洋ラン学園
セロジネの育て方と咲かせ方

初めに
セロジネはインターメディアから
セロジネは、店頭に出回るのはほとんどは原種のクリスタータか交配種のインターメディアだけです。
大抵は花が咲くようになったばかりのバルブの小さい株なので、なかなか咲きません。
バルブの大きな株を入手するか、育てて大株になれば、咲きます。
「セロジネは咲かない」ということをよく耳にします。花芽と葉芽の付方を調べました。
インターメディアの場合は秋に出る芽はほぼ全て花芽で良く咲きます。
これに対してクリスタータは花芽が着きにくいですが、その原因と対策は良く分かっていません。
洋ラン学園では、インターメディアは1年型であるのに対し、クリスタータは冬と夏に半年ごとに子芽が出る半年型であることが関係していると考えます。
クリスタータは冬芽には花が着きにくく、夏芽が花芽のようです。
バルブが細長くなると咲きにくく、丸くなると咲くとも言われています。
冬芽が生育不十分で、夏芽が出なかったり生育不足で花が着かない可能性があります。

根が丈夫なので、夏に向けて水切れしなければ脇芽が高く太くなって良く咲きます。

セロジネ 原種クリスタ−タ(右)と交配種インターメディア(左・中)
洋ラン学園(21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方)トップページへ戻る
今月の洋ラン最新に戻る


2019年改訂版

初めに

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
どの種類も同じ世話
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない
苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。
野生では熱帯雨林の樹幹に着生して根はむきだしです。
鉢植えにすること自体が根腐れの原因なのです。
また直射日光・雨ざらしと低温は温室育ちの苗にとって大敵です。
言い換えればこれらに対策をすれば枯れは大部分防げます。
蘭は毎年脇芽を出して大群生になり雨季に生長して乾季に咲きます。
小さな株を水切れさせていると咲きませんが、大株作りにして雨ざらしにすると咲きます。
これらのことを各種について個別に具体例で紹介します。


芽は3-5月に出て、花茎は11月ごろ出て、花は4月に咲きます。
12月までは伸び、1月は休んで、

目次
初めに
入門編と上級編
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
生長から開花のパターンと開花の条件
枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」
蕾付き株を咲かせる「洋ラン幼稚園 年長組」
開花株を入手して1年後に咲かせる 「洋ラン小学校」
2年目の洋ラン-大株と群生株作りもっと咲かせよう 「洋ラン中学校」
作落ち株の回復
上級編
インターメディア
原種クリスタータ

コスモクリスタ
原種 フラクシダ ラッキーボーイ

図鑑


基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則

洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)

セロジネは割に丈夫な種類ですが、バルブの生長が不十分で作落ちして咲かなくなる場合があります。
水切れが原因のことが多いので、鹿沼土で植え替える(重ね着鉢増し)することが有効です。



生長から開花のパターンと開花の条件

シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。
コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。

セロジネは春の5月前半ころまでに脇芽が出ます。遅いと6月前半頃になります。
根が活発になるのが遅いのか、植え替えなどするとバルブがそのころまで皺が寄ったままです。
夏までに細く長く伸びます。8月初めに葉の先までの全長が25-30cmが開花の目安で、8月中に伸びがほぼ止まります。
夏から秋に根元が太って9月初めごろバルブが現れます。
バルブが十分な大きさがある、例えば高さ7幅3.5厚さ3cm、と10月後半から11月にかけて(遅い場合は冬の初め)に花茎が出ます。
冬から春までに花が咲き、少し休みます。


2024年

初めに
代表種の交配種インターメディアと原種クリスタータは、白花で根が丈夫で寒さに強く、良く咲くため、鹿沼土植えでほぼ周年屋外でよく育つことが分かりました。
そこで昨年に引き続き、新しい種類を試しています。花色が異なったり、上に伸びる種類などです。
バークやミズゴケ植えを、ペットボトルで育てています。


2023年

初めに
年によってバルブの大小はあり花着きは変わりますが、鹿沼土浅鉢植えで、年中ほぼ戸外で、育って咲くのが定着しました。そこで新しい種類を試すことにしました。
どちらも花茎がついています。1/9

原種 フラクシダ ラッキーボーイ

Coel. flaccida 'Lucky Boy'

コスモクリスタ シンジュク

Coel.Cosmo Crista 'Shinjuku' No. 8
(cristata'Sweet-Sented' x Intermedia)
花付きがよく強い芳香を放つ。
シンジュクの名前は新宿御苑で作出された種に付けられるのが一般的です。
花径6cm内外 花期:冬〜春。
蕾付きの鉢を、夜に取り込み最低気温0℃に遭わせ、花茎が枯れたかと思いましたが、咲き始めました。

7月14日
ミズゴケ素焼き鉢植えは乾いて水切れするので、遅すぎますがようやく鉢から抜いてペットボトルに移しました。

インターメディアとクリスタータ

梅雨明け後まで軒下に置いていたら、一部の鉢が水切れでバルブが皴になり、新芽がいつもより多く古株からも出ています。生き残りの戦略のようです。
水やりし軒下から出しました。水切れしていない鉢は、葉が開き始めています。
通常は8月初めには伸びが鈍り、8月後半にはバルブが太り始めるので、遅れを取り戻さなくてはなりません。7/14



2022年

昨年の回復をベースに、今年は夏に水を切らさないように気を付けて、バルブが大きくなりようやくたくさん花茎が出てきました。10/23

フィンブリアータ
Coelogyne fimbriata

東南アジア山地500-2500m、高さ20-50cm、花弁黄色、新弁こげ茶、幅約4p
1月に講習会で小苗をいただき始めました。
小さいと水切れしやすいので、ガラスの小瓶に入れました。
小芽が出て分岐し上に伸びて広がっています。


#1


#31
#4
#1
C7.50.8(2.5)3-4



#2
7.50.852.2




#3
121.33.56.5x1.8



2/3#2120.8



2.20.4












#23




#5
8/22
1.10.3

0.5
2.70.3
10/8
50.8



70.3
10/29
6.50.5



90.7
12/9
7.30.65



7.70.9
12/23

0.95



70.85
2023
#24


#211
#6
1/29
1.10.2

1.50.32.50.4
2/10
1.70.25

2.20.34







































































































クリスタータ

SA

SB












#1233#127#1222#41#38#bk2


























5/288.7x0.7














6/218x0.8














7/1815x0.95














8/22 12
5.5x0.65















9/17 29.5
6.5x1.3















10/23 6.3x2.85x2.6
1.5
7.5x3.2x3.1
2
7.5x3.3x3.2
3
7.2x3.1x2.9
2.2
5.4x2.6x2.2
1.5
5.3x2.5x2.3
1薄































































2021年
冷害などで傷んだ株が年々回復して大きくなってきました。
新芽の伸びが鈍る8月初めの大きさは一つの目安になります。
8月後半からバルブが太り始めます。
クリスタータはバルブが太らず咲かないことがあります。
 
インターメディア#1 同マグニフィカム#1 原種クリスタータSA


インター
メディア
鉢#1株#6 マグニ
フィカム
#1#64
2016#1#43

クリス
タータ
#SA#1262020年#SB#39#

基幅 バルブ
高さ
基幅 バルブ
高さ

基幅 バルブ
高さ
花茎
基幅 バルブ
高さ
基幅 バルブ
高さ
花茎
親株302.673035





282.22.5























5/113.50.7
1.70.7






20.7




6/88.50.9
4.70.8






6.20.7




6/26


















7/1151.1
110.95






151




8/9331.3
250.95

241.5x1.3


321.1
291.05x0.9q

8/1735.51.4x1
281.1x0.8






341.1x0.8
321.15x1.2

9/7401.8x1.410.5301.3x1.24.1
262x1.76.5

371.45x1.27



9/19402.25x1.9931.52.15x1.85.2





392.3x1.88.5322.3x28
10/10






27.53.8x3.46.51x0.9



35.53.9x2.77
10/24














35


11/14















3.5x3.1572.5
11/26















3.5x3.157.32.5
12/25

















2.5

















































































表作成開始2021/08/09

花茎の伸び
2021-22年の経過です。
芽は3-5月に出て、花茎は11月ごろ出て、花は4月に咲きます。
12月までは伸び、1月は休んで、


インターメディア
クリスタータ











インターメディア



鉢株#
#1, #6'SA,#126
#1221
SB,#40















4/28
6/4,3x0.55
6/8, 3.5x0.6














バルブ花茎


















10/2410.5x1.8x1.4
2.5x0.6

















11/2
4















3.5x3.1572.5






















11/28
3.58x3.25^23.5x0.77.7x3.5^22.5











3.5x3.157.32.5
12




















12/30
4.3x0.98.5x3.3^24x0.88x3.6x3.44x0.7













2.5






















1/20
同上、休み
3x0.8休み





























































表作成開始2022/01/20


最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
沖縄ではランは周年屋外で生長し咲きます。沖縄はほぼ回帰線上にありますが、その内側の熱帯では最低気温が1年を通じ10℃以上です。
(2) ミズゴケ植えの株は根腐れしやすいので、鉢から抜いて一回り広い透明容器(例:ペットボトルを横切りにしたもの)に移す
ランは木に着生し根は空中にむき出しです。ミズゴケは夏は干からび冬はじめじめで、枯れと根腐れの原因です。ミズゴケと容器の間に隙間があると、ねはほぼむき出しで、ミズゴケが乾きやすいため根腐れしません。
また中が見えるのでミズゴケの湿りや根の健康状態がいつでも見えます。
こうして元気に春を迎えたら一安心です。

セロジネは寒さに割に強いです。0℃以上なら冷害で枯れる心配は少ないです。
屋内で越冬して楽しみます。

開花株を入手して1年後に咲かせる
洋ラン学園ではどの種類も同じ方法で枯らさず咲かせるやり方を目指しています。
そしてどの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」の実例を詳しく紹介しています。「苗と衣食住の四原則」と呼んでいます。
(1) 苗:有望株の入手:大きくて新芽の付いた花を咲かせる力のある有望株を入手する
(2) 衣:鹿沼土の重ね着鉢増し:ミズゴケ植えとバーク植えは乾きやすく根腐れしやすいので、鉢を一回り広くして周りを鹿沼土にする
(3) 住:春までの防寒など:冬に入手したら寒さに弱いので部屋で世話し、暖かくなったら外に出し遮光する
(4) 食:雨季の生長:原産地の雨季のように、梅雨入りから秋までは雨ざらしにして元気に生長させる
(5) 住:冬寒くなるまでに屋内に取り込む、寒さに強い種類も霜・雪・零下に遭わせない
以下にセロジネ・インターメディア マグニフィカムの例を示します。2019/09/01

セロジネ・インターメディア マグニフィカム

2020年
2014年入手株
2016年と2020年の比較
2016年から後は度々の冷害で小さくなってしまいましたが、ようやく元の大きさに近付いてきました。
当初から、5月に春芽が出て、9月前半に株稿5cm以上でバルブが現れた株は10月半ばに花茎が出、9月後半にバルブが出た株には花茎が着きませんでした。
ほぼ同じペースで生長しているので期待できます。
他の株もこれが目安になると思います。来年の春は「ほったらかしで花盛り」を期待できそうです。
鉢#2高さ基幅バルブ花茎鉢#2高さ基幅バルブ花茎年月日高さ基幅バルブ年月日高さ基幅バルブ花茎鉢#1高さ基幅バルブ花茎
2016鉢#2


2020



2018


2019



2020



親#42
4.9x2.7x2.2

親#43
4.9x2.7x2.2

鉢#1


親#61213.1x2.35x1

親#6229.55.3x3.2x2.6

#43



#44











#63



5/111.9x0.6

春芽




#61


#62



5/171.5x0.6


5/27



5/172.2x0.6x0.5

春芽







春芽5/282.5x0.7

春芽
6/13



6/132.5x0.6











6/134x0.75


6/269.7x0.8


6/264.5x0.7











6/266x0.8


7/



7/99x1
10-1,11




7/613x0.8


7/910.5x0.9
9-3,10-2
7/



7/1611x0.9
10-2,11









7/1613x0.95
9-5,10-3
8/924x0.97
22
8/1323.5x1x0.9
10-2.7,12

20x1x0.95
14x3.3




8/1325x0.95x0.85
8-162.5





8/2625x1.1x1
10-16.5x2.8




8/3128x1.15
25.5x2.8
8/2627x1x0.85
18.5x2.8
9/10264.5x1.8 22x2.5
22x2.4
バルブ9/1129c6x1.4x1.320.5x2.9バルブ









29x1.3x1.15
22x3.2














9/28305x2x1.6523.5x2.7バルブ




10/1528.55.5x3.4x3
花茎1




10/1221x3.5x2.3x2.117.5x2.7






















花茎無し10/18
5.3x3x2.6花茎無し





11/530.56.7x3.8x3.31.1









11/229.55.3x3.2x2.7




















11/1729.55.3x3.1x2.7




















12/12
5x3x3.1








































2/15213.1x2.35x2.1










3/56.5x3.7x3.15
1.8x0.6




















比較表の作成2020/07/16

2013年11月
開花見込みの有望株を入手、バーク植え
2014年2月
花茎が伸びて咲き始め

4月初め
一回り広い鉢に、移し、すきまに鹿沼土をつめる
  



5月前半
春新芽丈3.5cmまで、開花株から各1本、古株からは1本
8月前半
春芽夏芽の伸び丈30、基幅1.2x0.9cmまで、各鉢から3本
鉢の中にも空中にも根が伸びています。
バルブにはまだ皺があります。
鉢#1


11月後半
親(昨年の開花株)よりわずかに小さいですが、バークに鹿沼土を重ね着鉢増しなのに余り水切れせず育ち、花茎が出てわずかに伸びています。
草丈やバルブ高の伸びやバルブの太りは止まっています。

2月前半
花茎が伸びたり、小さいバルブでは遅い冬新芽が出たりしています。新芽はまだ花芽かどうか分かりません。
マグニフィカムは基本種より咲きにくいと言われています。どのバルブも大きくなるようにしたいものです。

3月前半
花茎が伸びて、一部が咲き始めました。




2年目以降の咲かせ方
2年目の洋ラン-大株と群生株作りもっと咲かせよう 「洋ラン中学校」
作落ちしてバルブが小さくなった場合は回復へ
年々脇芽が出て鉢の外に出始めたら、古株を除いて新株を中心近くに移動する「苗ずらし」で咲かせ続けます。

作落ち株の回復
2019-20年版
2018年は凍害で作落ちし新芽の出が遅く小さくて花茎が出ませんでした。
そこで今年は作落ち対策をします。
新芽の出を早めるため、2月後半から室内で加温し水やりを増やすことにしました。株の先端が鉢の外に出て根が空中の株は仕立て直しをします。 2019.2.15

2020年の経過を以前に咲いたときの経過と比べてみます。
2019年は冷害で小さくなってからまだ十分に回復していないようです。
3月後半

インターメディア


#1
#2#7通常2013鉢#12015年鉢#2
2019
2020
#62#0back#43

#52#34
#4'
#5'
5



新芽の出始め



5/171.5x0.55






5/30 2


5/282.3x0.55
6








6/133x0.65










6/264.2x0.8
2019/07/0613.5x0.857x0.6511x0.9





7/98x0.8, 1.5






7/17 6x0.77/22 12x0.8x0.6

7/16 11.5x0.7
6-2.7

08/





8/12 18x0.9x0.8

20x0.85
17x2.5
8/1325x1.15x0.8
8/31 丈曲28
バ内1.15w
葉25.5x2.8,23.5x2.7
丈曲23
バ内0.8w
葉19x2.6x2
丈曲29
バ内1.1w
葉24x2.8,25x3.2
丈曲23
バ内0.8w
葉19x2.6
8草丈は8月に約9割27cm



8/2628x1.15xxx0.9
9



草丈が止まり30cm
バルブが現れて幅2cm太り始め
9/10 19x1
葉15x2.5
9/25 20バルブ5.5x2.5
14x2

22,バルブ5.5x1.5x1.3
16x2.1,16.5x2.1
9/11 29.5バルブ8x1.7x1.25
葉21x3.3

10



バルブの太りが止まって5Hx3.5花茎が出る 10/18 20バルブ5x3x3
葉16x2.5



5.3x2.2x2



11




12/3 20バルブ4.5x2.3x2.1
花茎3cm


22.3,4.8x0.5
花茎無し



12




12/26 バルブ4x2.3x2
花茎2.5x0.55


5x2.3x2


1




1/18 花茎3.3x0.72016/01




2





バルブ5.5x2.5
花茎5.5x0.6





3



咲き始め






4





4.7x2.1x1.9
16x0.5





5





5/11 バルブ4.7x2.1x1.9
花茎16x1.5





















クリスタータ

#1
#2#72016年
高さ基幅/バルブ花茎SA高さ基幅/バルブ花茎SB高さ基幅/バルブ花茎
#62#0back#43

2016#15

2019#124

2020#39












2019





4









2x0.6
春芽



5



新芽の出始め



5/14x0.65

5/172x3.6
春芽










5/17


5/273x0.55

6












6/134.5x0.7







6/265x0.7
春芽



6/267.5x0.85

2019/07/0613.5x0.857x0.6511x0.9





7/615x0.9

7/913x0.94,2.5














7/1616.8x0.81.3,4






8/823x0.85

8/13


8/1329x1.05x0.920,17
08/31 丈曲28
バ内1.15w
葉25.5x2.8,23.5x2.7
丈曲23
バ内0.8w
葉19x2.6x2
丈曲29
バ内1.1w
葉24x2.8,25x3.2
丈曲23
バ内0.8w
葉19x2.6
草丈は8月に約9割27cm



8/31
30,6x1.7
24.5x2.8, 23.5x2.7




9




9/10 28
5.5/2.9
22,23








9



草丈が止まり30cmバルブが現れて幅2cm太り始め


バルブ9/28 31
7x2.7x2.2
23x2.5,24.5x2.6バルブ



10



バルブの太りが止まって5Hx3.5
花茎が出る







花茎3.2,2.8









10/17 30
6x2.85x2.4
22花茎1







11









31、7x3.2x2.8
2.8x0.5



12









7x3x2.8,
2.8x0.55









12/31

2.5x0.6







1











3.3x0.7









1/29

4x0.5







2




2/5

9x0.8







3



咲き始め












4











157, 6cm




2020/07/09追加



苗作り

2022年
初めに
数センチのとても小さな苗を入手しました。ミズゴケ植えです。
大苗は鹿沼土植えで1年中屋外でほったらかしですが、この苗はペットボトル植えのようにして育てます。
小さな瓶に入れてみました。冬なのに芽が出て伸び始めています。2022/01

目次
初めに
開花株を入手して1年後に咲かせる
2019年版
2017-8年版
2016年版
2016年新株
2015年版
セロジネの育て方と咲かせ方のあらまし 2015年
2014年版
セロジネの開花後の花茎切り
2013年版
クリスタータ大株旧大鉢経過 2011年1月入手
大株旧小鉢 2011年1月入手
旧中鉢 2012年2月入手
参考

2012年版
初めに
有望株の選び方
セロジネは植替えに弱い?
バルブの突然変異
花芽と葉芽
セロジネ開花カレンダー、葉芽とバルブと花芽
2011-12年の経過

クリスタータ
2016年新苗


インターメディア・マグニフィカムの経過

2013年版
インターメディア13年の経過
分け株の育成 2017.1.29-


旧版
インターメディア大株小鉢を入手してからの、2011, 12年までの経過
クリスタータ 2011年、2012年、2013年
クリスタータ 小バルブ株の育成 2008年入手
(趣味の園芸)
セロジネ図鑑

洋ラン学園表紙
今月の洋ラン最新

2018年版
セロジネは丈夫で寒さや日焼けに強く、水切れや植え替えなどによりバルブが小さくならなければ良く咲きます 2017.5.11-
インターメディアは易しく、クリスタータはバルブが小さくなりやすいです。
インターメディアとクリスタータに分けて述べています。
2018年
インターメディア
古株、
数年間室内で日に当たらなかったため脇芽がどんどん小さくなってしまいました。
屋外に戻したところで冷害に遭い古株の大半が枯れてからの再生です。

分け株

鉢#1


鉢#22

株#5'#6+#71+#3+株#11

親株#52L2草丈2018子株草丈等2018子株草丈等2018子株草丈等親株#10草丈など





2016
7




8




9



丈14.5基幅0.85葉11.5,11
10



丈15バルブ4.5x1.5x1.3葉10
11



丈15バルブ4.5x1.65x1.3葉10x1.7,10x1.7
12





#52L2, 2017


休み 2017
1丈17バルブ4x1.3



2同上?バルブ厚1.2葉18x2.5(巻き)18x2.4



3(測定2018.8)



4




5




6株#5'2018


#11、2018
7




8丈9.5基幅0.6葉4,3丈20.5基幅1厚0.95葉14,14丈21基幅1.35厚1.05葉20曲り先枯れ丈12.5上幅0.95葉9x2,8x1巻き丈19基幅0.7厚0.6葉12x2.5,10x1.05巻き
9




10




11




12



花茎2x0.5x0.





2017
1



花茎4.2x0.7x0.5
2



花茎7曲りx0.9x0.8
3




4




5




6




7




8




8




10




11




12
















8月前半
インターメディア若株


5月
冬の雪害に耐えました。5月からは日向ですが、そろそろ半日陰に移します。
クリスタータがまだ開花中です。



セロジネの育て方と咲かせ方のあらまし 2015年
種類
一般に売られているのは、殆どが白花で、交配種のインターメディアか、原種のクリスタータです。
インターメディアは丈夫で咲きやすいですが、クリスタータはそれに比べると咲きにくいです。

大株で、数本以上バルブのある鉢が無難で有望です。
始め方・育て方
植え方:バーク植えでは水切れしやすく、ミズゴケも夏は水切れしやすいです。また深鉢植えは根腐れの恐れがあります。
一回り広く浅めのポリポットに鉢増しします。また根鉢とポットの間に鹿沼土の中粒を入れる、重ね着鉢増しにすると育てやすくなります。
セロジネは完全に植替えをすると水切れして弱ることが多いので慣れない内は上のようにした方が安全でしょう。
置き場所:セロジネは強光を必要とせず、直射日光では葉が日焼けするので、「やや暗めの木漏れ日」が適当です。
水やり:セロジネは、新芽の巻いた葉の段階では、雨水が溜まると腐ることがありますが、それ以外は大丈夫です。
雨ざらしだと乾き過ぎが減ります。

特にクリスタータは、夏に水不足で暑いとバルブが太らず咲きませんが、インターメディアでも生長が鈍るので、「夏は雨季で生長期、積極水やり」にします。
秋から冬
セロジネは寒さに強い方なので、洋ラン学園の「最低気温が5℃に下がったら室内」にすると冷害を防げます。
咲かせ方
芽期は花後の春
バルブ期は夏
花芽時は秋
花期は冬
です。
草丈25cmバルブ高5cm以上程度が開花の目安です。
大きめの親(25cm前後)からは5月に春新芽が出て10月に花茎が出て順調に伸びています。
小さめの親(20cm前後)からは芽の出が遅れて7月に夏新芽になり11月に花茎が出てきましたが伸びが芳しくありません。
充実した30cm以上の親では4月以前に新芽が出ます。


セロジネの仕立て直し
セロジネは、匍匐径の先に子芽が着くため、どんどん広がって鉢からはみ出します。
ところが、植替えにはやや弱いため、枯れてしまうことがあります。
一方、セロジネは開花株ばかりでなく、古株からも脇芽が出ます。
そこで、なるべく基近くにある脇芽を育て、先の方の新芽は欠いてしまえば、株の広がりと手間がかかり危険な植替えを避けられると思われます。


2017年版
バルブが小さくなった鉢の再生 2017.1.29-
一鉢を2015年の春から2年間周年室内で育てたら、新芽が小さくなり、咲かなくなりました。
そこで、新芽のバルブを大きくしようと思います。
小株の剪定
小株から出た芽は大きくなりません。またセロジネは古い株からでも芽が出るようです。
そこで、古い大株を残して、近頃出た小さな芽を切り取ります。
2017年↓
3月前半
小株の剪定


1月後半
再生開始
2年間出た新芽は草丈20cm弱、バルブ高3-4cm幅1-1.3cmと小さくなっています。
大きな親バルブからでないとバルブは小さいままなので、小さい新芽は欠いて、古い大きなバルブから新芽を出させようと思います。
2017年↑


2016年版
初めに
セロジネ・インターメディアは、今年も良く咲きました。順調に花が咲くようになりました。
新芽がどんどん前進して、鉢からはみ出しやや小さくなっています。「続け方」では鉢増し、株分けなどをしたいと思います。
一方、「新株の始め方」も始検討します。

続け方
9月前半
草丈は伸びて、バルブが出来始めました。バルブ高は5-7cmありますが、バルブ幅は1.4cm未満で昨年より細いようです。



5月後半
株が広がり春新芽が鉢の外なので鉢増し
根は元気、鹿沼土も傷んでいないので、鉢底の根鉢だけほどく、鉢底の網と、発泡スチロールの棒を取り除く、一回り広い鉢に直置き


鉢#2

  
鉢の外へのはみ出しは無くなる
   




5月前半
開花中で、新芽は出ません。
鉢#2

  

  
 


2015年版
初めに
昨年は株が最も充実して、4本の花茎が開花しています脇芽が出過ぎて鉢からはみ出しています。
花茎の一部は大きくならずに枯れてしまいました。
脇芽を分けた株はまだ小さいです。
今年は大きく分けて見ようと思います。
また、芽が出すぎたら芽欠きをした方が良いかもしれません。

セロジネ・インターメディア
割に丈夫で、大株であれば育ちやすく、」花も咲きやすいです。
分岐すると、開花株からはまた芽が出て咲くため、複数の株が咲き見栄えがします。

2015年
8月前半
鉢増しをしていないので、新芽が外に出て年々やや小さくなっています。例年8月から9月にかけてバルブになってきます。水切れさせないようにしなければなりません。


4月前半
開花中、新芽はまだです。


2014年版
初めに
セロジネ・インターメディアについては、順調に花が咲くようになりました。
初めは芽期が一定せず、どれが花芽かも分かりませんでした。
植替えと冷害と花後の花茎切りをしなかったことの影響があったと思われます。
2013年は開花株から春新芽が出揃い、いずれも花茎が出ました。新芽が花が咲いた親株から花が終った後に出たため「芽季」が揃ったと思われますが、バルブが大きくならなかったのもそのせいかも知れません。
花付きは良くなりました。脇芽が増えて大部分が鉢の外に出たので株分けなどの対策が必要になりました。
2014年はこれらを解決していきたいと思います。
セロジネ・クリスタータの咲かせ方・2014年の方針
インターメディアについてはめどが立ったので、クリスタータの咲かせ方を検討したいと思います。
インターメディアは1年型、クリスタータは半年型と言えそうです。
昨年は冬芽が出て、春芽以降や半年後の新芽、夏芽や秋芽が出ませんでした。
そこで今年は、冬芽を大きく育てると共に、春以降の芽がどうしたら出るか、出れば咲くのかに注目したいと思います。

2013-4年版
初めに
結花芽栄養芽
有望株を入手してからも2年続けて冬の冷害で花茎らしきものを枯らすなどしていましたが、昨年から今年にかけてようやく咲きました。
そこで花芽の出る時期の、花芽と葉芽の区別を調べました。
但し昨年は冷害で冬春芽が害を受けたため、夏前後からしか記録がありません。
セロジネは、どの季節にも芽が出たりするので、今年は早い時期からを重点に開花までの様子を詳しく追ってみたいと思います。
果樹には「結果枝と栄養枝、結果母枝」という言葉があります。また「アジサイは花芽が出てから剪定すると咲かない」ということがあります。
花芽の付く新芽(ここでは仮に結花芽と呼ぶことにします)と付かない新芽(同様に栄養芽)を季節により区別すること、栄養芽のその後はどうなるか(結花母芽なのか)、芽欠きするのが良いのかどうかを考えてみたいと思います。
水切れするとバルブに皺が寄り中々回復しません。


インターメディア大株小鉢を入手してからの、2011, 12, 13年の経過
どちらの年も、2鉢とも春芽が出て年末近くに花茎ができました。
2012年は最初は花茎との確信が持てませんでした。冬芽、春芽?、夏芽から花茎が出ました。
2013年は開花株から春新芽が出揃い、いずれも花茎が出ました。新芽が花が咲いた親株から花が終った後に出たため「芽季」が揃ったと思われますが、バルブが大きくならなかったのもそのせいかも知れません。
花付きは良くなりました。脇芽が増えて大部分が鉢の外に出たので株分けなどの対策が必要になりました。
花後の花茎の切り取りを考える必要がありそうです。
2012年はバルブが大きく、2013年は小さめです。いずれにしても「一年型」のため、咲かせやすいようです。

新芽は春の終り頃に出て、梅雨の間に伸び、夏の盛りの8月ににバルブができ始め、秋10月に花茎が出ると言うパターンのようです。


2016年
2月後半
花茎が伸び始めています。方々に鉢の外に飛び出し、中央も高く浮いて、いずれも根は空中ですが、大丈夫です。
丈は20-30cmバルブは高さ4-6cm幅2-3cmで、全ての枝別れの先に小さい株まで花茎が出ています。
鉢#2


2015年
3月初め
花茎が伸びています。
鉢#1
大きめの親(25cm前後)からは5月に春新芽が出て10月に花茎が出て順調に伸びています。
小さめの親(20cm前後)からは芽の出が遅れて7月に夏新芽になり11月に花茎が出てきましたが伸びが芳しくありません。
充実した30cm以上の親では4月以前に新芽が出ます。





2月前半
花茎が伸びています。
インターメディアは秋・冬芽が殆ど花芽なので、区別する必要がありませんが、花芽は伸びが速いようです。
クリスタータでは色では区別が着かないですが、幅広で伸びが速いと言うことで区別が着くかもしれません。



1月前半
花茎が伸びています。
クリスタータと一緒に深軒下に置き、最低気温が約-5℃になりました。クリスタータの方だけが葉とバルブの一部が変色し、新芽が萎びています。やや寒さに弱いようです。
屋内の土間に移動しました。

2014年
11月後半
新芽の草丈の伸びはほぼ止まり、バルブが太ると共に、一部に秋新芽(花茎?)が出てきました。
鉢#1
バルブは入手時に比べると小さめですが、昨年より早く新芽(やや茶色、花芽?)が出て伸びています。
株が増えすぎて、全体的に小ぶりになっていましたが、今年の新芽は「夏は積極水やり」にしたためか昨年よりは大きい者が多いようです。
脇芽は新芽の大部分から太くて茶色い芽が3cm程までに伸びており花芽と思われます。


鉢#2
バルブの大きさはまちまちですが、いずれも新芽(やや茶色、花芽?)が出て伸びています。



10月前半
新芽の草丈の伸びはほぼ止まり、バルブが太ると共に、一部に秋新芽(花茎?)が出てきました。


8月前半
新芽が伸びています。クリスタータと違って、まだほそいままでバルブになりません。新芽の根元から新根の気根が沢山出ています。
鉢#1
  

 
根元が広く三角形に近いです。

鉢#2
  

  

鉢#2-2 分け株
ようやく夏新芽


分け株 #21,#22?

2014年↑







病気など
セロジネは新芽の葉が巻いているので、雨ざらしにすると水が溜まって腐ることがあるそうです。
また中光性で、直射日光では日焼けします。
霜に当たらなければ低温には耐えるようです。


入門編と上級編

園芸店で売られている洋ランの鉢は一般に種をまいてから2-3年の若株で初めて花がついたものが多いです。
気候の変化や水切れなどに抵抗力が弱いため、育てて咲かせるのが大変です。
一方原産地では、樹幹に着生し年々脇芽を出して大群落になって咲いています。
ラン展で見る鉢も大鉢に群生し花が群開しています。
強健で大型の種の大株は丈夫で花も咲き易く、同じ仲間とは思えないほどです。
そこで洋ラン学園では、強健・大型種の脇芽付きの大株を優先して育てて咲かせることにしています。
そうでないものについては「上級編」で採り上げることにします。
一般に原種は小さく、園芸的に改良した交配種に比べて細やかな世話が必要です。

セロジネで園芸店で売られているのは殆どが交配種のインターメディアと原種のクリスタータで互いによく似ています。
しかし、インターメディアは生長が旺盛で咲き易いのに対して、クリスタータはバルブが小さくなる生長不良を起こしやすくやあや咲きにくいです。
そこでここではインターメディアをとりあげ、クリスタータは上級編で扱います。

上級編




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2017.1.29 分け株の生長を別ファイルに移動

2016.5.31 2016年版開始

8.12 インターメディアの分け株の生長記録開始
3.18 セロジネの仕立て直し,検索「セロジネの育て方」、「セロジネの咲かせ方」で5位、3位以内
3.17 セロジネ・インターメディア マグニフィカムのファイルを分離、育ち方と咲き方
3.1 セロジネ・インターメディアの育ち方と咲き方グラフ
2.28 セロジネ・クリスタータの育ち方と咲き方
2015.1.15 あらまし2015(セロジネの育て方と咲かせ方)

8.13 クリスタータ・クリスタルのファイルを分離、インターメディア マグニフィカムの記録を開始
7.3 芽季や伸長の様子のグラフ、クリスタータ古株小球(半年型)の最初からの経過
3.25 セロジネ・クリスタータの咲かせ方・2014年の方針
2.23 セロジネはインターメディアから
1.20 生長カレンダーグラフ
2014.1.19 検索「セロジネの育て方」で3位以内、インターメディア2011,12,13年のまとめ表、2014年初めに、株分けと花後の花茎切り、クリスタータのまとめ表

12.3 検索「セロジネ」で10位以内、「病気などについて」開始
11.2 インターメディア マグニフィカムを入手
9.10 旧版・図鑑・、開花カレンダー更新
2013.5.30 13年版始め

12.4 2012-13年開花カレンダ
冬春芽が花芽、クリスタータは半年/1年型、インターメディアは1年型
2012.11.11 2012年版開始

11.30 セロジネは(隠)半年草
4.30 前書き、開花カレンダー2年目開始
2011.3.29 入手苗の最初の世話、ミズゴケから鹿沼土への植え替え
10.31 脇芽の様子追加
8.3性質などの転載、図鑑
7.17開花可能株の選び方と、性質と世話を記入
2010.7.6作成開始