洋ラン学園
オンシジウムの始め方・育て方・咲かせ方・続け方
近縁属
2022年版
2021年に大半の種類をペットボトル植えに変えて、良く育ち咲くようになりました。
2022年は生長と開花の記録を重点にします。
根の観察を通して、生長の兆しなどをつかむようにします。
初めに
アメリカ大陸産の蘭似マキシラリア連があり、オンシジウム近縁種の他、ミルトニアやジゴペタラムもあります。
ここでは外見が花を含めて似ているものを採り上げています。
オンシジウム近縁属には、年期が黄色小輪のオンシジウムのように半年型のものと、ビーララのように1年型のものがあるようです。
どちらであるかによって、育ち方と咲き方が異なってきます。
また、葉の枚数が多くなって、バルブが見えてくるとほぼ同時に花茎が出てきますが、必要な葉の枚数は大体決まっているようです。
花芽時までに葉の枚数が所要に達していると、バルブが出て花茎も出ると期待できます。
また、冬咲が多いですが、ブラッシアのように主に夏咲きのグループもあります。大株で大きな脇芽がある有望株を入手する必要があるのは勿論ですが、新芽の葉の枚数が指標になりそうです。
オンシジウムと同様に、オンシジウム近縁属も根は丈夫で、根腐れは少ないです。(2014年版再掲)
この頃はコルマナラとブラッシアばかりで、ビーララやゴメザは見かけません。コルマナラは咲きやすいようです。別ページです。2022/01/15
ブラッシア属Brassia
中米・南米の熱帯地域産、花弁が長く伸びているので、スパイダー・オーキッドの別名があります。高山の樹上に着生。草丈:30〜80cm 花径:3〜5cm 開花期:4〜10月、
yorantaroさんによれば、オンシジウムの交配種と同じように育てられ、咲くそうです。脇芽を良く出し、それぞれに花芽が着くそうです。原種ベルコーサの開花期は5月頃だそうです。梅雨の雨にも当てて良く、早くて1月下旬に花茎が出始めます。多湿の林間に生育しているので、水を切らさないようにする必要があるとのことです。
http://www.geocities.jp/yorantaro/s-brs-verrucos.htm
花期が、黄色のオンシジウムが冬/夏咲に対して主に春のようです。
2022年
ブラッシア・オレンジデライト 'スターベックオレンジ'(Brassia Orange Delight 'Starbek Orange)
Brassia Orange Delight, H.Rohrl 1989(RHS registered)
50% Brassia andreettae × Brassia Mary Traub Levin
Brassia Mary Traub Levin, K.Levin 1986 (RHS registered) Brassia Rex × Brassia caudata 25%
Brassia Rex, W.W.G.Moir 1964 (RHS registered) Brassia verrucosa × Brassia gireoudiana 12.5, 12.5%
2022年1月に久しぶりに手に入りました。交配種で花茎が伸びています。2022/01/11
原産地:メキシコ等の南米
草丈:30〜80cm 花径:3〜5cm
開花期:4〜10月 花色:橙
2月 7日
開花中、外では雪が降りました。
鹿沼土植え
あらまし2015(ブラッシアの育て方と咲かせ方)
種類
オンシジウムの仲間です。色々な種類がありますが、園芸店に良くあるのは、ベルコーサ:メキシコ原産原種レモン色、レックス:黄色に茶色の斑点の大型交配種、
苗
最初に入手したのは、ロンギシマの大株でした。寒さにやや弱いようでした。丈43cm、4本立ち、バルブ最大H13xW6.5xD3
今回開花したのはレックス似の花で若株です。
始め方・育て方
植え方:バーク植えだったので、水切れ防止のため最初は、広鉢に鉢替えし、周りに鹿沼土を入れる「重ね着鉢増し」にしました。
置き場所:明るい場所ですが、直射では日焼けするので、木漏れ日程度にします。
水やり:高温期は雨ざらしで水切れさせないようにします。
秋・冬越し
オンシジウム黄花種よりは寒さに弱そうなので、最低気温が5℃になったら屋内や室内が無難です。
低温期の雨ざらしなどで、葉に黒点が出ます。
咲かせ方
今回咲いた種類は、新芽が出た年には咲かず、翌年に花茎の出る「2年型」でした。
1年型の種類は、バルブができ始めるのと前後して花茎が出てきますが、2年型の場合は半年ほど後になります。
芽期:夏6月末
バルブ期:冬1月後半
花芽時:夏
花期:夏
2014年初めに
2012年12月に開花株を入手しました。13年夏に出た新芽は冬までに開花親株に近い大きさになりました。
2年後の14年冬に新芽が出ましたが、生長が遅いです。
芽の出る季節が一定しません。また、1年後に咲かない理由が分かりません。
2014年まとめ
期待していなかった花茎が知らない内に10月以前に出て、葉の間に挟まっていました。
どこにも書かれていませんでしたが「
ブラッシアは2年型」でした。
今年の新芽も昨年とほぼ同じ生長をしているので、連続開花が期待できそうです。
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| 花茎 |
2012 |
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2 | 冬芽 |
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2013 |
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2014 |
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10 |
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| 20 |
11 |
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| 花 |
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2015年↓
9月後半
昨年の新芽は、その前の開花した株とほぼ同じ成長をしましたが、夏に花茎が出ませんでした。違いの理由は分かりません。
新芽が両側に出て、大きい方はほぼ例年並みに生長しています。
8月前半
昨年の新芽株から新芽が両側に出て、ほぼ例年並みに生長しています。花茎はまだ出ません。
4月前半
冬から春にかけても引き続き丈とバルブの上の葉は少しずつ、バルブの幅と厚みが増しています。
共に昨年の開花株と同じかやや大きくなっています。花芽の望める秋まで順調に生長させたいです。
新株の葉が冷害でやや傷んでいます。
新芽はまだ出ません。
2月前半
冬なのに引き続き丈とバルブの上の葉は伸び続け、バルブの幅と厚みが増しています。昨年は2月後半に新芽が出てきました。
1月前半
丈とバルブの上の葉は伸び続けています。
開花した親と殆ど同じ生長なのでまた開花が期待できそうです。
2015年↑
12月初め
開花中。今年の
冬新芽の生長は昨年とほぼ同じなので、また開花が期待できそうです。
バルブは葉を透かして見るとでき始めているようです。
秋早くから生長が鈍り、春になると少しずつ大きくなります。昨年はバルブの厚みは殆ど増えませんでした。
11月前半
待望の
開花。斑点は赤褐色、種名は
カウダタ(B. caudata)か?
10月後半
待望の
花茎が出てすでに20cm位に伸びています。
複茎種は通常新しいバルブに出るのに、ブラッシアは
昨年の芽に出てきました。
昨年初夏に出た新芽に1年半後に開花の見込み、「
2年型」。水を好むと言われているので「
夏の積極水やり」が奏功?
2014年
7月初
冬芽の生長が本格化しました。しかし、昨年の
夏芽と同じ時期にほぼ同じ大きさです。
冬・春芽が伸びたり、遅い
春新芽が出たりしています。
ブラッシア
遅い
春新芽
6月前半
冬芽が伸び始めました。
4月初
冬芽は殆ど伸びていません。
植替え
バーク大粒が残っています。取り除いて根を広げ。
黒の硬質ポリポットの上縁切りに底敷き網、根を広げて直置き下に押しつぶすようにして根の間に鹿沼土を入れ。
2月後半
冬新芽が出てきました。
12年12月前半
近縁属の
ブラッシアの
開花株を入手しました。種名は不明です。
コルマナラ
Orchid Hybrid: Colmanara Wildcat
RHS currently accepted name is Oncostele Wildcat
Colmanara Wildcat is an orchid hybrid originated by Rod McLellan Co. in 1992. It is a cross of Ons. Rustic Bridge x Onc. Crowborough (1965).
(Odtna. Rustic Bridge x Odcdm. Crowborough)
It is a trigeneric cross that combines Miltonia, Odontoglossum and Oncidium
No review of intergeneric Oncidiinae would be complete without recognizing Colmanara Wildcat (Odtna.
Rustic Bridge × Odcdm. Crowborough). It is a trigeneric cross that combines Miltonia, Odontoglossum and
Oncidium with the distinction of being the most highly awarded Colmanara. In fact, it is the most highly
awarded of all of the intergenerics. With more than 54 AOS awards and a half dozen cultural awards, its
closest rival is Mclna. Pagan Lovesong.
The capsule parent, Odtna. Rustic Bridge, has received no awards. One point of interest is the fact that Milt.
warscewiczii is the miltonia used as a parent. Unlike other miltonias, it has been cited for its ability to
contribute longer, multi-flowered inflorescences. The pollen parent, Odcdm. Crowborough (Onc.
leucochilum × Odm. Golden Guinea) has received a fair amount of recognition with 12 AOS quality
awards.
The natural spread of the awarded clones of Colm. Wildcat range from 4.5 to a really broad 7.6 cm, a rather
wide range in flower size. The flower count has reached 113 flowers and two buds on one branched
inflorescence. The grex is usually exhibited with gracefully arching inflorescences, but can be a show
stopper with the upright inflorescence and branches arranged in an espalier style.
Colm. Wildcat コルマナラ ワイルドキャット ’レッド・スター’?
(Odtna. Rustic Bridge x Odcdm. Crowborough)
鉢サイズ3.5号鉢、草丈約35cm。幅約5.5cmの中輪花を、分岐する花茎に多数着けます。主に冬〜春咲きですが、不定期に年2回咲く、花命は極めて長く低温期では2〜3ヶ月保ちます。
http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0051.html#WB1302
暗赤黒色の艶のある幅6cmの花を、枝を出して咲かせます。バルブの横の葉の上から花茎が出ます。脇の葉は2枚のことがあります。
下にもあるように、色々な色がありますが、この写真は’レッド・スター’のようです。他の個体と同様に二季咲きとすれば楽しみです。
Colm. Wildcat 'Morry' コルマナラ ワイルドキャット モーリー
3号鉢、草丈約20cm、鉢を含む全高約56cm。花の幅は約5cm、極めて明るい色調でクッキリと斑が入る、優良個体です。不定期に年2回程度咲き、花保ちは極めて良好です。
Colm. Wildcat 'Great Tiger'
コルマナラ ワイルドキャット グレートタイガー
2.5号鉢、草丈約25cm。在来のワイルドキャットに比べ、明るい色調で大きくクッキリと「虎斑」が入る。弊社オリジナルのクローン品種、初花です。幅約5.5cmの中輪花を7輪つけています。大きくなると、高さ約80cm内外の花茎に50〜70着花します。主に冬〜春咲きですが、不定期に年2回程度咲きます。花命は極めて長く、低温期では開花後2〜3ヶ月保ちます。
フジ園芸HPから転載
2016年版
オンシジウム近縁属・属間交配種
初めに
オンシジウムは、アメリカ大陸産の大きな仲間の総称でもあります。オドントグロッサムやミルトニアが代表的ですが、オンシジウムを含めて、山野草に近く高温に弱い種類が多いです。オドントやミルトニアは別に項目を設けていますが、ここでは、園芸店で良く見かけるイオノシジウムや、これらの属以外に付いて紹介します。
オンシジウムの代表種は黄色の小輪ばかりなので、大きな園芸店でたまに見かけるその他の種類、大輪のブラッシアやビーララや、赤花のコルマナラやオンシドゥミニアを育ててみたくなります。
いずれも丈夫なようですが、新芽が出てからバルブができるまでに長い期間がかかりそうです。ゴメザは小輪の群開ですが咲きやすいようです。(2013.12.2)
2014年版
初めに
オンシジウム近縁属には、年期が黄色小輪のオンシジウムのように半年型のものと、ビーララのように1年型のものがあるようです。
どちらであるかによって、育ち方と咲き方が異なってきます。
また、葉の枚数が多くなって、バルブが見えてくるとほぼ同時に花茎が出てきますが、必要な葉の枚数は大体決まっているようです。
花芽時までに葉の枚数が所要に達していると、バルブが出て花茎も出ると期待できます。
また、冬咲が多いですが、ブラッシアのように主に夏咲きのグループもあります。大株で大きな脇芽がある有望株を入手する必要があるのは勿論ですが、新芽の葉の枚数が指標になりそうです。
オンシジウムと同様に、オンシジウム近縁属も根は丈夫で、根腐れは少ないです。
これまでは、ミズゴケ植えなどの新苗は、根鉢を残して重ね着鉢増しにしてきましたが、水切れ気味のようです。
そこで今年から、前の植込み材料を完全に除いて、「浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」に植替えします。2014.4.12
2014年
グループ・種類
属
ゴメザ
ブラッシア
属間交配種
コルマナラ
ビーララ
6月前半
属間交配種
ゴメザの育て方と咲かせ方 Gomesa
ブラジル産でミルトニア(スペクタビリスはブラジル産、他はアンデス山脈コロンビアの高地産クール・オーキッド)と近縁です。
多くの種類を扱う店では、夏に開花株が出回ります。形はオンシジウムに似て、黄色の小さな花を群開させ香りがあります。丈夫です。
あらまし2015(ゴメザの育て方と咲かせ方)
種類
一般の園芸店に出回ることは少なく、原種クリスパなど数種類です。
苗
大株が丈夫で生長旺盛です。大きな脇芽が付いていれば有望です。
入手した原種クリスパの例では、最大草丈44cm、5株立ち、バルブ最大H8xW3.5xD1.8cm、葉の最大23x2.7cmでした。
始め方・育て方
植え方:バーク植えが多いようです。水切れしやすいので、「広鉢に鹿沼土重ね着鉢増し」すると良いでしょう。
置き場所:直射では日焼けするので「木漏れ日」程度の遮光をします。
水やり:カビ病には強そうなので、雨ざらしで大丈夫なようです。夏の水切れは作落ちの原因になります。
秋・冬越し:寒さに葉強そうなので、標準の「最低気温が5℃になったら屋内化室内」にします。
咲かせ方
半年ごとに子芽の出る「半年型」が基本です。
このため、生育が思わしくないと、生長不足で咲きません。
芽期:夏と冬が基本ですが、春と秋にも出ます。
バルブ期:冬(秋)芽は夏にできてほぼ同時に花茎が出ます。夏芽は秋10月にバルブ形成12月に花茎と時期がずれます。
花芽時:同上
花期と開花株の大きさ:丈32cm幅2.1cm。(親の夏芽はこの高さで10月にバルブ形成始まり、12月後半に花茎、4月前半に開花
続け方
半年型のため、生育不足で作落ちする傾向があります。またバルブの両側から新芽が出ると同じく作落ちします。
半年型で冬新芽が夏に花茎を出して咲いた例が多いです、1年型で夏新芽が1年後に咲いた例も
草丈は25cm余り、バルブ高は5-8cm
ゴメザ クリスパの芽期・花芽時・花期の記録、2011-2013
2014年
作落ちと冷害で咲かなくなっています
秋芽はまだ花茎が出たことがありません。
ようやくバルブができて花茎ができたようです。
秋芽と
冬芽が大きくなって主に6月にバルブができほぼ同時の7月に
花茎がバルブと葉の間に見え始めます。草丈とバルブの大きさにはかなりバラツキがあります。
2015年
9月後半
新芽の高さやバルブ高は開花株に近づきましたが、時期が遅れバルブ幅が小さいです。冬から春に生長が必要です。
8月前半
冬芽の伸びが遅れています。バルブが出来ないと花芽が着かないようです。
鉢#1
芽の伸びが遅いです。
4前半
鉢#1
夏芽の伸びは鈍いです。冬春芽はまだ出ません。新芽が2本出ていたので一方を芽欠きしました。
鉢#2
冬芽の伸びは年によりバラバラです。
2月前半
鉢#1
鉢#2
芽が沢山出過ぎて作落ちした#1に対して、バルブは大きくなっています。最近は夏芽で、冬に花茎が出ませんでしたが、今年は秋冬芽が多いので夏前までに大きく育ってくれれば花茎が出る可能性があります。
1月前半
秋冬芽は初期の生長が緩慢で夏までに大きくならず花茎ができないことがあります。夏芽は生長が早く大きくなりますが花茎が出にくいようです。
12月初め
鉢#1
夏新芽の生長が止まっていましたが、少し伸びています。
芽の出と生長の仕方がまちまちです。
鉢#2
秋新芽が伸びています。夏芽は例年同じように生長しますが、秋冬芽はばらつきます。
10月後半
新芽の生長が止まり、秋新芽が出ています。
2014年
7月初め
鉢#1
バルブができ、
花茎の兆し
鉢#1
バルブができました
6月前半
冬・春芽が伸びたり、遅い
春新芽が出たりしています。
鉢#1
右:脇芽に根元右側から
夏新芽の始まり
鉢#2
4月前半
植替え
鉢#1
これまではスリット深鉢植え。鉢底の根のかたまりは土がありませんでした。黒い硬質ポリポットの浅広底穴鉢。
根鉢を直置き、ほぼ元の土で植え戻すため、土は落としていません、白い元気な根が多いです。根の間に行き渡るように土を入れます。小さな新芽
鉢#2
今までは深鉢植え。上縁を切り取って浅鉢に。
2月後半
若葉少し伸び、
若葉出
ブラッシア属Brassia
中米・南米の熱帯地域産、花弁が長く伸びているので、スパイダー・オーキッドの別名があります。高山の樹上に着生。草丈:30〜80cm 花径:3〜5cm 開花期:4〜10月、
yorantaroさんによれば、オンシジウムの交配種と同じように育てられ、咲くそうです。脇芽を良く出し、それぞれに花芽が着くそうです。原種ベルコーサの開花期は5月頃だそうです。梅雨の雨にも当てて良く、早くて1月下旬に花茎が出始めます。多湿の林間に生育しているので、水を切らさないようにする必要があるとのことです。
http://www.geocities.jp/yorantaro/s-brs-verrucos.htm
あらまし2015(ブラッシアの育て方と咲かせ方)
種類
オンシジウムの仲間です。色々な種類がありますが、園芸店に良くあるのは、ベルコーサ:メキシコ原産原種レモン色、レックス:黄色に茶色の斑点の大型交配種、
苗
最初に入手したのは、ロンギシマの大株でした。寒さにやや弱いようでした。丈43cm、4本立ち、バルブ最大H13xW6.5xD3
今回開花したのはレックス似の花で若株です。
始め方・育て方
植え方:バーク植えだったので、水切れ防止のため最初は、広鉢に鉢替えし、周りに鹿沼土を入れる「重ね着鉢増し」にしました。
置き場所:明るい場所ですが、直射では日焼けするので、木漏れ日程度にします。
水やり:高温期は雨ざらしで水切れさせないようにします。
秋・冬越し
オンシジウム黄花種よりは寒さに弱そうなので、最低気温が5℃になったら屋内や室内が無難です。
低温期の雨ざらしなどで、葉に黒点が出ます。
咲かせ方
今回咲いた種類は、新芽が出た年には咲かず、翌年に花茎の出る「2年型」でした。
1年型の種類は、バルブができ始めるのと前後して花茎が出てきますが、2年型の場合は半年ほど後になります。
芽期:夏6月末
バルブ期:冬1月後半
花芽時:夏
花期:夏
2014年初めに
2012年12月に開花株を入手しました。13年夏に出た新芽は冬までに開花親株に近い大きさになりました。
2年後の14年冬に新芽が出ましたが、生長が遅いです。
芽の出る季節が一定しません。また、1年後に咲かない理由が分かりません。
2014年まとめ
期待していなかった花茎が知らない内に10月以前に出て、葉の間に挟まっていました。
どこにも書かれていませんでしたが「
ブラッシアは2年型」でした。
今年の新芽も昨年とほぼ同じ生長をしているので、連続開花が期待できそうです。
2015年
9月後半
昨年の新芽は、その前の開花した株とほぼ同じ成長をしましたが、夏に花茎が出ませんでした。違いの理由は分かりません。
新芽が両側に出て、大きい方はほぼ例年並みに生長しています。
8月前半
昨年の新芽株から新芽が両側に出て、ほぼ例年並みに生長しています。花茎はまだ出ません。
4月前半
冬から春にかけても引き続き丈とバルブの上の葉は少しずつ、バルブの幅と厚みが増しています。
共に昨年の開花株と同じかやや大きくなっています。花芽の望める秋まで順調に生長させたいです。
新株の葉が冷害でやや傷んでいます。
新芽はまだ出ません。
2月前半
冬なのに引き続き丈とバルブの上の葉は伸び続け、バルブの幅と厚みが増しています。昨年は2月後半に新芽が出てきました。
1月前半
丈とバルブの上の葉は伸び続けています。
開花した親と殆ど同じ生長なのでまた開花が期待できそうです。
12月初め
開花中。今年の
冬新芽の生長は昨年とほぼ同じなので、また開花が期待できそうです。
バルブは葉を透かして見るとでき始めているようです。
秋早くから生長が鈍り、春になると少しずつ大きくなります。昨年はバルブの厚みは殆ど増えませんでした。
11月前半
待望の
開花。斑点は赤褐色、種名は
カウダタ(B. caudata)か?
10月後半
待望の
花茎が出てすでに20cm位に伸びています。
複茎種は通常新しいバルブに出るのに、ブラッシアは
昨年の芽に出てきました。
昨年初夏に出た新芽に1年半後に開花の見込み、「
2年型」。水を好むと言われているので「
夏の積極水やり」が奏功?
2014年
7月初
冬芽の生長が本格化しました。しかし、昨年の
夏芽と同じ時期にほぼ同じ大きさです。
冬・春芽が伸びたり、遅い
春新芽が出たりしています。
ブラッシア
遅い
春新芽
6月前半
冬芽が伸び始めました。
4月初
冬芽は殆ど伸びていません。
植替え
バーク大粒が残っています。取り除いて根を広げ。
黒の硬質ポリポットの上縁切りに底敷き網、根を広げて直置き下に押しつぶすようにして根の間に鹿沼土を入れ。
2月後半
冬新芽が出てきました。
12年12月前半
近縁属の
ブラッシアの
開花株を入手しました。種名は不明です。
属間交配種
ビーララの育て方と咲かせ方
Baellara(Bllra.)
ビーララの育て方と咲かせ方
ビーララはOdontoglossum, Coclioda, Brassia, Miltonia4属の属間交配種です。
花の大きさや色、咲く時期は色々です。
暑さに弱いOdontoglossumとMiltoniaが入っていますが、それらの純系種よりは丈夫です。
あらまし2015
種類
4属間の交配種と言われています。
オンシジウムに比べて、花が大きく、色も変わっているので楽しみです。
種類は幾つかありますが、ユーロ・スターとスマイル・エリが主なようです。
苗
大きな株立ちのものと、やや小さめで株の本数の少ない物とがあります。大型株の方が育てやすく有望です。
始め方・育て方
幅広底穴鉢に鉢替えして鹿沼土を周りに入れた方が水切れが防げます。根張りは良く丈夫なようです。
置き場所、直射では日焼けするので、木漏れ日程度に遮光
水やり:雨ざらしでも大丈夫なようです。夏に水切れさせないようにして脇芽を大きく育てます。
防寒:標準的なので、最低気温が5℃を下回ったら、室内に入れます。
咲かせ方
ユーロスターの例では、夏芽・春咲が多いようです。ほぼ1年型です。
芽季:夏の7月前後が多いです。
バルブ期:他のランと違って、中々バルブにならず、花茎の方が年明け前後に早く出て、バルブが見えてくるのは花の咲く春3月の前後になることが多いです。
花芽時:年明け前後
花期:春3月頃
続け方
1年型なので、半年型のような作落ちにはなりません。
暑さには弱くはありません。寒さに少し弱いようです。
ユーロスター
スマイルエリ
ビーララ・ユーロスター
2014年
2015年
8月前半
新芽の生長は、例年とほぼ同じです。花芽が着くかどうかの条件はまだ分かりません。
4月前半
冬の間も少しずつ大きくなり新葉が出ます。昨年よりはやや大きくなりました。
夏芽は毎年同じように生長していますが、今年は花茎が出ませんでした。
古株は冷害で傷みました。
1月前半
夏新芽はまだやや伸びて、新葉が出ています。バルブにはまだなっていません。前年には花茎だけ12月に出たので、大きさは前年を越えたので、出るのを期待。植替えの影響でしょうか。
12月初め
夏新芽はまだ伸びています。バルブにはまだなっていません。年明けに出るのを期待
10月後半
夏新芽が出て草丈は昨年並みに伸びています。バルブにはまだなっていません。
7月初め
昨年は、
夏芽が出て、大きくなり、年内に
花茎が出ました。
開花株#2から
夏新芽#3が出てきました。
兄弟株の#-2はほぼ
休眠状態です。
ユーロスター13
新葉の伸び。
4月前半
植替え
2013年鉢
根鉢を残し、芯の周りや鉢底など全般的に土の馴染みが悪くなっています。芯や古いミズゴケなどを取り除き。
2月後半
株'13
若葉少し伸び、
蕾生長
古株の様子は旧版に
2013年
12月後半
夏芽丈22同バルブ未基1.7x1.2葉#8,1x2.4V,#9,6.5
バルブが見えていないのに花茎が出てきます。
花茎8cm蕾4個
11月後半
新芽が伸び続けています。
夏芽丈22同基1.7x1.2葉#6,16x3,新葉#9,6x1.2
2013表裏
ユーロスター13
新芽2本丈18,16cm
7月前半
開花新株
先に咲いた開花株から出た芽は丈7cm、後の方はようやく夏芽が出て2.5cmになりました。どちらもバルブの、花茎が出た側から新芽が出ています。
5月後半
花後の
休眠中
ビーララ スマイル・エリ
2015年初めに
2011年にミズゴケ植えの大株の寄せ鉢を入手しました。
草丈は最大44cm、バルブは8x3.5x1.8cm葉は37.5x3.1cmで5株余りたちでした。
最初は性質を知らず、ミズゴケ植えだったのと、寒さに遭わせたりして作落ちしています。
1年型で、数年同じ大きさに育っていますが、丈は20cm足らずバルブは3.5cmしかありません。。
これから大きくしたいと思います。
芽期は夏です。
初めに
1年型で、夏に芽が出て、1年後にようやくバルブが顔を出すことが多いようです。
花茎は晩秋から初冬にバルブが顔を出さない内に現れそうです。
植込み材料や冷害のせいで作落ちから回復中ですが、1年型なのでのろのろしています。
2015年
8月前半
昨年は夏の間の生長が速くていくらか大きくなりましたが、今年の芽は小さいです。いずれにせよ、入手時の半分の大きさなので、もっと大きく育てる必要があります。日当たりが良すぎて日焼けや水切れ気味です。
4月前半
冬の間も少しずつ大きくなり新葉が出ます。昨年よりはやや大きくなりました。
2014年
月前半
花茎は出ません。まだ小さいためと思われます。
2011年
12月前半
生長、春芽は前回に比べて草丈は伸びて、幅が広くなっています。脇芽で9月に黄斑になっていた株が枯れました。
4月
開花株入手、草丈44cm、バルブ高8x幅3.5x厚1.8cm、葉長37.5x幅3.1cm
これも鉢底部分は土が入っていませんでした。
浅広底穴鉢に直置き、バックバルブは冷害です。
2月後半
若葉少し伸び
2011年2月上旬開花株を入手、2本立ち、草丈25cm、バルブH5.5xW4.2xD2.2cm
近縁属・属間交配種
図鑑
ブラッシア属Brassia
中米・南米の熱帯地域産、花弁が長く伸びているので、スパイダー・オーキッドの別名があります。高山の樹上に着生。草丈:30〜80cm 花径:3〜5cm 開花期:4〜10月、
Brassia longissima、ブラッシア ロンギシマ
Brassia arcuigera Rchb.f 1869 の異名同種
Description: Plants bloom in late winter and spring six to fifteen 22.5 cm wide flowers. Flowers are fragrant.
Distribution: Plants are found growing on moss covered trees in Nicaragua, Costa Rica, Panama, Venezuela, Colombia, Ecuador and Peru at elevations of 200 to 1200 meters
Brassia verrucosa
Plants bloom from spring to fall with ten to twenty 15 cm wide flowers. Flowers are fragrant.
Distribution Plants are found growing in the cloud forest of Mexico, Guatemala, Belize, El Salvador, Honduras, Nicaragua, Costa Rica, Venezuela and Brazil at elevations of 900 to 2400 meters
以上は写真も含めてOrchids Wikiから転載
原色写真集:原産地メキシコ、卵型のバルブ、基部より花茎、花弁は細く平開、香り、耐暑性は比較的強い、流通時期6−9月
黄緑色地に紫褐色点入 白地に緑色点入 弁長い大輪花を1花茎に多数整然とつけます。弁がピーンと張り美しい種 春〜初夏咲き メキシコ〜ベネズエラ原産 (大場蘭園カタログから連載させていただきました)
http://www.ont.co.za/odontocidiums.htmから転載
A hybrid with more awards, with more children and with more awarded offspring than Odcdm. Tiger Hambuhren is
Odcdm. Tiger Butter (reg. 1962). It is also an
Onc. tigrinum cross and the other parent is
Odm. Golden Avalanche. Odcdm. Tiger Butter has received forty-three AOS awards, one of which was an FCC. The lovely richly coloured petals and sepals are a pleasant change from the yellow with brown markings. (The deep colour is probably from the species in the background of the Odontoglossum hybrid). Tiger Butter has long branching inflorescencs with many small to intermediate flowers.
写真はhttp://ele-middleman.at.webry.info/200701/article_69.html「怠け者の散歩道」から転載させていただきました。
コルマナラ
Colm. Wildcat コルマナラ ワイルドキャット ’レッド・スター’?
(Odtna. Rustic Bridge x Odcdm. Crowborough)
鉢サイズ3.5号鉢、草丈約35cm。幅約5.5cmの中輪花を、分岐する花茎に多数着けます。主に冬〜春咲きですが、不定期に年2回咲く、花命は極めて長く低温期では2〜3ヶ月保ちます。
http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0051.html#WB1302
暗赤黒色の艶のある幅6cmの花を、枝を出して咲かせます。バルブの横の葉の上から花茎が出ます。脇の葉は2枚のことがあります。
下にもあるように、色々な色がありますが、この写真は’レッド・スター’のようです。他の個体と同様に二季咲きとすれば楽しみです。
Colm. Wildcat 'Morry' コルマナラ ワイルドキャット モーリー
3号鉢、草丈約20cm、鉢を含む全高約56cm。花の幅は約5cm、極めて明るい色調でクッキリと斑が入る、優良個体です。不定期に年2回程度咲き、花保ちは極めて良好です。
Colm. Wildcat 'Great Tiger'
コルマナラ ワイルドキャット グレートタイガー
2.5号鉢、草丈約25cm。在来のワイルドキャットに比べ、明るい色調で大きくクッキリと「虎斑」が入る。弊社オリジナルのクローン品種、初花です。幅約5.5cmの中輪花を7輪つけています。大きくなると、高さ約80cm内外の花茎に50〜70着花します。主に冬〜春咲きですが、不定期に年2回程度咲きます。花命は極めて長く、低温期では開花後2〜3ヶ月保ちます。
フジ園芸HPから転載
ビーララ
主な種類
Abiko Orchid Nurseryさんから転載させていただきました。
Beallara Marfitch 'Howard's Dream 'AM/AOS 花径約13cmの大輪花を多数つける。主に冬〜春咲きの優秀花
Bllra. Marfitch = Mtssa. Charles M Fitch x Oda. Fremar (1983)
Mtssa. Charles M Fitch = Brs. verrucossa x Milt. spectabilis 1961
Oda = Odontoglossum x Coclioda
Beallara Ruth Carpenter 'Morning Joy' 大輪花を数輪つける。春〜初夏咲き
Beallara Tahoma Glacier 'Sugar Sweet' AM/AOS 広弁の大輪花。夏の暑さにも強く栽培し易い
Beallara 未登録 'Smile Eri' 花径約 10cm 一花茎多数花 不定期咲き
Beallara Eurostar Beallara Tahoma Glacier x Milt. schroederiana
Beallara Tahoma Glacier = Miltassia Cartagena x Odontioda Alaskan Sunset, 1970
Mtssa. Cartagena = Brs. verrucosa x Milt Anne Warne (1965)
Orchids Wikiから転載
2015.1.15 ブラッシアあらまし2015(ブラッシアの育て方と咲かせ方)、ゴメザ、ビーララ。コルマナラは2015年初めに。検索「ビーララの育て方」3位以内
12.3 検索「コルマナラの育て方」1位
12.2 オンシジウム近縁属の芽期、バルブ期、生長のばらつき
11月前半 ブラッシア開花
10.19 ブラッシアに花茎、2年型
7.2 ブラッシアの生長のグラフ
4.12 新苗の重ね着鉢増しを止め浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」に植替え
2.5 検索「ブラッシアの育て方」5位以内
1.24 14年版初めに、半年型と一年型、バルブに必要な葉の枚数
14.1.23 各グループの入手・開花記録を経過に追加、検索「ゴメザの育て方」10位以内、「コルマナラの育て方」5位以内、ビーララは1年型
12.24 ビーララに花茎、バルブはその後も見えません、検索 「ブラッシアの育て方」で3位以内、「ブラッシアの育て方」5位
12.2 検索 ゴメザは20位、オンシドゥムニア、マクレラナラは20位以内、コルマナラは50位以内、ビーララは100位以下
2013.11.26 13年版カレンダーに以前の記録を追加
12年1月 ビーララ花茎
ゴメザの開花株を入手
.4 ビーララ入手
11.2.9 コルマナラ入手
.8 ブラッシア入手
2010.6 マクレラナラ入手