洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に

洋ラン12か月(24節気)-今節の洋ラン−半月ごと
2019年12月

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今節(今月)の洋ラン・洋蘭24節気・最新




12月

初めに
12月前半はまだそれほど寒くない日もありますが、カレンダーに合わせて冬として話を進めます。
今年は例年より寒いので、寒さに弱い種類は11月から屋内や室内に移動しています。
寒さで直接痛むのは霜の害です。屋外では最低気温が3℃を下回ると霜に遭いますが、軒下では大丈夫です。
寒さそのものでは一部の種類を除いては零下2-3℃までは急性の害が出ることはありません。
今年は既に11月に何度か零下になっています。
例年通り12月は軒下で過ごせるでしょうか。
特に寒い日のみ屋内に入れようと思います。2017.12.7
12月前半は秋の終わりと考えています。
温室を使わない洋ラン学園では、霜が降る前は大多数の鉢はまだ屋外に置いています。日焼けしやすい種類以外は全て南の日当たりの良い場所です。
昼の日射と高温は室内よりも好条件で株の充実に欠かせません。2016.12.3
12月後半は冬の初めとしています。屋内への移動を本格化します。2018
この冬は昼の10℃未満、夜の5℃未満を警戒水準としてみます。
昨年の例では、夜は大半が5℃未満でした。昼の10℃未満は中旬から本格化するようです。
シンビ、デンドロや和蘭の古苗の他は昼の陽だまりも取りやめ昼に10℃以上にならなくて夜に5℃未満なら屋内か軒下のまま
冬知らず
今年は10月からグラマトフィラム、11月からコチョウラン、パフィオ、など高温性や冬に生長する種類を室内に入れ、10℃以下の寒さに余り遭わせていません。
そこで温室栽培に近い近い状態を保っています。
冬越しでなく冬知らずです。2019/12/01


気象
2018年
12月4日は記録的な暑さになりました。11月末の予想では東京と大阪で21℃と予想されていましたがその通りとなり、福岡や松山では25℃となって12月としては初めての夏日です。
偏西風の蛇行が北に寄っているのが直接の原因のようです。
霜予報
yahooの霜予報が2018年11月で無くなってしまいました。
気象協会の霜確率では、今年の都心はまだ霜予報が無いようです。
庭のぎぼうしはとっくに黄色になっています。2018/12/04
木枯らし
今年は東京と大阪の木枯らし1号の発表がありませんでした。
木枯らしは11月いっぱいしか考えられていません
温暖化で気候が後にずれているので実態に合わないと考えられます。
2017年
12.16 今年最初の霜予報、今年初めて南庭の地面に霜と霜柱を確認


南岸低気圧、ウィキペディア
南岸低気圧(なんがんていきあつ)とは、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のこと[1][2]。冬から春(概ね毎年1月から4月にかけて)にかけてよく発生する。暖気を運んでくる日本海低気圧とは対照的に、日本に寒気を運ぶことが多い[2]。また、日本列島の太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多く、特に東京を含む関東地方南部における大雪のほとんどは南岸低気圧によるものと言われている[2]。
概要
厳密には、四国沖や東海沖、東シナ海などで発生して、日本の南岸を沿うように東北東の方向に進む低気圧を指す。なお、文献によっては中国大陸南部で発生したものも含める[1][2]。進行方向に当たる東側に温暖前線、西?南側に寒冷前線が形成され、それぞれ低気圧の周りを反時計回りに回転してくる。前述の地域で発生した低気圧は発達しながら東に進み、ちょうど日本列島南岸に差し掛かった頃に最盛期を迎える。温暖前線付近では強い南風に伴う高温と雨、低気圧の周囲では強風、寒冷前線付近では強い北風・東風とまとまった雨に見舞われることが多い。なお、気象予報分野では「南低」と略されることがある。
暖気側では季節外れの大雨や高温、寒気側(特に低気圧西側)では低温をもたらすという特徴がある。晩冬から初春の関東以西の太平洋側に大雪を降らせる典型的な低気圧である。また、東北から関東地方にかけての東日本太平洋側の降雪はこの低気圧によるものが多く、晩冬から初春の2月から3月上旬にかけて降りやすい。立春以降の場合は「春の大雪」と呼ばれることがある。特に、関東地方では例年既に桜の開花シーズンを迎えている3月下旬から4月にかけて、季節外れの雪をもたらす場合がある。この場合、開花した桜・チューリップ・菜の花等の春の花が咲いていながら雪が降るという不釣合いかつ不思議な光景になることがあり、更に稀な例では2010年4月17日の関東地方のように新緑や若葉をバックに雪が降った年もある。
単純に東進するだけではなく、北上、停滞したり、急発進、急発達などにより、予報が外れるケースも多く、大きな災害となったケースがいくつもある。これはブロッキングも関係している。台湾沖で発生して日本に襲来し被害をもたらすものがあり、天気図では低気圧の周囲の等圧線の形が坊主の頭に似ていることなどから、古くは「台湾坊主」(たいわんぼうず)と呼ばれていた。この低気圧は時に台風並みの勢力に猛烈に発達し、波浪・暴風・集中豪雨と言った災害をもたらすことがあった。その後、気象庁が用いる予報用語としては「台湾低気圧」と言い換えることとされ、さらに「東シナ海低気圧」と変更されて現在に至る。「東シナ海低気圧」は、「南岸低気圧」のうち東シナ海で発生するものを指す名称である。
1970年1月30日 - 2月2日の昭和45年1月低気圧は大災害をもたらした低気圧で、中部地方から北海道にかけて暴風・大雨・波浪の被害が発生し、死者・不明者25人、住宅被害5,000棟以上、船舶被害293隻の被害を出した。29日午後に1010mb(=hPa)、30日15時に996mbだった中心気圧は、31日3時に976mbと猛発達、同日八戸では962.1mbを観測するなど、気圧が急低下して「爆弾低気圧」となった。
東シナ海低気圧
東シナ海に発生する低気圧で、日本の南岸を発達しながら東〜北東に進むことが多い。太平洋側に大雪などをもたらすことがある。
2016年12月13,14日
 

初霜・初氷
冷え込んだ都心 初霜の便り(2018年12月16日、日本気象協会のHPから転載させていただきました)
東京都心で「初霜」が観測されました。平年より4日早く、昨年より6日遅い観測です。
今朝(16日)の関東地方は、上空に流れ込んでいる寒気と放射冷却が強まった影響で冷え込みが強まっています。午前7時までの最低気温は関東地方のほとんどで今シーズン最も低くなり、北部や内陸部を中心に0度を下回りました。東京都心は0度4分を観測しています。また、千葉県の銚子は1度6分を観測し、「初霜(平年より5日遅く、昨年より8日遅い)」と「初氷(平年より5日早く、昨年より2日早い)」が観測されました。



2019年12月の天候と世話

2018/12/7

20162016東京2016

2017


2017

2018




20192019



2019201820172016

都心
府中

都心


府中

都心




都心都心






置き場所・植替え水やり

最低
結果
日照時間,降水量最低結果 最高
結果
降水量 最低
結果
最高
結果
降水量日射時間最低結果最高結果日照時間,降水量最低結果最低軒下最高結果降水量日照時間
最低予想最低結果最低軒下最高結果降水量日照時間世話など世話など



























木枯らしの発表無し(11月までに最大風速8m/s以上) 10/30東京木枯1号、2016年11月9日、
10月31日宇都宮初霜最低3.6℃

1

5.415.8
6.710.20.0mm 0.5H
6.39.10.0H, 0.5mm7.7
17.2-8.4

4.74.011.5-3.4H



2

7.015.7
4.511.1
7.33.211.48.37.7
11.600.0

6.26.216.436.00.0



3

2.416.4
5.212.5
8.11.91.278.19.7
17.001.9
99.1-17.00.04.5



4

5.116.7
4.612.60.0mm2.8-0.112.64.4H, 0.5mm12.3
23.406.0
55.7
15.38.8
最大風速8.8m/s
瞬間風速15.6m平均2.9m


5

6.218.5
4.414.5
8.53.215.48.7H13.1
20.201.0
55.6
14.57.6



6

5.216.9
2.811.1
8.9-0.610.58.7H8.3
13.218.00.0
46.05.5+10.4-0.212月警戒水準の5℃未満は1日のみ暖かいので大半の苗を雨に当てる

7

3.79.5
2.711.5
7.8-0.811.57.7H9.0
16.4-1.3
54.4
7.11.5mm0.0「大雪」横浜で初雪、最低気温は4.2℃
屋外軒下屋内・室内全水やり
屋内フォーミとフラグミ蕾水切れで枯れ
9日目

8

1.013.7
2.69.54.5mm0.5-0.38.50.3H, 2.0mm6.3
12.2-3.8
52.2予報外れ2.213.2-8.8東京練馬で初霜平年より12日早い最低0.6℃ グラマトも
軒下で10℃以上維持
デンファレミニバンダパフィオなども
水やり


9

0.518.0
1.210.4
8.9-0.110.89.1H5.5
10.5-2.3

3.53.59.51.01.5



10

2.912.0
1.313.3
8.4-1.713.58.5H,4.1
8.4-1.5
56.66.014.35.52.1

連続5日冬日
11

-1.310.7
5.116.00.0mm8.61.117.28.4H,1.4
7.37.00.8
78.37.415.30.51.2



12

-1.910.2
3.810.3
8.40.510.38.5H,3.2
10.815.00.7
77.87.5+18.9
8.6



13

1.015.1
2.610.4
7.9-1.910.18.6H,4.2
9.60.50.4
56.5
9.4-0.0



14

4.111.5
1.610.1
8.9-2.810.99.2H,2.5
10.3-7.6
52.93.716.0-8.9 明日は最低の予想温度が最低
屋内などに移動

この冬の最低気温
15

0.410.0
3.08.30.0mm0.40.27.81.7H, 2.6
9.5-8.9
45.5
12.5-6.3













前半5℃未満14日、0℃未満8日最低-2.8℃


前半5℃未満6日、3℃未満3日最低1.4℃





前半5℃未満5日、3℃未満2日最低2.2.2℃

前半5mm以上2日




16

-1.810.0
2.113.3
6.6-0.713.57.6H0.4
5.80.01.7

2.9312.3-8.7耐寒種以外は夜屋内 初霜
今年一番の寒さ
屋外(軒下)屋内・室内全てに水やり
屋内フォーミディブルとフラグミペディウム蕾水切で枯れ,
9日目

17

-3.913.4
3.39.3
8.80.19.68.8H3.0
11.52.54.6
56.06.79.71.00.0
軒下フラグミペディウム葉変色
ミニコチョウランしわ


18

-0.114.8
-0.29.5
8.8-4.09.87.5H5.1
12.80.08.5
66.5
15.40.05.7屋外水やり
この冬の最低温度
19

3.717.0
0.312.8
9.0-2.513.59.0H3.7
12.7-8.6
68.06.711.10.00.0



20




2.39.4
5.7-0.19.67.5H4.2
14.1-6.4
56.0
16.1-8.5室内水やり浴室乾燥


21




0.710.4
6.8-1.710.17.6H3.9
13.70.08.2
66.5
9.50.00.0



22




1.510.9
5.7-0.811.18.0H6.5
11.00.50.3

5.1
9.016.50.0明日久しぶりの4℃予報
冬日連続5日
軒下の最低温度はこrまでえ-3.5℃

23




1.013.4
7.9-2.4

7.5
12.60.50.3
43.5412.013.53.9
デンドロ・セロジネなど一部屋外 屋外(軒下)屋内・室内全てに水やり
軒下のコチョウランの葉に痛み
オンシジウム・シャーリーベイビーに冷害
7日目

24




4.510.80.0mm2.9-0.3

4.3
11.3-8.2

5.0
12.6-7.1



25




5.415.010.5mm8.14.5

2.6
9.4-7.9
44.2
8.90.00.5



26




3.612.6
9.00.9

1.2
11.7-4.2

3.8511.5-0.1夕から雨予報軒下へ移動


27




1.09.2
9.0-1.3

4.9
13.2-8.0
64.5
13.70.56.5低温続きの予想の始まり


28




1.19.8
9.0-3.9

1.8
8.4-8.9
33.8410.9-8.8



29




2.310.5
8.6-2.3

-0.7
9.8-7.4
32.23.810.9-8.3屋内軒下水やり日向この冬初めての都心零下昼に水やり軒下に

30




1.011.1
8.90.1

0.1
10.1-8.8H
55.1
8.80.50.0暮れ予想は一転高く


31




2.25.40.0mm0.40.2

0.8
8.9-8.7H
73.7
16.5-8.6最高16.5℃屋内苗を昼外に











後半5℃未満13日、3℃未満7日最低-0.7℃


後半5℃未満13日、3℃未満7日最低-0.7℃





後半5℃未満7日、3℃未満2日最低2.2℃







1/1

















23.23.410.2-7.4屋内苗を昼外に


2

















21.93.011.3-5.7



3


















1.41.412.0-8.8ミニバ夜準軒下に忘れ


4

















33.6
12.20.03.4シンビデンドロカバーか軒下


5

















30.61.3?10.21.08.9未明雪可能性


6

















13.1
12.2-7.7



7

















33.9
8.20.50.5



8


















3.8
7.611.51.1南風で高温予想


9

















74.6
14.90.08.8



10


















5.5
12.60.07.7北風で低温予想


11

















35.2
10.5-3.45℃前後続く


12

















32.5
10.20.01.2



13


















4.6
13.7-9.0



14


















4.7
13.5-7.0



15

















4





































16

















4





































12



























12
月天候まとめ
2016年は
(2017追記)







12月5℃未満19日、3℃未満10日最低-0.7℃


12月5℃未満19日、3℃未満10日最低-0.7℃





12月5℃未満12日、3℃未満4日最低2.2℃










最新

12月後半 冬至(とうじ12/22)

冬至(とうじ)は、二十四節気の第22。一年で最も昼が短い。十一月中(旧暦11月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日ごろ。
秋分から春分までの間、北半球では太陽は真東からやや南寄りの方角から上り、真西からやや南寄りの方角に沈む。冬至の日にはこの日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も南寄りになる。また南回帰線上の観測者から見ると、冬至の日の太陽は正午に天頂を通過する。冬至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で極夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で白夜となる。
なお、1年で日の出の時刻が最も遅い日・日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致しない。日本では、日の出が最も遅い日は冬至の半月後頃であり、日の入りが最も早い日は冬至の半月前頃である。
2019年
あらまし
12月後半は洋ラン学園が本格的な冬対策の目安とする最低気温5℃未満が本格化します。
そこでシンビジウムデンドロビウムの古苗以外は冬越しの防寒を本格化します。
その反面翌年の生長や開花の始まりである冬の新芽や蕾の生長も盛んとなるので、それらは「冬知らず」も本格化します。
室内に置いて、水やりを欠かさず、積極的に育てます。
いずれも1月からの本格的な冬対策の助走期間です。
天候:昼は短く晴れの日は少なくなります。
気温:洋ラン学園で低温の警戒境界としている5℃以下が本格的に始まり、枯れる可能性が高くなる零下にはならないという状況です。
:たまに雨が降ります。
日光:日は低く弱く、一般の種類は直射日光が当たっても日焼けしにくいです。
置き場所:大半の種類は室内か屋内か軒下です。予想最低気温が5℃未満と予想される夜には軒下の苗も一部屋内に入れます。
雨除け
新苗を除くシンビジウムとデンドロビウム以外は屋外の苗を軒下などで雨除けします。
水やり
雨ざらしの苗以外は定期的に、暖かい日の昼間に水やりし夜までにできるだけ乾くようにします。
室内、屋内、軒下の鉢は定期的に水やりします。
庭の桜とアジサイがほぼ落葉しました。里芋はまだ元気です。

新芽

新葉

新根・根冠


土寄せ(新根に土を被せる)を行います。
花茎・蕾

開花

害虫


黄葉・落葉

バルブや葉のしわ


植え替え

土入れ

根冠

苗の入手

ミニカトレア/ソフロ系赤花/ラブフォートナツコ
 
ミニカアトレア/フェアリーランド
 
パフィオペディルム緑葉整形
 
コルマナラ/ワイルドキャット 近縁種不詳
 
ミルタシア/ローブ


2018年
置き場所と防寒
デンファレとグラマトフィラムは屋内です。
開花見込み株は屋内と一部は室内です。
軒下の箱に入れていたフラグミペディウムは新葉が冷害で茶色くなったので慌てて屋内に入れました。
16日には初霜があったようですが、急な害は見えません。
カトレアの大型や原種をケースの中に
開花
ミニバンダのヨネザワアラ・ブルースターを室内に入れておいたら花茎がどんどん伸びて蕾が大きくなり咲き始めたので低温の処に移動しました。ミニコチョウランのアマビリス、
花茎と蕾
ミニカトレアの半年型の開花株の新しい脇芽の葉の間にシース、中には蕾が。デンドロビウム・コビアナムの新芽の巻いた葉の中に蕾らしきものが見えます。
冷害
16日に今年一番の寒さで都心に初霜
軒下のフラグミペディウムは新葉が変色、ミニコチョウランのブルーは花茎が黒ずみ、アマビリスは葉が萎れ

2017年
記録無し

2016年
置き場所と防寒
「枯れない」と「咲かせる」
これまでは、できるだけ長く屋外に置くこととし、ひたすら低温に耐えさせる方法でした。
苗が多くて屋内や室内に入りきらないこともあります。
しかし夜に屋内にしまい忘れたり、霜や雪に合わせたりで枯れることがありました。
また枯れなくても冷害や凍害で傷んだりして作落ちし咲かなくなってしまうこともありました。
今年はやや安全サイドに変えています。
年内いっぱいでシンビジウムとデンドロビウム以外は屋内・室内に写します。デンドロビウムもテラスから深軒下に移します。
水やり
また水やりもこれまでは屋外に出してやっていましたが、1月以降は熱帯産種などは原則として屋内で水やりすることにします。
新苗
ミニカトレア、桜井農園Pot.Love Passion × Blc.Malworth No.184
2,5号鉢 花径10×10cm 花付きが良い丈夫な当園オリジナル品種です。(花期)12月?2月 *趣味家向け販売商品の為、花の咲いていない状態(株のみ)での発送になります。時期によりシース、蕾付きなど送れる場合がございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。送料無料 櫻井農園の農場直送 Pot.Love Passion × Blc.Malworth No.184 ? 櫻井明氏のコメント 当園・・・

コチョウラン、白大、開花済の鉢に新葉と新しい花茎が出ているのを入手
ミニコチョウラン
パフィオペディルム、開花済の鉢に蕾が大きくなっているのを入手
ミニオンシジウム、蕾付き株を入手

2015年
気候
前期の12月前半は幸い霜降りが無く、非耐寒種以外は軒下などの屋外に置いたままでした。
非耐寒種は室内でも温度に注意が必要です。加温をしていないデンファレは一部の葉が黄色くなっています。
「最低気温が零下で霜予報」が出たら、冬支度を本格化するしるしです。
置き場所と防寒
非耐寒種を除いては、洋ラン学園では引き続き屋外で、軒下で冷気の直接当らない所に置いています。
霜の予想される夜には、霜除けを念じて遮光ネットを被せています。カトレヤ系を屋内にその他も壁際など
一方、非耐寒種は室内にありますが、夜間最低気温が10℃を下回らないように注意を始める必要があります。
水やり
軒下などで雨の当らない苗は暖かい日の午前に水やり
非耐寒種は室内では乾きが早いので1週間をめどに、暖かい日の午前に屋外の日向で水やり、遮光ネットを被せ、寒くならない(10℃以上)内に室内に取り込みます
害虫駆除
室内に入れる冬は一番注意が必要な季節です
雨が当らなくなるとカイガラムシ系が繁殖します。水やりの時などに歯ブラシで落とします。室内では特に繁殖し易いので取り込む前にできるだけ除きます。



12月後半の各種蘭の様子

2016年





2019年

まとめ
2019年は都心での越冬から始まりました。
郊外よりは高温ですが冷害がありました。新苗を古株と同じ寒さに遭わせた場合が多いです。これからの冬には気を付けています。
1シンビジウム、2デンドロビウム、12キンギアナム/デンファレ系
初夏は梅雨明けまで塀の北側に置き、雑草に覆われて一部が枯れました。
夏は日陰ができたので梅雨明けに移動し日焼けは減りました。秋の活動期までは新苗は重ね着でなく植え替えてしまいました。また古苗の一部は株分けしました。
夏以降雨が多く秋の終わり近くまで雨ざらしで、どんどん生長し、花芽が着きました。
8ジゴペタラム、7エピデンドラム(咲き続ける代表)
夏から大半の苗を物陰に移し日焼けが減りました。秋の後半から、陽だまりに置くようにしました。
例年より多くを早くから屋内室内に入れました。
5パフィオペディルムは軒下の乾燥でに古葉が枯れましたが、全般的には水が足りて葉が大きくなっており、雨除けの効果でかび病が少ないです。
保温したケースが日に当たりコチョウランの一部が日焼けで枯れました。
例年枯れの最大の原因となっていた冷害と日焼けは減りました。
多くの種類が冷害による作落ちから回復中です。
9セロジネ、15デンドロキラム、2デンドロ下垂種、五報歳蘭、三春蘭
全ての種類の大株化を進めています。
11月末に最低予報が2℃となり冬越しの準備のシミュレイションができました。11/30
珍しくて有望で手元に無かった種類が久しぶりに手に入りました。
6+ミルトニア、6+コルマナラ(花もちの良さの代表)、6+ミルタシア(大輪)、棒風蘭
毎年冬越しに失敗している夏咲14グラマトフィラムを今年は秋から観葉植物として部屋に入れ冬知らずで順調に育てられています。
4コチョウランも大半が無事で、根元の厚い有望株からは新しい花茎が出始めています。
乾燥に弱いミニ種が無事に夏を越し、2ミニデンドロ、3ミニカトレア(ミニ種)、6ミニオンシジウム、10ミニバンダ(根元の厚い株)が沢山花茎を出しています。
これまでは新苗は重ね着鉢増しにしていたため中心のミズゴケ植えの古株が根腐れしました。今年は一段進めてなるべく植え替えにするようにしています。
新しい種類としてバルボフィラムが加わりました。多摩蘭友会で鹿沼土植えを有望な方法として試していただいている種類なので楽しみです。ミルタシアも。12/07