洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
デンファレの育て方と咲かせ方
デンファレは切り花が多く売られています
デンドロビウムの仲間だろうと同じように世話すると直ぐに枯れたり咲かなくなったりします。
一番の違いは熱帯産で寒さにとても弱いことです
また、寄せ鉢でミズゴケで植えられていることが多く、既に根腐れしていることがあります
洋ラン全般に言えることですが、小型種は暑さ寒さや乾燥に弱いため初心者向きではありません。
育てやすい夏に大型種の脇芽の出た有望株を入手して、雨ざらしなどでたっぷり水をやって新芽を大きくし、最低気温が10℃以下にならない内に暖かい南向きの部屋に入れましょう 2015.10.14
原種ビギバム 交配種スイート・ラブ
2023年
再び大きな開花株を手に入れました。11月後半でもう寒くなっています。
いつも落葉させて失敗しているので、寒さに遭わせず、四角い容器にむき出しのミズゴケ根鉢を寄せ鉢で試そうと思います。
亜熱帯で1月に最低気温の平均が約10℃の沖縄では、1月に庭木に付けた鉢が咲いていました。11/17
2021年版
初めに
デンファレは細茎薄葉で水切れなどで落葉しやすく、落葉するとそのまま元気がなくなりやすいです。
今年は、砂植えの原種ビギバムの花が終わった根の少なくなった株を入手して、大きい方はそのままペットボトル植え、小さい方は腰水で育ててきました。
8月末に大きい方から花茎が出てきました。
目次
2015年版
初めに
2014年版
初めに
2013年版
はじめに
生長・開花カレンダー
経過
旧版
初めに
基本の育て方-洋ラン学園の苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。寒さに弱く、根が乾燥や過湿で枯れるためです。
洋ラン学園ではこれらを予防し、易しい方法の普及を目指しています。
詳しくはHP冒頭にありますが、要点は下記の通りでどの種類も同じです。入手してからこの方法に慣らしていきます。温室・ミズゴケ・バーク・農薬を使いません。
(1)苗は1年後に開花が期待できる丈夫な種類の大株を入手する。
(2) 植え方(衣)は枯れやすいミズゴケやバークを使わず、東洋蘭で使われている鹿沼土に植える。
(3)置き場所(住)は、冬以外は屋外、冬は屋内で防寒・防霜
(4)水やり(食)は高温期には雨ざらしで生長促進(害虫も駆除)
デンファレの注意点
(1)エピデンドラムは
茎が細くてバルブがありません。また
葉も小さくてそれほど厚くありません。
このため、
水切れすると落葉し衰弱したり、脇芽などの生長が良くなくて咲きません。
一方根はそれほど弱くないので生長期に十分な水やりをすることが大切です。
(2)エピデンドラムは寒さに強くありません。
そこで冬には室内で10℃以上が無難です。
(3)エピデンドラムは
ミズゴケ植が多く、ミズゴケや根が腐っていることがあります。
ミズゴケ植えの場合はいずれは植え替えが必要になるので、なるべく早く鹿沼土植えに変えた方が育てやすく咲き易いです。(2019/09/12)
寄せ鉢で売られていることが多いので、1鉢ずつペットボトルに入れる代わりに、
小さな水槽にまとめて植えると、色とりどりを長期間室内で楽しむことができます。
生長から開花のパターンと開花の条件
シンビジウムやデンドロビウムを初めとする蘭の大半は複茎種で、主にアジアの温帯から熱帯に分布します。セッコクはdンドロビウムの一種です。
複茎種の生長と開花のパターンの基本は、毎年春に開花親株から新しい脇芽が出て、秋までに親株並みに大きく根元が太くバルブになり花芽を出して、冬に咲きます。
亜熱帯や熱帯の原産地では、乾季の終わりに咲いて脇芽が出て、雨季に伸びて根元にバルブを作ります。
日本の冬は乾季、夏は雨季に相当します。
コチョウランやバンダはアジアの主に熱帯産の単茎種です。風蘭はバンダの、名護蘭はコチョウランの一種です。
単茎蘭の生長と開花の基本パターンは、雨季に株の上から新しい葉を出し大きくなって、終わりに古い葉の間から花茎を出して咲きます。
蘭の中で最も根腐れしやすいです。
なお、パフィオペディルムは複茎種ですが、通常は新葉が出るのに時間がかかり、新芽が出始めてから2年以上たって葉の数が8枚前後になると新葉の間からシースをのぞかせて咲くという単茎種に似たパターンです。
最初(冬)に枯らさない方法(幼稚園)
洋ラン学園では、どの種類も「開花株を入手して1年後に咲かせる」を目標にして実例を示しています。
(1) 冬に入手することが多いので、室内で最低温度10℃を保つ
沖縄ではランは周年屋外で生長し咲きます。沖縄はほぼ回帰線上にありますが、その内側の熱帯では最低気温が1年を通じ10℃以上です。
(2) ミズゴケ植えの株は根腐れしやすいので、鉢から抜いて一回り広い透明容器(例:ペットボトルを横切りにしたもの)に移す
ランは木に着生し根は空中にむき出しです。ミズゴケは夏は干からび冬はじめじめで、枯れと根腐れの原因です。ミズゴケと容器の間に隙間があると、ねはほぼむき出しで、ミズゴケが乾きやすいため根腐れしません。
また中が見えるのでミズゴケの湿りや根の健康状態がいつでも見えます。
原種ビギバムは小型で根がわりに丈夫で砂植え
しかし売られている鉢は根が少なくなっていることが多いです。
そのまま育てます。
2021年7月株
デンファレは細茎薄葉で水切れなどで落葉しやすく、落葉するとそのまま元気がなくなりやすいです。
砂植えの原種ビギバムの花が終わった根の少なくなった株を入手して、そのままペットボトルに寄せ植えしました。
2020年8月株
2019年10月株
初めに
原種ビギバムの砂植えの開花株を入手して継続
開花株を入手して二番花が咲く
洋ランの中には、コチョウランやエピデンドラムのように、花が咲き終わると花茎から枝が出てまた咲く種類があります。
最も易しい咲かせ方と言えるでしょう。
デンファレやフォーミディブルは、咲いたと同じところからまた花茎を出してくることがあります。2020/02/24
2021年
7月に入手し、夏の水切れで花茎が枯れてしまった株から8月の終わりに新しい花茎が出てきました。
もう一方は落葉してしまいましたが、高芽が出ています。
2年目以降も咲かせる・作落ち対策と大株作り(中学校)
温室育ちに比べて家庭では温度が低めなので新しい脇芽は親株より小さくなることが多いです。
新芽が早く出て親株が大きいほど新芽は大きくなります。
従って2年目以降は作落ちすることが多く咲きにくくなる傾向があります。
また種類によっては親株が小さいと新芽が出ないことすらあります。
一方年々新芽が出ていれば次第に大株になり、丈夫になります。
また株が屋外作りに慣れてきて耐寒性も増してきます。
野生の株が木の枝などに沿って大きく広がって咲くのに似てきて品評会で見るような群開も夢ではありません。
2021年版
初めに
デンファレは細茎薄葉で水切れなどで落葉しやすく、落葉するとそのまま元気がなくなりやすいです。
今年は、砂植えの原種ビギバムの花が終わった根の少なくなった株を入手して、大きい方はそのままペットボトル植え、小さい方は腰水で育ててきました。
2019年10月株
8月末に大きい方から花茎が出てきました。上の葉の間です。
2020年8月株
2018年版
初めに
水切れ気味で新芽は小さいですが、開花済株から
花茎が11月初めに出てきました。
ノビル系(セッコク系)デンドロビウムに続き、フォーミディブルより寒さに弱いのが難点ですが、フォーミディブルが新芽が大きくならないと、また開花済株から花芽が出るとは限らないのに比べるとやや咲きやすいようです。2018/11/07
旧版
2017年版
初めに
これまでデンファレは寒さに弱いと知りながらつい秋に落葉させて困ってきました。
この「冬は室内で冬知らず」を心掛けて何とか枯らさずに越冬できました。
すでに新芽が出て元気です。
そこで育ち方を見ていきます。
またこれまではミズゴケ植えを植えかけなかったり、入手後ただちに完全に植え替えを行うかでした。
今年は「入手したら根が動き出したら浅広底穴鉢に鹿沼土で鉢増し」を実践します。
また原種ぎビバむは小型で小鉢に植えらて売られているので「小型種は大株作り」を実践します。
夏の入手も高温種には適しているので再び行います。
2014-16年入手大型株と17年夏新株の経過
2017年↓
9月後半
新芽の元気な株は茎の丈が伸び、新馬が出ています。
元気のない株は古株が枯れ新芽が出ません。
新株の植え替え
夏の初めに入手した株はそのままにしていました。
鉢から抜くと根鉢をミズゴケで包んであり、中は乾いてしまっています。根元のミズゴケに包まれたところは根が出て根幹が緑です。
鹿沼土に植え替えます。
3月前半
新芽の出が活発、一つは昨年秋10月
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| 2016 |
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| 2017 |
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| 7月後半 | 9月後半 |
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鉢 | 株 | 全長 | バルブ高 | バルブ幅 | 葉枚数 | 花茎 | 新芽 |
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| 茎長 | 全長 | バルブ高 | バルブ幅 | 緑葉枚数 | 葉最長 |
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14S1 | #2' | 21.5 | 9.5 | 1.1 | 5 | 11.2 |
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| 3.5 |
| 6 | 0.55 | 5 | 10.5 |
|
14s2 | #3 | 16 | 4.5 | 0.95 | 5 | | | | | 2 | | | |
| | |
14S3 | * | | | | | | 3/6 | #6 | 0.9 | 1.6 | | | |
| | |
14S4 | | 16 | 6 | 0.8 | 5 | | | | | 14 | | | |
| | |
151 | | 16 | 6.3 | 0.8 | | | | | | 5 | 7.5 | 7.5 | 0.8 | 6 | 13 | |
| | 16 | 5.7 | 0.6 | 2 | | | | | | | | |
| | |
152 | | 24 | 10 | 0.9 | 6 | | | | | 6 | | 10 | 0.75 | 5 | 13 | |
153 | | 21 | 9 | 1 | 6 | | | | | 8.5 | | 11.5 | 0.9 | 5 | 15 | |
16R | #6 | 9.5 | 3.5 | 0.75 | 5 | | | | | 1 | | 2.3 | | 3 | 5 | |
16R | #51 | 13 | 5.2 | 0.8 | 5 | | | | | | | | |
| | |
16w | #4 | 11 | 5.5 | 1 | 5 | | 3/6 | #5 | 0.8 | 4.5 | | 6.5 | 0.8 | 6 | 9 | |
163 | * | | | | | | 10/19 | #6 | 1.5 | | | 2.8 | 0.6 | 4 | 7 | |
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| 10/9 | #51 |
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164 | #5 | 11.5 | 6.5 | 0.8 | 5 | | 3/6 | #6 | 3.2 | | | 6 | 0.8 | 5 | 11 | |
171 |
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| | 3/6 | #6 | 3.2 | | | | |
| | |
172 |
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| | 3/6 | #6 | 3.2 | | | | |
| | |
mini | #5 | 19.5 | 7.5 | 0.9 | 6 | 13 |
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2017年↑
2016年↓
2016-17年冬の置き場所
最低気温10℃以上を目安に室内で最低温度15℃以上の冬知らずに
水やりは最高気温が10℃以上になる暖かい日に庭でやり、夕方までに室内に取り込み
2016年版
はじめに
デンファレの大鉢を買うと札に「最低温度15℃以上」などと書いてあります。買う人は殆ど気が付かずに買っているのではないでしょうか。
10月新しい脇芽に花茎
鉢#?株#5草丈19.5cmバルブ高7.5cm幅0.9cm葉6枚、花茎7cm
鉢2014春#1、草丈21.5cmバルブ高9.5cm幅1.1cm葉5枚、花茎11.5cm
2016年夏芽花芽付きの有無
016年に出た新芽の花茎の出を、芽の大きさに着目して整理してみました。全長(葉先までを伸ばして)、バルブ高、幅、葉の枚数をまとめたものです。
新芽の高さ約20cm、バルブ高約20cm幅約1cm葉の枚数5枚余りが目安になります。2016.10.20、
鉢 | 株 | 全長 | バルブ高 | バルブ幅 | 葉枚数 | 花茎 |
14S1 | #2' | 21.5 | 9.5 | 1.1 | 5 | 11.2 |
14s2 | #3 | 16 | 4.5 | 0.95 | 5 | |
14S3 | * | | | | | |
14S4 | | 16 | 6 | 0.8 | 5 | |
151 | | 16 | 6.3 | 0.8 | | |
| | 16 | 5.7 | 0.6 | 2 | |
152 | | 24 | 10 | 0.9 | 6 | |
153 | | 21 | 9 | 1 | 6 | |
16R | #6 | 9.5 | 3.5 | 0.75 | 5 | |
16R | #51 | 13 | 5.2 | 0.8 | 5 | |
16w | #4 | 11 | 5.5 | 1 | 5 | |
163 | * | | | | | |
164 | #5 | 11.5 | 6.5 | 0.8 | 5 | |
mini | #5 | 19.5 | 7.5 | 0.9 | 6 | 13 |
2016年経過
11月前半
一部に
開花や
蕾
左鉢#14-S3右#14-S1
10月後半
鉢#14-S1、株#3葉込丈21.5バルブ高9.5幅1.1cm葉5枚花茎11.3cm幅1.5cm
鉢#14-S3、株#5葉込丈18.5バルブ高7.8幅0.9cm葉6枚花茎13cm蕾4個2.5cm、親株#4は葉込丈16バルブ高6幅0.8cm葉5枚
2015年10月後半は
鉢#14-S1、株#2’葉込丈29バルブ高16.5幅1.3cm花茎19.5cm蕾5個長2.5cm幅1.5cm
鉢#14-S3、株#5葉込丈18.5バルブ高7.8幅0.9cm葉6枚花茎13cm蕾4個2.5cm、親株#4は葉込丈16バルブ高6幅0.8cm葉5枚
10月後半
一部に
花茎や
蕾続き
脇芽が大きくなり、一部は花茎が出て蕾が大きく。
2016赤
2016白
163
16S1
10月前半
蕾
鉢#14-S1左株#(2')全長28バルブ高14幅1.2葉5枚、花茎16cm
鉢#14-S2右株#3全長27.5バルブ高15幅1.1葉6枚、花茎6cm
7月後半
新苗の入手
新苗の植え替え
デンファレは冬と夏に出回ります。低温に弱いデンファレは夏に入手した方が始めやすいです。
赤花
白花
6月前半
新苗の入手
新苗の植え替え
デンファレは冬と夏に出回ります。低温に弱いデンファレは夏に入手した方が始めやすいです。
ミニデンファレ ファンタジア キューティーポワレ、Den. Cuty Poware、宮川洋蘭
鉢:陶器鉢に直植え、植え込み材料:ミズゴケ、鉢上げしてから鉢増しばかりで、最初のミズゴケは泥状、他も綿状に固まり、根:古根は枯れて芯が出る、中根は被覆が乾燥で枯れて白、若根は元気で白く艶、先は少し透明な根冠で先端は茶変、株は元気、新根:開花株の根元から出始め、新芽:出始め
左から2番目:開花株の根元に新芽の出始め
5月後半
2015年-16年版
はじめに
デンファレの大鉢を買うと札に「最低温度15℃以上」などと書いてあります。買う人は殆ど気が付かずに買っているのではないでしょうか。
殆どの鉢が短期間で枯れていると思われます。一般家庭向きの商品としては無責任と言わざるを得ません。
洋ラン学園でも他の種類と一緒に置いてきました。
昨秋からは初めて10℃以上を心がけるようにしました。
一方、小型種は大型種より寒さに強そうですが、薄葉のため落葉し易く作落ちします。
今年は大型種に重点を置いてみます。
2015年新苗の経過
2016年↓
10月後半
新芽は小さくて花茎は出ません。開花株の2番花も出ません。
鉢#16赤、株#4全長15バルブ高7幅0.9葉2枚
株#5全長25バルブ高15幅1.25葉4枚開花済
株#6全長9.5バルブ高3.5幅0.75葉5枚
株#51全長13バルブ高5.2幅0.8葉5枚
鉢#16白株#4全長11バルブ高5.5幅0.8基1.0葉5枚
鉢#16S1株#5全長21バルブ高8.5幅0.95葉4枚
鉢#163株#6高芽全長1.8バルブ高幅0.5葉2枚、#51下全長1.5バルブ高幅葉2枚、#311全長1.5バルブ高0.5幅0.5葉5枚
左
鉢#151、中奥#3、右#4手前#2、
鉢#152、左から小#1、#2、曲がり#4、直#3。中、右、
鉢#153、右#1、中手前#2、奥#3、#4。
5月後半
2015年苗の植え替え
昨年秋に入手した株のうち、
モスバーク植えはそのままで年を越しました。
寒さに合わせてしまって落葉しました。
春になって、小さなモスバークは乾燥続きなので植え替えをしました。
新根は緑色をしています。他の根も新しいものは健康です。
左:左#151、中#152、右#153。 中:
鉢#151、右から株 #2、#3、#4
根鉢をほどく
鉢#152、右から#2、#3、#4、モスバークは全て取り除きます。
鉢#153、右#3、左#4上が大きく抜けやすいため、ビニタイで鉢底に固定します。
左
鉢#151、中奥#3、右#4手前#2、
鉢#152、左から小#1、#2、曲がり#4、直#3。中、右、
鉢#153、右#1、中手前#2、奥#3、#4。
。
出来上がり左152、中:151、右:153
2016年↑
2015年↓
10月前半
3月に入手して、暖かくなってからは庭のやや遮光した場所で雨ざらしで春から夏まで過ごしました。
新芽が伸びて
花茎が出てきました。
ポリポットの寄せ鉢を、陶器鉢から出しました。
暖かい時期には「細茎薄葉種として、日焼けなどによる落葉を防ぎ、水を切らさなければ新芽が太って
花茎が出るようです。
入手してから咲くまでの期間は短い方になります。
ミズゴケ植えでないので古くなって根腐れすることが無くて良さそうです。ノビル系デンドロビウムの基本的な種類がが前の年に出た芽にしか花が着かないのと対照的です。
左:鉢#151、左手前下#1、隣内#2、右奥開花済株#3、中手前
新株#4、全長33バルブ19.5x1葉7枚、
花茎16cm
中:鉢#152、左内奥#1、右外#2、右内開花済株#3、左手前
新株#4、全長36バルブ22x1.1葉7枚、
花茎3cm
右:鉢#153、右外下#1、右内#2、中開花済株#3、左手前
新株#4、全長35バルブ20x0.9葉7枚、
花茎16cm無し
3月後半
新株入手
「始め方」の試行のために開花株を入手しました。
室内や屋内に置いて、
最低温度を10℃近くに保っています。
2015年↑
2014-16年版
はじめに
デンファレは大型種と小型種があります。大型種は毎年、入手する苗がミズゴケ植えで根腐れしていることがあることと、冷害と、雨ざらしによる落葉と、新芽の出にくい性質のため失敗を繰り返しています。小型種の原種ビギバムも他の大型ランと一緒に育てると水切れなどしやすいです。
まだ適期に洋ラン学園式の「浅広底穴鉢・鹿沼土薄植え」に完全に植替えしたことがありません。
今年もようやく夏に大株が出回り始めたので改めて試してみます。
2014年新苗の経過
2016年のまとめ
新芽が伸びて花茎が出てきました。
年々小さくなって、花芽の付かない株もありますが、ともかく毎年花芽が付いています。
作落ちを減らせれば開花率を上げられると思います。2016.10.21
7 主な種類、デンファレ図鑑
原種
ファレノプシスタイプ
ケーンタイプ
ミニデンファレ
Den. bigibbum デンドロビウム ビギバム
写真集:
草丈約15cm、ニューギニア〜オースラリア北部に原生する、小型の着生種です。花の幅は約1.8cm、花茎は約15cm。主に冬〜春咲き、多湿よりは乾かし気味の方が良くできます
(フジ園芸HP)
wiki
Den. bigibbum var. compactum
写真集:
wiki
桃色
ビギバム 品種 メリー・ファンタジー
交配種
ファレノプシスタイプ
薄桃唇弁赤み
シャネル
写真集:大型のケーンタイプ、淡いピンクで人気、株は強健、花立ちがやや悪い
黄緑
ブラナ・グリーン Den. Burana Green
写真集:大型、大輪、グリーン花の中では花形は最高レベル、葉色は濃く葉が厚く、株は強健
桃色白筋
キャンデー・ストライプ Den. Candy Stripe
写真集:大型、剣弁
Den. Ema White
花弁白縁赤
エカポール'パンダ' Den. Ekapol 'Panda'
写真集:大型品種でバルブは倭性、早咲きでデンファレの歴史を変えた銘花
赤系
クィーン・サウスイースト Den. Southeast
写真集:
蘭
セカンド・ラブ
蘭
桃色
スウィート・ラブ
花弁黄、唇弁赤
トンチャイ・ゴールド Den. Tongchai Gold
写真集:大型、大輪、黄花の中では最も早咲き、小さなバルブでも10輪程度開花し人気が高い
ケーンタイプ
白花弁赤唇弁
Den. Pixie Princess 'H & R' AM/AOS、デンドロビウム ピクシープリンセス H アンド R
写真集:中型のケーンタイプで中温性。
草丈約30cm、カナリキュラタム系のデンドロで、幅約4cmの小輪花を30cm位の花茎に10数輪着けます。花命は長く、やや高温を好みますが、性質は強健です。
(フジ園芸HP,写真も)
ミニデンファレ
パステルピンク
ファンタジー・ランド 'プリンセス' Den. Fantasy Land 'Princess'
花弁白唇弁赤
グローバル・ビレッジ Denp. Global Village
Den. dicuphum x Apricot Rainbow, Iris Cohen, 1984
写真集:ミニ系の代表品種、花上がりが非常によく、2号程度の小鉢で開花、低温に強い
入門:ノビル系より高温が必要だが、大型デンファレよりは栽培容易
花弁白、唇弁喉クリーム色
プチ・ケーキ Den. Petit Cake
写真集:小型、小輪、やや丸弁でボリューム感がある、生育が早く丈夫で作りやすい、花持ちも良い
2017.3.6旧版分離 2017年版開始
2016.5.30 2016年版開始
2015年版始め、2014年秋の記事を作成
2014.8.5 2014年版始め
12.3 「病気などについて」開始、検索「デンファレの育て方」デ10位以内」
2013.10.20 2013年版開始、12年版を「今月の洋ラン」から転載・再掲・カレンダー
2011.9.18 開花日記
2010.10.28作成開始