洋ラン学園−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方


洋ランカレンダー
今月の洋ラン

-全種類ほぼ同じ世話、定期植え替えも定期水やりもできるだけ少なく、素焼鉢も農薬もなしで、大抵の種類が咲きます。
根腐れしにくい安全植えにして、大苗を大きめのポットに植えて、できるだけ温度を高めるのがこつです。
冬は冬知らず、夏は保湿で涼しくが基本
一年の大半は低温対策(保温)、高温期は生長維持(保湿)
冬知らずなら春4月と秋11月が根腐れシーズン

半月ごとの様子

3月

3月後半

あらまし
春の生長本格化、大半の種類を屋外に、水やりほぼ不要、日除け、植替えを始める、周年室内栽培の本格化
これまでの2年は、いずれも冬に凍害に遭ってマイナスからの生長でしたが、今年は幸い霜害を予防できたので、本来の生長を見られると思います。
3月の後半になると東京では殆ど霜の降りることが無くなるので、寒さに弱いグラマトフィラム、バンダ、コチョウランを除いて屋外に出すことができます。屋外の方が日が当たり温度が上がり雨を水やりや殺虫に利用できるので有利です。
雨が続くことがあります。今年は初めて外に出した3月後半は、桜の開花が記録的に早いことに象徴されるように暖かくて、雨続きも少なかったため、ミニカトレヤやオンシジウムで試しているミズゴケ・ペットボトル植え以外は雨除けをしないで済ません増した。
カビ病や根腐れの起きやすいものを除いて大半の種類は雨除けはしません。
旺盛に生長する高温期になっていないので、多少の水切れは問題ないため、水やりはほぼ不要で楽です。
雨除けしている種類も鉢が乾いて暖かい雨の日に雨ざらしにすると乾いて水を弾く植込み材料を湿らせることができ、カイガラムシの幼虫の駆除を助けます。
一部を午後の直射日光の当たるようにしておいた処、ジゴペタラム、デンドロキラム、ミニカトレアの若葉が日焼けしました。
一方、大部分の種類を外に出したので、残った苗は周年室内栽培を始めます。
新しく入手した苗などの植替え(温室仕様から洋ラン学園仕様への「転校」)を始めます。
落葉樹の根元に置いたカトレヤなど、日光はまだあまり要らないのですが、高温にしたいため南の日当たりのよい所に置きました。
昨年は主に家の北の陰に置きました。
シンビジウム、デンドロビウム、オンシジウムなど以外の日焼けする可能性のある種類には日除けが必要です。カトレヤに黒いビニールの網目状のシートを被せました。
シンビジウムはテラスから、南の塀の内側や、透明な屋根のある車庫に移しました。日焼けが少しは減ると思います。
 




周年室内
(計画)
高高温室高温室中温室低温室ベランダテラス南物陰木陰西壁北壁地面




室内
終日暖房
室内
夜間暖房
室内
出窓
屋内
北向き
土間
南面
三方囲い
深屋根
南面・地表
コンクリート
屋根付き





最低温度


洋ラン天国
20℃
楽園
15℃
10℃5℃-3℃ -3℃



-5℃



コチョウラン、ミニオンシジウム、ソフロニティス










11月


グラマトフィラム
バンダ(10℃以下で例外)
高温性ミニバンダ(15℃以下で根冠停止)









黄葉始まり
12月〜真冬


同上全般カトレヤ大苗デンドロビウム夜 シンビジウム
デンドロビウム昼



春蘭・エビネ 蝋梅開花
沈丁花
2月立春

全般








水仙・梅開花
2月中旬






デンドロビウム終日






2月下旬
終霜


全般
報歳蘭夜
セロジネ夜
報歳蘭セロジネ昼 シンビジウム
ビニールカバー
カバー無し部冷害





3月上旬





マキシラリア夏咲、ミルトニア(夜) デンドロビウム下垂種・石斛/
マキシラリア夏咲、ミルトニア(昼)
シンビ、デンドロビウム、キンギアナム以降は鉢ケース敷 同左
セロジネ



3月中旬


グラマトフィラム・バンダ・大型コチョウラン、デンファレ、フォーミディブル、ミニバンダ高温種、なしなしなしコチョウラン同上デンドロ下垂種、カトレヤ、オンシジウム、エピデンドラム、ミニバンダ中温性、石斛、風蘭、報歳蘭 パフィオペディルム、ジゴペタラム、ミルトニア、セロジネ、デンドロキラム
太字は日焼けしやすい
クロッカス・ヒヤシンス
下旬

コチョウラン・クールオーキッド(ソフロ・ミニオンシ)





デンファレ・フォーミ
バンダ・ミニバンダ・コチョウラン(昼)



木蓮桜














































































3月後半の各種蘭の様子

活発な種類
色々な種類が開花中です。オンシジウム系など花茎が伸びている出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
1シンビジウム 開花生長中、冬芽伸び
2デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め
3カトレヤ、冬芽伸び・続き、
3ミニカトレヤ   冬咲き開花中冬芽伸び・続き、
4ミニコチョウラン 開花
5パフィオペディルム 開花
6オンシジウム 花茎伸び、ゴメザ花茎伸び
6ミニオンシジウム 冬芽
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽伸び加速
7エピデンドラム、春新葉、基脇芽、高芽始まり、高芽降ろし
8ジゴペタラム  冬芽伸び加速
9セロジネ 冬芽少し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発
11デンファレ 
11フォーミディブル  
12 キンギアナム 生長中、冬芽伸び。 スペシオ・キンギアナム 生長中、
12大明石斛 生長中
13バンダ 
14グラマトフィラム 春芽
15デンドロキラム グルマセウム開花株入手、フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)バルブ少し伸び始め?
三春蘭 秩父春蘭 開花中、金稜辺 花茎生長中
五報歳蘭 開花終り、

2デンドロビウム
花が咲き始めました。デンドロビウムは他の洋ランと一緒に乾き気味の水やりになりやすいですが、根が丈夫なので夏も水を切らさぬようにぐんぐん大きく育てれば良く花が咲きます。高芽になりやすいですが、大部分は結局蕾になったようですが、中にはいまだに緑色の芽があります。
今回は昨年初めの凍害で出遅れ、蕾が出始めた初冬には霜に当ててしまったため、咲きそこないが増えました。
オリエンタルスピリット
  
右は鉢#1の大株
 

グレート・ウエイブ・ラッキー・ドラゴン
開花株を入手しました。当歳咲きの新しい種類です。花が萎れていて、水切れがひどいため、十分に水を吸わせるために、鉢から抜いて室内水栽培にしました。
 

3カトレヤ
若葉の日焼け、1日だけ
キャンディータフト、周年室内のせいもあるでしょう。右:若葉ではないが昨年6月開花の脇芽
 

4コチョウラン
珍しい花色のミディーコチョウランを入手しました。水切れして花が萎れているので、十分吸水させるため、透明ポリポットから抜いて、ペットボトルの室内水栽培にしました。
鉢の周りに伸びていた根は緑色で元気です。
 

6'ミルトニア・スペクタビリス
冬芽が伸びていましたが、暖かくなって伸びが速くなりました。
葉が7-8枚目で伸びが目立ってきます。
江戸紫・巨大群生株、 原種・作落ち小株鉢#4 属間交配種ミルトニジウム
  

7エピデンドラム
長らくほったらかしでしたが、休んでいた脇芽や高芽の生長点に葉が出て、基には脇芽が出始め、途中から高芽が出始めています。
黄花鉢#1 左:全体、水切れせず暖かで元気、中左:右に伸びた明緑色が新芽、中右:先端:冬の休眠から覚めて先端に新葉が出始め、右:大きな新芽の陰に、新しくて小さい新芽
   
伸びの活発な新芽、右:根元からは脇芽の出始め2か所
 
高芽取り
高芽が萎れていたりするので、外して、ポット・芯入り・鹿沼土に寄せ植えしました。
 

8ジゴペタラム
冬芽の伸び、若葉の日焼け
室内でどんどん芽が大きくなりました。
葉が8枚目辺りで伸びが目立ってきます。
しかし、日光不足で育ったためもあるのか、新葉ほど日焼けしやすいようです。
新芽は雨で腐りやすく、ジゴペタラムは注意が必要です。

 
 

9セロジネ
クリスタータ・ピュア・ホワイトの花、脇新芽・冬芽、休眠気味
 


11 フォーミディブル
しばらく見ない内に蕾が出ていました。古株の大きく伸びた脇芽で丈は40cmあります。いつもは、入手した開花株が伸び続けて一度咲いた株の頂点近くの脇に蕾が着くいわば二番花かおみやげ花が多いのですが、これは新芽に新たに付いた蕾です。下に見える小さい方の20cmたらずの脇芽には蕾が着きません。
 
鉢#1

竜馬の方はまだ新芽の大きさが不十分なのか蕾は出ていません。鉢#1


12キンギアナム

鉢#19 花茎の伸びと蕾、冬芽

鉢鹿沼植え#4、蕾が着いたのは旧株、両側に昨年の新芽、昨年の新芽は新根が元気です。
 

鹿沼植え鉢#15 作落ちして親株は小さいですが、赤い冬芽が伸び始めました。

ミズゴケ植え鉢#17、新株は元気で根も元気です。

12スペシオ・キンギアナム
花茎が伸びて蕾が大きくなります。新芽はまだ出ません。純白クリスタルの古株は作落ちしています。寒さに弱いベリーは高芽降ろしが休眠中。
赤花、旧株2本に花茎、その他は凍害、左端の昨年の新芽には花茎が出ません。

白花、赤花と比べると株が細く長いです。凍害がひどくなかったので花茎が何本もから出ました。




14 グラマトフィラム
初冬に無加温の部屋で15℃を下回ったために冷害に遭ったようなので、引き続き加温した室内に置いています。
冷害株は暖かくなってからバルブが腐るものがあります。冷害を免れた株は葉が少し伸びているようです。
2月末から冬芽が出始め、3月後半には春芽も見られます。
左、鉢#1バルブの腐れと咲く夏芽からの冬芽の伸び、右下からの腐れの進行、夏に店頭で萎れていたのが遠因?

開花株から出た新芽で元気な物、根元の薄皮はバルブが太り始めて避け目

15 デンドロキラム
グルマセウム、左:大球株、中井・右:中球株
  
フォルモーサム
 
ウェンゼリー、左赤花、中・右:黄花
短くて明るい色が新芽
  
若葉の日焼け


16マキシラリア
ポリフィロステレ黄花冬ー春咲
冬芽が少しずつ伸びています。水切れすると伸びが悪く枯れることがあります。
左:大株・大鉢 中:株分け、筍のような芽 右:株分け、水切れ気味か芽が小さい 
  
シュンケアナ、黒花夏咲
ほぼ休眠状態で、バルブが少し大きくなっているかどうかというところです。

bリカステ
クシロビウム・オルナツム(Xylobium ornatum)
大株苗を入手しました。リカステの仲間で、強健だそうです。

三春蘭
秩父春蘭が、鉢植えを植込みの下に置いたまま全然世話をしないのに、雪にも耐えて咲きました。



(冬の)置き場所カレンダー
3月後半には、寒さに弱いグラマトフィラム、根が高温に敏感なバンダ、日焼けしやすいので周年屋内を考えている大型コチョウラン、高温性のデンファレやオンシジウム属間交配、パフィオ等を除いて全て外に出します。これから最適な場所を求めて「最も大事な世話である置き場所の移動」を続けます。日焼け雨ざらしに強いオンシジウムは日当たり多め、暖かければ良く生長するが日焼けしやすく雨で病気になりやすいパフィオは西壁際に置くことにします。


2012-13年冬
室内

はじめに
洋ラン学園では、高温・低温種を問わず、大半の種類を霜の降る前に室内に取り込み、室内では最低温度を15-20℃に保って「冬知らず」で過ごすことにしています。こうすると、元気な種類は、夏(保涼と保湿)も冬も休眠期なしでぐんぐん生長し、休眠していないと根腐れなどが起きにくく世話が簡単になります。

2013年冬−春

あらまし
「最低温度20℃、週に2回鉢内が半乾きになり水やり」であれば、ランの種類・鉢と植込み材料の種類、季節によらず、殆ど根腐れすることはありません。心配が無くなりランを楽しむだけになります。
2月に入ると、寒いながらも、花や新芽に新しい年の勢いが感じられるようになってきます。
特にこのHPでは、「冬知らず」で1月末から最低室温を20℃に上げているため、活発です。
また、「趣味の園芸では最低気温だけに従って室内−屋外の出し入れなどを決めて」います」が、この冬から
洋ラン学園では室内と屋外の切り替えを霜の有無で決める
ようにして見ます。すると室内への取り込みは初霜前の12月半ば、屋外への取り出しは終霜後の2月後半、となり、
2月後半には世話の面でも春が始まる
のです。昨年までは3月一杯は室内に置く方針でしたが、今年は寒さに強そうな種類から3月から、霜に注意しながら外に出してみようと思います。

日本国内主要地点における初霜および終霜の平年値
(1981 - 2010年、気象庁)
仙台 11月10日、4月9日
東京、12月20日、2月20日
大阪 12月5日、3月17日
福岡 12月12日、3月10日

下の図は12月から3月までの太平洋岸地方の最低気温と最高気温の推移の例です。
最低気温は2月の末頃から零下になることが殆ど無くなって、霜が降りにくくなることと合います。
一方、最高気温は一月後半が最も低く、2月になると10℃を大きく上回る日が出てきます。そのような日には室内に置いてあるランを、一部の種類を除いて外に出して水やりすることができます。快晴でなければ日焼けしないので日向で乾かします。
3月になると霜の心配も減って、いよいよ丈夫な種類から外に出し始め、生長も本格化します。まだ雨除けします。
大半の種類について、東京−大阪圏では屋内の期間は12月半ばから3月半ばまで、その前後は霜に注意する、と言えるでしょう。
「趣味の園芸」では、低温種は最低温度5℃、中温種は10℃、高温種は15℃を屋外との出し入れの目安にしていますが、
最低温度も最高温度も日により大きく上下するため目安にならず、しかも長期間屋内になってしまいます。

0-31:12月、31-62:1月、63-90:2月、91-121:3月



最低温度、霜注意報の推移



東京都心
民間
府中結果 民間
地元(府中と同じ)

霜予報
地元

水やり
12月気象庁 最低予想
民間
気象庁最低気温
最低予想
民間
最低気温朝の最低



1

5.1


2.7




2

3.3


1.3




3

3.4


2.2




4

7.8


2.2




5

4.7


-0.2


オンシなど霜害?
6

7.6


3.4




7

5.6


0.7




8

4.2


-0.6


霜柱、ミニオンシジゴペタミニカト霜害
9

2.8


-2.4




10

1.2


-3.6




11

1.5


-4.1


シンビデンドロ霜害
12

4.0


-3.0




13

2.7


-4.0




14

2.7


-2.9




15

5.5


2.5




16

5.8


4.2




17

6.2


4.6




18

7.2


5.6




19

4.0


0.9




20

3.04×
-2.40××

21
42.33--1-2.6-1

22
53.34-
2.63--

23
64.37
21.15--

24
53.24
2-0.30
-
デンドロ
25220.11×-2-2.7-2××
シンビ
26331.34×0-2.8-3
×

27010.81×-4-2.6-1××

28
50.52
0-3.2-2--

29353.64-32.63--

30556.06-25.15--

31784.59-40.27--

1/1223.04-1-2.0-1××

2554.26-1-2.2-1--
シンビテラス
デンドロ屋根下
予報に反して
畑に霜
3341.860-1.83××

4011.01×-4-1.2-1××

5110.21×-3-4.5-3××

624-1.4-1--1-5.0-5--

7232.1
×-1-3.1
××

83
2.63

-1.7-1



9344.4
-02.0
--

10

2.94

-1.12



11122.63
-2-3.2-1××
屋根下
測定-1.4
昼水やり
12101.22
0-2.7-1××
測定-1.7
8時-0.9
13361.11-1-2.0-1--
-1.9、+6.7
14450.76
30.35--

15440.8

1-0.9
--

16

1.8


-2.3



-1.3
17

-0.20

-4.0-2


0.5,18.5
18000.31
-3-3.9-1××
-1.7,18デンドロ水やり
19-1-1-0.32
-4-4.4-2--
-4.4,21.6輻射へ、グラマト新芽茶変
20221.83
-1-2.2-2


シンビバーク植え水
21222.7

-1-2.1


22

3.55

2.63


min16.9max22.9
23143.95
10.73--
18.2,21.2
24122.53
11.62


16.8,25.7
25552.84
1-2.0-1--
17.1,18.4
26-100.92
-4-4.8-3××
15.9,23.3
デンドロ水
2700
2
-4
-4××
15.8,22.3暖房強める
2811
2
-2
0


19.6,28.4
2912
3
-3
-1


17.5,25.7
3033
4
-1
1--
21.0,28.8シンビデンドロ水
3122
3
-1
-1××
20.7,26.0
124
3
0
-1--
19.2,25.1
21010
13
7
8--
22.4,28.0
355
7
4
5--

445
7
3
5--
19.2,26.3
566
7
5
5--
19.9,24.9
611
2
1
1--
18.6,23.4
724
4
0
2--
19.1,24.5シンビデンドロ水
835
4
1
2
21.2,26.2
900
2
-3
0××
17.1,25.2
1022
2
0
0××
18.9,26.1昼暖房止め
1133
4
1
-1
18.9,24.0
1211
2
-1
-3××
17.9,22.6
1324
2
4
0
19.7,23.2
1433
5
1
1--
19.0,23.1
1546
6
3
4--
18.7,23.7
1623
2
0
1


19.5,23.2デンドロベランダヘ
17-10
1
-4
-1××
16.1,24.1室内続き
1833

21
-1--
19.2,24.3
1945
7
3
5--
18.1,23.3
2011
2
-3
0××
18.6,25.8
2111
1
-2
-1


19.5, 23.6
2212
2
-2
-2××
-2.3,21テラス温度
シンビにビニルカバー
2334
4
0
2××
1.0, 19.2
2423
1
-1
-1××
-2.7, 21.6
25-1-1
0
-4
-3××
-3.2, 25.5
2610
1
-3
-4××
-3.3, 22.3
2723
3
1
3--
2.2, 17.6
2846
4
3
2--
1.0,28.5屋外水やり
3/1109
8
4
5--
5.9,18.3 テラスベランダ夜雨ざらし
266


3




このころセロジネ・マキシ・ジゴペタ・ミルトをベランダへ
3


5


1××

433


2





5











6











7











8











9










オンシをベンダへ
10











11











12


4


1



131111


8

--

14











15


5


3


グラマト・バンダ・コチョウラン以外を全て外に出す
1679


5

--
ジゴペタ、デンキラ、ミニカト若葉日焼け
遮光ネット
17


9


7



181313
15
11





191614
16


13



201312


11




桜ほぼ満開
21


8


7


パフィオ・ミニバ新葉日焼け(西日)
2266
8
5
7



231011


9





24











25











26











27











28











29











30











31














2012-13年冬
室内

冬のあらまし
冬は洋ランが一番多く咲き、店頭もにぎやかになります。その反面、特に家庭での栽培では温度が低くて根腐れになりやすいです。
洋ラン学園では、室内で、最低15℃、最高25℃を目指しています。こうすると、鉢は3-4日で乾き、温度も高いため寝腐れが起きません。
さらに、温度が高いため、冬芽は元気、秋芽は伸びて、苗が大きく花が咲きやすくなります。

初霜から終霜まで
この冬から「霜」を室内と屋外の切り替えの目安にしましたが、「初霜」「終霜」の平均は東京では12月20日と2月20日なので、室内に入れなければならない期間は2カ月で済むことになります。
初霜
ウィキペディアから転載
初霜(はつしも)とは、その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜、またはその霜が降りた日のこと。
1981 - 2010年の平均では、旭川では10月8日前後、東京は12月20日前後、大阪は12月5日、福岡は12月12日頃。地域により時期に大きな差があるが、最低気温の低さと相関性が高く、
目安としては晴れて風の穏やかな放射冷却の強い朝で最低気温が5 - 6℃程度とされ、この気温のとき地表面温度がちょうど0℃前後となり霜が降り始める。ただ、雨や雪が降っているとき、湿度が低く地表面でも露点に達しないとき、風が強く大気がかき混ぜられて気温が下がりにくいときなどは、霜が降りないことがある。霜は農作物に凍霜害を引き起こすため、初霜の時期は霜への対策を始める目安となる。

日本国内主要地点における初霜および終霜の平年値
(1981 - 2010年、気象庁)
仙台 11月10日、4月9日
東京、12月20日、2月20日
大阪 12月5日、3月17日
福岡 12月12日、3月10日


月前半
あらまし
春の生長本格化、一部を引き続き屋外などに、室内の苗は暖かい日に雨ざらし

3月の前半になると東京では殆ど零下になることが無くなり、春の日差しは強く暖かくなります。昼間は殆どの種類(グラマトフィラムを除く)は屋外の方が快適な位です。引き続き少しずつ屋外に移していきます。暖かい雨の日に雨ざらしにすると乾いて水を弾く植込み材料を湿らせることができ、カイガラムシの幼虫の駆除を助けます。冬芽が出て伸び続けている種類の一方で、依然として休眠中のままの種類があります。

左:テラスに並べたシンビジウム、中:霜除けのためビニールを被せます、右:日除けとビニールの固定のため寒冷紗を被せます。
新苗は葉が弱いため、引き続きベランダに置いて三方と上から覆っています。風が入ったのか一部が右端の葉のように霜焼けになったようです。

3月前半の各種蘭の様子

活発な種類
色々な種類が開花中です。オンシジウム系など花茎が伸びている出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
1シンビジウム 開花生長中
2デンドロビウム 開花生長中
3カトレヤ、冬芽伸び・続き、
3ミニカトレヤ   冬咲き開花中冬芽伸び・続き、
4ミニコチョウラン 開花
5パフィオペディルム 開花
6オンシジウム 開花中花茎伸び、ゴメザに花茎
6ミニオンシジウム 開花中開花株入手、冬芽
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽が出る
9セロジネ 冬芽伸び、開花中
11デンファレ 開花株入手
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 生長中
13バンダ 開花終り
14グラマトフィラムは 冬芽出始め
15デンドロキラム フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ 冬芽伸び、
三春蘭 秩父春蘭 金稜辺 花茎生長中
五報歳蘭 開花中
下記の種類は冬芽が大きくなってきます。
7エピデンドラム、
8ジゴペタラム(花茎霜害)、
11フォーミディブル、
14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。

2デンドロビウム 下垂種
ロディゲシーの小株を入手しました。プラスチック鉢に入っていましたが、中はスリット鉢でした。先の方の葉の付け根の白い鞘の中からは芽が出始めています。
 

3 ミニカトレア
昨年開花株を入手して、鹿沼土に植替え、冷害で傷んだ、ソフロ・レリア レイラが咲きました。バルブはまだ小さく、未熟芽開花型に近いです。

水栽培、素焼鉢・ミズゴケ植え
最低温度20℃以上の「洋ラン天国」では、小さな素焼鉢植えは乾きが早すぎて他の鉢と一緒に水やりするだけでは水切れしてしまうので、鉢ごとペットボトルに入れて腰水しています。またプラ鉢植えなら抜けるので抜いてペットボトルに移して腰水しています。
ルビー・ラブ フェアリーランドアン、ソフロニティス コクシネア
  
有望株の入手
開花株を入手しました。どちらも、開花株の他に新しい脇芽が合って大きな蕾が着いています。
左:Pot.エンジェル・キス、右:Pot.ラブラブ・リッチ
 
開花株の入手
ミユキ・リトル・キング Sc.モーニング・グロウ'ヒトミ'
 

4コチョウラン
大型コチョウランのドリテノプシス・満天紅の4倍体?のてっぺん葉の下から花茎が出てきました。
属間交配種ドリテノプシスは病気に強いのですが、炭疽病で落葉が続き黄や茶色の斑点はまだ進展が納まりません。
去年の夏に入手して鹿沼土に植え替えたばかりですが新根が充実しています。
  

ミディーコチョウラン原種のアマビリスの花茎が伸びて、蕾も大きくなっています。
日焼けとそれをきっかけとした炭疽病で落葉してしまいましたが、鹿沼土植え屋外栽培でも良く咲きます。


5パフィオペディルム
パフィオは他の種類と違って、売られている株はほとんど単頭です。しかも洋ラン学園の検討では、パフィオは新芽の葉数が平均では8枚になって初めて花が咲きます。従ってもう一度咲かせるまでには数年以上かかることが多く、その上パフィオはコツをつかむまでは枯れやすいため、花を咲かせるのは容易ではありません。
緑葉整形で交配種の大型種の開花株を引き続き入手しました。
パフィオの中には緑葉整形種と言って大型で芽吹きと生長が良く、脇芽がすでに大きくなっている種類もあります。そういう種類は比較的易しく咲かせられます。
右は花の咲いている株の反対側で手前の脇芽は既に大きな葉が4枚あり、有望株です。


斑入り厚葉グループの原種デレナティーの蕾付き株を入手しました。この種類はその中でも繁殖に手間がかかって小さな苗が売られていることが多く、また南方産で寒さに弱いという問題があります。その中ではこれらは有望株と言えるでしょう。


6オンシジウム系
ミニオンシジウム
開花株を入手しました。トゥインクルの'フラグランス・ファンタジー'です。
黒プラスチック鉢にバーク直で植えられ、最近入手した株に比べるとやや小ぶりです。新芽が出ています。
鉢に植えたまま、ペットボトルに入れて水栽培にしています。

コルマナラ・ワイルドキャットの開花株を入手しました。オンシジウムよりも花が大きいです。脇芽を良く見ると花茎が伸び始めている有望株です。
  

9セロジネ
低温に強いとされ、寒さに弱い芽はまだ出ていなくて、一方高温では花持ちが悪くなるので、早くベランダ相当の屋外に出しました。


10ミニバンダ、気根と新葉の始まり
「洋ラン天国」にしていると、生長が始まり、例えば気根が出てきます。
アスコフィネティア プチ・ブーケ、根元に赤い気根の出始め、頂点の葉の間から新葉の出始め
右:ス・ファン・ビューティー
 
アスコフィネティア チェリー、根の先の伸びと根冠の形成

アスコフィネティア 白花 旧株、根は緑で元気、葉も伸び続けています。



11デンファレ小鉢の水栽培
デンファレは株に比べてとても小さい鉢に植えられていることが多いです。そのため店頭ですでに水切れして花が萎れ落葉したりしていることがあります。
またデンファレはやや高温性なので冬は暖かくしてやるため水切れしやすくなります。これも本格的な生長期の前は、ペットボトルにそのまま入れて腰水にしています。

11フォーミディブル
デンファレ系との交配の小型種、スノー・レディーを入手しました。寒さに強いと言われていますがやや寒さに弱いようです。


15 デンドロキラム
冬咲きの開花株の大苗を入手しました。小株が売られていることが追いうですが、大株の方がずっと育てやすいです。根元には新芽も多くて有望です。
 

三 風蘭
元気な根、東出都

富嶽、根冠が無くなっていた根冠が再生し、白い枝根が出始め

3風蘭
1月末に名護蘭の干からびた鉢が季節外れに店に残っていました。バンダの仲間ですが風蘭とは属が違います。




2013年2月−室内で最低20℃の場合

春の始まり。

2月

2月になると花の咲く種類が増え、屋内では冬知らず(最低温度20か15℃)にしていると新芽や新根が出たり伸びが活発になったりして、春が始まります。水やりは週2回しないと乾きすぎるほどで、根ぐされを心配して鉢ごとに乾きを見る必要もなく世話は楽です。後半には東京地方では霜がほぼ終わって一部の種類を屋外に出せるようになります。


2月後半
あらまし
最低温度を15℃に下げ、一部を屋外などに

2月の後半は東京では「終霜」となります。デンドロビウムはこれまで夜だけ屋内に入れていましたが、終日ベランダ(三方を囲まれ天井も低い)で万一の霜除けして過ごすようにしました。最低気温は低くなり続けますが、立春と言われるように春の気配が出てきます。日差しが強まり、最高気温も高くなります。春咲の花茎や蕾が大きくなり、冬芽も伸びて、生長期の前触れが盛んになります。
これまで安全のために2月になってから最低温度を20℃に上げてきましたが、一部の種類を除いては15℃でも大丈夫と思われ、また昼の温度が高くなった分夜の温度が低くても鉢の乾きは問題なくなってきたので、下旬から再び15℃に下げます。
世話の一番の変化は置き場所です。下旬から1シンビジウム・2デンドロビウム・12キンギアナムをテラスに出して、霜除けを被せました。セロジネの花つき株は玄関の土間に。
主な世話は
水やり:冬知らずなら、週2回、機械的にやるだけで済みます。
害虫:カトレヤのカイガラムシの幼虫が目立ってきたら歯ブラシで落とします。
土増し:新芽の根元に新根が伸びたら鹿沼土を追加して覆います。
新苗の水栽培:コチョウランやデンドロビウムなど、店頭で径6cmの小鉢などにミズゴケなどで植えられてカラカラになっていることがあります。水やりしても水を吸収せず衰弱します。このような鉢はペットボトルを切ってその中に鉢ごとや鉢から抜いて入れて腰水しておくと元気になり、根も出てきます。

2月後半の各種蘭の様子

活発な種類
色々な種類が開花中です。シンビジウムとデンドロビウムの早咲や大きい株、報歳蘭が咲き始めました。花茎が出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
1シンビジウム 開花始まり生長中、開花株入手
2デンドロビウム 開花始まり生長中
3カトレヤ冬咲き 開花中
3ミニカトレヤ   冬咲き生長中、開花中開花株入手、冬芽伸び、
4ミニコチョウラン 開花中開花株入手
5パフィオペディルム 開花開花株入手、
6オンシジウム 開花中花茎伸び、ゴメザに花茎
6ミニオンシジウム 開花中開花株入手、冬芽
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽が出る
9セロジネ 冬芽伸び、開花中
11デンファレ 開花株入手
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 生長中
13バンダ 開花終り
15デンドロキラム フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ 冬芽伸び、
三春蘭 秩父春蘭 金稜辺 花茎生長中
五報歳蘭 開花中
7エピデンドラム、8ジゴペタラム(花茎霜害)、11フォーミディブル、14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。

2 デンドロビウム、ノビル系チンサイの開花株を入手


5 パフィオペディルムの一代交配種のリーアナムの開花。勿論鹿沼土植えです。


6 オンシジウム系異属のゴメザ・クリスパの花茎が出て伸びています。勿論鹿沼土植えです。



2月前半
あらまし

2月は最低気温は低くなり続けますが、立春と言われるように春の気配が出てきます。日差しが強まり、最高気温も高くなります。春咲の花茎や蕾が大きくなり、冬芽も伸びて、生長期の前触れが盛んになります。

2月前半の各種蘭の様子

活発な種類
色々な種類が開花中です。シンビジウムとデンドロビウムの早咲や大きい株、報歳蘭が咲き始めました。花茎が出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
1シンビジウム 開花始まり生長中、開花株入手
2デンドロビウム 開花始まり生長中
3カトレヤ冬咲き 開花中
3ミニカトレヤ   冬咲き生長中、開花中開花株入手、冬芽伸び、
4ミニコチョウラン 開花中開花株入手
5パフィオペディルム 生長中、開花株入手
6オンシジウム 開花中花茎伸び
6ミニオンシジウム 開花中開花株入手、冬芽
9セロジネ 冬芽伸び、開花中
11デンファレ 開花株入手
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 生長中
13バンダ 開花中
15デンドロキラム フォルモーサム開花中、ウエンゼリ冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ 冬芽伸び、
三春蘭 秩父春蘭 金稜辺 花茎生長中
五報歳蘭 開花中
6ミルトニア、7エピデンドラム、8ジゴペタラム(花茎霜害)、11フォーミディブル、14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。

1シンビジウム、ファイアービレッジの咲き始め、昨年初めに入手した大株


2 霜害に負けずに咲きだした早咲きのデンドロビウム・ノビレタイプ、オリエンタル・スピリット


3 カトレヤ ロホの開花


3 ペットボトル植えに変えたミニカトレアの開花


4 コチョウランの大型種や、ミディーコチョウランの原種アマビリスなどの花茎が伸びています。入手した開花株に枝が出てきました。



5 パフィオペディルムの緑葉の一次交配種のリーアナムの蕾が大きくなっています。新芽が出てきました。
 
整形緑葉交配種のツヤイケダ・オーイソ、ロビンフッドの開花株を入手しました。

6 オンシジウムに花茎が出てきました。

6 オンシジウム系属間交配種のコルマナラ・ワイルドキャットの開花株を入手、もう脇芽が伸び始めています。
 
9 セロジネ・インターメディアは開花中

10 ミニバンダのダーウィナラの花茎が伸び始めています。開花株を入手、

11 デンファレの小型原種ビギバムの開花株を入手

12 キンギアナムの葉の間の蕾の固まり、スペシオキンギアナムより遅いです。

12 スペシオキンギアナムの蕾
左:左奥は新葉の間から、右下は上の葉の下から  右:中央と右は昨年から伸びた新葉の間から、左下の新芽からは蕾が出ません。
 
12 大明石斛の蕾はゆっくり大きくなっています。

13 バンダの開花は終りました。

二 名護蘭の株を入手しました。

五 霜害に負けずに咲いた報歳蘭。新葉の枯れが進みました。根元の水の溜まりが原因と思われます。で
 



2013年1月−室内で最低20℃の場合

屋外で休眠しかけていたランが、12月に室内に入れて最低温度を15℃に保っていると段々元気になってきます。1月に入って20℃に温度を上げると、新芽や新根が活発になってきます。



1月後半
あらまし

大部分のランを室内に取り込んで(12月初めを予定し、実際には霜の降る半ば、一部は霜害)から1月余り経ちました。
昼間は25℃、夜半から朝までは15℃に保っているため、元気です。
むしろ、4日以内に水やりをしないと水切れで、セロジネにはバルブに皺が寄り、デンドロビウムの葉の小さい石斛や下垂種は落葉して弱り、バンダも下葉が紅葉する位です。デンドロビウム系は加温の無い所に移しました。
一方、室内では高温と乾燥が続き、株と株が接近しているため、カイガラムシが繁殖します。白点が見えたら歯ブラシで、茎を傷つけないようにしてこすり落とします。
屋外にあるのは、シンビジウム、デンドロビウムと、キンギアナム、それに和蘭の春蘭とエビネだけです。シンビジウムとデンドロビウムは深い屋根の下で三方を壁に囲まれています。最低温度は零下になっていますが、霜害・凍害はありません。1月後半になると日差しが強まり、最低温度は低くなりますが、苗の周りの最高温度は20℃近くになります。
屋外に出せる終霜まで1月余りです。
冷害と冬知らず
安全温度は15℃
無加温の部屋に置いてあったグラマトフィラムの新芽が一部茶色くなってから枯れてしまいました。多分10℃以下になったと思われます。
日焼け・雨ざらし・秋の低温の三重苦で重症になり、室内に取り込んでからも進行していたコチョウランの炭疽病が、1月前半から病葉が増えなくなりました。
冬知らずは20℃
最低温度18℃近くを保った部屋でも、ミニ・バンダロールの一部のミニバンダが根腐れ気味のようです。昨年から12−1月は15℃、2-3月は20℃との方針を立てましたが、一部の種類については不十分のようなので、遅ればせながら1月末から20℃に保つように変えました。
20℃を越えると水の蒸発が目に見えて増えます。
保湿
小型で薄小葉のデンドロビウム下垂種と石斛の葉が萎れたり落葉したりしました。この冬は前半にうっかり温風暖房をしていたのが悪かったようです。1月後半からオイルヒーターの輻射暖房に変えました。温度を15から20℃に上げたにもかかわらず湿度は30%台前半を保ち、寒い日には40%近くあります。


1月後半の各種蘭の様子

活発な種類
前半とほぼ変わりません。セロジネの開花が始まり、報歳蘭の花茎が出てきました。
1シンビジウム 生長中、開花株入手
2デンドロビウム 生長中
3カトレヤ冬咲き ロホ生長中
3ミニカトレヤ冬咲き ミニパープル開花中開花株入手
4ミニコチョウラン 開花中開花株入手
5パフィオペディルム 生長中、開花株入手
6オンシジウム 生長中
6ミニオンシジウム 生長中、開花株入手
9セロジネ 花茎生長中、冬芽開花始まる
11デンファレ 開花中
11フォーミディブル 
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 生長中
13バンダ 開花中
15デンドロキラム フォルモーサム開花中、ウエンゼリ冬芽
16マキシラリア ポリフィロステレ 冬芽
三春蘭 秩父春蘭 金稜辺 花茎生長中
五報歳蘭 花茎生長中
6ミルトニア、7エピデンドラム、8ジゴペタラム(花茎霜害)、10ミニバンダ、14グラマトフィラムは新芽の伸長のみ。

d ソフロニティス(クールオーキッドで、洋ラン学園の対象外)
コクシネアの開花株を入手



1月前半
あらまし

大部分のランを室内に取り込んで(12月初めを予定し、実際には霜の降る半ば、一部は霜害)から約1月立ちました。
昼間は25℃、夜半から朝までは15℃に保っているため、根腐れの心配はありません。
むしろ、4日以内に水やりをしないと水切れで、セロジネにはバルブに皺が寄り、デンドロビウムの葉の小さい石斛や下垂種は落葉して弱り、バンダも下葉が紅葉する位です。
屋外にあるのは、シンビジウム、デンドロビウムと、キンギアナム、それに和蘭の春蘭とエビネだけです。シンビジウムとデンドロビウムは深い屋根の下で三方を壁に囲まれています。最低温度は零下になっていますが、霜害・凍害はありません。デンドロビウムは昼間は0℃近くまで温度が下がることがありますが、夜は玄関の中で10℃以上を保っています。
多くの種類は生育が止まっていますが、色々な種類が開花し、一部は冬芽を出しています。
最近は3月一杯は室内を予定していますが、終
活発な種類
大部分のグループが開花中か準備中です。一部に冬芽が出始めています。
1シンビジウム 生長中
2デンドロビウム 生長中
3カトレヤ冬咲き ラブ・ノット開花中、ミニ・パープル
4ミニコチョウラン 開花中 アマビリス花茎生長中
4コチョウラン 花茎生長中
5パフィオペディルム 生長中
6オンシジウム 生長中
6ミニオンシジウム 生長中
9セロジネ 花茎生長中、冬芽
10ミニバンダ、新葉
11デンファレ 開花中
11フォーミディブル 
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 生長中
13バンダ 開花中
15デンドロキラム フォルモーサム 開花中
16マキシラリア ポリフィロステレ 冬芽
二 風蘭 
三春蘭 秩父春蘭 金稜辺 花茎生長中
6ミルトニア、7エピデンドラム、8ジゴペタラム(花茎霜害)、14グラマトフィラム、一石斛、五報歳蘭は新芽の伸長のみ。



今年の方針
今年の方針を考えています。大半のランが問題無く、少しの世話で育つようになりました。
1 シンビジウム
霜害による痛み以外は問題が無くなりました。今年は標準植えのスリット鉢の鹿沼土重ね着鉢増しで育てて咲かせるkとができそうです。

2デンドロビウム
デンドロに共通の「大株」「根が丈夫なので鹿沼土植え」「細茎・薄葉種」、「遮光して保湿」、「霜除け」で大丈夫です。株立ち苗は芽欠きが必要です。シンビとの違いは「細茎薄葉なので遮光と保湿」です。

5 ミニコチョウラン
「日焼け・炭疽病」が問題でしたが、「日除け・雨除け」を徹底すれば大丈夫です。元気なら咲きやすく花期が最も長いので、初めての人でも育って咲いている「逆さペットボトル植え・コケ玉・水栽培のどけらで周年室内栽培」で良さそうです。

5コチョウラン
これまでに、夏に葉が10枚ほどある大株で始め花茎を残せば、冬の苗と違って根腐れしていないので植替えは必要ない、根鉢が大きく乾きにくいので根をむき出しが良い、直ぐに新葉と花茎の枝が出て、冬には新しい花茎が出て咲く、直射日光では直ぐに日焼けし雨ざらしを続けると炭疽病に罹るので、日除け雨除けが必須、強い日光りを必要としないので周年室内で冬知らずにすると良い、と分かってきました。
今年はそれを再現しようと思います。
6 オンシジウム
主に鹿沼土植えとミズゴケペットボトル植えにしています。まだ、水不足気味なので、今年は水を切らさないで作落ちから反転したいと思っています。

6オンシジウム系属と属間交配種

6ミルトニア・スペクタビリス
初めのころは株分けして作落ちしたりして、咲いたり咲かなかったりしていましたが、洋ラン学園の「大株・大鉢植え」にすれば、易しく育てられ咲きます。
今年は、脇芽が沢山出やすいために「平鉢の懸崖作り」に挑戦したいと思います。
また、雨ざらしにすると新芽に水が溜まって腐るため、「雨除け」に注意します。

8 セロジネ
長らく小さな株・小さな鉢で咲かず、また最近は冬の凍害で花芽を枯らしたりしていましたが、有望株を入手して洋ラン学園の「大株・大鉢植え」にすれば、咲きます。今年は、高芽を管理し、植替えに弱いことの対策多作のためするために「平鉢の懸崖作り」に挑戦したいと思います。

9 ジゴペタラム
根は割に丈夫なので「鹿沼土植え」でも大丈夫な位で、水切れさせなければ良く育つようです。
半年ごとに芽が出て、未熟株に花茎が着くのが特徴なので、適期に芽が出て花芽時までに大きくなって、夏にも冬にも咲いてくれるのが理想です。
葉が薄いため日焼けしやすく、新芽が巻いているため雨が溜まって腐りやすいという問題があります。それらに気をつけたいと思います。

11 デンファレ
昨年は「細茎薄葉種は遮光し夏に水を切らさず」に仲間入りさせたら、バルブが良く育って花が増えました。一方古株が霜で落葉して枯れました。今年は若返った株で旺盛に生長させたいと思います。

11フォーミディブル
これまでは遮光が足りなかったようです。昨年から、「細茎薄葉種は遮光し夏に水を切らさず」に仲間入りさせたら、バルブが太く、一部は咲くようになり、答えが出ました。今年はそれの再現・定着が目標です。

12 キンギアナムとスペキン
デンドロに共通の「大株」「根が丈夫なので鹿沼土植え」「細茎・薄葉種」、「遮光して保湿」、「霜除け」で大丈夫です。高芽を少なく、花を多くできると良いと思います。「ベリー」は、デンファレとの交配で寒さに弱いことに注意が必要です

12 大明石斛
昨年春に大型の開花株を入手しました。キンギと同じですが、冬は大事を取って

13 バンダ
「洋ラン学園が有望株と考える」「葉が20枚ある株」は、夏までの水切れで根が枯れ、冬の水切れで落葉しながらも、冬を乗り切りました。
今年は、洋ラン学園の簡単な方針である「根の外側がむき出し」と「週2回の水やり」を徹底して、「趣味でなくて育て・咲かせられる方法」を確立したいと思います。

14 グラマトフィラム
初めのころは寒さに弱いことが分からず凍害で枯れました。この冬も、雪の降った日に置いた部屋の暖房が無かったため室内で冷害に遭い落葉したりバルブの腐れが長く続きました。

15デンドロキラム
小株・小鉢」が売られていることが多く、春から秋まで休眠するためうまくいきません。洋ラン学園の「大株・大鉢」にすると、抵抗力が増して咲きます。
「新芽の出る期間が長く、咲かないことがある」のが課題です。苗を元気に、適期に芽を出すことが大事なようです。

16 マキシラリア
丈夫で植え方はデンドロと同じで枯れの心配はありません。遮光はオンシより強くしています。夏咲のシュンケアナは咲きやすいですが、冬咲きのポリフィロステレは暮れ前後の花芽の出る時期の管理がまだうまくできません。

一石斛
鹿沼土植えで、鉢が小さいのに、デンドロと一緒に強い日に当てたりして水不足気味で下。前よりは増やしたので元気な株もあります。また水切れ対策で「ミズゴケ・ペットボトル植え」にした鉢は落葉もありません。

二風蘭
ミニバンダと一緒のミニバンダ・ロール(ミズゴケ・芯入り・長いペットボトル植え)と、鹿沼土植えがあります。どちらも基本はそのままにします。ミニバンダ・ロールは冬の間室内に置いて風通しが悪くて落葉したものがありました。


三春蘭
昨年は、日本春蘭はほったらかしで咲き、中国春蘭は蘭鉢を乾かし過ぎて弱らせ、金稜辺は秋に入手したままでした。それぞれ、より旺盛に生長するように植え方と水やりを見直します。

四エビネ
日本春蘭と一緒に買った時の小鉢のままほったらかしてあって元気になりません。2鉢を寄せ植えしようと思います。

五 報歳蘭
洋ラン学園の「大株・大鉢植え」にすれば、易しく育てられ咲きます。新芽が枯れやすく、台湾などの南方産でやや咲く差に弱いいので、「日除け・雨除け・霜除け」が大事です。

五 駿河蘭
新芽が多すぎて藪状になって花が咲かなくなったので、久しぶりに株分けすることにしました。今年は芽欠きをして効果を調べます。長く五月雨式に芽が出て、開花も思い出したように冬近くまでするので、まんべんなく咲くようにするのが夢ですが方法が分かりません。


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