洋ラン学園
21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方

洋ラン学園式
ミニカトレアの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に

2015年の経過
今年と昨年入手して植え替えなかった新株を中心に、放任栽培で花の付いた鉢などの経過を記します。
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ミニカトレア表紙
2014年経過詳細 種名リストの続きに
2013年経過
2012、               2011年
2010年開花カレンダー
2009-10年花期別
グループ別の種類リストと主な生長・開花記録



2015年版
初めに
これまで、丈夫で咲きやすい大型種を中心に、入手してから咲くまでの育て方と咲かせ方を調べてきました。
今年はそれらの種類を新苗を入手して直ぐに洋ラン学園式に植え替えるところから紹介します。
また表紙に紹介した代表種のその後の経過や改良点を紹介していきたいと思います。

草丈バルブ長バルブ太小
種類
20101.5 ミディー
ロックレリアの子&
Lc.コスモ・アロハ$、C.キャンディー・タフト&、Pot.ルビー・エース$、C.チェリー・ソング#、Slc.ヘーゼル・ボイド*、Slc.ラブキャッスル*
1571 ミディー細・群生
黄色系など
倭性のワルケリアナの孫$(ミニパープルの子)かコクシネアの孫*(ビューフォートの子)が多い
Pot.スイート・シュガー*、Sc.フェアリー・ランド*、Pot.フリースピリット*、Pot.メモリアル・ゴールド*、Sc.チェリービー*
Sc.ビューフォート%
<10<50.7ミニ・ワルケリアナの子#、コクシネアの子%など Lc.ミニ・パープル#、C.ワルケリンター#、LC.ラブ・ノット#、Sc.チェリー・ビー*
Pot.エンジェル・キス%、Slc.モーニング・グロウ%
Slc.ルビーラブ*

芽・バルブ・シースの出るj期と開花期の実績のまとめ
カトレヤ(洋ラン)は、種類によって開花時期が決まっています。
開花と前後して開花株の根元から新芽が出て、高温の雨季にぐんぐん丈が伸び、親の丈に近くなると
茎が太ってバルブ(偽球茎)になり、それと前後して頂点の葉の間からシースが出てきます。
そして開花期に向かってシースの中に蕾ができて、大きくなるとシースから顔を出して咲きます。
開花に十分な大きさがあって、気候が通常通りであれば、毎年ほぼ同じサイクルになります。
前に咲いた時の記録があると、株の大きさや節目の時期をそれと比べることにより、順調に育っているか、期待通り咲くかの検討が着きます。
以前と変わっていれば何か問題がありそうです。
洋ラン学園では殆どのグループの代表的な種類について、同じ鉢の生育の経過を数年にわたって詳しく調べ記録しています。
同じ種類や同じグループの結果が参考になります。
黄緑が2015年新苗


新芽新根バルブシース花茎開花開花・蕾付き株の入手休眠

9前クリエイション夏、コスモアロハ、ドリスアンドバイロン冬、


チェリーソング蕾、ミニパープル蕾、ドリスアンドバイロン冬シ、フェアリーランドポポシ、ラブキャッスルシ、ルビーエース蕾、



9後ラブノット、コスモアロハ、フリースピリットカーメラ、ラブキャッスル、


ヘーゼルボイドシ、



10前コスモアロハ、ルビーエース、ラブサウンド、


サンライズドール、



10後



フェアリーランドポポ、フリースピリットカーメラシ、


晩秋11前カガリビドーン、


チェリーソング、ヘーゼルボイドシ、ラブキャッスルシ、



11後フリースピリットカーメラ、






冬芽12前 フリースピリット
月不明、フリースピリット・ラナ



ラブノット蕾



12後メモリアルゴールドキャナリー、







1前ラブキャッスル、クリエイション夏、


ミニパープル蕾、ラブキャッスル蕾



1後ラブサウンドパチパチ、ラブキャッスル、


コスモアロハ蕾、ロホ蕾



2前ロホxプミラ



ロホ、



2後キャンディータフト






早春
低温
3前








3後クリムゾンハートフレア







4前








4後クリエイション、







中温
5前チェリーソング、ロホxプミラ、







5後 クリエイション、
サンライズドール、

















6前 カガリビドーン、クリエイション、チェリーソング、ラブノット、
フリースピリットラナ、メモリアルゴールドリトルギアンテ、モーニンググロウヒトミ、








6後 コスモアロハ、フェアリーランドポポ、フリースピリットカーメラ、ヘーゼルボイド、ミニパープル、ラブキャッスルハピネス、
カガリビドーン、サンライズドールアエカビーナス、スイートシュガー、ソフロレリアレイラ、フェアリーランドポポ、ヘーゼルボイドコシオサンフロラ、ミニパープル、ラブサオウンドパチパチ、ルビーラブ、








7前 スイートシュガー、チェリーソング、ワルケリンター、
インペリアルウイング、エンジェルキス、クリムゾンハートフレア、ソフロレリアレイラ、チェリーソングアルバ、ヘーゼルボイド、ミユキリトルキング、ラブキャッスルハピネス、リトルトシエイエローローズ、


キャンディータフト、クリエイション、ラブキャッスル、


コスモアロハ、カトリアンセドリスアンドバイロン、ナイスホリデイサントピア、ネトラシリファイングリーン、フリースピリット、ミニパープル、ラブノット、リトルトシエスワン、ルビーエース、

7後クリエイション、ハワイアンスプラッシュ、ラブノット、


クリエイション、



8前ミニパープル、



クリエイション、チェリーソング、


8後サンライズドール、



ロホxプミラ、



2015年経過
目次
新苗
一般
レリオカトレア コスモ・アロハ
ソフロカトレア フェアリーランド アン
Sc. Fairyland = C. Candy Tuft x Sc. Beaufort (1990) Registered by Dogashima

ソフロ系
ソフロレリオカトレア ラブ・キャッスル ハピネス
ソフロレリオカトレア クリムゾン・ハート フレア
ソフロレリオカトレア モーニング・グロウ ヒトミ
小型
ソフロレリオカトレア ルビー・ラブ
ポティナラ エンジェル・キス

ワルケリアナ系
レリオカトレア ミニ・パープル
 セルレア 2012年1月苗
レリオカトレア ラブ・ノット

ポティナラ(4属)
スイート・シュガー
フリー・スピリット
メモリアル・ゴールド

レリア系
ロホ
ナイス・ホリデイ・サントピア

以下は続きページ
(ロック)レリア系
レリオカトレア サクラ・キャンディー
ポティナラ ラブ・ラブ リッチ
ソフロレリオカトレア リトルキャンディー ‘キララ’

Pot. Love Passion = Pot. William Farrell x Lc. Trick or Treat (1990)

スプラッシュ
ソフロレリオカトレア ハワイアン・スプラッシュ レア

エピカトレア
ネトラシリ ファイン・グリーン
サイアム・ジェイド タイニー

以下は別ページ
代表種の以前からの経過続き2015年
一般
キャンディー・タフト
コスモ・アロハ
ソフロ系大型
ルビー・エース
ソフロレリオカトレア ラブ・キャッスル ハピネス
ワルケリアナ系
ミニ・パープル
ラブ・ノット
ポティナラ
メモリアル・ゴールド キャナリー
メモリアル・ゴールド リトル・ジアンテ
Potinara Sweet Sugar 'Miyuki' BM/JOGA ポティナラ スウィートシュガー ミユキ. 花の 幅約8.5cm、黄弁赤リップのミディカトレヤ。花保ち良く、低温でもよく育つ。通常1花茎2 〜3輪、主に冬咲き。
Pot. Sweet Sugar = Blc. Faye Miyamoto x Sc. Beaufort (1989) Registered by Sato, M.

スプラッシュ
ソフロレリオカトレア ハワイアン・スプラッシュ レア





新株2015年
春に洋ラン学園式の鹿沼土植えに植え替えて経過を見ます。
昨年入手して植え替えなかった鉢を含みます。
比較的大型で「洋ラン学園の有望株」、の色々なタイプの育ちやすさと咲きやすさを調べます。
花と親の系統(交配親の属)により幾つかのグループに分けてあります。
親が2属以上にまたがるものは特徴に着目して一方に入れてあります。

一般
典型的なカトレアで、狭い意味のカトレヤ属を親とするものが中心です。

レリオカトレア コスモ・アロハ
Lc. Cosmo-Aloha = Lc. Mini Purple x Lc. Angel Love (1997) Registered by Kokusai
Lc. Angel Love = Lc. Puppy Love x C. Angelwalker (1988) Registered by Kokusai
C. Angelwalker = C. Little Angel x C. walkeriana (1969) Registered by Jones & Scally
Lc. Puppy Love = C. Dubiosa x L. anceps (1970) Registered by Stewart Inc.
 C. Dubiosa = C. harrisoniana x C. trianaei (1890)
花径約8cm 不定期咲き ミニ
オーソドックスなラベンダーの花で濃色のリップの奥に黄色を彩ります。葉は横に広がらずコンパクトで、花首も長く仕立てがしやすい。開花期は主に冬ですが、比較的バラけて咲くので他の花と組み合わせが容易。歩留まりが良いので品種選定においてピンクの基本花になります  サトウ洋蘭園HPから
2015年春株
2015年↓
8月後半
春に入手した株を、世話せずに放っておいたらが大きくなっていました。コスモアロハは強健で1年型のために作落ちしにくく咲きやすいです。


右:実生からの株の生長、赤は脇芽

3月後半
新苗入手



ソフロカトレア フェアリーランド アン
Sc. Fairyland = C. Candy Tuft x Sc. Beaufort (1990) Registered by Dogashima

2014年↓
8月後半
6266 6270
 
開花
  

3月前半
鉢#1
開花
  


2014年↑

2013年↓
7月前半
鉢#1 鉢#2


2013年
2月

フェアリーランド ハラダ

2017年↓
2月初め
分岐株#71から冬芽の脇芽が出て長3.5幅0.75cm、バックバルブから出ている新芽は休眠中
開花株からはまだ出ません。

2017年↑

2016年↓
6月初め
開花株を入手、クリーム色に新弁は赤、小株の群生
2016年↑



ソフロ系
赤や朱色が鮮やかな種類で、ブラジルの寒冷地に育つ超小型のソフトニティスが親です。
超小型種は抵抗力が弱いので、大型種が安全です。

ソフロレリオカトレア クリムゾン・ハート フレア Slc. Crimson Heart 'Flare'

2017年
2月前半
冷害で親はほぼ枯れ、しっめは黒く枯れてしまいました。

一株開花済、1株開花中、1株シ-ス脇芽冬新芽2cm余り

2016年
9月初め
新芽はシースが出ています。根元からは次の夏新芽が出ています。


2月前半
開花株入手
  


ソフロレリオカトレア ラブ・キャッスル ハピネス
Slc. Love Castle = Sl. Psyche x Lc. Jose Dias Castro (1991)
Sl. Psyche = L. cinnabarina x Soph. coccinea (1902) コクシネア1代目
3月後半
開花株入手
草丈17.5cm、7本立ち(実生から)、開花中、ミズゴケ・素焼鉢植えで、水切れして葉にしわ

同種?

ソフロレリオカトレア モーニング・グロウ ヒトミ
Slc. Morning Glow = Slc. Naomi Kerns x Soph. coccinea (1984)
3月後半
新芽10cm超
 
2月前半
開花株入手

ソフロレリオカトレア サンライズ・ドール ’アエカ・ヴィーナス’
Slc. Sunrise Doll = Slc. Morning Glow x Slc. Seagulls Torch Song (1989) Registered by Yuhora, T. (Abiru's)

2013-2014年
2014年
3月前半
株#4にシース
根は元気です。
  

2月初め
4輪咲き、新芽#3には蕾
ペットボトルに植替え
  

2013年
1月後半
ミニカトレアの始め方レシピ
素焼鉢から抜いて、一回り広いペットボトルに移すだけ
開花中でも気にする必要はありません。
  

1月後半
開花株入手
素焼鉢・ミズゴケ植え、2本立ち+新芽の有望株、株#2は2輪開花、蕾2個
 


種不詳
2015年
4月初
花更が伸び長さ3cm

2014年
入手、バーク植え、陶器入り、透明軟質ポリポット


ソフロ系小型
超小型で寒冷地に生えるソフロニティスの性質が濃い種類で、暑さ寒さや乾燥に対する抵抗力が弱い傾向があります。

ソフロレリオカトレア ルビー・ラブ
Slc.Ruby Love (Lc.Mini Purple x Sl.Psyche)
Sl. Psyche = L. cinnabarina x Soph. coccinea (1902) コクシネア1代目
小型で寒さに強い人気品種。 年に2〜3 回開花する。 草丈15cm程度
3月後半
草丈8.5cmと小さい、6本立ち、ミズゴケ・素焼鉢植えで、水切れして葉にしわ
3月後半
、ミズゴケ・素焼鉢植えで、水切れして葉にしわ
 

ポティナラ エンジェル・キス
Pot.Angel Kiss = Blc. Love Sound x S. coccinea            
Blc. Love Sound = L. briegeri x Blc. Bouton D'Or (1987) Registered by Dogashima
C. dowiana, B. digbyana;L. briegeriの血を引く山吹色の美花、夏咲など
花径約8cm 冬咲き ミニ
形の良い丸弁でフラットな展開なミニカトレア。色彩は鮮やかな目立つオレンジ赤色で、大変コンパクトな木姿に対して大振りな花を咲かせます。 サトウ洋蘭園HPから
3月後半

2015年
3月後半
植え替えせずに1年経過
 

2014年
入手

小さいミニカトレア
Slc. Wendy's Valentine? ソフロ系・ミディー
Slc. Wendy's Valentine = Sl. Jinn x Slc. Paprika (1979)
 Sl. Jinn = Soph. coccinea x L. milleri 1966


2015年

4月初
休眠中

2014年
3月後半
開花株入手
バーク植え、植え替えせず
 


ワルケリアナ系
小型で花の咲き方が特殊なワルケリアナが親です。半年型なので作落ちに注意が必要です、
レリオカトレア ミニ・パープル 
リトル・プリンセス
Lc. Mini Purple = L. pumila x C. walkeriana (1965) Registered by Yamada, Rev. M. ワルケリアナ1代目
2016年
9月初め
新芽の葉の中にらしいものが見えます。ミニパープルの売られている苗の中では大きい方なので育てやすく咲きやすいようです。
開花親株と新芽の根元から太くて長い気根がミズゴケに伸びています。
新芽の出る方向は交互に蛇行しています。


2015年
3月後半
草丈16.5cmでミニ・パープルとしては大型、6本立ち、開花中、ミズゴケ・素焼鉢植えで、水切れして葉にしわ
葉に萎れ
薄桃、唇弁先紫桃、喉薄黄

2015年
3月25日
開花株入手


ミニ・パープル 無名
濃暗紫桃、リップ濃暗赤紫
大株
開花株#6
  
3月後半
開花株入手


ミニ・パープル セルレア
2012年1月29日入手
7株立ち、
ミニ・パープル セルレア
2012年1月入手、7株立ち丈最長13.5cmバルブ高最大8cm幅最大1.3cm
2012年夏から夏と冬の半年ごとに子芽が出て、13年は夏の終わりに開花、14年は遅れて11月にがまた大きくなっています。
13年7月前半夏新芽#8丈10cmバルブシース内高2.5cm幅0.8cm葉長7.5cm幅1.2cmに、8月前半蕾1.8cm
14年8月前半に出た夏新芽#10丈13cmバルブ高3.3cm幅0.85cm葉長8.5cm幅2.3cmに11月前半蕾、直ぐに開花NS5.4cm
株が十分に大きくなると期が定まらずに咲くのを不定期咲と呼びます。

経過表作成2019/03/08
p.13
株#年月日バルブ長葉長シース花茎

12012/01/2912.52.51.3
10.52.7





22012/01/2916.55.51
113





32012/01/291450.8
5.5
9.5
2.8
3






42012/01/291981
122.7





52012/01/29145.51.3
9.53.5



















-42012/01/291331.3
8.53





-52012/01/2913.56.50.8
71.7V
2.5+3
花跡2















322012/10/1412curve51
8.53.5






11/14125.51.1
93.5



















62012/06/302.5
0.6







夏芽

07/318.5
1









08/2813.53.50.8
101.5H






09/1616ccurve4.50.8
112.4V






09/29165.51
112.8V






10/141651.10.9112.8V






11/141651.31.1113






11/27




3.1V






12/12

1.3









12/27

1.3






















72012/12/270.5









冬芽

2013/01/071.1











01/241
0.8









03/318.62.50.5
61.3






07/10
20.4









08/22

























82013/07/102
0.4







夏芽

08/2210curve2.50.5
61.3

1.8


10/08114.51
8.52V



















92014/02/120.7









冬芽

03/101
0.35









08/1414.55.51
93.5



















102014/08/141.5
0.5







夏芽

11/0813curv3.30.85
8.53V5
4.3〇幅5.4cm


2015/03/1813curv5.50.9
92.7


花梗跡2.2cm

















2015年↓
11月前半

3月後半
夏新芽#10丈13cmバルブ高5.5cm幅0.9cm葉長9cm幅2.7cm

2015年↑

2014年↓
11月前半

2012年夏から夏と冬の半年ごとに子芽が出て、14年11月にがまた大きくなっています。
やや作落ちしていましたが回復してきました。
8月前半に出た夏新芽#10丈13cmバルブ高3.3cm幅0.85cm葉長8.5cm幅2.3cmに蕾、直ぐに開花NS5.4cm


2014年
2月後半
冬新芽#9、丈0.7cm



開花

8月前半
冬新芽#9、丈14.5cmバルブ高5.5cm幅1cm葉長9cm幅3.5cm
脇芽の夏新芽#10丈1.5cm幅0.5cm

3月前半
冬新芽#9、丈1cm幅0.35cm



2月後半
冬新芽#9、丈0.7cm

2014年↑

2013年↓
10月前半
夏新芽#8丈11cmバルブ高4.5cm幅1cm葉長8.5cm幅2cm

8月後半
7月前半夏新芽#8丈10cmバルブシース内高2.5cm幅0.8cm葉長7.5cm幅1.2cmに1.8cm



7月前半
夏新芽#8、丈2cm幅0.4cm

5月前半
ミニ・パープル 'セルレア'
逆さペットボトル、ミズゴケ植え。ミズゴケを全部取り除き、新根は長く伸びて元気です
   


2013年↑

2012年↓
2月、花の終わり


2012年1月29日入手

2012年↑

休眠中


ポティナラ
4属の属間交配種で、原種からの代数が多いため、特定の原種の傾向がありません。
沢山出回っていますが、細茎で中型で、半年ごとに古株からも活発に芽ぶきして群生することが多く、徐々に小さくなりやや作落ちしやすいです。
近年は大型のものが増えているので、そういうタイプを選ぶと育ちやすく咲きやすいと思います。

黄色、
Potinara Free Spirit 'Lana'
小型ですが、それほど沢山芽が出ないため、やや作落ちするものの、花が着きます。2015.9.4
2017年↓
2月初め
株#1' 丈曲がり23.5バルブ9x0.95cm葉16x4.1cmシース4.8x1.1cm、冬芽2.2x0.6cm
株#A 丈16.5バルブ5.5x0.9cm葉12x2.9cm、伸び
株#I 丈19.5バルブ6.8x1cm葉13.5x2.9cm、伸び

2017年↑

2016年↓
9月初め
株#1' 丈曲がり21.5バルブ内5x0.9cm葉15.5x3.9cmシース3cm
株#A 丈10.5バルブ未葉4.5x1.7cm

参考、フリー・スピリット ラナ 2012



ポティナラ スウィートシュガー ミユキ
Potinara Sweet Sugar 'Miyuki' BM/JOGA . 花の 幅約8.5cm、黄弁赤リップのミディカトレヤ。花保ち良く、低温でもよく育つ。通常1花茎2 〜3輪、主に冬咲き。
Pot. Sweet Sugar = Blc. Faye Miyamoto x Sc. Beaufort (1989) Registered by Sato, M.
2017年↓
2月初め
新芽は曲がった丈が15cm前後と8cm余りですが、シースが出来ています。長さ4.8cm幅1cm前後で昨年の秋から変わりません。

1月前半
開花株を入手、開花株#6丈曲がり25cm茎バルブ10.5x1.3cm単葉19x3.7cm。
休眠中

2017年↑




セミイエロー(黄色・唇弁赤)
ポティナラ スイート・シュガー?

2014年
3月後半
株入手
花、病気
 


種名不詳

セミアルバ(白・唇弁赤)、

2014年
3月後半
株入手
細バルブが群生して、古株から新芽が出ているので、ポティナラだと思われます。
  

参考
13年2月入手
インペリアルチャーム サトウ? Lc.Inperial Charm `Sato'  BM/JOGA Lc Pri Pri x Lc Imperial Wings
Lc. Imperial Charm = Lc. Pri Pri x Lc. Imperial Wings (2002) Registered by Sato. Orch. L. pumila 50%






(ロック)レリア系
カトレアが花粉塊が4個なのに対して、8個のレリアを親とするものです。花は殆どカトレヤと変わらないものもあります。
ブラジル産には岩地に生えるロックレリアがあり、中には花に光沢があるものがあります。

Lc. Imperial Wings ('Noble') = L. pumila x Lc. Stephen-Zuiho (1993) Registered by Sato, M.
 Lc.Stephen-Zuiho (Lc.Zuiho x Lc.Stephen Oliver Fouraker)
Lc. Stephen Oliver Fouraker = Lc. Pegi Mayne x C. Enid (1961) Registered by Fouraker, S. (Lines's)


レリオカトレア サクラ・キャンディー
Lc. Sakura Candy = L. Starry Sky x C. Candy Tuft (1991) Registered by Iwama
L. Starry Sky = L. rupestris x L. pumila (1984)
P16
9月初め
新芽が伸びて約15cm



4月初め
開花済株入手

ポティナラ ラブ・ラブ リッチ

Lc.Love Love ‘Rich’
(Pot. Love Passion x Blc. Love Sound)       
花径約7cm 冬咲き ミニ
鮮黄色で星形の花弁にリップは赤味のあるエンジ色。同種の中では小柄で、幅を取りません。冬咲き多花性の小型鉢物種。 サトウ洋蘭園HPから
この系統はやや太胴です。
2013年3月2鉢入手-2017年(2015)、
2017年↓
2月初め
新芽は曲がった丈が15cm前後と8cm余りですが、シースが出来ています。長さ4.8cm幅1cm前後で昨年の秋から変わりません。

鉢#1
子株#8は秋より伸びて丈20バルブ5.5x1.15は休眠中、親の#7丈17バルブ5.5x1単葉11cm9月シースより大きくなりました。

2017年↑

2016年↓
9月初め
新芽は小さく、曲がった丈が15cm前後と10cmと8cm余りで、大きい株だけにシースが出来ています。

2016年↑

2015年
9月初め
新芽は小さく15cm余りですが、シースが出来ています。


3月後半
昨年入手し、ミズゴケ植えを鉢から抜いて、ペットボトルに移したものを、雨ざらしにしてきました。
新芽#6にシース

2015年↑

2014年
3月後半
入手
脇芽#5が大きくなって、シースらしき物が覗き始めている有望株
  


Potinara Love Passion x Blc. Malworth
桜井農園
Pot. Love Passion = Pot. William Farrell x Lc. Trick or Treat (1990)


Pot. William Farrell

L. cinnabarina
Pot. Love Passion

1980

L. Icarus

1990


1902

L. flava

Lc. Trick or Treat

1973


C. aurantiaca

Lc. Chit Chat


L. cinnabarina
1965

L. Coronet

1902

L. harpophylla

■Rlc. Malworth‘Orchidglade’FCC/AOS, AM/JOS
リンコレリオカトレヤ マルウォース‘オーキッドグレイド’
(C. Charlesworthii x Rlc. Malvern (01/01/1963))
・C. Charlesworthii = C. dowiana x L. cinnabarina (01/01/1900)
・Rlc. Malvern = Rlc. The Baroness x C. Canberra (01/01/1943)

2017年↓
2月初め
開花株の根元のシースの中に冬新芽ができています。長さ1x幅0.5cm。


2017年↑

2016年
暮れに開花株を入手、太胴大株
スターピンク
Lc. Star Pink カトレヤ・ルペストリス/ Cattleya rupestris(syn. Laelia crispata, commonly known by the synonym Laelia flava)の交配(五島園芸)
ロックレリア ピンクの多花性花、秋咲

2017年↓
2月初め
秋咲で鉢#1は子株#43が休眠中、鉢#2も休眠中です。


2017年↑

2016年↓
11月前半
開花株を入手、秋咲。

2016年↑





ナイスホリデイ サントピア
冬に新芽が出て、新株からは新絵が出ます。
Lc.「マリーズソング」にL.「フラビナ」を交配1994
ナイスホリデイ サントピア
,草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は広線形,横断面は楕円形,高さは5.1 〜10cm,長径は2.1 〜3.0cm ,短径は1.1 〜2.0cm である。葉は全体の形は長楕円状披針形,先端は突形,葉数は1枚,長さは15〜20cm,幅は4.1 〜6.0cm ,向きは斜上,ねじれは無,色は緑である。花序は総状,1花茎の花数は3〜5,花型は抱え・平咲,横径及び縦径は61〜90mmである。

2017年↓
2月初め
2016年新株
子株#6は丈18cmバルブ6cmに伸びました。太い新根が伸びています。
開花株#5から冬芽#51が出て伸び始めました。分岐株の始まり。
古株
子株は小さいです。丈8cmバルブ4x0.6cm葉は冷害で枯れ、寒さに弱いようです。休眠中

2017年↑

2016年↓
9月初め
新芽#6丈11cm、バルブシース内長2幅0.7cm。

6月前半
新株入手

2016年↑


開花株を入手して半年後に咲く
洋ランの交配種は親が例えば冬咲と夏咲だと、半年ごとに新芽が出て咲くようになります。
但し、新芽の生育期間が短いため、新芽が小さくて咲かなかったり、作落ちしやすいという問題があります。

ミニカトレアは複雑な交配がされているので、このような種類が多いです。
エピカトレア
小輪を沢山咲かせる花物のエピデンドラムの近縁種を親とするものです。

Epc.ネトラシリ ファイン・グリーン

Ctyh. Netrasiri Fine-Green (C. Baby Kay x Ctyh. Vienna Woods)
カトレシア ネトラシリ ファイン グリーン
C. Baby Kay = C. bicolor x C. luteora 1963
Epc. Vienna Woods = C. guttata x Epi. marie 1961
緑に白リップ、先端部に紅紫色を彩る。清楚で可愛らしい小型カトレヤ。花径約7cm、主として春〜夏、不定期にも咲く。
参考、yorantaroさんから
夏・冬咲
家庭で、温室なしでは、秋に芽が出て、冬も少しずつ生長、春にシースが出て、夏の初めに開花
秋芽では生育期間が不足して作落ちしやすい
冬の終わりから温度を高めにして生長を促進すると夏の初めに芽が出る


2015年
10月初
夏新芽が草丈がわずかに伸びバルブが現れて、シース6cmの中の蕾が大きく

2015年↑

2014年↓
9月前半
7月に出たと思われる夏新芽が親株に近い草丈とバルブ(まだシースに覆われたまま)の大きさに、シース6cm

3月後半
株入手


2014年↑



古株

2015年
8月後半
放っておいた鉢に花が咲きました。





2015年3月

2015年
3月末