大輪コチョウランの助け方、育て方、咲かせ方Q&A

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初めに
洋ラン学園式の育て方をグループごとに詳しくQ&A形式で紹介しています。
2022/10/04

Qいただいたコチョウランが枯れかけています。助けたいのですが。
A枯れるのはあなたのせいではありません。鉢植えでは根が窒息しやすいのです。

A立派に咲いているコチョウランも根が枯れかけていることが良くあります。
特に冬の鉢は、咲かせるために夏に冷房して根を傷めている場合があり、さらに元来空中でむき出しの根を冷たくて湿った鉢に入れているため腐りやすいのです。

Qどうしたら助けられますか
A元気な根を残して、その根だけが入るペットボトルに入れて、隙間にミズゴケをゆるく詰めて、回復させます。

Q元気な根とは
Aミズゴケを全部取り除きます。元気な根は太くて丸くやや艶があります。根元でミズゴケから出ていた処は緑がかっています。
ミズゴケの中では白いです。
一方、茶色っぽくてしなびているのはほぼ枯れています。これは取り除きます。

Qどのように植えたら良いですか。
A根が少なければ、植わっていたポリエチレンポットと同じ太さの直径9pのペットボトルに入れます。2リットルの水用の角瓶より小さな物が良いでしょう。
広がった根をすぼめて入れます
外から見えるよう、根の内側にミズゴケをふわりと詰めます。
植わっていたミズゴケが固まっていなければほぐしてつかえます。

Q世話はどうしたらよいですか?
A暖かい場所でミズゴケが少しだけ湿った状態を保つようにします。
直射日光は葉が日焼けするので厳禁です。霧吹きでミズゴケを湿らせるのが良いでしょう。
全体を少し湿らせ、数日たってほぼ乾いたらまた湿らせます。

Qどんな様子でしょうか
A根が水を吸い出すと、葉の萎れが減ってきます。うまく行くと葉に艶が出てきます。
上の方の新しい葉3,4枚の他は、古くて枯れた根から吸水しているため水の吸い方が十分でないので枯れます。
根の方は、初めは元気はありませんが、その内やや艶が出てきます。


A元気になると先に根冠ができ伸び始めます。