保留分



3 蕾を付ける育て方

新芽を大きく、花を咲かせる体力作りの例
開花株を入手し、すぐに小さく株分けしたために、中々蕾まで至らなかった株が、2-3年で大株に育ち、新芽も当初の大きさに回復してきました。
レリオ・カトレヤ ジラ・ワイルダーネス ’レッド・フレアー’ Lc. Gila Wilderness 'Red Flare'

花弁にくさび型に模様の入るスプラッシュです。開花株を入手したのは夏ですが、冬咲きとされています。
これまで、毎年シースはできるものの、咲かせることができませんでした。むき出しの蕾を着けることもあります。

2007年8月13日 開花株を入手しました。
9月14日 3つに株分けし、ミズゴケで、プラスチック鉢に植えました。
2010年
開花カレンダーに株#1を要約



冬咲きLc.秋咲

種類
ジラ・ウィルダネス#1ピュアズ・デライト

入手
2007.8開花株入手
2008.11開花株入手

入手時大きさ
2007.9
3つに株分け、ミズゴケ
親株草丈40cm バルブ7本


2008
8月中旬 シース


2009
4月中旬、植え替え4月中旬春新芽9,7.5cm

8
中旬、シース中旬春新芽20,7,5cm

11

上旬新芽#1草丈30cmバルブ19x1.5cm花茎枯れ
新芽#2草丈32cmバルブ16x1.7cmシース6cm、その後開花せず(出が遅い)


12
下旬、開花寸前にが枯れる


2010.1




2




3




4
休眠中


5




6
中旬:植え替え
下旬
#2分岐草丈17cm#1分岐夏新芽
中旬 湿りがち 鉢を15cmから13.5cmに小さく
透明ポットにスチロール板を敷き、底にスチロール芯を入れ、
バークの大粒で植え替え


7
下旬#2分岐草丈30cm、シース


8
上旬#2分岐草丈32cm、シース3cm#1分岐夏新芽20cm


9
上旬秋新芽
中旬#2分岐シース4.5cm#1分岐夏新芽24cmシース4.5cm



10
上旬秋新芽追加、


11
上旬シースの中に蕾


12




2011.
1





2




3




4







3 花の咲かせ方
1 標準的親株(完成株)の開花日記

花期によって、植え替えや肥料をやる時期を変える必要はありません
カトレヤの咲かせ方と言うと、花期別に咲きやすいとか咲きにくいとか言われます。また、休眠期や生長期がそれぞれ異なるため、植え替えや肥料をやる時期を変えなければいけないと言われています。しかし、どの種類も、株が大きければ、同じ世話をしていても、大抵蕾を付けます。咲くかどうかにはまだ波乱がありますが、最初は余り花期を気にして難しくせず、大きくすることだけを考えた方が良さそうです。
以下の表は、全種同じ世話、植え替えや水やり、置き場所をしています。株は全部立派です。夏に長期間抜いたままにして株分けまでしたにもかかわらず咲いています。

2010-11年

不定期咲秋咲秋咲冬咲き冬咲き冬咲き春咲き(早春)春咲き春咲き


春芽春芽






P.クリエイションラビアタ#2ピュアズデライトトリアナエイ(トリアネー)#1 マイカイ'マユミ'#1
ジラ・ウィルダネス#1モーニング・グローリー#1ファイア・キャサリン#2アイリン・フィニー#3
入手時大きさ
草丈47cm、バルブ18x3.4cm(株分け後) 草丈34cm、バルブ7本、最長17cm、最太2.8cm、2分岐
株分けバルブ3本・
草丈35cm、バルブ11x2cm(株分け後)
草丈26cm、バルブ10本 2007.8
三つに株分け
草丈64cm、バルフ107本、最長12cm、最太0.8cm、分岐


2010.4



半ば新芽草丈15cm休眠中


5








6後半以降夏新芽 シース付き株入手
株分けバルブ3本・
透明鉢替え
植え替え
(径15→13.5cm)
新芽草丈約10cm
シース付き株入手
透明鉢替え

中旬:植え替え
下旬
#2分岐草丈17cm#1分岐夏新芽
株入手
株分け新芽草丈約17,11cm
透明鉢替え
株入手
株分け
株入手
株分け
7
新芽
半ばシース9.5cm
草丈26cmシースシース3.5cm
初め鉢増し下旬#2分岐草丈30cm、シース草丈約25,17cm
半ば苗入手
下旬新芽3cm
8蕾5.5cm#2草丈32cmシース7cm

上旬#2分岐草丈32cm、シース3cm#1分岐夏新芽20cm草丈約36,31cm,シース3.5cm 上旬新芽2,1cm
下旬新芽4,4cm
初め新芽5cm太り始め、下旬新芽11cm
9
開花
草丈38cm、バルブ14x3cm
新芽
新芽4.5cm、#232cmシース9cm
後半#2葉長18cmシース10cm、#132cmシース9cm、#326cm、
初め新芽初めシース 上旬秋新芽
中旬#2分岐シース4.5cm#1分岐夏新芽24cmシース4.5cm
草丈約36,32cm,シース16,12cm半ば新芽草丈12,11cm下旬新芽27cm
10

秋新芽

上旬秋新芽追加、
半ば新芽草丈18,16cm半ば新芽草丈33cm,シース始まり
11

バルブ15x2.3cmシース枯れ
上旬シースの中に蕾
下旬新芽草丈22,8cm,シース2.5cm上旬新芽草丈36cm,シース2.4cm
12

上旬蕾1cm。#3高さ23cm、#46.5cm
下旬開花、NS10.3cm
草丈27cm、バルフ16x2.2x1.8cm
葉17x5.5cm

蕾1cm
半ば新芽


下旬新芽草丈25,18cm,シース4cm下旬新芽草丈40cm,シース8cm
1
新芽
半ば蕾3cm
末新芽草丈23cm、シース
下旬開花
草丈22cm、バルブ7x0.7cm


下旬新芽草丈#226,18cm,シース7cm



月初め開花
草丈34cm、バルブ12x2x1.4cm


月末開花

半ばシースから蕾1cm
3







初め蕾2.5cm
4






上旬新芽草丈25,21cm,シース7cm
中旬蕾3cm
上旬蕾7,6cm
開花時の株

草丈34cm、バルフ16本、最長17cm、最太2.8cm、3分岐







冬知らす、植え替えしない場合

2011-12年 
家庭園芸で咲くのは、直接的には親芽が大きいほど、新根の出るのが早いほど、良いと思われます。そこで、親芽の大きさと新芽の出た時期を中心に日記をつけます。
12月半ばに室内に入れ、最低温度を20℃近くに保つ冬知らずで、すぐに新芽が出始めました、昨年株分けなどして植え替えたばかりなので、今年は植え替えをしません。順番
夏咲のトシエ・アオキ’ポカイ’は夏芽が出て伸び、秋の末から冬の初めに夏芽から新芽が出て、夏までに大きくなって咲きます。従って冬知らずの効果は大きいです。

不定期咲不定期
夏咲
秋咲秋咲秋咲秋咲冬咲冬咲冬咲冬咲冬咲き春咲春咲
春咲


花芽冬芽 春芽
ワルケリアナ50

冬芽
夏・秋

冬芽冬芽春芽 晩春芽
ロディゲシ50
夏芽(春芽△)夏芽(春芽△)
春・秋








P.クリエイション#3(ミディー) Lc.ドロシー・オカ
Lc.Shellie Compton×C.walkeriana
ワルケリアナの子
半年草、春・秋

トシエアオキポカイ#1メモリア・ヘレン・ブラウン'スイート・アフトン'#2 アルマキー#1
半年草
アルマキー#1ピュアズデライトC.ファビンギアナ ミルドレッド・ライブズ#1 群生株
半年草
ミルドレッド・ライブズ#2 大株
半年草
プリズム・パレット#1
C.trianaeiの孫
Lc.ジラ・ウィルダネス#1Lc.ドリーム・ライト'エルブシアン' ファイア・キャサリン#1
大株
アイリン・フィニー#1#3?アイリン・フィニー'スプリング・バウンティー'#2


新芽(花芽)6月上旬夏新芽





一部半年型
(11.8.21)
4月上旬春新芽


5月中旬#4、6月上旬#3







シース・蕾 8月中旬夏新芽#21 草丈32
cm




6月上旬シース6月上旬シース7月上旬シース7月上旬シース7月上旬シース7月上旬シース
8月上旬#3、8月中旬#4







開花


7月下旬
















大きさ 草丈27cm、
バルブ16本゙最大12x1.4cm
葉最大15x3cm
鉢径10.5cm
草丈27cm、バルブ5本、最大12x1.6cm、未分岐,
葉最大18x5cm
鉢径12cm

草丈25cm、
バルブ13本゙最大11x1.8cm
葉最大17x5.7cm
鉢径10.5cm
草丈45cmバルブ10本最大30x2.8x2cm双葉最大23x8cm
2分岐
草丈39cm、
バルフ6→11本゙最長17最太2.1cm
葉最大21x5.8cm
鉢径12cm
草丈39cm、
バルフ6→11本゙最長17最太2.1cm
葉最大21x5.8cm
鉢径12cm
草丈42cm、バルブ15本、最長17cm、最太2.8cm、3分岐
草丈45cm、バルフ4本、最大21x2.7x2.1cm、2分岐,
葉最大25x7.5cm
鉢径13.5cm
草丈40cm、バルブ6本、最大15x2.5cm、未分岐大株草丈40cm、バルブ4本、最大14x2.3cm、未分岐大株 草丈24cm、
バルブ6本゙最大10x1.5x1.3cm
葉最大15x3.7cm
鉢径12cm
鹿沼土


草丈41cm、バルフ7本、最大16x2cm、未分岐 2分岐
草丈49cm、
バルフ7本゙最大17x3.5cm
葉最大31x8.6cm
鉢径13.5cm

草丈37cmバルブ8本最大16x3.5x2.3cm葉1枚最大25x6.5cm
未分岐
鉢径15cmスリット



2010.6


上旬9cmから10.5cmに鉢増し下旬夏新芽#1 2.5,#2 2.5cm









下旬夏新芽#8始まり中旬株分け




7


下旬夏新芽#1 13,#2 13cm




上旬夏新芽#7 11cm
中旬#7 17cm
下旬#7 22cm
上旬夏新芽#5 11cm
中旬#5 16cm



上旬夏新芽#8 5cm下旬夏新芽1.5cm 2分岐
草丈49cm、
バルフ7本゙最大17x3.5cm
葉最大31x8.6cm
鉢径13.5cm




8


中旬夏新芽#1 20,#2 20cm




上旬夏新芽#7 24cmシース1cm
中旬#7 28cmシース3.5cm
下旬#5 31cmシース8cm
上旬夏新芽#5 24cmシース1cm
中旬#5 28cmシース3.5cm
下旬#5 30cmシース6cm



下旬#7 シース3.5cm 上旬夏新芽2cm
中旬2.8cm
下旬4.5cm





9


下旬夏新芽#1 25,葉16cm#2 2,葉14cm




中旬夏新芽#7 32cmシース9.5cm
下旬#7 34cmシース10cm
伸びほぼ止まる
中旬夏新芽#5 32cmシース8cm
下旬#5 33cmシース8cm
伸びほぼ止まる




中旬夏新芽8cm,始
下旬14cm





10月


中旬秋新芽#11




上旬葉21cm上旬葉21cm



上旬夏新芽18cm
中旬27cm葉13.5cm





11


下旬秋新芽#11 1cm




上旬大バルブ14x2.2cm上旬大バルブ11x2.3cm



上旬夏新芽31.5cm葉18cm下旬夏新芽34cm葉21cmシース1cm




12半ば室内取り込み

半ば室内取り込み
下旬f冬新芽#21

半ば室内取り込み半ば室内取り込み半ば室内取り込み開花株購入、花芽付き#21(丈27.5cm)
10日開花
中旬バルブ16x2.4x1.5cm葉21x5.5cm
以降変化なし休眠状
上旬葉21x5cm中旬バルブ11x2.6cm
以降変化なし休眠状
開花株#7草丈23.5cmバルブ10.5x1.6cm
シース株#-3草丈16cmバルブ4.5x1.3cm、新芽#-5二分岐約15cm



中旬夏新芽37cmバルブ11x1.8cm葉28x6cmシース9cm




2011.1


下旬秋芽#11 2.5cm親25cm
冬芽#21 1cm親21cm(気根)

上旬
#11 草丈14.5cmバルブ7x1.5cm
#2 草丈26.5cmバルブ10x2.3x1.4cm葉13.5x5cm枯れ
中旬#1草丈38.5cm
半ば冬芽#11 親39cm
(シース・蕾枯れ)
(半株#2冬芽0.5cm)


中旬バルブ12x2.6x1.7cm
シース9.5cm枯れ
中旬バルブ12x2.6x1.7cm二分岐の一方子株は不開花親から出遅れてバルブができず不開花

上旬夏新芽#8 曲35cmバルブ15x1.8x1.4cmシース8.5cm 上旬夏新芽40cmバルブ14x2x1.3cmシース8.5cm
中旬冬新芽始親は夏新芽
下旬冬新芽#2親#1 1cm, #-3親#-2 1cm




2 冬芽#11 0.5cm親21cm
下旬冬芽#11 0.7cm親25cm


中旬秋芽#11 5x1.3cm,
冬芽#21 1.2x0.7cm

半ば冬芽#11 15.5cmバルブ6.5x1.2cm葉9x2.5cm, 
#2 11. 2cm
上旬#12 0.7cm

上旬蕾1.1cm中旬蕾枯れ





上旬冬新芽#2 2cm, #-3 1.3cm
中旬冬新芽#2 2.5cm, #-3 1.6cm




3 初#11 春新芽0.8cm,
#31 春芽0.7cm
下旬#11 3.3, #31 2.8cm
春新芽#6,1cm親21cm,
鹿沼土植え替え

下旬秋芽#11 11cm,
冬芽#21 3cm

初め冬新芽# 兆し
下旬春新芽#21(→4→-4) 親#2(-→3) 1cm
下旬春新芽#21(→4→-4) 親#2(-→3) 1cm
(末株#2春新芽1.2cm)
末#4(→21)29.5,葉8x5.4,14x4.5cm下旬春新芽#8(親開花株#7) 1.8cm下旬春新芽#6(親開花株#5) 1.2cm




上旬冬新芽#2 6cm, #-3 3.5cm
下旬冬新芽#2 8.5cm, #-3 6cm




4 半#11 14cm,
#21 17cm
春新芽3cm
中旬秋芽#11 13.5cm,
冬芽#21 3.5cm

中旬#11 15cm, #12 11cm,
春新芽#21(→4→-4) 1.5cm
中旬#11 15cm, #12 11cm,
春新芽#21(→4→-4) 1.5cm
春新芽#31 1.3cm親24cm開花済,
春新芽#4(5),2cm親#3 44cm開花済上旬春新芽#8 2cm,中旬2.5cm上旬春新芽#6 2cm,中旬2.5cm


中旬3.5cm
上旬冬新芽#2 9cm, #-3 7cm
下旬植え替え?冬新芽#2 10cm, #-3 9cm




5 半ば#11 19cm幅1.3葉12cm,
#21 19cm
初新芽5cm
中旬秋芽#11 15.5cm葉9.5cm,
冬芽#21 7cm葉2cm

上旬#11(→41) 15cm, #12 14cm,
春新芽#21(→4→-4) 2cm
中旬#21(→4→-4) 3cm
上旬#11(→41) 15cm, #12 14cm,
春新芽#21(→4→-4) 2cm
上旬春新芽#31 3cm基発根,
中旬春新芽#31 5.5cm
中旬春新芽#4 7.5cm上旬春新芽#8枯れ 上旬春新芽#6 4cm
中旬6cm太る
中旬秋新芽#-518cm 中旬春新芽#4、

上旬#1開花16.5cm
中旬芽兆
上旬5.5cm2個 上旬冬新芽#2 12cm, #-3 10cm
中旬冬新芽#2 13.5cm葉3枚, #-3 11.5cm
夏新芽#3 0.6cm,
下旬#-4 1cm開花親#-2草丈17cmバルブ7cmの孫




6 上旬夏新芽#21 1cm中旬春新芽#11 15cm,
#31 19cm
夏新芽#21 3cm
初新芽8.5cm
半新芽12.5x1.3cm葉5.5x1.3cm片

中旬秋芽#11 17.5cm葉12x4.3cm,
冬芽#21 12.5
cm葉6.5x2.9cm

上旬#(11(→3→41)19.5x1.7cm葉14.5x3cm中旬春新芽#4(21) バルブ5x1cm
シース4.5cm
上旬#(11(→3→41)19.5x1.7cm葉14.5x3cm春新芽#4(21) 5x1cm
シース4.5cm
上旬春新芽#31 9cm,
夏新芽#11(親#1不開花25cm) 1.3cm中旬春新芽#31 15cm,
夏新芽#22(親#2開花28cm、子冬芽#21の弟) 2cm
上旬春新芽#4 12x2cm
中旬#4 19x2.3cm葉7x2.2cm片,4cm
中旬春新芽#8 10x1.9cm中旬#6 16x片2.2cm上旬春新芽#6 10x1.9cm中旬#6 16x片2.2cm中旬夏新芽#8 1.5cm親株開花株#7草丈23.5cmバルブ10.5x1.6cm上旬夏新芽#3
中旬夏新芽#2(#9) 1cm親#1草丈33cm 上旬夏新芽0.5cm
中旬夏新芽#4 0.5cm親#3 41cm開花
(昨年は7月初)
上旬冬新芽#2 14.5cm幅0.8cm, #-3 13.5cm
中旬冬新芽#2 15x1cm葉9,7cm, #-3 16x0.9cm葉9.5,7.5cm




7 上旬春新芽#11 19cm, #31 21.5cm夏新芽#21 13cm
下旬夏新芽#21 20cm


下旬秋芽#11 17.5cm葉12x4.3cm,
冬芽#21:18cmバルブ7x1.3cm1cm
開花
下旬夏新芽#9'(親#8'不開花草丈35cm葉1枚)2cm 上旬:春新芽#4(21) 22cm葉15x4.2cmシース6.5cm,
下旬夏新芽#5 親#3草丈23cm 7cm元1cm
下旬春新芽#4(21)草丈20cm バルブ8cm
シース6cm
上旬:春新芽#4(21) 22cm葉15x4.2cmシース6.5cm,
下旬夏新芽#5 親#3草丈23cm 7cm元1cm
上旬:春新芽#31草丈23cmバルブ10x1.2cmシース6cm
(昨年上旬22,13cm)夏新芽#22草丈28cm
下旬春新芽#31草丈27cmバルブ13.5x1.5cm葉15x4.34cmシース6.5cm
夏新芽#11 草丈12cm、夏新芽#22草丈19.5cm
上旬:春新芽#4 28x2.7cm葉14,12cmシース6cm
下旬:#4 31cm葉17,18cmシース9cm

上旬春新芽#6草丈26cm幅2.3cm葉17x5.5cmシース6cm,
下旬#6草丈29cmバルブ10x1.5cm葉19x5.5cmシース8cm
中旬夏新芽#8 6cm,#-6 2.5cm(不開花親の孫)親株秋新芽15cm葉未開
下旬夏新芽#8 6.5cm,#-6 6.5cm


上旬夏新芽#2 3cm
下旬夏新芽#2 5.53cm
上旬#4(8)草丈4cm#-4(31)草丈2cm
中旬#4(8)草丈9元太1.3cm#-4(31)草丈4cm
上旬夏新芽#3親#2 0.6cm,
下旬夏新芽夏新芽#3 2cm,#-4親#-3 1cm昨年夏新芽の孫




8 上旬夏新芽#21 28.5cm18cm
中旬夏新芽#21 草丈32
cmバルブ15x1.1cm18x3cm0.7cm
夏新芽#311 1cm

(昨年:中旬)



上旬夏新芽#9 兆候
中旬夏新芽#9' 3cm、#9(親#8開花株草丈45cmバルブ30x2.8x2cm双葉23x8cm)0.5cm
上旬春新芽#4(21) 22.5cmバルブ10x1.6cm葉15x4.3cmシース6.5cm
上旬春新芽#4(21)草丈22cm バルブ7x1.5cm14x3.5cm
シース7cm中旬春新芽#4(21) 24cmバルブ9x1.4cm葉14x4cmシース7cm,夏新芽#5 7cm元1cm
上旬夏新芽#31(→6)3cm 上旬春新芽#31草丈27cmバルブ14x1.6cm葉15x4.3cmシース6cm、夏新芽#22草丈29cm葉12cm夏新芽#11 22x1.7cm葉7.5cm
中旬春新芽#31草丈26cmバルブ12x1.7cmシース6cm
夏新芽#11 草丈30cm葉14cmシース5cm、夏新芽#22草丈37cmバルブ17x1cmシース11cm
上旬:春新芽#4 33cmバルブ16x2x1.4cm葉18,19cmシース6cm
中旬#4 同上葉幅5.6,5.3cm
上旬夏新芽#31 3cm,夏新芽#51始まる9 上旬春新芽#6草丈32cmバルブ12.5x2cm葉19.5x6cmシース8.5cm、
中旬#6草丈31cmバルブ12.5x2x1.3cmシース8.5cm夏新芽#7 2.5cm(親は春新芽#6で開花株#5の孫)
上旬夏新芽#8 13cm葉6cm、#-6 12cm葉6cm
中旬夏新芽#8 18cm葉12cmシース3cm、#-6 12cm葉6cmシース3.5cm
上旬夏新芽#3草丈27cmシース3.5cm中旬春新芽#4
草丈27cmシース1cm,
夏新芽#3草丈31cmバルブ12x1.6cm19x4.3cmシース7cm#121草丈27cmバルブ長8cmシース7cm

中旬夏新芽#2 25cmバルブ9x1.6x1.2cm葉8x基幅2cm 上旬#4(8)草丈17元太1.5cm葉4.5cm未開幅2.2cm#-4(31)草丈17.5cm基幅1.4cm葉2cm未開幅1.5cm
中旬#4(8)草丈31元太1.6cm葉13.5cm未開幅2.5cm#-4(31)草丈18cm基幅1.5cm葉6cm未開幅2cm
上旬夏新芽#3 4cm葉1cm,#-4 3cm葉1cm
中旬夏新芽#3 8.5cm基幅0.7cm葉2.5,1cm,#-4 7cm葉2,1cm
上旬夏新芽#31(親#3古小株草丈24cmバルブ6x2.8x2cm単葉17.5x5.7cm)5cm
中旬夏新芽#31 9cm葉7cm未開幅1.3cm、#61(親#6小株草丈28cmバルブ8x3.5x2cm単葉22x5cm)2cm



9 上旬 #21 草丈32,葉18
x3.7
cm1cm 夏新芽#311 4.5
秋新芽#211(5)



中旬夏新芽#-9(開花株の子) 草丈3cm
夏新芽#9 草丈0.5cm

上旬夏新芽#6
(#5の子)草丈34cmバルブ14x1.6cm21x5.4cmシース8cm1.5cm、
秋新芽#-5(211)
草丈2cm

中旬春新芽#4シース9.7cm厚み
秋新芽#5(#4の子)
草丈1.5cm
中旬#中旬春新芽#6草丈32cmバルブ14x2.3x1.3cmシース8.5cm、夏新芽#7 8.5cm





中旬#31 草丈23基太さ
1.4
cm,夏新芽# 61 草丈7x1.3cm,
秋新芽#9 草丈1.5cm葉2.5cm



10 上旬秋新芽#5 草丈18.5,バルブ8x0.9葉8x片1.3cm, #21 草丈18,葉8
x1.1
cm片



上旬夏新芽#-9 草丈12x基太さ1.4葉3.2cm
夏新芽#9 草丈1.5x基太さ1x1cm
上旬春新芽#4(21)草丈28cm バルブ10x1.1cm20x4vcm
#=5'の子)草丈21cmシース5.5cm枯れ夏新芽#-5(春新芽#21=-4草丈24cmバルブ9x1.5cm13.5x4cmシース6.5cm
上旬夏新芽#6
(#5の子)草丈34cmバルブ14x1.6cm21x5.4cmシース8cm1.5cm、
秋新芽#-5(-4の子)
草丈4


上旬上旬春新芽#6草丈32cmバルブ15.5cmシース8.5cm、





上旬#31 草丈26基太さ0.7cm葉20x4cm夏新芽#61,秋新芽#9 草丈2x1.1cm


11 上旬秋新芽#5(211) 草丈18.5,バルブ8x0.9葉8x片1.3cm, 夏新芽#4(#21) 草丈24,バルブ9.5x0.7葉16x1.4vcm



上旬夏新芽#-9 草丈28バルブ12x1.7葉20x5.3,194vcm
夏新芽#9 草丈8x基太さ1.5葉1.7x1片cm
開花株の方が芽の出が遅いです。
上旬#(→5')草丈21cm、夏新芽#6'(春新芽#21=5の子)草丈34cmバルブ14x1.6cm21x5.4cmシース8cm1.5cm枯れ
春新芽#21(→-4)草丈24cm、夏新芽#-5(春新芽#21=-4の子) 草丈24cmバルブ9x1.5cm13.5x4cm
上旬夏新芽#6
(#5の子)草丈34cmバルブ14x1.6cm21x5.4cmシース8cm1.5cm、
秋新芽#-5(-4の子)
草丈13cm基1cm5x片1.9cm

秋新芽#5(#4の子)
草丈12x太さ内1.5.5cm
昨年12月に二番花で咲いた小芽に類似
上旬夏新芽#31草丈24cmバルブ11x2cm15x4.5cmシース8.5cm、夏新芽#9 草丈10cm#51 6.5cm, 夏新芽#61 9.5cm
8月以降に新芽小さいものにはシースが出ません
上旬春新芽#6草丈31.5cmバルブ12x2.5x1.5cm19x6.5cmシース8.5cm枯れ夏新芽#7 草丈30cmバルブ14cm基1.3cm(内9x1.7cm)20x5.3シース8.5cm
鉢#1ほぼ10月と同じ
シース7.5cm子#3秋新芽#非開花株の子16.5cm
鉢#2
夏新芽#2草丈32cmバルブ16x2.1x1.6cm葉19x5cmシース10.5cm内2cm秋新芽#3(#2の子)16.5cm

上旬夏新芽#9 草丈45cmバルブ曲19.5x2.3x1.7cm葉28x6.5cmシ-ス12cm
親株超え


上旬#31 草丈28バルブ8x1.5葉20x4.5cm,夏新芽# 61 草丈21葉12x3.3vcm, 秋新芽#9(開花株#8の子) 草丈4x1.2cm


12




















開花時の株





















2011原種・プライマリ交配種

秋咲冬咲春咲冬−春冬春咲夏?冬咲 春咲
(三季咲き)

春咲


年期


半年








芽季
花芽
冬芽

秋芽秋芽

夏芽





ラビアタ#2トリアネイ#1スキンネリ#1ワルケリアナ'ペンデンティブ'ワルケリンターEpi.マリエ×L.テネブロッサBc.マイカイ'マユミ'#1 (B.nodosa×C.bowringiana Bc.モーニング・グローリー#1
B.nodosa x C.purpurata

Lc.ロホ
Lc. Rojo = C. aurantiaca x L. milleri





2分岐


8月下旬6月中旬夏新芽

半年型、冬・夏型
(11.8.20)









1月下旬シース3.5cm
8月中旬シース










8月中旬






入手など2010.6下旬株分け2010.6下旬株分け2010.6下旬株分け2011.4開花株入手2011.4開花株入手

2010.6下旬株分け
2009.5中旬開花株入手


2011初
大きさ
草丈45cm、
バルブ5本最大19x2.6cm
葉最大29x6.7cm
鉢径13.5cm
草丈35cm、
バルブ6本二分岐最長12,最太2cm(開花)
葉最大22x4.8
鉢径13.5cm
草丈30cm、
バルブ10本最長16,最太2.7cm
葉最大16x5.5双葉
鉢径13.5cm
草丈16cm、
バルブ6本最長8,最太0.8cm
葉最大9x4
cm双葉
鉢径10.5cm
草丈16cm、
バルブ7本最長9,最太0.8cm
葉最大9x4
cm一部双葉
鉢径9cm
草丈28cm、
バルブ4本゙最大7x1.4cm
葉最大21x3.5cm
鉢径9cm
鹿沼土







6






上旬春新芽 #111 1cm, #21 3.5cm, #31 1.5cm
中旬春芽 #111 2cm, #121 6cm, #32 2cm

(10.2中旬シ−ス)
下旬夏新芽



7
下旬新芽#1 29cmシース3.5cm上旬#22(→-2)11cm
上旬夏新芽#8開花株#7の子始まる 中旬3cm
下旬ミズゴケ植で水切れで落蕾

上旬秋芽#11花茎6.5cm 10cm春芽 #121 17cm, #111 7cm, #31 9cm
下旬春芽 #111 13.5cm, #121 23cm, #31 15cm

上旬夏新芽3,2.5cm
下旬夏新芽4,3.5cm



8
中旬30cm,シース6.5cm、
下旬33,7cm



下旬親23cm夏新芽2.5cm
上旬春芽 #121 17cm, #111 7cm, #31 9cm
シース7cm
下旬春芽 #111 13.5cm, #121 23cm, #31 15cm

上旬夏新芽5.5,5cm
下旬夏新芽11,10cm



9
中旬秋新芽#2 1.5cm(親15cm貧弱)










10
中旬#1葉22cmシース7cm
秋芽#2 8.5cm葉1.5cm
初#03 0.5,#12 2,#21 1cm
上旬夏芽1.9cm



中旬夏新芽#-2 16葉10,10シ−ス4.5cm


11
下旬#1バルブ曲12cm葉23cmシース枯
秋芽#2,16、葉6cm
初#03 1,#12 2,#21 1.5cmシース
中旬夏芽5cm

下旬秋芽4cm下旬秋芽4cm



12半ば室内取り込み秋芽#2,19.5、バルブ1.8x0.8cm、葉9.5cm

上旬夏芽5cm基太さ0.7cm葉1.5x0.8cm半
下旬夏芽11.5cmバルブ6x0.6cm1.2cm


下旬秋芽7.5cm下旬秋芽7.5cm



2011
.1
半ば冬芽#2,1cm1 親25cm(非開花) 秋芽#2,22、バルブ10x1.5x0.8cm、葉14x1.8片cm
初#0(1→6),31バルブ17x1.9x1.7葉15x4.4+10x3.6,
#1(2→-2),21,11x2x1.7,12.5x3.8+10x3.12 1 1cm

下旬夏芽12cm
凍傷枯れ
初め芽25.5x1.4cm
末丈23cm葉17x3.3cmバルブ8x1.7cm(親越え)
シース3.5cm(昨年も1月)

上旬秋芽#11 10cm
下旬秋芽#11 13cm
上旬秋芽#11 10cm
下旬秋芽#11 13cm




2 半ば冬芽#11 5cm 親37cm(花跡),
#21 1.2cm
#1初9.5cm
草丈35cm、バルフ長12,太2cm
葉21.5x4.5
中旬#2,22、バルブ10x1.5x0.8cm、葉14x1.8片cm



上旬草丈27cmバルブ7.5x1.5cm葉19.5x3.8cm






3 初め冬芽#11 3.5cm,
#21 5.5cm
上旬#2 24cm,バルブ11x1.6x0.9cm葉13.5x3cmシース0.5cm
開花せず



上旬草丈28cmバルブ8x1.7x1.2cm葉19.5x3.8cm
下旬鹿沼土植え替え9cm

上旬秋芽#11 19cm上旬秋芽#11 19cm



4 初め#11 7cm,
#21 13cm

中旬春芽1cm 親31cm

上旬シース4cm
(鉢#2中旬春芽1cm 親31cm)




5 半ば#11 15cm,
#21 19.5cm
中旬春新芽#3(開花株#1の子)2cm
中旬春新芽1cm 親開花株16cm
半ばシース3.5cm(鉢#3上旬春新芽)中旬春新芽#111 始 親#11 18cm,#1211.5cm 親#12 25cm,中旬春新芽#111 始 親#11 18cm,#1211.5cm 親#12 25cm,



6 半ば#11 17.5cm,
#21 20cm
秋芽#2 24cm,バルブ11x1.6x1.1cm
中旬春芽#3 3cm
中旬夏新芽#41(#4の子) 0.5cm
半#0兆親30x2.9cm、#1兆親32x2.2、#1--兆
上旬春芽2.5cm
中旬春芽6cm太さ1.2cm

初めシース4cm中旬夏新芽2本 上旬夏新芽#111 1cm 親#11 18cm(秋芽?)
中旬夏新芽#31 1.5cm親#3 32cm
上旬夏新芽#111 1cm 親#11 18cm(秋芽?)
中旬夏新芽#31 1.5cm親#3 32cm




7上旬夏新芽#4(21→、#3の子)始まり 上旬春芽#3)10cm、
夏新芽#4(秋芽#2の子)1.5cm
下旬#1春新芽(3)19x1.5cm葉8cm、#2(4)3cm
上旬夏新芽#41(#4の子) 4cm
中旬夏新芽9cm
中旬春芽18cmバルブ8x1x0.8cm葉11,9cm幅広
下旬春芽21cmバルブ7x1.3cm葉13,12cm

下旬:シースから
(昨年は)
上旬夏新芽4cm
下旬夏新芽10cm
上旬:春新芽#121草丈17cm、#11花茎6.5cm
下旬#111 13.5cm, #121 23cm, #31 15cm
上旬:春新芽#121草丈17cm、#11花茎6.5cm
下旬#111 13.5cm, #121 23cm, #31 15cm




8
上旬#1春芽(3)25.5x1.5cm葉15cmシース1cm、#2夏新(4)7.5cm
中旬春芽#3(旧#1)草丈28バルブ11x1.4葉17x3V字シース4cm、夏芽(#4(旧#2)草丈15葉6.5未開基幅1.4cm
上旬夏新芽#41(#4の子) 13cm葉3.5,3cm
中旬夏新芽#41(#4の子) 18cm葉6基幅2.3cm
上旬春芽19cm
バルブ8x1.7cm、葉13x5,13x3.5cm
中旬春芽20cm
バルブ8x2x1.7cm、葉13x5.5,13x5cm

上旬草丈24cmバルブ8x1.5cm葉19x3.8cm2.2,2cm
中旬開花幅6,7cm
上旬夏新芽15cm
中旬夏新芽20cm
(鉢#3中旬夏新芽再び)
中旬夏新芽#111草丈28cmバルブ長5cmシース3cm,#121草丈27cmバルブ長8cmシース7cm#1211夏新芽0.5cm,
夏芽#31草丈27cmバルブ長9cmシース3cm
中旬夏新芽#111草丈28cmバルブ長5cmシース3cm,#121草丈27cmバルブ長8cmシース7cm#1211夏新芽0.5cm,
夏芽#31草丈27cmバルブ長9cmシース3cm




9 中旬#3 草丈20.5cmバルブ8cm葉13.5x3.3cm
#4(#3の子)草丈22cmバルブ8cm葉15x4cm


中旬春芽21cm
葉x6,x6.6cm









10 上旬#3 草丈23.5cmバルブ8x2.4x1.3cm葉18x5.3cm
#4(#3の子)草丈26cmバルブ8.5x1.8cm葉18x5.3cm

上旬秋新芽#21(#2の子)草丈9cm 上旬春芽
バルブ8x2.3x1.9cm
上旬秋新芽#8 1.9cm







11 上旬#3 草丈23cmバルブ9x2.4x1.3cm葉16x5.6cm
#4(#3の子)草丈26cmバルブ8x2.6x1.3cm葉18x5.3cm基から折れ
上旬春芽#3(#1の子)草丈30バルブ11x2.4x1.5葉18x4シース5cm0.7cm
#11新芽4cm先折れ
夏新芽#4(#2の子)草丈31cmバルブ11x1.5cm葉19x3.5cmシース6cm内蕾2.5cm
春芽よりも夏芽の方が大きくなり蕾も大きい
上旬夏新芽#41(#4の子) 草丈25cmバルブ太さ2x1.3cm葉18x4.5,12x4.7cm
シース5cm秋新芽#21(#-2の子)草丈9cm基太さ1x0.7cm葉3.5x1.4cmv
開花株からは直ぐに脇芽が出ないで、古い株から出るようです。
中旬秋新芽#8(春芽の子、開花株の孫) 1.3cm中旬秋芽5cm芽が出ずに休眠したままです。芽ぶきが弱いようです。
上旬秋新芽#311、夏芽#31の子、3cm上旬秋新芽#311、夏芽#31の子、3cm



12


上旬秋芽#8 1.6cm
下旬秋芽#8 9.5x0.8cm
上旬秋芽5cm太さ0.7cm
下旬11.5cmバルブ6x0.6cm1cm


上旬秋芽#311、4.5x0.6cm上旬秋芽#311、4.5x0.6cm



2012.
1



中旬秋芽
下旬秋芽#8 15x0.8cmバルブ8.5x0.8cm(隠れ)葉6.5x1.5cm片側花茎5cm1cmx2
下旬同上

下旬夏芽#111草丈33cmバルブ11x0.9cm花茎14.5cmシース8cm1cm
秋芽#311、7.5cm葉3x0.6cm半
下旬夏芽#111草丈33cmバルブ11x0.9cm花茎14.5cmシース8cm1cm
秋芽#311、7.5cm葉3x0.6cm半

















3












まとめ
二分岐株なので、1年ごとに交互に咲いたため毎年花が見られた
大きい方は春−春の一年型で昨年は開花、今年は蕾が凍傷で枯れた、他方は親が作落ちしていたが、秋芽は蕾が出ず-夏芽が咲いた

開花株までのバルブが太く充実
開花後の春芽は最大に、その子の秋芽が着蕾



秋芽から夏早くに出た芽は、バルブができシースができる、
夏遅くに出た芽はバルブがシースに包まれたままでシースなしに蕾ができる
秋芽から夏早くに出た芽は、バルブができシースができる、
夏遅くに出た芽はバルブがシースに包まれたままでシースなしに蕾ができる




開花時の株

















若苗の開花

洋ラン合格生のノートとレシピ
カトレヤ幼稚園年少組
(読者(生徒)のページと質問箱)
別のページにあります。
「小学校」から「大学」まで、このホームページで提案している方法を、読者の方に試してもらい、うまくいくかどうかを調べ、改良点を探りたいと思います。ここではカトレヤの例を紹介します。
カトレヤ幼稚園
カトレヤの開花株を11月の後半に入手したので、育ててみていただくことにしました。黒のビニールポットにバークで植えられ、名札が付いていませんが、プリズム・パレット’クリスマス・キャンデー’のようです。大きな脇芽に花が2つ着き、反対側の脇芽はシースが枯れたようになっていますが、新しい脇芽が元気に伸びています。どうやら、花芽と葉芽が1年の内に交互に出るタイプのようで、新しい脇芽は葉芽の方だと思われます。

 
左:開花株を2株入手し、右側の花が開いている方の株で試していただくことにしました。 
右:シースが咲きそうにない大株#1の脇芽、新しい脇芽が伸びています。右側の開花中の脇芽は新しい根が伸びています。
大きい方ではなく、小さい株で冬知らずにした方がシースが出てきました。
夏芽が出始めて1月半くらいでシースが出ます
プリズム・パレット 'クリスマス・キャンディー'
Lc. Prism Palette = Lc. Colorama x C. Horace 1973 
C. Horace = C. trianaei x C. Woltersiana (1/1/1938)
Lc. Colorama = C. Arctic Snow x Lc. Peggy Huffman (1962)
C.trianaeiの孫、高率, C. dowiana , C. mendelii , C. mossiae , C. warneri, C. warscewiczii


プリズムパレット、左の株#2の方が小さいですが、冬知らずのおかげか、新芽は幅広くシースができました。
右の大株#1は冬から新芽が出ていましたが、春まで屋内にあったためか、ほっそりとしていて、シースが出ません。

株#1(大きい方)株#2(小さい方)
入手時の大きさ草丈23.5cm、バルブ11本開花株草丈22cmバルブ5本
12月 開花株開花株#7草丈23.5cmバルブ10.5x1.6cm
シース株#-3草丈16cmバルブ4.5x1.3cm、新芽#-5二分岐約15cm
開花株#5草丈22cmバルブ9.5x1.7cm
2011年
1月
二分岐の一方子株は不開花親から出遅れてバルブができず不開花
2月

3月
下旬23cm
4月

5月中旬#-518cm
6月中旬夏新芽#8 1.5cm親株開花株#7草丈23.5cmバルブ10.5x1.6cm中旬夏新芽#6 2cm、#3l 1.5cm、#3r 1cm
7月 中旬夏新芽#8 6cm,#-6 2.5cm(不開花親の孫)親株秋新芽15cm葉未開
下旬夏新芽#8 6.5cm,#-6 6.5cm
上旬夏新芽#6 6.5cm、#3l 3cm、#3r 3cm
下旬夏新芽#6 10.5cm、#3l 7cm、#3r 6.5cm
8月 上旬夏新芽#8 13cm葉6cm、#-6 12cm葉6cm
中旬夏新芽#8 18cm葉12cmシース3cm、#-6 12cm葉6cmシース3.5cm
上旬夏新芽#6草丈13cmバルブ8cm葉10cmシース4cm、
#31草丈10cm、#32草丈8cm
中旬夏新芽#6 16.5cm葉12cmシース6.5cm、#-3l 12.5cm、#-3r 10cm
9月

10月

11月

12月


段階別の育て方・後篇
蕾を着ける育て方(初級・高校)
蕾を咲かせる育て方(中級・大学)
前半では、枯らさない、大きく育てることを目標にしたので、どの種類も同じ方法でした。
咲かせるための後半は、他の属と異なり、開花期により異なることも取り入れていきます。
同じ世話では咲かないものが出てきますが、反対に種類ごとに考えるのでは効率的ではありません。
花期を理解して、花期ごとにまとめて管理をすると、多くの種類が咲きやすくなります。


3 蕾を着ける育て方、大株作りの例

割に大きな秋咲の開花株を入手し、毎年、蕾を付けましたが、開花には至っていませんでした。株が広がって、色々な時期に新芽が出て、シースや、むき出しの蕾など、色々な花芽の着き方をするようになって、花が咲きました。
ブラソレリオカトレヤ ピュアーズ・デライト、秋咲、双葉
(1)初めてのカトレヤ、開花株
初めの内は、開花株の花を楽しむのがせいぜいで、枯らさなければ運がよいくらいです。なるべく暖かい時期に入手します。素焼き鉢などで、大量のミズゴケなどに植えられているのを、初めてであればまずは、すぐに透明ポット(鉢底敷き、横穴開け)への鉢換えをします。中の乾きを確かめながら水やりすれば新しい根が出てきます。
(2))芯入り衣替え
根や脇芽が出始めたら、太い芯入れへの衣替え、を行って、さらに根腐れを防ぐようにします。
(3)基本の植え方・植え替え
慣れてきたら(入門段階)、適期(晩春か初秋)になってから、角棒多芯入りで植え替えます。

2008年
11月9日 開花株を入手しました。双葉の間から花茎を伸ばし2輪咲いています。バルブは7本、5本目から匍匐茎が分岐し、#1分岐草丈31cm、バルブ18x2.4cm、双葉17x6,17x5.7cm


2008年11月8日 初秋に入手した開花株、鉢替えの前


2 株の回復(入門・中学)

新脇芽に蕾を着ける
植え替え
2009年4月15日
透明ポットにスチロール板を敷き、底にスチロール芯を入れ、バークの大粒で植え替えました。新芽9,7.5cm
8月12cm
11月初め、高さ30cmバルブ19x1.5cm花茎枯れ、高さ32cmバルブ16x1.7cmシース6cm
2010年
咲きそこないました。シースが出たのが11月近くなので生育が遅すぎました。

3 咲かせる

蕾を育てる
6月半ば、鉢径15cmから13.5cmに小さくしました。根鉢を温存していて湿りがちだったので少しほぐして多芯入りにしました。
以下はカレンダーに要約
2010
1月親株 草丈30cmバルブ19x1.5cm葉22cm花茎枯れ
草丈39cmバルブ16x1.8cm葉22cmシ−ス6.5cm、
草丈24cmバルブ9x1.2cm葉16cm、
草丈24cmバルブ8x1.4cm葉14cm

分岐#1 株#1'分岐#2'開花株分岐#2分岐#1'シース枯れ株分岐#2シース枯れ株#1'の兄弟#1”?開花株の#2'子#21
分岐3
6月





7月 上旬春新芽13cm鉢の縁
中旬 21cm
下旬26cmシース2cm
上旬春新芽22cm
中旬 28cmシース4.5cm
30cm、シース7cm
中旬4.5cm

中旬夏新芽6cm親21cm
下旬9cm
8月 上旬30cmシース7cm
中旬31cmシース9cm
下旬32cmシース9cm
32cmシース9cm
30cmシース10cm
34cmシース10cm



上旬16cm
下旬24cm
9月 中旬32cmシース9cm
旬32cm、葉18cm、シース9cm
34cm、シース9.5cm
33cm、葉18cm、シース10cm
中旬秋新芽1.7cm
下旬秋新芽4.5cm


中旬24cm
下旬26cm葉15cm
10月 上旬高さ31cm、葉長20cm、シース4cm
中旬シース4.5cm
高さ15cm、双葉で長さ6cmと1.5cm
高さ19cm、双葉長さ11cmと7cm
上旬秋新芽6.5cm
中旬秋新芽13.5cm葉4.5cm
中旬秋新芽21' 1.5cm

11月上旬高さ32cm、シースの中に蕾 高さ21.5cm、双葉長さ13cmと12cm
下旬高さ23cm、バルブができ始めて9x1.3cm、双葉長さ13cmと12cm、双葉の間に
上旬秋新芽19cm上旬秋新芽4cm

12月上旬バルブ15x2.3シース10cm太る中旬開花 上旬33cmシース9cm枯れ
上旬高さ23cm、バルブ9.5x2、双葉長さ14cmと14cm、1cm
上旬秋新芽21cm
中旬秋新芽26cmバルブ10.5x1.5cmシ−ス
上旬秋新芽6.5cm

1

11 24cm


2





3




以下の春新芽#31は非開花小株#3の子秋新芽#21'
の兄弟
4



春新芽#31 1.3cm親24cm開花済春新芽#31 1.3cm親24cm開花済
5

以下の#11はシース枯れ株#1'の兄弟秋新芽#1''の子 以下の#21は開花株#2'の子秋新芽#21'
の兄弟
上旬春新芽#31 3cm基発根,
中旬春新芽#31 5.5cm
上旬春新芽#31 3cm基発根,
中旬春新芽#31 5.5cm
6

夏新芽#11(親#1不開花25cm) 1.3cm中旬夏新芽#22(親#2開花28cm、子冬芽#21の弟) 2cm 上旬春新芽#31 9cm,
夏新芽#11(親#1不開花25cm) 1.3cm
中旬春新芽#31 15cm,
夏新芽#22(親#2開花28cm、子冬芽#21の弟) 2cm
上旬春新芽#31 9cm
7

下旬
夏新芽#11 草丈12cm、
上旬夏新芽#22草丈28cm
下旬夏新芽#22草丈19.5cm
上旬:春新芽#31草丈23cmバルブ10x1.2cmシース6cm
(昨年上旬22,13cm)夏新芽#22草丈28cm
下旬春新芽#31草丈27cmバルブ13.5x1.5cm葉15x4.34cmシース6.5cm
夏新芽#11 草丈12cm、夏新芽#22草丈19.5cm
上旬:春新芽#31草丈23cmバルブ10x1.2cmシース6cm
8

上旬夏新芽#11 22x1.7cm葉7.5cm
中旬
夏新芽#11草丈30cm葉14cmシース5cm
上旬夏新芽#22草丈29cm葉12cm
中旬夏新芽#22草丈37cmバルブ17x1cmシース11cm
上旬春新芽#31草丈27cmバルブ14x1.6cm葉15x4.3cmシース6cm、夏新芽#22草丈29cm葉12cm夏新芽#11 22x1.7cm葉7.5cm
中旬春新芽#31草丈26cmバルブ12x1.7cmシース6cm
夏新芽#11 草丈30cm葉14cmシース5cm、夏新芽#22草丈37cmバルブ17x1cmシース11cm
上旬春新芽#31草丈27cmバルブ14x1.6cm葉15x4.3cmシース6cm
中旬春新芽#31草丈26cmバルブ12x1.7cmシース6cm
























シース枯れ株#1'の兄弟秋新芽#1''の子夏新芽 開花株#2'の子秋新芽#21'
の兄弟夏新芽

祖18cm(作落ち)から回復、親21cm、子1026cm、孫1131cmと半年年期で大きくなり開花


分岐#1のシースと元の秋芽 
 
12月上旬 左#2'、中新芽#11'、右奥のシース枯れは#1'  12月中旬 左#2'蕾が出始めました、右#1'
12月11日 開花間近の株の子の秋新芽#21'からはシースなしでが出てきました。下のファビンギアナと同じです。

開花

1月上旬 左#2'開花、右#1'シース枯れ


 蕾を咲かせる育て方(カトレヤ大学)−蕾を着けてからの管理
冬を高温にすると時期遅れの秋咲・冬咲き・春咲きが咲きます

初めに−冬を高温にすると簡単に咲きます
他の種類よりも、カトレヤは蕾から咲かせるまでに、注意が必要でしょう。まずは、蕾が特有のシースに包まれているため、様子が分からなかったり、シースが出てから蕾が出るまでが長かったり、シースの中で蕾が枯れたりします。さらに開花期が色々あって、秋咲は余り問題がないかもしれませんが、夏咲は暑過ぎて弱ったり水切れすることが考えられ、晩秋から冬咲きは寒くて蕾が大きくならなかったり、春咲きは蕾が無事冬を越せなかったりという問題があるからです。
これに対して、本やHPでは、色々と対策が述べられていますが、そんなことをしなくても、簡単に咲かせる方法があります。
カトレヤは主に低温期、冬を中心にして咲きます。従って、冬の寒さが開花を妨げます。ですから、反対に、冬に寒さを感じさせなければ、苗が弱ることもなく、蕾が消えることもなく、楽に咲きます。
その上、冬暖かくすると、春にならないうちから新芽を出すので、夏咲き種で問題になる新芽の遅れも無くなって咲きやすくなります。後は、夏に咲きかけの夏咲き種や、シースや蕾の大きくなった秋咲き種を日射と高温から守り水切れさせないように無事夏越しさせるだけです。
蕾が咲かない理由
株が小さめだと、シースや蕾が出てから、花が咲くまでの長期間の気候の変化についていけない、特に高温・乾燥や低温に耐えられずに咲かないことがあります。
寒いと蕾の生長が止まってしまうことがあります。
開花は低温期が多いため、水やりを控えて水切れになりやすいです。
高芽に蕾が着くと、根が十分植え込み材料に張らずに、吸水が不十分で生育不良や水切れになることがあります。特に新根をナメクジに食われると咲きそこなうことがあります。
蕾が着いてから、屋内に取り込んだりで、「置き場所が変わると咲きそこなうことがある」と言われます。
屋内での高温と乾燥で、蕾が枯れることがあると言われます。
蕾付きの秋冬咲き株の晩秋から冬の世話
秋までにシースが出ていても、春以降に咲く種類は、晩秋できるだけ遅くまで、屋外で昼間の日光と高温に合わせ、生長させることにします。また、夏咲きや秋咲種で花の終わった株はシースや蕾が出ていないので、同じようにします。
秋咲とされていても開花が遅れている株や、冬咲きの種類は、生長はしないので、屋外に置くメリットはなく、むしろ水やりを控えて水切れしたり、蕾が寒さに痛むことの方が多いので、室内に取り込むことにします。
最初は、急に暖房した部屋に入れると変化が大きすぎるので、暖房していない部屋などに入れます。むしろ、できれば昼間は日向に出して、夜だけ屋内に取り込むのが理想的でしょう。
11月下旬に取り込むことにしました。
10/1 葉の少ない灌木の木陰のままです
11/7 南向きのテラス、晴の日のみ遮光ネットを被せています
11/25 屋内取り込みの準備、蕾付きの株を他と別に分けて、まとめました。昼は日当たり、夜は玄関に入れます。

蕾付き株の土増し
夏に植え替えてから新芽が大きくなって蕾を付けた株は、高芽気味で新芽の根元の根がむき出しになっているので、室内に入れてから、冬の初めに、バークを足して根元を覆いました。
トリアナエイ、左:根元がむき出しになっています、右:バークを足して覆いました。
 


6 病気と害虫(注意事項)

根腐れ
大型カトレヤの不調の大半は根腐れです。開花株を入手すると、根腐れしていることがあります。大株のミズゴケ植えは特に注意が必要です。透明ポット・芯入り・バーク植えで育てる方が安全です。

C. Irene Finneyの開花株、根が少し痛んでいます。
日焼け
丈夫な種類を健康に育てていると、真夏以外は、風通しのよい日向で日焼けせずにいる場合も有りますが、普通には高温で直射日光を浴びると日焼けします。木漏れ日下で、部分的に一時的に当たる程度なら大丈夫です。病気の苗は別として、日焼けを恐れるあまり、光量が不足すると、新しい脇芽が良く育たず、花が咲きません。
カイガラムシ
カイガラムシには、主に普通のカイガラムシ(マルカイガラムシまたはシロカイガラムシ)と、ワラジムシのような形をして蝋を被り動き回るコナカイガラムシがあります。どちらも、外来種なので、新しく現れるのは苗を入手した時だけです。初めの内は薬で抑えられて幼虫が潜んでいるだけで見えなくても、大抵次第に繁殖してきます。見つけ次第取り除くのが大事ですが、予防のために最小限の薬剤を使います。

4 枯らさない育て方(全種ほぼ同じ)
植え替え(慣れるまではなるべくやらない、透明ポットへの鉢換え、芯入りへの衣替え)
標準
入手後は透明ポット、鉢底発泡スチロール板敷き、底近くに横穴開けに鉢換え
暖かく通常の植え替え時期に、透明ポットで芯入りへの衣替え
慣れてきたら下記植え方に植え替え
植え方(根腐れ防止、野生の木に着生に近づけた根の薄着)
標準
植え込み材料、バーク中粒
鉢、透明軟質ポリエチレンポット、径9-13.5cm、やや深型(ペットボトルや透明コップで代用可)
植え方、
植え替え後支柱立て
置き場所(日焼け防止、野生の木漏れ日下に合わせる)
中温・中光型標準
春は4月初めに屋外に出し、秋は11月末に屋内に入れる
慣れないうちは、一般に言われているような遮光をした方が無難です
春から秋は真夏を除き木漏れ日、真夏は遮光
雨ざらし
水やり(鉢の乾きを見ながら水やりで根腐れと枯れを予防)
標準
鉢の中を見て、半分くらい乾いたら水やり
目安、春と秋は週2回、夏は週3回、冬は週1回
梅雨から夏は雨を利用、長雨は避けます

4.2 病気と害虫(注意事項)
根腐れ
大型カトレヤの不調の大半は根腐れです。開花株を入手すると、根腐れしていることがあります。大株のミズゴケ植えは特に注意が必要です。透明ポット・芯入り・バーク植えで育てる方が安全です。

C. Irene Finneyの開花株、根が少し痛んでいます。

日焼け

丈夫な種類を健康に育てていると、真夏以外は、風通しのよい日向で日焼けせずにいる場合も有りますが、普通には高温で直射日光を浴びると日焼けします。木漏れ日下で、部分的に一時的に当たる程度なら大丈夫です。病気の苗は別として、日焼けを恐れるあまり、光量が不足すると、新しい脇芽が良く育たず、花が咲きません。

カイガラムシ

カイガラムシには、主に普通のカイガラムシ(マルカイガラムシまたはシロカイガラムシ)と、ワラジムシのような形をして蝋を被り動き回るコナカイガラムシがあります。どちらも、外来種なので、新しく現れるのは苗を入手した時だけです。初めの内は薬で抑えられて幼虫が潜んでいるだけで見えなくても、大抵次第に繁殖してきます。見つけ次第取り除くのが大事ですが、予防のために最小限の薬剤を使います。
5 段階別開花の方法
カトレヤ、特に大型種は、種によって生育・開花のサイクルが異なるので、それに合わせた世話の仕方が必要とさtれています。しかし、複雑で、実際に何から始めるのが良いかは分かりにくいです。そこで整理してみました。そして、それに従って進めていき



第二部 段階別の咲かせ方


開花株を楽しむ
開花株なら、初めての人でも、花を楽しめます。次も咲かせようと思うなら、暖かくなってから、開花株の根元から新芽の出ている株を選ぶようにします。また、種類が分かり、花期も分かるなら、不定期咲や秋咲から始めるのが賢明です。
蕾付き株(二番花)の開花
カトレヤは初めてという人でも、家に来てから咲かせる方法があります。それは、すぐに蕾の出そうな株を入手することです。次々に花を咲かせやすい種類なら可能で、不定期咲き種です。他の種類でも、蕾付きの開花株を入手すればすぐに咲き、二度楽しめます。

(1)不定期咲の新芽付き株

ポチナラ クリエーション
2007年6月 開花株を入手しました。ミディーカトレアです。バーク植えになっています。
6月24日 二番花が咲きました。匍匐茎が枝分かれした大株では、花径が同時に数本出ます。ミディカトレヤは、大輪カトレヤへの入り口です。
不定期咲の種類だと言うことも分からなかったのですが、初めてなのに二番花を楽しむことができました。
 
左:6月5日 初めの開花の萎れ始め 右:6月24日 入れ替わりに二番花が咲きました。


(2)蕾付き開花株

ファビンギアナC. Fabingiana = C. bowringiana x C. Fabiata、C. bowringiana50%, C. labiata25%
ファビンギアナは1952年に登録された古い種類で、大型、淡紫紅色唇弁濃色喉黄色です。中輪多花性、丈夫で大株になり、大型の入門向きだそうです。
12月初めに花が終わりがけの株を入手しました。多花性と言われるのにふさわしく脇芽から次の蕾がのぞいている株です。
昨年咲いた親株は草丈43cm、開花中の脇芽は44cm、その横から出ている脇芽は
咲きやすそうなので今から1年後の開花も楽しみです。

写真は我が家で咲いた蘭の写真集から転載、http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Lavender/3923/photo3.html

12月10日 二つ目の脇芽からも咲き始めました。同じ親株の両側に出た、春芽と夏芽でしょうか。





シース(蕾)付き株を咲かせる

ラビアタ C. labiata
ラン園に行ったり、クラブの会に参加したりすると、蕾(シース)付きの株が手に入ることがあります。大型のランでは、開花株に二番花がすぐ咲くことは余りないので、これを咲かせるのは、二番花に相当する楽しみです。無事に咲かせることは、将来自分の手で花茎を出させるまでになった時の予習になります。
6月29日入手しました。鉢から抜いて植え込み材料を落としてあります。株分けもして植え込みました。1株は普通より早く、もうシースが出ています。温室育ちのためでしょう。
早速透明ポットに鉢換えします。素焼き鉢に根がこびりついている場合は、鉢と植え込み材料の間にへらを入れて外します。外側の根は露出するので、鉢との間に植え込み材料を1層入れて根を包むようにします。
高温期に入手したら、芯入り衣替えは余り根を傷めないので、慣れていて経験があるなら、やると良いでしょう。
蕾が大きくなっていて、もう枯れる心配がない位なら、植えかえても大丈夫と思いますが、保証はできません。
#2 
2010.
6
下旬 シース付き株を入手、株分けして透明ポット13.5cmにバークで植え替え
株#2草丈17cm#1分岐夏新芽
7 上旬夏新芽
中旬脇芽シース9.5cm
8 中旬脇芽草丈36cm1.5cm夏新芽15cm
下旬5.5cm夏新芽22cm
9 上旬咲き始め秋新芽
中旬秋新芽3cm
10
11上旬開花した脇芽草丈38cmバルブ14x3cm夏新芽25cmバルブ9x2.5cm

7月半ば、シース9.5cm

8月半ば、開花脇芽の高さは36cm、蕾が1.5cmになりました
9月9日 咲き始めました。三つある蕾の内の一つです。



新しい脇芽を咲かせる−新芽を大きく−鉢を大きく

毎年脇芽は出ているのに咲かない、という状態が続くことがあります。本の通りにやっているのに咲きません。本などに書かれている咲かせ方、というのを色々やってみても咲きません。やり方が悪いのかと考えていると、ある年咲きます。それまでと比べてみると。新芽が大きくなっていることが普通です。やり方が悪いのではなく、家庭で普通の世話で咲かせるには、株が未熟だったという場合が殆どです。従って、花が咲かない場合は、まず、大きさが足りないためではないかと考えて、大きくする方法を考えるのが近道です。
マイカイ’マユミ’


開花株を入手しました。細い茎が林立していて、本の勧めのように小さい9cm鉢のままで育てていましたが、咲きません。草丈は25cm前後、バルブは4-8本の3鉢です。
2010年 どうも乾き気味です。
7月 乾き気味を無くすため鉢増し、これまでより2段階大きく、径12cmに鉢増ししました。
それ以降新芽の伸びが進み、また、葉が幅広く厚くなりました。9月には草丈が約22cmと親株に近くなりました。
9月にシースが見え始めました。
12月に来年開花のための新芽が出始めました。
2011年
1月25日 開花

まとめ 鉢増しして、新芽がそれまでより太く充実したら、途端に咲きました。

生長期に植え替えたり、日焼けさせたり、水切れさせてシースが枯れたりと、過酷な試練を与え続けましたが、あっさり咲きました。蕾を干からびさせたり、折ったりして、咲いた数は少ないですが、大株にしさえすれば、咲く可能性が高くなると分かりました。、


毎年咲かせる
ピュアズ・デライト(秋咲)

上と表に記載済

群生株なら毎年確実に群開させられます。洋ラン合格生ノート Orchid College 参照



第三部 開花期別の咲かせ方


花期別開花日記のページは以下の花期別のリンク先にあります。
1 不定期咲き:ポチナラ クリエーション、ドロシー・オカなど、
最初から二番花、飛び級で中学へ
11.7再編追加

カトレヤの中では秋咲がもっとも育てやすく、咲きやすいとされています。しかし、不定期咲にはかないません。ビギナーズ・ラックという言葉がありますが、最初のカトレヤとして花屋さんで買った名無しの開花株がしばらくして二番花を咲かせました。その後度々蕾を挙げています。最近になって、ポチナラであるらしいと分かりました。この種類は不定期咲です。不定期咲は、最初から二番花が楽しめます。飛び級で中学です。大型種の例がないので、ミディーカトレヤで代表させます。初めてのやり方は、次の秋咲の項を参照してください。
ミニカトレアでは、一番咲きやすいのは不定期咲です。大型のカトレヤでは、不定期咲は余り見かけませんが、中型では、ドロシーオカとかポティナラ・クリエーションが不定期咲で、やはり咲きやすいです。
ポティナラ クリエーション
段階別咲かせ方の、蕾付き株の項に礼があります。

2 秋咲き:ラビアタ、/ファビンギアナ、ピュアーズデライトなど
一番咲きやすいと言われています
7.21追加

カトレヤの中では秋咲がもっとも育てやすく、咲きやすいとされています。原種ではカトレヤの原点であるラビアタ、交配種ではピュアーズ・デライトなどの例を紹介します。
3 冬咲き:トリアネイ、ジラ・ワイルダーネスなど
冬咲きは、生長パターンは秋咲とほぼ同じで、蕾のできるのが秋咲より遅く、花も冬になるタイプです。世話も基本的には秋咲と変わらないようです。寒くなってから咲くため、暖かくしてやる必要がありそうです。
大きな株は、蕾の抵抗力も強いので咲きやすくなります。
Bc.マイカイ'マユミ' (B.nodosa×C.bowringiana 1944年登録)
ミディーカトレヤとされていますが、原種に近いので、このHPでは大型種の方で紹介しています。

4 春咲き:スキンネリ、アイリン・フィニー、ファイア・キャサリン、ミルドレッド・ライブズ、モーニング・グローリーなど
入手した開花株の中には根腐れしている物があります。開花後・暖かい時期になるべく早く透明ポットに鉢換えします。その時根を調べて、根腐れしているようなら標準の「透明ポット・鉢底敷・角棒多芯入り・横穴開け」植えに植え替えて、回復させます。ミズゴケよりはバークに植えた方が、低温期の根腐れが減ります。
C. Irene Finney カトレヤ アイリーン(アイレン)・フィニー
2010.6中旬株分け 新芽が鉢からはみ出して高芽になっているので、株分けしました。根鉢が固まり根同士がくっついています。
 
13.5cm透明軟質ポリポットにバークで「安全植え」にしました。株#1、6月上旬開花

左、5月上旬、株#3

C. Irene Finney‘Spring Bounty’ カトレヤ アイリーン(アイレン)・フィニー‘スプリング・バウンティー’
(C(Lc.). Bruno Alberts x C. J. A. Carbone (1/1/1964)) 旧属名表記 Lc. Irene Finney、Sc. Irene Finney
L. purpurata, L. lueddemanniana,C. mossiae>37.5%
Lc. Rojo = C. aurantiaca x L. milleri (1965) Registered by Rod McLellan Co.

5 夏咲き:トシエ・アオキなど
夏咲き種は、春に出た脇芽から夏に咲く種類で、春の芽出しが遅いと咲かないため、温室でないなどで早春が低温では咲かせるのが難しいとされています。従って、早春に加温して芽出しを早くすることが必要なようです。また、6月にぐんと伸びさせることも必要です。
ここでは、冬は南向きの室内に置いて、夜半以降は輻射型の暖房をほぼ最小出力にして明け方までタイマーで用いて、最低気温を20℃近くに保ちました。3株ともまだやや小さめですが、大株・大鉢植えが開花しました。少し小さかったり、鉢が9cmのものは、芽出しが遅いか、生長が遅くて蕾が付きません。

左#1は大株・群生株・大鉢植えで開花、中#2と右#3はやや小株で鉢も小さくまだ咲きません、いずれもバーク植えで鉢表面に露出した根に鹿沼土を被せています。

#1
草丈最高26cmバルブ12本鉢10.5cm
#2
草丈最高22cmバルブ7本鉢9cm
#1-2
草丈最高21cmバルブ6本鉢9cm
2011.1 上旬秋新芽#11 0.7cm,冬新芽#21 0.7cm
下旬秋新芽#11 2.5,冬新芽#21 1cm

上旬冬新芽1cm
下旬冬新芽1.5cm
2 中旬秋芽#11 5x1.3cm,
冬芽#21 1.2x0.7cm
中旬冬新芽0.5cm
3 下旬秋芽#11 11cm,
冬芽#21 3cm


4 中旬秋芽#11 13.5cm,
冬芽#21 3.5cm


5 中旬秋芽#11 15.5cm葉9.5cm,
冬芽#21 7cm葉2cm


6 中旬秋芽#11 17.5cm葉12x4.3cm,
冬芽#21 12.5
cm葉6.5x2.9cm
上旬夏新芽1cm
中旬冬芽#:21.5cmバルブ7x1.5cm

7 下旬秋芽#11 17.5cm葉12x4.3cm,
冬芽#21:18cmバルブ7x1.3cm1cm
開花
上旬夏新芽4cm 上旬夏新芽#111 0.5cm
下旬夏新芽#111 1cm, #21 0.5cm
8
上旬夏新芽10.5cm上旬夏新芽#111 2.7cm, #21 1cm
9



11.7

6 不定期咲き:ポチナラ クリエーション、ドロシー・オカなど、
最初から二番花、飛び級で中学へ
11.7再編追加

カトレヤの中では秋咲がもっとも育てやすく、咲きやすいとされています。しかし、不定期咲にはかないません。ビギナーズ・ラックという言葉がありますが、最初のカトレヤとして花屋さんで買った名無しの開花株がしばらくして二番花を咲かせました。その後度々蕾を挙げています。最近になって、ポチナラ・であるらしいと分かりました。この種類は不定期咲です。不定期咲は、最初から二番花が楽しめます。飛び級で中学です。


ポチナラ クリエーション
6.1 開花株を楽しむ→二番花(初めて/小学校→入門/中学)
2007年6月3日 開花株を入手しました。ミディーカトレアです。バーク植えになっています。
6月24日 二番花が咲きました。根元から枝分かれしていて、両方に脇芽が育っていたためでした。
6月28日 花が終わるのを待ち切れず、株分けしました。枝別れを利用して、無理に3株に分けてしまいました。黒いプラスチックの割に浅めの鉢です。
6.2 新しい脇芽から蕾(シース)を付ける(初級/高校)
2009年
6月 シースが着きました。
10月 ほぼ伸びが止まりました。
11月 ほぼ伸びが止まりました。
12月 相次いで新しい脇芽が出始めました。伸びている物もあります。
ー2010年1月
2月 表面の根に艶が出てきました。
3月 休眠中のように見えます。
6月 植え替え新芽が出始めました。
7月 新芽が伸びています。細いです。
8月前半 新芽が伸び続けています。
蕾が2個付きましたが、1個を折ってしまいました。
後半 新芽が伸び続けています。大きくなった芽は伸びが鈍りました。、蕾は枯れてしまいました、日焼けか無農薬栽培のせいでしょうか。



7 秋咲き:ラビアタ、/ピュアーズデライトなど
一番咲きやすいと言われています
7.21追加

カトレヤの中では秋咲がもっとも育てやすく、咲きやすいとされています。原種ではカトレヤの原点であるラビアタ、交配種ではピュアーズ・デライトの例を紹介します。


5.1 開花株を楽しむ(初めて/小学校)
初めの内は、開花株の花を楽しむのがせいぜいで、枯らさなければ運がよいくらいです。なるべく暖かい時期に入手します。素焼き鉢などで、大量のミズゴケなどに植えられているのを、初めてであればまずは、すぐに透明ポット(鉢底敷き、横穴開け)への鉢換えをします。中の乾きを確かめながら水やりすれば新しい根が出てきます。根や脇芽が出始めたら、太い芯入れへの衣替え、を行って、さらに根腐れを防ぐようにします。慣れてきたら(入門段階)、適期(晩春か初秋)になってから、角棒多芯入りで植え替えます。

初秋に入手した開花株、ブラソレリオカトレヤ ピュアーズ・デライト、秋咲、鉢替えの前

5.2 蕾付き株を咲かせる(二番花/入門・中学)

ラン園に行ったり、クラブの会に参加したりすると、蕾(シース)付きの株が手に入ることがあります。大型のランでは、開花株に二番花がすぐ咲くことは余りなので、これを咲かせるのは、二番花に相当する楽しみです。無事に咲かせることは、将来自分の手で花茎を出させるまでになった時の予習になります。
早速透明ポットに鉢換えします。素焼き鉢に根がこびりついている場合は、鉢と植え込み材料の間にへらを入れて外します。外側の根は露出するので、鉢との間に植え込み材料を1層入れて根を包むようにします。
高温期に入手したら、芯入り衣替えは余り根を傷めないので、慣れていて経験があるなら、やると良いでしょう。
蕾が大きくなっていて、もう枯れる心配がない位なら、植えかえても大丈夫と思いますが、保証はできません。


 根腐れ株の回復(入門段階)

入手した開花株の中には根腐れしている物があります。開花後・暖かい時期になるべく早く透明ポットに鉢換えします。その時根を調べて、根腐れしているようなら標準の「透明ポット・鉢底敷・角棒多芯入り・横穴開け」植えに植え替えて、回復させます。ミズゴケよりはバークに植えた方が、低温期の根腐れが減ります。
 
植え替え後の、新しい根の発生(白く見える、先は伸び始めて茶色や黄緑の根冠ができています)、根元からは小さい芽も出ています。Cattleya Irene Finney

5.3 新しい脇芽から蕾(シース)を付ける(初級/高校)

大きな開花株を入手すると、開花後に出る脇芽は大きくなり、翌年の開花が期待できます。普通の開花株を入手しても、慣れないうちは、新しい脇芽が大きくならず、中々咲いてはくれません。根腐れの心配がなくなり、脇芽が段々と大きくなって回復してくると、シースを付けるようになります。シースをつけても、咲くとは限りませんが、一段階、確実に開花に近付きます。
7.21追加


アイリン・フィニー(主に春から初夏咲き)


各タイプの毎月の様子の例

カトレヤは、四季それぞれに咲く種類があり、生育の違いがあるため、その様子を見ていきます。比較すると順調かどうかも分かります。同じ季節に咲くと言われていても、生育のペースは色々です。また、咲く時期に幅があったり、不定期に近かったり、二季咲きのこともあります。
8.4開始
秋は南向きのテラスの軒下に置き、11月上旬に室内に取り込み、日がやっと届く位の棚に置き、ほぼ最低室温15℃で越冬しました。春の植え替えが6月に遅れてしまいました。
10月
冬咲き種、伸びが止まり、バルブは太くなっている。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、ほぼ伸びが止まりました。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、
夏咲き種、
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、ほぼ伸びが止まりました。
秋咲き種
ピュアーズデライト(秋、双葉)、バルブはまだ伸びきっていません。

11月
冬咲き種、生長休止。シースの付いている株も変化はない。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、ほぼ伸びが止まりました。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、冬咲き種と同じ
夏咲き種、花後に生長していた株も休止。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、ほぼ伸びが止まりました。
秋咲き種開花の最盛期、根や芽は休んでいる。シースのない株も休止。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、バルブはまだ伸びきっていません。

12月
冬咲き種、早咲きは咲き始める。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、ほぼ伸びが止まりました。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、親株は25cm前後
春咲き種、冬咲きの晩生種と同じで、休止。シースが黄ばんだら、乾燥しすぎ
夏咲き種、生長休止。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、ほぼ伸びが止まりました。
秋咲き種、晩生種の開花が終わりがけ、生長休止。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、バルブはまだ伸びきっていません。

1月
冬咲き種、開花の最盛期に入る。生長は休止
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、変化はありません。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、休止。シースが黄ばんだら、乾燥しすぎ
夏咲き種、生長休止。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、変化はありません。
秋咲き種、早いものはトップバルブの根元から新芽が出る。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、少し伸びているようです。

2月
冬咲き種、開花の最盛期。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、ほぼ変化はありません。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、早咲き種はシースの中に蕾が出てくる。生長は休止。
夏咲き種、生長休止。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、変化はありません。
秋咲き種、後半にはトップバルブの根元から新芽、元から新根が出始める。温室では植え替えの盛期。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、変化はありません。

3月
冬咲き種、開花が減ってくる。早く花の終わった株は生長を始める、新芽や新根が出てくる、植え替えの時期。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、休眠中です。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、シースの中に蕾が出てくる。生長は休止。新芽が出る物もある。
夏咲き種、新芽が出始める。2-3cmに伸びたら肥料をやる。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、芽が伸び続けています。
秋咲き種、生育初期。温室では植え替えを急ぐ。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、変化はありません。植え替え。

4月
冬咲き種、生長期に入る。上-中旬までには植え替えを終える。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、
春咲き種、開花が盛ん。生長は休止中。
夏咲き種、新芽と新根が急に伸びる。植え替えはしない。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、
秋咲き種、生育期。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、

6月
冬咲き種、伸びが止まり、バルブが太り始めます。シースが出て、新芽が出るものもあります。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、植え替え新芽が出てきました。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、昨年出た芽は15cm未満
春咲き種、開花が盛ん。生長は休止中。
夏咲き種、花の盛りを過ぎます。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)植え替え新芽が出てきました。
ミディ-不明種(初夏咲き)、植え替え新芽が出始めました。
秋咲き種、生育期。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、

7月(6月に大株を入手し季節外れの株分けした株を追加しました):梅雨と梅雨明け
冬咲き種、伸びが止まり、バルブが太り始めます。シースが出て、新芽が出るものもあります。
トリアーネ(冬)、新芽は伸び、古株からは新芽が出てシースが出始めました。
ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、新芽が大きくなり、シースが出始めました
アルマ・キー(主に秋−冬咲き)、芽がどんどん伸びています。シースが出てきました。新芽も伸び始めています。
モーニング・グローリー(冬から春)、新芽はぐんぐん伸び、新芽も出始めました
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、鉢が小さく、乾きが早いので、季節外れですが鉢増ししました。
春咲き種、冬咲き種と同じ
ミルドレッド・ライブズ(春)、新芽は伸び続けています。
スキンネリ(春)、新芽は伸び続けています。半ば以降にシ-スが出始めました。
ファイア・キャサリン(主に春咲き)、芽が5cm位から徐々に伸びています。バルブやシースはありません。
アイリン・フィニー(春)、花後で開花したバルブなどは休眠中ですが、月末に元から小さな脇芽が出てきました。
夏咲き種、花の盛りを過ぎます。
トシエアオキ(主に夏−秋咲)、新芽の伸びが始まりました。
ミディ-不明種(初夏咲き)、新芽が伸びています。細いです。
秋咲き種、冬咲き種と同じです。晩夏に、双葉系はバルブが太らずに長く伸びると共にシースの中に蕾ができます。
ラビアタ(秋)、新芽が伸びています。シースの大きいものは変化が少なくなりました。
ピュアーズデライト(秋、双葉)、新芽は伸び続け、シースが出ました。

8月前半:猛暑日
冬咲き種、伸びが止まり、バルブが太り始めます。シースが出て、新芽が出るものもあります。
トリアーネ(冬)、バルブの伸びはほぼ止まりましたが細く、シースは伸びかけです。
Lc.ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、新芽はほぼ親の高さになり、シースも伸びています。大きいです。シースの出ない分け株からは脇芽が出てきました。
アルマ・キー(主に秋−冬咲き)、バルブが大きく、シースが伸びています。新芽も伸び始めています。
モーニング・グローリー(冬から春)、脇芽は親の高さに近付きました。シースが出てきました。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、新芽は15cm余り
春咲き種、冬咲き種と同じ
ミルドレッド・ライブズ(春)、新芽は親の高さに近付き、シースが出始めました。古株から新芽が出ました。
スキンネリ(春)、新芽は伸び続けています。シースも伸びています。
ファイア・キャサリン(主に春咲き)、新芽が伸びは色々で、バルブはありません。
アイリン・フィニー(春)、小さな脇芽がゆっくり大きくなっています。
夏咲き種、花の盛りを過ぎます。
Blc.トシエアオキ(主に夏−秋咲)、新芽が伸びている最中です。
ミディ-不明種(初夏咲き)、新芽が伸び続けています。
秋咲き種、冬咲き種と同じです。晩夏に、双葉系はバルブが太らずに長く伸びると共にシースの中に蕾ができます。
Blc.ピュアーズデライト(秋、双葉)、新芽は伸び続け、シースは大きくなって、別の脇芽からもう一つ出てきました。
ラビアタ(秋)、新芽は大きく伸びています。シースの大きいものは変化が少ないです。

8月後半:残暑
冬咲き種、伸びが止まり、バルブが太り始めます。シースが出て、新芽が出るものもあります。
トリアーネ(冬)、バルブの伸びはほぼ止まりましたが細く、シースは少し大きくなりましたあ。小さな芽は伸びています。
Lc.ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、新芽はほぼ親の高さで、シースの伸びは遅いです。
アルマ・キー(主に秋−冬咲き)、バルブが大きく、シースが伸びています。新芽も伸び始めています。
モーニング・グローリー(冬から春)、新芽はさらに伸びています。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、大きな脇芽の伸びは鈍いです。
春咲き種、冬咲き種と同じ
ミルドレッド・ライブズ(春)、新芽はさらに伸び、出始めたシースは伸びています。古株から新芽が出ました。
スキンネリ(春)、新芽は伸び続けています。シースも伸びています。
ファイア・キャサリン(主に春咲き)、新芽は大小共に伸びています。シースが出てきました。
アイリン・フィニー(春)、脇芽の出た株はゆっくり大きくなっています。
夏咲き種、
Blc.トシエアオキ(主に夏−秋咲)、新芽は伸び続けています。
ミディ-不明種(初夏咲き)、新芽が伸び続けています。大きくなった芽は伸びが鈍りました。、蕾は枯れてしまいました、無農薬栽培のせいでしょうか。
秋咲き種、冬咲き種と同じです。晩夏に、双葉系はバルブが太らずに長く伸びると共にシースの中に蕾ができます。
Blc.ピュアーズデライト(秋、双葉)、新芽の伸びは遅く、シースは少し大きくなっています。
ラビアタ(秋)、新芽は大きく伸びています。シースの中の蕾が見えるようになり1.5cm位になっています。(13日)

左:夏咲ミディーカトレヤ(ポチナラ・クリエイションか?)の蕾、右:ジラ・ワイルダーネスのシース(支柱の左側)

ラビアタのシースの根元に透けて見える蕾

9月前半:残暑


9日 ラビアタの開花が始まりました。

冬咲き種、伸びが止まり、バルブが太り始めます。シースが出て、新芽が出るものもあります。
トリアーネ(冬)、バルブの伸びはほぼ止まりましたが細く、シースは少し大きくなりました。小さな芽は伸びています。
Lc.ジラ・ワイルダネス(主に冬咲き)、シースの伸びは遅いです。
アルマ・キー(主に秋−冬咲き)、バルブが大きく、シースの伸びは止まりました。新芽が引き続き出ています
モーニング・グローリー(冬から春)、脇芽の伸びは鈍り、シースが伸びます。新芽はさらに伸びています。
Blc.マイカイマユミ(冬咲き、ミディー)、大きな脇芽の伸びは鈍いです。シースが出てきました。
春咲き種、冬咲き種と同じ
ミルドレッド・ライブズ(春)、新芽は伸び、脇芽の伸びは鈍ってシースは伸びています。
スキンネリ(春)、新芽は伸び続けています。
ファイア・キャサリン(主に春咲き)、脇芽は伸び、シースも伸び、新芽も伸びています。
アイリン・フィニー(春)、新芽が伸びたり、新しく出たりしています。
夏咲き種、
Blc.トシエアオキ(主に夏−秋咲)、新芽は伸び続けています。
ミディ-不明種(初夏咲き)、脇芽が伸び続けています。
秋咲き種、冬咲き種と同じです。晩夏に、双葉系はバルブが太らずに長く伸びると共にシースの中に蕾ができます。
Blc.ピュアーズデライト(秋、双葉)、脇芽も、シースも伸びが止まりました。
ラビアタ(秋)、新芽は伸びています。花が咲きました。

各群・各月の様子の参考、NHK趣味の園芸:作業12か月、カトレア、江尻光一、日本放送出版協会、1976


開花処理(大学院)

カトレヤは洋ランの中では種類が多く、咲く季節が異なります。従って、全てを同じように世話していても、咲きません。しかし、一般の解説では、複雑すぎて分かりにくいです。それらを参考にして、易しい方法を考えます。

主な種類の開花のパターン

室内と屋外で育てる場合に付いてyorantaroさんのHPから抜粋・転載させていただきました。

ラビアタ(秋咲)

典型的な秋咲きのパターンです。つまり春に新芽が出て夏に向かって急速に生育し、暑い夏の間にシースがついて秋に開花します。花が終わったら、長い休眠に入りますから、乾燥気味に冬を越し、暖かくなる春を待つということです。冬場は10℃以上の室内で過ごせますから、扱いやすい入門向きの原種といえます。ラビアータの栽培に当たっては、この生育のパターンを念頭に置きそれに見合った管理をすることがポイントといえます。

慣れるにしたがって、3月の最低気温を高めに(12℃以上)保つことによって、春の新芽を4月に出させ、6月にぐんと育て上げることで後半から7月にシースを出させる。こういうパターンに持ち込むのがいいようです。

C.mossiae 

ベネズエラの中低温性1枚葉カトレア。開花期はワーネリー、ガスケリアーナと並んで[初夏]として紹介されますが、生育のリズムから見る限り春咲きとしてみたほうがよいと思います。というのは、モシエは5月から6月に出てきた新芽が夏の間成長を続け夏の終わりから秋の半ばにバルブが完成し、シースをつけます。そして、そのまま冬を越し春の長日と温暖な気温の下で4月から5月に開花するからです。

C.trianae

コロンビア原産の強光を好む洋らん。冬咲きの割には温室が無くても咲かせやすいというのが印象です。栽培に当たっては夏の暑さには弱い
生育のパターン  春に新芽が出て、夏に向かって生育し、夏の終わりまでに一人前になるとシースが出てくる。そのまま秋を過ごし気温の低下と短日の影響を受けて年明けから一月末の冬のさなかに開花してきます。典型的な冬咲きで夏までは秋咲きと同じ生育を示します。 トリアナエはコロンビア原産で夏の暑さを嫌うと指摘される人もいますが、経験的にはまったく気にすることはありません。

開花期の管理  家庭栽培では、この花の苦労は開花期にあります。温室などの整った加温設備があれば何でも無いことですが、温度が十分確保できないからです。温度が不足すると、蕾までは来ますが、以後すんなり開花しなかったり開きが悪かったり、開花しても花が小さいなどすることが多いのです。蕾の時期は、理想的には15℃、最低でも12℃ほしいところです。


ワーネリー(初夏咲き)

秋に新芽が覗き、この新芽を4月末までに一人前の大きさに育てれば6月に開花する」です。温室という加温設備がある場合とパターンが異なってきます。同じ時期に開花するモシエと似たようなパターンですが、モシエはもう少し早く咲いて、その後夏までに新芽が覗いて秋までに生育完成し秋にシースを作って5月ごろ開花します。それに対してワーネリーは、開花した後しばらく休養しすぐ暑い夏が来るため、秋が近づかないと新芽が出ません。こういうわずかな時間差があります。 ワーネリーは夏の間ほとんど生育しませんから水やりも控えめに与えることが大事になります。秋、冬に咲くラビアータやトリアナエは、春に出た新芽が夏の間グングン成長し、水も欠かさず与えますが、それと同じようにジャブジャブ与えると間違えます。ワーネリーの夏場の水やりは控えめが正解です。
ワーネリーは開花前の4月5月はよく生育します。3月20日ごろから自然の温度条件がよくなり、それに呼応するように株も動いてきます。特に5月の成長スピードはほかのカトレアと比べても特筆すべき項目です。栽培に当たって念頭に入れておくべき項目です。


6 咲かない理由

入手した開花株が根腐れしている

大きな陶器の鉢などに入れられて、贈答用を意識したような鉢は根腐れしていることがあります。根腐れから回復させるのが先決です。

脇芽が大きくならない

開花株はかなり大きいのが普通ですが、脇芽がそれより相当小さいようだと咲きません。大型カトレヤは、開花気が色々だったり、他の中温性ランよりバルブが生長しにくい傾向があるので、やや咲きにくいと言えるでしょう。
冬の最低気温が低いと、新芽の発生が遅くなり、大輪カトレヤには不都合が大きくなります。

生長パターンに合った世話ができていない

カトレヤには色々なグループがあり、それぞれに合わせた世話をしないと、脇芽が大きくならなかったりして咲きません。

表題下110819
1枯らさない→2新芽を育てる→3大株作り→4冬知らず、で大半が勝手に咲きだす
開花株を楽しむ→蕾付き株を楽しむ→脇芽付き株からの開花(二番花)→新脇芽の開花(お土産花)→毎年開花、で初めから楽しめる

まえがき−カトレヤの花期と系統
カトレヤには色々な種類があり、冬から秋までどの季節にも咲く種類があるのが楽しみです。しかし、その反面、咲く季節により花の咲きやすさが異なり、育て方を変える必要があるように言われています。基本的には同じ世話で咲くと思われますが、新芽の出方と育ち方、咲き方が異なっているのは確かです。これらを知るには、花期別に代表種を知っておくことと、基本的な性質は「一枚葉と二枚葉で分けられる」というようにカトレヤの進化の歴史と結びついているので、分類をある程度知っておくとよいでしょう。→カトレヤ大学院

開花期
以下は表に入れていない種類の解説の転載
Lパープラタ紫紅初夏/中/ラベ親、
Sコクシネア朱赤冬/低/紫赤親、Sグランディフロラ/紫赤親、
ボーリンギアナ紫紅多秋/中多親、オーランティアカ多春/中高・多ミニ親、
Lハーポフィラ橙春多/中/多ミニ親、
Lシンナバリア/多ミニ親
草丈約15cm、ブラジル中高地に原生する、着生種。花の幅は約6.3cm、オレンジ色の細弁花。主に春咲きだが、他期に咲くこともある。栽培は容易、比較的強めの光線を好みます。 フジ園芸

ドーウィアナ/黄親、ビカラー/黄親、Lザンシナ/黄親
ロディゲシー桃菫多秋/中高白多親
グッタタ・アルバ鮮緑秋/中高・緑親、グラヌロサ/緑親、B.ディグビアナ乳白夏/中高/緑親
ミニ親:ルテオラ、ワルカラナ、アクランディ、インターメディア、Lプミラ、Lルベッスセンス、
シンナバリア

Eマリエ白初夏/中/、B.ノドサ白春-夏不定期/中、
Sコクシネア、
花期のカッコ内の下線付きはyorantaroさんの、高温期屋外、冬は室内主に最低12℃以上の場合


Blモーニング・グローリー、40cmミディー、紫、春、フジ
Bc.Morning Glory  ( 旧 Bl.Morning Glory ) Bc. モーニング グローリー

 (B.nodosa x C.purpurata)1958年 Del-Ora 登録
 バルブ、葉とも、カトレア、パープラタをブラサボラ、ノドサのように細くした株。株を見ただけではあまり作りたくない品種、しかし、花を見ると特徴ある趣のある品種。芽吹きはよく大株になりやすい丈夫な種類。冬から春咲き。 石の華



参考、従来の方法など

目次
1 初めに
2 開花可能株の選び方

1 初めに
カトレヤ属や近縁属の総称です。大輪の豪華な花を咲かせ、まさに洋ランの女王です。代表的な桃色系の色はラベンダーと呼ばれています。ミニカトレアよりは難しいですが、枯れない育て方から入れば、そのうち咲かせられるようになります。
カトレヤの特徴は種類によって四季のどの時期にもそれぞれ咲く種類があり、生長パターンが異なることです。秋咲は易しいとか夏咲は難しいなどと言われていますが、入手した苗がどのタイプか分からないことがあり、人に依りタイプ別の育て方がまちまちで、初心者がどのようにすれば良いかの解説は余り見られません。また、花茎や蕾が出るのではなく初めにシースができるものが多いことも特徴です。
ここでは、標準栽培法を基礎に、一般の人にも分かりやすくやりやすい方法を試すことにしたいと思います。
2 開花可能株の選び方
大輪の豪華な開花株は、一般の店にはコチョウランほど出ません。従って、手に入りやすい種類はとても限られています。一番多いのは「アイリン・フィニー」ではないでしょうか。コチョウランと同様に、盛りを過ぎて弱っている株があり、翌年咲かせるのは簡単ではありません。バルブが太く艶があり、葉に病虫害のないことが必要です。いずれにせよ、家庭での栽培に慣らせて地力をつけるつもりで気長に待つのが良いと思われます。
秋咲がもっとも咲きやすいと言われており、反対に夏咲は、脇芽の生育期間が十分にとれずに咲きにくいとされています。しかし、この常識よりも、経験では「ミニカトレアの不定期咲きが最も咲きやすい」と思われます。
やっと開花年齢に達したばかりの株を確実に咲かせようとしてもむずかしいです。慣れてきたら、大きな開花株を世話するよりは、開花前の株から育てる方が自然に咲かせられるかも知れません。
3 性質と基本的な育て方
特徴
ブラジルを中心とし、南米北部からメキシコまでの、森林の樹木や岩に着生。大輪系はブラジルの熱帯産が多いため寒さにやや弱い。
産地


春、夏、秋、冬、不定期咲きの種類がある。色はラベンダーと呼ばれる桃色、桃、白、白弁赤唇弁(セミアルバ)、黄、青、緑、楔模様(スプラッシュ)など。花持ちは冬は3-4週間、夏は約2週間

生長サイクル

冬春咲き種
春に新芽が伸び始め、夏にバルブが充実しシ−スができ、秋にはバルブが肥大し新芽がでることもある。晩秋にシースの中に蕾が見え始め休眠期となる。春咲き種では冬には蕾が見えない。冬から春にかけてシースから花梗が伸び、花が咲く。開花した株は老化しバルブにしわが増える。
冬咲き種は晩秋に休眠期に入ってから開花、冬に十分な光線と温度12-13℃以上が必要。
ブラッサボラの入った冬咲き種は、春の芽生えが遅く(特に最低温度15℃以下で)、秋までに蕾を付ける大きさに生長しないことが多い(yorantaro/マイカイマユミなど、http://www.geocities.jp/yorantaro/s-bc-maikai.htm参照)
春咲き種は秋までに完成したバルブからシースが出てそのまま越冬し、4-5月になってから開花
秋咲き種
春から夏までは上に同じ、晩夏に、双葉系はバルブが太らずに長く伸びると共にシースの中に蕾ができる。秋に咲き、晩秋には咲き終えて休眠期に入るので、冬越し温度は余り高くなくてよい。中輪・多花が多い。ラビアタ系などの大輪系も。秋に新芽が出るものもある。
夏咲き種は、春から延びた新芽が夏までに生長し、シースが開いて開花し、秋になってからバルブが太る。

花期

夏咲は、レリア・パープラタや緑系。
秋咲は、中輪多花性のボーリンギアナや、大輪のラビアタ系など。二枚葉系は二重シースになることが多い。


4月頃に新芽や新根が活発になる。根腐れしていると、貧弱な芽しか出ない
基本的な世話
植え込み材料

置き場所
日照を好む。
最低温度15℃以上になったら屋外に出す、5月上中旬が目安。できれば曇りに日に出す
風通しと日当たりのよい場所
梅雨の長雨では根腐れしやすいので雨除けが必要、軒下などに取り込む
夏は風通し良く、遮光
秋の長雨に当てると根腐れの原因になるので軒下に取り込む
最低気温が12℃以下になったら室内に取り込む、関東では10月下旬ころ。ガラス越しの日光の当たる処、日中は時々風を入れるう

遮光

室内
3月下旬以降は午後の日差しはレースのカーテン越しにする
屋外
春から秋は30-40%、夏は50%。
春秋に光が弱いと徒長し軟弱な株になる
温度

水やり
水やり葉午前中、温度が高くなるにつれて多くする。秋咲き種は新芽が出て伸び始めたら水やりを増やす、4月初め
生長期の夏は毎日、日没後に葉水をやると元気に生長する、日中にやると暑さで根腐れを起こす
熱帯夜が続くときは葉水、夏咲き種のシースや蕾や花に葉水を欠けないように
秋は温度が下がるにつれて水やりを少なく、鉢内が完全に乾いてから
咲く季節によって、乾き方などが違うので、水やりも変える必要がある、開花が近い株は水切れさせないよう、休眠株は10月下旬以降は鉢内が完全に乾いてから、
11月以降は、夜の温度が下がるので、乾かし気味にする
冬は鉢の表面が乾いてさらに1-2日してから、暖かい日の午前中に、ぬるま湯が望ましい。夕方には鉢内がある程度乾いていることが望ましい
開花が近い株は、温度や湿度が不足すると蕾が黄色くなって落ちることがある

肥料

新芽が伸び始めたら液肥を月3-4回
8月は液肥を与えない方が無難
新芽の弱い株は肥料を避けた方が安全(根腐れ?)
春咲き種と夏咲き種には春は肥料をやらない、夏咲き種には夏もやらない、花の痛みが早くなる
置き肥は6月頃1回
多肥にすると根腐れを起こす
リン酸系は6-9月にかけて月1回、バルブが充実してきたらやると、花芽が充実して花が大きくなる
新芽の伸びている株だけは薄い液肥を月に2回、10月中旬まで
植え替え
新芽が鉢の縁に届くほど株が広がったら行う。根詰まりして根が鉢の外に伸びだした場合も
適期は新芽が親指先位に大きくなったときで4月ごろ、遅れると新芽や気根を追ってしまう危険があり、遅くとも5月末までに。
冬、春、夏咲き種は、花が終わり次第
バルブを埋めないように
植え替え後の株を固定するために支柱を立てる
植え替え直後は、20日は水やりをしない。葉水をやる。気根が出たら水を与え、根や新芽が伸びたら置き肥
素焼き鉢は数カ月に一度洗う

冬の温度

夜間温度を12-13℃以上に、7-8℃では越冬できるが株が痛む
依ると昼の温度差を小さく
株分け

病気
強光に当てると葉焼けする
多湿が続くと根腐れする、梅雨時
低温で湿度が高いと花に黒点の入るボトリチス病が出やすい
高温期の薬は日中は薬害が出やすいので曇りか夕方

害虫

夏にはカイガラムシがバルブの根元などに発生しやすい
秋に室内に取り込む前にナメクジを駆除する
冬の室内ではカイガラムシや、乾燥しているとハダニが発生する、特に小型種に注意

室内栽培

置き場所、窓際のよく日の当たる場所
季節によって日の入り方が違うので、いつでも日が当たるように

参考
図解 洋ランの栽培、新井清彦、宇田川芳雄、誠文堂新光社、1981
毎年咲かせる洋ラン手入れと楽しみ方、中山草司、大泉書店、1996
園主が教える 図解 洋ラン作りコツのコツ、岡田弘、農文協、1992