洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方


洋ランカレンダー
今月の洋ラン
2013年春
4月-5月前半

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二 半月ごとの様子と世話


初めに
ここでは、「21世紀の方法」で多くの種類を育てている経過を詳しく紹介します。
どんな種類でも、「温室や素焼き鉢やミズゴケやバークや農薬や液体肥料を使わず、透明ポットで鹿沼土・根を薄着の安全植え、水やりは雨任せで週1回程度、定期的な植え替えは無し、どの種類も同じ方法の世話入らず、冬は冬知らず、夏は保湿」だけで、立派に育って咲くことが分かります。
根腐れの心配はここ何年かしたことがありません。直射日光に当てて日焼けしたり、霜に当てて凍害になったり、低温期の長雨に当ててコチョウランが炭疽病になったり、水やりが少なすぎて生育不良になったりなど、失敗は沢山ありますが、天候に対する乱暴な扱いと、世話をし無さ過ぎることからくるものだけと言っても過言ではありません。この失敗を参考にしてもう少し可愛がってあげれば起きないことばかりです。
ここでは「21世紀の方法」のなかでも、実験的に限界を超えるような世話をしているので、実際には、環境や条件・経験によって、もう少し優しい世話をした方が無難なこともあります。
今シーズンに入手した新しい開花株(有望株)の1年は別のページ(全族開花テスト・洋ラン大学卒業試験)に表でまとめます。


5月前半

あらまし
春−根腐れに注意−の期間が半分過ぎ、心配が減ってきます。春芽が多く出て生長が本格化します。
開花と生長:新しいグループが咲き始め、蕾が大きくなり、新芽が出てくるグループもあります。
世話
ほぼ、置き場所を気候の変化に応じて最適に保つことと、そして新たに入手したミズゴケ植えや小鉢の重ね着鉢増しだけです。
置き場所:最後まで屋内においていたグラマトフィラム(とバンダ)を外に出します。雨除けしていた種類を暖かくなったので雨ざらしにします。
水やり:雨が降らなければ乾きに応じて水やりします。
植替えなど:大半の鉢は植替えが不要で、一部の生長旺盛で小さくなった鉢のみ鉢増し(一部は株分けを伴う)します。
新苗でミズゴケ植えの物はバークか鹿沼土に植替えします。
肥料:根の丈夫なシンビ・デンドロや、冬芽が大きくなっているジゴペタ、ミルトニア・スペクタビリス
害虫:シンビジウムの蕾やデンドロビウムの花びらを、ナメクジが食べます。見つけて駆除します。

5月前半の各種蘭の様子



  
 コチョウランの大輪種の開花    カトレヤ原種シース付き入手株の開花        デンドロビウム・セイラー・ボーイ'シラサギ'開花


活発な種類
色々な種類が開花中です。
更新したものは前に○、それ以外は4月後半(一部はそれ以前)と同様で再掲
1シンビジウム 開花生長中、冬芽伸び
2デンドロビウム 開花生長中、春芽伸び、新入手株など一部鉢増し
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに続き、ピエラルディに春芽、高芽取りの新芽は伸び
3カトレヤ、冬芽伸び・続き、一部春芽伸び、大半は新芽・新葉まだ、南の庭で遮光するのをやめて、家の北側へ。原種新株植替え・株分け
3ミニカトレヤ   冬芽伸び・続き、一部春芽伸び、大半は新芽・新葉まだ
4ミニコチョウラン 大半が周年室内、開花、一部新葉、枝根苔玉に植替え
4コチョウラン 大半が周年室内、花茎伸び
*5パフィオペディルム 冬芽伸び・続き、新芽・新葉まだ
*6オンシジウム 開花
ブラッシア 新芽・新葉まだ、新苗
ゴメザ クリスパ開花終り
コルマナラ 開花入手株は開花
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗
○6ミニオンシジウム 冬芽春芽伸び、
○6ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽伸び、一部春芽続き、新葉
*7エピデンドラム、新芽・新葉まだ
○8ジゴペタラム  冬芽伸び、新葉伸び、暖かくなったので再び雨ざらしにします。
9セロジネ 冬芽伸び、クリスタータ小株開花終り
10ミニバンダ 終日屋外でまだ寒く根冠が消える、一部伸び、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)は長すぎる容器を根の長さに合わせて短くする
11デンファレ 春芽続き
11フォーミディブル  生長中、春芽始まり
12 キンギアナム 開花冬芽伸び、、新芽・新葉まだ
12 スペシオ・キンギアナム 開花新芽・新葉まだ
○12大明石斛 生長中、新芽・新葉まだ
○13バンダ 終日屋外に出します、伸び
○14グラマトフィラム 春芽伸び、夏芽休み、屋外に出します。
○15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花終了、鉢が小さいので重ね着鉢増し、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(細葉冬咲)冬芽伸び、古葉枯れ
○16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)春芽続き
○17キシロビウム(リカステ近縁) 侵入種ミズゴケ植え株を、浅平鉢バーク植えに重ね着鉢増し
一 石斛 春新芽の伸び
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 新芽・新葉まだ
二名護蘭 素焼鉢水栽培、伸び伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、鉢増し、金稜辺 花茎生長中、中国春蘭 新芽・新葉まだ
四 エビネ 春芽伸び、鉢増し
五報歳蘭 新芽・新葉まだ
五駿河蘭 新芽・新葉まだ

各グループの詳細
1シンビジウム 開花生長中、冬芽伸び、新芽がほぼ出揃いました。
芽欠き:一つのバルブの両側から芽が出ていたら、小さい方か鉢の中寄りの方を欠きます。鉢の中央近くに出た芽も除きます。残った数が来春の開花数です。
肥料:緩効性化成肥料を置肥します。バークは普通の鉢植えの半分とします。効きの悪い鹿沼土植えは標準量。
サラ・ジーン 'アイス・カスケード' 中型・白・小輪・下垂、早生
二冬の霜害・凍害の繰り返しから回復中のせいか、まだ咲きませんが蕾が大きくなってきました。バルブは昨年の親より大きくなっていますがまだ幅3cm足らずと本来の大きさではありません。蕾の数は約15個。
花茎の出なかった株からは新芽が出ています。花茎の出た株は反対側から出ている物があります。内部の小さい株からの新芽は芽欠きをします。


4コチョウラン 大半が周年室内、開花花茎伸び

5 パフィオペディルム
パフィオはカビ病にかかりやすいので、屋外に出してからは、なるべく雨のかからない場所に置いてきましたが、暖かくなってきたので、5月から雨ざらしにすることにします。直射日光には耐えられないので、木陰、物陰です。
植替え(鉢増し)

6ミニオンシジウム 冬芽春芽伸び、
トゥインクル、同フラグランス・ファンタジー、同ダイヤモンド・ファンタジー

6 ミルトニア・スペクタビリス 
群生大株:伸び、一部春芽
小株:伸び、新葉
ミルトニジウム:伸び、新葉

8ジゴペタラム 
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
秋芽は伸び続けています。
ジゴニシア
ムラサキコマチ
新芽は霜害で枯れてしまって無く、休眠中です。
ジゴパプスティア
メリー・アン
新葉が出ています。

15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花終了、鉢が小さいので重ね着鉢増し、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(細葉冬咲)冬芽伸び、古葉枯れ
新芽の多い側は根がぎっしり、古い側は少ないです。
   

新しい根の周りは根毛が沢山生えています。 伸びている白い根の先は透明で、先端の根冠は赤みを帯びています。 ミズゴケを取り除き根をほぐします。
  

広くて浅い鉢に入れます。 鞘をかぶった新しい芽の根元には新根が出ています。
 


○17キシロビウム(リカステ近縁) 新入手のミズゴケ植え株を、浅平鉢バーク植えに植替え

  
浅広鉢にミズゴケ植え、根鉢が硬くなっています。 ほぐして、ミズゴケを全て取り除きました。

 
浅広鉢に入れ、隙間などにバークの中粒を詰めました。


2013年4月

4月後半

あらまし
開花と生長:新しいグループが咲き始め、蕾が大きくなり、新芽が出てくるグループもあります。
世話:ほぼ、置き場所を気候の変化に応じて最適に保つことと、雨除けした鉢の水やり、そして新たに入手したミズゴケ植えや小鉢の重ね着鉢増しだけです。
他の大半の鉢は植替えが不要で、一部の生長旺盛で小さくなった鉢のみ鉢増し(一部は株分けを伴う)します。
肥料は大部分の種類はまだやりません。

 
カトレヤ原種スキンネリの開花の始まり デンドロビウム・ノビル系、ヒメジ×セッコクの開花


世話
置き場所
日除け
シンビ、デンドロ・ノビル、オンシまで以外はどの種類も直射日光は危険になります。家の北側でも朝夕は横から日が射します。一方まだ生長は旺盛でないので、光が弱くても問題は少ないと思われます。そこで、物陰でも一日の内いくらか光が当たるような場所なら置くことができます。
雨除け
シンビ、デンドロ・ノビルや和蘭などや、バーク植えで根の丈夫な種類は雨ざらしでも大丈夫です。雨除けしている、ファレノ、パフィオ、ジゴペタ、また、根が丈夫で、新芽が腐りにくい種類は、雨ざらしにしておくと、生長開始を促し、水やりの手間が省けます。
ジゴペタラム、ミニオンシジウム、報歳蘭など腐りやすかったり病気の出やすい種類、鹿沼土植えで乾きの遅い鉢は、4月一杯は温度が低く雨が続くことがあるので、まだ雨除けした方が安全です。
水やり
と、雨ざらしのシンビジウムは4日から1週間雨が降らなくて、中まで乾くようだったら水やりします。
鉢増し・植替え
新たに入手した鉢でミズゴケ植えのものは、他と一緒に雨ざらしにすると大抵根腐れするので、一回り広い浅鉢にバーク(か鹿沼土)を根鉢の周りに入れて「重ね着鉢増し」します。他の多くの鉢は、「趣味の園芸のミズゴケ植え」のように、植込み材料が腐ったり、素焼鉢が古くなったり、鉢が小さくて直ぐに一杯になることが無いので、頻繁に定期的な植え替えをする必要がありません。また植込み材料を完全に除く植替えをしないのでより安全です。一部の生長が旺盛で一杯になったもののみ鉢増しします。
肥料
根が丈夫(で冬芽が伸びている)なシンビ・デンドロ、キンギアナムや、冬芽が大きくなっているジゴペタやミルトニア・スペクタビリスから化成肥料の置肥を始めます。
 
デンドロビウム・ノビル系、ヒメジ×セッコク 乾きにくく直ぐに植替えが必要になる細深ポットから、乾きやすく生長が旺盛で植替えの少ない浅広ポットへ、手に入りにくいバーク植えからどこにもある鹿沼土へ重ね着鉢増し

4月後半の各種蘭の様子


新規継続
開花カトレヤシンビ、デンドロ。ノビル、カトレヤ、ファレノ、オンシ、

シンビ、デンドロ、カトレヤ、ファレノ、大明石斛
新芽デンドロ・フォーミ、デンファレ、カトレヤ

新葉


芽伸び
ミルトニア・スペクタビリス、ジゴペタラム、







 
カトレヤ・スキンネリシース付き株の開花    デンドロビウム・グリーンアイの小株の開花


活発な種類
色々な種類が開花中です。特にデンドロビウムの色々な種類がどんどん咲き始めます。オンシジウム系など花茎が伸びている出てくる種類もあります。春芽も出ます。
更新したものは前に○、それ以外は4月前半と同様で再掲
○1シンビジウム 開花生長中、冬芽伸び
○2デンドロビウム 開花生長中、春芽伸び、新入手株など一部鉢増し
○デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに続き、ピエラルディに春芽、高芽取りの新芽は伸び
○3カトレヤ、冬芽伸び・続き、一部春芽伸び、大半は新芽・新葉まだ、南の庭で遮光するのをやめて、家の北側へ。原種新株植替え・株分け
○3ミニカトレヤ   冬芽伸び・続き、、一部春芽伸び、大半は新芽・新葉まだ
○4ミニコチョウラン 大半が周年室内、開花、一部新葉、枝根苔玉に植替え
○4コチョウラン 大半が周年室内、花茎伸び
5パフィオペディルム 新芽・新葉まだ
6オンシジウム 開花
ブラッシア 休眠中、新苗
○ゴメザ クリスパ開花終り
コルマナラ 開花入手株は開花
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽伸び、小株に春芽、群生株鉢増し懸崖作り
7エピデンドラム、新芽・新葉まだ
8ジゴペタラム  冬芽伸び、雨ざらしで新芽一部枯れ
9セロジネ 冬芽伸び、クリスタータ小株開花中
○10ミニバンダ 終日屋外でまだ寒く根冠が消える、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)は長すぎる容器を根の長さに合わせて短くする
○11デンファレ 春芽続き
○11フォーミディブル  生長中、春芽始まり
12 キンギアナム 開花冬芽伸び
12 スペシオ・キンギアナム 開花
12大明石斛 生長中
○13バンダ ときどき終日屋外、伸び
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)バルブ少し太り始め
○一 石斛 春新芽の伸び
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、伸び伸び
○三春蘭 秩父春蘭 開花中、鉢増し、金稜辺 花茎生長中、中国春蘭 休眠中
○四 エビネ 春芽伸び、鉢増し
○五報歳蘭 休眠中
○五駿河蘭 休眠中

1シンビジウム
サラ・ジーン'アイス・カスケード'
ようやく、株の大きいものから花芽が大きくなって蕾も大きくなってきました。


2 デンドロビウム ノビル系

鉢増し
チンサイ、グリーン・アイ、グレート・ウエイブ・ラッキーードラゴンの入手開花株の花が終って、ミズゴケ植えの芯を抜き、底の根鉢をほどき、周りはほぐして、プラ鉢に鹿沼土で薄植え
開花前と開花中のヒメジ×セッコクとオリエンタル・スピリット・ビゼンアケボノ、主にバーク植え、をプラ鉢・鹿沼土に重ね着鉢増し。
ヒメジ×セッコク鉢#1&2


   
深細ポットで窮屈、バーク植え。 底には発泡スチロールの板、芯も入っています、底板を取り除き名鉢のバークも少し取り除きます。
 
底穴が多くて広くて浅いプラスチックポットに植替え。底を崩したので納まり、周りが広く空いています。 植え終り、株と鉢のバランスが良くなりました。乾きが良くなり水やりが増やせるので、根腐れの心配は減り、生長が旺盛になると思います。

デンドロビウム下垂種 
ロディゲシーに続き、前の蕾は乾きやすい場所に置いている時に枯れてしまいました。今は下草の中の湿り気を保てるところに置いています。
 
ピエラルディに春芽、高芽取りの水栽培の新芽は伸び
 

3 カトレヤ
一部に春芽が出てきました。 原種、ラビアタ、スキンネリ、
交配種、アルマ・キー、モーニング・グローリー、シンシア・モデル、ギラ・ウイルダネス
冬芽が伸びています、原種、ルデマニアーナ、交配種、プリズム・パレット。クリスマス・キャンディー、

3 ミディー・ミニカトレア
冬芽伸び、ポティナラ・クリエイション、

4ミニコチョウラン 苔玉に植替え
Phal.Brother Victory`Strawberry Fever' 真っ赤
兄弟國際蘭園有限公司、BROTHER ORCHID NURSERY CO., LTD.


11 デンファレ
ブラナ・ドール、ビギバム
春芽が出て伸び始めています。
  
左:年の初めに入手したビギバムの開花株、 中:ブラナドール、霜害、 右:スイートラブ?、霜害

スイート・ラブ、
凍傷がひどく休眠中です。
乾き気味なので、下草の中で保湿しています。


11 フォーミディブル
昨年伸びた新芽の蕾が大きくなり、根元からは新芽が出てきました。
 

16マキシラリア
冬咲きポルフィロステレ 冬芽伸び

夏咲シュンケアナ 春芽続き

○一 石斛
春芽


○三春蘭 秩父春蘭 開花中、鉢増し

  
買った時の黒ビニールポット植えのまま 下はドロ、上は鹿沼土です、故郷に近いせいか根は元気に伸びています。   泥を落とし、名鉢はほどきました
 
プラスチックのテラコッタで底網付に、深いので発泡スチロール板を敷いて苗を載せました。新芽の出る方(前側)を広く空けました。  鹿沼土を隙間に入れて出来上がり。


金稜辺 花茎生長中、中国春蘭 休眠中
○四 エビネ 春芽伸び、鉢増し

 
買った時の小さなプラ鉢(中は黒のポット)上のままです。 風雨にさらされて作落ちしていますが、健気に新芽が出ています。  下はドロ、上は鹿沼土です 

根鉢を崩さないように小さなテラコッタに並べ隙間に鹿沼土を入れて出来上がり。新芽を外に向けています。


4月前半

 
デンドロビウム・ノビル系  デンドロビウム・スペシオキンギアナム(スリット鉢鹿沼土植え) の開花 

カトレヤ・インターメディアの蕾付き株の開花
 
大型コチョウランの花茎 ミディーコチョウラン(苔玉水栽培)の開花

あらまし
雨季の告知と脱皮、植替え(鉢増し)の本格化、土増し
屋外が順調にスタートし、直射日光の当たる処に不用意に置くための日焼けも最小限です。水やりはまだ水切れの心配が少ないので殆どしません。
大半の種類はまだ新芽は出ず眠ったようです。「雨に当てて、雨季=生長期が来たことを知らせ」ようと思います。
屋外の第一期は低温期」です。根腐れしやすい時期です。そこで、「根が弱く根腐れしやすい種類や、乾きの遅い材料に植えられた鉢は雨除け」した方が無難です。
根腐れを防ぐもう一つの方法として、今年はへび年にちなんで「脱皮」を試します。低温期の間は、鉢から抜いて一回り大きい鉢に移し、「根鉢の根をむき出し」にするのです。こうすれば、雨ざらしでも、根はむき出しなので根腐れの心配がありません。まだ乾きは遅く水も少なくてよいので水切れの問題もありません。すでにカトレヤ原種の新苗をそうしています。
手がかからなくなったので、作業は新苗などの鉢増しだけです。植え替えないものには化成肥料をやります。
日除け:
強光種のシンビ・デンドロ・キンギと準強光のオンシ・エピデン・デンドロ系のデンファレ・フォーミ・下垂種、ミニカトレアなどは南の直射日光、報歳蘭・石斛・フウラン・中国春蘭は西日を避ける、中光種のカトレヤ大株は遮光(か家の陰)、中光種でやや日焼けし易いジゴペタラム・セロジネ・マキシ・ミルトニア・パフィオは家の陰。
雨除け
根腐れしやすいミズゴケ植え(オンシジウム・ミニカトレヤ)大型カトレヤの鹿沼土植え芽の腐りやすいジゴペタラムとパフィオは軒下
寒さ除け
冷害に遭いやすいグラマトフィラムは最低気温が15℃になるまで(夜は)室内にします。また温度が低いと根冠が無くなったり根腐れしやすい、
バンダと高温性のミニバンダは、気温15度以上の晴れた昼間は外に出す」とします。
大型コチョウランや、クール・オーキッド、ミニコチョウラン・ミニカトレア・ミニオンシなど小型種のペットボトル植えや水栽培などは周年室内で、現在は西の出窓に置いています。
植替え(鉢増し)と土増し
植替えは主に、1鉢が小さくなった時、2植込み材料が古く乾きが悪くなって根ぐされしやすくなった時、に行います。yプラン学園では、大きめの鉢に植えるので、鉢増しのための植替えを頻繁にする必要がありません。また、植込み材料がミズゴケだと2年で危険になり、バークでも3年で危険ですが、洋ラン学園ではミズゴケは鉢植えには使わず、根の丈夫な半分くらいの種類は鹿沼土植えにしているので定期的な植替えは殆ど不要です。植替えの必要があるのは、バーク植えで3年目くらいの鉢と、(新しく入手して)ミズゴケ植えの鉢、生長が良くて鉢が小さくなった鉢、だけで、全体から見るとわずかです。鹿沼土植えにしてある、1シンビ・2デンドロ・5パフィオ・6オンシ・6ミルト・11デンファレ・11フォーミ・12キンギ・12大明石斛・14グラマト・15デンキラ・16マキシは原則として植替えしません
また、植替えで無く、鉢から抜いて、植込み材料を落とさず根を傷めず、広めの鉢に移して隙間に新しい材料を足すす、重ね着鉢増しなので、作業もとても簡単で、植え傷みが無いため時期を選ばず、翌年も咲きやすいです


4月前半の各種蘭の様子

様子については3月後半に載せなかった種類の様子を重点に、作業については、3月半ばに屋外に出す作業が一段落したので、次の段階、「植替え」について網羅します。また網羅的に、今年の方針を考えてみます。
活発な種類
色々な種類が開花中です。特にデンドロビウムの色々な種類がどんどん咲き始めます。オンシジウム系など花茎が伸びている出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
1シンビジウム 開花生長中、冬芽伸び
2デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに、ピエラルディの高芽を取り室内水栽培
3カトレヤ、冬芽伸び・続き、南の庭で遮光するのをやめて、家の北側へ。原種新株植替え・株分け
3ミニカトレヤ   冬芽伸び・続き、
4ミニコチョウラン 大半を周年室内に、開花、水栽培に新根
4コチョウラン 大半を周年室内に、花茎伸び
5パフィオペディルム 
6オンシジウム 開花
ブラッシア 休眠中、新苗鉢増し
ゴメザ クリスパ開花
コルマナラ 開花入手株は開花、新苗鉢増し
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗鉢増し
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽伸び、小株に春芽、一部鉢増し
7エピデンドラム、春新葉、基脇芽、高芽始まり、高芽降ろし
8ジゴペタラム  冬芽伸び、雨ざらしで新芽一部枯れ
9セロジネ 冬芽し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中、一部鉢増し
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)は引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
11デンファレ 
11フォーミディブル  生長中
12 キンギアナム 開花冬芽伸び、一部鉢増し
12 スペシオ・キンギアナム 開花
12大明石斛 生長中
13バンダ 引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)バルブ少し太り始め
一 石斛 春新芽の始まり
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、伸び伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、金稜辺 花茎生長中、中国春蘭 休眠中
四 エビネ
五報歳蘭 休眠中
五駿河蘭 休眠中

1 シンビジウム
南の塀の内側(地面にじか置き)、車庫の透明屋根の下(コンクリート叩き)、玄関の屋根の下(開花中の花、雨が当たらない)に置いています。
一昨年に入手した株が開花中、一株はは大きい蕾のままです。古株の花芽がゆっくり大きくなっています。
サラ・ジーン アイスカスケード 花芽が大きくなってきました。葉芽も出ています。
エンザンスカイ・プレアデス 親が霜害で昨年の新芽は小さく花茎は出ませんでした。春芽が出始めました。
左の昨年の新芽の左根元から小さい春芽が出ています。

植替え

2 デンドロビウム ノビル系
色々な種類が開花中かが大きくなっています。
大型・大輪のセイラーボーイ 'シラサギ'、
蕾が大きく

中型セカンド・ラブ'トキメキ'、

スノー・フレーク'オトメ'、Den. Snowflake 'Otome' Den. Cassiope x Den. nobile, Colman 1904 。

中型・中輪
オリエンタル・スピリット'ビゼン・アケボノ'、
凍害から回復して沢山開花しました。葉芽に代ってしまったかと心配した緑色の高芽もになり、葉芽は殆どありません。根元から春芽が出始めました。今年は芽数を制限しようと思います。古株は早く咲き、新株はまだ蕾です。
昨年秋に高芽取りのスリット鉢の蕾が大きくなりました。



グレートウエイブ ラッキードラゴン
入手した開花株は花が終っています。

1年咲(3倍体)
イエローソング‘キャンディー’Den.Yellow Song‘Candy’
春芽
葉の無い古株の先の方にがやっと大きくなり始めました。根元には丸い春芽が出ています。鉢の中は白や緑の元気なが伸びています。
  

晩春咲種、白桃大輪、ヒメザクラ・サノック似、

セッコク交配小型種
カシフレーク、ノビレの子、石斛の孫
蕾なし、霜害の後遺症から回復不十分、一部春芽の始まり。
高芽取りした株の根元に春芽新根は白く先の根冠は透明です。
 

ヒメジxセッコク
一昨年出た芽にが最高5段まで。昨年出た芽は蕾が無く、根元に春芽が出始め。一昨年出て小さくて花が付いていないバルブにも脇芽始まり。
容器は透明ポリポット、植込み材料は軽石か鹿沼土。透明コップ植えにも蕾。

オリエンタル・

チンサイ
Den. Chinsai ‘Miyabi’ デンドロビウム・チンサイ「雅」 moniliforme x unicum, 1981, S. Takagi、石斛の子
入手した開花株は花が終わっています。鉢が小さくて水切れしやすいので、鉢増しして周りに鹿沼土を入れます。


エンジェル・ベイビー'グリーン愛'、スノーベイビーとやはりセッコク系デンドロのスノーエンジェルとの交配、白
入手した開花株は花が終わっています。グリーン・アイの開花株を入手しました。大小の新芽が出ています。

昨年入手の株の花の後に高芽。根元には新芽が大きくなりかけ屋、新しく出始めています。
 
旧株の昨年秋の高芽取り鉢が開花
 

ヒメザクラ'フジッコ'、Den.Himezakura ‘Fujikko’
鉢#2 昨年の新芽の根元に春芽が出始め(左下隅)


2 デンドロビウム下垂種
ロディゲシー 
高芽は花芽のようです。良く見ると先がとがって蕾の形をしているようです。
 

ピエラルディー
外に出して植込みの中、高芽の一部に新葉
高芽降ろしをしました
左:親株から外した高芽 中:ペットボトルに並べる 右:ミズゴケで丁寧に根を覆う
  


3 カトレヤ
まだ大半の種類は新芽が出ません。リードバルブの根元の根は艶があり、一部は緑色で、伸びかけているようです。上から鹿沼土を被せる「土増し」をしてやります。鹿沼土植えはバークに比べると乾きが遅いので雨除けした方が良いようです。南での遮光を止めて家の北に移しました。午後は少し直射日光が当たります。
原種のインターメディアの蕾付き株が開花し始めました。

3 ミニカトレア

4 ミニコチョウラン 今年は全て、周年室内栽培にしようと思います。

逆さペットボトル植え

水栽培
交配種 

入手した開花株の寄せ鉢を、それぞれ水栽培にしました。
ドリティス・プルケリマ 新しい根が伸びています。
コケ玉
茶花の開花株を鉢から抜いて、根鉢の外にミズゴケを被せてコケ玉にしました。

4 コチョウラン
昨年の夏に入手した「葉が約10枚ある有望株」は期待通り新しい花茎が伸びてが大きくなってきました。雨除けがしてあったので、炭疽病が軽症で落葉は少ないです。
白花、鉢#2、花茎39cm、蕾7個、1.5cmまで
 
桃花、花茎45cm、蕾7個、2.2cmまで。
 
白花、鉢#1、花茎は出てきません。

7月入手の株、バーク植え、ミズゴケ植えともに、そのままにしています。どちらも花茎は出ませんが、その代わり新葉が出てきました。2.5cm、1.5cm。
 
中輪の花茎に枝が出て咲いている株を、苔玉にしました。チャン・シン・パール
 

5 パフィオペディルム
蕾付き株を入手した斑入り厚葉高温性原種のデレナティーなどが開花中。

6 オンシジウム
アロハイワナガの花が少し開花し始めました。

6 ミニオンシジウム
昨年秋以降の新株は全て鉢から抜いたりして、ペットボトルに移して水栽培にしています。今後室内栽培の予定です。
新芽がかなり大きくなっている苗があります。一方全く出ていない苗もあります。ごく一部の花茎が緑色を保っています。
屋外にあった鉢はまた直射日光で日焼けさせてしまいました。新芽が出ています。今年は全部室内で育ててみようと思います。

6オンシジウム系属と属間交配種
ゴメザ・クリスパが開花中です。
新苗などの重ね着鉢増し
ミズゴケのビーララ・ユーロスターは1年そのままにしておいたら根腐れしていました。
入手したビーララユーロスター(ミズゴケ植え)と、ブラッシア(砕石植え)とコルマナラ・ワイルドキャット(バーク植え)も鉢が小さかったり乾きすぎるようなら鉢増しします。ミズゴケ植えはそのままにしておくと根腐れするので必須と言って良いでしょう。

6 ミルトニア・スペクタビリス 1年型秋咲で、元気のない株ほど新芽が出るまでの休眠が長くなっています。秋芽、冬芽に続いて一部は反対側から春芽が出たりしています。伸びている芽とまだ休んでいる芽があります。
大株大鉢、2鉢とも、入手した時の黒ビニール鉢バーク植えのままで元気です。
江戸紫:早く暮れごろから出てもう大きくなっている冬芽と、後から出て小さい芽があります。
左:群生株の全体、中:右に大きく伸びた秋芽と手前の後から出た小芽、横に伸びるので懸崖作りにしようと思っています。
右:開花株の根元には細い気根が沢山出ています。
  
鉢増し

京紫:株がやや小さく霜害の後遺症もあって咲かなかったため、秋芽が10月に出て少しずつ伸びています。

作落ち小鉢:1月に出た冬芽が少しずつ伸びています。春芽も出続けています。:親の根元は白根が沢山あります。
左:鉢#1、右:鉢#4
 

鉢増し

ミルトニジウム:花はミルトニアそのものなのでミルトニジウムかどうか疑わしいですが、全体的に細身です。
9月から秋芽が出始め、伸び続けています。


7 エピデンドラム

8ジゴペタラム 直射光の日焼けと雨ざらしの芽腐れが起きやすいです。特に春早くは光も水もそれほど必要としないので、物陰と軒下にした方が良いでしょう。
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
新芽は伸び続けています。右端は最も大きく、同じバルブのhン\アンタイ側から手前にもう一本出ています。左は古いバルブから出た小さい芽。日焼けの後遺症があります。


ジゴニシア
ムラサキコマチ
新芽は霜害で枯れてしまって無く、バルに残っていた葉は日焼けして、休眠中です。

ジゴパプスティア
メリー・アン
新芽は伸び続け、基が太っています。左:鉢#1右は中位、左はまだ小さい芽。
 
左:鉢#2、一つの大きな芽、右:葉の上で室内で暖かかったせいか虫が越冬していました。
 

9 セロジネ
は小株のクリスタータ白花だけ残しています。新芽は伸びているかどうか分かりません。
芽の出方とバルブの皺は鉢により色々です。
クリスタータの夏には乾きやすい大株のバーク上小鉢・中鉢は、今は春の雨続きで吸水が多いせいかバルブは膨らんでいます。また新芽も伸びています。
一方、インターメディアの鹿沼土植え大鉢は花の終った方は皺が少なく、花が1輪残っている方は皺が深いです。

  

 

 
植替え延期:まだ水切れは無さそうなので、小鉢の鉢増しは延期します。

10 ミニバンダ

鹿沼土植え まだ休眠中のようですが、新葉は明るい緑色で元気です。

11 デンファレ

11 フォーミディブル

12 キンギアナム 開花
一代前の新芽に蕾、艘ライで作落ちで新芽が小さい鉢は咲きません。
 
12 スペシオキンギアナム 開花中、
大株・大鉢の大きな芽に蕾、赤花鉢の手前のやや小さい新芽はシースだけでした。
 
12大明石斛 蕾がわずかに大きくなっているようです。

13 バンダ
引き続き室内です。新葉が出てきました。

14 グラマトフィラム

15デンドロキラム
新芽が五月雨的に出てくるようです。
グルマセウム 
芽の出方・伸び方にバラツキがあります。元々バルブが大きかった、毎年出る芽が小さい方は、新芽の伸びは止まっています。
元は小さくて、新葉が長く伸びている方は1月に新芽が出て、小さいですが伸び続けています。
:この鉢は鉢内では緑の根が伸びています。また古株の根元の根も緑で元気です。
3月前半に入手した開花株は、咲き続けています。花の一本はバルブが完成しています。他の6本は未熟な新芽に花が着いています。これらにバルブができているか、伸びているかどうかはさやに隠れて分かりません。分かりません。
フォルモーサム
芽の伸びは色々です。最も早かったのは花が咲きました。それ以外の大半はまだバルブが細く花穂は出ません。一番遅い芽はバルブが殆ど無く葉が依然としてまいたままです。
:この鉢は鉢内では緑の根が伸びています。
古くて元気のない方の株は新しい新芽はありません。
ウェンツェリー 
小さな冬芽が少し伸び続けています。昨年は新株を植え替えたためでしょうか。元気が足りません。
植替え見送り:株の広がり方は他のグループほど早くありません。休眠期が長いせいか、植え替えすると生長が不十分で作落ちしやすいようです。そこで、新芽h\が鉢の縁に仕え始めている鉢もあるのですが、植替えは見送ることにします。開花新株も、開花後はバルブの充実期なので今年は植替えを見送ることにします。

16 マキシラリア
ポリフィロステレ(冬咲き)
新芽が伸びています。葉芽ばかりのようです。水切れで枯らしてしまった中に花芽があったのでしょうか。

シュンケアナ(夏咲き)
新芽の丈もバルブの長さも伸びは無いですが、バルブの幅が少しずつおおきくなります。大きくなって夏に葉との間から花茎が出てきます。新芽が出ている物もあります。


一石斛
鹿沼土植え
春新芽が出始めています。
ペットボトル植え 脇芽が出て元気です。

二風蘭
ミニ・バンダロール(ペットボトル)
鹿沼土植え まだ休眠中です。

二名護蘭
1月末に店の棚下で干からびていた株を、室内の最低15-20℃の高温で、水をたっぷりやって回復させました。新葉がでて約1.5cmに伸びています。根冠はまだなようです。

三 春蘭
秩父春蘭
開花中です。
金稜辺
が少しずつ大きくなり、新芽も出ました。

四エビネ

五 報歳蘭

五 駿河蘭

カトレヤ・カレンダー
色々な花期があるので別表にあります。

霜の終わる頃
goo天気から転載させていただきました(地図も)。
霜はいつごろまで降りるものなのでしょうか。
春になって、最後に降りた霜を終霜(しゅうそう)といいます。
この図は各地の終霜日の平年日を結んだものです。
このように終霜日は緯度や地形によって違いがあり、
一般に沿岸部で早く、内陸部では遅くなっています。
各地の平年の終霜日は、関東以西の太平洋側では3月上旬から下旬。
中部から東北にかけての内陸や北海道では5月上旬から中旬となっています。
ですから霜注意報の発表される時期にも地域差があります。
新潟は4月5日から5月31日。大阪は4月15日以降。
福岡は3月15日以降となっています。
霜が降りるときは、地表面付近の気温が0度以下になっており、
その時の気温が3度以下になっていることが多いのです。
「八十八夜の別れ霜」という言葉もありますが、
立春から数えて88日目にあたる八十八夜は、
霜の降りる時期がそろそろ終わる頃であるとした農業上の目安となっています。


1年の中では、新芽の出始めなどの時期から開始します。
2012年は11年12月に屋外で零下5℃の異常寒波に見舞われたため、親株や新芽が枯れたので、芽出しも遅くなっています。
赤は開花容易、桃は大株にすればほぼ咲く種類です。太字は初めての人が咲かせた例が「合格生のノート」にあります。
青字の種類は暑さ・寒さに弱いなど、「趣味でない園芸」には余り向いていないグループです。
グループ別に以下の節目の時期の代表例



入手期開花株が店頭に
芽期複茎種の毎年の新芽
根期同上、新芽の根元からの新根
葉期単茎種などで新葉
バルブ期バルブが顔を出す
花芽時花茎・シース(カトレヤ)・蕾・がく(パフィオ)
花期開花














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