洋ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
今月の洋ラン
2014年4月
2014(13)年4月の最低気温と冷害・引越
置き場所基本
シンビ、コンクリートたたき、
デンドロ・キンギ、オンシ南の低塀の陰、
エピデン・フォーミ植込み木漏れ日
デンドロ下垂種・ミニバンダ植込み下、
デンファレ低木陰
カトレヤ原種、交配種北の塀の前
パフィオ、セロジエン、デンドロキラム、家の北の軒下
春蘭、エビネ、北庭植込み下
植替え
新苗のあるもの、1シンビ、2デンドロ、3カトレア、3カトレヤ原種、3ミニカトレア、5パフィオペディルム、6ミニオンシ、7エピデンドラム、10ミニバンダ、一風蘭、三春蘭のみ、優先、太字は済
新苗の無いもの、全グループ、随時
| 2013 |
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| 2014 |
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| 降雪東京 |
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| 府中 |
| 冷害・霜害 | 都心 |
| 府中 |
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| 置き場所・植替え・水やり |
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最低
結果 | 最高結果 |
降雪
降水量mm |
最低
予報 | 結果 |
最低
予報 | 結果 |
最高
予報 |
最高
結果 | 霜予報 |
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最低
実際 |
最高
実際 |
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1 |
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| 9 | 10.9 | 12 | 8.8 | 16 | 17.9 | - |
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| 3 カトレヤ原種植替え2日 |
2 |
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| 降水量0mm |
| 10.6 |
| 7.4 |
| 18.5 | - |
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| 屋外雨ざらし |
3 |
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| 降水量48.5mm | 12 | 12.9 | 11 | 11.3 | 16 | 13.0 | - |
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屋外雨ざらしカトレヤ交配種北塀前
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4 |
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| 降水量19.0mm | 15 | 11.0 | 12 | 10.0 | 23 | 21.8 | - |
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5 |
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| 降水量0.5mm | 8 | 8.4 | 6 | 7.4 | 15 | 13.8 | - |
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2日雨が続いたので雨上がりの水やりはしない
室内コチョウランを庭で水やり、2週間ぶり
9 セロジネ植替え・鉢増し・高芽取り |
6 |
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| 降水量3.0mm | 5 | 6.4 | 4 | 4.0 | 14 | 11.6 | △ |
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| 霜予報のため屋外鉢を、屋内、深軒下、臨時ビニールトンネルに避難、車庫軒下のシンビと、南塀内側植込み陰のデンドロはそのまま |
7 |
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| 7 | 5 | 6.3 | 3 | 0.6 | 16 | 15.4 | × |
| *3.6 |
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霜予想
*臨時ビニールトンネル、やけど |
8 |
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| 11 | 8 | 9.2 | 6 | 3.8 | 20 | 22.7 |
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| 3カトレヤ交配種と交配種・原種の新苗の植替え・株分け |
9 |
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| 13 | 10 | 11.3 | 7 | 7.6 | 20 | 20.1 | - |
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| 6+ ミルトニア・スペクタビリス、8ジゴペタララム、16マキシラリア植替え・株分け |
10 |
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| 15 | 10 | 10.3 | 8 | 8.3 | 24 | 24.0 |
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| コチョウラン・バンダ準屋外へ、西向き深軒下で日除け |
11 |
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| 14 |
| 7.7 |
| 6.2 |
| 17.9 |
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| 3ミニカトレア新苗の植替え(始め方)、旧導入苗はカイガラムシ子虫 |
12 |
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| 11 | 8 | 9.3 | 5 | 4.9 | 19 | 19.6 | - |
|
|
| 6オンシジウム近縁種の植替え(始め方) |
13 |
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| 12 | 9 | 9.6 | 5 | 6.0 | 19 | 17.8 | - |
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|
|
屋外水やり(雨から1週間)、雨除けのパフィオはもっと長く
今月初めての水やりです。 |
14 |
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| 9 | 10 | 11.1 | 8 | 8.8 | 17 | 17.6 | - |
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7エピデンドラム・10ミニバンダ新苗の植替え(始め方)
ミニカトレア北塀前へ |
15 |
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| 11 | 10 | 10.3 | 7 | 7.1 | 20 | 21.4 | - |
|
|
| 2デンドロビウム新苗の植替え・鉢分け(始め方) |
16 |
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| 13 | 13 | 13.8 | 9 | 7.8 | 23 | 23.8 | - |
|
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| 中国春蘭・春寒蘭北植込みの下 |
17 |
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| 14 | 12 | 13.5 | 10 | 11.2 | 22 | 22.2 | - |
|
|
| 1シンビジウム新苗の植替え・株分け(始め方) |
18 |
|
| 降水量7.0mm | 14 | 8.6 | 13 | 7.3 | 15 | 16.0 | - |
|
|
| 屋外雨ざらし、水やりより雨乞いが現実となりました。 |
19 |
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| 12 | 10 | 8.4 |
| 7.0 |
| 16.7 | - |
|
|
| (雨上がりの水やり、軒下鉢にも) |
20 |
|
| 降水量0.5mm | 8 | 6.9 | 7 | 6.1 | 14 | 13.7 | - |
|
|
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|
21 |
|
| 降水量2.0mm | 12 | 10.0 | 11 | 8.2 | 16 | 16.6 | - |
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| グラマトフィラム昼は屋外に、全て屋外となる、水やり(2週間近く振りか) |
22 |
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| 降水量5.5mm | 14 | 12.3 | 13 | 10.7 | 21 | 19.9 | - |
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|
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23 |
|
| 降水量0.5mm | 12 | 11.9 | 11 | 8.9 | 20 | 21.4 | - |
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| 4日続けて雨、少量で、温度も高いので雨除けせず |
24 |
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| 12 | 11 | 12.7 | 9 | 9.6 | 19 | 21.4 | - |
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25 |
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| 15 | 13 | 12.9 | 9 | 9.9 | 21 | 22.6 |
|
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|
| 西日が射しこむようになったので西向き深軒下のコチョウランに遮光必要に |
26 |
|
| 15 | 12 | 14.1 | 9 | 10.6 | 21 | 23.8 | - |
|
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27 |
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| 15 | 14 | 14.7 | 9 | 10.0 | 22 | 23.2 | - |
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5日連続で最高気温20℃越え
全鉢水やり、4月で新規全体は2回のみ
北側は表面まで湿っている鉢も多数ありました |
28 |
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| 14 | 15 | 14.9 | 11 | 7.8 | 23 | 23.9 |
|
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|
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29 |
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| 14 | 15 | 15.8 | 13 | 14.5 | 20 | 20.1 |
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| 7日連続で最高気温20℃越え |
30 |
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| 降水量26.5mm | 16 | 14.1 | 15 | 12.8 | 17 | 17.7 |
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4月後半 穀雨(こくう4/20)
金稜辺の蕾
あらまし・前期のまとめと今期の予定と経過
洋ラン学園では、3月半ばに大半の種類を屋外に出してから1か月たち、置き場所が落ち着き、苗も落ち着いて、屋外で越冬したシンビ、デンドロと共にカトレアを中心に新芽が伸び始めます。
多くの苗は洋ラン学園式安全植えなので植替えの必要はなく、前半には新苗の植替えを進めました。
一方、3月後半に初めて試行した低温や雪の予防のためのビニールトンネルで、カトレア、エピデンドラム、オンシジウムなどにやけどを追わせてしまいました。
また、ミズゴケ植えのミニバンダを雨ざらしにして根腐れや葉枯れをさせてしまいました。
今期は、一部の苗の植替えと、肥料やりが中心です。
移動・日除け・置き場所
移動が落ち着いて小康状態です。ただし、日はどんどん北へまわっているため、西日が当たりやすくなったので日焼けに注意が必要で引き続き一部の移動が欠かせません。
水やり
今年は雨の降る日が多いようで、雨の間の水やりの必要が少ないです。その一方鹿沼土植えでは乾きが良くて西日などが当たる所では水切れのが心配をするほどです。
植替えと株分け
昨年までは、植え傷みを心配して、「新苗は前の植込み材料を残す重ね着鉢増し」を基本にしてきました。しかし、周囲の鹿沼土に比べてバークやミズゴケは水を吸いにくいため古い部分は水切れになりやすいようです。そこで今年からはミズゴケ植えばかりでなくバーク植えも「大半の、根が丈夫で植え傷みしにくい種類は完全植え替え」にしてみます。
また、特にカトレア類で匍匐茎が分岐して脇芽が交差したり根が絡まりあったりしている鉢は、根をきれいにほどくこの機会にやや小さめでも株分けをしています。透明の硬質ポリポットは余り大きな物が手に入らないため、根の健康や生長を見るためにも株分けして小さい鉢に入れられる方が好都合です。
肥料
これまでの方法では、立派な花を咲かせることを最優先にして、「匂いの強い有機肥料の置肥、頻繁な液肥、緩効性化学肥料は秋の肥料の残りに神経質」です。洋ラン学園では、年1回だけの春の緩効性化成肥料の置肥に絞っています。今年は、花芽前のリン酸肥料による窒素肥料の肥効止めをやりたいと思います。
害虫
雨ざらしのため当分カイガラムシの繁殖には気を使う必要が無く、これまで通り殺虫剤が不要です。花や根冠を根芽くじが食べるのについては、守るべきところの周りだけに「カやハエやゴキブリ用の家庭用殺虫剤を噴霧」するだけで大丈夫です。
新苗入手
24節気・穀雨
(ウィキペディアから転載)
穀雨(こくう)は、二十四節気の第6。三月中(通常旧暦3月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が30度のときで4月20日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/3年(約121.75日)後で4月22日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立夏前日までである。
西洋占星術では、穀雨を金牛宮(おうし座)の始まりとする。
季節の特徴
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
穀雨の終わりごろ(立夏直前)に八十八夜がある。(4.2から)
4月後半の各種蘭の様子
太数字のグループは更新済、それ以外は前期以前の風い記録が残っています。
1 シンビジウム 花茎の伸び、春新芽の出の続き、新苗の植替え
2 デンドロビウム 開花中、蕾生長中、春芽出始め、新苗の植替え
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに蕾、ピエラルディの高芽を取り室内水栽培に
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
3 ミニカトレヤ 開花中、冬芽伸び・続き、新苗の植替え(始め方)
4ミニコチョウラン 大半を周年室内に、開花中、水栽培に新根
4コチョウラン 大半を周年室内に、花茎伸び
5パフィオペディルム
6オンシジウム 開花中
ブラッシア 休眠中、新苗鉢増し
ゴメザ クリスパ開花中
コルマナラ 開花入手株は開花中、新苗鉢増し
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗鉢増し
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6+ ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽・春芽伸び、小株に春芽、植替え・株分け
7 エピデンドラム 新苗の植替え
8 ジゴペタラム 冬芽伸び、植替え・鉢増し
9セロジネ 冬芽し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中、一部鉢増し
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)の植替え、は引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
11デンファレ
11フォーミディブル 蕾生長中
12 キンギアナム 開花中、冬芽伸び、一部鉢増し
12 スペシオ・キンギアナム 開花中、
12大明石斛 蕾生長中
13バンダ 引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花中、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)、植替え・鉢増し・株分け
一 石斛 春新芽の始まり
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、葉伸び根伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、
三+ 金稜辺 蕾が生長中。
中国春蘭 休眠中
四 エビネ
五報歳蘭 休眠中、
五駿河蘭 休眠中
4月前半 清明(4/5)
金稜辺の蕾
あらまし
移動・日除け・置き場所
屋外に出すと、水うやりも基本的に雨任せなので、置き場所選びが一番の世話になります。
洋ラン学園では、ようやく冷害対策にめどが立ったので、日焼けが最大の問題になっています。
遮光ネットでは日焼けは防げません。
そこで、安全第一で、しばらくは、物陰・日陰に置きます。
新芽や花芽の出ている苗を移動すると、芽や蕾が枯れてしまうことがあります。
そこでそのような株は、
直射日光を避けて保湿できる場所に固定しておくのが安全です。
水やり
屋外の苗は雨任せが基本です。
夏の旺盛な生長期になる前は、多少水切れしても生長への影響は少ないです。
そこで、雨の間隔が空いても水やりせずに待つことが多いです。
水やりより雨乞いです。
むしろ、
雨上がりに水やりして、鉢の湿り方を揃えたり、殺虫剤代わりにします。
植え替えた鉢は、直射日光を避け、保湿します。保湿
植替えと株分け
鹿沼土植えは、ミズゴケやバークと違って、植込み材料の劣化による根腐れのための、定期植替えは殆ど不要です。
そこで、まだ残っているバーク植えや、深鉢植え、新しく入手した鉢を洋ラン学園式の「
浅広底穴鉢・鹿沼土植え」に植え替えるのが中心になります。
洋ラン学園の方針は「株分けより鉢増し・大株作り」です。これまでの方法のように「バルブが3本以上になるように株分け」を繰り返すことはしません。
群生して根が入り組んだり多くなりすぎて植込み材料が根の間にきちんと入らないような株は、「
根のために株分け」します。
害虫
ミニカトレアの葉裏にカイガラムシの幼虫が繁殖していました。歯ブラシなどで落とします。何年も育てている物は次第に絶滅しますが、年々新しい鉢を入手するので親虫が着いています。
ナメクジ防御は、蕾や新芽や気中の新根の先に家庭用殺虫剤噴霧、方式にしています。必要な部分だけ予防する方法です。
新苗入手
カトレヤ原種、交配種、アングレカム
24節気・清明
(ウィキペディアから転載)
清明(せいめい)は、二十四節気の第5。三月節(旧暦2月後半から3月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が15度のときで4月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から7/24年(約106.53日)後で4月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の穀雨前日までである。
季節
万物がすがすがしく明るく美しいころ。
『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。
様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。(4.2から)
4月前半の各種蘭の様子
太数字のグループは更新済、それ以外は前期以前の風い記録が残っています。
1 シンビジウム 花茎の伸び、春新芽の出の続き
2 デンドロビウム 開花中、蕾生長中、春芽出始め、新苗の植替え
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに蕾、ピエラルディの高芽を取り室内水栽培に
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
3 ミニカトレヤ 開花中、冬芽伸び・続き、新苗の植替え(始め方)
4ミニコチョウラン 大半を周年室内に、開花中、水栽培に新根
4コチョウラン 大半を周年室内に、花茎伸び
5パフィオペディルム
6オンシジウム 開花中
ブラッシア 休眠中、新苗鉢増し
ゴメザ クリスパ開花中
コルマナラ 開花入手株は開花中、新苗鉢増し
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗鉢増し
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6+ ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽・春芽伸び、小株に春芽、植替え・株分け
7 エピデンドラム 新苗の植替え
8 ジゴペタラム 冬芽伸び、植替え・鉢増し
9セロジネ 冬芽し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中、一部鉢増し
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)は引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
11デンファレ
11フォーミディブル 蕾生長中
12 キンギアナム 開花中、冬芽伸び、一部鉢増し
12 スペシオ・キンギアナム 開花中、
12大明石斛 蕾生長中
13バンダ 引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花中、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)、植替え・鉢増し・株分け
一 石斛 春新芽の始まり
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、葉伸び根伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、
三+ 金稜辺 蕾が生長中。
中国春蘭 休眠中
四 エビネ
五報歳蘭 休眠中、
五駿河蘭 休眠中
2 デンドロビウム 開花中、蕾生長中、春芽出始め、新苗の植替え
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
今年は最初から、ミズゴケを全て取り除いて、「浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」にします。
左:Blc. Goldenzelle 'Lemon Chiffon'
右:Bc. Pastoral innocence
Blc. Goldenzelle 'Lemon Chiffon'
素焼鉢ミズゴケ植え、2012年4月に植えられたようです。
3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
新苗の植込み
今年は最初から、ミズゴケを全て取り除いて、「浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」にします。
C. trianaei fma. rubra
素焼鉢ミズゴケ植え。植え替えたばかりで、ミズゴケは容易に取り除けました。バルブは非常に太く、新芽が出ています。植替えはできるだけしない方が良いが、するなら新芽が出た時とあるので、適期です。
C. warsceviczii var. semi alba
1年前の2013年4月初めに植替えして、素焼鉢ミズゴケ植え
鉢底にはスチロール、根鉢になりかけています。ミズゴケを全て取り除いて植替え。
右:新芽。植替えの適期だそうです。
?
三+ 金稜辺 数日ビニールトンネルで暖めたら、一つから蕾が顔を出しました。他は大きくなるだけ。
鉢#1
鉢#2
花芽の下から出た葉芽と競争です。