洋ラン学園
ジゴペタラムの育て方と咲かせ方
未熟芽開花・半年型・不定期咲

目次
ジゴネリア スイートジェイド 2016-19年

2014-2016年版
2019年版
初めに
2018年の新株は花芽が付きませんでした。咲いたときに比べると細かったです。
今年は新芽の太さに注目します。最低-1.5℃で軒下にありました。ジゴニシアはほぼ全滅しましたが、ジゴペタラムのジャンピング・ジャックはほぼ無事なようです。2019/02/21
2季咲の咲かせ方
昨年3月の新株は3月になったら1鉢に花芽が、もう1鉢には昨年には新芽が出ていませんでしたが2月に新芽が出ています。
ジゴペタラムは主に冬と夏に咲くので言わば2季咲です。今回は秋芽春咲でした。夏芽冬咲が温室でないためもあって少し遅れたと言えます。
冬に咲かせられても、夏に咲くのは芽が出たり伸びたりする季節が異なるため育ち方にも差があって別の問題があります。
カトレアも含めて洋ランの中には2季咲が沢山あります。
2018年に目標としていた「枯らさずに1年後に咲かせる」が曲がりなりにも出来たら
次はそれが別の季節にもできるか確かめます。
春芽が出たのはいい機会です。2019/03/14






2018年版
初めに2018.7.29
昨年から今年にかけての冷害で株が傷んでしまいました。
新苗を入手したので、重ね着鉢増ししました。
直射日光で日焼けと過乾燥になってしまいましたが、新しい脇芽が徐々に出ています。
これまでの例からすると、秋に花茎が出るかもしれません。




2017年版
初めに2017.2.18
昨年は下記のような色々な続巻交配種が手に入りました。
性質や育て方の違いについての説明が見当たらないのでそれを検討します。
2017年版終り


ジゴペタラム


2016年新苗
初めに
近年は全般的に店に並ぶ種類が減っていますが、ジゴペタラムも少なくなっています。
なかなか手に入りませんでしたがようやく見つけることができました
以前は母の日の贈り物という位置づけの時もありましたが、今年は秋になって出てきました。
洋ラン学園式は冬や春に入手した場合は花が咲くまでは植え替えたりせず、その後暖かくなってから丈夫な種類は植え替えることにしていますが、
ジゴペタラムは新芽が未熟で小さいうちに咲く特殊な育ち方なので原則が当てはまりません。
秋に入手した場合を試してみます。
開花の目安として、新芽の親株の大きさと新芽の出る時期(花芽の適期での大きさ)が重要です。
親株#2の丈は31cm、バルブは高さ5.5cm、幅2.8cm、厚さ2.4cmです。
開花新芽の丈26cm、基幅1.2cmです。
新芽は葉の外から出るのに対して、花芽は葉の内側から出ます。この例では初めから4枚目の内側でした。
開花からの経過を調べます。



ジャンピンジャックビッグビーンズ
2016年株
開花株の太さは約2cm
株#年月日バルブ長葉数葉長花茎
12016/11/15
2.51.70.65






22016/11/1532.553.52.411 30
29
27
5.1
4.83.2




32016/11/1530
1.91.310

左28x0.6
右17x0.5
4+2+0
2個5.3cm開花

12/0731
1.81.3
8-23.53.926
4個4.9cm

2017/01/2831
1.81.3108-243.9




02/1832
1.91.3118-253.9




04/0834
1.91.3119-27.53.3






























表作成2019/02/21

2017年↓
2月後半
新芽の新葉が少し伸びています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
新芽#5の丈は32cm、基幅1.9cm厚1.3cm、新葉11枚目が出る少し伸び
新芽#21の丈は36.5cm、基幅2.2cm厚1.7cm、葉12枚少し伸び。

1月後半
新芽の新葉が少し伸びています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
新芽#5の丈は31cm、基幅1.8cm厚1.3cm、葉10枚
新芽#21の丈は36cm、基幅2.2cm厚1.7cm、葉12枚。

2017年↑

2016年↓
11月14日
新株入手

レッドベイル・プリティーアン
寒さにやや弱いかも知れません。
経過
株#年月日バルブ長葉数葉長花茎
鉢1-22016/09/29315.52.82.4
28
26
4.7
4.6




-3
26
1.25
87-19.53.7




10/1826
1.10.951020.53.730
2,6.7cm

11/1629
1.3

8-223.2




12/0731
1.41108-253.4




2017/01/2834
1.41119-26.53




02/1835
1.41.2119-26.53




04/0836.5

1.3519-293
















411/1424.55.53.12.3109-224.3
















鉢2-12016/11/13132.31.20.85
11.52



2
183.71.751.3
14.5
15
2.7
2.5




3
27.54.53.82.4107-254.7
















312016/11/1320
1.61.287-153.5




2017/01/2825

1.797-163.8




02/1825.5
1.51.397-173.8




04/0828
1.21.298-183.4

















11/1332
2.61.8107-205.4 34x0.65
20
146, 6.5cm
52016/12/0733
2.51.7118-22532x0.65
5,6.5cm

2017/01/2833

1.6118-225




02/1833

1.8







表作成2019/02/22

2017年↓
2月後半
新芽の丈と新葉が少し伸びています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
鉢#1 新芽#3の丈は35cm、基幅1.4cm厚1.2cm、葉11枚丈少し伸び、
鉢#2 新芽#5の丈は33cm変わらず、基幅cm厚1.8cm屋や太り葉11枚、反対側の#31の丈は25.5cm、基幅1.5cm厚1.3cm、葉9枚葉少し伸び。

1月後半
新芽の丈と新葉が少し伸びています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
鉢#1 新芽#3の丈は34cm、基幅1.4cm厚1cm、葉11枚
鉢#2 新芽#5の丈は33cm、基幅cm厚1.6cm、葉11枚、反対側の#31の丈は25cm、基幅cm厚1.7cm、葉9枚。

2017年↑

2016年↓
12月前半

   

9月末
開花株を入手、大型。


ジゴネリア
スイートジェイド
2016-19年
新苗の中では最も大きく2月には最も元気に生長しています。2017.2.18
ジゴネリア スウィート・ジェイド ’スウィート’
Zygoneria Sweet Jade 'Sweet Cheyenne' (Clone), (Zygopetalum and Neogardineria) Zga. Pine Road x Z. Artur Elle

2016年秋入手株の経過
鉢#1
開花時の茎はジゴペタラムより細いです。
2017年夏に出た芽はその後冷害で枯れて、1年以上後に出た秋/冬芽が前夏芽と同じ大きさになりました。今後回復させていきます。
株#年月日バルブ長葉数葉長花茎


12016/11/16
2.81.70.8






22016/11/16243.22.52
21
15

3




32016/11/1645742.7
39
34
7.7
6V




42016/11/1630
1.71.197-236


開花後

16/12/0733
1.91.4107-23





2017/01/2837.5
1.7
1.5
109-245.2



302/1841

1.4119-285.8




04/0848
1.81.6119-356




07/22
休み・肥料








117/07/29
31.20.9






217/07/29
3.5








317/07/29
63.22.5






417/07/29
5.73.22.5





バルブ
31017/07/2917
0.9
75-132.7


夏芽

17/10/1425
1.20.965-224
















6017/10/1418
0.850.8587-152.5


花茎無し













12019/02/21
2.51







22019/02/21
41.5







32019/02/21
53.32.3






42019/02/21
63.32.2






52019/02/21-






















62019/02/2119.5
0.90.797-162.6


秋芽?













312019/02/2126
1.2166-223.3


秋芽?








































表作成2019/02/21

2017年↓
2月後半
新芽の丈と新葉が少し伸びて、新葉も出ています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
鉢#1 新芽#4の丈は37.5cm、基幅1.7cm厚1.5cm、葉10枚
鉢#2 新芽#4の丈は38cm、基幅1.8cm厚1.5cm、新葉は増えて11枚。

1月後半
新芽の丈と新葉が少し伸びて、新葉も出ています。若い葉は日焼けと冷害で部分的に茶変しています。
鉢#1 新芽#4の丈は37.5cm、基幅1.7cm厚1.5cm、葉10枚
鉢#2 新芽#4の丈は38cm、基幅1.8cm厚1.5cm、葉は増えて11枚。

2017年↑

2016年↓

12月前半
鉢#1

2515
鉢#2
  
2516、2517、2518

11月前半
秋の開花株を入手。


ジゴニシア 紫小町
2016年新苗
2017年↓
2月後半
落葉し、新芽が枯れて休眠状態です。
鉢#1 。
鉢#2 。

1月後半
落葉し、新芽が枯れて休眠状態です。
鉢#1 。
鉢#2 。

2017年↑ 雪害からの回復続き



2015-2016年
古株
初めに
冷害で作落ちした株の立て直しを始めます。
新苗も地上部は冷害に遭いましたが根は元気で、鉢増ししました。

2014年には10月後半にジゴパブスティアの花茎が出ました。新芽の出は8月後半で夏芽でした。
開花新芽は未熟なので、その親株の大きさが開花の目安になると考えられます。
2014年9月初めにジゴパブスティアの開花新芽が出た際の時の親株は後に草丈52cmバルブ高6.8cm幅3.5cm厚さ2.8cmでした。
10月前半に花茎が出たときの新芽の草丈は14cm基幅は1.8cmでした。
2016年は5月の末に春芽が丈8cmになっていました。2016.9.24
2016年↓ 雪害からの回復、新苗の植え替え

10月後半
鉢#1 直近の成株は、株#2の脇芽#21'で丈16cmバルブ高1.5cm幅1cmと極小でした。葉が枯れました。
現在の新芽の親株は株#2と並行の列の3株目#Cでバルブのみで高3.5幅2.5厚2.1cm。新芽も小さいです。丈20cm伸びは緩やかに続いています。鉢#1ではこれまでも春芽が多いです
鉢#2 伸びは緩やかに続いています。脇から秋新芽が出てきました。花芽は出ないかもしれません。この鉢はいつもは夏芽が出るのですが今年は遅いです。
反対側の一番下の葉#7の内側にも秋新芽が出てきました。出方は花芽に似ています。
冷害で親株が枯れているので花は付きにくい可能性があります。
鉢#1 右:左に新芽2株、その右の極小の親株は葉から枯れこみ
 

鉢#2、脇新芽と、葉の内側の花芽らしい芽、外葉は黄変
  
9月後半
鉢#1 親株が極小なので新芽も小さいです。伸びは緩やかに続いています。端#1でゃこれまでも春芽が多いです
鉢#2 伸びは緩やかに続いています。鉢#1ではこれまでも春芽が多いです
鉢#1、左外#C1、中#D、右#21'葉枯れ気味


  


9月前半
伸びは鈍ってきました。葉が増えています。雨ざらしで芯枯れが1本あります。

鉢#2は新芽が大きくなりました。通常の夏新芽に加えて見かけは先行しています。


8月後半
伸びは鈍ってきました。
鉢#1 左:左手前は、その後枯れ、中央の黄葉は#21。中:中央は株#-1'その後枯れ、右は株#Cの子。右:右奥が#Cの子。
  

鉢#2 一株残った
 


7月後半
親株も新芽も小さいですが順調に伸びています。



6月後半
ジゴパブスティア・マリーアン
新芽の伸びが目立ってきました。


5月後半
ジゴパブスティア・マリーアン
全体、鉢#1、若株と新芽は元気
左:左鉢#2、中・右:鉢#1、中央が#1'後枯れ、右:株#-1'
   

鉢#2


ジゴペタラム ジャンピン・ジャック ビッグ・ビーンズ
雪害が最もひどいです


2016年↑

2015年↓
8月前半
開花は芽出しの直後ですが、生長は翌年の夏まで続きます。




3月初め
新芽の伸びは遅いです。


2015年↑



2014年版
初めに
浅広鉢に植え替えます。
苗リスト
ジゴペタラム
ジャンピン・ジャック’ビッグ・ビーンズ’Zygopetalum JUMPIN JACK “Big Beans”

ジゴパブスティア
メリー・アン Zygopabstia (Zba.) Marry Ann
鉢#1
鉢#2
ジゴニシア
ムラサキコマチ

ジゴパブスティア
メリー・アン Zygopabstia (Zba.) Marry Ann


2015年
2月前半
ジゴパブスティア
メリー・アン
鉢#1
芽の出る時期がまちまちで、バルブの両側から出たりしています。


鉢#2
花茎が2本出て開花中



2014年
11月後半
ジャンピン・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
ジゴパブスティア
メリー・アン
鉢#1
鉢#2
花茎が伸びてが出て大きくなりました。
秋9月に親株が再びが伸びバルブが太り始めると同時に秋新芽が出てきました。
それから10月に秋芽が伸びながら根元が太り始め、同時に親株がが伸びバルブが太り、
11月には親株のバルブの丈・幅・厚さ共に増えると同時に花茎が出てきました。
ジゴペタラムは親が大きくて生長を再開すると、新芽が出て未熟なまま花茎が出てくる」、未熟芽で花が咲くと言うことで、親に着目しました。


10月前半
ジゴバプスティア
メリー・アン鉢#2
出始めの新芽#7から待望の花茎が出てきました。
この鉢は年々夏に新芽が出ています。
新芽から花茎が出るには、新芽の親株#6が大きいことが必要なようです。バルブは冷害の作落ちから年々大きくなっています。
親株は草丈52cmバルブ高6.8cm幅3.5cm厚さ2.8cmです。親が9月に比べて10cm伸びています
昨年の親は草丈は60cmと大きかったのですが、バルブは高さ高さ5cm弱幅3.5cmでした。
草丈の伸びは止まっていますが、バルブは生長を続けています。親株の薄葉を落とさないようにする必要がありそうです。

 

鉢#2
9月初めの夏・秋新芽#7から待望の花茎が出てきました。
#7大きさ草丈14cm、基幅1.8cm、葉枚数10枚

  




鉢#1
株数が多く全体的に小さい
新芽の出の続き
  

 

ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
冷害凍害で落葉した親からの新芽なので小さいです。

  




10月前半
ジゴバプスティア
メリー・アン
これまでは、未熟芽から花茎が出るかどうかに気を取られていましたが、昨年夏の新芽#6は1年以上たっても大きくなり続けています。バルブがどんどん大きくなって、入手時の開花株を越えました。秋新芽#7が出て伸び始めました。基が太いです。
ジゴペタラムは、水を好むと言われています。また樹木へ着生するばかりでなく地生種もあり、根が太いと言われています。


9月初め


ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
夏新芽が活発、株の両側に出ているため、片方を芽欠き
  

 

ジゴバプスティア
メリー・アン
夏新芽は遅れ気味で小さいです。
鉢#1
夏新芽は遅れ気味で小さいです。
   



鉢#2
新株秋芽#6は大きく生長、夏新芽#7は遅れて小さいです。
   

6月初め
植え替え後
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
植替えのせいか、夏芽#9が枯れてしまいました。
ジゴペタラムは雨でカビで新芽が枯れるなど、やや病気にかかりやすいようです。


ジゴバプスティア
メリー・アン
鉢#1
冬芽伸び
  

  
左:昨年の株に新しい根、土寄せしてナメクジの食害防止、右は新葉の先がナメクジの食害

鉢#2
秋芽#6新葉、親株に新根
 
ジゴニシア
ムラサキコマチ


3月後半
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
新葉
ジゴパプスティア
メリー・アン
鉢#1
冬新芽の伸び、新葉
鉢#2
新葉

3月前半
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
新葉
ジゴパプスティア
メリー・アン
鉢#1
冬新芽の伸び、新葉
鉢#2
新葉

2月前半
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
夏芽#9丈31.5基2.1x1。葉14枚#12,26x4.2、#13,19x3.5,冬新葉#14,5cn。
若芽は根元が太り秋若葉が伸び、冬新が出ています。
   
右:葉芽は親株の下の方から出るため、斜めになることもあります。秋芽休眠中のようです。


ジゴパプスティア
メリー・アン
鉢#1
バルブや若株の根元は少し太り冬新芽が出て、秋芽の若芽は伸びています。
   
右:未熟な春芽#3Rから冬新芽が出てきました。親株はバルブができていなくて細いため、新芽は体に沿っています。

鉢#2
ほぼ休眠ですが、秋新芽#6の若葉や根元の気根が伸びています。
 
2014年↑