洋ラン学園−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
今月の洋ラン
-全種類ほぼ同じ世話、定期植え替えも定期水やりもできるだけ少なく、素焼鉢も農薬もなしで、大抵の種類が咲きます。
根腐れしにくい安全植えにして、大苗を大きめのポットに植えて、できるだけ温度を高めるのがこつです。
冬は冬知らず、夏は保湿で涼しくが基本
一年の大半は低温対策(保温)、高温期は生長維持(保湿)
冬知らずなら春4月と秋11月が根腐れシーズン
目次
一 初めに−年間の大まかな見通し
グループ分け
代表種の標準的親株の開花日記の例(洋ランカレンダー)、1年咲き、半年咲き、2年咲き、多年咲き・毎年咲き・単茎種
以上は別のページにあります
洋ランカレンダー
二 半月ごとの様子と世話
初めに
あらまし
属別
今月の洋ラン−半月ごとの様子と開花、
手に入りやすく丈夫で咲きやすい洋ランを15余りのグループに分けて、更新します。東洋蘭・和蘭も含みます。
12年秋
多くの種類は、大きな株を入手して、新芽を親株並みに大きく育てるだけで咲きます。
どの種類も、根腐れしにくく大鉢に植えて、水を切らさず、高温に保てば、大きくなって咲きやすくなります。
新芽が花芽時までに十分な大きさになっていることが条件です。
売られている開花株が翌年咲かないのは苗が小さいためのことが多いです。
これまでの「趣味の園芸」では、根腐れを恐れて小さな鉢に植えて、日除けを強く温度が上がらず、乾かし気味で水不足、となりがちのため、大きくならず、咲かないのです。
この「洋ラン学園の方針」と合致した記述が尊敬する山本デンドロビューム園さんの最近のブログにあったので抜粋し転載させていただきます。他の洋ランにも当てはまると思います。世の中には前提を抜きにしたマニュアルがあふれていことへの警鐘でもあります。
デンドロビュームの10月の管理
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2010/10/blog-post.html
バックバルブ咲きの黄、オレンジ系統の品種を除き殆どの品種は止め葉も出て、バルブも完熟期に入ります。
デンドロビュームは夜間の最低気温が14度以下の低温に延べ日数で20から25回くらい当てることで花芽分化を起こし、花が咲く準備が出来ます。
関東方面では11月の中旬までには充分な回数が当たるようです。
ところがこれはデンドロビュームのバルブが充分に成熟していることが前提のはなしです。
もしも、14度以下が続くような時期になった時にバルブが充分に成熟していない場合、そのまま寒さに当たってもその部分には花芽分化が起こらないため、花芽が付かず不揃いな花付きになります。
デンドロビュームの花付きが良くない原因の多くは、低温の回数が足りないのではなく、低温に当てる前のバルブの成熟不足にあるのです。
完熟か未熟かをどのように判断すればよいか、茎の色、先端部の状態
まもなく完熟状態の株、先端部は丸く太って、指で摘めばバルブは先端部までほぼ硬くなっている。
バルブの見極めが難しい初心者の方は秋には早めに室内に取り込んでバルブを完成させて、冬に室内で低温に当てるような簡単な管理で栽培に望まれたほうが失敗もなく確実に花を咲かせることが出来ます。
良く咲かせるには、種類ごとの性質に合った簡単な注意をしてやります。
1シンビジウム・12キンギアナム・五駿河蘭は、芽欠きをして、水を切らさぬようにし、株が年々小さくならずにいれば、咲きます。
3カトレヤ・ミニカトレア・6オンシジウム・8ジゴペタ・aミルトニア・スペクタビリスは、大株・群生株にすればひとりでに咲きます。
細茎・薄葉の、2デンドロ・11デンファレ・11+フォーミ・7エピデン・10ミニバンダ・一石斛・二風蘭・6ミニオンシは、他の洋ランとは異なり、水を切らさないことにより咲きやすくなります。
4コチョウランは、葉の枚数の多い大株を入手し、とにかく暖かくして、ミズゴケをやめ、葉が減らず、新根が出て、新葉が出て伸びるようなら、花茎か枝が出て花を楽しめます。
5パフィオは、鹿沼土に合い、大株から、年数を掛けて新芽を親株並みに育てると咲きます。
半年ごとに子芽を出す、3ミニカトレア、3カトレヤ、6オンシジウムの多くの種類は、新芽を大きくできれば半年ごとに咲くこともあります。反対に一度生長不良で小さくなるとその後はどんどん小さくなって咲きません。
三春蘭や四エビネも売られている苗は小さいです。本来の地生(じか植え)で放っておけば咲くようになります。
今月の洋ラン−半月ごとの様子と開花、
手に入りやすく丈夫で咲きやすい洋ランを15余りのグループに分けて、更新します。東洋蘭・和蘭も含みます。
まとめ・詳細期別一覧表:
世話 | 暖季から寒季への切り替え・水やりより乾燥・晴れた日の午前・植替え株分け高芽取り・カイガラムシ退治 |
芽期 | 3カトレヤ、8ジゴペタラム、 |
新葉期 | 10ミニバンダ、 |
伸長期 | 4コチョウラン、5パフィオ、7エピデンドラム、8ジゴペタラム、10ミニバンダ、11フォーミディブル、12大明石斛、13バンダ、14グラマトフィラム、五報歳蘭、 |
バルブ期 | 3カトレヤ、16マキシラリア |
充実期 | 1シンビジウム、2デンドロ・ノビル、3カトレヤ、9セロジネ |
花芽時 | 1シンビジウム、3カトレヤ、6オンシジウム冬咲、8ジゴペタラム、12キンギアナム、金稜辺、 |
開花準備期 | 3カトレヤ秋・冬・春咲、6+ミルトニア・スペクタビリス、 |
花期 | 4コチョウラン、6オンシジウム、6+ミルトニア・スペクタビリス、11デンファレ、 |
黄葉 | デンドロ、デンファレ、グラマト、 |
休眠期 | 3カトレヤ夏咲、15デンドロキラム(一部) |
1-5は五大属(基本種)、6-10は新五属(普及種)、11-15は続五属(花物)、一-五は和蘭・東洋蘭
月ごとの最高気温と最低気温、東京府中、2010年
月 | 最高日 | 温度 |
| 最高の最低 |
平均最高
気温(東京) | 最低日 | 温度 |
| 最低の最高 |
平均最低
気温(東京) |
降水量mm
(東京) |
降雨日数
(東京) |
1 | 21 | 18.9 | 12 | 3.2 | 9.8 | 14 | -5.2 | 21 | 5.4 | 2.1 | 48.6 | 4.6 |
2 | 9 | 20.9 | 13 | 2.8 | 10.0 | 7 | -4.9 | 26 | 12.3 | 2.4 | 60.2 | 5.8 |
3 | 13 | 22.8 | 9 | 4.7 | 12.9 | 11 | -1.3 | 16 | 8.9 | 5.1 | 114.5 | 9.5 |
4 | 21 | 25.1 | 16 | 6.5 | 18.4 | 17 | 0.6 | 21 | 11.9 | 10.5 | 130.3 | 10.1 |
5 | 21 | 30.8 | 30 | 16.2 | 22.7 | 13 | 7.7 | 7 | 18.0 | 15.1 | 128.0 | 9.6 |
6 | 28 | 32.1 | 14 | 19.9 | 25.2 | 2 | 11.3 | 28 | 24.6 | 18.9 | 164.9 | 11.9 |
7 | 21 | 37.1 | 13 | 26.2 | 29.0 | 14 | 19.5 | 21 | 26.7 | 22.5 | 161.5 | 10.4 |
8 | 16 | 37.2 | 9 | 28.9 | 30.8 | 7 | 22.6 | 17 | 27.3 | 24.2 | 155.1 | 8.2 |
9 | 4 | 37.2 | 27 | 15.8 | 26.8 | 26 | 11.6 | 6 | 26.1 | 20.7 | 208.5 | 11.3 |
10 | 11 | 29.0 | 28 | 9.2 | 21.6 | 28 | 8.3 | 13 | 19.8 | 15.0 | 163.1 | 9.1 |
11 | 9 | 23.0 | 17 | 8.7 | 16.7 | 30 | 1.5 | 1 | 12.9 | 9.5 | 92.5 | 6.2 |
12 | 3 | 23.5 | 30 | 6.0 | 12.4 | 25 | -3.1 | 3 | 11.3 | 4.6 | 39.6 | 3.8 |
6-9月は高温・乾燥期、
10,11,4,5月は屋外低温・多湿期、
12-3月は室内・冬知らず
東京:年間平均気温16.1度、年間最高気温19.7度、年間最低気温12.6度、年間降水量1466.8ミリメートル
毎日の降水量
東京府中、2010年
| 1月 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
1日 |
|
| 8.5 |
| 2.5 |
|
|
| 23.0 |
|
| 3.5 |
2 |
|
|
|
|
| 13.0 |
| 0.5 | 2.5 |
|
| 3.0 |
3 |
|
|
|
| 3.5 |
|
| 4.0 | 12.5 | * |
| 48.5 |
4 |
|
|
|
|
|
| 0.5 | 10.5 | 9.5 |
|
|
|
5 |
|
|
|
|
| 18.0 | 1.5 | 7.5 | 5.5 | 53.5 | 2.0 | 3.5 |
6 |
|
| 29.5 |
|
|
|
|
|
| 1.5 | 5.0 |
|
7 |
|
| 1.0 | * | 7.0 |
| 2.5 | 5.0 |
| 9.5 |
| 2.5 |
8 |
| 3.5 |
|
|
| 2.0 |
|
|
|
| 0.5 | 5.0 |
9 |
|
|
|
|
| 0.5 |
|
| * | 3.0 |
|
|
10 |
| 9.5 |
|
| 3.0 |
|
| * |
| 3.5 |
|
|
11 |
| 2.5 |
| 7.0 | 38.0 | 17.5 | * | 7.5 |
|
| 17.5 |
|
12 |
|
|
|
| 13.0 | 0.5 |
|
|
|
|
|
|
13 |
| 23.5 |
|
|
| 27.0 |
|
| * |
|
|
|
14 |
| 1.5 |
|
|
|
|
| * |
| 1.0 | 8.5 |
|
15 |
|
|
|
|
|
| * |
| 0.5 | 14.0 |
|
|
16 |
| 1.0 |
|
|
| 12.0 |
|
| 30.5 | 6.0 |
|
|
17 |
| 51.5 |
|
| 6.0 | 13.5 |
| * |
|
|
|
|
18 |
|
|
| * |
| 4.0 |
|
| 3.5 |
|
|
|
19 |
|
|
| 26.0 |
| 0.5 | 34.0 | 41.0 | 35.0 |
| 41.0 |
|
20 |
|
|
|
|
|
| 8.0 |
| 157.0 | * |
|
|
21 |
|
| 17.0 |
|
| 1.5 | 2.5 | 15.5 | 1.0 | 4.5 |
|
|
22 |
|
| 15.5 |
| 7.5 |
|
| 25.5 | 0.5 | 38.0 |
|
|
23 |
|
| 3.0 | 17.0 | 8.5 | 2.5 |
| 3.0 |
|
|
|
|
24 | 1.0 |
|
| 1.5 | 24.5 |
| * | 3.5 |
|
|
|
|
25 |
|
|
|
|
| 0.5 |
| 14.5 |
|
|
|
|
26 |
|
|
|
| 2.5 |
|
| 14.0 | 0.5 | * | * |
|
27 |
|
|
| 2.5 | 3.5 | 1.0 | * |
|
|
|
|
|
28 |
| 30.0 |
| 0.5 | 17.5 |
| 4.0 |
|
|
|
|
|
29 |
|
|
|
| 91.0 |
| 1.0 | * |
|
|
|
|
30 |
|
|
|
| 20.5 | 3.5 | 33.0 | 2.0 | * | * |
|
|
31 |
|
| 1.0 |
|
|
| 7.0 | 2.5 |
| 0.5 |
|
|
水やり回数 | 5 | 6 | 6 | 2 | 0 | 0 | 4 | 4 | 3 | 3 | 1 | 5 |
条件 | 週1回 | 5日毎 | 5日毎 |
雨除け
週1回 | 4日雨なし | 4日雨なし | 2-3日雨なし | 2-3日雨なし | 4日雨なし | 4日雨なし |
雨除け
週1回 | 週1回 |
雨の日数 | 2 | 8 | 7 | 6 | 15 | 16 | 10 | 15 | 13 | 11 | 6 | 6 |
2012年秋
はじめに
9月
暦の上では9月になると秋ですが、保湿で涼しくしていれば夏も休まず生長期で、9月になっても生長が続きます。従って9月の管理は夏の延長で大きな変更はありません。
一方8月の後半から、秋芽が出たり、花芽が出たりが始まり、9月はその続きで、楽しみな秋のにぎわいは本格化します。9月下旬には(秋分を過ぎると)最高気温が25℃を下回り最低気温が15℃を下回る日が始まります。
10月
10月は暖季から寒季への切り替わりで、保温と乾きを重視するように世話を変えていきます。伸びが止まってバルブの太りが主になる時期です。10月後半は蕾の第二期になります。夏芽などはぐんぐん伸びます。10月下旬には最高気温が20℃を下回り最低気温が10℃を下回る日が始まります。
11月
11月は屋外最後の時で、日だまりで最後の生長をさせます。その一方で根腐れや葉の病気を予防するため、屋根の下に移して雨除けするものが多いです。高温種のグラマトフィラムは室内に入れないと傷みます。洋ラン学園では、高温種・中温種・低温種の区別をせずほぼ全てを11月までは屋外のままで、12月との境目に一斉に室内に入れます。バンダとコチョウランも同じです。11月下旬には最高気温が15℃を下回り最低気温が5℃を下回る日が始まります。立冬は11月7日
(12月以降もシンビとデンドロは大きいので屋外の屋根の下などにします。)
11月−屋外最後の月
はじめに
防寒と冬の置き場所
霜降り前に大部分を屋内に移動しなければなりません
洋ラン学園の基本は単純です
霜降り前にほぼ全種を屋内に(ほぼ12月から3月まで
12,1月は最低温度を15℃に、2,3月は20℃以上に保つ(冬知らず)、グラマトフィラム、シンビジウム、デンドロビウムは例外
11月後半
あらまし
いよいよ屋外最後の半月です。日は低く気温も下がってきましたが、直射日光は日焼けするほど強く、多くの種類が生長を続けています。「趣味の園芸」では、最低気温15℃以下で高温種を、10℃以下で中温種を室内に入れるように言われており、それらはそれぞれ東京の郊外では9月下旬、10月下旬に相当します。しかし洋ラン学園の方法では、ランはそれより2カ月、1カ月長く屋外にあり、室内よりも外を喜んでいるようです。
11月に入ってからは日焼けに気をつけながら、家の北側にあった鉢は南側に移したり、北側の植込みの中で保湿・木陰気味だった鉢を塀の前で植込みから出したりしています。雨除けは実際には殆どしていないので、新芽や新葉の一部が芯枯れするものもありますが、全体としては瑞々しく育ちます。幸い今年は2日以上雨が続くことが無いため、雨除けのための一時避難もしていません。
定期ではこの時期に初めて花茎が出るものは多くありませんが、晩秋に花茎の出るミニオンシジウムや、シンビジウムなど冷害のために遅れていた花茎が出ています。シンビジウムのバルブの太りを筆頭に、適度の雨で水が十分なため、多くの種類が元気です。ミニバンダや風蘭も、「逆さペットボトル・芯入り・ミズゴケ植えのミニバンダ・ロール」では、枝根などが伸びて根冠も元気いっぱいです。
バンダとミニバンダ・ナゴランは、屋外では根冠が枯れて、根腐れもしやすくなります。室内に入れるようにします。ミニバンダの一部や風蘭は根が元気です。
一部の種類は、新芽・新葉が出ないのは勿論のこと、葉の伸びや茎の太りも終って、「生長停止」に見受けられます。
置き場所
|
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|
|
|
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南テラス | 直射 | 乾燥 | 1シンビ、2デンドロ、12キンギ、12大明石斛、ランの陰11デンファレ |
|
|
南塀陰 | 朝夕直射 | 湿り気 | 6オンシ |
|
|
西塀陰 | 昼直射 |
| 五報歳、五駿河 |
|
|
南植込み中 | 木漏れ日 | 湿り気 | 3カトレヤ、3ミニカトレア、10ミニバンダ、11フォーミ、一石斛、二風蘭 |
|
|
北コンクリート | 午後日 | 乾燥 | 7エピデンドラム、8ジゴペタラム、16マキシラリア、9セロジネ、15デンドロキラム |
|
|
北植込み下 | 木漏れ日 | 湿り気 | 三春蘭、四エビネ |
|
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北 |
|
| 5パフィオペディルム |
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|
北軒下 |
| 雨除け | 4コチョウラン、4ミニコチョウラン |
|
|
西屋根下 | 夕日 | 乾燥・雨除け | 4コチョウラン、4ミニコチョウラン |
|
|
室内 |
| 乾燥 | 13バンダ、14グラマトフィラム、ミニバンダ高温系 |
|
|
11月後半の各種蘭の様子
五大属
2+デンドロビウム下垂種 前回は9月後半
デボニアナム(ピエラルディ)
置き場所、北の植込みの間で、フォーミディブルと一緒です。
生長、
鉢#2
夏新芽根元近くから出た脇芽は草丈13cm太さ0.4cm、
葉増えて11枚5.5cmまで。
高芽が10cmまで、
葉増えて10枚5cmまで、
気根伸びて4cmまで。生長ほぼ停止、先端の小葉萎れ落葉あり雨ざらしのせいか。
6 ミニオンシジウム
開花株を入手しました。トゥインクルの’フラグランス・ファンタジー’で、葉が斑入りできれいです。水切れで花が落ちやすいので、直ぐにペットボトルに移して、底に水を貯め水栽培にしました。バーク植えで根鉢が未完成なので上の方からバークがこぼれてしまいます。う。
6’ミルトニア・スペクタビリス(非低温性、前回は10月前半)
スペクタビリス(低地産・耐暑性・秋咲) 置き場所、家の北の塀の前のコンクリートたたきへ移動。朝と午後は少し直射日光が当たります。
古株
生長、冬芽が伸びています。鉢#1、8.5x0.9, 6.5, 7, 3cm。鉢#1-2、
休眠。#4L、9x1cm。#4R 10.5, 2.8x1cm, 3R 16x1.2cm.
夏新芽#21L 5x0.8cm。鉢#6
夏新芽、3x0.7xcm
。
'11開花株入手、巨大株、草丈最大50cmバルブ最大11x4cm4株立ち
江戸紫品種登録第21393号えどむらさき平成19年8月24日
生長、
開花中、冬芽、#4、38cm
バルブ最大12x3cm、
葉、10枚、cm。#21L、草丈47cmバルブ9x3.5cm、
葉、枚、cm。#21R、草丈40cm余りバルブ10x3.5cm。#5、17x1.6cm。
根、気根が沢山鉢の外にはみだし最長4cm根冠。秋新芽#4R,2,#21RR,3,#21LR,2.5,#21LL,2.5cm
京紫品種登録第21304号平成19年8月6日
生長、
冬芽、生長停止。
秋芽#3RL、伸びて3.5cm、
秋新芽#3LL4.5cm。
12夏新株、
生長、
夏芽#2LL、伸び、草丈9.5x1.3cm、#2RR、草丈4cm
新葉始まり。
ミルトニジウム
生長、
冬芽、#-211、草丈伸びて30cm、バルブできて6x2cm、
葉、枚#6、21x2.3cm。#-31、草丈伸びて35cm、バルブできて7x2cm、
長葉、7枚#6、27x2.5cm、
開花中幅6.3cm。
秋新芽、#31R、8cm。#-211R、5cmbk、伸び20cm。
続五属
11+フォーミディブル、(前回10月後半) 置き場所、北の塀の前、まだ生長中なので明るい所に移動。
大古株、
生長、親株、新葉を出しながら伸び続け。夏芽、新芽草丈(茎)24cm。高芽cmまで、新葉伸び出しています。根、鹿沼土植えの鉢内に元気に伸びています。
'11新株#4生長、親株は痛み、高芽のみ、高芽2本、茎1.5cm葉5枚3.5cm。生長停止。
竜馬
11新株、生長、夏新芽が草丈(茎)26,9cmまで。葉12枚最大10cm。親・小株とも新小葉のみ伸び。根、鉢内に見えます。
スノー・レディー
'12新株
開花株、
生長、夏新芽が#2210月後半までに草丈(茎)9cmまで伸びて止まり、葉9枚最大10.5cm新葉は少し伸びています。他も同様。#4草丈(茎)5.5cmまで、葉7枚最大9cm。根、鉢内下半分に見えます。蕾、高芽から10月末に再び蕾が出て伸びています。
12+大明石斛(タイミンセッコク) (前回10月前半) 置き場所、南の塀の北側。
旧株
生長、春芽、変化なし、草丈(葉含む)19cm、バルブ7x2.2x1.7cm、
葉3枚12x3.5cm
。秋新芽、伸びが止まり草丈17cmバルブやや伸び7x2x1.6cm。古芽から
秋新芽。
'12開花入手株、。生長、夏新芽、3本草丈(葉含む)最大32cmバルブ長17幅2.2x2cm伸び太り止まり、
葉2枚伸び止まり展開、17cmまで
。秋新芽#81、伸び止まり31cm、バルブ太り10x2。9x2.2cm、
葉、1枚17cm伸び止まり展開
。、株#2(未開花),5,6の花芽が膨らんでいます。
11月前半
あらまし
11月の各グループのようす
春から秋まで多かれ少なかれ全ての種類が生長してきました。
晩秋になると、多くの種類に蕾や花茎が着きますが、その一方で茎や葉の伸びや、新芽や新根の出など、目に見える生長が止まって来る種類があります。
カトレヤはそれだけで色々な状態に分かれます。
|
| カトレヤ | 置き場所 |
|
休眠 |
6ミルトニア・スペクタビリス、7エピデン、
四エビネ、五駿河蘭 | ワルケ系 |
|
|
花・蕾で開花待ち | 11デンファレ、8ジゴペタ | 春咲 |
|
|
新花茎・蕾 |
6オンシ、12キンギアナム、1シンビ、9セロジネ、2デンドロ、5パフィオ、
4コチョウラン、13バンダ
二春蘭 |
| セロジネ半日陰 |
|
茎 根元太り |
|
|
|
|
茎 伸び | 一石斛 |
|
|
|
葉 止まり |
|
|
|
|
葉 伸び | 10ミニバンダ、三風蘭 |
|
|
|
秋新芽伸び | 14グラマト、12大明石斛、16マキシラリア |
| グラマト室内 |
|
新葉 | 11フォーミディブル |
|
|
|
新根 |
|
|
|
|
新芽 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
花、コチョウラン、オンシジウム、ミルトニア、開花中
蕾など:シンビジウム若株に花茎、コチョウランに花茎、デンドロキラムに花穂、
置き場所移動:グラマトフィラムを室内へ、コチョウランを屋根の下へ(直射日光不可)、シンビジウム・デンドロビウム・キンギアナム・大明石斛などをほぼ日向に、セロジネも木陰より明るい所へ
水やり目安:鹿沼土植え雨ざらしは水やり不要、バーク植えは1週間雨が降らなかったら。殆ど水やりが無くなってきます。
例外:シンビジウムは雨が降らなかったらバーク植えは週に2回・鹿沼土植えは1回以下、バンダ・ロール、ミニバンダロールのミズゴケ植えも1週間雨が降らなかったら
消毒:洋ラン学園では殆どしませんが、例外は今年も日焼けさせてしまったコチョウランに、室内に入れる前の防カビ殺菌剤を1回だけです。
11月前半の各種蘭の様子
五大属
1
シンビジウム 古株(前回は10月前半)
置き場所:春と同じに日向・コンクリート床下置き。新苗は北の塀の前の朝夕日当たりへ戻してます。
古株(11,12凍害)
早生種
エンザン・スプリング'ハレルヤ'、凍害生長、新芽草丈は少し伸びて30-18cm、基は太って幅1.2cmまで、葉10枚まで、長さ20cmまで葉幅。
オーガンジームーンライト、新芽草丈は少し伸びて64-49cm、基は太って幅2.5cm厚さ1.7cmまで、葉11枚まで、長さ59cmまで葉幅。
シルバン・ストリート 'メモリーズ・オブ・ユー'、凍害生長、新芽草丈25-13cm、基幅1.1cm、葉9枚まで、長さ21cmまで葉幅。
ブランチ・エイムス 'プチ・ムーン' 、生長、新芽草丈は少し伸びて52-51cm、基は太って幅2.5cmまで、葉11枚まで、長さ46cmまで葉幅。
花茎出始め
小型下垂種
サラジーン‘アイス・カスケード’ 、生長、新芽の草丈は伸びて68cmまで、基のはあまり太らず2.3cmまで、長い葉の枚数は約5枚、葉幅は1.2cm
中生種
ワルツ'ロマンス'、生長、新芽草丈は少し伸びて64-52cm、基は太って幅3.3cm厚さ2.5cmまで、葉12枚まで、長さ56cmまで葉幅。
小型下垂種
エンザン・スカイ ’プレアデス'、鉢#1-5 生長、新芽の草丈は10-20cm、基の幅は細く0.4-0.8cm。
晩生種
プロムナード、生長、新芽草丈は少し伸びて56-33cm、基は太って幅2.6cm厚さ2cmまで、葉10枚まで、長さ49cmまで葉幅。
あんみつ姫、生長、新芽草丈は少し伸びて56-47cm、基は太って幅2cm厚さ1.5cmまで、葉10枚まで、長さ47cmまで葉幅。
エンザン・フォレスト'マジョリカ'、生長、新芽草丈は少し伸びて39cm、基幅1.3cm、葉11枚、長さ34cmまで葉幅。
ジューシーカラー'なごみ'、生長、新芽草丈は少し伸びて46-40cm、基は太って幅1.5cmまで、葉8枚まで、長さ38cmまで葉幅。
'11新苗
カリオカ、生長、新芽の丈、52-49cm,バルブ幅3cmまで厚さ2cmまで、葉12枚まで長さ44cmまで。
秋 涼風、生長、新芽の丈、55-48cm,バルブ幅3.7cmまで厚さ2.6cmまで、葉13枚まで長さ49cmまで。
新しい葉芽が伸びています。
'12開花株入手新株 置き場所、南の塀の内側、ほぼ直射光。
エンザン スプリング'ハレルヤ'(桃)、
生長、新芽の丈、55-48cm,バルブ幅3.7cmまで厚さ2.6cmまで、葉13枚まで長さ49cmまで。
エンザン フォーレスト'マジョリカ'(橙)、
生長、新芽の丈、55-48cm,バルブ幅3.7cmまで厚さ2.6cmまで、葉13枚まで長さ49cmまで。
ファイアー ビレッジ'ワイン・シャワー'(赤紫)、
生長、新芽の丈、81,79,21cm,バルブ幅4.5cmまで厚さ3cmまで、葉13枚まで長さ75cmまで。花茎2本8cm。
新芽#3の左の根元の花芽はもう蕾が見えます もう一つの方は筆状の形です。
ラッキー グロリア '福ダルマ'(桃)、
生長、新芽の丈、75-63cm,バルブ幅3.5cmまで厚さ2.9cmまで、葉12枚まで長さ62cmまで。花茎4本5.5cmまで。
どちらの新芽も花茎は両側から出ています。
ルナ(黄)、
生長、新芽の丈、58-50cm,バルブ幅2.4cmまで厚さ2cmまで、葉11枚まで長さ55cmまで。
3カトレヤ 3+ミニカトレア (前回10月前半) カトレヤ開花事典 カトレヤ2012年も参照
| 大型 |
原種・一次交配(片親以上が原種)
下線は片親がワルケリアナ | 小型 |
|
開花 |
|
| 8後クリエイション夏 |
|
蕾 |
シースの中:9後ジラ・ウイルダネス11月ノ伸び、
11前ファビンギアナ、 |
8後チェリー・ソング夏冬
9前ミニパープル | 8前クリエイション夏 |
|
シース秋
| 9前アイリン・フィニー春、ハワイアン・ウエディング・ソング夏、 |
9前トリアナエアイ、マリエxテネブロッサ、ロホ、
| 9前サンライズ・ドール冬、Sc.フェアリー・ランド・ポポ不、Slc.ヘーゼル・ボイド冬、カトリアンセ・ドリス・アンド・バイロン、 |
|
シース |
8後アルマ・キー秋、サンヤン・ルビー、ジラ・ウイルダネス冬、トシエ・アオキ夏、ハワイアン・ウエディング・ソング夏、ピュアズ・デライト秋、プリズム・パレット冬、
|
8後モーニング・グローリー春、
|
8前クリエイション夏
8後クリエイション夏
|
|
生長停止 | 11前アイリン・フィニー、アルマ・キー・ピュアズ・デライト、ファイア・キャサリン、 |
9前チェリー・ソング、
11前ドリーム・ライト・エルブシアン、ワルケリンター、 | 11前ナイス・ホリデイ'サン・トピア' |
|
バルブ伸び・太り | 11前トシエ・アオキ、メモリア・ヘレン・ブラウン、ハワイアン・ウェディング・ソング | 11前トリアナエイ、ロホ、 |
11前フェアリー・ランド・ポポ、Pot.フリー・スピリット'ラナ
'、ヘーゼル・ボイド'コシオ・サンフロラ'、リトル・トシエ、 |
|
バルブ
シースの外 |
8後アイリン・フィニー、
9前プリズム・パレット
10前メモリア・ヘレン・ブラウン、サン・ヤン・ルビー、
11前ミルドレッド・ライブス、ジラ・ウイルダネス、 |
7後ワルケリアナ、ドロシー・オカ不
8後チェリー・ソング夏冬、ドリーム・ライト、
10前トリアナエ、モーニングーグローリー |
8後カガリビ、カトリアンセ・ドリス・アンド・バイロン、ヘーゼル・ボイド、メモリアル・ゴールド'キャナリー'
9前コスモ・アロハ、フリー・スピリット、 |
|
バルブ・シース内 |
7後アイリン・フィニー、
8後プリズム・パレット、トシエ・アオキ、
9前ジラ・ウイルダネス、アルマ・キー、アイリン・フィニー、メモリア・ヘレン・ブラウン、サン・ヤン・ルビー、
9後ハワイアン・ウエディング・ソング夏、ポーツ・オブ・パラダイス秋冬、シンシア・モデル、 |
7前チェリー・ソング夏冬
8後ドロシー・オカ、ミニ・パープル・セルレア、ロホ、ワルケリアナ、ワルケリンター、
9前ドリーム・ライト・エルブシアン冬、モーニング・グローリー春、トリアナエイ、マリエxテネブロッサ、ミニ・パープル、ラブ・ノット、 |
8後インペリアル・ウイング、フェアリー・ランド、ホーカン・ビューティー、リトル・トシエ、
9前コスモ・アロハ、スイート・シュガー、ヘーゼル・ボイド、メモリアル・ゴールド、
9後コスモ・アロハ、フリー・スピリット、ヘーゼル・ボイド、 |
|
新根 |
| 11前ミニ・パープル、 |
|
|
芽欠き |
| 11前ラビアタ、 |
|
|
秋芽伸び | 11前アイリン・フィニー・スプリング・バウンティー、Potクリエイション夏、ピュアズ・デライト、プリズム・パレット、ミルドレッド・ライブス、 | 11前ラブ・ノット葉広がり、モーニング・グローリー、ラビアタ、Lc.ミニ・パープル(太り)、 | 11前Slc.コスモ・アロハ、フリー・スピリット'カルメア'、ホーカン・ビューティー、メモリアル・ゴールド'キャナリー' |
|
新芽秋 |
9前ピュアズ・デライト秋、ハワイアン・ウエディング・ソング夏、トシエ・アオキ夏、プリズム・パレット、Potクリエイション夏、
9後アイリン・フィニー、
11前ミルドレッド・ライブス、モーニング・グローリー、
11前、Potクリエイション兆し、 |
9前ラブ・ノット、
9後モーニング・グローリー
10前ラビアタ |
9前インペリアル・ウインク、カガリビ・ドーン、クリエイション夏、Slc.コスモ・アロハ不、ホーカン・ビューティー、ラブ・キャッスル、
9後フリースピリット・カルメア、ホーカン・ビューティー、
10前Slc.コスモ・アロハ
11前ドリスアンドバイロン、スイート・シュガー、メモリアル・ゴールト、 |
|
伸長 |
8後シンシア、ポーツ・オブ・パラダイス、メモリア・ヘレン・ブラウン
11前サンヤンルビーカンラン、シンシア、ポーツ・オブ・パラダイス、ルフラン・ピンク、 |
8後スキンネリ、トリアナエイ冬、ラビアタ秋、ラブノット
11前、トリアナエイ冬、ルデマニアーナ春、 |
8後カガリビ、Slc.コスモ・アロハ不、Pot.スイート・シュガー不、マイカイ冬、ハワイアン・スプラッシュ、Pot.フリー・スピリット不、メモリアル・ゴールト不、ラブ・キャッスル、ラブ・サウンド・パチパチ、ルビー・エース冬、ロホxプミラ
11前ルビー・エース冬、スイート・シュガー夏芽、 |
|
新芽夏 |
6前アイリン・フィニー春、Lc.ジラ・ウイルダネス冬、トシエ・アオキ夏、ピュアズ・デライト秋、
6後アイリン・フィニー春、アルマ・キー秋、サンヤン・ルビー、ミルドレッド・ライブズ冬、メモリア・ヘレン・ブラウン不、
7後ファイア・キャサリン春、サンヤン・ルビー、シンシア、ハワイアン・ウエディング・ソング夏、
8後アイリン・フィニー、ファビンギアナ、メモリア・ヘレン・ブラウン、ルフラン・ピンク、
|
6前Lc.ドロシー・オカ不、モーニング・グローリー春、ワルケリアナ冬、
6後トリアナエイ冬、ラビアタ秋、ワルケリンタ冬、
7後ラビアタ、Lc.ラブ・ノット冬、ワルケリアナ、
8前エピ・マリエxレリア・テネブロッサ、?ルデマニアーナ春、
8後、トリアナエイ、ワルケリンタ、
|
6前Pot.クリエイション夏、スイート・シュガー、メモリアル・ゴールド'キャナリー'、
6後Slc.コスモ・アロハ、
7後クリエイション夏
8後サンライズ・ドール冬、
|
|
休眠 |
| 8後ネトラシリ・ファイン・グリーン | ラブ・サウンド |
|
4 コチョウラン (前回詳細は7月前半)
置き場所:室内。
病気:炭疽病の兆候が、日焼けの後の黒点、点状に透明で駅が溜まりかけたような状態、葉裏の黄点など、現れているので、切り取りました。
殺菌剤をかけました。
大輪不明種1012
生長、
新葉が大きくなります。
根、鉢の内側に伸びています。花茎、新しい花茎が出てきました。
ネイサン・クーリャン1107
生長、
新葉が大きくなります。
花茎、枝が伸びて長さ16cmになり、蕾も大きくなり始めました。根、。
9月初めに咲き終わった花茎の先は枯れましたが、先近くから枝が2本伸びています。
ガンリン・ローザ1107
花茎、花が終わっても長いまま残しておいた花茎から、枝が出てきました。
スーパー・マーメイド1107
花茎、花が終わっても長いまま残しておいた花茎から、枝が出てきました。新葉が出始めました。
7月半ばに咲き終わった株の花茎から枝が3本出ました、新葉も伸びています
シレリアナ系・斑入り葉?1104
生長、葉の伸びは小さい新葉以外は止まってています。開花中、
新花茎が12cmになり、
花茎の枝は最長18cm、蕾も一部は大きくなり始めています。
根、。
属間交配種・ドリテノプシス
満天紅四倍体系?
生長、
新葉が大きくなります。
4+ミニ(ミディー)コチョウラン (前回は月前半)
置き場所:室内。
生長、
新葉が大きくなります。
根、気根が伸び、鉢の中でも根が伸びます。根元の上からは新たに気根が出ます。
花茎:新しい花茎が出たり、元気な花茎から枝が出たりします。満天紅やピュア・ラブの花茎が出てきました。
開花、満天紅が咲いています。
植え替え、バークが古くなってカビが生え出した鉢は安全植えに植え替えしています。新しく入手した苗も夏は根が元気なので安全植えに植え替えています。
ミディーコチョウラン
原種
アマビリス
新株:生長、新葉は少し伸びています。花茎、
枝共に伸びて15cm前後になりました。
ウエディング・プロムナード
Phal. Wedding Promenade, Phal. Cosmetic Art x Phal. equestris, Dogashima, 1989
生長、小さな新葉は伸びています。花茎、伸びて約10cmになりました。
根、。
白紫花1107
生長、新葉は伸びています。花茎、先の枯れこんだ花茎の先端の節から枝が出てきました。1cm。
根、まだ鉢の内側に見えてきません。
実生11
配合材料植えのままの分
生長、新葉は伸びています。一部に新葉が出ています。花茎、出ません。
根、。
鹿沼土植え替え分
生長、新葉は伸びています。一部に新葉が出ています。花茎、一部は
枝が伸びています。水分量が多いためと思われます。
根、。
属間交配種
満天紅 Dtps.Queen Beer’Mantenhon’(Dor.pulcherrima × Phal. Meteor 1992年登録, Wu Shin Ming
生長、新葉は伸びています。根、まだ鉢表に届きません。
ミニコチョウラン
原種
ビオラセア
生長、葉の生長は止まっています。花茎、伸びが止まっています。
ドリティス プルチェリマ
生長、葉の生長は止まっています。
ミセスブラウン
生長、葉の生長は止まっています。花茎、1月前半に
枝が出て伸びています。
ランラン
生長、葉の生長は止まっています。
サクラン
生長、葉の生長は止まっています。
マイビビアン
生長、新葉は伸びています。
属間交配種
パープル・ジェム Dtps. Purple Gem、Doritis pulcherrima (alba) x Phal. equestris
ホワイトファイアー, White Fire、Dtps. Red Coral X Alight, 1984, Clulow
Dtps. Red Coral = Dor. pulcherrima(alba) x Phal. Doris, 1959, Clarelen
Phal. Doris = Phal. Elisabethae x Phal Katherine Siegwart, 1940, Duke Farms
Elisabethae amabilis x rimestadiana, 1927, V.
Phal. Katherine Siegwart = Phal. amabilis x Phal. Gilles Gratiot - 1932
Phal. Gilles Gratiot = Phal. aphrodite x Phal. rimestadiana - 1920
生長、葉の生長は止まっています。花、
花茎、伸びながら咲き続け蕾が大きくなります。
アンスラ・ゴールド、 RHS非登録のため、交配親不明
葉の大理石模様
celebensis, lindenii, philippinense, schilleriana, stuartiana
コチョウラン(周年室内) 6月後半に一斉に開始
水やり、ほぼ週1回
鉢の表面に露出している根が弱らないよう、ミズゴケを被せます。生長が良くなります。
まだ大半の株は、店頭で乾かされていた名残で休眠中
葉、一部に新葉、アマビリス鉢#1、'マイ・リトル・チーカ'鉢#2、シーナズ・ピーカー'ピカソ'鉢#2-2
根、鉢内の一部の根冠伸び、一部の株で気根の先端に根冠ができ始め
Phalaenopsis Brother Pico Striper ‘My Little Chica’
シーナズ・ピーカー'ピカソ' 2004
Dtps.「ゴールデン ピーカー」にDtps.「ビューティーシーナ」を交配
花色はセパル及びペタルが鮮赤紫の単色で、リップ中央裂片は赤紫の単色で部分抱え平咲きの小型種である。株の大きさは小、花の横径7.6〜10.0p、縦径は5.1〜7.5cm、開花期は春
ブラザー・ピクシー・サラ 2005
、「Brother Flare」に「Carmela's Pixie」を交配
花はドーサル・セパル及びペタルが明赤味紫の単色、ラテラル・セパルは明赤味紫、基部が淡紫ピンクで明赤味紫の点斑が入る、リップ中央裂片は鮮赤紫の単色、部分抱え平咲きの中型種である。株の大きさは中、花の横径及び縦径は5.1〜7.5p、開花期は春
5
パフィオペディルム (前回9月前半)
置き場所:家の北側の植込みの間で、朝夕以外は直射日光は殆ど当りません。ずっと雨ざらしです。鹿沼土植えで水やりも殆どしない放任栽培です。
緑葉・薄葉
一次交配種
原種
スピセリアナム P. spicerianum
生長、
葉伸び。
新葉、4cm。
根、鉢内に長く伸び、新しくて白い根冠。
一次交配種
リーアナム、P. insigne x P. spicerianum
生長、全体、
葉伸び。
新葉、鉢#1,2,4。
夏新芽、鉢#1、4cm。鉢#4、3.5cm、鉢#5、1cm。
根、鉢内に長く伸び、新しくて白くて太い根冠。
二つの株に
蕾が出たようです。
秋芽も。
左 鉢#、葉と葉の間の斑のが蕾、右:鉢#2、上が蕾、下が秋芽。
整形大輪交配種
Enzan Branch x Kimura's Present
生長、鉢#1、
葉伸び。鉢#3
夏新芽#3、9.5cm。鉢#5、
葉伸び。鉢#6
春新芽#4、15cm。数株は
凍害で
枯れました。
ハマナ・ドリーム Paph.Hamana Dream
(Jolly Green Gem 'Mikkabi' x Caddiana 'Supreme'HCC/AOS 静岡県の佐伯農園洋蘭部?
生長、全体、
葉伸び。
新葉、鉢#2、5.5cm。
夏新芽、鉢#2、3cm。
根、鉢内に長く伸び、新しくて白い根冠。
ミラーズ・ドーター Paphiopedilum Miller's Daughter やや厚葉、病気になりにくいか
Paph. Dusty Miller x Paph. Chantal
生長、全体、
葉伸び。
新葉、。
春?新芽、
鉢#1、13,7,4.5cm、
鉢#2、13cm。
夏新芽、鉢#1、6cm。
根、鉢内に長く伸び、新しい根冠はまだ。
ツヤ・イケダ、
モスバーク植え
生長、全体、
春・夏新葉伸び。
秋新葉始まり。
根、鉢内に長く伸び、新しい根冠も長い。
マリポエンセxロスチャイルディアナム、軽石植え、根元の新根が露出している物は鹿沼土を被せました。
生長、全体、
春・夏新葉伸び。
秋新葉始まり。
根、鉢内に長く伸び、新しい根冠も長い。
斑入り葉・薄葉、モーディエタイプ
生長、脇芽や新芽の
草丈、
葉が伸び
新葉、も出ます。根、一部は太く土の中へ長く伸びています。
斑入り葉・厚葉
原種
デレナティー(熱帯産・高温性)
凍害で傷んでいます。
生長、全体、
夏新葉伸び。
交配種
マジック・ランターン Magic Lantern(Paph.micranthum×delenatii)1990
生長、全体、
春・夏新葉伸び。
秋新葉始まり。
根、高根鹿沼土で覆う。
リンレイ・クーポウィッツ、両親より強健で生長芽ぶき旺盛、花つきが良い
delenatii x malipoense
生長、脇芽や新芽の
草丈、
葉が伸び
新葉も出ます。根、一部は太く土の中へ長く伸び根冠も長いです
鉢#1、葉が伸び
、新芽も伸びています。新葉も出ます。根、鉢内に長く伸び、新しくて白くて太い根冠。表面の根が露出ディているので鹿沼土を被せます。
鉢#2、
葉が伸び
、夏新芽2本、2cm。
根、鉢内に長く伸び、新しくて白くて太い根冠。
鉢#3、葉が伸び
、根、鉢内に長く伸び、一部に新しくて白い根冠。根元に白い新根始まり
新五属
6 オンシジウム系(前回は10月前半)
置き場所:南の庭の植込みの下で木漏れ日・雨ざらし、夏の間に一部の新芽の芯が腐りました。風通しが悪かったためと思われます。
花茎・蕾:花茎はバルブが大きくなったものから、9月後半から引き続き出ています。中には蕾が色づいて膨らみ始める株もあります。
9月後半から続けている作業
6 オンシジウム、花茎が例年は7月から出始めますが、今年は凍害で出遅れたせいか、9月後半から始まっています。
不明種若株育て古株、バーク・ミズゴケ・鹿沼土植え
花茎の付いた株など、プレゼント用に二階建てペットボトル植え変え済
生長、夏新芽、30cmまで、バルブ有り、7.5x2.5x1cmまで、無多い、葉、枚まで、cmなど。花茎、28cmまで、秋新芽、。
アロハ・イワナガ
Onc. Aloha Iwanaga (Onc. Goldiana x Onc. Star Wars, Sato, 1990)
Onc Goldiana =
Onc flexuosum X
Onc sphacelatum 1940. 一代交配種
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977
'11秋入手
開花株、
生長、夏新芽、32cmまで、バルブ、9x2.5x1.3cmまで、葉、枚まで、25x3cmまで。秋新芽。
'12秋入手
開花株、
PET12植え
生長、秋新芽、出そろい、草丈13.5-2cm。7cmまで。
ゴワーラムゼイ Onc. Gower Ramsey
Onc. Goldiana x Onc. Guinea Gold, 1977、アロハイワナガと片親が同じの兄弟。切り花向きとされ花茎が長く、花茎の枝分かれはアロハ・イワナガより少ないと言われる。高温性、
アロハ・イワナガなどに比べてバルブの形成が遅く花つきも遅いようです。
生長、夏新芽、少し伸び33cmまで、バルブ、でき始め7x2cmまで、葉、枚まで、27x2cmまで。秋新芽、6cmまで。気根。
スイート・シュガー Onc. Sweet Sugar
(Onc. Aloha Iwanaga x
Onc. varicosum, 1990, M. Sato)アロハイワナガの子で原種との交配、やや小型。
生長、夏新芽、22cmまで伸び止まり、バルブ、4.5x2cmまで伸び止まり、葉、枚まで、。秋新芽、伸び7.5cm。
6+オンシジウム近縁属
新芽の伸びは止まり始め、バルブはでき始め。
ゴメザ 秋に花茎、1月頃開花の見込み
クリスパ'アルファ・ギガ'
生長、
葉伸び。
夏新芽、草丈32-24cm伸びが止まり、バルブ8-6x4-3cmほぼ止まり。
葉25x4.7cmまで止まり。
秋新芽4.5cm伸び。
根、気根が多く根冠緑、鉢内緑多い。
6+オンシジウム属間交配種
コルマナラ(Odontoglossum, Oncidium) 3月頃花茎、5月頃開花の見込み
ワイルド・キャット
生長、
葉伸び。
夏新芽、草丈7cm、伸びない(親株凍害枯れ)、
葉5.5cm。
根、。
ビーララ(Odontoglossum, Coclioda, Brassia, Miltonia) 11月頃花茎、3月頃開花の見込み
ユーロ・スター
'12新株 生長、
葉伸び。
春・夏新芽、伸びて草丈26cmcm、バルブまだ基やや太り幅1.8x厚さ1.cm、
葉8枚最小伸びて10cm。中芽13cm、小芽8cm、
根、。
'11株 新芽草丈19cm、基幅1.3x0.9cm止まり、
葉最小8cm伸び。
スマイル・エリ
生長、。
夏新芽、伸び止まり草丈13cm、
葉8枚8cm。
根、。
Onc. Kutoo 'CT-Little Cherry' Onc. ornithorynchum x Tolumnia variegata、Oncidium sotoanum (syn.ornithorhyncum) x variegatum
小さい鉢のままで、新芽が高く浮いて根が届いていなかったので、10月末に
株分けしました。
生長、春芽(5-6月)、少し伸び20-15cm、バルブ見えないタイプ、基幅1.8-1.5cm厚さ0.8-0.7cm、葉、9枚まで、16cmまで。気根短い
。
未更新6+ミニオンシジウム
交配種
トゥインクル、'フラグランス・ファンタジー'、'ダイアモンド・ファンタジー'
生長、夏芽、少し伸び16cmまで、バルブ始まり高さ2.5cm幅1.8cmまで、葉、8枚まで、10.5cmまで。秋新芽、4cmまで。
根、表面あり
。
未更新6’ミルトニア・スペクタビリス(非低温性、前回は9月後半)
スペクタビリス(低地産・耐暑性・秋咲) 置き場所、家の北の塀の前の植込みの中。朝夕は少し直射日光が当たります。
古株
生長、冬芽が伸びています。鉢#1、8.5x0.9, 6.5, 7, 3cm。鉢#1-2、
休眠。#4L、9x1cm。#4R 10.5, 2.8x1cm, 3R 16x1.2cm.
夏新芽#21L 5x0.8cm。鉢#6
夏新芽、3x0.7xcm
。
'11開花株入手、巨大株、草丈最大50cmバルブ最大11x4cm4株立ち
江戸紫品種登録第21393号えどむらさき平成19年8月24日
生長、
開花中、冬芽、#4、38cm
バルブ最大12x3cm、
葉、10枚、cm。#21L、草丈47cmバルブ9x3.5cm、
葉、枚、cm。#21R、草丈40cm余りバルブ10x3.5cm。#5、17x1.6cm。
根、気根が沢山鉢の外にはみだし最長4cm根冠。
京紫品種登録第21304号平成19年8月6日
生長、
冬芽、#4、#3L、草丈36cm、バルブでき7x2.5x1.5cm、
葉、8枚、#7、30x3cm。#3R 草丈32cm、
葉、8枚、#6、26x2cm。#ー21L、27x1.5cm。
夏新芽#6、21cm。
12夏新株、草丈最大30cmバルブ最大8x2.5cm4株立ち
8月上旬鹿沼土に植え替え、2株中1株腐る、傷口からウイルスか?
生長、
夏芽、伸び#2LL、草丈8x0.9cm、#2RR、草丈2.5cm。
ミルトニジウム
生長、
冬芽、#-211、草丈伸びて30cm、バルブできて6x2cm、
葉、枚#6、21x2.3cm。#-31、草丈伸びて35cm、バルブできて7x2cm、
長葉、7枚#6、27x2.5cm、
花茎6cm。
秋新芽、3cm。bk、17cm。
未更新9セロジネ (前回は10月後半)
置き場所、家の北側の日陰に置いていましたが、北の塀の前に移します。朝夕は少し直射日光が当たります。
ずっと皺の残っていたバルブがようやく膨らみます。代表種では、低温性原種のクリスタータの方が高温種との交配種のインターメディアより早く花茎が出始めるようです。
秋新芽、冬・春新芽から秋新芽が出てきます。形は他の季節と同じですが、秋には葉芽が出ることは少ないので花芽と思われます。夏新芽からは出ません。
原種
クリスタータ
大株、11年新株バルブ最大6x3cm
生長、春芽、草丈(茎+葉)24cm、バルブ最大4.5x2.3cm、葉、最大22cm。秋新芽が始まっています。まだ古株のバルブに皺が寄っています。根、鹿沼土植えの鉢内下半分に伸びています。新芽から鉢外に気根。
中株、12年新株、バルブ最大4.5x3cm、黒プラスチック10.5cm鉢
生長、春芽、草丈(茎+葉)28cm、バルブ最大4x2.5cm、葉、最大20cm。秋新芽、15x0.4cm。古株のバルブの皺がはほとんどありません。根、新芽から鉢外に気根。
中小株、11年新株、バルブ最大4.5x3cm、細身、黒プラスチッ9cm鉢
生長、春芽、草丈(茎+葉)27cm、バルブ最大4x1.5cm、葉、18cm。古株のバルブの皺はほとんどありません。根、新芽から鉢外に気根。。
アルバ・ピュア・ホワイト、バルブ小株
バーク植え、バルブがようやく親を越え始めました。生長、夏芽、草丈(茎+葉)最大27cm、バルブ最大5x1.5cm、葉、最大20cm。秋新芽、1。5cm。古株のバルブに皺があります。根、新芽から鉢外に気根。。
鹿沼土植え、古バルブ萎れ、生長、夏芽、草丈(茎+葉)最大16cm、バルブ最大2x0.6cm、葉、最大12cm。根、新芽から鉢外に気根。。
交配種
インターメディア、大株、入手時草丈(茎+葉)最大46cm、バルブ最大9.5x4cm、4株立ち
生長、春芽、草丈(茎+葉)最大30cm、バルブ最大6.5x2cm、葉、最大22cm。夏芽。秋新芽、最大6cm。古株のバルブに皺がよっています。根、鹿沼土植えの鉢内に沢山伸びています。新芽から鉢外に気根。
続五属
10ミニバンダ(アスコフィネティア、ヨネザワラ、ダーウィナラ)(前回10月前半)
10月前半に新苗を含め大部分を9月後半にミニ・バンダ・ロール(ペットボトル・中芯・ミズゴケ植え)に
植替え、一部
株分け
アスコフィネティア
生長、
葉、伸び、
新葉、一部の株
白花
黄花 Ascofinetia Twinkle [Ascocentrum miniatum x Neofinetia falcata 1962 ?
桃花
ヨネザワラ、ダーウィナラ
ミディー・バンダ(アスコセントラム、アスコセンダ)
12夏新株
生長、
葉伸び、
根、一部
気根に根冠。
新葉。
未更新15デンドロキラム (前回は7月後半) 置き場所、家の北側の日陰。朝夕は少し直射日光が当たります。
冬咲き
大型種:グルマセウム、晩秋芽
大株
鉢#1、生長、夏芽、14.5-11cm、バルブ2.7x1cmまで葉17x3.5cmまで。
秋新芽、7,4.5cm。
根:上2本。
鉢#2、
生長、凍害で葉なし、休眠中。
中株、生長、夏芽、19-16.5cm、バルブ2x1cmまで葉17x3.5cmまで。
秋新芽、0.7cm。
根:長く伸び。
中型・細・硬葉種:
ウエンゼリー
新株:鹿沼土植え変え済、
赤花:
生長、休眠中。表面付近の根は活発
黄花:
生長、休眠中。春新芽は早期に枯れ。
小型種:フォルモーサム、初秋芽
大株
バーク植え、生長、葉が凍害で枯れました。春芽が2cm。
鹿沼土植え、
生長、秋芽、開花後、葉が元気ですが親より小さいです。
10月−低温期への切り替え-根の観察
はじめに
洋ランは、高温期=生長期の6-9月には涼しく保湿してぐんぐん育てますが、残りの期間は反対に、低温期で保温し過湿にしないことが主眼になります。その期間は10月から始まり5月まで続くと言って良いでしょう。ただし、洋ラン学園では冬を挟む12-3月は冬知らずで、室内に置いて、12-1月は最低温度15℃、2-3月は20℃にしてしまうので、低温に注意の必要な時期は秋の10-11月と春の4-5月だけです。従って10月は高温期から低温期への切り替えの時期です。
置き場所を、保温と乾燥のため、春に置いていた南の庭の暖かく日当たりの良い場所に戻し、やや高置きにします。
水やりは、伸長と栄養生長が鈍って水の必要量が減り、温度が下がって乾きが遅くなるためずっと少なくなります。大半の株は雨ざらしなので、定期水やりは止めて、雨が一週間近くない場合だけ補充するだけです。コチョウランは雨除けしているので周回余り水やりします。鹿沼土植えでやや根が弱い種類も雨除けしてあれば同様にします。
10月になると、複茎種の新芽の生長が鈍ってバルブが太り始め、単茎種の新葉の発生も止まります。その反面、複茎種では新芽の根元から新しい根がどんどん伸び、単茎種はコチョウランもバンダも高温性なので根冠が消えたりします。そこで、10月は根の様子に注意を向ける時期です。
10月後半
あらまし
9月に秋の花芽の第一陣が出て10月前半は一服し、10月後半になると再び新たな種類の花茎が出始めます。また秋に生長する種類は、丈が伸びたりバルブが太くなったりが目立ちます。一部の種類の古い葉が黄葉し始めます。
花
パフィオペディルムに蕾が出始めました。またデンドロビウム・ノビル系に花芽が出始めました。セロジネに花茎が出始めました。デンドロビウム・フォーミディブルの高芽から蕾が出始めました。
パフィオペディルムの、斑入り薄葉のモーディエタイプの新芽の中央に毛の生えた葉のようなものが出てきました。蕾を包むシースです。
太い茶色の新根も伸びて鉢の中では白い根冠が太っています。鹿沼土植え・雨ざらしでも、鉢の内側に沿った「片むき出しの新根」は元気です。表面に出た根は鹿沼土を被せます。
花
コチョウラン、ミルトニア、オンシジウム、デンファレ、グラマトフィラムが咲き続けます。
蕾・シース・花芽:カトレヤ秋・冬・春咲、など。デンドロビウム、フォーミディブル始まる。
花茎:オンシジウム、デンファレ、シンビジウム、キンギアナム、続く、金稜辺。セロジネ始まる。
10月後半の各種蘭の様子
五大属
2
デンドロビウム(ノビル系) (前回は7月前半)
置き場所、夏から主に南や西の塀の内側で、一部は植込みの中で、地面に近いです。直射日光が少し当りますが、日焼けはしません。
生長:一昨年以前の株は葉が無く緑色も抜けて飴色から茶色です。昨年の株は先が伸び葉が数枚残り太っています。今年の新芽は伸び続けて開花株に近づき、太って、葉が10枚ほどあります。株数が増えて鉢いっぱいになり、表面の根がむき出しになった鉢は
鉢増しして周りに鹿沼土を入れました。
高芽が大きくなって根が長くなっているので、
外して植えます。
一般・中大型種(2年型)
大型・大輪
セイラーボーイ 'シラサギ'、1982、花着きが今一つ、遅咲き
鉢#1、生長、バーク植え、古株は27cmまで、昨年の芽は23x0.8cm、葉4枚。春新芽、7cm、葉、3枚、7.5cm、根、
中型・中輪
中型セカンド・ラブ'トキメキ'、Peace x Awayuki 1989 中型、芽ぶき良く、花着きも申し分ない 当歳咲き・低温処理不要(yorantaroによる)
鉢#1、生長、休眠、凍害。高芽のみ
鉢#2、生長、バーク植え、古株は39cmまで、昨年の芽は36cm、葉6枚。春新芽、なし。根、。
グレート・ウエイブ 'ラッキードラゴン'、2009 氏家正徳 有限会社バイオ・ユー
'12開花株入手、生長、バーク植え、春新芽、昨年の芽は28x1.3cmまで、葉3枚まで。春新芽、20x1.3cmまで、葉10枚まで。根、。
1年咲(3倍体)
イエローソング‘キャンディー’Den.Yellow Song‘Candy’、(Den.Midas Gold x Den.Santana)黄色品種でありながら年末開花が可能でしかも新バルブ咲き、早咲き
'12
開花株入手、
生長、開花済株は27x1.2cmまで、葉3枚まで。春新芽、葉なし15cm+葉あり15cmまで、葉9枚まで長さ12cmまで。根、中ほどから下まで、緑色。
晩春咲種、白桃大輪、
ヒメザクラ・サノック似、
4鉢、生長、鹿沼土植え、古株は22x1.7cmまで。昨年の芽は14x1cmまで、葉1枚まで。春新芽、葉なし4cm+葉あり12cmまで、葉7枚まで11cmまで。根、鉢内。高芽取り。
セッコク交配小型種、国産のセッコクとの交配種で、寒さに強く、咲きやすい
(Den. Cassiope, Dendrobium nobile × Dendrobium moniliforme、1890年RHS登録、セッコク系交配種の草分けで、多くの種類の祖先です)
スノー・フレーク 'オトメ'、Den. Snowflake 'Otome', Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904 ノビル系の代表品種
生長、古株、葉なし、高芽9-6cm。昨年の芽はなし。春新芽、20x1cm、葉8枚ま長さ10cmまで。根、鉢の中ほどから下まで少し。
カシフレーク、Den. Cassiope 1890 x Den. Snowflake (Dendrobium Cassiope × Dendrobium nobile)
生長、鹿沼土植え、
開花済古株、葉なし、飴色、凍傷で残りは約5本
大芽、葉なし5cm+葉あり13cmまで径0.8cmまで、葉8枚まで長さ8cmまで。高芽、大きいのは降ろしたので小さいもののみ。
ヒメジxセッコク、寒さに強く、咲きやすい
生長、バーク植え・鹿沼土植え、鉢#4の例、藪状、古株は葉が無くて飴色約15本
2年目株、草丈33cmまで太さ0.9cmまで葉4枚まで花芽4個まで、5本余り
1年目株、葉なし元長さ14cmまで径0.9cmまで、葉付き伸び10cmまで葉8枚まで、8本余り
根、株元から新根が沢山伸びて空中では根冠が伸びています。鉢内も充満
オリエンタル・スピリット 'ビゼン・アケボノ' Dendrobium Oriental Spirit 'Bizen Akebono' (Den.Hatsushimo x Den. Snowflake) 、草丈約30cm、早咲きのノビル系、花の幅約5cmの中輪、小ぶりなデンドロ
大鉢#1、生長、バーク植え、春新芽、茎34x1.2cmまで、約20本、葉、11枚、cmまで、根、株元から束状に底まで。
中株#2-8、生長、バーク植え、春新芽、茎37x1.2cmまで、15-8本、葉、11枚まで、cmまで、根、株元から下まで、根冠。
新しい種類
エンジェル・ベイビー'グリーン愛'、1989 Den. Angel Baby 'Green Eye', Den.Snow Baby x Den. Snow Angel
小さく可愛らしいデンドロ、支柱がなくとも自立したくさんの花をつける、 白の花、香り、翌年咲かせやすい。蘭の生産者の栽培日記in鈴鹿から転載
大鉢、
鹿沼、
生長、藪状30本余り、昨年の開花済株は20cm、葉2枚まで。春・夏新芽、古芽16cmまで花芽始まり?、大芽葉なし12cm+伸び10cmまでは9枚まで、中芽葉なし8cmまで+葉あり7cmまで、小芽葉なし3cm+葉あり15cmまで葉10枚まで。、根、上から中多い。
ヒメザクラ'フジッコ'、Den.Himezakura ‘Fujikko’1995 (Den.Oberon x Den.Cassiope) 可憐な特徴ある色彩の、花付きのよい小型品種。低温処理しなくてもよく咲く。入門用にも最適。株立ちもよい。いわゆる3倍体系と呼ばれるこの品種は花芽分化のための低温処理をほとんど必要としない画期的 な品種
'12新株、昨年の開花済株は27x1.7cmまで、葉3枚黄葉。春新芽、下段8cm葉なし+上段10cmまで太さ1.3cmまで、葉、6枚まで11cmまで。根、鉢の中ほどから下まで、緑色。
新五属
8 ジゴペタラム (前回は10月前半)
置き場所、バルブや新芽が腐りやすく雨に弱いので、また強い日光は要らないので、家の北の軒下近くに置き。朝夕は少し日光が当たります。
ジゴペタラム
'11株:ジャンピン・ジャック'ビッグ・ビーンズ'、Zygopetalum Jumpin Jack、Zygopetalum Skippy Ku × Zygopetalum Artur Elle
生長、春芽、バルブが見え始めて高さ3.5cm幅3cmまで葉、13枚、伸び最大36x6cm。夏新芽#31 伸び止まり21cm、バルブ見え始め2.8x2cm、葉、。秋新芽、#6の子伸びて5cm、秋新芽新たに出て4cm。
属間交配種
ジゴパブスティア、
'11株:マリーアン、zba. Marry Ann (ジゴパブスティア マリーアン) Zygopabstia Marry Ann ( Zygopabstia Judith Phillips × Zygopetalum Redvale ).
鉢#1 生長、春芽、#3 伸び・太り止まり35cm、バルブ見え始めて3x2.3m、葉、12枚
、最長25x3.4cm。#-1L 伸び太り止まり26x1.3cm。
秋新芽、#4、#3の子伸びて9x1cm。
鉢#2 生長、#-3' 春芽が伸び止まり太り32cmバルブ見え始めて4x3.3cm、葉、11枚伸び最大30x5.3cm。秋新芽、伸びて13x1.5cm、葉7枚半開き7cm。
ジゴニシア
ムラサキコマチ Zns. Murasakikomachi 、2004年登録(Zns. Roquebrune x Agn. cyanea)
古株
鉢#4-2
生長、休眠中。凍害の後遺症
。
'12新株、
生長、秋新芽、草丈(葉含む)13cmまで基太さ1.5cmまで、
葉やや開。引き続き出ています4-5cm。
花茎10cmまで、引き続き出ています。
蕾3個まで。
9 セロジネ (前回は9月後半)
置き場所、家の北側の日陰に置いていましたが、北の塀の前に移します。朝夕は少し直射日光が当たります。
ずっと皺の残っていたバルブがようやく膨らみます。代表種では、低温性原種のクリスタータの方が高温種との交配種のインターメディアより早く花茎が出始めるようです。
原種
クリスタータ
大株、11年新株バルブ最大6x3cm
生長、春芽、草丈(茎+葉)24cm、バルブ最大4.5x2.3cm、葉、最大22cm。秋新芽が始まっています。まだ古株のバルブに皺が寄っています。根、鹿沼土植えの鉢内下半分に伸びています。新芽から鉢外に気根。
中株、12年新株、バルブ最大4.5x3cm、黒プラスチック10.5cm鉢
生長、春芽、草丈(茎+葉)28cm、バルブ最大4x2.5cm、葉、最大20cm。秋新芽、15x0.4cm。古株のバルブの皺がはほとんどありません。根、新芽から鉢外に気根。
中小株、11年新株、バルブ最大4.5x3cm、細身、黒プラスチッ9cm鉢
生長、春芽、草丈(茎+葉)27cm、バルブ最大4x1.5cm、葉、18cm。古株のバルブの皺はほとんどありません。根、新芽から鉢外に気根。。
アルバ・ピュア・ホワイト、バルブ小株
バーク植え、バルブがようやく親を越え始めました。生長、夏芽、草丈(茎+葉)最大27cm、バルブ最大5x1.5cm、葉、最大20cm。秋新芽、1。5cm。古株のバルブに皺があります。根、新芽から鉢外に気根。。
鹿沼土植え、古バルブ萎れ、生長、夏芽、草丈(茎+葉)最大16cm、バルブ最大2x0.6cm、葉、最大12cm。根、新芽から鉢外に気根。。
交配種
インターメディア、大株、入手時草丈(茎+葉)最大46cm、バルブ最大9.5x4cm、4株立ち
生長、春芽、草丈(茎+葉)最大30cm、バルブ最大6.5x2cm、葉、最大22cm。夏芽。秋新芽、最大6cm。古株のバルブに皺がよっています。根、鹿沼土植えの鉢内に沢山伸びています。新芽から鉢外に気根。
続五属
11+フォーミディブル、(前回10月前半) 置き場所、北の植込みの間、まだ乾き気味なので植込みの中に移動。
大古株、
生長、夏芽、新芽草丈(茎)24cm。高芽cmまで、新葉を出しています。根、鹿沼土植えの鉢内に元気に伸びています。
'11新株#4生長、高芽2本、茎1.5cm葉5枚3.5cm。
高芽が沢山あり大きくなり根も長くなったので高芽取り
竜馬
11新株、生長、夏新芽が草丈(茎)18cmまで。葉12枚最大10cm。根、鉢内に見えます。
スノー・レディー
'12新株
開花株、
生長、夏新芽が#22草丈(茎)9cmまで、葉9枚最大10.5cm。#4草丈(茎)5.5cmまで、葉7枚最大9cm。根、鉢内下半分に見えます。
12+大明石斛(タイミンセッコク) (前回10月前半) 置き場所、南の塀の北側。
旧株
生長、春芽、変化なし、草丈(葉含む)19cm、バルブ7x2.2x1.7cm、
葉3枚12x3.5cm
。秋新芽、伸びて草丈17cmバルブ6.5x2x1.6cm。
'12開花入手株、。生長、夏新芽、3本草丈(葉含む)最大32cmバルブ長17幅2.2x2cm伸び止まり太り、
葉2枚伸び、17cmまで
。他に芽は伸びて25cmバルブやや太り14x2.4cmまで葉は1枚のみ伸び16cmまで。秋新芽#81、伸びて夏芽の小さい方を抜き31、バルブ10x2cm、
葉、1枚17cm
。
10.9 詳細期別一覧表
2012.7.6 カレンダーに共通の世話と置き場所
4.9 冬は冬知らず、夏は保湿で涼しくが基本、一年の大半は低温対策、高温期は生長維持、冬知らずなら春と秋が根腐れシーズン
太根、中根、細根
3.4 半月ごとの世話にまえがき
2012.2.10 2か月ごとの区切りに
11.6 各属の写真を「夏」から移動
10.30 初めにに植え替え追加
8.15 年期別洋ランカレンダー、属内を花期別などで分け詳説
8.13 全体を対象に「まえがき」と「初めに」を追加、1年を二分、水やりの目安、日除けの目安、グループ分け
8.7 月の前半と後半に分ける、翌月の新規更新分を追加する方式に、半月ごとに副題
7 なるべくグループ毎に写真を載せる
置き場所追加
2011.4.2−