洋ラン学園
デンドロビウム(ノビル系)の+育て方と咲かせ方

セッコクタイプ(2年型)
 
ヒメジ × セッコク                     オリエンタル・スピリット ビゼン・アケボノ

初めに

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
どの種類も同じ世話
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない
苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。
野生では熱帯雨林の樹幹に着生して根はむきだしです。
鉢植えにすること自体が根腐れの原因なのです。
また直射日光・雨ざらしと低温は温室育ちの苗にとって大敵です。
言い換えればこれらに対策をすれば枯れは大部分防げます。
蘭は毎年脇芽を出して大群生になり雨季に生長して乾季に咲きます。
小さな株を水切れさせていると咲きませんが、大株作りにして雨ざらしにすると咲きます。
これらのことを各種について個別に具体例で紹介します。

デンドロビウムにはノビル系を初めとして、デンファレや、フォーミディブルなどがお馴染みです。東南アジアの熱帯地方を中心に、ヒマラヤやインドから太平洋に広く分布します。我が国にもあるセッコクもノビル系の一種です。この他にもオーストラリア産のキンギアナムや大明石斛は広く親しまれています。デンドロビウムは大属で、この他にも色々な種類があります。下垂種と呼ばれるピエラルディー・ロディゲディー等もあります。ここでは一番丈夫で咲きやすいノビル系を紹介します。
洋ランは根腐れしやすいと考えられ、対策として水やりに神経質になり、「鉢は小さく」が常識とされています。
しかし、その結果「水切れして咲かない」ことが多いです。バルブが細く皺が寄っているようでは咲きにくいです。
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デンドロビウム下垂種
デンドロビウムの仲間
フォーミディブルとヒビキなど



目次
初めに
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園年少組)
オモカゲ、ヒビキ、ミニ/エンジェルベイビーなど
開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
セイラーボーイ、イエローソング、ラッキードラゴン、ヒメザクラ、スノーホワイトなど
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
セカンドラブ
大株作り
ヒメジxセッコク、オリエンタルスピリット/ビゼンアケボノ、スノーフレーク/オトメ

種類リスト
(1)下線は、特に何年か育てていると寒さや直射日光に強く、生長や芽吹きが旺盛で大株となり咲き易い種類です。 →大株作り
ヒメジxセッコク、オリエンタルスピリット、スノーフレーク、ミニのエンジェルベイビー
(2)次に丈夫で咲き易い種類、石斛との交配で古典的な種類 →2年目以降も咲く
セカンドラブ
(3) 比較的新しい種類、やや小株 →1年目に咲かせる
セイラーボーイ、イエローソング、ラッキードラゴン、ヒメザクラ、スノーホワイトなど
(4)小型株 →枯らさない方法
オモカゲ、ヒビキなど

石斛との交配種
イエローソング・キャンディー Den.Yellow Song 'Candy'  石斛2次
(Den.Midas Gold x Den.Santana)
Den.Santana 'Canary' (Den.moniliforme x Den.friedericksianum)

スノーフレーク 'レッドスター' ,Den. Snowflake 'Red Star'
オリエンタル・スピリット 'ビゼン・アケボノ' Bizen Akebono  (Dendrobium Oriental Spirit 'Bizen Akebono' 
Den.Hatsushimo x Den.Snowflake  3次
低温要求量の少ない早咲き品種で、年末年始の頃に満開。

カシフレーク Den. Casiflake
Den. Cassiope x Den. Snowflake, Ohnishi, K. ? 三次
カシオープ Den. Cassiope
Den. nobile x Den. moniliforme Colman 1890、一次交配種、セッコクとの交配種の草分け
スノー・フレーク’オトメ’(2018) →大株作り
スノーフレーク 'レッド・スター' Den. Snowflake 'Red Star' 2次
Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904  , Den. nobile × Cassiope 2次
チンサイ「雅」 Den. Chinsai ‘Miyabi’
moniliforme x unicum, 1981, S. Takagi 石斛一次交配
ヒメジ Den. Himeji
二倍体、交配不詳、未登録、セッコクとの交配種
ヒメジ×セッコク Den. Himeji
二倍体、交配不詳、未登録、セッコクとの交配種

一般・中大型種(2年型)
中型・中輪
中型セカンド・ラブ'トキメキ'、Peace x Awayuki 1989 中型、芽ぶき良く、花着きも申し分ない 当歳咲き・低温処理不要(yorantaroによる)
Den. Awayuki = Den. Hatsushimo x Den. Sagimusume 1982
Den. Hatsushimo = Den. Suisei x Den. moniliforme 1982
Den. Suisei =Den. moniliforme x Den. nobile 1980
グレート・ウエイブ 'ラッキードラゴン'、2009 氏家正徳 有限会社バイオ・ユー

ノビル・タイプ
大型・大輪
セイラーボーイ 'シラサギ'、1982、花着きが今一つ、遅咲き


1年咲(3倍体)
イエローソング‘キャンディー’Den.Yellow Song‘Candy’、(Den.Midas Gold x Den.Santana)黄色品種でありながら年末開花が可能でしかも新バルブ咲き、早咲き  石斛2次

晩春咲種、白桃大輪、
ヒメザクラ Den. Himezakura
Den.Himezakura 'Sanokku' (Den.Oberon x Den.Cassiope) 1995 J. Yamamoto 2代目
Oberon = Sau Paolo x Star Carnival, Yamamoto
いわゆる3倍体系と呼ばれるこの品種は花芽分化のための低温処理をほとんど必要としない画期的な品種であり、国内外の生産者から大きな注目をあびることになった。(山本デンドロビューム園HP)
Den.Himezakura ‘Fujikko’ヒメザクラ‘フジッコ’

小型種
エンジェル・ベイビー 'グリーン 愛' Den. Angel Baby 'Green Eye'
(Den.Snow Baby x Den. Snow Angel) 1989, Takaki O. N.
Snow Baby = Snow Pearl x Hakuseki、石斛が半分近く、ノビレが約1/4
Snow Angel = Yachiyozakura x Zuiko

スノー・リップ


ヒメジ×セッコク

名前の通り石斛との一代交配種で、強健で、良く育ち、花も良く咲く種類です。
これを例にして説明します。

基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)


生長から開花のパターンと開花の条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはデンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。
コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。

シンビジウムは今年出た脇芽に花が咲くのに対して、石斛とその交配種は、1年目には花が咲かず、翌年さらに伸びてから咲きます。
新しく伸びた葉の付いている所にほぼ11月の前半に花芽が出ます。それまでに古い葉は落ちていることが多く、今年伸びた部分の葉も黄葉と落葉が始まります。
大雑把に言うと新しく伸びた節の数だけ花が咲きます。
元気のない株からは来年咲く脇芽が出なかったり、反対に全体が元気だと古い株から脇芽が出ることがあります。
遅く出た大きくなりそうにない芽は欠いた方が良いです。
花の咲きそこなった花芽の所から葉芽−高芽が出ます。これも大きくならないので芽欠きするか高芽取りします。

2年型
花後の春に新芽の出始め、昨年出た株も伸びる
秋に、昨年の株の下葉が落ちると同時に、頂点ン近くの節に花芽が出る。

脇芽の出 2014/05 新芽の伸び
 
昨年出た株に花芽 2012年10月開花

当年型
他の蘭と同じように、春に花後の親から脇芽が出て、秋までに親と同じ高さまで生長して花芽を出す。
3倍体


花芽と葉芽
咲かせたことのない種類は花芽がいつどのようにして出てくるか分かりません。
また新芽が出てきても花芽か葉芽か分かりません。
ネットで調べても写真は殆どが花で、出始めの花芽の写真は殆どありません。
洋ラン学園では、出始めの花芽の写真や、花芽と葉芽の区別などを紹介するようにしています。

デンドロビウムは、上に書いたように、株の先端から今年伸びた範囲に、花芽が着きます。
細い株には花がつかないことがあります。

最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
沖縄ではランは周年屋外で生長し咲きます。沖縄はほぼ回帰線上にありますが、その内側の熱帯では最低気温が1年を通じ10℃以上です。
(2) ミズゴケ植えの株は根腐れしやすいので、鉢から抜いて一回り広い透明容器(例:ペットボトルを横切りにしたもの)に移す
ランは木に着生し根は空中にむき出しです。ミズゴケは夏は干からび冬はじめじめで、枯れと根腐れの原因です。ミズゴケと容器の間に隙間があると、ねはほぼむき出しで、ミズゴケが乾きやすいため根腐れしません。
また中が見えるのでミズゴケの湿りや根の健康状態がいつでも見えます。
こうして元気に春を迎えたら一安心です。
オモカゲ、ヒビキ、ミニ/エンジェルベイビーなど


オモカゲ

比較的新しくて、細茎小型の種類です。2017年1月に蕾付き株を入手しました。
珍しく夏咲です。
ミズゴケ植えで夏は水切れになりそうなので、5月に少し根をほどいて鹿沼土重ね着鉢増しにしました。
順調に大きくなっています。そろそろ鹿沼土に植え替えた方が良さそうです。2020/01/20

2020年
毎年の様子の比較
株##1
#11


#12



#13



#34



#35




年月日年月日基幅厚葉数長幅年月日基幅厚葉数長幅年月日基幅厚葉数長幅年月日基幅厚葉数長幅年月日基幅厚葉数長幅




170.555



















1年目2017/05/14 17
x0.55
2017
/05/14
80.55,2018



2018








20/05/171
























6/2690.45






















7/10100.455.7x1.3

2018/08/23茎17



18/08/2311
76.7x1.318/08/238

5.5x1.3










花幅3cm




11/11180.85x0.886.5x2.911/11120.856x1.3









2年目















19/2/2180.7510








18/08/23茎19
4
2-6x1.3
19/08/16



19/08/1612.50.658






















10/3170.68
10/3210.811








19/11/11

蕾3









11/1121.50.88



























































3年目

20/05/17210.3
20/05/17


蕾3個
x7段
20/05/17


蕾2個
x7段




























































































6月
植え替え

重ね着鉢増しのままなので

株分け
5月
28開花
株##1









年月日基幅厚葉数長幅花茎、枝花数芽季
#12017/05/14170.555






08/23茎17


花梗1.5

3cm夏花茎











#112017/05/1480.55




春芽

18/08/23茎19
42-6x1.3





11/11




3














20/05/17210.3

















#111































#11220/05/1710.3





20春芽











#1218/08/2311
76.7x1.3



18夏芽

11/11180.5x0.886.5x2.95
3



19/08/16









19/12/11190.9







20/05/17




3個x7段0.8














19/10/3170.68





#1320/05/17




2個x3段0.7
























#1420/05/170.7






20春芽






















#212017/05/1470.4





17春芽











#2220/05/17




3個x7段0.9
























#2420/05/170.7






20春芽











#312017/05/146.50.35


3個x8段0.7

20春芽

18/08/23120.6
7x1.4





11/11170.9x0.986x1.3





20/05/17



















#31119/08/2614.50.8





19夏芽

10/0318.50.77
















#31220/05/171.5






20春芽






















#3219/02/0215.50.79

















































#3520/05/171






20春芽












経過表作成2020/01/20

2020年5月 基3株、#1-子3、孫2、#2-子4、孫1、#3-子5、孫2、

2019年8月 基3株、#1-子3、孫2、#2-子3、孫1、#3-子4、孫2、

2018年8月 基3株、子脇芽#1-3株, #2-2, #3-1

2017年5月 基3株、子脇芽3株



開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
1年目は親株が大きいので最も咲かせやすいです。
以下は種類を問わない世話の内容です
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
(2) ミズゴケ植えの苗は幅広容器に移す
(3) 春になったら最低気温10℃以上で屋外の半日陰(直射日光では日焼けして枯れる)、軒下(雨ざらしでは一部の種類がかび病で枯れる)に置く
(4) ミズゴケ植えとバーク植え共に根腐れと枯れの原因なので、一回り広い浅鉢に移し、隙間に鹿沼土を入れる(重ね着鉢増し)
(5) 同時に緩効性の化成肥料粒を表面にばらまく
(6) 梅雨入り前後から雨ざらし・半日陰において、水を切らさないようにする。
(7) 夏から初秋までは、日焼けと水切れに注意し新しい脇芽を開花親と同じ高さを目指して伸ばす。
(8) 最低気温が20℃を下回ったら(10月から)病気になりやすい種類は軒下などで雨除けする
(9) 最低気温が10℃を下回ったら(11月後半から)、新株は暖かい陽だまりなどで保温する
(10) 最低気温が5℃を下回ったら(12月から)屋内に移動する。
一般に秋に花茎が出て冬に咲きます。

デンドロビウムの基本種は新芽は咲かず、2年目にさらに伸びてから咲きます。
従って開花株に脇芽がついていると1年目に咲きます。
その例は「2年目」の欄にも示します。
改良された種類は「1年目に寒さに遭わせなくても咲く」ようになっています。

セイラーボーイ、イエローソング、ラッキードラゴン、ヒメザクラ、スノーホワイトなど



セカンドラブきらめき

1年目型です
1年型セカンド・ラブ'トキメキ'、Peace x Awayuki 1989 中型、芽ぶき良く、花着きも申し分ない 当歳咲き・低温処理不要(yorantaroによる)
Dendrobium Peace J.Yamamoto 1975 (RHS registered) Dendrobium Perning × Dendrobium Akatuki
Dendrobium Permos J.Yamamoto 1968 (RHS registered) Dendrobium Permer × Dendrobium Valadeva
Dendrobium Akatuki J.Yamamoto 1970 (RHS registered) Dendrobium Permos × Dendrobium Konan

Den. Awayuki = Den. Hatsushimo x Den. Sagimusume 1982 ノビレと石斛の1,2代目
Den. Hatsushimo = Den. Suisei x Den. moniliforme 1982
Den. Suisei =Den. moniliforme x Den. nobile 1980

2020年2年目の経過、5月から記録を付け始めました。前半以前から芽が出ています。昨年は記録が9月からで春から夏の経過が不明です。
群A0

2019#2



20193 新芽




'20A21新芽



A22新芽



株#0バルブ長葉数
バルブ長葉数
花跡
バルブ長葉数


バルブ長葉数
バルブ長葉数
株#030.60
311.37




































5/15150.963-7.5x2.2
10.4

春芽

















6/9




2.50.5521.5

















7/116.51.25x1.055

6.50.642-6

















8/1615.51.2x0.9543-7.5x2.3
1610.9574-10x3




















































































株#111.51.154





11/1616.51.246.7x2.5
















11/24





16.51.3x1.15

3





0



0




12/22

5
蕾0


3
3



4



4





20/01/20







3
3





0



0










20/5/15

3
3





0



0

表作成2020/07/09

2019/03
開花株入手
寄せ植え,株A,B群
別の鉢に分けました。
1年後に蕾が着きました。大きい開花株から出た2株のうちの早い方のバルブ長が16.5cmの方だけです。新芽に蕾が着き1年型です。2019年11月
親から脇芽が2本出て分岐株になりました。植え替えをしたせいか親より小さいです。2020/01/21
群A0


1



2





3 新芽




'2021新芽




バルブ長バルブ長葉数バルブ長葉数花跡バルブ長葉数
花跡
バルブ長葉数

バルブ長葉数
2019






















150.9
63-7.5x2.2























7/116.51.251.055

09/2730.6
011.51.15
42311.3
7































11/1616.51.2
46.7x2.5







11/24















16.51.31.15

3





0
12/22











5
蕾0



3
3



4

20/01/20


















3
3





0
2020新芽#A22


#B52



#B3


















05/1510.4

2.50.4






















06/092.50.55

2.80.51


10.45














2


















31

0
1



































































0














3











表作成2020/01/21

開花株を入手して1年後に咲かせる(小学校)

ヒメザクラ Den. Himezakura

1年目型です
Den.Himezakura ‘Fujikko’ヒメザクラ‘フジッコ’ (Den.Oberon x Den.Cassiope) 1995 J. Yamamoto ノビレと石斛の2代目
カシオープ Den. Cassiope =Den. nobile x Den. moniliforme Colman 1890、一次交配種、セッコクとの交配種の草分け
Oberon = Sau Paolo x Star Carnival, Yamamoto
いわゆる3倍体系と呼ばれるこの品種は花芽分化のための低温処理をほとんど必要としない画期的な品種であり、国内外の生産者から大きな注目をあびることになった。(山本デンドロビューム園HP、写真も)
ヒメザクラ‘フジッコ’
可憐な特徴ある色彩の、花付きのよい小型品種。低温処理しなくてもよく咲く。入門用にも最適。株立ちもよい。(山本デンドロビューム園HP)
花弁白、唇弁赤

2020年の経過
2019年と2020年を比べます
5月に脇芽が出て、8月半ばに昨年とほぼ同じ大きさです。
鉢B株

3




2020A12




B22



バルブ長
バルブ長葉数
年月日バルブ長幅厚葉数

バルブ長葉数
2018/3
開花株
花跡


















2019
1/31
7
4冬芽0.4
32-4x1.2





















5/172.50.55

春芽
30.4

春芽









6/95.50.5537

6.50.5536.2









7/1100.6553-10x2.7

110.753-9.5x3
8/25

171.15
95-10x3
8/16161.3x1.284-10.5x3

181.2x1.184-10x2.7
10/3

18.51.45
9













11/11

18.81.451.254













11/24

18.81.451.253













12/22




3
0.2x3


4







20/01/20






0.3x3











表作成2020/08/18




2019年の経過
2019/01/30
花株入手
寄せ植え,株A,B群
別の鉢に分けました。
1年目は開花株最初の2株からそれぞれ脇芽が出ました。大きい方は両側です古い株からも芽が出ています。
大きい方の開花株から出た2本のうち大きい方だけに12月後半に花芽が着きました。
花が着いたのはバルブ長が19cm、幅が1.5cmです。16.5,11cmの2株には花芽が着きません。
鉢B株1開花株



2開花株




3





21





11




バルブ長バルブ長葉数葉長幅バルブ長葉数葉長幅
バルブ長葉数

バルブ長葉数

バルブ長葉数
2018/3
開花株




花跡



花跡




















2019
1/31
12.5163-9x3.253231.394-10.5x47
4冬芽0.4
32-4x1.2

春芽?





春芽?




8/25










171.15
95-10x3

曲13.51.2
73-10x2.4

丈10.50.85
42-8.8x2
10/3










18.51.45
9


16.51.3
7


10.51.05
3

11/11










18.81.451.254


16.51.451.156


10.51.1
3

11/24










18.81.451.253


16.51.251.156


11

2

12/22













3
0.2x3



4








20/01/20















0.3x3













表作成2020/01/21


スノー・フレーク’オトメ’
9月後半
入手した開花株はバーク植えのままで、水切れ気味で新芽の生長が不十分です。鹿沼土に重ね着鉢増し。
3つの鉢を寄せ鉢してあるので、絡み合った根をほどいて別々の鉢に植えます。
株の大きさが異なっています。

2019年↑


2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
温室育ちに比べて家庭では温度が低めなので新しい脇芽は親株より小さくなることが多いです。
新芽が早く出て親株が大きいほど新芽は大きくなります。
従って2年目以降は作落ちすることが多く咲きにくくなる傾向があります。
また種類によっては親株が小さいと新芽が出ないことすらあります。
一方年々新芽が出ていれば次第に大株になり、丈夫になります。
また株が屋外作りに慣れてきて耐寒性も増してきます。
野生の株が木の枝などに沿って大きく広がって咲くのに似てきて品評会で見るような群開も夢ではありません。


イエローソング・キャンディー Den.Yellow Song 'Candy'  石斛2次

(Den.Midas Gold x Den.Santana)
Den.Santana 'Canary' (Den.moniliforme x Den.friedericksianum)
開花後の水切れで弱っていた鉢を引き受けました。

2017年記録付き
7



2020#4




2017/1/10#2バルブ長幅厚葉数葉長幅年月日バルブ長幅厚葉数葉長幅
親#5311.65

花跡



















17/5/14,#64.51.0573-9x2
5/172.50.534,6,3春芽






6/750.542,5.5,6,5.5







7/47.50.6564-8x2.2







8/1712197-11x2.4





























































































表作成2020/08/18


スノー・フレーク’オトメ’

2年目も咲かせる
寒さに遭わせて古株は傷んでいますが定石通りの咲き方をしています。
2年目の株(の新しく伸びて葉のある部分)に花芽が付き、新芽には着きません。
新芽は1年目は親株より小さくても2年目に伸びて同じになります。
新芽は開花株からしか出ないので、咲かないと新芽も出ずに咲かなくなってしまいます。2020/01/21
2019年版から再掲
スノーフレーク 'レッド・スター' Den. Snowflake 'Red Star' 石斛2次
Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904  , Den. nobile × Cassiope 2次

カシオープ Den. Cassiope =Den. nobile x Den. moniliforme Colman 1890、一次交配種、セッコクとの交配種の草分け

2018/03
開花株入手
寄せ植え,株A,B群
1年後に蕾が着きました。2018年11月
2年後にも同じ株に蕾が着きました。新株は一方は分岐した開花株からそれぞれ1株で、他方は1株だけです。
開花株の前の株と同じ大きさになっています。芽吹きは多くないようです。2019年10月, 2020/01/21, 02/09

群A3





#4



2020#5



バルブ長バルブ長幅厚葉数葉長幅
バルブ長幅厚葉数葉長幅
バルブ長幅厚葉数葉長幅
2018-19

















































5/1530.5















6/960.633.5













7/4100.642-9.5x2.5
2018/06






























8/17180.9563-10x2.5
2018/11/10311.251.157
3
28.51.056







2019/01/31


5
3
0.2-0.5

28.51.0565-10.5x2.85






08/25






23.51.2572-10x3.3






10/3






23.51.37







11/11






231.35x1.37







12/22

















2020/01/2031

0
1

















































群#B3
















2018/11/1037.51.31.1510
3











2019/01/3136.51.351.210
1














多年 大株作り
丈夫で生長旺盛な種類は年々高く太くなり沢山花を咲かせます。

オリエンタルスピリット ビゼンアケボノ
2010-2013年の経過
Den.Hatsushimo x Den.Snowflake  石斛2代目
Den. Hatsushimo (Suisei x moniliforme 1982). Den. Suisei =Den. moniliforme x Den. nobile 1980

Den. Snowflake 'Red Star' Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904石斛2次
カシオープ Den. Cassiope Den. nobile x Den. moniliforme Colman 1890、石斛一次交配種、セッコクとの交配種の草分け

花の大きさは 5cm 草丈約30cm、早咲きのノビル系、花の幅約5cmの中輪、小ぶりなデンドロです。 (フジ園芸)
丈夫で咲きやすく早咲

2013年↓
12月初め

最大の群生株鉢#1に花芽
株#aA4個,0.9cmmで、B2個,0.4cm丸、C4個,1.3、D4個,1.3、G4個,0.4cm

   
鉢#1 株#A、B、C,

   
D、G+、?、I

鉢#11、右株#3、旧芽先端に花芽?
 

2013年
4月
一昨年の芽には葉が無く開花昨年の芽は葉がありはまだ小さく緑です。これまでは高芽が出ることが多かったので、秋には緑色の芽は高芽になるのではないかと思っていましたが、株の若さによる蕾の色の違いだったようです。
鉢#4
昨年出て、葉が残り蕾の付いた株からは新芽が出ます。一昨年の芽からは出ません。
そこで、一度芽が出ないと翌年も出ないことになり、花は咲かず弱っていきます。デンドロビウムが咲かなくなるのはこのような経過が多いようです。

3月後半
2デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め
花が咲き始めました。デンドロビウムは他の洋ランと一緒に乾き気味の水やりになりやすいですが、根が丈夫なので夏も水を切らさぬようにぐんぐん大きく育てれば良く花が咲きます。高芽になりやすいですが、大部分は結局蕾になったようですが、中にはいまだに緑色の芽があります。
今回は昨年初めの凍害で出遅れ、蕾が出始めた初冬には霜に当ててしまったため、咲きそこないが増えました。
オリエンタルスピリット
  
右は鉢#1の大株
 

2月前半
2デンドロビウム 開花始まり生長中
2 霜害に負けずに咲きだした早咲きのデンドロビウム・ノビレタイプ、オリエンタル・スピリット


1月後半
2デンドロビウム 生長中
蕾が大きくなりました。 オリエンタル・ 'ビゼン・アケボノ'


1月前半
古い株は全体が飴色で花芽は無く、昨年の芽は先が飴色で葉が無く花芽が着き、今年の新芽は緑色で葉だけです。
 
下の写真は、先の方の葉を残し緑色も残って、花芽が出ています。
鉢の上は藪状に一杯で、鉢の中には新根が一杯です。昨年の芽は小さくても花芽を付けたものがあります。
  






2013年↑



2010年↓
セイラー・ボーイ’シラサギ’の開花株を入手しました。7本の株立ちで、それぞれに花が咲いています。10月28日 バルブの上の方の節に、ゴマ粒ほどの花芽が出てきました。
ビゼン・アケボノの開花株を入手しました。丈夫なので植え替えせずに育てます。
6月10日一部を植え替えしました。
10月28日 一鉢に花芽が出てきました。他の種類より早く着いたのは早咲き種だからでしょうか。小型のセイラー・ボーイ’シラサギ’もです。
 
左:セイラー・ボーイ’シラサギ’、右:ビゼン・アケボノ
2010年↑



育て方・植え方
他の多くの種類に比べると根腐れしにくいため、「洋ラン学園式の浅広底穴鉢鹿沼土植え」で根腐れの恐れは殆ど無くなります。
これまでの方法でやや咲きにくいのは、鉢が小さいなどで水切れ気味で生長不良になりやすいためです。若い葉が落葉するようでは咲きません。

浅広底穴鉢・鹿沼土植えへの植替え

置き場所
温室を使わない場合は、置き場所・引越が最も重要な世話です。
デンドロビウム、特に石斛との交配種はシンビジウムに次いで寒さに強いので、冬を除いては亜屋外で育てられます。
慣れない内はこれまでの一般的方法である「最低温度が5℃以下になったら屋内に取り込み」が無難です。
零下の気温や直接霜や雪が当たると枯れてしまいます。
洋ラン学園では最低気温g-5℃になりますが、ビニールトンネルを作ることにより周年屋外で育てるようにしています。
従って、春から秋までは、木漏れ日下で水切れさせないように、特に夏は地面近くで保湿・保涼することが大事です。
  
左:春は少し物陰、中:真夏は黄や植込みの下のほぼ日陰、右:秋は日向でシンビジウムの陰

冬は2014年の初めからテラスのビニールトンネルに、雪が降っても中の温度は+で安全
水やり・咲かせ方
洋ラン学園式の「根腐れしにくい植え方」と「雨ざらしで雨任せで水切れさせない」「夏は保涼・保湿で生長期」にすると大きく育ち葉が茂って良く咲くようになります。


日除け・雨除け・霜除け
デンドロビウムは、直射日光にはシンビジウムに次いで強いですが、むしろ、日当たりを良くすると水切れしやすいことが問題です。
特にデンドロビウムのような薄葉・細茎種は落葉すると衰弱して新芽が出なくなり、作落ちして咲かなくなります。
晩秋には従来からある種類は昨年の新芽の葉が黄色くなって落ちて花芽が出てくるのが普通ですが、雨ざらしにすると他の葉もカビ病で落葉するので、雨除けした方が無難です。
寒さにも、シンビジウムに次いで強いです。
洋ラン学園では2013-14の冬は霜除けと雪囲いのビニールトンネルで、屋外越冬しました。

 
遮光ネットで空気を通すものではまともに雪害に遭いました。

肥料・株分け・芽欠き
デンドロビウムは大きく肥培することが大切なので、肥料の効きにくい鹿沼土植えでは、顆粒状の緩効性化成肥料の置肥が有効です。
旺盛に生長していると、直ぐに鉢に10株余りになってしまいます。

2024年版

Hibiki, 響

(Den.bracteosum × Den.laevifolium)<RHS品種登録29/06/2009>大村農園作出
以下は五台山さんのHPから転載させていただきました。
https://www.godaisan.shop/product/168
マニアックな容姿をしていますが、間違いなくデンドロビウムの原種同士の交配種です。
花1リン自体は小指の爪くらいの大きさですが、一つのバルブにたくさんの花を咲かせるのでボリューム感があります。
そして、毎年暑い夏を迎える時期に開花し始め、咲くこと2ヶ月以上?3ヶ月間!開花し続けるのです!
暑い季節に咲く花は、多くの花が短命なのですが、この花は違います。
しっかり秋まで楽しませてくれる
多湿を好む夏咲の原種に近い交配種です。
植え込み材料が乾く前に水やりをしていくと、調子良く栽培できるでしょう。
当園では、毎年夏に咲き、秋まで花を楽しむことができます。
花は、新しく伸びたバルブではなくて、昨年育ったバルブに花が咲きますので慌てず注意して観察しましょう。
また、花が咲かなかったバルブは、来年咲く可能性がありますので、もう一年頑張って育てましょう。
はじめに
新しくて夏咲で花期の長い小型種です。


2018年版
はじめに
デンドロビウムは洋ラン学園の分け方では「細茎薄葉種」です。
水切れすると、新芽が長く太くならず、次第に作落ちして咲かなくなってしまいます。
また日光には強い方ですが、直射日光では日焼けや乾燥で育ちません。
新しい種類を除くと、新芽は咲かず2年目に丈が伸びてバルブが太って咲きます。
従って開花株を入手するときに脇芽が良く出ている「有望株」を入手する必要があります。
大株を入手して株分けしないで大鉢作りにした方が、抵抗力があり咲きやすいです。2018/08/23
これまでに花芽の出た時期はヒメジ×セッコクもオリエンタル・スピリットもは10月後半から12月、カシフレークは12月初め、スノーフレークは10月末から3月初め、エンジェルベイビーは11月前半、セイラ―ボーイシラサギとセカンドラブときめきは12月初め、などとなっています。2018/11/03

オモカゲ

オモカゲは細茎薄葉の極端な例です。バルブ高は20cm、太さは2cm前後、葉の長さは7cm弱です。
小型な割に丈夫です。
初夏以降に咲くため貴重です。
経過
2020年
5月17日
が大きくなっています。最大で3個x8段です。
18年の夏に伸び始めた2年経った株4本です。
株#年月日丈/茎長
葉数葉長花芽
#12017/05/14150.55
5



w3cm

2018/08/2317





























112017/05/1480.5
5





2018/08/23192.5
461.3



11/11






3











111









1122020/05/1710.3





春芽











122018/08/2311

76.71.3

冬芽

11/11180.85
86.52.9














2020/05/17






3x7
0.8























132018/08/238


61.2



11/11120.8
561.35



2019/10/03170.6
8





2019/11/1113








2020/05/17






3x7
0.7












142020/05/170.7






春芽











#2
170.4
7





2018/08/2315

0



冬芽


































































212017/05/146.50.35







2018/08/2316.0.5
36.31.2













222018/08/2313

12?6.71.5



2019/02/02200.7
971.3



2020/05/17






3x7
0.9












242020/05/170.7






春芽






















#3









#32017/05/14130.4
0





2018/08/23210.65





5節+











3011/1121.50.65

















312017/05/14



















3122020/05/171.5






春芽






















3'11/11110.7
















冬芽
352020/05/171






春芽










5節+













































表作成2019/02/28

2019-20年
5月後半
が大きくなってきました。1カ所に3個で最大8段あります。

10月初め
ノビル系(セッコク系)のオモカゲの開花
たった一つの小さな高芽から狂い咲です。旧株は先が2節ほど伸び、新芽は茎の長さが約13cmで太さは親株の太いもの並みでが約10枚になりました。古株の茎が20cm余りあるのに比べると小さいです。


2月2日
新芽が4株

2018年
8月後半
ノビル系(セッコク系)のオモカゲの開花
たった一つの小さな高芽から狂い咲です。旧株は先が2節ほど伸び、新芽は茎の長さが約13cmで太さは親株の太いもの並みでが約10枚になりました。古株の茎が20cm余りあるのに比べると小さいです。

2017年
1月8日
小型株を入手

新苗・スノーフレ−ク・オトメ
ノビル系デンドロビウム(セッコクとの交配種)は新芽が2年目に咲くため、開花株に次の脇芽がついているので翌年咲かせやすいですが、
この鉢も秋に脇芽の節に膨らみが出てきました。
洋ラン学園のプロジェクト−開花株を買って翌年に咲かせる」ができました。2018/11/10
デンドロビウムは開花株に着いていた芽から咲くため咲かせやすいです(幼稚園)。
しかし新芽が出ないで段々咲かなくなってしまう傾向があります。
そこで2019年には新芽を出させて大株に育てるという目標に進みます。
2019年
1月末
入手した時に伸びていた芽の他にはあだ芽が出ていません。ミズゴケ植えに少しだけしか鹿沼土を入れていないので水切れだった恐れがあります。
2018年
11月前半
開花株の脇芽は太く短く、次の芽が細めで長く伸びて節に膨らみ、花芽と思われます。新芽にも蕾が着きます。








3月後半#1開花親株#2#3#-1開花親株#-2#-3

#0バルブ5x2.6


#0バルブ4.5x0.5
#-バルブ7x1


6月後半23202718242026
11月前半 バルブ長23幅1.4厚1.2
葉枚数0
葉最大
花跡
バルブ長17.5幅1.35厚1.15
葉枚数4
葉最大10.5x3
花芽0
バルブ長31幅1.25厚1.15
葉枚数7
葉最大9.7x2.9
花芽3

バルブ長23.5幅1.6厚1.25
葉枚数0
葉最大
花跡5
バルブ長18.5幅1.4厚1.35
葉枚数3
葉最大11x3.3
花芽2
バルブ長37.5幅1.3厚1.15
葉枚数10
葉最大11x3.3
花芽3+
2019/01末
3枚5枚蕾30.2-0.3cm 28.5x1.05
6枚
8-10x2.5
葉最大9x2.9 17.5x1.25cm
葉1枚10x2.9
蕾3個0.6
36.5x1.35
葉7-10.8x3.3
蕾3個

















































6月後半
浅広底穴鉢に鹿沼土で重ね着鉢増し。深鉢なので底の方は植え込み材料のミズゴケを除きました。
  



3月後半
開花株を入手


エンジェルベイビー/グリーン愛
2月前半に花の終わった株を入手しました。
11月に節に膨らみが出て「洋ラン学園のプロジェクトの目標−開花株を入手して1年後に咲かせる」が実現しました。2018/11/10

種類ごとの咲き方の記事から再掲
芽ぶきが旺盛な種類です。
新芽が伸びると共に、新しい芽が出ています。
色々な状態、5段階の株が共存して育っています。
1花が終り、葉もない株
2葉付きの開花株
3昨年0後半に大きく伸びた新芽、また生長を始めています。
4冬?に出て伸びているやや低くて太い芽
5初夏以降に出たばかりの小さくて細い新芽
典型的なパターンは、1-4が次々に親子の関係の場合です。5の若株は古株から出ていることもあるようです。
その他に例えば出たばかりの新芽は第二世代から出ることもあります。また同じ世代の兄弟が同じ親から出る場合もあります。
毎年咲かせるには、同じ状態の株を一定数出し続ける必要があります。
基本は左の写真のように、葉の残っている親株、大きく生長しほぼ完成した子株、出たばかりの小さくて細い孫株、の三段階・三世代です。
元気で大きくて太い親株からは、子株が2回続けて出て、古い方の小株からは孫株の新芽が2本出ていることもあります。大きく育てるには間引きが必要でしょう。
当面は2本同時に出たものだけ間引きすることにします。

2021年5月


2018年
11月前半

2月前半
開花株を入手


前書き
洋ラン学園式のデンドロビウムの育て方と咲かせ方 あらまし
2014年経過、
オリエンタル・スピリット ビゼン・アケボノ
病気などについて
図鑑
種類別育ち方と咲き方 ヒメジ×セッコク、オリエンタル・スピリット/ビゼン・アケボノ、スノーフレーク/レッド・スター、カシフレーク、エンジェルベイビー/グリーン愛
セイラーボーイ/シラサギ、セカンド・ラブ/トキメキ
種類別育ち方と咲き方続き ヒメザクラ/フジッコ、イエローソング/キャンディー、

2020年
ひびき


2018-19年経過詳細
オモカゲ  →枯らさない始め方
スノー・フレーク オトメ(2018)
フジザクラ フジッコ(2019)

イエローソング キャンディー(2019)
ハッピートゥモロー ポーラ(2019) →1年目に咲かせる
2015-17年経過詳細
イエローソング キャンディー
グレートウエーブ/ラッキードラゴン

2014年経過詳細
オリエンタル・スピリット ビゼン・アケボノ
ヒメジxセッコク →大株作り
スノー・フレーク オトメ
ヒメザクラ フジッコ
スノーフレーク
2013年経過詳細
2012年以前版
これまでの方法

種類別開花記録
オリエンタル・スピリット ビゼン・アケボノ
ヒメジ×セッコク
ミニデンドロビウム
デンドロビウム下垂種(devonianum, pierardii, loddigesiiを含むグループ)

参考
セッコクタイプとノビレタイプ
石田源次郎 NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 デンドロビューム 2001年 から
デンドロビュームのノビル系には「ノビルタイプ」と「セッコクタイプ」の2つのグループがある。
セッコクタイプ
ノビルタイプの品種に、日本に自生するセッコクの血を導入
比較的寒さにつようなり日本の気候に適応
低い温度で育てていても新芽の伸長が始まる時期が早く、成熟するまでの期間も短い
加温設備のない家庭でも育てやすく咲きやすく、生育が旺盛で芽吹きが良い
花は昨年に伸びたバルブにつく
スノー・フレーク、ヨウコウ・ビーチ・ボーイ、ヒノデ・フラミンゴ、セカンド・ラブ・トキメキ、ヒメジxセッコク、オリエンタル・スピリット・ビゼン・アケボノなど

ノビルタイプ
ノビルと熱帯高地原産野生種の交配、新芽が成熟するまでにやや長い期間がかかる。
冬は高めの温度にして新芽を早く出させる必要があり、加温設備のない家庭では花を咲かせにくい面
花は2年前に伸びた古いバルブにつく
多くの品種は染色体の数が多い3倍体や4媒体になっており、そのためバルブが太く、花が豪華で、花弁の質も良くなっている。
ユキダルマ・キング、セイラー・ボーイ・シラサギ、コメット・キング・アカツキなど



まとめ-種類別の育ち方と咲き方
デンドロビウムは、根が丈夫で寒さにも強いため、他のランのように簡単に枯れることはありません。
しかし、思ったように咲いてくれません。
洋ラン学園では、「ランは大きくすれば咲く」を咲かせるための原理にしていますが、デンドロビウムは段々小さくなってしまうことが多いです。
その理由の第一は、水切れと落葉と思われます。
もう一つは、芽ぶきが良いため、株分けをしないと状になって小さな株ばかりになることです。
さらに花芽が葉芽に変わって高芽が増えても作落ちにつながります。
洋ラン式の「根腐れしにくい植え方にして、積極水やり」にすると大きくなって咲くようになります。
「細茎・薄葉種」の代表で日焼けや霜害で落葉し易く衰弱するので、適度な遮光と霜除けが必要です。
以下に種類別の育ち方と咲き方の例を示します。2015.3.28


主な種類、デンドロビウム(ノビル系)図鑑

交配種には長い歴史があり、日本の山本二郎氏が活躍しています。種類が多いので、古典的な代表種や、咲きやすさなどが改良された代表種のみ紹介します。セッコクを用いた小型種は寒さに強いです。最近はミニデンドロビウムが増えてきました。従来は低温の開花処理が必要でしたが、新種の中には不要なものがあります。また、普通は前年に伸びた脇芽しか咲きませんが、今年伸びた脇芽に咲く種類もでてきました。

原種

セッコク、Dendrobium moniliforme

蘭ギャラリー

ノビレ、Dendrobium nobile
ノビル系の元祖


Den. unicum、デンドロビウム ユニカム
花径 3.5cm、タイ高地に自生する、草丈15cmほどの小型種。特徴のある花色と、リップを上に逆立ちして咲く姿が面白い。

http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/d77.unicum.htm

交配種
花色はピンクが主で、白、赤、黄などが多く、唇弁が白、黄色、濃赤、緑などがあります。また、小型の2倍体、開発された大型の4倍体と、それらの交配でできた3倍体があります。ミニデンドロもあります。

セッコク系
黄色唇弁赤
黄緑
Den.Green Surprise 'Windy' 2代目
(Den.Yellow Ribbon x Den.Santana)
Den.Santana 'Canary' (Den.moniliforme x Den.friedericksianum)
今までノビル系デンドロビュームにはなかった鮮やかなグリーンの色彩の新品種の誕生である。2003年世界ラン展日本大賞にてベストデンドロビュームに入賞。

山本
花弁桃赤唇弁縁薄赤喉濃赤
カシオープ Den. Cassiope
Den. nobile x Den. moniliforme Colman 1890、一次交配種
セッコクとの交配種の草分け

Den. Snowflake 'Red Star' (デンドロビューム・スノーフレーク 'レッドスター' ,1904年。 Den. nobile × Cassiope 1代目

カシフレーク Den. Casiflake
Den. Cassiope x Den. Snowflake, Ohnishi, K. ? 三代目

オリエンタル・スピリット 'ビゼン・アケボノ' Bizen Akebono  (Dendrobium Oriental Spirit Bizen 'Akebono' 
Den.Hatsushimo x Den.Snowflake  2代目
Den. Hatsushimo (Suisei x moniliforme 1982).
Den. Suisei =Den. moniliforme x Den. nobile 1980
花の大きさは 5cm 草丈約30cm、早咲きのノビル系、花の幅約5cmの中輪、小ぶりなデンドロです。 (フジ園芸)
丈夫で咲きやすく早咲
 

ヨウコウ 'キャッツ・アイ'似
Dendrobium Youkou 'Cat's Eye' セッコク系
 


黄色
Den. Chinsai ‘Miyabi’ デンドロビウム・チンサイ「雅」 moniliforme x unicum, 1981, S. Takagi 石斛一次交配
写真集:小型、バルブ10cm、花弁が細長いセッコクとの交配種
 

Den.Yellow Song 'Candy'  2代目
(Den.Midas Gold x Den.Santana)
Den.Santana 'Canary' (Den.moniliforme x Den.friedericksianum)
黄色品種でありながら年末開花が可能でしかも新バルブ咲きという画期的な性質を備えた品種。1節に4から5輪という花付きの良さから全国に普及。
  
山本


花弁白、唇弁喉緑
デンドロビウム エンジェル・ベイビー 'グリーン 愛' Den. Angel Baby 'Green Eye'
(Den.Snow Baby x Den. Snow Angel) 1989, Takaki O. N.
Snow Baby = Snow Pearl x Hakuseki、石斛が半分近く、ノビレが約1/4
Snow Angel = Yachiyozakura x Zuiko
 
花弁白、唇弁白、純白
ヒメジ Den. Himeji
二倍体、交配不詳、未登録
セッコクとの交配種で、寒さに強く、咲きやすいです。

花弁白、唇弁赤
ヒメジ × セッコク Den. Himeji x Den. moniliforme
セッコクとの交配種で、寒さに強く、咲きやすいです。


花弁白、唇弁赤
ヒメザクラ Den. Himezakura
Den.Himezakura 'Sanokku' (Den.Oberon x Den.Cassiope) 1995 J. Yamamoto 2代目
Oberon = Sau Paolo x Star Carnival, Yamamoto
いわゆる3倍体系と呼ばれるこの品種は花芽分化のための低温処理をほとんど必要としない画期的な品種であり、国内外の生産者から大きな注目をあびることになった。(山本デンドロビューム園HP、写真も)
Den.Himezakura ‘Fujikko’ヒメザクラ‘フジッコ’
可憐な特徴ある色彩の、花付きのよい小型品種。低温処理しなくてもよく咲く。入門用にも最適。株立ちもよい。(山本デンドロビューム園HP、写真も)



花弁白縁桃
Den.Lovely Virgin 'Angel' 
(Den.Fujimusume x Den.Cherry Glow)
完全な1方向咲きの品種として最初にデビューした品種。この品種の開発によりデンドロビュームの観賞価値は倍加され、世界的に普及しました。交配を手がけて実に25年目のことである。また、この優れた育種技術に世界中の洋ラン関係者が驚嘆し、育種家山本二郎を「東洋のマジシャン」と賞賛した。(山本デンドロビューム園HP、写真も)
写真集:大型、大輪。早生で11月から開花可能

山本

花弁白唇弁薄黄
Den.Sea Marian 'Snow King'
(Den.Lovely Virgin x Den.Cassiope) 2代目
3ヶ月以上咲き続ける驚異の花保ちと花付きの良さ、促成栽培が可能なことから白系の営利用品種として今や白系デンドロビュームの定番となっている。



花弁白先端桃唇弁薄黄
セカンドラブ 'トキメキ' Den. Second Love 'Tokimeki'
Den. Peace x Den. Awayuki, Takaki, 1989
Den. Awayuki = Den. Hatsushimo x Den. Sagimusume 1982
Den. Hatsushimo = Den. Suisei x Den. moniliforme 1982
Den. Sagimusume = Den. Evening Star x Den. Agnus 1968
写真集:中型、芽ぶき良く、花着きも申し分ない
低温処理不要(yorantaroによる)

花弁桃赤唇弁縁薄赤喉濃赤
スノーフレーク 'レッド・スター' Den. Snowflake 'Red Star' 2代目
Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904
写真集:ノビル系の代表品種、
Den. Snowflake 'Otome' デンドロビウム スノーフレイク オトメ
草丈50cm(フジ園芸、写真も)


ノビル・タイプ
黄色唇弁赤
ガットン・サンレイ、Dendrobium Gatton Sunray, pulchellum x illustre, 1919, Colman
写真集:大型、6月咲き、強健、バルブ80cm、花つき良い、

蘭ギャラリー、蘭爛

花弁白縁薄桃色
セイラーボーイ Den.Sailor Boy 'Pinky' AM/AOS 
(Den.Fotune x Den.Beatiful Egg),1982,Yamamoto
アメリカ蘭協会 (AOS)の品評会にて入賞。パステルカラー全盛の時代でもあり親しみやすい配色から数多く栽培された。同一交配には 'Popye', 'Shirasagi', 'Elite'SM/WOCなどがある。
「山本デンドロビューム園、育種改良の歴史」から転載させていただきました。
http://www.dendrobium.net/company/company-aboutBreeding.html
写真集:大型、大輪、


Den.Oborozuki 'Canary' AM/RHS
(Den.Aurola Heart x Den.September Moon)
1969 年に英国王立園芸協会 (R.H.S.)の品評会にて、全世界約5000点中から選出された入賞花5点の内の2点に入賞したうちのひとつ。海外メディアに大きく取り上げられた。

山本

花弁白唇弁薄黄
セイラーボーイ 'シラサギ'
Dendrobium Sailor Boy `Shirasagi` Fortune and Beautiful Egg
写真集:花着きが今一つと言われている、遅咲き


花弁白、唇弁喉赤
Den. Yukidaruma ‘King’ AM/AOS.JOS ユキダルマ‘キング’
Shiranami x Pinocchio, 1973, J. Yamamoto
Shiranami = Sagimusume x Sagimony, Yamamoto
ピノキオ = アンスウォーシー x アグナスベル, Yamamoto
写真集:大型、大輪、性質は旺盛で作りやすく、花着きも良い、レッドスターと共にデンドロの歴史を作ってきた銘品種
Den.Yukidaruma 'King'AM/AOS,AM/JOS
世界で最も多く、そして長年に渡って栽培されたであろう弊園の作出種。1977 年にアメリカ蘭協会 (AOS)の品評会にて、入賞。(山本デンドロビューム園HP)

http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyDendrobium.htm


系統不明
花弁白先端桃唇弁芯黄喉赤み
Den. White Rabbit ‘Sakurahime’ ホワイトラビット ‘桜姫’、
Romance x Little Romansu, 1985, J. Yamamoto
Romance = White Ponny x Oberon, Yamamoto
Little Romance = Tancho x Santa Clause, Yamamoto
写真集
 

マイヒメ 'ビューティー'似
Maihime 'Beauty'


デンドロビウムの世界的育種家山本二郎氏の業績について

山本二郎氏は、上に示したように、画期的な新品種を続々と生み出してきた、我が国が世界に誇れる育種家です。詳しいことは同園のホームページ
http://www.dendrobium.net中の
「山本デンドロビューム園のあゆみ」、「品種改良の歴史と代表的な品種」、「山本デンドロビューム園の登録品種」にあります。
また、山本二郎氏の略歴は、「育種家 山本二郎のあゆみ」 「山本二郎 年譜」があります。一部を抜粋して転載・再掲します。

略歴と業績抜粋
1928 岡山市浜野の農家に生まれる
    商業学校を卒業
1950 愛雑誌「リーダースダイジェスト」表紙で「花の女王カトレヤ」に出会い、「暮らしが豊かになれば人々は花に潤いを求めるようになる」
    1鉢のデンドロビウム、紅紫色中輪を、店に通いつめて入手する、4坪の木造温室を建てる
1952 農業の傍ら園芸界入り、山本デンドロビューム園を設立
    「高価なランを大量生産して大衆化する」
    「美しいデンドロビュームで世界中の窓辺を飾りたい」
    品種の収集を進める
    観賞価値や花持ちを高めるため、交配を進める
    米国でシンビジウムで4倍体を用いた品種で交配が成果を上げていることを知り、デンドロビウムの染色体を調べ、4倍体品種(2n=80)を発見
    バラデバ・ソーマDen.Valadeva 'Sohma' (Den.Merlin x Den.Lady Colman)、
    (華族であり、東京帝大で植物学科、大学院を経て蘭の研究者でもあった相馬孟胤(そうまたけたね)氏作出、
(   当時、大へん珍しかった黄目の鮮明に入った紅紫色の大輪花、厚弁花として現在の大輪系優良品種の改良の基礎となった重要な品種、
    パーモス・グローリー(バラデバ ‘ソーマ’とDen.Permer パーマーの交配から、
    当時としては珍しい、花つきの良い丸弁良型の大輪紅紫花)など、交配親として使用
1957 品種改良に本格的に取り組む
1950-後半    最初の登録品種、バラデモス、Valademos, Valadeva x Permos 1968
1962 「岡山県デンドロビューム生産組合」を結成し、初代組合長として、生産者の育成、市場への普及・認知活動にも努める
1964 全日本洋蘭協会・日本蘭業組合主催の洋ラン展で、ゴールデンウェーブNo.1, Mont Blanc x Thwaitesiaeが最高賞である農林大臣賞を受賞
1969 英国王室園芸協会(RHS)品評会で、切り花で持ち込んだにも拘わらず、約5000点中の5点の入賞花の2点を占める、
    オボロヅキ’キャナリー’Aurola Heart x September Moonとエンジェル・フラワーPermos x Regalshoma、日本人初の受賞
1972 花梗を太く丈夫にして花が上向きに咲くように改良(10年近くかけて) もっとも有名なユキダルマ’キング’Shiranami x Pinocchio 1972, 1977米国AM/AOS受賞
1973 ノビル系デンドロビウムのメリクロン培養に世界で初めて成功
1974 全国農業コンクール「農林大臣賞」、日本農林漁業祭で最高賞「天皇杯」を受賞
    ハワイに農場を設立
1975 花保ちが2-3か月と長くなるよう改良、特に難しかったのが白、ホワイト・ポニー’アカマツ’Anglow x Red Star 1975
1980 米国のAOS入賞、桃花と赤花の交配で白花を作出した
1976 振り分け咲から、一方向咲に改良(25年がかり)、最初に発表した品種ラブリー・バージン・エンゼル, Fujimusume x Cherry Glow 1976    植物特許品種に認定、後に東洋のマジシャンと呼ばれるようになる
1978 タイに、欧米向けのメリクロンによる苗の生産拠点として農場を設立
    タイ・バンコクの第9回世界蘭会議で、ユートピア’メッセンジャー’Glorious Rainbow x Orion 1979, が最高賞FCC/WOC
1990- 3倍体系、低温処理不要の画期的品種 ヒメザクラ’サノック’Oberon x Cassiope
2009 経営を子息に譲り、同園会長となる
    交配数4000組、育種1400余り、登録200余り
    「育種は頂上のない山に登ると同義」、「いまだに満足した作品はありません」
    「昔は最高の作品ができれば、自分の名前をつけようと思っていました。いまでは、そんなことは一生かかってもできないというのが分かった」
(山本デンドロビューム園のご了解や写真提供をいただき載せています)


知多地域デンドロ研究会
宝来園芸
☆主な栽培品種☆
 オリエンタルスピリット‘ ルドルフ ’
スノーフレーク‘ オトメ ’
 ナガサキ‘ シラサギ ’
 エンジェルベイビー‘ グリーン愛 ’
 ヒメジ × セッコク
 クレナイ‘ 薄化粧 ’
 (キンギアナム系で、‘ ベリー ’)


洋ラン学園(21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方)トップページへ戻る
種類・段階別開花記録一覧表へ戻る

5.14 2017年版開始
2017.2.18 2017年記録開始

2016.5.30 2016年版開始

4.1 2014年のまとめと2015年の計画
3.31 参考 セッコクタイプ(2年型)、ノビルタイプ(3年型)、3倍体(1年型)
3.29 2014年版分離
3.6 種類ごとの育ち方と咲き方のまとめ開始
2015年

5.13 デンドロビウムの植替え・株分け・置肥・高芽取りのレシピ
3.5 2013年詳しい経過を分離
3.4 洋ラン学園式のデンドロビウムの育て方と咲かせ方 あらまし、検索「デンドロビウムの咲かせ方」で10位以内
3.3 2013年 経過一覧表作成
2.3 2014年版開始、ノビルタイプとセッコクタイプ
2014年

12.10 検索「デンドロビウムの育て方」で15位以内、「病気などについて」開始
2013

2012 2012年以前版と、これまでの方法、を別ファイルに
 2012年版8月−13年初めを「今月の洋ラン」から再掲6.20 デンドロビウムの続け方−新芽の出方2013.4.16 2013年版開始

2012.10 2012年版開始
2012 イエローソングキャンディー、エンジェルベイビーグリーンアイ、グレートウエーブラッキードラゴン入手

7.30 系統(種類)別開花日記(カレンダー)開始
2011.6.21 下垂種ピエラルディーをキンギアナムのファイルに
2011 スノー・フレーク・オトメ入手

11.20 性質と世話(基本)を分離、初めて、と標準栽培法のデンドロビウムの例を再掲
11.18 山本二郎氏の育種業績をまとめ
10.28脇芽付き株の開花開始、大学院
10.27開花可能株、咲かない理由
2010.8.15 作成開始、図鑑
2010 セイラーボーイ・シラサギ入手
2009.2 ヒメザクラ・フジッコ入手
2007.5 ヒメジxセッコク開花株、不詳種入手