洋ラン学園
洋ラン大学院
難しい種類の育て方と咲かせ方
まえがき2013秋
洋ラン学園の標準的方法で、市販の洋ランの大部分は良く育って咲きます。
その中で、やや育ちにくかったり咲きにくい種類があります。その育て方や咲かせ方を問題別に検討していきます。
初めに2013秋
問題別に取り上げます。上ほど易しく、下ほど難しいです。
目次
まえがき2013秋
初めに2013秋
作落ちしやすい種類−(3)芽ぶきの悪い種類−デンドロキラム・大明石斛
作落ちしやすい種類−(2)多年型−パフィオペディルム大明石斛・グラマトフィラム
作落ちしやすい種類−(1)半年型
植替えに弱い種類−セロジネ−植替えでなく鉢増し
低温期の雨に弱い種類−コチョウラン・パフィオペディルム薄葉種−雨除け
乾燥に弱い種類−薄葉種・小型種−デンドロキラム・デンファレ・エピデンドラム・フォーミディブル・石斛など−水切れ防止・保湿
寒さに弱い種類−グラマトフィラム・熱帯産種カトレヤ・パフィオ−冬知らず
根腐れしやすい種類−単茎種・バンダ−根を薄着・バンダロールとバスケットで保湿
高温に弱い種類−高山産の山野草・マスデバリア・ミルトニア・リカステ・オドントグロッサム・ソフロニティスコクシネアなど−洋ラン学園ではとりあげません
旧版
旧版
育てにくい種類−バンダ
初めに
バンダは、バスケット植えで根をむき出しにして育てるのが普通です。このため、毎日根を湿らせる必要があり、趣味でない園芸では世話がしきれません。「洋ラン学園」では、バンダ・ロールを開発し、対策に勤めていますが、まだ研究途上です。しかし、バンダ族は洋ランの中心的メンバーなので、とりあげることにし、大学院で検討します。
詳しいことは「バンダのページ」にあります。
咲きにくい種類−大明石斛(タイミンセッコク)とグラマトフィラム
初めに
「洋ラン学園」では、園芸店で手に入る大部分のランの咲かせ方を公開済です。まだ、大明石斛とグラマトフィラムだけは咲かせたことがありません。これらに共通するのは「大型で咲かせるまでに何年もかかる」ことのようです。その反面、一度咲いた新芽にはその後も咲く性質があるようです。まずは開花株を入手して、翌年の「お土産花」に期待しながら、新芽を元気に大きく保つのが良さそうです。
検討中の経過を紹介します。「大明石斛」か「グラマトフィラム」のページにあります。
作落ちの原因と対策−毎年咲かせる、続けるの最大の問題
初めに
洋ランを育てていても全然咲かないことがあります。大抵初めのころより株が小さくなっています。「毎年咲かせる、続けるの最大の問題」と言えるでしょう。
作落ちの原因
作落ちの原因と対策を系統的に考えたものは見られません。以下のような色々な場合があり、それぞれ、対策が考えられます。
| 原因 | 洋ラン学園の対策 |
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| 根腐れ |
ミズゴケ植えをやめる・スリット鉢
根を薄着の安全植え・透明ポットで中を見て水やり
低温期は鉢の保温
冬知らずで冬の根腐れ絶滅 |
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| 親株が小さい |
大株の入手
大株・群生株作り/株分けは避ける |
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| 鉢が小さく水不足 |
根を薄着の安全植えで鉢を大きめに
夏は水やり多めで水切れ防止 |
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| 芽欠きをしないで養分分散 | シンビ・キンギなどは芽欠きを |
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| 半年型で生育不足 |
慣れないうちは半年型は避けるか待つ
冬知らずで春の芽出しを早く(夏咲)
夏は水やり多め(冬咲) |
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細茎薄葉種の咲かせ方
デンドロビウムが咲きにくかったり、デンファレや石斛の古株の葉が無くなったり、フォーミディブルが二回咲きしてくれないのは、他のバルブがあったり葉が大きくて厚い種類と同じように乾燥させすぎているためではないかと考えました。デンドロビウムの下垂種やエピデンドラムも同様で、バンダの落葉も関係あるかもしれません。
そこ
2013.12.8 難しい種類の育て方と咲かせ方を大学院ファイルから分離、問題別目次、旧版再掲