洋ラン学園
フウラン(風蘭・富貴蘭・名護蘭)の育て方と咲かせ方

バンダの仲間の単茎種です
野生は木に着生し、屋根に生えていることがあります
昔から斑入りが園芸植物として楽しまれてきました
ミズゴケで小鉢に空洞植え・芯入り植えされています
洋ランと違って香りのある白い花を夏に咲かせます
名護蘭は洋ランのエリデスと近縁です。近年コチョウランの仲間(Phalaenopsis)とされるようになりました。

棒蘭 Luisia teres (Thunb.) Blume

ラン科の常緑多年草。樹幹に着生し、高さ10〜40センチ。葉は多肉の棒状。夏、微香のある淡緑色の花が咲き、唇弁は黒褐色を帯びる。紀伊半島以西の暖地に分布。コトバンク
中国南部から温帯東アジアにかけて、朝鮮、台湾などに分布する。
茎は高さ10〜40cmで、葉鞘に覆われて、細く硬い。葉は細長く硬質で棒状。 葉鞘の基部にでる短い花序に1〜数個の花をつける。
花期 6月〜8月

 
富貴蘭 朝日殿              東出都
 
  名護蘭 青玉丸                  奄美風蘭

 
無銘
目次
初めに
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)

風蘭旧版
奄美風蘭
名護蘭
棒風蘭

目次
2013年版

風蘭旧版
洋ラン学園表紙
今節(月)の洋ラン最新

鹿沼土・芯入り・浅広鉢植え

基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)


最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
沖縄ではランは周年屋外で生長し咲きます。沖縄はほぼ回帰線上にありますが、その内側の熱帯では最低気温が1年を通じ10℃以上です。
(2) ミズゴケ植えの株は根腐れしやすいので、鉢から抜いて一回り広い透明容器(例:ペットボトルを横切りにしたもの)に移す
ランは木に着生し根は空中にむき出しです。ミズゴケは夏は干からび冬はじめじめで、枯れと根腐れの原因です。ミズゴケと容器の間に隙間があると、ねはほぼむき出しで、ミズゴケが乾きやすいため根腐れしません。
また中が見えるのでミズゴケの湿りや根の健康状態がいつでも見えます。
こうして元気に春を迎えたら一安心です。



開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。

奄美風蘭
2014年の正月に全日本蘭協会から花付きの大型株をいただきました。
ミズゴケ素焼き鉢植えでしたがそのまま世話を続け、夏に新葉が約2枚出て、秋の初めまでには花茎が出てきました。
2020年6月に鹿沼土大粒に植え替えました。新葉と花茎の出に期待します。2020/07/17

2020年
7月31日
2週間の間に花茎が出て4cmに伸びていました。
植え替えてから約1月です。鹿沼土大粒植はとても元気になります。
単株ですが、葉長は10cmが4枚になりました。
6月28日
鹿沼土大粒で幅広鉢に薄植え。

株#月日葉数基厚気根12345678910111213
花茎 花
鉢#2
#2
2014/06/1513
7





11126









2014/09/03

7






11
1V
7
0.8V







5
5 w2.2cm


2015/08/0915








11.5
0.9V
12.3
0.7V
4






























4,5?2019/02/0512.5
6

1.8
枯れ
34.54.5 7
0.6H
10.3
0.55H
8
0.55H
0.2








04/03


0.8


3.54.57.5 10.2
0.9
8.8
0.75V
0.8








8/12






458.511108








9/30












1.5






























20/1/1512.5










11x0.94.5x0.6







5/31










10x0.7511.2x0.65.8x0.6H







7/17
16









C119x0.85







7/311216.760.55






C11x0.9C11x19.7x0.85




3.7x0.25














































鉢#1
株#1
2014/06/1511.5
9








8.5
1.2
7.5
1.1
1.7






09/0312
10









9 7
0.95
7
1






2015/08/09














8
0.9
11.5
0.8
2.5
6
花4,蕾2



2年目以降も咲かせる(洋ラン中学校)
温室育ちの鉢を入手すると1年目の新芽は親の開花株より小さくなることが多いです。
するとそれを親にした2年目の脇芽はさらに小さくなりやすく、咲かせるのが難しくなります。
入手した株が大きい場合で新芽がそれでも開花に足る大きさがあれば2年目の開花が期待できます。
また夏の水やリが十分なら2年目の脇芽が1年目より大きく回復に向かうこともあります。
不十分なら再び大きくなるまで地道に育てます。
バルブが太ることが目安です。

コチョウランやバンダの仲間は単茎性なので、新芽が出ず新葉が出るだけです。
新しい葉は小さくなってしまうことが多いです。


2019年版
はじめに
近年は世話ができず冷害や日焼けや乾燥で悼んでしまいました。その代り近縁の名護蘭とミニバンダがミズゴケ植から鹿沼土への重ね着鉢増しで軌道になりました。
そこで改めて取り組みます。風蘭も名護蘭も売られている苗は小苗です。
2019年の全体の方針「大株を育て、育てやすい大株にする」(洋ラン中学校)ようにします。
またミニバンダでは、冬に入手して春もミズゴケ植えのまま雨ざらしにしておくとミズゴケも根も腐るので、室内で重ね着鉢増しします。
新たに棒蘭と風蘭の交配種を入手しました。
2019/02/11


奄美風蘭
2019年経過
株#月日葉数基厚気根12345678910111213
花茎 花
鉢#2
#2
2014/06/15137





11126









2014/09/03
7






11
1V
7
0.8V







5
5 w2.2cm


2015/08/0915







11.5
0.9V
12.3
0.7V
4





























4,5?2019/02/0512.56

1.8
枯れ
34.54.5 7
0.6H
10.3
0.55H
8
0.55H
0.2








04/03

0.8


3.54.57.5 10.2
0.9
8.8
0.75V
0.8



















































鉢#1
#1
2014/06/1511.59








8.5
1.2
7.5
1.1
1.7






09/031210









9 7
0.95
7
1






2015/08/09













8
0.9
11.5
0.8
2.5
6
花4,蕾2























鉢1
A1
02/118.580.45本浮き- 4.3
0.6
- 6
0.45
5.5
0.65
6
0.65
6
0.6
5.3
0.55
3.5




























2
1.541内
0.30.40.81

































鉢1
B#0








6
0.7












#-1
6.56

23.5冷-3.54.5 5
0.45h
































#-2
4.3


0.4 1
枯れ
1.21.72.53.2































#-3
4


- 0.9
枯れ
-1.523
































2月前半
鉢#?
作落ちし、根も細くなっています。
枯れ上がっているので土を足します。

2018年経過
5月前半
鉢#?


2015年経過
8月前半
鉢#1


2014年版
はじめに
昨年は、新苗を入手し、他の種類と同じ、透明軟質ポリポット・中芯入り・鹿沼土植えにしましたが、鉢の内部の古根は根腐れしてしまいました。

2014年経過(下から)


9月
開花中(2019/02/11)
鉢#1
 
鉢#2
  

鉢#3
  

6月前半
ミズゴケで広口ペットボトルに植替え済、雨水が溜まって腰水状態



奄美風蘭 
2013.11新株 素焼鉢・ミズゴケ植え、遅く出た春新葉が伸び始め1cm、一部に新気根・根冠
鉢#1
  

鉢#2
4株立ち、下葉1枚の黒点・黄変は炭疽病?
  

 

鉢#3

   



棒蘭×風蘭


weblio辞書
ぼう らん ばう− [0] 【棒蘭▼】
ラン科の常緑多年草。暖地の樹上に着生。茎は高さ約20センチメートル。葉は細い円柱形で硬い。夏、短い花序を出し、黄緑色の花を数個つける。

以下はHP「山からの贈り物」/被子植物/ラン科さんから転載させていただきました。
http://www.geocities.jp/yamanobori_sa/plants/angiosperm/f70202_ran/bouran.html
ボウラン(棒蘭)
Luisia teres (Thunb.) Blume ラン科 Orchidaceae
樹上に着生する常緑の多年草。茎は高さ10 - 40 cm,細く径 3 - 4 mmで硬い。葉は茎と同色の葉鞘に囲まれ,多肉質,細長く硬質で棒状で長さ 6 - 12 cm,径 3 - 4 mm,茎に互生する。葉の反対側から短い穂状花序花序を出し,淡黄緑色に濃赤紫色を帯びる2 5花をつける。苞は3角形,長さ 8 - 10 mmで鈍頭。側花弁は狭長楕円形で長さ 10 - 13 mm,円頭,萼片とともに黄緑色。萼片は楕円形で長さ 8 - 10 mm,鈍頭。唇弁は側花弁とほぼ同長で,長楕円形,,黄緑色の地に濃紫色の斑紋がある。唇弁の基部に2耳があって,背面がわずかにふくらみ,先は2裂して,その中央に小さい突起がある。蕊柱は短く,高さ 3 mm。果実は棍棒状紡錘形で長さ約2 cm,基部に 7 mm内外の柄がある。
花期:6 - 8月
分布:本州(紀伊半島以西)・四国・九州,沖縄;中国南部から温帯東アジア,朝鮮半島,台湾

以下はブログ「着生蘭・シダ植物栽培日記」さんの「セッコク・風蘭、マツバランなどの栽培」欄から転載させていただきました。
洋ラン学園の方針「単茎種は根を育てる」
http://blog.livedoor.jp/supadrive/archives/52259246.html2009年06月06日
ボウランの根について
@前年にボウランを乾かしすぎて根が干からびて瀕死状態になったボウランも葉にしわがなくなり張りが戻った。                                                                                   A当然干からびて機能停止した根も元通りに太くなって通常の根としての機能を取り戻した。
Bこの事からボウランをあまり乾かしすぎると根の水分を使って根を犠牲にする形で葉や茎の生命線を維持する原則を、ボウランを初めて栽培した時の事も含めて再確認した。
Cボウランを栽培しはじめた当初は山野草会から購入したが、水苔の中を良く確認してなかったので根が全て腐って根が壊滅していた。その為水苔の上に茎と葉だけになったボウランを乗せて空中湿度を高めに保って管理した結果、茎の下側から新根が発根して何とか一命を取り留めた苦い経験がある。
Dこの事から根が壊滅した場合は茎と葉に蓄えられた養分を使って新根を発根させて体制を立て直すので、新根を発根させる時に外部から養分を補給できない分、茎と葉の養分が消費するので空中湿度を高く保たないと新根が発根して外部から養分を補給する前に茎と葉の養分がなくなって株その物が消滅する危険性がある。その為に空中湿度を高めて弱った株を集中管理する事を学んだ。
Eそして今回ボウランを乾かしすぎてCと同じように根が壊滅寸前になった事で自然界のボウランがカラカラの所で何日間も水無しでどうやって持ちこたえているかを考えると以下の事が判明した。
Fボウランを乾かしすぎると、根の水分や養分を消費して根を犠牲にする形で茎と葉を生かす性質上、自然界のボウランは非常に強靭な根がたくさんである事が想像できる
Gという事は如何に根を長く、分岐させて根の数を増やすかが強靭なボウランを作る上で非常に重要になる。強靭な根がたくさんあれば多少乾かし気味にしてもラクダのように養分をたくさん強靭な根に蓄えているので乾かしすぎても長時間持ちこたえられる。そんな感じで自然界のボウランは生き延びていると考えられる。
Hその為栽培する時もフウランのように根を如何に長く分岐させながら根を拡大成長させるかが重要になる。イワヒバと同じだ。
I根が大きくなれば土の上の葉や茎も大きくなる原則に基づいて考えると、私のボウランもフウランプラ鉢では少々物足りなくなってきた。フウランプラ鉢に根が充満して根の成長を阻害しているからだ。
Jその為フウランプラ鉢と同じ径の底の深いプラスチックの鉢を買ってきてスリットを加工して植え替えをしないといけなくなってきた。鉢の底を深くすればその分水苔も縦長になるので根の成長もストレスなく長い根に成長すると思われる。
K私の推測では、鉢を底上げすれば長い根がたくさんになって水苔から吸い上げられる水分や養分が多くなるので株の成長も早まり大株になると思われる。



風蘭×棒蘭


2021年経過
2月
ペットボトルに引っ越し
 

2019年経過
株#月日葉数基厚気根123456789101112


102/112411

5.8x0.25
9折れ12x0.35h8.5x0.3714x0.4213x0.5H11x0.4510.5x0.4317x0.44H5x0.7str.




02/23













5.5x0.3




04/03












17x0.5h13x0.35h6.5x0.3












































#202/11124

0.538x0.35H11.5x0.37h8.5x0.3H2.8









02/23








3









04/03








3.3x0.2





























302/114.84

0.5512.53.5str.











02/23






3.5











04/03






3.5x0.25h





















































2019/02/11表作成


2019年の経過
株#月日
葉数基厚気根123456789101112

102/11
2411

5.8
0.25H
9
12
0.35H
8.5
0.37H
14
0.42H
13
0.5H
11
0.45H
10.5
0.43H
17
0.44H
5.7str























202/11 #1-2
1240.36
0.5
3 8
0.35H
11.5
0.37H
8.5
0.35H
2.8str




























302/11 #1-3
4.84

0.512.53str









































































































































2月前半
室内で育てる、浅広底穴鉢に鹿沼土重ね着鉢増し。


1月前半
入手、ミズゴケ、径7.5cm軟質透明深ポリポット植え、表面の根は一部乾燥で枯れこみ。新根は先の根冠が桃色


名護蘭 名護蘭のページに移動
春新葉次の葉の伸び、新しい根は緑、古根は根腐れ

2013年
11月初め
奄美風蘭 新株入手、素焼鉢・ミズゴケ植え



2013年版
はじめに
昨年は、新苗を入手し、他の種類と同じ、透明軟質ポリポット・中芯入り・鹿沼土植えにしましたが、鉢の内部の古根は根腐れしてしまいました。
そこで、寒くなってから、ミニバンダ・ロールに変えましたが、根をミズゴケで包んだやり方では根腐れするようです。
そこで、根をペットボトルの内側でミズゴケの外に出す「片むき出し」の方法にした処、落ち着きました。
今年は根が減ってしまった状態からの再出発です。



富貴蘭

奄美風蘭
名護蘭


朝日殿#2東出都紀州雪虎富嶽
同ルビー根明丸#1明丸#2
2012年
11月初め
2株立ち
若葉:長2.5,0.7cm
根:長5cmまで太1.5mmまで
葉5枚4.5,3.5cm+
新葉0.8cm
子株0.7cm,2枚
根:4本,4cmまで、根冠?
5株立ち
若葉:4cmまで
根:長13xmまで太3mmまで約10本先白4cmまで先茶
2株立ち
若葉:4,1.8cm
根:長25cmまで太2.5mmまで7本余り
根冠1cmまで赤み
3株立ち+小株
根:長6cmまで太2.5mmまで10本気根数本、根冠5mm1
2株立ち+小株2cm+新芽1cm
若葉5,3.5cm
根:14cmまで数本先白根3cm
葉5枚、新葉日焼け
根:長6cmまで、太5mmまで10本余り
下半分根腐れ多(ミズゴケ包み)
葉5枚4,3.8cm+
新葉0.5cm
根:長7cmまで太6-3mm、12本余り緑、先緑か根冠茶が大部分









































































2013年の経過(下から順に上へ)
7月前半
ペットボトル・ミズゴケ植え(ミニバンダ・ロール)
生長が活発になってきました。根先に根冠ができ、気根が出てきます。葉が伸び、新葉が出てきます。
朝日殿 鉢#2
、少し伸び、室内で風通しが不足したことの後遺症か、落葉
根冠始まり
 

東出都
、株#1、新葉、他も少し伸び
、全体は緑で元気、気根根冠始まり
 

紀州雪虎
、2株新葉、少し伸び
根冠3本
 


富嶽
、少し伸び
、、気根と下部の白い枝根に根冠始まり
 

奄美風蘭、鉢#1
、少し伸び
休み気根の出始め
花茎、2株から出て2,3cm、3-4個
  

奄美風蘭鉢#2
日焼けなどして枯れそうです休み
休み、冬の間は一番元気でした。
 

名護蘭
、伸び
根冠始まり緑色
  


6月前半
 どんどん伸びています。
根 多くの種類で、気根や枝根が出て根冠が伸びています。

朝日殿鉢#2
子株の新葉は元気に伸びています。親株の芯葉が枯れているのは、冬の間室内で風通しが悪かったためと思われます。


紀州雪虎
生長が旺盛な種類です。緑の根から伸びていた白い根の先に、黄緑透明の根冠ができています。
 
東出都
すでに伸びていた白い根先に根冠ができています。
  

富嶽


奄美風蘭鉢#1
葉は元気に伸びています。長い根の先や、根元近くの枝根に緑の根冠が伸びています。古い根の半分くらいは緑を保っています。
  



奄美風蘭鉢#2 ルビー根
芯葉は枯れています。冬の間室内で風通しが悪かったためと思われます。根は緑色ですが伸びや根冠はまだです。
  
名護蘭
葉は寒い時期から伸び続けています。緑の根先が伸びて白みを帯び根冠のようになってきました。
 
ペットボトルの長さを縮める
ペットボトルの長さが長すぎると、冬から春の乾きが悪く、屋外や雨ざらしでは根腐れします。そこで、根の長さまでになるようペットボトルを切り縮めました
11月後半 逆さペットボトル・芯入り・根を窓際・コケ玉に着生の積り

まえがき2012
風蘭は、一般に素焼鉢でミズゴケ中空植えが基本となっています。しかし、夏には乾きが早すぎて水やりを頻繁にする必要があるなど、他の種類と一緒の世話ができません。
これまでは、主に、軟質透明ポリポットに芯入り・横穴開けでバークか鹿沼土植えで育ててきました。
今年はも、洋ランのミニバンダと同じ、ミニ・バンダ・ロールで育てることにしました。

11月後半 逆さペットボトル・芯入り・根を窓際・コケ玉に着生の積り
朝日殿 鉢#2
根細くて少ない、新芽の葉伸び

紀州雪虎
緑の根長く伸び、一部先腐れ、根冠枯れ始め 葉伸び止まり


東出都(ひがしでみやこ)
細くて黄緑に輝く根が元気、新しく伸びた白い部分の赤い根冠も元気。新葉が伸び、新芽も伸び

富嶽
鉢から抜いた処、根は細くて、一部は枯れ気味、新しく伸びた根は気根を含めて白い 右:中心のミズゴケを除き芯を入れる

奄美風蘭 '11株
新しく伸びた長い部分が白いです、白い根冠が元気

奄美風蘭 '12 ルビー根
黄緑健康な根が長い、伸びた部分は白か緑、根冠枯れ始め


11月前半 逆さペットボトル・芯入り・根を窓際
紀州雪虎

東出都(ひがしでみやこ)

   


奄美風蘭 '11株
新しく伸びた長い部分が白いです、白い根冠が元気
 

奄美風蘭 '12 ルビー根


8月前半 ペットボトル・底側・芯入りへの植替え

富嶽
鉢から抜いた処、根は細くて、一部は枯れ気味、新しく伸びた根は気根を含めて白い 右:中心のミズゴケを除き芯を入れる
 
ペットボトルの底側に入れた処 右:水やり後、先の方の根は「窓際で片むき出し
 

紀州雪虎
  

 

朱天王

奄美風蘭 ルビー根
  
ペットボトルの底側に植え
 






東出都(ひがしでみやこ)・産地:京都府・芸:覆輪・月・泥軸・泥根
平安時代にも記録がある

富嶽
実生・散斑・縞系の代表

紀州雪虎


朱天王




旧版
まえがき
石斛と風蘭はわが国の山野に自生する小型のランで、それぞれ洋ランのデンドロビウム、バンダの仲間です。自然のランを見かけることは殆どありませんが、斑入りの園芸種はそれぞれ、長生蘭、富貴蘭と呼ばれて、株の形、葉や株の色と斑などが、盆栽のように古典園芸として楽しまれてきました。従って店頭に並ぶのも、古典園芸としての植え方がされたミニ鉢です。これをそのまま楽しむのは、いわば日本庭園を作ったら植木屋さんに世話を任せなければならないようなもので、他の植物の合間に通り一遍の世話をしていても、うまくいきません。古典園芸の本格的なやり方はできないけれども、株の形から葉の斑までの情緒は楽しみたいという人は、「消費者向きの植え方」に変えてしまえば、管理が楽になります。安全第一で育てます。余裕ができたら古典の味わいを楽しむと良いでしょう。


目次
初めに
1 初めに
バンダの仲間の風蘭(ネオフィネティア)が古い民家の柿の木などに、夏になると花を咲かせます。斑入りの園芸種は「富貴蘭」と呼ばれて江戸時代から親しまれています。鉢の中を空洞に、ミズゴケをドーム状に盛り上げて植える植え方は、根腐れを防ぐ先人の知恵です。バンダの仲間のアスコセントラムとの属間交配種アスコフィネティアは、株や花の形はフウランと同じですが、花色はカラフルで、香りもあって楽しめます。
バンダ亜族はカトレヤなどと並ぶ大きなグループで、大型のバンダのほかに、アスコセントラムやリンキオスティリス、アングレカムなどがあり、バンダを含めた属間交配種は、低温に強く育てやすいです。

2 始め方
1 開花可能株の選び方
主に夏に開花株が出回ります。咲くようになったばかりの小さな株が小さな鉢に植えられていることが多いです。バンダやコチョウランのような単茎種は、脇芽が出にくいので1株だけのことも多いです。なるべく、大きくて、できれば脇芽の出ている物を選びます。
2 最初の世話−透明容器への鉢替え・鉢増し
小さな鉢にミズゴケで植えられていることが多いです。
まず、根腐れを予防するため、水やりが中の乾きを確かめてできるように、透明容器に移します。これまでの鉢より少し広いペットボトルを切って移し替えればよいのです。
ミズゴケの周りに隙間があると、乾きが早く、根腐れしにくくなります。
夏なら、木漏れ日の下に置きます。中が半乾きになったら水をやります。


3 段階別の育て方と咲かせ方


1 枯らさない育て方(初めて、小学校)
始め方に書いた置き場所と水やりを続けます。
化成肥料の粒を少し鉢の表面にばらまいておきます。
元気になると、根の先が緑色・半透明になり、伸び始めます。
また、葉が伸び始めます。
さらに元気になると生長点から新葉が出てきます。
初冬の霜が降りる前に部屋に取り込みます。


開花株の維持と開花(初級)
種類にもよるようですが、夏の開花後、元気に生育していれば、翌年の初夏から根が伸び、気根や脇芽が出始め、梅雨ころに花茎が元の葉の間からでてきます。
2010.7.7記

2 新葉を大きくする育て方
植え替え(慣れるまではなるべくやらない、透明ポットへの鉢換え、芯入りへの衣替え)
標準
入手後は透明ポット、鉢底発泡スチロール板敷き、底近くに横穴開けに鉢替え
暖かく通常の植え替え時期に、透明ポットで芯入りへの衣替え
慣れてきたら下記植え方に植え替え
透明ポット・鹿沼土安全植え 植え替えのレシピ
朝日殿、古来の方法で植えられています。

抜いて、ミズゴケを取り除いて見ると、何と、根ぐされしていました。脇芽を離して株分けしました。
 
透明ポットの底に発泡スチロールの板を敷き、発泡スチロールの棒を立て、底の方だけ鹿沼土の中粒を入れ、苗を載せます。
根元まで鹿沼土を入れれば出来上がりです。ポットの底近くにスリットの代わりの横穴を開けます。
根を切ったりしていなければ直ぐに水をやります。
 

名護蘭も同じです。
抜いて見ると、ミズゴケの中は根腐れです。
 
苗が小さくてもポットは9cmに統一しています。乾き方が同じになるので、水やりなどの管理も同じで良いので楽です。
 

透明ポット・ミズゴケ植え
植え方(根腐れ防止、野生の木に着生に近づけた根の薄着)
標準
植え込み材料、ミズゴケ
鉢、透明軟質ポリエチレンポット、径9-13.5cm、やや深型(ペットボトルや透明コップで代用可)
植え方、
植え替え後支柱立て
2008年7月 開花

置き場所(日焼け防止、野生の木漏れ日下に合わせる)
中温・中光型標準
春は4月初めに屋外に出し、秋は11月末に屋内に入れる
慣れないうちは、一般に言われているような遮光をした方が無難です
春から秋は真夏を除き木
漏れ日、真夏は遮光
雨ざらし
水やり(鉢の乾きを見ながら水やりで根腐れと枯れを予防)
標準
鉢の中を見て、半分くらい乾いたら水やり
目安、春と秋は週2回、夏は週3回、冬は週1回
梅雨から夏は雨を利用、長雨は避けます


3 大株作り(初級・高校)

4 毎年咲かせる、(中級・大学)


開花カレンダー

2011年

風蘭フウラン 富貴蘭
朱天王
名護蘭
青玉丸
富貴蘭
朝日殿#1
富貴蘭
朝日殿#2







入手時株大きさ 葉6枚、最大8x0.7cm
気根2本
素焼鉢7.5cmミズゴケ
#1葉7枚、最大8x0.7cm
気根2本
プラ楽鉢7.5cmミズゴケ
葉6枚、最大8x0.7cm
気根2本
素焼鉢7.5cmミズゴケ
葉8枚、最大3x2.5cm
気根太短い
素焼鉢7.5cmミズゴケ
葉6枚、最大7.5x0.7cm
プラ深鉢6cmミズゴケ
葉7枚、最大7.58x0.7cm
気根2本
プラ深鉢6cmミズゴケ
2010.9上旬開花株入手




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2011.1





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上旬開花株入手上旬開花株入手上旬幼株入手上旬開花株入手上旬開花株入手
8 中旬#7 1.2x1cm,#8 0.7cm
安全植えに植え替え
中旬#7 1.2x1cm,#8 0.7cm
安全植えに植え替え
中旬#5 6.5cm,#6 6cm
安全植えに植え替え
中旬#7 1.2x1cm,#8 0.7cm
安全植えに植え替え
中旬#7 1.2x1cm,#8 0.7cm
安全植えに植え替え、寄せ株を別鉢に
中旬#7 1.2x1cm,#8 0.7cm
安全植えに植え替え、寄せ株を別鉢に
9上旬#7 1.2x1.2cm,#8 1.1x0.8cm上旬#7 1.2x1.2cm,#8 1.1x0.8cm上旬#5 7cm,#6 6.5cm上旬#7 1.2x1.2cm,#8 1.1x0.8cm上旬#7 1.2x1.2cm,#8 1.1x0.8cm上旬#7 1.2x1.2cm,#8 1.1x0.8cm
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2012.1





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開花株の大きさ








7 主な種類、ミニバンダ図鑑

園芸店などに良く出回る種類を主に載せています。



ネオフィネティア、風蘭、Neofinetia falcata
 
                       
朝日殿(あさひでん)
河内国産、黄縞、紺性が強く、芽出し良く株立ちする、泥軸泥根、付けは月型。
http://www.sepia.dti.ne.jp/ikado/fkr/fuukiran.html


朱天王
朱天王(しゅてんのう)
高知県産の紅花の代表種。強健で繁殖力旺盛のため広く市場に出回っている。このようなポピュラーな品種に良木を見つける楽しみもあります。
http://www.sepia.dti.ne.jp/ikado/fkr/fuukiran.html
紺性薄い、多少大型の立ち葉。葉幅は普通。
富貴蘭としては、赤花の銘品で、基本は濃い赤紫の底白花。
産地は高知県。昭和40年代に発見された。
www36.tok2.com/home2/yamamomo/zukan/shuten/index.htm


東出都(ひがしでみやこ)
近江国産、白覆輪、黄覆輪は『湖東覆輪』。泥軸泥根、付けは月型。



奄美風蘭
以下は奄美風蘭の小部屋からの転載です
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ginshiba/neof-sub/neof-amami.html

南方系の大型の風蘭。
奄美大島とその周辺の南西諸島に産する、一際大型の風蘭です。葉の付け根と花茎は濃褐色になります。 普通の風蘭と比べて、開花期はおよそ1ヶ月遅くなり、花も少し大きく、ごく微かに紅色を帯びます。
生育は旺盛です。鉢植えにするよりは、数株になったところでヘゴなどに着けたほうが植え替えの手間も要らず、 のびのびと生育します。
南方系=寒さに弱い、とは言えません。凍結・霜・雪を避ければ普通の風蘭と同じ様に冬越しできます。
距も長く伸びます。

2010年10月 入手



名護蘭
バンダの仲間で風蘭と近縁ですが、別属で、洋ランのエリデスと近縁です。

参考
着生蘭栽培の部屋>着生蘭の栽培、ナゴランの栽培 」から抜粋して転載させていただきました。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ginshiba/index.html
ナゴランの生育サイクル
無加温の状態で冬越ししたナゴランも、4月になると葉が生き生きと張りを戻し、付け根に花芽が見え始めます。 やがて株の頂部から新しい葉が顔を出し、株元からは 新根が出てきます。また前年伸びた根の途中からも新根が枝分かれしたり、先端が伸びたりします。 生育期に入ったサインです。
夏場に新しい葉が1〜3枚出て、10月頃に下の葉が1、2枚枯れ落ちて休眠します。
開花の時期
6月〜7月にかけて開花します。フウランよりも少し早い時期になります。
通常、前年花茎を伸ばした葉のすぐ上の1、2枚の葉の付け根から1本の花茎を伸ばし、10輪前後 の花を咲かせます。充実した株の場合には花茎が枝分かれすることもあります。
ナゴランの入手について
一般の園芸店では、通常の開花より早く5月頃に開花株が流通します。花の咲き方は年によって 変化することはなく、毎年似たような斑紋が入り、匂いがします。好みの株を選びたいところですが、 流通量が少ないので選択の余地はあまりありません。 肉厚で張りのある葉がたくさんあり 根の数が多い株を選びましょう。
管理
夏場
ナゴランの育て方はセッコクの栽培に準じます。 セッコクの管理 も参考にしてください。
生育期のナゴランは直射光を避けて湿度を保つように心がけます。
遮光
半日陰に吊るすのがよく、直射光は望ましくありません。
肥料
4月になったら、鉢の縁に緩効性化成肥料を置き、 根の先が伸びている間は2000倍程度に薄めた液肥を追肥として与えます。油粕を置くと根を傷めます。



青玉丸
丸葉ナゴランの青玉錦。ナゴランは、ある資料に、分布域は本州 (静岡県以西)、四国、九州、屋久島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、朝鮮とありますが、近年、本州ではほとんど自生の確認のない絶滅危惧種です。
http://www.sepia.dti.ne.jp/ikado/fkr/fuukiran.html
 
名護蘭「明丸」(なごらん「“みんまる”あるいは“みょんふぁん”」)
 同じ名護蘭の「青玉丸」と「大達磨」の間に位置を占める品種で、名護蘭の見慣れた長めの葉っぱの中から、丸葉を選別抽出して作出され、種苗登録されている品種です。

石斛
ミニバンダ

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2014.6.15 名護蘭の育て方の参考

11.6 透明ポット・鹿沼土植えの植え替えのレシピ
10.奄美風蘭、東出都
9.3 カレンダー開始
8.18 冒頭写真、前書き
ミニバンダを改装中
2011.2.9作成開始



以下はこれまでの方法の参考ですが、必要ありません。

フウランの性質と育て方(参考、これまでの方法)

特徴

産地



生長サイクル

花期



基本的な世話

植え込み材料

置き場所

遮光

温度

水やり

肥料

植え替え

冬の温度

株分け

病気

害虫

室内栽培


参考
図解 洋ランの栽培、新井清彦、宇田川芳雄、誠文堂新光社、1981
毎年咲かせる洋ラン手入れと楽しみ方、中山草司、大泉書店、1996
園主が教える 図解 洋ラン作りコツのコツ、岡田弘、農文協、1992
最新園芸教室 ミニ洋ラン 新井清彦、誠文堂新光社、1995

3 性質と基本的な育て方
バンダは亜熱帯産が主ですが、和蘭との交配種は寒さにも強いです。
中温・中光
植え方:根腐れしにくい、フウランに通じる、透明ポット・芯入り・ミズゴケ植え、鉢の大きさは慣れるまでは径9cmが根腐れ防止に安全、慣れたら9cm以上が望ましい
置き場所:春から秋は、強い直射日光を避けて、木漏れ日のような日向、中温種なので春は4月から秋は11月まで外に出す
冬の防寒:低温になると根冠が休むので、最低温度を15℃に保つのが良い
水やり:暖かい初夏から晩秋までは水切れさせない位、晩秋から春まで(主に屋内)は乾かさない程度
4 病気と害虫(注意事項)
素焼きの極小鉢に植えられているものは、最低でも径7.5cmの大きさに鉢増しします。
高温で直射日光を浴びると日焼けして落葉します。風通しの悪い所に長時間あっても落葉します。
カビ病
低温期に、風通しが悪いと、新しい脇芽や生長点の新葉などが茶変して枯れます。

6 咲かない理由