洋ラン学園
オンシジウムの始め方・育て方・咲かせ方・続け方

目次
2014年版
2012年版

2014年版

今年は、親株を越えて丈高くバルブが大きくなる鉢が多いです。
オンシジウムは入手時の根腐れなどから回復すれば、洋ラン学園式の「浅広底穴鉢鹿沼土薄植えで、夏は積極水やりにすることにより
良く育ち咲くようになることが分かりました。ほぼ育て方と咲かせ方を確立できたと思います。
アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼー、スイートシュガーのそれぞれの特徴も出てきました。10.29

春に屋外に出してから、落葉低木の植込みの下に置いて殆ど世話をしませんでした。
8月になって取り出してみたら、新芽の丈は大きいようですが、細い株が多いようです。
水やりは雨ざらしだけでしたが、草が茂ったため水不足気味だったようです。
本来は根が丈夫で、浅広・底穴鉢・鹿沼土植えで、根腐れなどの障害は全然なく育ちます。
後は水切れに注意するだけで良さそうなことが再確認できました。2014.8.2
初めに
昨年はオンシジウムの代表種である黄花種、アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼイ、スイートシュガーの育ち方と咲き方を詳しく調べました。
またオンシジウムは根が丈夫なので、これまでも「古い洋ラン学園式植え方」で咲いてきましたが、作落ちしやすくあまり花付きは良くありませんでした。
今年は「新しい洋ラン学園式植え方」を徹底すると共に、「作落ち対策」を本格的に検討して開花率を上げていきたいと思います。



アロハ・イワナガの新苗をミズゴケ植えのまま越冬し春は屋外に出した処根腐れしたので「浅広鉢・鹿沼土・中芯入りに植替え・鉢増し」


2014年
9月後半
スイートシュガーゴワー・ラムゼイ鉢#13-2
花茎の出の続き、前回の8月初めから、草丈や葉が伸びて、バルブができ、親を越しました。
花茎の太いのが特徴のようです。
スイートシュガーは夏芽と春芽が出るため、生長期間が半年しかありません。
左図の鉢#13-1は新芽の生長が早く、8月前半にはバルブが完成して花茎が出てすでに咲いています。鉢#13-2は1月以上遅れています。



アロハ・イワナガ、
花茎の出の続き
2011年株
一つの鉢ですでに花茎が出ていたのとは別の脇芽から花茎が出てきました。

9月前半
アロハ・イワナガ、
花茎の出の続き





2014年8月初めの様子
アロハ・イワナガ、ゴワー・ラムゼイ、スイートシュガーの新芽バルブ花茎の様子を比べます。
2013年6月株
水切れのせいか細いですが、バルブは他の2種に先駆けて出、大きく育った株からは花茎が出ています。
  
鉢#1、3月春新芽株#8丈35バルブ10x3.3x1.8葉24x4.5,25x3.8花茎10cm
5964
 
鉢#13-2、新芽株#6丈27x1.6x1.2葉6-15x2.9V,8-13.5x1.9V、気根

#2-2、5967

小株


?5966



2010年8月株
水切れのせいか細いですが、バルブは他の2種に先駆けて出ます。
  
#2株#9丈21バルブ細小4x1.6バルブ上葉#5-17,#6-16

#3株#6丈19バルブ細小4.5x1.7バルブ上葉#6-15,#7-143枚

葉の芯が茶変、雨ざらしによるもの


2012年版
目次

2012年まとめ
2012年初めに

2008年
シャーリーベイビー 花茎の枝が出て咲く

オンシジウムに戻る

詳細記録表
アロハ・イワナガ






11









12











110209


110904
#1







110904
#2


1 1-2
バック
2
12バック#3


#4
#5
元株



#4,









32
11x2.5x1.2
花跡

#3,31
7.5x3x1


#3,36
バルブ12x3.3x1.5
花跡
#31

#3,35
12.5x3x1.2
花跡

#3,30
8.5x2.5x1.2

親株
#33

#5,

#31,31
9.5x3.3x2.2

#11




同上

#4
10.5x2x1.3

同上
#4,18
8x2
花無し

#4,12

#4,34
11.5x2.4x1.3
花跡

#33#34#-14
#6#7
#32#33#12#13

#13


#31#5
#31#32#5#6#5#6#5#6
芽期
13年10月初
秋新芽
丈5cm
高芽
13年10月初
秋新芽
丈3cm







13年10月
秋新芽
丈3cm
















13年10月初
秋新芽
丈7x0.9cm
11月

























秋新芽丈5x1
12年12月



#5,33,9x3.3x2



#11















秋芽丈8x1
記録201320142014
2013




2014















2014
1
秋芽
丈6.5x幅1.2
秋芽
丈11x幅0.8







秋芽
丈8.5x幅0.7葉#7,3.5x0.8半












冬新芽丈3x0.6


秋芽
丈23x幅1.3x厚1葉#7,19x2.3,#9,10x1.1
2



























3
後半秋芽#34丈7.5x1.1x0.8葉10-2,11-1


後半春新芽3x0.4

後半春新芽4.5x0.7


















4















初11x1





初6.5x0.9
初3
5月



春新芽?
8x1.2


春新芽?9x1.5
後5.5x0.8

















6月後半



18x1.5x1.1

23x1.5x1.1
15x1.2




12.5x1.2
夏新芽6x0.76x0.78x0.8 20
5.5x2.5x1.2

20x1x0.86
24
7x1.5x1

秋芽丈23.5x1.5x1.2葉#6,18x2.6,#7,14
7月



























8月
バルブ・花茎
見込み

秋芽丈26バルブ9.5x1.5葉12-18.5,14-15

前丈28.5バルブ8x2.5x1.5花茎未春芽丈32バルブ14x1.1葉7-17,9-16
前丈29バルブ8x2.8x1.6花茎未春芽丈37バルブ9x2.1x1.3葉8-28x3.5,9-27











前丈15.5x1葉#7,10.5x2#8,3.5


夏新芽9x0.9秋芽丈30バルブ9.5x2.6x1.3葉#6,21x2.8,#7,20.5x2.3花茎3
9 丈20バルブ7x2x1.3葉#7,13x2.7,#9,2
花茎8cm



初丈28.5バルブ8.5x3x1.9花茎38cm


初丈33バルブ8x3x1.9




夏新芽丈4.5x0.4






初丈24x1葉#6,20.5x2.5#8,3.5


夏芽丈19x1.3葉#7,13.5x2.2#9,3

10花茎枯れ


14個3.7cm

前丈30バルブ9x3x1.8花茎43cm枝5本




夏芽丈11x0.9葉#6,10,#8,2


夏芽23x0.9






夏芽丈30x1.4x1.1葉#8,25x3.1#9,22

11






末丈32花茎45cm31個




夏芽丈20.5x1.1x0.6葉#7,16x2.3,#8,13x2.2


夏芽26x0.8葉#6,22x2.2,#8,14



末丈31バルブ9.5x2x1.1葉#6,21.5x2.6花茎12


夏芽丈36.5バルブ9.5x2.2x1.1葉#8,25.5x3.2#9,23x2.3

12



























1



花終り







夏芽丈21.5バルブ4.3x1.4葉#7,17x2.3,#8,14x2


初末夏芽28x0.7葉#7,24x1.5,#8,18.5x1.5


前丈31バルブ8.5x2.2x1.3葉#6,21.5x2.6花茎17


夏芽丈35バルブ10.5x2.5x1.3葉#同上

2



























3



























4





















































鉢#3,株#32と同程度なのに花茎無し



ゴワーラムゼー
1/3
11/311/3-22/322/32/3-2
1/5 1'/5
AB2/52/5


J3
芽季


















バルブ期


















半芽時


















花期


















元株









バルブ9x3cm
葉無し


バルブ7x2.5cm




親株









丈17cm

#51
7x2.2

#42、27
6x2不開花



#5#6#6#4#5#4'


#5#4#43
#8#8

#7'#8
10


















11


















12後半秋芽丈9.5x幅0.9

















20132014






2014201320132011



20132014
3月
後半
春新芽丈2.5x幅0.7







後半
春新芽丈1.8









4月











前半春新芽2





5月後半31x1.5
14x1.1






?月丈35バルブ6x3x1.7葉33x2.3,30x2.1?月丈13x0.9葉6-10,7-4
16x1.2


後半丈15x幅1.5葉6-10,7-7.5
6月後半38
バルブ5.5x2.8x1.5

19x1.2x0.719x1.4x0.9 32
4x2.5x1.8
25x1x0.8



末丈39
バルブ6x3x1.7葉35x2.2

後半春芽32バルブ8.5x2.3葉31,2326x1.2 11
3.5x1.3
13x1.2


7月











後半春芽35バルブ7x2.5x1.8葉





8月
バルブ・花茎
見込み
前丈38バルブ6x3.7x2
花茎始まり
末丈37バルブ同6x3.7x2
花茎21
春芽丈35幅1.7x厚さ1.2葉9枚7-26x2.7,9-15






春芽丈34幅1.5x厚さ1.1葉9枚7-26,9-11 前#4丈40バルブ6x3.3x1.7
葉#8,35x2.3,#9,30x2.1
花茎10
末草丈39バルブ5.5x3.5x1.5花茎39cm
前草丈21x1.x0.8葉7-11,8-7,9-6.5x0.8
末草丈24バルブ6x1.5x0.9葉17.5,17
後半春芽35バルブ7x2.4x1.5花茎19cm



前半丈18バルブ5x3x1.8葉-13x3.5,7-12x3.5初丈26バルブ8.2x2.5..1.4葉6-18.5x4.3,7-19x3.6花茎11
9月











前半春芽38バルブ6.5x2.5花茎65cm





10月 前丈37バルブ同6x3.7x2.2
花茎58枝

前丈27バルブ5x2.5前#4丈41バルブ8x2.5
前#4丈38同バルブ6x2.8同花茎9



前半花茎70cm43,5cm枝10cm 前#43丈25バルブ8x2.3
葉18,17
花茎始まり
前半春芽花茎70cm枝39cm花11個幅2.7cm



前半花茎43枝4多い
11月




後#4丈38バルブ6x2.8花茎33



花茎72cm16,枝1 後#43丈24.5バルブ7x2.3x1.3
葉17.5x2.3,17x1.9
花茎25







12月





























終り




























スイート・シュガー

入手2011


2013.6









#1#2#3
#1









芽季














バルブ期














花芽時














花期














入手2011


2013









元株














親株


















#7#8













2014








1














2














3




後半春新芽1.5cm








4














5月後半














6月後半














7月














8月
バルブ・花茎
見込み
夏新芽丈5x0.7夏新芽丈6x1夏新芽丈2.5
前半夏新芽5x0.7 3月春新芽株#8丈35
バルブ10x3.3x1.8
葉24x4.5,25x3.8
花茎10cm









9月夏芽丈16基1.1x0.9葉,6x1.7V11.5x1.7V.5x0.7夏芽丈14基1.3x0.9葉#8,10x2.4,#10,6x1.3V夏芽丈8.5基0.9x0.7葉#5,5,#7,1.5
初丈16x1.1x0.9葉11.5x1.7V,とび6x1.2V










10月夏芽丈32基1.4x1.1葉#5,23x3.3,#7,22x2.3夏芽丈25基1.5x1.1葉#8,20x3.2,#10,14x2.2夏芽丈12基1.3葉#6,9x2.3,#8,2.5











11月夏芽丈37バルブ9.5x2.3x1.6葉#5,同じ23x3.3,#7,23x2.1夏芽丈27バルブ5.5x2x1.3葉#8,21.5x3.1,#10,19.5x2.3夏芽丈14基4.5x1.6x1葉#7,11x1.9,#9,6.5x1V
末丈37バルブ9.5x2.3x1.6葉5-23x3.3,7-23.5x6.1









12月





























1














2














3



後半バルブ8x2.4x1.7
春新芽#81.5cm















種類別の経過 2013年、古株
ゴワーラムゼイ


2013年
09年秋開花株#1-3
11月後半
 
#1/3、#11/3

 
#2/3 #22/3遅れて出た花茎、#2/3

8月後半
#1/3
花茎伸び24cm


#11/3
バルブ伸び


#11-2/3
新芽丈゙伸び


#2/3
新芽遅芽芯枯れ


#22/3
バルブ伸び


#2-2/3
新芽遅芽芯枯れ


6月後半
   
鉢#1、バルブ高さ5cm、鉢の中には新根伸び。鉢#11分け株浅広鉢植え、新芽丈19cmバルブはまだ。11/3-2分け株、新芽丈19cmバルブはまだ。

   
鉢2/3新芽丈32cm、バルブ高さ4cm。鉢22/3分け株新芽丈25cmバルブまだ。鉢2/3-2分け株新芽丈14cmバルブまだ。

6月後半
 
     
鉢11/3、2/3、22/3。 2/5、A
バルブはまだできません。

鉢2/3



アロハ・イワナガ
11年秋苗

2014年1月前半
開花は終りに近づいています。新芽はまだ出ません。
 
鉢#1.左:前面。右:後面

親株が凍害に遭った方は、小さなバックバルブから子吹きを続けています。

鉢#2

2013年11月後半
     
鉢#1花茎2本

8月後半
鉢#110904-1
花茎伸び24cm
 

鉢#110904-2
冷害から回復中


5月後半
植替え、浅広鉢・鹿沼土・薄植えに変えていきます。 
  
鉢#2、鉢#1,#4:芽はまだ小さいです。
                                                      

11年2月苗


2014年1月前半

   
左:全景1。次:高芽の奥に新芽。次:全景裏面。右:高芽の花茎が枯れて新芽。

2013年11月後半
bv分け株
咲かなかった方の脇芽からは新芽bv
   
bv

8月後半
鉢#110209
バルブ伸び
 

5月後半
植替え、浅広鉢・鹿沼土・薄植えに変えていきます。

スリット鉢に鹿沼土植え、


その他

2014年1月前半
  



8月後半
鉢vp
小芽


分け株
バルブ伸び、丈伸び
 

6月後半
アロハ・イワナガ系初期株
鉢#1,丈15x幅1.3x厚0.8cm、葉#7,10x2、#8,6cm

アロハ・イワナガ系大株(浅鉢)
芽丈18x幅1.5x厚1.3葉#7,12x2.3,#9,2.5cm



2014年経過
その他

2007年苗
8月初め
5969,5970
 

  


2013年経過(下から上へ)
ゴワー・ラムゼイ:続け方その2、高芽降ろし、株分け背伸び株の再出発(来年咲かせるための株作り)
アロハ・イワナガ:続け方その1、ミズゴケ植え・寄せ鉢からの遅い転校
スイート・シュガー100万ドル:始め方その2夏編、夏に入手したミズゴケ植え・寄せ鉢からの転校
ゴメザ・クリスパ:続け方
など
初めに
オンシジウムで店頭に並ぶのはは黄花小輪が大半です。ただし、種類はほぼ3種類だけです。
育て方の特徴としては作落ちしやすいのでその対策が中心になります。
ゴワーラムゼイ:新芽が年々高芽になって根が届かなくなり作落ちしていました。株分けして下に降ろして、再出発しています。今年は咲かないかもしれませんが、来年咲くための株作りを目指します。続け方その2
アロハ・イワナガ:秋に入手したので植替えを避けてミズゴケ植えのままにしていましたが、春に雨ざらしにして根腐れが進みました。鹿沼土に植替えをしました。続け方その1
スイートシュガー100万ドル:夏に開花株を入手したので、直ぐに植替えができます。始め方夏編
新苗の始め方は別にあります。

11月後半
スイート・シュガー

不明鉢J3


8月後半

8月前半
オンシジウム
梅雨以降の十分な雨と日除けと湿り気のある置き場所で、新芽が伸びてバルブができて厚くなり、待望の花茎が出始めました。
夏芽が出始めました。
夏の開花新苗で植え替えたスイート・シュガー100万ドルからも夏芽が出ました。


オンシジウム

6月後半

アロハ・イワナガ:育て方、秋に入手し春に植替え




スイート・シュガー 100万ドル(黄色小輪・半年型)



植替え、バークが腐って古い根も腐っています。鉢#2

株分け
古いバルブの両側から芽が出て分岐して、新芽は高くなっているため分けます。



12年11月前半
スイート・シュガー Onc. Sweet Sugar
(Onc. Aloha Iwanaga x Onc. varicosum, 1990, M. Sato)アロハイワナガの子で原種との交配、やや小型。
生長夏新芽、22cmまで伸び止まり、バルブ、4.5x2cmまで伸び止まり、、枚まで、。秋新芽、伸び7.5cm。



12年10月前半
スイート・シュガー Onc. Sweet Sugar
(Onc. Aloha Iwanaga x Onc. varicosum, 1990, M. Sato)アロハイワナガの子で原種との交配、やや小型。
生長夏新芽、22cmまで、バルブ、4.5x2cmまで、、枚まで、。秋新芽、出始め4cm。

12年9月前半
スイート・シュガー
新芽が高くから出るようになって根がむき出しなので、先端を株分け/高芽取り
  
鹿沼土植え、オンシジウムの根は丈夫で雨ざらしでも良く伸びます。新芽の出る位置が高く根は空中ばかりです。
 
先端の子芽だけでは力不足なので一つ前から分けました。 透明軟質ポリポットに、底板中芯を入れ、苗を入れ、鹿沼土を流し込みます。

8月後半
スイートシュガー 100万ドル
13年夏新株
鉢#1 丈16基幅1.1x0.9葉11.5x1.7V、6x1.2V


鉢#2 丈14基幅1.3x0.9葉10x2.4、6x1.3V



鉢#3 丈8.5基幅0.9x0.7葉5、1.5


6月後半
スイート・シュガー・始め方・夏
梅雨時は比較的安全に植替えができるので、始めるには冬や春に勝るとも劣らない季節です。
始める所だけは後ろの方にあります。
○スイートシュガー'100万ドル'、半年型で、
鉢#1生長夏新芽、#31 4cm#5 6cm。シワ。鉢#2生長春芽は#6 10cm、3R 6.5cm、41 6cm、-31 15cm、-4 5cm。シワ。鉢#3春芽は#6 9.5cm高芽、#31 6cm。

1月後半
スイートシュガー'100万ドル'、半年型で、
生長春芽は休み。開花、咲いています。








2012年版
初めに
オンシジウムは、開花株を買っても年々花が咲かなくなって行くことが多いです。
一つの理由は、「多くが半年型」で半年ごとに世代交代を繰り返すため、生育期間が短くて作落ちすることです。
もう一つは、「水不足」です。他の洋ランと同じような「乾燥気味の世話」では、バルブが小さく細いままです。
寄せ鉢の中はミズゴケも根も腐っていることがよくあります。
デンドロビウムなどの細茎・薄葉種並に水と肥料を十分に」やると良いと思います。
それには、「洋ラン学園の根腐れしにくい植え方」が前提です。
逆さペットボトル植えにすると水切れが少なく良く育ちます。



11月前半
6 オンシジウム系(前回は10月前半)
置き場所:南の庭の植込みの下で木漏れ日・雨ざらし、夏の間に一部の新芽の芯が腐りました。風通しが悪かったためと思われます。
花茎・蕾:花茎はバルブが大きくなったものから、9月後半から引き続き出ています。中には蕾が色づいて膨らみ始める株もあります。
9月後半から続けている作業
6 オンシジウム花茎が例年は7月から出始めますが、今年は凍害で出遅れたせいか、9月後半から始まっています。
不明種若株育て古株バーク・ミズゴケ・鹿沼土植え
花茎の付いた株など、プレゼント用に二階建てペットボトル植え変え済
生長夏新芽、30cmまで、バルブ有り、7.5x2.5x1cmまで、無多い、、枚まで、cmなど。花茎、28cmまで、秋新芽、。
アロハ・イワナガ
Onc. Aloha Iwanaga (Onc. Goldiana x Onc. Star Wars, Sato, 1990)
Onc Goldiana = Onc flexuosum X Onc sphacelatum 1940. 一代交配種 
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977
'11秋入手開花株生長夏新芽、32cmまで、バルブ、9x2.5x1.3cmまで、、枚まで、25x3cmまで。秋新芽
'12秋入手開花株PET12植え
生長秋新芽、出そろい、草丈13.5-2cm。7cmまで。
ゴワーラムゼイ Onc. Gower Ramsey
Onc. Goldiana x Onc. Guinea Gold, 1977、アロハイワナガと片親が同じの兄弟。切り花向きとされ花茎が長く、花茎の枝分かれはアロハ・イワナガより少ないと言われる。高温性、アロハ・イワナガなどに比べてバルブの形成が遅く花つきも遅いようです。
生長夏新芽、少し伸び33cmまで、バルブ、でき始め7x2cmまで、、枚まで、27x2cmまで。秋新芽、6cmまで。気根

10月前半
6 オンシジウム系(前回は9月前半)
置き場所:南の庭の植込みの下で木漏れ日・雨ざらし、夏の間に一部の新芽の芯が腐りました。風通しが悪かったためと思われます。
花茎・蕾:花茎はバルブが大きくなったものから、9月後半から引き続き出ています。中には蕾が色づいて膨らみ始める株もあります。
9月後半から続けている作業
植替え・株分け:花茎の付いた株をプレゼント用にペット12に植替え。高芽の一部を株分け
6 オンシジウム花茎が例年は7月から出始めますが、今年は凍害で出遅れたせいか、9月後半から始まっています。
不明種若株育て古株バーク・ミズゴケ・鹿沼土植え
生長夏新芽、30cmまで、バルブ、7.5x2.5x1cmまで、、枚まで、15x1cmなど。花茎、28cmまで、秋新芽、。
アロハ・イワナガ
Onc. Aloha Iwanaga (Onc. Goldiana x Onc. Star Wars, Sato, 1990)
Onc Goldiana = Onc flexuosum X Onc sphacelatum 1940. 一代交配種 
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977
'11秋入手開花株生長夏新芽、32cmまで、バルブ、9x2.5x1.3cmまで、、枚まで、25x3cmまで。秋新芽
'12秋入手開花株植替え、根鉢を半分に切って2つを合わせて寄せ鉢していた株を、PET12に植え替えました。
生長、親株31cmまで、バルブ8.5x2.5x1.2cmまで皺、開花株36cmまで、バルブ12x3.3x1.5cmまで、27x3.6cmまで3枚まで、花茎53cmまで枝4本まで40まで。秋新芽、2鉢まで7cmまで。
ゴワーラムシー Onc. Gower Ramsey
Onc. Goldiana x Onc. Guinea Gold, 1977、アロハイワナガと片親が同じの兄弟。切り花向きとされ花茎が長く、花茎の枝分かれはアロハ・イワナガより少ないと言われる。高温性
生長夏新芽、32cmまで、バルブ、未多い、、枚まで、。秋新芽、。気根

9月前半
6 オンシジウム系(前回は8月前半)
置き場所:南の庭の植込みの下で木漏れ日・雨ざらし、夏の間に一部の新芽の芯が腐りました。風通しが悪かったためと思われます。
6 オンシジウム、凍害で出遅れたせいか、例年は7月から花茎が出始めますが、今年はまだ見えません。
アロハ・イワナガ
ゴワーラムシー
200?年株
花茎が出たものをプレゼント用に二階建てペットボトル芯入りミズゴケに植替え

6月後半
6オンシジウム (前回は1月後半)○印は未更新 春芽に続き、芽吹ききの遅い種・苗に夏新芽が出てきました。
オンシジウム
冬咲き種
○シャーリー・ベイビー 'スイート・フラグランス'、1年型で、5鉢、生長、寒さに弱く。全て枯れ、凍害
○kutoo 'CT-Little Cherry'、ほぼ1年型、生長#4L春芽が8cm。夏新芽、#6 5.5cm。夏新芽、#4R 4.5cm。 
二季咲き種 半年型
種不明古株 
○ゴワー・ラムゼー、
'090開花株、生長、鉢#1 春芽 #4 18x1.5cm、高芽。鉢#2 春芽#6 16x1.5cm、11cm,#11 6cm。鉢#22 春芽#21 9.5x1.2cm。鉢#11 春芽#4、14x1cm、10cm。
'10開花株、5株、生長、鉢#1 春芽 13x1.4cm。鉢#2 春芽#7 13x1.2cm。鉢#5 春芽11.5x1cm、6.5x0.6cm。
○アロハイワナガ、
1102開花入手株不明種?大株3本立、生長春芽は#31 9.5x1.3cm、4枚6cm。
1109開花入手株、鉢#1 生長春芽は#5 6.5x1.1cm、4cm、#31 8.5cm、#11 6.5cm。鉢#2 夏新芽、#31 4cm、#11 1cm。

1月後半
オンシジウム
冬咲き種
○シャーリー・ベイビー 'スイート・フラグランス'、1年型で、5鉢
生長ほぼ休眠中、凍害:多くの株の葉が枯れました。
○kutoo 'CT-Little Cherry'、ほぼ1年型、生長夏芽が9月末より伸びて、葉が増えています。冬新芽が出てきました。小鉢で根元が露出気味。
二季咲き種 半年型
○ゴワー・ラムゼー、
'10開花株、5株、生長夏芽は伸び続けています。開花、幾つか開花中です。花茎4、何株か伸びています。
アロハイワナガ、
1102開花入手株不明種?大株3本立、生長、脇芽#410月開花、高芽#5草丈34cm、花茎43cm枝8本、他に秋芽気根根冠なし
開花入手株、
花茎、半年型でバルブが小さかった株も大きくなれば新たに花茎が出てきます。


2008年6月
花茎に新しい枝がでて咲く(入門・中学・二番花)
大型の開花株では、花茎の下の方に小さな枝が出ていることがあります。暖かい時期に元気な株を入手すると、枝が伸びて二番花を楽しむことができます。
低温期に開花株を入手すると、花茎が元気だと、花が終わって、夏になってから節から枝が出てきて咲きます。
下の写真では右の花茎は枯れてしまったので枝が出てきません。
  

左:シャーリー・ベイビー'スイート・フラグランス'の花茎から出てきた枝、右:枝からの二番花の開花

2008年3月 開花株入手

2010.6
2016.6初 新芽丈12.5cm葉7枚6
7初新芽17.5cm終19cm

8初新芽21cm終26cm

9


10


11


12


2011.1


2


3花茎14cm終9個

4上旬開花

5 以下は鉢#1
下旬春新芽5cm


6 (株#2-2春開花の株初夏新芽3cm)
下旬春新芽9.2x1.5cm葉6.5cm


7 中旬春新芽16x2.5cm葉12.5cm
下旬春新芽18x2.5cm葉13x3.7,13cm


8 上旬春新芽20cm葉15x4.3cm
下旬春新芽28x2.5cm葉18x5cm


9中旬春新芽33.5x2.5x1.3cm葉9枚#8 30x4.9cm

10


11


12


1


2


3





参考
開花株の大きさ
どの位の大きさになったら咲くかの目安として、まず、開花株を入手した場合の株の大きさが目安になります。
温室で、肥料と水を十分にやって育てた場合が多いため、それが開花に必要な大きさという訳ではありません。
開花後に家庭で出てくる脇芽は、環境の違いや、出荷時に最高潮で下り坂になることが多いこと(根腐れしていたり、植込み材料が古くなったり、鉢がきつくなったり)、また植替えをすると影響が出たりするので、それより小さくなることが多いのですが、目安や目標にはなります。
種類入手時期鉢の株数 開花株の
草丈
バルブ高さ幅・厚さ
アロハ・イワナガ2012.9.15
33112.5x1.2



35102x1.3



36123.3x1.5



3512.53x1.2



3411.52.4x1.3

110209
30
34.5
41
31
8
10
13.5
9
3.3x.5
4x2
3x1.5
3x1.4


12







31
35
7.5
10.5
3x1
2x1.3





36
5
12
3
3.3x1.5




3512.53x1.2



30
34
8.5
11.5
2.5x1.2
2.4x1.3















ゴワー・ラムゼイ

50





48


スイートシュガー100822
33
32
36
7.5
7
8


5




37
29
7
7.5


スイートシュガー100万ドル10.9

64



307.5




338




3696



38
32
9.5
8
6

スイートシュガー100万ドル13
33103.4x1.9



368.54.3x2.6



338.53x2.6








花芽時の脇芽の大きさ
オンシジウムも他の洋ランと同様に、「大きくすれば咲く」です。
具体的には「花芽時に脇芽が十分な大きさになっていること」が条件になると思われます。
開花例により、どの位の大きさなら咲くかを経験的に見てみましょう。
花芽が付かなかった株と比べると、条件が分かるでしょう。
種類鉢株バルブ親丈バルブ高芽#芽期
バルブ期花芽時バルブ高
開花

アロハ・イワナガ








































アロハ・イアwナガ系実生#6


3293.2

2010.7

2010.10下3292.8
























スイートシュガー100万ドル#1


2564

#4

2011.1上246.52.7x1.8








246.52.71.8
2011.3中#5

2011.8上297.53x2



スイートシュガー100万ドル#2


307.53.82.3
2010.8#4

2011.1上193.51.7













2011.4上

2011.7下2362.51.5


スイートシュガー



















スイートシュガー100万ドル#12013

33103.41.9
8前5.7









#22013

368.432.6
8前6x1









#32013

338.53.52
8前2.5





























ゴワー・ラムゼイ#12011






5末3









#2







5E3
8i3572.4x1.5




##3







5S3.5
12







#4



















#5








































#2







2010.10上

2011.8下3572.41.5



#1/32013


63.72



8上3863.7x2




#1/5A2013









8末395.53.5x1.5



マクレラナラ
パガン・ラブ・ソング




葉48 14.55.5

<2010.5

2010.11下3773
























ゴメザ・クリスパ#1

43384.5

2012.6

2012.12中317.542.3







上段開花脇芽


#41R2012.12中

2013.6下3583.31.9




2013#41




#41L


8上25.56.53.5x1.5
8後










#6


8後275.53x1.7




#2






#31R


7上



8後










#51

8上8上23.572.5x1.3

























































































花芽時の幅
「前の年に花芽が出た時期になっても今年は花芽が出ない」となると心配です。
花芽の出る時期にはどの位の幅があるのでしょうか。
スイート・シュガーの例では一鉢が7月下旬、もう一鉢が8月上旬でした。


オンシジウムの始め方
夏−ミズゴケ植え・寄せ鉢からの転校
オンシジウムは、年々株が小さくなり、咲かなくなることが多いです。従って作落ちしてから回復する方法が必要になります。
しかし、初めから作落ちしないように育てられる方が良いです。
作落ちの初めの原因は、ミズゴケ植えでミズゴケが古くなり、根腐れしている場合が多いということです。また、ミズゴケ植えをそのままにして屋外で雨ざらしにしておくと、大抵根腐れしてしまいます。
そこで、「ミズゴケ植え・寄せ鉢」の鉢を、根腐れしにくい植え方に変えることが大事です。
冬に入手した場合は根が休眠状態なので植替えはできませんが、夏なら根腐れの心配が無いので、水切れしないように気を付ければ植え替えても大丈夫です。

陶器鉢に寄せ鉢

ミズゴケが被せてある、ミズゴケを取り除くと、鉢から抜いた苗が並ぶ

ミズゴケは腐りかけて黒っぽい、鉢の表面側には新根が伸びている。

開花株の大きさ





オンシジウム関連種

Oncidumnia Kutoo 'CT-Little Cherry'

イオノシジウム ポップコーン(フジ園芸HPから転載)

 ケイロホルム(低温性で暑さに弱く夏に枯れやすいので扱いません) オブリザタム




5 咲かない理由
オンシジウムは、ミニコチョウランや、ミニカトレヤに比べると、枯れることは少ないですが、その割には花が咲きにくいようです。
開花株を入手すると、バルブが大きくて艶がありはちきれんばかりのことが多いです。しかし、その後バルブに皺がより、新しく出てくる芽は小さくてバルブも貧弱ということが多いです。
シンビやデンドロも新芽が年々小さくなることがありますが、芽欠きをしなかったり水切れだったりと原因がはっきりしています。カトレヤやパフィオは、根腐れせず元気なら、むしろ年々脇芽が大きくなる位です。これに対して、オンシジウムは原因も対策も単純ではなさそうです。従って、バルブの皺が寄らないように心掛ける必要がありそうです。
一番多い問題は、入手した開花株がすでに根腐れしている場合です。花のついた株にしわが寄っていることが多いです。これは、暖かい季節に何とか脇芽が出て、脇芽から新根が出ると吸水できるようになり、回復を始めます。脇芽に元気が出ないと、新しい根が出ないため次第に衰弱します。
それほど弱っていなくても、からミニ洋ランと違って、大型種に相当するため、脇芽が十分大きくならないと咲きません。
特にオンシジウムは脇芽がどんどん高い所から出るようになる性質があり、株分けや鉢増しして、根を植え込み材料に入れてやらないと再度の本格的な生長や開花が見込めないのが他の種類と違う問題です。
根腐れ
最も普及している、黄花で不定期咲きのアロハイワナガは、3株の寄せ鉢で売られていることが多いですが、中を見ると根鉢が横に巻いており、鉢の下半分は腐っていることがあります。そのような場合は親バルブが萎びています。これでは、新しい脇芽の充実は望めません。根の再生が先決です。
脇芽からは直根が束になって下に伸びていることが多いですが、そのままで植えると、根が水を吸えず、衰弱します。1本ずつ植え込み材料で包む積りで離して植えこむと良く吸水して元気になります。
新しい脇芽はどんどん高い所から出ます。そのままにしておくと、根が植え込み材料に届かず吸水できません。高芽は親ごと株分けして低く植えると良いでしょう。
植え込み材料の劣化
バーク植えの場合でも2年以上たつと乾きが悪くなりカビが生えたりして、放っておくと必ず根腐れします。
バルブの萎れ


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