洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に

洋ラン24節気-半月ごと

「趣味の園芸」の本などでは、一月ごとに苗の様子や主な世話を書いてあるのが普通です。
しかし気候の移り変わりやそれに合わせた世話の仕方は、ほぼ半月ごとに変って行きます。
そこで「洋ラン学園」では、半月ごとに考えるようにしています。
中国古来の24節気は半月ごとであり、目安として重宝します。2015.10.28
小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至


2018-19年

初めに
日本の冬は原産地の洋ランにとっては乾季で、余り生長はせず、花が咲いて後から新芽が出てくる時期です。
従って最も楽しみな時期である一方、寒さのために弱ったり枯れたりしやすい季節です。
温室では寒さの苦労は少ないですが、温室なしで屋外と室内で育てるには、防寒と加温と水やりへの注意が必要になります。
今年は都心に移動したので例年の冷害が和らぎます。2018/12/6


2018年


12月

初めに
12月前半はまだそれほど寒くない日もありますが、カレンダーに合わせて冬として話を進めます。
今年は例年より寒いので、寒さに弱い種類は11月から屋内や室内に移動しています。
寒さで直接痛むのは霜の害です。屋外では最低気温が3℃を下回ると霜に遭いますが、軒下では大丈夫です。
寒さそのものでは一部の種類を除いては零下2-3℃までは急性の害が出ることはありません。
今年は既に11月に何度か零下になっています。
例年通り12月は軒下で過ごせるでしょうか。
特に寒い日のみ屋内に入れようと思います。2017.12.7

12月前半は秋の終わりと考えています。
温室を使わない洋ラン学園では、霜が降る前は大多数の鉢はまだ屋外に置いています。日焼けしやすい種類以外は全て南の日当たりの良い場所です。
昼の日射と高温は室内よりも好条件で株の充実に欠かせません。2016.12.3
12月後半は冬の初めとしています。屋内への移動を本格化します。


気象
2018年
12月4日は記録的な暑さになりました。11月末の予想では東京と大阪で21℃と予想されていましたがその通りとなり、福岡や松山では25℃となって12月としては初めての夏日です。
偏西風の蛇行が北に寄っているのが直接の原因のようです。
霜予報
yahooの霜予報が2018年11月で無くなってしまいました。
気象協会の霜確率では、今年の都心はまだ霜予報が無いようです。
庭のぎぼうしはとっくに黄色になっています。2018/12/04
木枯らし
今年は東京と大阪の木枯らし1号の発表がありませんでした。
木枯らしは11月いっぱいしか考えられていません
温暖化で気候が後にずれているので実態に合わないと考えられます。
2017年
12.16 今年最初の霜予報、今年初めて南庭の地面に霜と霜柱を確認


南岸低気圧、ウィキペディア
南岸低気圧(なんがんていきあつ)とは、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のこと[1][2]。冬から春(概ね毎年1月から4月にかけて)にかけてよく発生する。暖気を運んでくる日本海低気圧とは対照的に、日本に寒気を運ぶことが多い[2]。また、日本列島の太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多く、特に東京を含む関東地方南部における大雪のほとんどは南岸低気圧によるものと言われている[2]。
概要
厳密には、四国沖や東海沖、東シナ海などで発生して、日本の南岸を沿うように東北東の方向に進む低気圧を指す。なお、文献によっては中国大陸南部で発生したものも含める[1][2]。進行方向に当たる東側に温暖前線、西?南側に寒冷前線が形成され、それぞれ低気圧の周りを反時計回りに回転してくる。前述の地域で発生した低気圧は発達しながら東に進み、ちょうど日本列島南岸に差し掛かった頃に最盛期を迎える。温暖前線付近では強い南風に伴う高温と雨、低気圧の周囲では強風、寒冷前線付近では強い北風・東風とまとまった雨に見舞われることが多い。なお、気象予報分野では「南低」と略されることがある。
暖気側では季節外れの大雨や高温、寒気側(特に低気圧西側)では低温をもたらすという特徴がある。晩冬から初春の関東以西の太平洋側に大雪を降らせる典型的な低気圧である。また、東北から関東地方にかけての東日本太平洋側の降雪はこの低気圧によるものが多く、晩冬から初春の2月から3月上旬にかけて降りやすい。立春以降の場合は「春の大雪」と呼ばれることがある。特に、関東地方では例年既に桜の開花シーズンを迎えている3月下旬から4月にかけて、季節外れの雪をもたらす場合がある。この場合、開花した桜・チューリップ・菜の花等の春の花が咲いていながら雪が降るという不釣合いかつ不思議な光景になることがあり、更に稀な例では2010年4月17日の関東地方のように新緑や若葉をバックに雪が降った年もある。
単純に東進するだけではなく、北上、停滞したり、急発進、急発達などにより、予報が外れるケースも多く、大きな災害となったケースがいくつもある。これはブロッキングも関係している。台湾沖で発生して日本に襲来し被害をもたらすものがあり、天気図では低気圧の周囲の等圧線の形が坊主の頭に似ていることなどから、古くは「台湾坊主」(たいわんぼうず)と呼ばれていた。この低気圧は時に台風並みの勢力に猛烈に発達し、波浪・暴風・集中豪雨と言った災害をもたらすことがあった。その後、気象庁が用いる予報用語としては「台湾低気圧」と言い換えることとされ、さらに「東シナ海低気圧」と変更されて現在に至る。「東シナ海低気圧」は、「南岸低気圧」のうち東シナ海で発生するものを指す名称である。
1970年1月30日 - 2月2日の昭和45年1月低気圧は大災害をもたらした低気圧で、中部地方から北海道にかけて暴風・大雨・波浪の被害が発生し、死者・不明者25人、住宅被害5,000棟以上、船舶被害293隻の被害を出した。29日午後に1010mb(=hPa)、30日15時に996mbだった中心気圧は、31日3時に976mbと猛発達、同日八戸では962.1mbを観測するなど、気圧が急低下して「爆弾低気圧」となった。
東シナ海低気圧
東シナ海に発生する低気圧で、日本の南岸を発達しながら東〜北東に進むことが多い。太平洋側に大雪などをもたらすことがある。
2016年12月13,14日
 
初霜・初氷
冷え込んだ都心 初霜の便り(2018年12月16日、日本気象協会のHPから転載させていただきました)
東京都心で「初霜」が観測されました。平年より4日早く、昨年より6日遅い観測です。
今朝(16日)の関東地方は、上空に流れ込んでいる寒気と放射冷却が強まった影響で冷え込みが強まっています。午前7時までの最低気温は関東地方のほとんどで今シーズン最も低くなり、北部や内陸部を中心に0度を下回りました。東京都心は0度4分を観測しています。また、千葉県の銚子は1度6分を観測し、「初霜(平年より5日遅く、昨年より8日遅い)」と「初氷(平年より5日早く、昨年より2日早い)」が観測されました。



2018年12月の天候と世話

都心の最低気温が霜の恐れのある3℃未満が昨年の前半は7日後半は12日零下が1日ありました。
5mm以上の雨は1日しか降りませんでした。2018/12/7

20162016東京2016

2017
都心


20172017


2017





2018







20172016

都心
府中




都心都心


府中





都心








置き場所・植替え水やり

最低
結果
日照時間,降水量最低結果 最高
結果
降水量最低予報最高予報降水確率 最低
結果
最高
結果
降水量日射時間
最低予報最高予報 雨予報
霜予報
最低結果最高結果日照時間,降水量
最低予報最低結果最低軒下最高予報報最高結果降水量日照時間霜予報世話など

1

5.415.8
610
6.710.20.0mm 0.5H




6.39.10.0H, 0.5mm

7.7

17.2-8.4



2

7.015.7
512
4.511.1
7.3



3.211.48.3

7.7

11.600.0



3

2.416.4
413
5.212.5
8.1



1.91.278.1

9.7

17.001.9



4

5.116.7
513
4.612.60.0mm2.8



-0.112.64.4H, 0.5mm

12.3

23.406.0
最大風8.8m/s
瞬間15.6m平均2.9m


5

6.218.5
613
4.414.5
8.5



3.215.48.7H

13.1

20.201.0



6

5.216.9
, 5, 12
2.811.1
8.9



-0.610.58.7H

8.3

13.218.00.0
暖かいので大半の苗を雨に当てる

7

3.79.5



2.711.5
7.8



-0.811.57.7H

9.0

16.4-1.3

屋外(軒下)屋内・室内全てに水やり
屋内のフォーミディブルとフラグミペディウムの蕾が水切れで枯れる,
9日目

8

1.013.7
91270%2.69.54.5mm0.5
0110霜やや注意-0.38.50.3H, 2.0mm

6.3

12.2-3.8
グラマトも
軒下で10℃以上維持
デンファレミニバンダパフィオなども
水やり


9

0.518.0
311
1.210.4
8.9



-0.110.89.1H

5.5

10.5-2.3



10

2.912.0
214
1.313.3
8.4



-1.713.58.5H,

4.1

8.4-1.5

連続5日冬日
11

-1.310.7
5, 516, 13
5.116.00.0mm8.6
3160、霜予報無し1.117.28.4H,

1.4

7.37.00.8



12

-1.910.2
311
3.810.3
8.4



0.510.38.5H,

3.2

10.815.00.7



13

1.015.1
110
2.610.4
7.9



-1.910.18.6H,

4.2

9.60.50.4



14

4.111.5
29
1.610.1
8.9



-2.810.99.2H,

2.5

10.3-7.6

この冬の最低気温
15

0.410.0
, 1, 10
3.08.30.0mm0.4



0.27.81.7H,

2.6

9.5-8.9



































16

-1.810.0
, 313, 13
2.113.3
6.6

130mm-0.713.57.6H

0.4

5.80.01.7
初霜
今年一番の寒さ
屋外(軒下)屋内・室内全てに水やり
屋内のフォーミディブルとフラグミペディウムの蕾が水切れで枯れる,
9日目

17

-3.913.4
4, 410, 11
3.39.3
8.8
170mm,霜警戒,0.19.68.8H

3.0

11.52.54.6
軒下のフラグペエディウムの葉が変色
ミニコチョウランはしわに


18

-0.114.8
, 2

-0.29.5
8.8



-4.09.87.5H

5.1

12.80.08.5

この冬の最低温度
19

3.717.0
, 3

0.312.8
9.0



-2.513.59.0H

3.7

12.7-8.6



20




, 4

2.39.4
5.7



-0.19.67.5H

4.2

14.1-6.4



21




, 3

0.710.4
6.8



-1.710.17.6H

3.9

13.70.08.2



22




, 3

1.510.9
5.7



-0.811.18.0H

6.5

11.00.50.3

冬日連続5日
軒下の最低温度はこrまでえ-3.5℃

23




, 2130%1.013.4
7.9

13-mm




7.5

12.60.50.3
デンドロ・セロジネなど一部屋外 屋外(軒下)屋内・室内全てに水やり
軒下のコチョウランの葉に痛み
オンシジウム・シャーリーベイビーに冷害
7日目

24




2, 211, 60%4.510.80.0mm2.9
-2131mm,霜警戒




4.3

11.3-8.2



25




, 4, 16
5.415.010.5mm8.1








2.6

9.4-7.9



26




, 2, , 12
3.612.6
9.0








1.2

11.7-4.2



27




, 2, 9
1.09.2
9.0








4.9

13.2-8.0



28




, 1, 9
1.19.8
9.0








1.8

8.4-8.9



29




, 0, 10
2.310.5
8.6








-0.7

9.8-7.4
この冬初めての都心零下昼に水やり軒下に

30




, 0, 12
1.011.1
8.9








0.1

10.1-8.8H



31







2.25.40.0mm0.4








0.8

8.9-8.7H




































































月天候まとめ
2016年は
(2017追記)

































12月後半 冬至(とうじ12/22)

冬至(とうじ)は、二十四節気の第22。一年で最も昼が短い。十一月中(旧暦11月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日ごろ。
秋分から春分までの間、北半球では太陽は真東からやや南寄りの方角から上り、真西からやや南寄りの方角に沈む。冬至の日にはこの日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も南寄りになる。また南回帰線上の観測者から見ると、冬至の日の太陽は正午に天頂を通過する。冬至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で極夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で白夜となる。
なお、1年で日の出の時刻が最も遅い日・日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致しない。日本では、日の出が最も遅い日は冬至の半月後頃であり、日の入りが最も早い日は冬至の半月前頃である。
あらまし


2018年
置き場所と防寒
デンファレとグラマトフィラムは屋内です。
開花見込み株は屋内と一部は室内です。
軒下の箱に入れていたフラグミペディウムは新葉が冷害で茶色くなったので慌てて屋内に入れました。
16日には初霜があったようですが、急な害は見えません。
カトレアの大型や原種をケースの中に
開花
ミニバンダのヨネザワアラ・ブルースターを室内に入れておいたら花茎がどんどん伸びて蕾が大きくなり咲き始めたので低温の処に移動しました。ミニコチョウランのアマビリス、
花茎と蕾
ミニカトレアの半年型の開花株の新しい脇芽の葉の間にシース、中には蕾が。デンドロビウム・コビアナムの新芽の巻いた葉の中に蕾らしきものが見えます。
冷害
16日に今年一番の寒さで都心に初霜
軒下のフラグミペディウムは新葉が変色、ミニコチョウランのブルーは花茎が黒ずみ、アマビリスは葉が萎れ

2017年
記録無し

2016年
置き場所と防寒
「枯れない」と「咲かせる」
これまでは、できるだけ長く屋外に置くこととし、ひたすら低温に耐えさせる方法でした。
苗が多くて屋内や室内に入りきらないこともあります。
しかし夜に屋内にしまい忘れたり、霜や雪に合わせたりで枯れることがありました。
また枯れなくても冷害や凍害で傷んだりして作落ちし咲かなくなってしまうこともありました。
今年はやや安全サイドに変えています。
年内いっぱいでシンビジウムとデンドロビウム以外は屋内・室内に写します。デンドロビウムもテラスから深軒下に移します。
水やり
また水やりもこれまでは屋外に出してやっていましたが、1月以降は熱帯産種などは原則として屋内で水やりすることにします。
新苗
ミニカトレア、桜井農園Pot.Love Passion × Blc.Malworth No.184
2,5号鉢 花径10×10cm 花付きが良い丈夫な当園オリジナル品種です。(花期)12月?2月 *趣味家向け販売商品の為、花の咲いていない状態(株のみ)での発送になります。時期によりシース、蕾付きなど送れる場合がございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。送料無料 櫻井農園の農場直送 Pot.Love Passion × Blc.Malworth No.184 ? 櫻井明氏のコメント 当園・・・

コチョウラン、白大、開花済の鉢に新葉と新しい花茎が出ているのを入手
ミニコチョウラン
パフィオペディルム、開花済の鉢に蕾が大きくなっているのを入手
ミニオンシジウム、蕾付き株を入手

2015年
気候
前期の12月前半は幸い霜降りが無く、非耐寒種以外は軒下などの屋外に置いたままでした。
非耐寒種は室内でも温度に注意が必要です。加温をしていないデンファレは一部の葉が黄色くなっています。
「最低気温が零下で霜予報」が出たら、冬支度を本格化するしるしです。
置き場所と防寒
非耐寒種を除いては、洋ラン学園では引き続き屋外で、軒下で冷気の直接当らない所に置いています。
霜の予想される夜には、霜除けを念じて遮光ネットを被せています。カトレヤ系を屋内にその他も壁際など
一方、非耐寒種は室内にありますが、夜間最低気温が10℃を下回らないように注意を始める必要があります。
水やり
軒下などで雨の当らない苗は暖かい日の午前に水やり
非耐寒種は室内では乾きが早いので1週間をめどに、暖かい日の午前に屋外の日向で水やり、遮光ネットを被せ、寒くならない(10℃以上)内に室内に取り込みます
害虫駆除
室内に入れる冬は一番注意が必要な季節です
雨が当らなくなるとカイガラムシ系が繁殖します。水やりの時などに歯ブラシで落とします。室内では特に繁殖し易いので取り込む前にできるだけ除きます。



12月後半の各種蘭の様子

2016年

グループのリスト、詳しい様子は上の表か、下の下線付きリンク先にあります。特徴2015.916から

1 シンビジウム 直射日光(真夏以外)、乾かさないよう水やり、最低0℃、屋外・零下ではビニールトンネル、芽欠き、開花容易花易
下垂種 サラ・ジーン・アイス・カスケード
鉢#6
#1'草丈64cmバルブ幅は2.9厚さは2cm葉は12枚、最初の新芽2cm、最近は花芽は2-3月が多いので早い。花芽かどうか不明
2 デンドロビウム  強健・花易、2年型(1年型あり)、秋低温期雨は古葉がカビ病で落葉
花芽がたくさん出ています。新芽もたくさん出て大きくなっています。新芽の根元に次の新芽が出始めました。
オリエンタルスイリット・ビゼン・アケボノ
新芽が少なく、高芽から花芽が出ています。
エンジェルーベイビー・グリーン愛
新芽が少なく、高芽から新芽が出ています。花芽になるかどうか分かりません。
4コチョウラン 遮光強く、低温期雨除け、最低気温10℃が安全、ミズゴケ植えは低温期の過湿で根腐れしやすい、花付き良
軒下置きで落葉が続くので室内に入れました。
花茎の出に気付きました。
新株、花茎の出た苗を入手
三+ 金稜辺 強健・花易、8月に草丈35cm、葉9枚基幅1.4cmで10月に花芽らしい新芽が出ます。花芽は確実になり少しずつ大きくなっています。2個、
大きい方#2R2L2Rは草丈37cm長葉4枚葉長34.5x1.4cmバルブ幅1.5x厚0.9cm花芽長2.5x幅0.6cm、
小さい方#01LRは草丈39.5cm長葉5枚長37x幅1.3cmバルブ幅1.45x厚1cm花芽長1.8x幅0.cm。
例年よりひどい寒さに遭わせましたが、なんとかほぼ追いつきました。
デボニアナム、エバーニウム
新株入手
四 エビネ 
五 報歳蘭 育易、花易
五 駿河蘭 根丈夫、やや日陰、雨ざらし、冬5℃以上、芽欠き必要
六 オサラン






12月前半 大雪(たいせつ12/7)

大雪(たいせつ)は、二十四節気の第21。十一月節(旧暦10月後半から11月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が255度のときで12月7日ごろ。恒気法では冬至から23/24年(約350.02日)後で12月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の冬至前日までである。
季節
雪が激しく降り始めるころ。『暦便覧』では「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と説明している。
鰤などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころ。

秋越しと冬知らず 2016/12.16
温室なしの洋ラン栽培では、熱帯産種では最低気温10℃で障害が出始めます。
今年最低気温が10℃を下回ったのは、最初が10月前半(寒露)の終わりの15日の8.1℃で、10月後半(霜降)には4回ることが多くなるのは
冬には大半の洋ランを室内や屋内に入れるのでやや安全で、むしろ危険なのは秋なのです。
従って洋ラン学園では防寒の初めということもあり「秋越し」に注意を払っています。
冬は防寒という受け身よりも芽出しの促進など「冬知らず」を提唱しています。
当地の今年の10月の最低気温は10℃未満が7回で10/25の7.2℃でした。熱帯産種は屋内に入れなければなりません。
11月前半(立冬)には最低気温が10℃を越えたのは1日と、14,15の3日だけで、5℃未満の初めは8日の3.2℃した。
11月後半(小雪)には5℃未満が5回あり、屋外安全限界の目安としている2℃以下は3回1回は-2.8℃でした。例外的ですが24日に初雪が降りました。一般種でも屋外では冷害や霜害の危険が始まります。
12月前半(大雪)には5℃以上は5回だけ2℃以下が6回、零下が2回もあり、最低は12日の-1.9℃でした。一般種は深軒下か屋内ですが、零下になった苗もあります。
普通の年よりかなり寒いですが、昨年は5℃以上は2回だけ、2℃以下は11回、零下は8回で最低は9日の-2.7℃でした。


あらまし
2018年
気候

置き場所

新芽

根冠

花茎
シンビジウム・エバネウムの葉の間から花芽らしいものあ出てきました。
ミニコチョウランのアマビリスの残しておいた花茎から出た枝が伸びて蕾が大きくなっています。新しい花茎が出てきました。
 
ミニコチョウランの新しい花茎 左:左下の斜め上に伸びている緑の棒、右:下の葉の上の根元
  
デンドロキラム・コビアナムの新芽の蕾(左下)、シンビジウム・エバネウムの花茎(左の中寄りの葉の内側の細い物)、同ミスマフェットの花茎(左の葉の左下あの赤い芽)
開花
  
ヨネザワアラ・ブルースターの開花、右は充実した気根・開花の条件
冷害
屋内のグラマトフィラムは最近までたまに軒下にあったせいか古葉が変色し始めました。

2016年
前期のまとめと今期の予定と経過
11月後半は思いがけず雪が降りました。しかし幸い無事でした。
これまで一般の種類は全て霜が降るまでは屋外で低温に合わせていました。
そうすると芽の出が遅れるなど開花に影響する種類があります。
今年はそれらの種類は保温に努めるようにします。
また雪の日に夜の室内の暖房が不足して10℃を下回って非耐寒種を冷害に遭わせていたのでそれにも気を付けるようにします。
置き場所
すでに、グラマトフィラム、カトレヤ原種の、バンダと開花中のジゴペタラムとミニカトレアを暖房のある室内に、
デンファレ、フォーミディブル、クリソトキサム、カトレア原種などを暖房なしの屋内に
パフィオやオンシ、セロジネ、大明石斛春蘭、金稜辺、報才蘭などを西向きの深軒下にそれぞれ収容しています。
またシンビジウム、デンドロビウム、キンギアナムは南向きのテラスや植え込みの下を中心に、シンビの一部は庭の日向に置き、霜除けの網状シートを被せています。北側には春蘭とエビネだけです。
2014年
いよいよ屋外最後の半月です。霜除けをしながら、さらに後半へと屋外期間を伸ばすことに挑戦したいと思います。
前期のまとめと今期の予定と経過
11月後半は気温が急に低くなり、今年は趣味の園芸では全ての洋ランを屋外に入れる目安となっている5℃を下回る日が多くありました。
カトレアを中心に雨除けできる日の強い軒下と、直射日光を避けられる植込みの陰を何度か往復しました。
一方、花芽や蕾が多くの種類で出てきて、一部は咲き始めました。
寒さに弱いグラマトフィラムとデンファレだけは既に屋内に入れています。
同じく寒さに弱いと思われているコチョウランはずっと深軒下で、今年は雨に当てないようにしているため、例年被害のひどい炭疽病は発症していません。
また、これまでは早くから根冠が無くなって休眠していたバンダは、今年は深軒下で水栽培にしたところ、いまだに気根の先の根冠が元気です。
12月前半はこれまで屋外最後の時期としてきました。霜さえ防げば他に冷害は無いことが確かめられました。
今年は、室内に取り込む時期を遅らせたいと思っています。
それには、一般の種類は、軒下に置いて、霜の予想される夜は霜除けカバーを掛け、様子を見るることにします。
一方、寒さに強いとされている、春蘭(シンビジウム)系やセロジネ系は、深軒下で霜除けを兼ねて、可能な限り屋外で越冬することを試したいと思います。
生長
置き場所
昨年から今年にかけては「耐冷種」を-2℃まで屋外にしました。今年は軒下か植込み下にします。
寒さに強いとされている、春蘭(シンビジウム)系・金稜辺・報歳蘭・駿河蘭やセロジネ系・セロジネ・デンドロキラムは、深軒下で霜除けを兼ねて、冬日以外は屋外、冬日のみ屋内を試します。
グラマトフィラム、デンファレ、カトレア、バンダ以外は最低気温予報0℃以上で霜予報のない日は屋外の軒下のつもりでしたが、予報が狂って零下2.5℃に合わせてしまいました。
幸い目立った急性の冷害はないので、前の冬が「耐冷種限定で-2℃まで屋外」にしていたより、対象種を増や「一般種は-2℃まで屋外軒下」にすることが出来たようです。
雨除け
露除け(新規)

2013年
いよいよ屋外最後の半月です。
世話−
防寒・屋内への取り込み:デンファレ新葉が病気になりました。駿河蘭の遅くて小さい新芽が枯れました。これらは暖地産で寒さに弱いので室内に入れます。
冷害
寒さと雨により、一部の種類で古葉がカビ病にかかって黄色くなり落葉することが目立ってきます。
このような種類は雨除けか、早めに屋内に取り込むかした方が良いでしょう。
地域の最低気温が予報より低く-1℃になってしまったので、次に今度は-1℃の予報が出た処で、カトレヤ原種と大型カトレヤ、そして熱帯産を含んでいるパフィオ斑入り厚葉種を室内に取り込みました(12/13)。


  
2013年12月14日の霜予報、当地は霜の予想の境界 2014年12月6日の霜予報、東京全体が霜予報


12月前半の各種蘭の様子
2016年
グループのリスト、詳しい様子は上の表か、下の下線付きリンク先にあります。特徴2015.916から
1 シンビジウム 直射日光(真夏以外)、乾かさないよう水やり、最低0℃、屋外・零下ではビニールトンネル、芽欠き、開花容易花易
2016年新苗
バニラスカイ
草丈71cmバルブ幅3.5cm厚み3.2cm葉15枚、花茎L14.5, R10.3cm
アリシア・スノーエンジェル 
新芽#3のバルブが高く太くなり、草丈58cmバルブ幅4.7cm、花茎が伸びて太くなりました。長11.5cm幅1.7cm
新芽#-3のバルブが高く太くなり、草丈50cmバルブ幅2.6cm、花茎が伸びて太くなりました。長3.8cm幅1.3cm
2015年苗
ホワイトレデイ ほの香 株分けした鉢#1は新芽#3が丈35cmと小さいのに花茎が両方から伸びて16,17cmになっています。
鉢#1
新芽#31、草丈30cm、バルブ幅1.55cm、花芽高2.8cm幅0.6cm
鉢#2
新芽#3、草丈39.5cm、バルブ幅2.2cm、花芽高23cm幅1cm蕾5個2cm
2012年苗
エンザンフォレスト マジョリカ
花茎6.5cm、花芽の出た新芽は草丈が66cm、バルブ幅2.5cm。出ない株は大きいものが草丈77cmバルブ幅2.6cm、他は丈70cm前後でバルブ幅が2cm以下
3 ミニカトレヤ
開花株入手
エピ・カトレア サイアム・ジェイド”タイニー”
ST-993 Epc.Siam Jade`Tinny' BM/Nios97
(C.Penny Kuroda x Ctyh.Vienna Woods)       
花径約8.5cm 冬春咲き ミディ
鮮やかに輝く黄緑色の花弁に、赤紫のリップとのコントラストが人目を惹き付けます。
2.5寸の コンパクトな株からでも開花しますが、株が太れば1茎で10輪近くまで咲かせてくれるので、出荷の適応範囲や歩留まりが良い。

5パフィオペディルム
2016新苗
Paphiopedilum insigne インシグネ 緑葉整形原種 代表種
色々な大きさの脇芽があります。
新葉は少し伸び続けています。


特異な咲き方をするコクロペタルム亜属の血の入った種類です
Paph. (In-Charm Lady x henryanum)
色々な大きさの脇芽が伸びています。最大の株は開花株と同等です。



シグマトペタルム亜属、ドーサルに斑点
Paph. henryanum x sib ('Smile of Goddes' x 'Candor)
多輪性種
Paph. Lady Rothchild (Lady Isabel 'Big Island' x roth 'Hamana' BM/JOGA)
葉がわずかに伸びています。

デレナティー 熱帯産
脇芽の葉は6枚あり有望株の方です。開花親株の本来の枚数は古小葉が無いので分かりませんが、脇芽から考えても十数枚はありそうです。
小株の新葉は少しずつ伸び続けています。ずっと深軒下で、日向に出す日以外は日も雨も当たらずでした。最低気温が零下になってから夜屋内に取り込みました。


5+フラグミペディウム
pearcei (Charmer X Jungle Craze) Z8175
高温種と思いながら、12月半ば近くまで深軒下に置いていました。最低温度は零下のこともありました。慌てて屋内土間に入れました。葉先が茶色になっています。
新しい方の2-3枚の葉はわずかに伸び続けています。
コルマナラ
開花中、株は休眠中で新芽は出ません。
6+ミルトニジウム 1年、やや日除け、夏水多く、最低5℃、花易
冬にひどい冷害で親株が枯れたので、回復中です。
昨年の芽よりは少し大きくなりました。
一鉢は新芽が出ましたが、もう一鉢はまだ出ません。
鉢#1
1年株は丈20cm前後、バルブ高5-6cm幅1.5cm前後厚さ0.8cm、秋新芽は2cm前後
鉢#2
1年株は丈25cm足らず、バルブ高5-6cm幅1.5cm前後厚さ0.8cm、秋新芽は無し
14 グラマトフィラム 多年型、少し遮光、高温期水切れ防止、熱帯性非耐寒性、冷害注意最低10℃厳守、冬まで生長 15℃以上
11月末に雪が降りましたが、暖房がしてあったので室温は10℃未満にはならず、冷害に遭わずにすみました。
15℃以上の方が安全なようですが、10℃以上なら大丈夫なようです。
新株
新芽は秋芽ばかりでまだ小さいため伸び続けています。丈が20cm余りで葉の増えた芽もあります。
古株
大半の夏新芽は生長が止まって休眠状態です。一部は次の脇芽が出て丈が10cm足らずで伸びています。
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲)、
新芽の数が増えてきました。全て緑色なので花芽と思われます。中には厚みのある物もあります。
シュンケアナ(夏咲)、やや日除け、最低気温5℃、夏水切れ注意、子吹き旺盛、開花やや難
冷害で大半が枯れt残った株
新芽は高芽となって小さいです。
鉢#1
丈10cm前後
鉢#2
丈10cm余りバルブ1.5x0.5cm前後
三+ 金稜辺 強健・花易、8月に草丈35cm、葉9枚基幅1.4cmで10月に花芽らしい新芽が出ます。
新芽(花芽)は少しずつ大きくなっています。
四 エビネ 
五報歳蘭 育易、花易
小さい新芽が少しずつ大きくなっています。
2016.11.2 最低温度付記

2015年 なし


2014年


2013年12月前半

1 シンビジウム
一部に花芽が出て、大きくなったりが出たりしています。全般に霜害からの回復中でバルブがまだ小さいです。新芽が出ている物もあります。
ファイアー・ビレッジ・ワイン・シャワー
2 デンドロビウム
一部の種類だけ花芽が出ています。
古葉の黄変や斑点が生じます。
イエロー・ソング ’キャンディー’
花芽なし、凍害から回復せず
エンジェル・ベイビー・グリーン・アイ
一鉢のみ、葉の無い古株に花芽
オリエンタル・スピリット ’ビゼン・アケボノ’鉢#1
最大の群生株鉢#1に花芽
株#aA4個,0.9cmmで、B2個,0.4cm丸、C4個,1.3、D4個,1.3、G4個,0.4cm
鉢#1 株#A、B、C,
D、G+、?、I
カシフレーク
花芽なし
スノー・フレーク ’オトメ’
花芽なし
セイラー・ボーイ ’シラサギ’
昨年も咲いた株#E,Fにそれぞれ4個の花芽。それらの世代の子は大きさがばらばらで、最大は#E1で丈26cm太さ0.9cm葉は9枚。
セカンド・ラブ'トキメキ'
花芽なし
チンサイ
葉がとても薄いので、水切れで落葉してしまいました。鉢#2だけは、新芽が出ています。
鉢#2
ヒメザクラ’フジッコ’
花芽
低温と日焼けと雨ざらしによるカビ病
鉢#2、右:花芽の兆し
ヒメジx石斛鉢#1,2,3,4
株a7,b6,e6,f3,h4,i4個花芽
鉢#1
鉢#3
種類不明、マイヒメ 'ビューティー'似
花芽無し
3 カトレヤ
4 コチョウラン
5 パフィオペディルム
新株有望株の生長記録まとめ(12月前半)
開花の目安は葉の枚数が延べ8枚以上で、春から秋まで(花芽時まで)に新葉が2枚出る
下の図は株ごとに、横軸に葉の番号、縦軸にその葉の長さを取ったものです。
各色の折れ線は、時期ごとに、ある葉それぞれの長さを表す点を結んだものです。
右に線が伸びた時に新葉が1枚増えています。
入手した時に最初の葉は枯れて無くなっていますが、大きさから2-3枚目以降が残っていると思われます。
入手してから春に植え替えているせいか、最初の葉は夏になってから出ます。
ロビンフッド:6-7枚目から始まって夏から秋に新葉が2枚でました。
開花の条件=葉が8枚に対して、冬前にロビンフッドは延べ8枚、ツヤイケダは7枚、ライムドーンは10枚、フィップスは10枚以上になったようです。
シースは1月まで出る可能性があります。
フィップス
6+ ミルトニア・スペクタビリス
江戸紫 
最後の花がまだ開花中です。新芽はまだ出ません。

京紫
今年も咲きませんでした。来年は浅広鉢に植替えの予定です。
遅く出た秋芽はまだ小さく伸び続けています。秋新芽が出続けています
古葉が冷害で黄色く枯れました。雨ざらしのカビ病のような斑点があります。
古株
#1
遅く出た秋芽はまだ小さく伸び続けています。秋新芽が出続けています
 
#4
遅く出た秋芽はまだ小さく伸び続けています。秋新芽が出続けています。
新芽の葉に横に皺が入っています。水切れで良く起きる症状です。
 

ミルトニジウム
最後の花も終っています
秋芽はまだ小さく伸び続けています。秋新芽が出続けています。
 

8 ジゴペタラム・近縁属
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
夏芽#9少し伸び秋芽#33伸び3.5cm。バルブ全般やや太り
 
 
ジゴニシア
ムラサキコマチ
鉢#2心葉枯れ、鉢#3元から枯れ気味、鉢#1は休眠中

ジゴパプスティア
メリー・アン
鉢#1
#3LL伸び、#bk葉伸び、秋新芽#2'L丈8cm、#3L丈48バルブ4x3x2.
 

鉢#2
#6丈34バルブ2.2x1.7新葉#11,6cm#3LL伸び、#bk葉伸び、秋新芽#2'L丈8cm、#3L丈48bルブ4x3x2.

 

7エピデンドラム

9 セロジネ
草丈も葉やバルブの大きさも変化はなく、生長はほぼ止まっています。花茎らしいのや、葉芽秋新芽が出てきました。
インターメディア
鉢#1
秋新芽が出てきました。茶色くて丸いので花茎かも知れません。
バルブは昨年より小さいです。
  
右:花芽と思われる茶色で丸みを帯びた秋新芽
クリスタータ
大鉢
バルブは昨年より小さいです。新芽が出ましたが緑色で細いので葉芽のようです。折れてしまいました。
やや緑で細めの秋新芽

11 デンファレ
夏芽は株は大きくなりませんが、葉はいくらか大きくなっています。

12 キンギアナム
全ての鉢に3世代の株に花芽シースが付いています。
これまでの霜害の痛みの繰り返しからようやく回復して、新芽が親株を越えて大きく太くなりました。
一部は今年伸びた芽の根元から冬新芽が出始めています。
鉢#4

左:全景。中:バック側の新芽、親より太い。右:先端の花芽

左:左寄りの赤い親株#11-は新葉の下に花芽、中央の株#11は先端に花芽、右は孫で先が日焼け。中:続き孫芽#11R(左)、#11L(右)共にシースから蕾が出始め。右:リード側の新芽#11R(左)、#11L(右)から出始めた秋冬芽

#12Lの根元の新根秋冬新芽


12 スペシオ・キンギアナム
全体に丈の伸びはほぼ止まりますが、遅く出た芽は伸びます。花芽が目立ってきます。
白花
丈止り、頂葉の間に、0.3-0.5cm。

全体。新芽群。開花株Rの葉の下の蕾。

株#5R。遅れて出た小さい芽

12 大明石斛 Den. speciosum
大株
夏芽は株は大きくなりませんが、葉はいくらか大きくなっています。


花芽?
開花株と開花株の一部から出た脇芽の頂点の葉の間に丸い蕾のようなものが見えます。

左:#43(開花株から昨年出た脇芽) 中:上#5、下:#4(昨年の開花株)、右:今年の新芽#82のシース

13 バンダ
11月末に室内に入れました。下葉は萎れ始めました。12月になって萎れがひどくなりました。保湿のために根をポリ袋で包みます。
バンダ・ロール
#1
全ての葉がほぼ元気で、下の方はやや萎れ。新葉は伸びています。

バスケット植え
#1
下半分の葉の付け根付近が萎れ、花茎は伸びていますが蕾が黄色くなっています。新葉は伸びています。タイで育てていた当時の細い葉は弱り、国内に来てからの太い根は元気を保っています。


14 グラマトフィラム
室内に置き、時折水やりしています。新芽の葉は少しずつ伸びています。一部の古葉は変色し枯れています。

鉢#1、#2、#3


#4、#5、同、冷害で葉が黄変・枯れ

15 デンドロキラム
夏芽秋新芽から花茎が引き続き出て、蕾ができたり咲いたりします。秋新芽が引き続き出ます。
グルマセウム(冬咲き)
大株#1
夏新芽が3本出て、丈16cmx2、1本はカビ?で枯れ。秋新芽2cm。

大株#2
開花新芽

巨大株・開花新株
秋新芽、小株と違って大きくて丸い芽が出てきます

フォルモーサム()
中株
鉢#6(鹿沼土植え)
たくさんの秋新芽、根も白くて元気

鉢#5(バーク植え→鹿沼土植え)

ウエンゼリ(冬咲き)
鉢#1
たくさんの秋新芽伸び、親芽のカバ-の内側から顔を出します
鉢#2(黄花)
秋新芽伸びは1本だけ右h氏の親からようやく出てきました
アラチニテス
鉢#1(鹿沼土へ植替え鉢増し済)
秋新芽が伸びて、花穂が先へ長く伸びています
鉢#2
秋新芽は多いですが、花穂はまだ硬いです
16 マキシラリア
夏咲シュンケアナ
新芽の伸びはほぼとまって休眠中。昨年の芽のバルブに皺が寄っています。新芽も萎れ気味で、一部は枯れました。
昨年までと違ってバルブになっていません。昨年の芽のバルブに皺が寄っています。新芽も萎れ気味で、一部は枯れました。
#1
冬咲きポリフィロステレ
新芽は年々小さくなっています。鉢一杯に茂りすぎのためと思われます。
#1
リンゲンス‘キュート’Max. ringens ‘Cute'冬咲き
新芽は少し伸びたり、バルブが顔を出したりしています。親(開花)株の葉の先端が日焼けして、雨ざらしでカビ病で黄変し黒い斑点が出ています。
#2中:新芽、右:親株の先端が日焼け、雨によるカビ病斑点黄変
東洋蘭・和蘭

三春蘭
中国春蘭
金稜辺
生長はほぼ止まっています。
集円
生長はほぼ止まっています。

日本春蘭
秩父春蘭
新芽が伸びていますが、親株より小さいです。一部は新葉があります。


 
株#1の新芽

  
株#2の新芽

エビネ
雨が降らないので萎れています。
 

五 報歳蘭
新株のが引き続き伸びています。新芽は順調に伸びています。
秋新芽が出てきました。今の時期は例年通りの花芽かもしれません。以前の株#5は冷害か雨ざらしで枯れました。
   
左から:鉢#2、株#5は枯れ、根元に茶色の新芽、花芽か?   右:分け株鉢#2-2

五 駿河蘭
昨年の夏芽が、基のバルブにはさらに大きくなっています。植替えと株分けの効果と思われます。丈が低くならなくても、バルブが小さくなったりできなくなったりしたのは作落ちでした。
小さい秋新芽は、葉の根元から枯れています。広い意味の冷害と言えるでしょう。駿河蘭は名前に反して中国南部の暖地産ので寒さに弱いと思われます。遅く出た小さな秋新芽は大きくならず芽欠きした方が良いので差支えはありません。選抜と芽欠きの手間が省けた位です。

 
左:親株、茂りすぎて細い、右:分け株

 
根元が太ってバルブ状に

  
冷害と思われる遅く出て小さい秋新芽の枯れと、新株の鞘の葉の枯れ
2012年の記録
フォーミディブルの竜馬に蕾があるようです。
種類別の置き場所

洋ラン学園 大学院
(放任)

熱帯性高温種11月室内同左 14グラマトフィラム 11月後半
13バンダ全、10ミニバンダ・二風蘭名護蘭/ミズゴケ植え→11月末
高温種 12月霜降り前に室内
12,1月最低15℃
2,3月最低20℃
同左 カトレヤ原種・大型 11月末縁側・遮光ネットカバー
早めに取り込み(非耐寒、冬生長)→12月半
3カトレア大型・冬生長型、5パフィオ熱帯性、6オンシ高温性、11デンファレ大型
4コチョウラン大型、
五報歳蘭、五駿河蘭
デンファレとパフィオの高温性の斑入り厚葉種(デレナティー) 12月初め室内
中温種同上同左7エピデン、6オンシジウム、5パフィオ、3ミニカトレア、4ミニコチョウラン、11デンファレ小型、11フォーミディブル、16マキシラリア、10ミニバンダ、6ミルトニア・スペクタビリス、二風蘭
低温種春夏咲まで
開花中
同上同左五報歳蘭?
低温種
秋冬咲き
同上 0℃以上:屋根下
霜降り:玄関内
9セロジネ、15デンドロキラム
耐寒種
零下2℃まで:南向き&テラス&軒下
それ以下:屋根下&囲い
1シンビ、2デンドロ
三春蘭、四エビネ(地植えを含む、防寒しない)
青字は2013年追記
12月6日
地域の最低気温の発表は初めて零下となりー0.2℃でした。既にグラマトフィラム、バンダ、カトレヤ大型が室内コチョウランとミニカトレア、ミルトニア、マキシラリア、デンドロキラム、セロジネ、エピデンが深い軒下シンビ、デンドロ、パフィオ、フォーミが南の軒下オンシジウム系や報歳蘭・ミニカトレアの一部だけは完全な屋外です。都心の最低気温は4.7℃で5℃の開きがありました。デンファレとパフィオの高温性の斑入り厚葉種は昨夜室内に入れました。

 
軒下で零下になり、霜で枯れて白くなった葉 左:シンビジウム           右:デンドロビウム