洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に

洋ラン12か月(24節気)-今節の洋ラン−半月ごと
最新

初めに
「趣味の園芸」の本などでは、一月ごとに苗の様子や主な世話を書いてあるのが普通です。
しかし気候の移り変わりやそれに合わせた世話の仕方は、ほぼ半月ごとに変って行きます。
そこで「洋ラン学園」では、半月ごとに考えるようにしています。
中国古来の24節気は半月ごとであり、目安として重宝します。2015.10.28
小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至

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2021年

前線について
一般には秋雨前線が良く使われますが、2015年の天気図のまとめを振り返ると、秋雨前線という言葉は見当たらないためいつ無くなったかも分かりません。
また民間でも予報はありますがいつ終わったかの記録は見つかりません。
1,2,4,6,7,12, 16, 17, 26日は単に前線、13日は寒冷前線の通過、18, 27日には停滞前線、とややこしくなっています。10月は18日の寒冷前線が最初です。2016.10.3

秋雨(秋雨前線からジャンプ)
Wikiediaから転載
秋雨(あきさめ)とは、日本において8月後半頃から10月頃にかけて(地域によって時期に差がある)降る長雨[1]のこと。秋の長雨、秋霖(しゅうりん)、すすき梅雨ともいう。
1 原因とメカニズム
夏から秋に季節が移り変わる際、真夏の間本州一帯に猛暑をもたらした太平洋高気圧が南へ退き、大陸の冷たい高気圧が日本海や北日本方面に張り出す。この性質の違う2つの空気がぶつかる所は大気の状態が不安定になり、秋雨前線が発生する。梅雨前線と同じく、前線を挟んで夏の空気と秋の空気とが押し合いをしているため、前線は日本上空を南下したり北上したりする、こうして長雨が続く。
秋雨の原因となる高気圧は主に4つある。1つ目はシベリア高気圧と呼ばれる高気圧である。シベリア高気圧は冷たく乾燥したシベリア気団から構成されていて、高気圧から吹き出される風も冷たく乾燥している。2つ目は秋特有の移動性高気圧と呼ばれる高気圧である。移動性高気圧はやや温かく乾燥した揚子江気団から構成される。3つ目は太平洋高気圧で、温かく湿った小笠原気団から構成される。4つ目はオホーツク海高気圧と呼ばれる高気圧である。オホーツク海高気圧は冷たく湿ったオホーツク海気団から構成される。
2 梅雨から秋雨への移行
オホーツク海気団と小笠原気団のせめぎ合う中で北上する梅雨前線は、平年で8月前半頃には中国の華北地方〜朝鮮半島北部〜北海道付近にまで達し、勢力が弱まって次第に消滅する。そして日本付近は小笠原気団からなる太平洋高気圧、中国大陸は揚子江気団からなる停滞性の高気圧に覆われ、東アジアのほぼ全域で本格的な夏が続く。
一方8月前半頃には、偏西風の強い部分(ジェット気流)が中国北部付近からオホーツク海付近にかけての地域に北上し、流れも弱くなる。しかし、8月後半頃になると、次第に偏西風が南下を始め、秋の空気もそれに伴って南下してくるようになる。
8月後半頃になると、太平洋高気圧が日本列島から離れたり近づいたりを繰り返すようになる。また、夏の間周りよりも相対的に気圧が低かった大陸の気圧が上がり始め、移動性高気圧やシベリア高気圧が勢いを増してくる。太平洋高気圧が離れたときには、そこに偏西風が入り込んで移動性高気圧と低気圧が交互にやってきて、晴れと雨が繰り返すような天気が訪れるようになる。このような天気が次第に増え始め、晴れ続きの夏の天気の間に雨がやってくるようになる。
これが秋雨の始まりである。8月後半頃から9月頃にかけて、北日本から順に寒冷前線が南下・東進するようになる。このような天気を経て、次第に低気圧とともに前線が発生し、停滞するようになる。
 2.1秋雨前線の南下から消滅まで
8月後半頃から9月頃にかけて、北日本から順に寒冷前線が停滞前線に変わり、停滞するようになる。停滞する期間は長くて数日間で、あまり長続きはしない。天気は周期的に変わることもあるが、全国的にぐずついた天気が多くなる。
10月前半頃になると、太平洋高気圧は日本の南に完全に後退し、秋雨前線の停滞は主に本州の南となる。9月後半頃以降、北日本から順に偏西風が上空に南下してくるので、ジェット気流が高気圧や低気圧を押し流すことで天気が移り変わりやすくなり、太平洋側では晴れが増えてくるが、日本海側では低気圧通過後、一時的に西高東低になるために冬に比べると短期間であるが時雨やすくなる。
10月後半頃になると、秋雨前線は日本の南にまで南下し、途切れ途切れになって弱まり、やがて消滅する。
このころには、日本列島付近を移動性高気圧と低気圧が交互に通過し、乾燥した晴れ→雨→西高東低(日本海側は時雨、太平洋側は乾燥した晴れ)→乾燥した晴れが短期間で移る典型的な秋の天気となる。
3 秋雨の経過とその特徴
梅雨とは反対に、末期よりも初期の方が雨が強い。基本的に、秋雨前線は梅雨前線よりも弱く、前線が停滞前線ではなく寒冷前線や温暖前線になったり、前線として現れない気圧の谷となったりすることも多い。そのため、曇りの天気が続いたり、しとしとという弱い雨が降ることが多い。しかし、大気が極度に不安定となって大雨の条件がそろうと、梅雨をもしのぐ大雨となることがある。
特に秋雨の時期は秋の台風シーズンと重なっているため、台風から秋雨前線に向かって湿暖気流が流れ込み、積乱雲が発達して大雨となり、大規模な水害を引き起こす場合がある。また、上空に寒気が流れ込んだり、収束線が通過したり、低気圧が発達して秋 熟語 2時前線が発達したりすると、大雨になることがある。
また、梅雨の雨量は西や南に行くほど多くなるのに対して、秋雨の雨量は北や東に行くほど多くなり、正反対となっている。
秋雨前線の場合は通過後、一時的に西高東低になった際に寒気がやってくることがあり、通過の前後で気温が数℃ - 十数℃低下して急に冷え込むことがある。また、高山や寒冷地では霙や霰、雪が降ることもある。
梅雨のない北海道でも秋雨はある。これは、秋雨の場合は前線を作るシベリア高気圧や移動性高気圧がはじめからしっかりと勢力を保っているためである。
梅雨と違って、始まり・終わりが明確でないことが多く、梅雨入り・梅雨明けに相当する発表はない。また、東南アジアから東アジアまでの広範囲で起こる梅雨とは異なり、日本周辺にのみ見られる現象である。


2021年

6月-8月

初めに
6-8月の夏は、原産地の「雨季、生長期」に相当し、春に出た新芽がぐんぐん伸びて親株の高さに達します。
そうして秋になると今度は太って充実し花芽が出てきます。
一方、洋ラン栽培で最も困る根腐れが起きにくく、最も安全な季節でもあります。
そこで水切れさせず、高く伸ばすことが最も大事になります。

冬は防寒、夏は防乾。夏は厚着、冬は薄着

2020/06/29

雨季・生長期

はじめに
下記の夏の始め方にも書いたように、梅雨からの夏は、高温のため根腐れの心配がいらず、自生地では雨季で生長期に当たるため、水やりを十分にすればぐんぐん生長する、一年で最も心配がいらず楽しい季節です。018.6.13
かび病の恐れもないため、コチョウランやパフィオペディルムを含めて全種を雨ざらしにできます。
一方直射日光ではどんな種類も日焼けするため、木陰や物陰などに置く必要があります。2019/08/27


夏後半:盛夏(7月後半から8月後半まで)

初めに2016年
梅雨が明けると、真夏日・猛暑日・熱帯夜のある、盛夏となります。
温室ではランにとって最も過酷な季節になりますが、屋外・室内栽培では、温室ほど暑く乾燥することはないため、温室より有利な季節です。
多くのランの草丈が最も伸びる時期なので、「夏=雨季=生長期」です。
保湿・保涼し、水やりを増やして生長を促進します。
全ての種類が直射日光では日焼けするので、洋ラン学園では置き場所はやや日陰です。
勿論雨ざらしです。
水切れすると生育不良で花が咲きません。
温度が高いため根腐れは殆どありません(2018.7.22)


8月

初めに
8月は前半は梅雨明け後で気温が最も高くなります。後半も猛暑が続きます。高温と日射をやわらげ水切れさせなければさらに大きくなります。
また、秋冬咲きの種類は、上に伸びるのを止めて、バルブが顔を出して充実と開花準備が始まったり、花茎が出る種類があります。
一方春からの生長が一段落して夏に一時的に休む種類や、夏芽を出す種類があります。2021/08/06
8月の天候と世話
梅雨明けの熱気がたまってきて、真夏日、猛暑日、熱帯夜が続きます。気温も雨の降り方も年により変わります。
雨は大歓迎で、大部分の種類を雨ざらしにします。
日差しが強いので、うっかり日焼けさせるよりは、日が低くなって広がった物陰や、木陰に移動します。周りに日向があれば日光不足にはならないようです。
8月後半は、秋雨前線が活動し始めることがあります。
秋雨前線など、2017年8月
8月1日以来、東京では連日、0.0mm以上の降水を観測、今日で16日目。8月に東京で16日連続で雨が観測されるのは1977年以来、40年ぶりです。猛暑はすっかり息をひそめ、8月だというのに夏らしさを感じられない天気が続いています
原因その1:オホーツク海高気圧
今年の8月は上空の風の流れの影響でオホーツク海高気圧が強まっています。オホーツク海高気圧は北日本太平洋側?関東にジメジメした冷たい気流を送り込む高気圧。この高気圧の勢力が強いため、8月の関東は夏らしくないジメジメした天気が続き、8月に入ってから16日連続で雨が降りました。
原因その2:弱い太平洋高気圧
今年の太平洋高気圧は、西への張り出しは強いものの、北への張り出し弱く、関東方面をしっかり覆いきれていません…。強いオホーツク海高気圧と弱い太平洋高気圧のダブルパンチで、関東では夏らしくない8月になっています。(ウェザーニュースから転載)
熱帯低気圧が前線の活動を活発に
秋雨前線と線状降雨帯
2017/08/23 06:50 ウェザーニュース
もう秋雨前線の季節!?
今週後半24日(木)?25日(金)は北から強い前線が南下。北日本で大雨となる恐れがあります。
この前線はその後しばらく本州に寄り添うように停滞する可能性があり、前線の北はカラッとした秋の空気、南はムシムシした夏の空気とクッキリ分かれるようです。
つまり、この前線は早くも「秋雨前線」といえそう。

8月31日(木)から9月2日(土)頃にかけて、秋雨前線の活動が活発になる見込みです。関東から東北付近に停滞する前線に向かって、日本の南の海上を北上する熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むためです。関東や東北の太平洋側では雨雲が発達しやすくなるでしょう。線状降水帯が発生して同じような場所に激しい雨を降らせるおそれもあり、大雨に警戒が必要です。また、小笠原諸島には熱帯低気圧が8月31日(木)から9月2日(土)に近づくおそれがあり、荒れた天気になるおそれがあります。海には近づく前から影響が出て、28日(月)から波が高くなりそうです。海のレジャーや船舶などはご注意下さい。
連続降雨
東京の6月から9月の降水連続記録は1968年以降は第7位。8月としては1977年以降、40年ぶりの長雨となりました。
東京都心はきのう(22日)は雨が観測されず、連続降水記録は21日でストップ。きょう(23日)は2週間ぶりに日照時間が5時間を超え、気温も34度近くまで上がりました。



8月後半 処暑(しょしょ8/23)

処暑(しょしょ)は、二十四節気の第14。七月中(通常旧暦7月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が150度のときで8月23日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から2/3年(約243.4906日)後で8月23日ごろ。
暑さが峠を越えて後退し始めるころ。『暦便覧』では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明している。
二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされている。
あらまし
天候
「関東地方の梅雨明けは7月16日、 平年より関東甲信では3日早い。」
今年は梅雨明け後も雨が多く、最高気温が30℃未満の日があります。
置き場所・遮光
日向で日よけをかぶせるのは、短時間でも直射日光が当たって日焼けしたり、徒長したりの問題があるため、なるべく日蔭に置くようにしました。
雨除けと水やり
雨が多いため軒下でもペットボトルに水が溜まってしまいます。
過乾にならなくて助かりますが、夏なのに乾かない鉢があります。
新根
色々な種類で新芽の先触れである新根が伸びてから新芽が出ています。
デンドロキラムは夏まで休眠しますがようやく根の先の伸び始めの兆しが出てきました。
 

新芽
カトレヤ原種のプルプラータとインターメディアに新芽が出てきました。パフィオも。
  
ミニカトレアのメモリアルゴールドキャナリー、開花株の根元に脇芽

生長
シンビジウムやセロジネは8月にどんどん伸び8月いっぱいで伸びが鈍ります。ワルツロマンスは8月の1か月で15p伸びて高さ70cmになります。
開花
コチョウラン、ミニバンダ、奄美風蘭が咲いています。バンダと風蘭は終わっています。
エピデンドラムが回復して花が咲き始めました。9月を楽しめそうです。長期間咲くので花壇向きです。

花茎と蕾
オンシジウム/アロハイワナガに待望の花茎が出始めました。予想通りバルブが現れてすぐの細い長方形の時に出るようです。
ミルトニアスペクタビリスは花茎が伸びて蕾が見えます。
デンファレが売り場で枯れかけていたので回復させたら上の葉の間から花茎が出てきました。
  
ミニカトレアのフェアリーランド、サクラキャンディー、スイートシュガー、ラブキャッスル、マイカイ、にシースが出てきました。
カトレヤ原種のクアドリカラーのやや小さい株からもシースが出てきました。


新芽の枯れ
シンビジウムのサラジーンと金稜辺、中国蘭など、遅く出た小さな芽が高温と日射で根元から腐りました。



8月前半 立秋(りっしゅう8/7)

立秋(りっしゅう)は、二十四節気の第13。七月節(旧暦6月後半から7月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が135度のときで8月7日ごろ。
季節
初めて秋の気配が現れてくる頃とされる。七月節(旧暦7月)。『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と説明している。
夏至と秋分の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立冬の前日までが秋となる。暦の上ではこの日が暑さの頂点となる[1]。翌日からの暑さを「残暑」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられる。また、翌日から暑中見舞いではなく残暑見舞いを出すことになる。
藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と詠んだ。
この日に至っても梅雨が明けない場合は「梅雨明け」の発表はされなくなる。それゆえに、東北地方などでは「梅雨明けなし」となることがある。
ウィキペディアから転載



水やり

開花
ミニバンダ、風蘭、コチョウラン開花

夏咲き、ルー・スネアリー
コチョウランの花茎が伸びて新たな開花続く

花茎/蕾
ミニカトレアシース、バンダに蕾

奄美風蘭に花茎
 

ミルトニアスペクタビリスに花茎、3種とも
  
江戸紫バルブはまだ、紅岩孔雀バルブ現れ

新根
大明石斛新根増える
シンビジウム/エバネウム始まる


新芽

植え替え
キンギアナムシルコッキーの株ずらし、バーク植えを重ね着鉢増しだったため水不足

日焼け
シンビジウムなど日焼け、一部の株は枯れ。日よけよりも物陰が良い

害虫
 カイガラムシを引き続き駆除

病気
 ミルトニアスペクタビリスの新葉の腐れ

新苗入手

肥料


夏前半・梅雨(2016.6.7)
6月-7月前半

初めに
6-8月の夏を、前半の梅雨と、後半の真夏の猛暑期に分けることにします。
昔は梅雨入りは6月半ばでしたが、近年は6月初めへと早まっています。
梅雨入り前は数日と短くなってしまったので、5月の末に付け加える形とします。2016.6.7
夏の始め方
洋ランが最も多く出回るのは冬なので、初めての人も、新しい株を育て始める人も、冬からになるのが普通です。
しかし、洋ランが最も多く枯れるのは冬です。
それは、洋ランは亜熱帯産なので、冬の寒さに弱いことと、根などが休眠していることが多く、鉢が乾きにくくて最も根腐れしやすいためです。
一方、洋ランの多くは冬ばかりでなく夏にも開花株が出回ります。
3ミニカトレア、4コチョウラン(ほぼ通年)、6オンシジウム、11デンファレ、11フォーミディブル、10ミニバンダなどです。
専ら夏に出回るのは寒さに弱い、13バンダや15グラマトフィラムなどがあります。
夏は株は生長中で、高温のために少々鉢が湿ったままでもあまり根腐れしません。
従って、夏は枯れることがなく、最も安全に育てられる季節なのです。
根が元気なので植え込み材料が腐っていたら植え替えもできます。
洋ラン学園では、初めての人を含めて、最も安全な夏に始めることをお勧めしています。(2016.6)
梅雨明け
7月には遅かれ早かれ梅雨が明けます。最高気温30℃以上の真夏日が普通になり、鉢の乾きが心配です。


7月

初めに
7月は前半は梅雨で蘭の芽がぐんぐん大きくなります。後半は梅雨明けで猛暑が始まりますが、高温と日射をやわらげ水切れさせなければさらに大きくなります。2020/07/01
2017年7月の天候と世話
関東(甲信、東海、近畿、中国)の梅雨明けは19日でした。平年と同じで昨年より10日早いです。豪雨の九州は遅れ
梅雨明け前から晴天と高温が続きほぼ連日真夏日以上です。
梅雨前線が東北に再現・停滞し雨が続いています。
置肥が遅れたので、生長を挽回する恵みの雨です。7.26
梅雨明け宣言後の梅雨前線
7月19日に九州と東北を残して梅雨明け宣言がされましたが、その後梅雨前線の復活した九州や北上した北陸東北に豪雨が続き、26日には南下しています。
 



7月後半 大暑(たいしょ7/23))

大暑(たいしょ)は、二十四節気の第12。六月中(通常旧暦6月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が120度のときで7月23日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から7/12年(約213.06日)後で7月23日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立秋前日までである。
西洋占星術では、大暑を獅子宮(しし座)の始まりとする。
快晴が続き、気温が上がり続けるころ。『暦便覧』には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されている。
夏の土用が大暑の数日前から始まり、大暑の間じゅう続く。小暑と大暑の一か月間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。
大寒と互いに半年後・半年前である。小寒と小暑も同じ関係である。
ウィキペディアから転載

2021年
2021年あらまし
前期のまとめと今期の予定と経過

天候/梅雨明け
関東地方の梅雨明けは7月16日、 平年より関東甲信では3日早い。
すぐに暑くなりましたが、35℃未満です。雨は時々降ります。
置き場所/日よけ雨除け
全て屋外ですが、半分を軒下で雨除けしています。
周年屋外に近い、根が丈夫で寒さと日光に強い種類は半日蔭か午後日蔭で雨ざらしです。
コチョウランとパフィオは特に雨が当たらないようにしています。
日焼け

水やり

開花


花茎/蕾
バンダに蕾



新根



新芽



害虫
 カイガラムシを引き続き駆除

病気

新苗入手

肥料



2020年
置き場所
シンビジウム、デンドロビウム、キンギアナム、セロジネ、オンシジウム、金稜辺などは半日以下の直射日光と日陰
カトレア、パフィオ、などは北壁沿い
ミルトニア、コルマナラ、エピデンドラム、ミニバンダ、デンファレ、フォーミディブル、バンダなどは木陰
コチョウランは室内と北壁沿い

各種ランの様子
1 シンビジウム 伸び盛ん、新葉が若葉色
2 デンドロビウム 伸び盛ん、新葉が若葉色
下垂性デンドロビウム
3 カトレア
ミニカトレア
カトレヤ原種
4 コチョウラン
ミニコチョウラン パープルジェムの花茎の伸び 
5 パフィオペディルム 
フラグミペディウム 新芽
6 オンシジウム アロハイワナガの伸び
ミニオンシジウム
ミルトニア・スぺクタビリス 江戸紫に花茎
コルマナラ
7 エピデンドラム
8 ジゴペタラム ジゴパブスティアに花茎
9 セロジネ 
10 ミニバンダ 葉と気根が伸び。一部新葉。
11 デンファレ
フォーミディブル
12 キンギアナム
大明石斛 表面の根の伸びと根冠
13 バンダ  
14 グラマトフィラム 開花中、花茎の伸び80cm余り
15 デンドロキラム
16 マキシラリア テヌイフォリア新芽の伸び
その他
バルボフィラム  
エピゲネウム
19
20
一 石斛
二 風蘭など 奄美風蘭に花茎
三 春蘭
金稜辺/近縁種
中国春蘭
四 エビネ
五 報歳蘭
2019, 2018年
記録なし置き場所

2017年
置き場所
日陰が無く日焼けに困っています。シンビジウムの一部を昼から日陰になる場所へ移動
植え込み下のデンドロビウムは雑草が茂って日陰になり風通しも悪くなったので、雑草を除きました。

水やり
今年は梅雨の間から雨が少ないです。時折たっぷりと水やりしています。
肥料
遅くなりましたが、緩効性粒状化成肥料の置肥をしています。
新芽の伸び

シンビジウム、エピデンドラム、ジゴペタラム、セロジネ、11デンファレ、フォーミディブル、
開花
マキシラリア・テヌイフォリア、

2016年7月の気象と世話
梅雨開けは後半の予想
2016年は関東は7月28日、平年より7日、去年より18日遅い

2015年
東京は7月の30℃越えは10日が初めてで、猛暑日は13日を初めに6日ありましたが1日w除き35℃台でした。
関東の梅雨明けは19日で平年(7月21日ごろ)より2日早く、2014年(7月21日ごろ)より2日早い梅雨明けです。
梅雨入りした6月8日から7月18日までの降水量は、東京で352ミリでした。(この期間の平年244.5ミリ)


梅雨(6月後半から7月前半)

洋ラン学園では、ほぼ全種を、浅広底穴鉢鹿沼土薄植えにし、雨ざらしで育てています。
湿り・乾き共に中庸なので、水は週に2回あれば良いのですが、多くの期間は平均してその間隔で雨が降るので、水やりはほぼ不要と言うことになります。
梅雨時は雨ざらしにすると根腐れすると考えられていますが、根腐れは最低気温が20℃以上では激減します。
しかも鹿沼土植えでは過湿になりにくいため、雨ざらしでも大丈夫です。
また快晴になることは少ないので、日焼けも減ります。
但し、梅雨の晴れ間は光が強いため直射日光が短時間でも当たると日焼けしてしまいます。
また、非が最も高いため日陰のできるところが少なくなることにも、置き場所のために注意が必要です。
ともあれ、十分な水分で、高温の雨季の始まりで、ランの生育が最も活発になり楽しい時期です。2014.8.1



梅雨入り

初めに
6月からは夏ですが、6月には梅雨入りがあります。
それまでは5月の続きのような初夏のさわやかな天気で、梅雨に入ると雨が続き、原産地の雨季のようになります。
梅雨入りの時期は年により異なりますが、6月半ばを一応の区切りとしておきます。
種類によってはまだ芽が出たばかりで、早くから芽が出ている種類もまだ伸びは激しくありません。
従って、水切れの心配も少ないです。
一方、日はどんどん高くなり、庭の北側でも日が当たるようになります。そこで日除けが最大の世話になります。
梅雨入りは関東では、平年で6月8日、2014年は6月5日ころ、2015年は6月3日ころでした。2016年は6月5日です。(2016.6)


7月前半 小暑(しょうしょ7/7))

小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11。六月節(旧暦5月後半から6月前半)。
梅雨明けが近付き、暑さが本格的になるころ。『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。
蝉が鳴き始める。
そのまま夏空になり、梅雨入りの発表が特定できなくなる年もある。それゆえに、四国地方、北陸地方、近畿地方などでは「梅雨入りなし」となることがある。
小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る
小寒と互いに半年後・半年前である。大寒と大暑も同じ関係である。
ウィキペディアから転載 2015
2015年の梅雨明けは関東では7月19日で後半になってから

初めに
7月前半は梅雨のさなかか梅雨明け近くです。
活発な種類は丈がどんどん伸び新葉が出ます。
出が遅くて小さい芽は咲く可能性が低く、株が藪状になって作落ちするので引き続き欠き取ります。
元気のない株で葉が萎れているのは根腐れで、植え込み材料が乾きにくいので大粒の物で植え替えます。2020/07/06

2021年あらまし
前期のまとめと今期の予定と経過

天候
例年梅雨の後半で、すでに猛暑が始まっていることが多いですが、今年は梅雨が長く続いています。
ほぼ毎日雨が降っています。最高気温も30℃以下ばかりです。
置き場所
全て屋外ですが、大半を軒下で雨除けしています。
周年屋外に近い、根が丈夫で寒さと日光に強い種類は半日蔭か午後日蔭で雨ざらしです。
コチョウランとパフィオは特に雨が当たらないようにしています。
水やり

開花
コチョウランの花が増えています。赤茶小花

風蘭の一部が咲き始めました。
デンドロビウム、フォーミディブル、コルマナラの花が終りました。
花茎/蕾
カトレヤ原種のトリアネイとクアドリカラーにシースが出てきました。
 
5月に入手してから咲いていたオンシジウム/シャーリーベイビーの新芽がバルブになって、花茎が出てきました。

ミニバンダの夏咲のルー・スネアリーに花茎が出ました。
 

奄美風蘭の花茎が出ました。


新芽
パフィオペディルム、エピデンドラム、バルボフィラム、
 

害虫
シンビジウムのスス病の元、カイガラムシの繁殖期です。
     
ミニカトレアのバルブのシースの下、カトレヤインタ^メディアのマルカイガラムシからできたクラスターと幼虫の広がり、エピデンドラム
日焼け
直射日光の当たった、キンギアナム、ミニカトレア、バンダ、ミニバンダ、シンビジウムなどが日焼けしました。
日よけ
直射日光の当たる場所にある鉢を移動したり、日よけのカバーをかけたりしました。
新苗入手

肥料



2020年あらまし

前期のまとめと今期の予定と経過

2019年あらまし
前期のまとめと今期の予定と経過

開花・蕾
ミニコチョウランの花茎が伸びています。
新苗入手
これまでにほぼ準備ができたので、今年はこれ以降一部の種類に限ることにします。
置き場所
一日中直射日光の当たる場所を避けられるようになりました。引き続き
水やり
雨は少なく暑いので、数日以内にシャワー状に水やりしています。
肥料
ほぼ全ての鉢に緩効性化成肥料顆粒を撒き終わりました。



6月

はじめに
6月は夏の始まりで、5月までにほぼ出そろった新芽がぐんぐん伸び始める時期です。
苗の状態が安定し、温度を気にする必要が無くなって、一息つくことができます。
調子のよくない苗は、根が元気になってきた今に植え替えます。
梅雨で雨が多いですが、2-3日降らないと水切れするので気を付けます。
反対に乾きにくい鉢では、雨が続くと根腐れする可能性があるのでやはり気を付けます。2020/06/29



6月後半 夏至(げし6/21)

夏至(げし)は、二十四節気の第10。一年で最も昼が長い。五月中(旧暦5月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が90度のときで6月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とし、日のほうは夏至日(げしび)と呼ぶ。恒気法では冬至から1/2年(約182.62日)後で6月22日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小暑前日までである。
春分から秋分までの間、北半球では太陽は真東からやや北寄りの方角から上り、真西からやや北寄りの方角に沈む。夏至の日にはこの日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も北寄りになる。また、北回帰線上の観測者から見ると、夏至の日の太陽は正午に天頂を通過する。夏至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で白夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で極夜となる。
なお、1年で日の出の時刻が最も早い日および日の入りの時刻が最も遅い日それぞれと、夏至の日は一致しない。日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前ごろであり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後ごろである。
また、南半球では昼と夜の長さの関係が北半球と逆転するため、天文学的な夏至とは別に、慣習的に「一年中で一番昼が長く夜が短い日」のことを夏至と呼ぶことがある。すなわち、南半球が慣習的な意味での夏至を迎える日は北半球での冬至の日に当たる。

あらまし
気候
年により梅雨だったりまだだったりします。
また年により、雨が多かったり、空梅雨で真夏になっていたりします。
2021年は関東の梅雨入りは6月14日ごろで近年の平均の7日に比べ1週間遅れとのことです。
置き場所(日よけ・日焼け
曇り空と思って油断していると、直射日光に当たって一瞬で日焼けしてしまいます。
洋ラン学園は大半が物陰中心です。日に当たるのは主に根も丈夫な鹿沼土植えだけで
シンビジウム、デンドロビウム、キンギアナムは日向、セロジネ、マキシラリアは午後日蔭、ミルトニアスペクタビリス、中国蘭は半日蔭といった感じです。
雨ざらし/雨除け・カビ病予防
今年の洋ラン学園は、鹿沼土植えだけが雨ざらしです。シンビジウム、デンドロビウム、セロジネ、ミルトニアスペクタビリス、マキシラリアなど
他の大半の種類は、ミズゴケペットボトル植えで、過湿が続かないよう、また水がたまらないよう、軒下で雨除けしています。
水やり
「ほったらかしで花盛りの洋ラン学園」では日ごろの世話は、ペットボトル植えの水やりだけです。
乾きすぎと乾きの悪い鉢に二極化しています。
肥料
6月前半にようやく鹿沼土植えの鉢に、緩効性の顆粒か粒状の化成肥料(シンビ、デンドロ系大鉢のみ)を始めました。
6月後半も残りを続けます。
新芽
カトレアは色々な種類の新芽が出続けています。再生中のエピデンドラムとグラマトフィラムに夏芽。。
新根
休眠中の大明石斛の顔を出した気根の先に緑の根幹ができました。新芽の出る先触れです。

新葉
日本蜜蜂の来るシンビジウム・エバネウムは古株から花茎が出て咲きます。古葉も伸び続け、新葉が出始めます


バンダの花茎が順調に伸びています。
コチョウランは大多数の株に花茎が出て、どんどん伸びて、一部は蕾が大きくなったり咲いています。
今年手に入れたばかりの小さな風蘭が揃って花茎を出していました。中には5pほどに伸びている株があります。

シンビジウムの花は大半の鉢で終わりました。
デンドロビウムも同様です。
エピデンドラムフォーミディブルは残っています。
コチョウランは花が始まっています。

害虫
カイガラムシの目に見えないくらいの幼虫が出ています。信鉢には必ずいて出荷以後は殺虫剤がないため繁殖してきます。常に歯ブラシでとっています。
ナメクジが出てきます。透明ペットボトルは見つけやすいです。蕾には家庭用の殺虫剤を噴霧して予防します。
アリは巣を作ったり蕾に来たりします。ピンポイントの少量の家庭用殺虫剤噴霧で追い出します。

休眠
夏まで動きのない種類があります。大明石斛は一例です。
デンドロキラムは普通は秋に芽が出るまで動きがありませんが、鉢の中が見えると根の活動は夏から始まっていることが分かります。
バルボフィラムも音なしです。




6月前半 芒種(ぼうしゅ6/6)

芒種は、二十四節気の第9。五月節(旧暦4月後半から5月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が75度のときで6月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から11/24年(167.40日目で6月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の夏至前日までである。
季節
芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む穎(えい)すなわち稲でいう籾殻にあるとげのような突起)を持った植物の種をまくころ。『暦便覧』には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されている。実際には、現在の種まきはこれよりも早い。
西日本では梅雨入りのころ。

2021年
あらまし・前期のまとめと今期の予定と経過
昨年はまだ以前の冷害の後遺症はありますが、生長は順調でした。
今年の冬は温帯産以外は大部分を室内で冬知らずで過ごしたので春にかけての新芽の出も順調です。
5月はシンビジウムとデンドロビウムが満開で北側で一時直射日光が当たる場所で長く咲き続けました。
また鹿沼土植えはほぼ雨ざらしで、セロジネとマキシラリアはほぼ屋外で冬を越したまま、ミルトニアとオンシジウムも春早くから元気です。
その他の種類はほぼペットボトル植えに移行中で北側の明るい日陰で軒下で雨をよけています。
置き場所
春初めからと変わりません。
日よけ
春初めからと変わりません日差しが強くなってきたので、晴れの日には日よけをかぶせます。
雨除け
梅雨のように雨が続くと、雨ざらしのままでは新芽や新葉が腐ったり、根が腐ったりします。
根の丈夫でない種類は軒下など日ごろから雨に当たらない場所に置きます。
そうでないところでは、雨が続きそうな場合はビニールシートなどをかぶせます。
水やり
鹿沼土植えの雨ざらしは、水やりは不要です。
ペットボトルにミズゴケ植えは乾きが早いので、乾いたら根元まで水がたまるように水やりし、2時間余り置いて十分水を含んでから水を捨てます。
14日にようやく梅雨入りしました。新芽の腐る種類は雨除けが必要です。
新根
脇芽が出る前に、まず根の先が伸び根冠が出るのが普通です。
ペットボトルや透明なプラスチック鉢植えは様子がよく分かります。
そしてさらに開花親株の根元から新根が出ます。
  
ミニカトレア/ジュピター、風蘭/朱天王  バンダの枝根の根冠

新芽
親株の根元の新根を前触れに、引き続き色々な種類の新芽が出てきます。

春蘭、ようやく、開花株の子から脇芽が出ました。

新葉
金稜辺と共に日本ミツバチの来ることで知られているシンビジウムの原種エバネウムの中心から新しい葉が出始めました。


コチョウランが元気で引き続き花茎や枝や蕾が出ています。
花付きの小さなコチョウランを買ってペットボトル植えにして並べています。軒下花壇ができそうです。
  
大型種の根元から花茎が出始め、中型種の花茎から枝が出始め。

昨年2月に始めたバンダのペットボトル植えに花茎が出てきました。新しく出た根冠は茶色です。水やりは殆ど要りません。
   

花茎が葉の内側を順調に伸びています。

開花
シンビジウムとデンドロビウムの一部は花が残っています。

芝生の中でネジバナが咲きました。
集めておいた実をばらまいてそれを忘れて普通に芝刈りしていましたが、小さくて運よく生き残ったと思われます。
植え替え
シンビジウムの脇芽が鉢の縁につかえたものは、鉢から抜いてバックバルブ側の土を除いて、全体を鉢の中心において土を戻します。「株ずらし」
脇芽が増えて数本以上になったものは、2群に株分けします。根を傷めないようにほどいて中間で双方を引きはがします。
下はシンビジウムの例ですが、他の種類でも同様です。
株ずらし

鉢から抜く、後ろ側は株も根も少なくなっているので土を取り除く、新芽の側を広く開けて鉢に入れる、隙間に鹿沼土を入れる。

株分け
  
鉢から抜く根はまっすぐ伸びているのでほどきやすい、切れ目を考えてほどく、ほぼ2つに分かれ少しだけ交差、そうっと引き離す

高芽取り
先日のデンドロビウムに続いて、エピデンドラムの高芽を降しました。古くてほったらかしの鉢のミズゴケを更新しました。キンギアナムも高芽取り
  

オンシジウム、長ペットボトル植え
オンシジウムは普通の植え方をすると脇芽がどんどん高くなって水を吸えなくなり生育不良になります。
ペットボトルだと長くできて他の部分が埋もれてしまうこともありません。鹿沼土からの植え替えを進めています。
 

ミニオンシジウム、株分けしてペットボトル植え
鹿沼土で重ね着鉢増ししてあったミニオンシジウムの新芽がたくさん出て窮屈なので株分けします。小さな若株はペットボトル植えで苗作りをします。日焼けさせてしまいました。

肥料
鹿沼土植えの鉢に緩効性粒状肥料をばらまき
シンビジウムやデンドロビウムの大鉢には普通の化成肥料顆粒を撒いています。

2018年
あらまし(2018.6.12-)
梅雨は従来はほぼ6月後半から7月前半でした。
近年は6月前半に梅雨入りします。
今年は6月6日に関東が近畿・東海と共に梅雨入りしました。7.17
梅雨の期間は基本的に雨季として雨に当てて生長を促すと共にカイガラムシの発生直後の駆除に役立てます。
今年はそれ以前に肥料をやっていないので緩効性顆粒状化施肥量の置肥をします。
また日陰のある場所に置いているため日焼けの心配もありません。具体的な内容の基本などは下記の2016年版の通りです。
日除け
殆どの洋ランは直射日光を当てると季節を問わず日焼けする危険があります。最も強いシンビジウムやデンドロビウムでも危険ですが、周りに湿り気がある場合は大丈夫です。
雨ざらし
大部分の種類をコチョウランを含めて雨ざらしにします。水切れを防いで旺盛に生長させるためです。5mm以上の降水があると水やりと同じ効果があります。その上、乾いて撥水性になったミズゴケやバークの吸水性を回復することができます。さらに生まれたばかりのカイガラムシを駆除できるので定期的な殺虫剤散布よりも効果的です。低温で雨ざらしにすると根腐れしますが、梅雨入り以降なら大丈夫です。コチョウランは秋の雨ざらしでは炭疽病を発症します。
ナメクジ対策

肥料
肥料がまだの鉢に植え替えた鉢に緩効性顆粒状化施肥量の置肥肥料をやります。
開花
コチョウラン

デンドロビウム下垂性
鉢増し
これまで暇が無かったので、新しい鉢や鉢一杯になった鉢の鉢増しをします。植え替えでないのでいつでもできます。
各種蘭の様子
2018年
1 シンビジウム 直射日光(真夏以外)、乾かさないよう水やり、最低0℃、屋外・零下ではビニールトンネル、芽欠き、開花容易花易
置肥、サラ・ジーン アイス・カスケード開花中、新芽の伸び
2 デンドロビウム  強健・花易、2年型(1年型あり)、秋低温期雨は古葉がカビ病で落葉
置肥、新芽の伸び
デンドロビウム下垂種 
置肥、ピエラルディ蕾大きい
クリソトキサム 寒さに弱い10℃以上
置肥
3 カトレヤ
3+ カトレヤ原種ラビアタ系
ロディゲシー系、高温性
ワルケリアナ系、置肥
グアリアンセ(ボーリンギアナ系)レリア、メキシコ、ブラジル、ロックレリア

3 ミニカトレヤ 開花株や蕾・シース付き株、冬芽の出る株は冬知らずに、
置肥
4ミニコチョウラン遮光強く、低温期雨除け、最低気温10℃が安全、ミズゴケ植えは低温期の過湿で根腐れしやすい、花付き良
開花中
4コチョウラン 遮光強く、低温期雨除け、最低気温10℃が安全、ミズゴケ植えは低温期の過湿で根腐れしやすい、花付き良
5パフィオペディルム
置肥
6オンシジウム やや遮光、生長期水切れ防止、最低5℃、屋外・室内、開花には鉢を複数用意
置肥
6ミニオンシジウム  水切れさせず肥大すれば開花
置肥
6+ ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑)、 1年、やや日除け、夏水多く、最低5℃、花易草丈30cm以上
6+ミルトニジウム 1年、やや日除け、夏水多く、最低5℃、花易
7 エピデンドラム
置肥
8 ジゴペタラム:。ジゴパブスティア:。日焼けしやすい、冬は10℃以上あれば生長する。ジゴニシア紫小町は寒さに弱い。2017.1.28
置肥
9 セロジネ  1年型、遮光、水切れ防止、最低5℃、インターメディア花容易、クリスタータ花やや難
置肥
10ミニバンダ
置肥、新芽の伸び、新根気根
11デンファレ 寒さに弱い、半年型、やや日除け、やや根腐れ、高温期水多く、低温期雨ざらしカビ病、最低気温10℃厳守、花やや易
置肥、新芽の伸び
11 フォーミディブル 咲いた株の葉の下から二番花、水切れさせずに脇芽を育てる、丈夫、やや低温に弱い、
置肥、新芽の伸び、古芽の伸び
12 キンギアナム  強健・花易
置肥、新芽の伸び
12 スペシオ・キンギアナム 
置肥、新芽の伸び
12 大明石斛 多年型、少し遮光、高温期水切れ防止、最低5℃、
置肥
12+クリソトキサム
置肥
14 グラマトフィラム 多年型、少し遮光、高温期水切れ防止、熱帯性非耐寒性、冷害注意最低10℃厳守、冬まで生長 15℃以上
置肥、新芽の伸び
15 デンドロキラム グルマセウム(冬咲)、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)、
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲)、シュンケアナ・テヌイフォリア(夏咲)、やや日除け、最低気温5℃、夏水切れ注意、子吹き旺盛、開花やや難、夏咲小型種は高芽になりやすい
置肥、新芽の伸び
置肥、新芽の伸び
一 石斛 
二風蘭
二名護蘭 
置肥、新芽の伸び
三 春蘭 秩父春蘭) 
置肥、新芽の伸び
三+ 中国春蘭・一茎九花・春寒蘭(中国)
置肥、新芽の伸び
三+ 金稜辺 強健・花易、8月に草丈35cm、葉9枚基幅1.4cmで10月に花芽らしい新芽が出ます。
置肥、新芽の伸び
エバネウム、
置肥、新芽の伸び
四 エビネ 
五 報歳蘭 育易、花易
置肥、新芽の伸び
五 駿河蘭 根丈夫、やや日陰、雨ざらし、冬5℃以上、芽欠き必要
置肥、新芽の伸び
六 オサラン

2017年 記録無し


2016年
気象・梅雨・雨季
梅雨入りは関東では、平年で6月8日、2014年は6月5日ころ、2015年は6月3日ころでした。
梅雨は自生地の雨季に相当すると見ることができます。
洋ランは雨季に生長し乾季に花を咲かせます。
そこで、世話の仕方も、雨季のつもりで最大限生長させることが開花につながります。
気温が高いので鉢が乾かなくても根腐れが起きることは余りありません。
遮光
梅雨入り後は、どんよりした天気の日が多いので、遮光の機会はあ多くありません。
しかし晴れ間には夏の強烈な直射日光ですぐに日焼けしてしまいます。遮光が最重要です。
基本は日陰のある庭の北側とし、さらに遮光ネットを被せます。
胡蝶蘭とパフィオは日射にも雨にも弱いため深軒下で終日遮光と雨よけにしています。
日射に強いシンビジウムとデンドロビウムは南の庭で短期間直射日光が当たっています。
落葉樹の植え込みが茂って半日陰ができてくるので一部を置きます。
水やり
高温と乾燥で水切れ気味になります。できれば数日おきに水やりします。
浅広鉢・鹿沼土植えでは、初夏以降はほとんど根腐れの心配がありません。
肥料
植え替えた鉢に肥料をやります。
植え替え
遅れている植え替えを引き続き進めます。梅雨の間は暖かく、根は新絵が出るなど活発になり、植え替え後に乾燥しにくく植え痛みがしにくくなるので、植え替えには公的です。
新苗の入手
ミニカトレア、ミニコチョウラン、デンファレ

梅雨入りまで
梅雨入りまでの短い期間は5月の後半と同じ管理を続けます。
遮光
梅雨入りまでは、遮光が最重要です。
基本は日陰のある庭の北側とし、さらに遮光ネットを被せます。
胡蝶蘭とパフィオは日射にも雨にも弱いため深軒下で終日遮光と雨よけにしています。
日射に強いシンビジウムとデンドロビウムは南の庭で短期間直射日光が当たっています。
落葉樹の植え込みが茂って半日陰ができてくるので一部を置きます。

2014年
5月後半には夏日が続いたり、真夏日があったりで、夏が始まりました。
6月になると一般に蘭への関心が薄れるようですが、生長に関しては本格化してきます。
また、夏型の、単茎種のコチョウランや、バンダやミニバンダは元気に生長を始めます。
植替えや肥料などの作業が一段落して、ランをゆっくり眺められるようになります。
引き続き、寒さと根腐れの心配が無く、そろそろ夏としての日焼けと水切れ対策が必要になります。
そこで、「気をつけるのは日焼けと水切れだけ」、「気を使う世話は日除けと置き場所と水やりだけ」と言う気楽な時期が続きます。
シンビジウム、エピデンドラムとパフィオの花が開いています。
洋ラン学園では、遅れた植え替えを植替えを梅雨明けまで続けます。
高温種などの「夏の始め方」を行います。
今年の梅雨入りは6月5日ころと早まりました。
置き場所・日除け
日が高くなり家の北側も直射日光を浴びる時間が長くなったので、遮光ネットを被せます。
水やり
5月はまとまった水やりは2-3回でした。
今月は根腐れの心配が無いので、水を切らさないことを優先するようにします。
植替え
洋ラン学園では、通常の春ばかりでなく夏にも新苗を入手して始めます。
夏咲の種類が多いばかりでなく、特に高温種は6月に根が活発になりますがこれは春の植替えに適した目安であり夏にも当てはまると思います。
さらにそのためか、高温種の植え替え後の活着が良いように思われます。
一方高温では蒸散に植え替え後で植込み材料に馴染んでいない根からの吸水が追い付かず水切れで衰弱する恐れがあります。
梅雨時の多雨と多湿はそれを緩和してくれます。
そこで、夏に始める種類を中心に、夏型のコチョウランやバンダ類、植え替えが遅れている苗、の植替えを行います。

 エビネ) 休眠中置肥
報歳蘭 春新芽の始まり、やや早く出てきました。近年では冷害が最も軽かったからかもしれません、置肥
駿河蘭 春新芽の伸びはまだ遅いですが、昨年よりはスタートが早いです、置肥