.1




8/243412,11-23x3.39.2x3.2x1.8

29x1.3x110,9-24x3


3611,10-30x3.27x1.5x1.2バルブ出現




25
7.2x1.75x1.2




9/4




3110,9-25x35.7x1.7x1バルブ出現
37
7.5x2x1.4遅い




26
8x2.1x1.35













遅い














































2019年10月苗入手、植え替え
   
鉢#A 開花株の脇芽に花茎11p付き、草丈30pバルブ高9.5p幅1.7厚1p
 



苗作り
園芸店で売られている一般向きの種類の他の開花株は一般に高価です。
また慣れない内は枯れてしまうかもしれません。
そこで、ラン展などで開花前の苗を入手して育てるのが現実的です。
冬に入手したらペットボトルで春まで育てると安心です。
2020/01/18



スイートシュガーはアロハイワナガに比べて根腐れしやすいようです。
2018年にスイートシュガーを入手しました。
また2019年と20年にアロハイワナガを入手しました。
スイートシュガーは新芽が小さく、開花します。
アロハイワナガは新芽が大きくなり余り花が着きません。
両方を鹿沼土中粒植えの鉢から抜くとアロハイワナガは根がいっぱいなのに対して、スイートシュガーは根が少なく新根はその一部です。
理由を考えると、原種Onc.varicosumとの交配種であることが考えられます。
ゴワーラムゼイも含めて少数の原種間の交配種ですが、アロハイワナガは例外的に暑さに強く根が丈夫なようです。
原種のオンシジウムはミニオンシジウムとして売られていることがありますが、高山性なので暑さに弱いとされており、洋ラン学園では取り上げないことにしています。
洋ラン病院で助けます。入院はミズゴケ/ペットボトル植えです。対象外であることと病院なのでなので例外的にミズゴケを使います。2020/10/22


洋ラン病院の表紙

 オンシジウム スイート・シュガーの育て方

半年型で、冬芽が花茎の出る花芽時の7月後半までに十分生長してバルブになると花茎が出るようで、そうでないと、咲きません。
外見上はアロハイワナガやゴワーラムゼイと区別がつきにくいですが、バルブが出るまでの葉の枚数が5,6枚で、1年型のゴワーラムゼイの約8枚よりは少ないようです。2014.8.2
冬芽の生育が良く、6月終りにバルブができて花茎が8月初めまでに出そろいました。芽ぶきも良いので、花茎が何本も出ます。葉が厚く花茎が太いのが特徴です。
秋芽は1年以上たってからも咲くことがある
以前は株が大きくて20cm以上30cm近くあり咲き易かったです。
2018年入手の鉢は約20cmで株が15cm余りにしかならず中々咲きません。


2019年
1年後に咲かせる

2018年夏に開花株を2鉢入手しました。花茎は1年以上たった秋に1鉢に出ました。
鉢#1
バルブが8x4x2.5cmある親から春に脇芽が出て、夏に約6x3x2cm以上になり、秋に花茎が出ました。
春芽秋咲

2019年
11月
 
年月日鉢#1株#基幅厚葉数長幅バルブ高花茎、枝花数芽季年月日基幅厚葉長幅,数バルブ高
18/7/151



1.21.2











2


6.5x1.8V
4x1.3
321










3


20x3.5V
20x3.5V
5.732










4


19x4
19x3.5
63.71










5



8.242.7
42
14,7, 16
3
2
3
3
8
2
5
4
4.7





19/10/17
28

20x5.3
842.3しわ





株#11



鉢#A













2020



19/3/22休みバルブ皺

















#6













6/134.50.8x0.34-1.2,5春芽















6/297.71x0.555-5,6















7/14141.2x0.56-8.5x1.5V,7















7/30180.76-14x1.9,7
19/8/66311.6x1.376-22.5x3.5







春芽8/15191.5x0.86-16x2.3,7
10/17631

24.5x3.5
21x3
6.5+131.85 気根多数
根冠1cm
27.5x0.45
5x0.8cm



夏花茎

























表作成2019/10/18 2014年秋に類似
鉢#B
どんどん脇芽が出続けているのに花茎は時折しか出ません。夏にバルブが5x2.5cm未満では不足気味のようです。
古株からも芽が出て、それぞれ脇芽が出続けて、大群生になっています。
オンシジウムは芽の出方や花芽の出方が不規則なので、群生株でないと花が見られません。
秋芽が10月に出て、秋の内に高さ約15cmバルブが出て高さは3cmしかないのに花茎が出ました。
もう1回は秋芽が冬も伸び続けて2月末に15cmバルブ高5cmになり春に花茎が出ました。
これまでは秋芽が咲きましたが、2020年冬に出た芽が咲くかどうかに注目です。
脇芽は高くなっていないので、群生株作りを試すことにします。
年月日鉢#1株#基幅厚葉数長幅バルブ高花茎、枝花数
18/7/151


6.521.5






2


8.5x22.51.7






3


-21.2






4


6x23.51.51





5


18x3.2V
20x3.5
6.52.51.5





6


17x4v
16x3









7


18x4
16x3.7

7.542.5 46x0.55
10,11,4.5,7,6
13
4
2
3
6
開花株
夏咲
10/17724.5

18x4.8
18x4.4
15x3.5

8.53.52.4



















#8













19/3/22814.81.2x0.975-5







冬芽
19/8/6821

16.5x3
16x2.5
4.51.50.9
花芽無し



10/17822.5

15.5x3.3
17.5x2.5V
52.82





#9













10/17#93.51.765-5







秋芽
11/03
61.1x0.886-2








11/23
81.2x0.984-2.7








20/01/15
121.25x197-5.5








02/05
13

8-9x1.9(4)1.31.15





02/29
14

10.5x2
6.7x1.35V
5.51.41




冬バルブ
05/26








10


1年後
春/夏咲
6/13
14

9-9.7x2.1
10-6.5x1.5
4x2.15x1.3


24


















#81













20/5/3
1x0.5










春芽
5/26
3x0.6
65-1








6/29
8x1











7/14
9x1.7

4.5x1.2V























19/3/2241


16.5x3.4
13x2.5
3.221.2




?芽















20/05/264116

5-3x1.5






































19/8/642100.966-6








10/1742111.5x0.856 8x1.8(5)
6.5x1.2
























20/02/054320.6









冬芽
02/29
20.6










05/03
60.95

























10/175120


31.70.7



































10/1752外15

11x2.2
3.51.8



































10/1753内16.5

13x2.1
11.5x2
421.3



































10/1761外17

15.5x2.6
12.5x2.2
31.50.9



































10/1762内19

14x2.5
14x2
6.52.51.5




















20/02/296214.51.05









冬芽
05/03
10.71.398-4.5








05/26
13.51.3x0.898-9.5























10/1763外19

14cx2V
14.5x2
5.22.21.5





#64













19/11/03#6414

10.5x2.8







秋芽
11/23
15?


31.51
8x0.25


1年半後
初冬咲
12/19
18






10



20/01/15




3.521.3
枯れ


















年月日鉢#1株#基幅厚葉数長幅バルブ高花茎、枝花数

表作成2019/10/18

2020年
2年目以降も咲かせる
株分けと苗ずらし
初めに
鉢#1、2共に2018年7月に入手時にはミズゴケ植えをそのままに鹿沼土で重ね着鉢増ししました。
鉢#1は冷害と新株が鉢を飛び出したので2020年5月にミズゴケの根鉢をほどき鹿沼土に植え替え苗ずらし。
鉢#2はどんどん枝分かれしたので、ミズゴケの根鉢をほどき鹿沼土に植え替え、3鉢に株分けしました。花茎が出ています。2020/05/27
春芽・夏芽の秋咲の例です。
2020年の経過
6月13日 バルブが出来始めました。草丈が約15cmと小さくバルブ高も3cm未満と小さいです。
5月3日 春芽が出始めました
2月29日 冬芽の出が続いています。
2月5日 冬芽が出始めました。
2月5日 冬芽が出始めました。
5月3日 春芽が出始めました。
6月13日 夏芽が出始めました。
8月24日 春芽と夏芽からバルブが見え始めました。
8月24日 春芽と夏芽から花茎が出始めました。秋咲












鉢株#



鉢株#


鉢株#





高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎





高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎
高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎


親#B2#8



高さ基幅 葉数
最大
バルブ
高幅厚
花茎
親#B#62



親#A#41


親#A#41





217,6-16.5x3.14.5x1.5x0.9

#B#64

夏芽





2020


2020





#B2#9























10/183.5x1.76, 3-1.5

秋芽




19
6.5x2.5x1.5秋芽










11/036x1.1x0.88,6-2


14 10.5x2
8.5x1.5
(4)x1.3x0.7
















11/238x1.2x0.98,6-2




3x1.55x18.5x0.25















12/198.5x1.2x0.9



18

10冬咲














20/01/1512x1.25x19,8-7




3.5x2x1.3
















02/0513.59,8-9(4.5)x1.3x1.15

13.5
3.5x2x1.3

#B#621

冬芽










02/29148-10x25.5x1.4x1

B#631



4.7x1.05

バルブ










05/03




2

春芽
10.7x1.3x0.89,












05/26149.5x2.24.3x2.5x1春咲き




13.5x1.3x0.89,8-9.5


#B3,#44-1








06/131410,.7x2.1
24x0.3
4.5x0.9



159,8-11.52.7x1.5x0.95

8x0.97,5-5x1.2
夏芽4.5x0.35,4-1.2
夏芽

6/29




9x1.2x0.68,7-4.5x1.1V







9x0.8x0.47,6-7x1.4V

7.7x16,5-5



7/14




13.2x1.5x0.658,7-7.2x1.2V







10.5x0.7x0.67,6-7.7x1.5

14x1.2x0.57, 6-8.5x1.5V



8/15




17.5x1.5x0.88-C11x2.6,9







11.5x0.9x0.658.5x1.4







8/24






4.2x1.5x0.85








2.5x0.9






9/6







7.8








3x0.2
































表作成2020/06/13

2013年の開花記録 スイートシュガー100万ドル 鉢#1
春芽秋咲
年月日株#草丈基幅厚バルブ高葉長幅花茎花数花幅
芽季
13/5/20#641
942 31x3.4
34x2.5






7/3
18
41.51.3






9/2
33
103.41.9






7/3#7122.3


2.5




夏芽
8/9
50.7









9/2
161.1x0.9


11.5x1.7v
6x1.2v






10/5
321.4x1.1


23x3.3
22x2.3






11/26
37
9.52.31.6






14/3/207

82.41.7




















14/3/20#81









春芽
8/1#835
103.31.8 24x4.5
25x3.8
10




10/28#8



1.7
60
枝14,7,16
8194.7
秋咲















表作成2019/10/18
2014年の記録




ゴワー・ラムゼイ


例年は花茎は8月にバルブができ始めると同時に出てきます。
2013年にはバルブが8月後半にできて花茎は10月に出た例があります。
古い芽はバルブができ始めました。開花株やこれまでに出た場合の高さ7cmに比べると小さいので、このままでは花茎が出る可能性は低そうです。、新しい芽はまだです。
2014年は8月初めにはまだバルブが出来ず細いままです。植え方には問題が無く丈もほぼ十分ですが、植込みの下で雨が十分かかっていなかったようです。
これからは雨の日や水やりの時には十分与えるようにします。2014.8.2
咲いた株からは春新芽が出るようです。親株が咲くかどうかも新芽の出に影響します。2014.8.3
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。




シャーリー・ベイビー スイート・フラグランス

初めに
オンシジウムで園芸店の店頭で見られるのはほとんどが黄色の種類です。
シャーリー・ベイビーは珍しいですが、赤みを帯びた花が咲きます。
以前に育てたことがありますが、店頭では殆ど見かけず、長い間探していました。今年のらん展で見つけ改めて手に入ったので育ててみます。2021/05
黄色系に比べやや寒さに弱く、大型で丈夫で咲きやすいようです。

オンシジウム シャーリー・ベイビー ’スイート ・フラグランス’Onc. Sharry Baby'Sweet Fragrance'
(Onc. Jamie Sutton x Onc. Honolulu, 1983)
Onc. Jamie Sutton: Oncidium ornithorhynchum x Oncidium powellii G2 1969.
Oncidium Honolulu: Oncidium Moir x Oncidium leucochilum1970
山地産で有香の代表種2種を含む原種のほぼプライマリ交配種同士の交配です
大型で花茎が長くなる種類なので、


2023-24年
株が増えて、育ち方や咲き方が安定してきました。1年型です。2鉢とも分岐して2芽ずつ出ています。一方は作落ち気味で咲かないので回復を目指します。
3月の春芽から6月の夏芽まで、花芽は冬の2月から春の5月までと時期が広いです。2023/07/05
2023A#7A#8A#42A#43
B#6B#7B#8
B#33B#34


2022
2022

202120222023
20222023








花無し

花無し冬芽

2/3









0.4

2/24









3x0.7





春芽


春芽




3/29


2


1.2

6x1


















春芽





春芽


5/7
春芽4x0.8





6


5/17
5
5.5x1.1


5x1

13x1.5















6/14
10x1.4
10.5x1.4
夏芽
10x1.1,8

18x1.8,8

6/25夏芽



3.5x0.8






7/47x1.214x1.5,86x1.1,814x1.5,8

7x1.114.5x1.3,8
14.5x1.5,922x1.7,8











17x1.8,10


8/4


























9


























10


























11








36.5,7x3.7,11
















12


























1




32,7x3.5




















2/328,8x3
30,8x3.5





37,8.5x4子芽


2/24花茎7
花茎7









3













17











4


























5




花茎7







17蕾9











6花3残り



花8残り








開花株を入手して半年後に咲く
洋ランの交配種は親が例えば冬咲と夏咲だと、半年ごとに新芽が出て咲くようになります。
但し、新芽の生育期間が短いため、新芽が小さくて咲かなかったり、作落ちしやすいという問題があります。
コチョウランも花後の花茎を残しておくと、先に再び蕾が着いたり、枝を出して、半年後位までにまた咲きます。
2022-23年

/夏芽から1鉢は花茎の出が2月後半へと早まりました。もう一鉢は2月前半に脇芽が出ました
2021年
シャーリーベイビーは以前も開花株の花茎から枝が出て咲きましたが、今回は新しいバルブから花茎が出ました。2021/07/12
ほぼ同じ大きさの株から春と夏の境に脇芽が出て、大きさに差が付き、大きい方にバルブができて花茎ができ、花の咲いてなかった方に花茎が出ました。
他方の鉢には花茎が出ませんでした。
夏新芽の春の花が終わる1年後の夏芽が出て翌年の春に花茎が出ます。(1年型)
夏芽と同時に開花夏芽株の親から1年半後にも芽が出て秋に花茎が出ますます。(1年半型)
芽が出てから花茎が出るまで3/4年あるため咲かせやすいです。
2022/10/13
2011全高幅全高バルブ花茎全高バルブ花茎全高バルブ花茎全高バルブ花茎全高バルブ葉長幅 花茎全高バルブ花茎




2021



2021


2022


2022


2022


2022







鉢#A







#7


#42春芽

鉢B


鉢B春芽



5/6




#5







4x0.8

株#7


株#33H6



5/28


#49.7x5.5x2.5

399.3x5x2.8 31x5
24x4.3
58

















5





花終わり





















5


























6





#6




















6/259.2x1.5




6.5(X0.7)
夏芽

夏芽
6x1.1

夏芽








7/1216x2.512.5



10.4x1.46-5,7
7x1.22
11x1.58/7:7x1.7
7x1.1 7:3+,8:2.5







7/2318x2.513x3.7,13#5


12.7x1.65x0.658/6-5.5,8
11x1.28/7:6.5
14x1.59/8:8
9.5x1.3







8/52015x4.332


13.5
9/8:19x3.8
13x1.58/7:8.5x1.8
16.5x1.69/8:11.5










8/2328x2.518x5



21x1.89/7:14


















9/1133.5x2.5x1.38-30x4.9



26.5


21x1.610/8:15
21x1.610/8:15x3










9/21




3827


22x1.4x0.99/8:17x3.3
25x1.6x0.910/9:18










10













265.2x2.322x3.6,14










10/20




32


23.5x1.69/8:17.5x3.4














11/5





30


25.5(6)x29/18x3.2
286.7x2.521.7x3.6,13.7










11/18





34.57x3x1.338x1.65
26.56x2.620x2.8
296.5x3.222x3.6,14







































12/17









同上休み


29.56.7x3.2











1/15



























2/3









288.2x3.320.5x2.8
308x3











2/24












C6cm


7.5





























































































































































#41
























5/28

29





10

















6/1

305.5x3x1
春芽





















6/25

29x2x1 22x3.3
21x3.5























7/12

31.56.5x3.8x224.5x3.56.2x0.2





















7/23

31.57x3.5x225x3.619x0.2























2008年6月

花茎に新しい枝がでて咲く(入門・中学・二番花)

大型の開花株では、花茎の下の方に小さな枝が出ていることがあります。暖かい時期に元気な株を入手すると、枝が伸びて二番花を楽しむことができます。
低温期に開花株を入手すると、花茎が元気だと、花が終わって、夏になってから節から枝が出てきて咲きます。
下の写真では右の花茎は枯れてしまったので枝が出てきません。
  
左:シャーリー・ベイビー'スイート・フラグランス'の花茎から出てきた枝、右:枝からの二番花の開花

2008年3月 開花株入手

2010.6

7初新芽17.5cm

終19cm
8初新芽21cm

終26cm
9

10

11

12

2011.1

2

3花茎14cm終9個
4上旬開花
5 以下は鉢#1
下旬春新芽5cm

6 (株#2-2春開花の株初夏新芽3cm)
下旬春新芽9.2x1.5cm

7中旬春新芽16x2.5cm葉12.5cm

下旬春新芽18x2.5cm葉13x3.7,13cm
8上旬春新芽20cm葉15x4.3cm

下旬春新芽28x2.5cm葉18x5cm
9中旬春新芽33.5x2.5x1.3cm葉9枚#8 30x4.9cm
10

11

12

1

2

3





オンシジウムのバルブ期と花芽時
オンシジウムはバルブができるのと前後して花茎が出てきます。
それではバルブはどういう時にできてくるでしょうか。
オンシジウムの新芽は葉芽で平たく、葉が左右交互にでてきます。その葉が9枚目程度になると、間にバルブが見え始め、その先にバルブの上に通常2枚付く葉が出てくるようです。
従って新芽の葉が8ー9枚程度まで増えてきたらそろそろバルブや、花茎が期待できます。
新芽の生長が遅くて、花芽時までに枚数が足りないようだと、花は望めません。
2015年開花記録
鉢/年月日草丈、基幅バルブ高幅厚葉長幅花茎草丈、基幅バルブ高幅厚葉長幅花茎

#34


#14



9/173610.5x2.8x1.6 28x2.6
25x2
363410.5x2.6x1.3 25x2.7
23.5x2
24
10/63610.5x2.8x1.3
12.53510.5x2.8x1.3
37枝2

表作成2020/10/07

黄花オンシジウムの洋ラン学園式育て方
始める季節:黄花系オンシジウムは冬と夏を中心に開花株が出回ります。夏の方が苗が元気で根も健康なことが多いので育てやすいです。
有望株:寄せ鉢と単鉢のどちらでもよいですが、バルブが大きく艶と張りがあることが大切です。単株は若くて咲くまでに期間がかかることがあります。
数株の株立ちで開花株の脇から新芽が出て大きくなっていると有望です。
始め方:まず植込み材料と根の健康状態を調べます。ミズゴケ植えの場合はそのままにしておくと根腐れすることが多いです。
また小さいときから植え替えされずミズゴケなどが古くなって根腐れしている場合もあります。
ミズゴケ以外に植えられて根が丈夫で、夏に始める場合が一番安全です。その場合は慣れない内は、そのまま育てます。
ミズゴケ植えや根腐れしている場合は植替えした方が無難です。
置き場所:黄花オンシジウムは割に寒さや日射に強いです。冬以外は屋外で大丈夫です。直射日光では日焼けするので、庭なら植込みの下の木漏れ日程度が良いです。冬は霜に当てないことが第一で、初霜の前から終霜の後までは室内が安全です。
水やり:洋ラン学園式の鹿沼土植えなら、屋外では週1-2(真夏)回が目安です。水切れすると新芽が大きくならずに咲きません。
肥料:春暖かくなって新根が伸び出したころに、緩効性化成肥料の顆粒を規定の量置肥します。
植替え・鉢増し・土増し・株分け:
オンシジウムの咲かせ方 まとめ
脇芽が出てから咲くまでとその大きさ
半年型のアロハ・イワナガとスイートシュガーは、春芽が夏にバルブとなって7月に花茎を出すか、9月に出た秋芽が12月にバルブとなって花茎を出すかです。
花芽時までにバルブが十分大きくならないと花茎が出ません。
冬ばかりでなく夏(から秋にかけて)咲くので梅雨入り前に大きくする必要があります。
春から水を切らさず肥料を与えるようにします。
一年型の多いゴワーラムゼイは、秋芽か春芽が、夏にアロハ・イワナガやスイートシュガーよりやや遅く8月に花茎を出すようです。 2013










2019/10/16 改訂新版開始、入門編と上級編に分離
2016/8.28 古苗の2016年版開始

2016.6.7 2016年版開始、 シャーリー・べイビー スイートフラグランス

8.2,3 3種の解説、棹立ち方と咲き方の14年経過を受けた補足
.2.8 参考資料・花芽分化について
1.9 経過を種別に分けてまとめる
1.8 2014年版開始、標準育て方開始、作落ち対策開始、アロハイワナガ記録整理
1.7 検索「オンシジウムの育て方」で10位以内
2014年

11.27 kutoo 'CT-Little Cherry'のカレンダーを切り出し再掲により作成、黄色三大種の情報追加
9.1 近縁属13年版を分離
7.4 オンシジウムのバルブ期と花芽時
7.2 ゴメザ クリスパ花芽など記録 7.3 2012年版を分離
6.29 オンシジウムの始め方、ゴワー・ラムゼイ:背伸び株の再出発
6.27 開花株の大きさ、脇芽の出方・大きさと花茎の出方、咲かない理由、花芽時の脇芽の大きさ
13.5.21 2013-14年版開始

12.20 ミニオンシ開花カレンダー
12.6 2012年版、続け方まで開始、開花カレンダー
2012.10 改訂

8.27 始め方・育て方・咲かせ方に改題、オンシジウム・スイートシュガーの半年型の3株の詳細完成
8.8 ビーララの始め方のレシピ
7.27 ミニオンシジウム関連を分離
7.26、バルブの萎れ、植え込み材料の劣化による根腐れ、咲き方
7.25 咲かない理由、ゴメザ開始
6.22ミニオンシ2011開花日記(洋ランカレンダー)
6.15 属間交配種開花日記(洋ランカレンダー)→オンシジウムに統合7.26
3.8ビーララ開始
2.10 コルマナラ開始
1.29 二季咲き種の脇芽付き株の勧め
2011.1.8根腐れとバーク・浅鉢植え

11.29冒頭に近縁属写真
11.28ミニオンシの蕾を咲かせる育て方
11.26 マクレラナラの脇芽から花茎、近縁属の初めにと目次作成
10.27 ブラッシアマクレラナラの育て方開始
10.26 目次補足
10.25 ミニオンシジウムの育て方と咲かせ方、図鑑追加
9.9 イオノシジウムの咲かせ方
8.12 交配親、図鑑種名追加
8.1性質、基本的な世話、図鑑追加
2010.7.7 オンシジウムファイル作成開始