洋ラン学園
パフィオペディルム(パフィオペディラム)・フラグミペディウムの育て方と咲かせ方
単茎種のような複茎種

2020年版
初めに
2019年は引き続き他の種類と同様に「育てやすく咲き易い大株・群生株作り」を検討します。
雨ざらしを夏以外に避けたため、病気がさらに減りました。
秋に古葉の落葉がありました。古くからの根が根腐れしたためのようです。
そこで2020年は初心に帰ってペットボトル植えを増やして、その様子を調べてみます。2020/02/08

洋ラン学園 21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方トップページへ戻る
今月の洋ラン(洋ラン24節気)最新
パフィオペディルム表紙
フラグミペディウム


2020年まで
亜属別

2020年↓
2月
デレナティーなどを、鹿沼土などからミズゴケに変えて、ペットボトルに引っ越し


ベラチュラムその他を鹿沼土植えやバーク植えのまま、ペットボトルに引っ越し

2020年↑



2019年版
初めに
2018年は丈夫な大型種の大株が増えて、日陰が確保できるようになったためもあり、育てやすくなりました。
これまでは小型の薄葉種で雨ざらしにより落葉する事が多かったです。
またベラチュラムは周年室内で育て、花が咲きました。
そこで2019年は引き続き他の種類と同様に「育てやすく咲き易い大株・群生株作り」を検討します。
以前からの生長の様子を表にまとめます。2019/02/07


2018年版
初めに2018/08/03
洋ラン学園式の有望株を入手し、直ぐに浅広底穴鉢に鹿沼土で重ね着鉢増しする方法を取っています。
パフィオと近縁の国内産のアツモリソウなどは鹿沼土植が行われています。
パフィオは咲くまでに2年以上かかるため、咲くまでは植え替えないということです。
今年は最貴重種のベラチュラムの鉢をいただいたのでその経過を中心に示します。





パフィオペディルム亜属

緑葉整形大輪種
大株作り
初めに

白花不詳
2018年に開花後に脇芽が出たとすると、1年で5枚出たことになります。
1年経って最大の葉は開花株に近付きました。
株#日付基厚12345678

119/02/061650.85--3= 16
4.1
16
4.7
4 花茎
13x0.45


















219/02/0613.550.751.52.8 6
2V
13
3
10
3



































1119/02/061.22
1.50.6






































2019/02/06表作成開始





2019年
2/25入手
Paph. Enzan Super Red x Goultenianum 980705
Paphiopedilum Goultenianum 1894 - synonym hybrid = Paphiopedilum Moussetianum
Paphiopedilum Moussetianum Mantin 1894 - registered (RHS) Paphiopedilum callosum × Paphiopedilum superbiens

株#日付全幅基厚
12345678

花茎花梗花幅


119/02/2521



1= 13
3.5
19
3.3
21
4.7
20
5
16
4.2
5
1.3


33
0.35
7
0.55
5
























219/02/258


11.52.2 5.5
1.8V
3.3
1.7H












4/1111
0.4

1.5 2.2
1H
7
2.5
7.5
2H












8/1118


-1.53 8.5
2
16
3.3
15
3.1











9/2821270.6


3 9
2.3
17
3.9
18
3.6
7
1.8H










10/12
32



3.2 9.2
2.3
16
4
18
3.7
8.5
2.5V































39/282.5


0.72












秋芽

10/122.2


0.720.7





































































































2019/10/12表作成開始



2018年
研究用にいただいた苗
株#日付全幅基厚
12345678

花茎花梗花幅


118/01/8















5?



19/2/6



--3= 16
4.1
16
4.7
4










19/8/1115.5


---
15.5
4.5

































219/2/6

0.75
1.5 2
0.8
6
2V
13
3.3
10
3












4/11

1



13
3.3
13.5
3.1
4.3
1.3H











8/1115
0.85


5.5 14
3.5
15
3.3
11.5
3
2.5









9/28








11
3.1
6.8
2.5










10/12
220.7



-
12
3.2
7.5
2.8V


































































































2019/10/12表作成開始

1月
入手、モスバーク植え
モスバークを除いて植え替え
    

  








不明OS1593
広厚葉



基厚123456789101112
開花株15/09/2125
1.3

1= 22
4.4
21.5
4.5
24
4.5
22.2
4.8
21
4.4
花茎跡
10




















子#215/09/213050.92.58 18
4
24.5
4.5
24
4








16/02/21






25
4
16.5
4
23
4.3






















孫#315/09/2132
1.524.5722 25.5
4.5
11
2.8V







16/02/2129.5




22
4
26
4.8
13
3.5


花茎跡
15




19/01/27





20 16cut
3.7
21.5cut
3.5
20
2.3






02/22































#415/09/214

22.21.5









16/02/219

236.55








19/01/2718

25 11
2.3V
17
3.1V
12
2.8V
10
2.7V







02/22

0.9

=2 16cut
3.5
21cut
3.5
20.5
3.4







04/11休み






























#3119/01/275

1.5 4.5
1.5V
1.5

























#519/04/1117
1




12
2.8
13
3.2






















3619/01/273.5

1.32









#619/02/223.5

1.5 4.5
1.5V
1.5









19/04/113.5


2.2
0.5H



























#4119/04/1115
0.712 6
1.8
11.5
2.1
















































斑入り葉小型群生種



不明小型種




モーディエ系

Paph. Enzan Super Red x Goultenianum 980705
Paphiopedilum Goultenianum 1894 - synonym hybrid = Paphiopedilum Moussetianum
Paphiopedilum Moussetianum Mantin 1894 - registered (RHS) Paphiopedilum callosum × Paphiopedilum superbiens
Paphiopedilum Enzan Super Red Mukoyama 2008 - registered (RHS) Paphiopedilum Hamana Wave × Paphiopedilum Impulse
Paphiopedilum Hamana Wave Saeki Nurs. 1991 - registered (RHS) Paphiopedilum Maudiae × Paphiopedilum Joanne's Wine
Paphiopedilum Maudiae Charlesworth Ltd. 1900 - registered (RHS) Paphiopedilum callosum × Paphiopedilum lawrenceanum
2019入手
表作成2019/04/13
年月日葉数基厚12345678910

119/02/2521




1= 13
3.5
19
3.3
21
4.7
20
5
16
4.2
5
1.3


花茎33x0.35
花幅5長11.5


















219/02/258

11.52.2 5.5
1.8v
3.3
1.7H









04/1111
0.4
1.5 2.2
1H
7
2.5
7.5
2H



































































































2008-11


葉数基厚12345678


鉢#1






























株#22008/118.3






3





2008/1210.2






6





2009/0112






7.6





2009/0721













2009/1025













2009/1225













2010/01














2010/07206



1420211882


2010/11
7



142021201013.55.5

2011/01












シース

2011/0322.5







10.55.5



2011/08
6



142021201013.513
















鉢#5































































2011/01












シース

















2019/02/09表作成

2008年
11月入手


多輪性種
初めに
パフィオペディルムは6亜属に分けられます。その内、園芸店で普通に見られるのは殆どパフィオペディルム亜属とシグマトペタラム亜属だけで、多輪咲のポリアンタ亜属と小型のベラチュラム亜属は手に入りにくいです。
今年初めに多輪咲の種類を日本パフィオペディルム研究会の石橋さんから分けていただき実験できることになりました。2016.10.31



W. R. Lee 'Lord Derby' AM/AOS S/CSA

2019/01後半入手、9cm軟質ポリポット、バーク+鹿沼土

123456789101112
19/01


22
4V
22
3.3V
21
4.3V
18.5
3.9
14
3.9v
内3






























































































AJOS3月 例会入賞花 (2010.3.14 於 トリトンZタワー)
4467 Paph. W. R. Lee 'Lord Derby' H.C.C. 77 pts.(rothschildianum x superbiens)
出品者 石橋 洋二郎 Yojiro Ishibashi
N.S. 12.7 x 11.8 D.S. 5.8 x 7.1 V.S. 3.2 x 5.7 P. 1.6 x 11.3 L. 2.4 x 7.3
全高56.5、花茎長35.0、株幅49.0cm。1花茎 2輪咲き。
W. R. Lee 'Lord Derby' は往年の銘花で、AOS等でAM入賞の実績がありますが現時点ではAMに届かず77pts. となりました




パルヴィセパルム亜属
デレナティー

初めに
斑入りやや厚葉で小型の熱帯産の原種です。単株で開花年齢に達したばかりの株が普通です。
脇芽の付いた有望株なら何年もかからず咲くでしょう。
2016年
初めに
熱帯産のために弱らせてばかりいます。
また市販の苗は大半が単株で、再び咲くまでに数年かかりそうです。
今年も子株付きの名が手に入ったので再挑戦します。
新株

2019年
初めに
冷害などに遭いながら、落葉や日焼けは無く少しずつ葉が増え大きくなっています。
今年はずっと室内で育ててみようと思います。2019/01/24
新株
洋ラン学園が開花の目安にしている8枚に近い大きさの開花株です。脇芽は小ぶりで4枚以下で大きさも半分以下なので咲くまでに2-3年はかかりそうです。2019/02/25


年月日全幅123456789101112
古株#02019/02/26
17


1=4 8.5
2.5
9.8
3.7
8.2
3.1
8.5
4
6
3
花茎跡


開花株#12019/02/26
11.5
1.5- 4.8
2.5
8
3.6
9
3.9
5.2
2.5v
1.2 花茎
22x0.35
花梗7.5花8.2

#22019/02/26
5.1
20.5- 3
1.1
2.5
1.7

























#012019/02/26
4.3
0.8
0.4
2.2
1.1
3.4
1.5
2.2
1.3









4/116.2

2.5 3.5
1.5
4.5
1.5V










8/107.5

1.52 4
0.7
5
1.5V









9/288.8



4.5
1.3










10/1279
3 3.5
1.5
5.5
1.5
6
1.7
4.5
1
0.5






2020/01/11







5.5
1.3
0.5





5/22







6.2
1.5
7
1.8
0.5




7/19
10.5





7
1.6
7.7
1.9
4.5
2





















#022019/02/26















4/111

2.5











8/1082
2 3.5
1.5
6
1.5
1.5








9/289.5
0.65

6
2
8.2
2.4
2.5







10/12148.70.6

6
1.7
8
2.5
5.5
1.5








12/12






9
2.6
0.5






2020/02/02






10.5
2.65
4






2020/05/22







12
3
1.5





7/19






11.5
3
12.5
3
7
2.6







































#32019/02/26
5
20.5 3
1.1
2.5
1.7
0.7







4/11
6


3.5
1.1
3.5
1.2
2.3
0.7V








8/10
5
0.3

3.53.53.53.51




9/287



3.5
1

3.2
1.2
313.50.92.80.5



10/126.26.7


3.7
1
3.7
1.2
3.5
1
3
0.8
2.5
0.7
0.4




















#-12019/02/261.5

0.6
0.5
1.8
0.8
0.2
-










4/113.3

1
0.4
2.2
0.8
1.7
0.35V










8/104.5

12.53.53.51







10/1256.2













12/296.5






0.5






2020/02/02
9.5













06/08






4.5
1.3
6
1.5
1





07/19
10




4.5
1.4
6.5
1.6
3.5
1.3























年月日全幅123456789101112
表作成2019年2月26日
2019年
1月後半
室内に入れました。
最後の葉は9枚目くらいのようです。
年内に2枚ほど出て最大で10cn位になると花茎が出てくるのではないでしょうか。

1月前半
軒下のプラスチックケースに入れています。最低は-1℃ですが、熱帯産で寒さに弱いはずなのに元気で新葉が出てきました。

2018年


2016年
12月前半
脇芽の葉は6枚あり有望株の方です。開花親株の本来の枚数は古小葉が無いので分かりませんが、脇芽から考えても十数枚はありそうです。
小株の新葉は少しずつ伸び続けています。ずっと深軒下で、日向に出す日以外は日も雨も当たらずでした。最低気温が零下になってから夜屋内に取り込みました。


10月末
新株の入手、脇芽がついた有望株です。開花株は最も小さい葉が4枚目程度に相当するので12枚目位で咲いたことになりそうです。
次の脇芽はもう少し早く、他の種の例の8枚目に近いと良いのですが。



2016年↓
2月後半
開花後などで徐々に大きくなっています。
#0S1593
株#3開花、
秋新芽#4丈9cm葉1-2, 2-3, 3-6.5, 4-5cm(9月後半丈4cm葉3枚)

2016年↑

2015年↓
9月後半
新株を入手してから、植え替えをせず、建物の北壁沿いや西向きの深軒下などで直射日光を避け、雨の多い時期には雨を避けて、植え替えせず、なるべく水切れしないようにして夏を過ごしました。
一部の鉢にシースが出てきました。



1-5月
新株の入手
大型の緑葉の整形種や、薄い斑入りの種類や、熱帯産の斑入り厚葉のデレナティーなどの新株を入手しました。
大半が数株立ちの群生鉢で、大きな脇芽が着いています。
パフィオペディルムは、新芽が翌年に咲くことはまれで、2-3年かけて「洋ラン学園の目安では葉が8枚になると咲く」です。
従って今年葉が2-3枚出ることを期待すると、脇芽は葉が6枚以上必要です。
2015年↑