洋ラン学園
デンドロビウム下垂種

とても細い茎に径5cm位までの桃色で唇弁の縁が毛羽立ったきれいな花を咲かせます。
乾燥に弱いとか、育てるのが難しいとか言われていますが
洋ラン学園の「細茎薄葉種は、夏涼しく保湿する」にすれば大丈夫です。乾燥に弱いので植込みの中などに置くと良いでしょう。

ピエラルディー


2018-19年版

初めに
今年は割に大きな新しい枝に咲きました。そこで、出始めている新しい枝に注意して大きくなるよう世話をしてみようと思います。
これまでは適度な日陰が無く乾燥気味でしたが、今年は乾燥が防げると思います。
元は大きかった株ですが、小さくなっています。
 
2018年↓

6月前半
ロディゲシーの一鉢に3個。
大きな太い枝。新たに小さな枝が出始めています。この新芽が大きくなると咲きます。
鉢#161
古細長株の枝で葉付きのものの先端に蕾。枝は長さ最大8cm太さ最大4mm弱葉最大9枚気根に根冠。


2017-18年版

初めに
洋ラン学園では細茎薄葉種は水切れさせないことが大切と考えています。下垂種は細茎・薄葉で乾燥に弱いため、洋ラン学園の乱暴な世話ではこれまで余りうまく育ちませんでした。
2017-18年は乾燥させないように心掛けるだけでほったらかしにしてあったところ、肥料をやろうとして、6月半ば近くに1鉢に蕾がついて大きくなっていることに気づきました。開花期は2016年の場合と同様です。
開花株は葉の無い古株の先の枝が基から先まで緑色で元気で中ほどで細くなっていますが、先の方はまた太くなり、葉は基近くと先の方についています。
小株が売られていることが多いですが、大きな有望株を入手することも大事です。
2018.6.14

2018年↓

6月前半
ロディゲシーの一鉢に3個。
鉢#162
古細長株の枝で葉付きのものの先端に蕾。枝は長さ最大8cm太さ最大4mm弱葉最大9枚気根に根冠。

2016年↓
開花株を3鉢入手、葉に白覆輪


2015-16年版

初めに
下垂種は細茎・薄葉で乾燥に弱いため、洋ラン学園の乱暴な世話ではこれまで余りうまく育ちませんでした。
2015年にも1月に蕾付き株を入手し、小さな素焼き鉢にミズゴケ植えという乾きやすい鉢でしたがこれまでより水を切らさないように心掛けてきました。
6月半ばになって、咲いていることに気づきました。
開花株は基から先まで緑色で元気で中ほどで細くなっていますが、先の方はまた太くなり、葉は基近くと先の方についています。

2016年↓

6月半ば
ロディゲシーの一鉢が開花、2輪。

2016年↑

2015年↓
5月後半
ロディゲシーの小鉢を入手。株は長く太く育って開花中です。径6.5cmの小さな素焼き鉢にミズゴケ植え。
  

5月前半
ロディゲシーの以前に入手した小鉢を植え替え入手。株は長く太く育って開花中です。径6.5cmの小さな素焼き鉢にミズゴケ植え。
  



鉢#1
ペットボトルに入れて二重鉢で乾燥を防ぐ
   
  
中:根基近くから脇芽の新芽の出始め

鉢#2

  

 
ミズゴケを取り除いて鉢に直置き、鹿沼土植え


鉢#3

    


 




1月後半
ロディゲシーの大株を入手。太い株の先よりに小さな花芽
径10cmの黒の硬質ポリポット植え
 
 

2015年↑


2014年版

初めに

2014年

2月前半
新入手のロディゲシーに花芽の兆し。葉の無い節に小さな明るい緑色の突起
昨年は水切れと乾燥で蕾が枯れたので、今年は注意することに。植え替えるまで素焼鉢を広口ペットボトルに入れます。水切れが無くなります。腰水にしても大丈夫です。
冬新芽が根元からどんどん出ています。
  



1月後半
ロディゲシーを入手しました。根元から新芽が出始めています。蕾はまだありません。
  
左:全体。中:鉢#1。右:鉢#2。
 
冬新芽:左:鉢#1、中央の明るい緑。右:鉢#2。



2013年版

初めに
昨年までは、日当たりが強すぎ、夏の湿度が不足で、作落ちしていました。また、残っていた高芽の葉も霜で落葉してしまいました。
途中からデンドロビウム全般に「細茎・薄葉種は、少し遮光して、夏に涼しく保湿してやると良く育って咲く」と分かり、一緒の扱いにしました。
今年は、ロディゲシーの小鉢を入手したら、春になって蕾が出てきました。ピエラルディーに比べて葉が厚いので抵抗力がありそうです。
2種類に増えたので独立してファイルを作りました。(2013.4.9)


2013年の経過(下から上へ)
6月後半
植込みの中で保湿してきましたが、梅雨に入って一服できます。
ロディゲシー
ピエラルディーよりは乾燥に強く育てやすそうです。
高芽らしいものが見えますが、その他は休んだままです。
ピエラルディー
根元から出た新芽が伸びています。
高芽降ろしした株の新芽はまだ葉が開きません。

4月前半
ピエラルディー
外に出して植込みの中、高芽の一部に新葉新芽
高芽降ろしをしました。ミズゴケ植えで給水を促します。
左:親株から外した高芽 中:ペットボトルに並べる 右:ミズゴケで丁寧に根を覆う、新芽が出ている株もあります。
  
ロディゲシー
高芽が蕾になってきました。
 

3月前半
ロディゲシー
小株の小鉢を入手しました。目立った新芽や花芽はありませんが、最も太くて長い茎の先に、葉の付け根に芽の兆しが見えます。
プラ鉢の中に、スリットのプラ小鉢植えが入っています。
 


2011年版

ピエラルディー

前書き、唇弁の縁が細かい切れ込みになっていてきれいな花です。キンギアナムと同様の扱いで良いと言われる一方、乾燥に弱いため育てにくいとも言われています。
湿り気を保つよう、家の北側の植込みの下に置いています。

開花日記




親株大きさ 黒プラスチック深鉢、径13.5cm
モスバーク植え、上にミズゴケ被せ
最大草丈30cm古茎太さ0.3cm6本葉5-62枚7.5x2cm
22,17,10,6cm各1、新芽多数
開花株と長短の新芽ばかりで
2011
5下旬開花株購入、乾燥気味、落葉続く、家の北の植込みの下に置く
6 中旬、雨ざらしで新芽の葉が生き生きする、葉5枚、5.5x1cm
、高芽伸びる、最長2.5cm葉5枚、6本余り
7下旬 新芽は伸び、夏新芽2.5cm
8中旬 新芽は伸び、引き続き夏新芽2.5cm
9
10下旬 新芽はわずかに伸びる
11 下旬 草丈変わらず(小芽を除く)、茎やや太る、先端に止め葉、一部黄葉
昨年からと見られる草丈の長い株も上の方が太ったが下から葉が残っている
12
1



主な種類


産地
花期




デボニアナムD. devonianum 東南アジア山岳地帯
インド〜ミャンマー北部
ブータン

白弁先赤



ロディゲシーD. loddigesii 中国南部 雲南・海南島
ベトナム・ラオス高地森林
着生・地生・岩生
茎長さ10-20cm
太さ5mm
葉長さ4cm幅1cmやや厚い
桃紫色・
唇弁基部橙黄色
径約5cm
微香中温性漢方に利用
(ピエラルディー)
アフィラム
D. pierardii
D. aphyllum
インド・中国南部・インドネシアなど 茎長さ60cm位まで

径3-5cm



シルシフロラムD. thyrsiflorumインド、タイ

花茎は20〜30cm




デンドロビウムの育て方と咲かせ方
洋ラン学園(21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方トップページ

2016.6.16 2016年版開始

2.10 新入種のロディゲシーに花芽の兆し、2014年版開始、検索「デンドロビウム下垂種の育て方」1位
2014.1.27 ロディゲシーの鉢を入手

4.9 下垂種を独立、主な種類の表、2013年版開始
2013.3 ロディゲシーの小鉢入手

2012.1 下垂種をノビル系に移動

2011.6.21 下垂種ピエラルディーをキンギアナムのファイルに追加して開始