ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方


洋ランカレンダー
今月の洋ラン
2014年2月後半-4月



二 半月ごとの様子と世話



2014年春(3月後半:終霜から-まで)

生長・植替えの始まりと屋外移動の本格化 
耐冷種:最低気温5℃から屋外
2014年春の初めに・方針
洋ラン学園では2007年の初夏から、「消費者のための洋ラン栽培法」の研究を始めました。主に園芸店で売られている多くの種類の開花株を購入し、庭と室内で、「枯れにくく咲きやすく手間のかからない育て方と咲かせ方」を追求してきました。昨年には、「根腐れしにくい植え方」がほぼ完成し、良プラン学園としてはそれよりも問題だった「霜焼け・日焼け・雨カビ」の対策もほぼめどがつきました。昨年までは「冷害と日焼けと植え方の追求のための頻繁な植替えによる作落ち」に悩まされてきましたが、今年から本格的に「本来の状態からの育て方」に復帰できると思います。
この春の主な世話は、「屋外への移動と、植替えや鉢増し、肥料、新しく入手した株の始め方」です。
あらまし
屋外への移動
洋ラン学園では霜が終り、最低気温がほぼ5℃以上になったら、高温種以外は屋外へ移動します。
保温・一部にビニールトンネル
屋外に移動するのは、屋外の方がたとえ最低温度は低くても、「日射、昼間の高温、雨と湿度」と生長に必要なものが室内より有利だからです。
その代わり、原産地より低い昼の気温に対するために、できるだけ、日だまりで温度が上がるようにしています。
これまでの風の防げるテラスに置いたりしてきました。今年からは、テラスなどでは「ビニールトンネル」にしてさらに温度を高めます。
水やり
洋ラン学園ではほぼ全ての苗を屋外では雨ざらしにしています。一般に低温期の雨ざらしは根腐れの原因になりますが、「洋ラン学園式の根腐れしにくい植え方」にすれば、その心配は少ないです。鹿沼土は湿り方と乾き方が穏やかなため、雨が適当な間隔で続けば水やりの必要がありません。特に春はまだ生長が旺盛でないため少々水切れしても生長不良になりません。そのためカレンダーの記録から分かるように春は殆ど水やりしないで過ごせます。
冬じゅう室内にあった鉢は、湿度が低いために植込み材料がからからになり、水やりしても吸いにくくなっていたりします。そこで春の初めの暖かい雨の日に雨ざらしにしてじっくり・たっぷり水を含ませます。
植替え
洋ラン学園では「根を薄着」と「腐るミズゴケやバークでなく鹿沼土」の植え方を検討してきましたが、昨年にはようやく「浅広底穴鉢植え」で植え方がほぼ完成しました。
既に大部分の苗は植替えを済ませていますが、カトレヤ原種を始めとしてまだ危険な植え方が残っている物があるので、植え替えていきます。
肥料
洋ラン学園ではこれまで肥料の検討にまで手が回りませんでした。また植替えが多くて肥料をやる時期が難しかったり、鹿沼土は肥料が効きにくいので肥料不足気味で下。
今年はじっくりと検討したいと思います。
新苗の始め方
洋ラン学園では、「初めての洋ラン」と「洋ラン学園式に植え替えて安定してからの育て方と咲かせ方」はほぼ解決済で、最大の問題は「趣味の園芸式の根腐れしやすい植え方」から「洋ラン学園式の植え方」への植替えです。ことしはその改善を目指します。2014.3.13

2014年4月


2014(13)年4月の最低気温と冷害・引越
置き場所基本
シンビ、コンクリートたたき、
デンドロ・キンギ、オンシ南の低塀の陰、
エピデン・フォーミ植込み木漏れ日
デンドロ下垂種・ミニバンダ植込み下、
デンファレ低木陰
カトレヤ原種、交配種北の塀の前
パフィオ、セロジエン、デンドロキラム、家の北の軒下
春蘭、エビネ、北庭植込み下
植替え
新苗のあるもの、1シンビ、2デンドロ、3カトレア、3カトレヤ原種3ミニカトレア、5パフィオペディルム、6ミニオンシ、7エピデンドラム、10ミニバンダ、一風蘭、三春蘭のみ、優先、太字は済
新苗の無いもの、全グループ、随時


2013

2014





降雪東京



府中
冷害・霜害都心
府中






置き場所・植替え水やり

最低
結果
最高結果 降雪
降水量mm
最低
予報
結果 最低
予報
結果 最高
予報
最高
結果
霜予報
最低
実際
最高
実際

1


910.9128.81617.9-


3 カトレヤ原種植替え2日
2

降水量0mm
10.6
7.4
18.5-


屋外雨ざらし
3

降水量48.5mm1212.91111.31613.0-


屋外雨ざらしカトレヤ交配種北塀前
4

降水量19.0mm1511.01210.02321.8-



5

降水量0.5mm88.467.41513.8-


2日雨が続いたので雨上がりの水やりはしない
室内コチョウランを庭で水やり、2週間ぶり
9 セロジネ植替え・鉢増し・高芽取り
6

降水量3.0mm56.444.01411.6


霜予報のため屋外鉢を、屋内、深軒下、臨時ビニールトンネルに避難、車庫軒下のシンビと、南塀内側植込み陰のデンドロはそのまま
7

756.330.61615.4×
*3.6
霜予想
*臨時ビニールトンネル、やけど
8

1189.263.82022.7



3カトレヤ交配種と交配種・原種の新苗の植替え・株分け
9

131011.377.62020.1-


6+ ミルトニア・スペクタビリス、8ジゴペタララム、16マキシラリア植替え・株分け
10

151010.388.32424.0



コチョウラン・バンダ準屋外へ、西向き深軒下で日除け
11

14
7.7
6.2
17.9



3ミニカトレア新苗の植替え(始め方)、旧導入苗はカイガラムシ子虫
12

1189.354.91919.6-


6オンシジウム近縁種の植替え(始め方)
13

1299.656.01917.8-


屋外水やり(雨から1週間)、雨除けのパフィオはもっと長く
今月初めての水やりです。
14

91011.188.81717.6-


7エピデンドラム・10ミニバンダ新苗の植替え(始め方)
ミニカトレア北塀前へ
15

111010.377.12021.4-


2デンドロビウム新苗の植替え・鉢分け(始め方)
16

131313.897.82323.8-


中国春蘭・春寒蘭北植込みの下
17

141213.51011.22222.2-


1シンビジウム新苗の植替え・株分け(始め方)
18

降水量7.0mm148.6137.31516.0-


屋外雨ざらし、水やりより雨乞いが現実となりました。
19

12108.4
7.0
16.7-


(雨上がりの水やり、軒下鉢にも)
20

降水量0.5mm86.976.11413.7-



21

降水量2.0mm1210.0118.21616.6-


グラマトフィラム昼は屋外に、全て屋外となる、水やり(2週間近く振りか)
22

降水量5.5mm1412.31310.72119.9-



23

降水量0.5mm1211.9118.92021.4-


4日続けて雨、少量で、温度も高いので雨除けせず
24

121112.799.61921.4-



25

151312.999.92122.6



西日が射しこむようになったので西向き深軒下のコチョウランに遮光必要に
26

151214.1910.62123.8-



27

151414.7910.02223.2-


5日連続で最高気温20℃越え
全鉢水やり、4月で新規全体は2回のみ
北側は表面まで湿っている鉢も多数ありました
28

141514.9117.82323.9




29

141515.81314.52020.1



7日連続で最高気温20℃越え
30

降水量26.5mm1614.11512.81717.7





4月後半 穀雨(こくう4/20)


金稜辺の蕾

あらまし・前期のまとめと今期の予定と経過
洋ラン学園では、3月半ばに大半の種類を屋外に出してから1か月たち、置き場所が落ち着き、苗も落ち着いて、屋外で越冬したシンビ、デンドロと共にカトレアを中心に新芽が伸び始めます。
多くの苗は洋ラン学園式安全植えなので植替えの必要はなく、前半には新苗の植替えを進めました。
一方、3月後半に初めて試行した低温や雪の予防のためのビニールトンネルで、カトレア、エピデンドラム、オンシジウムなどにやけどを追わせてしまいました。
また、ミズゴケ植えのミニバンダを雨ざらしにして根腐れや葉枯れをさせてしまいました。
今期は、一部の苗の植替えと、肥料やりが中心です。
移動・日除け・置き場所
移動が落ち着いて小康状態です。ただし、日はどんどん北へまわっているため、西日が当たりやすくなったので日焼けに注意が必要で引き続き一部の移動が欠かせません。
水やり
今年は雨の降る日が多いようで、雨の間の水やりの必要が少ないです。その一方鹿沼土植えでは乾きが良くて西日などが当たる所では水切れのが心配をするほどです。
植替えと株分け
昨年までは、植え傷みを心配して、「新苗は前の植込み材料を残す重ね着鉢増し」を基本にしてきました。しかし、周囲の鹿沼土に比べてバークやミズゴケは水を吸いにくいため古い部分は水切れになりやすいようです。そこで今年からはミズゴケ植えばかりでなくバーク植えも「大半の、根が丈夫で植え傷みしにくい種類は完全植え替え」にしてみます。
また、特にカトレア類で匍匐茎が分岐して脇芽が交差したり根が絡まりあったりしている鉢は、根をきれいにほどくこの機会にやや小さめでも株分けをしています。透明の硬質ポリポットは余り大きな物が手に入らないため、根の健康や生長を見るためにも株分けして小さい鉢に入れられる方が好都合です。
肥料
これまでの方法では、立派な花を咲かせることを最優先にして、「匂いの強い有機肥料の置肥、頻繁な液肥、緩効性化学肥料は秋の肥料の残りに神経質」です。洋ラン学園では、年1回だけの春の緩効性化成肥料の置肥に絞っています。今年は、花芽前のリン酸肥料による窒素肥料の肥効止めをやりたいと思います。
害虫
雨ざらしのため当分カイガラムシの繁殖には気を使う必要が無く、これまで通り殺虫剤が不要です。花や根冠を根芽くじが食べるのについては、守るべきところの周りだけに「カやハエやゴキブリ用の家庭用殺虫剤を噴霧」するだけで大丈夫です。
新苗入手

24節気・穀雨
(ウィキペディアから転載)
穀雨(こくう)は、二十四節気の第6。三月中(通常旧暦3月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が30度のときで4月20日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/3年(約121.75日)後で4月22日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立夏前日までである。
西洋占星術では、穀雨を金牛宮(おうし座)の始まりとする。
季節の特徴
田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。
穀雨の終わりごろ(立夏直前)に八十八夜がある。(4.2から)

4月後半の各種蘭の様子

太数字のグループは更新済、それ以外は前期以前の風い記録が残っています。

1 シンビジウム 花茎の伸び、春新芽の出の続き、新苗の植替え
2 デンドロビウム 開花中、生長中、春芽出始め、新苗の植替え
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに、ピエラルディの高芽を取り室内水栽培
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
3 ミニカトレヤ   開花中、冬芽伸び・続き、新苗の植替え(始め方)
4ミニコチョウラン 大半を周年室内に、開花中、水栽培に新根
4コチョウラン 大半を周年室内に、花茎伸び
5パフィオペディルム 
6オンシジウム 開花
ブラッシア 休眠中、新苗鉢増し
ゴメザ クリスパ開花
コルマナラ 開花入手株は開花中、新苗鉢増し
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗鉢増し
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6+ ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽・春芽伸び、小株に春芽植替え・株分け
7 エピデンドラム 新苗の植替え
8 ジゴペタラム  冬芽伸び、植替え・鉢増し
9セロジネ 冬芽し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中、一部鉢増し
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)の植替え、は引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
11デンファレ 
11フォーミディブル  生長中
12 キンギアナム 開花中、冬芽伸び、一部鉢増し
12 スペシオ・キンギアナム 開花中、
12大明石斛 生長中
13バンダ 引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花中、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)、植替え・鉢増し・株分け
一 石斛 春新芽の始まり
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、伸び伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、
三+ 金稜辺 が生長中。
中国春蘭 休眠中
四 エビネ
五報歳蘭 休眠中
五駿河蘭 休眠中




4月前半 清明(4/5)


金稜辺の蕾

あらまし
移動・日除け・置き場所
屋外に出すと、水うやりも基本的に雨任せなので、置き場所選びが一番の世話になります。
洋ラン学園では、ようやく冷害対策にめどが立ったので、日焼けが最大の問題になっています。
遮光ネットでは日焼けは防げません。
そこで、安全第一で、しばらくは、物陰・日陰に置きます。
新芽や花芽の出ている苗を移動すると、芽や蕾が枯れてしまうことがあります。
そこでそのような株は、直射日光を避けて保湿できる場所に固定しておくのが安全です。
水やり
屋外の苗は雨任せが基本です。
夏の旺盛な生長期になる前は、多少水切れしても生長への影響は少ないです。
そこで、雨の間隔が空いても水やりせずに待つことが多いです。水やりより雨乞いです。
むしろ、雨上がりに水やりして、鉢の湿り方を揃えたり、殺虫剤代わりにします。
植え替えた鉢は、直射日光を避け、保湿します。保湿
植替えと株分け
鹿沼土植えは、ミズゴケやバークと違って、植込み材料の劣化による根腐れのための、定期植替えは殆ど不要です。
そこで、まだ残っているバーク植えや、深鉢植え、新しく入手した鉢を洋ラン学園式の「浅広底穴鉢・鹿沼土植え」に植え替えるのが中心になります。
洋ラン学園の方針は「株分けより鉢増し・大株作り」です。これまでの方法のように「バルブが3本以上になるように株分け」を繰り返すことはしません。
群生して根が入り組んだり多くなりすぎて植込み材料が根の間にきちんと入らないような株は、「根のために株分け」します。
害虫
ミニカトレアの葉裏にカイガラムシの幼虫が繁殖していました。歯ブラシなどで落とします。何年も育てている物は次第に絶滅しますが、年々新しい鉢を入手するので親虫が着いています。
ナメクジ防御は、蕾や新芽や気中の新根の先に家庭用殺虫剤噴霧、方式にしています。必要な部分だけ予防する方法です。
新苗入手
カトレヤ原種、交配種、アングレカム
24節気・清明
(ウィキペディアから転載)
清明(せいめい)は、二十四節気の第5。三月節(旧暦2月後半から3月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が15度のときで4月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から7/24年(約106.53日)後で4月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の穀雨前日までである。
季節
万物がすがすがしく明るく美しいころ。
『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。
様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。(4.2から)

4月前半の各種蘭の様子

太数字のグループは更新済、それ以外は前期以前の風い記録が残っています。

1 シンビジウム 花茎の伸び、春新芽の出の続き
2 デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め、新苗の植替え
デンドロビウム下垂種 ロディゲシーに、ピエラルディの高芽を取り室内水栽培
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
3 ミニカトレヤ   開花冬芽伸び・続き、新苗の植替え(始め方)
4ミニコチョウラン 大半を周年室内に、開花、水栽培に新根
4コチョウラン 大半を周年室内に、花茎伸び
5パフィオペディルム 
6オンシジウム 開花
ブラッシア 休眠中、新苗鉢増し
ゴメザ クリスパ開花
コルマナラ 開花入手株は開花、新苗鉢増し
ビーララ 冬芽伸び、開花入手株は開花中、新苗鉢増し
6ミニオンシジウム 冬芽伸び、春芽、室内水栽培に新芽
6+ ミルトニア・スペクタビリス(ブラジル耐暑) 冬芽・春芽伸び、小株に春芽植替え・株分け
7 エピデンドラム 新苗の植替え
ジゴペタラム  冬芽伸び、植替え・鉢増し
9セロジネ 冬芽し伸び、インターメディア開花終り、クリスタータ小株開花中、一部鉢増し
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発、ミニバンダロール(ミズゴケ植え)は引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
11デンファレ 
11フォーミディブル  生長中
12 キンギアナム 開花冬芽伸び、一部鉢増し
12 スペシオ・キンギアナム 開花
12大明石斛 生長中
13バンダ 引き続き室内、高温の晴れた日に屋外
14グラマトフィラム 春芽、引き続き室内
15デンドロキラム グルマセウム(冬咲)開花入手株は開花、フォルモーサム(秋咲)、ウエンゼリ(冬咲)冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)、植替え・鉢増し・株分け
一 石斛 春新芽の始まり
二風蘭 ミニバンダロール、鹿沼土植え 休眠中
二名護蘭 素焼鉢水栽培、伸び伸び
三春蘭 秩父春蘭 開花中、
三+ 金稜辺 が生長中。
中国春蘭 休眠中
四 エビネ
五報歳蘭 休眠中
五駿河蘭 休眠中


2 デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め、新苗の植替え
スノー・フレーク・オトメ
右は巨大株で花は以前に終っています。左は普通の大きさで開花中。大きい方は3倍体とか4媒体なのでしょうか。、


巨大株の鉢分けと植替え
  
蘭鉢のような深鉢の中は、黒い硬質ポリポット植えで、表面に根が巻いています。抜いて見るとバーク植えでまだ新しくて簡単に落とせます。

  
バークを取り除きながら、絡まりあった根をほどき、寄せ株が2段階で3株に分かれました。

   
スリット鉢に、苗を底にじかに置き、根を低く抑えて、間に鹿沼土を入れます。中:鉢#2やや大きな新芽。右端:新芽の出始め。



3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、置き場所は家の北側で、朝夕のみ一部に直射光。バーク植えで深鉢を浅広底穴鉢鹿沼土植えに植替え。新苗も同じく植替え
今年は最初から、ミズゴケを全て取り除いて、「浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」にします。

左:Blc. Goldenzelle 'Lemon Chiffon'
右:Bc. Pastoral innocence


Blc. Goldenzelle 'Lemon Chiffon'
素焼鉢ミズゴケ植え、2012年4月に植えられたようです。
 
小さな素焼鉢に、底に発泡スチロールを入れて植えられています。根鉢ができています。根をほぐし、ミズゴケは全て除きました。
透明の硬質ポリポットの上縁を切って浅鉢とし、根を底に直置きして、鹿沼土植え。

Bc. Pastoral innocence
2012年6月に植替え、全体がやや黄色みを帯びています。
  
素焼鉢にミズゴケ植え、底に発泡スチロール、ほぼ根鉢。根をほどいてミズゴケを全て取り除き。
 
黒の硬質ポリポット、上縁を切って浅広・底穴鉢に。根を直置きし上から押さえながら根の間に鹿沼土を入れる。

C. Hallo Wedding 'Carmen'

  
数日かけてミズゴケを取り除き。分岐株で、出会って根が交差しています。根の交差をほどいたので株分けできます。根元側で分岐点から切り離し

  
切り離し。径18cmの浅広底穴鉢。

  
径18cm、浅広底穴鉢に根を直置き、底に抑えつけながら鹿沼土を根の間に入れます。

 
それぞれに新芽。



3+ カトレヤ原種 新株植替え・株分け
新苗の植込み
今年は最初から、ミズゴケを全て取り除いて、「浅広底穴鉢直置き鹿沼土植え」にします。
C. trianaei fma. rubra
素焼鉢ミズゴケ植え。植え替えたばかりで、ミズゴケは容易に取り除けました。バルブは非常に太く、新芽が出ています。植替えはできるだけしない方が良いが、するなら新芽が出た時とあるので、適期です。
 

C. warsceviczii var. semi alba
1年前の2013年4月初めに植替えして、素焼鉢ミズゴケ植え
  
鉢底にはスチロール、根鉢になりかけています。ミズゴケを全て取り除いて植替え。

  
右:新芽。植替えの適期だそうです。








三+ 金稜辺 数日ビニールトンネルで暖めたら、一つからが顔を出しました。他は大きくなるだけ。
   
鉢#1


鉢#2
花芽の下から出た葉芽と競争です。







2013-14冬
冬(12月後半:初霜から-3月前半:終霜まで)

屋外越冬の試み 2014.1
耐寒種:-5℃まで準屋外霜除け
耐冷種:-5℃まで半屋外(深軒下)
今年初めまでの冬は、霜害に悩まされましたが、霜が防げれば大丈夫なことが分かりました。(-2℃を限界)
そこで今度はさらに、シンビ・デンドロ・キンギアナム以外の種類も零下になるまで半屋外(深軒下)に置けるかを調べたいと思います。
既に12月後半にはしばしば昨年の最低の-5℃を経験しているのに急性障害は起きていないので、このまま半屋外・準屋外を続けます。
気温予報と霜予報
昨年から霜予報に注意するようにしました。
最低気温予報は、地元のものを知りたいですが不正確なようなので、「都心より5℃低い」をもう一つの目安にします。
置き場所
耐寒性洋ランの軒下・ビニールトンネル(トンネル栽培)による冬越し・雪囲い(かまくら)
シンビジウムやデンドロビウムを屋外で越冬させると、東京郊外などで最低気温が零度以下になると冷害が起きてしまいます。
最初はベランダ下のテラスに置いて、前面だけビニールシートなどを被せて保護しましたが、むき出しの部分などで冷害が起きました。
このため特に寒い日は、深軒下や屋内土間に一時的に取り込んだりしてきました。
この冬は前ばかりでなく、上と横にも何重にも遮光ネットや雑草防止シートなどを被せて、後ろの家側以外は包み込む「ビニールトンネルもどき」へと改善を続けています。
しばしば最低気温は零下5℃になりますが、すきまなどの一部を除いて冷害が激減しました。この冬は幸いまだ雪がありません。
これにより、これまでしていた、「特に寒い日の引越」が不要になりました。水やりも週1回で済みます。(2014.1.21)
  
左:テラスに並べたシンビジウムとオンシジウム。中:ウレタンシートと透明ビニールを重ねて保温・風除け・遮光を兼ねる。右:積雪30cmの日でも中の温度は+。


最低温度15℃
昨年までは2月から最低温度を約20℃に上げて生長開始を早めようとしてきました。
しかし20℃は一般的にできることではないので、今年は15℃のままにして見ます。
冷害が相当減ったので、芽出しの遅れは減ると思われます。2.12
耐冷種の屋外取り出しをビニールトンネルで早める(3月)前半から
これまで屋外取り出しを3月半ばとしてきました。
しかし3月に入ると最低気温が零下になることは少なくなります。しかも、今年から始めたビニールトンネルなら中は数℃高くなります。
また冷害の実質である霜を防ぐことができます。
そこで今年は冷害になりにくい種類を3月初めに屋外に出そうと思います。
耐寒種のシンビジウムとデンドロビウムをテラスのビニールトンネルから出して、後に室内から移動します。最低気温ばかりでなく霜予報に注意します。
ビニールトンネルの中は屋外よりも日射が受けられ、晴れの日には30℃を越えるので、屋内の低温部や日の当たらない室内よりも生長開始は早くなると期待されます。
最も丈夫なシンビジウムを外に出し、代わりに耐冷種を入れます。デンドロビウムはトンネル内に残します。
オンシジウムセロジネ、中国春蘭・金稜辺・駿河蘭、デンドロビウム下垂種、パフィオペディルムなどが考えられます。
冷害の起きやすいカトレヤやジゴペタラムなどは見送ります。2.10-
屋外越冬の初期には、雪の直撃で凍害で株全体が枯れそうになりました。
年々対策を改善し、この冬のビニールトンネル式では、雪の日にも移動をせずに様子を見ます。トンネルの中は「かまくら」で暖かいです。後遺症が出なければ大幅な省力化になります。
また晴れた日の昼は室内より高温になるので芽出しの遅れも改善されると思います。(2.8)
室内温度
これまでは「冬知らずの」12月と1月は最低15℃、2,3月は20℃をめどにしてきましたが、今年は冷害を避ける代わりにずっと15℃にします。「本校」は室内高温タイプです。
水やり
これまでは、水やりは不定期でしたが、この冬は室内も屋外も週1回をめどにします。しかし結果は月に3回で水切れ気味で下。
東京都府中市の2011年12月から2012年3月の最低気温と最高気温
12月後半から2月一杯は最低気温が零下になることが多い
最低気温の最低はほぼ-5℃、シンビ・デンドロは屋外ビニールトンネルで冬越し
1月後半は最高・最低共に期間平均が最低
1月後半から2月中は最高気温が10℃未満
各都市中心部の最低気温のほぼ最低は、福岡は0℃、大阪・京都・神戸・松江・大分は-1℃、広島・松山・高知は-2℃、名古屋・岡山は-3℃、前橋・新潟・岐阜・熊本は-4℃、さいたま・富山は-5℃、仙台・福島・宇都宮・甲府は-6℃、水戸は-7℃、長野は-8℃が目安です。洋ラン学園では-5℃までしか確かめていません。郊外では数℃下がる可能性があります。
 

2014(13)年3月の最低気温と冷害・引越
後半になると温度が急に高くなります。洋ラン学園では屋外に出す時期です。
適当な間隔で雨が降るので、屋外では水やりは要りません。雨上がりやビニールトンネルの水やりは不要になった農薬散布の代わりと考えることができます。

2013

2014





降雪東京



府中
冷害・霜害都心
府中






置き場所・水やり

最低
結果
最高結果 降雪
降水量mm
最低
予報
結果 最低
予報
結果 最高
予報
最高
結果
霜予報
最低
実際
最高
実際

13.817.2降水量3.077.056.5911.9-


室内高温性:バンダ水やり、1週間ぶり
23.812.2降水量11.054.944.076.5-


雪予報が外れて当分雪の恐れなし、取り出しを本格化
マキシラリアしまい忘れ
31.19.6降水量1.044.442.61110.6-


シンビ残り・デンドロをビニールトンネルから出す
霜予想で霜除けのシートを被せる
42.79.3降水量0.522.300.5910.3×


室内大半苗、屋外を3月で1回目の水やりほぼ1週間ぶり
オンシ残り一部を屋内からビニールトンネルへ
5-0.113.3降水量39.064.843.398.6-


雨続き・低温続きなので、シンビ・デンドロも雨除け
室内のコチョウラン、バンダ、ミニバンダ水やり(4日目)
6-0.716.9
53.031.198.5


シンビジウム開花株やデンドロビウム・キンギアナムを深軒下で夜越し開始
72.818.5
11.8-1-2.477.9×


昨年には無かった3月の寒波の再来,
霜予報のため耐冷種の屋外とりだしを保留(11日まで寒波が残りそう)
室内のグラマトフィラムの水やり(4日目)
86.124.1
11.9-3-3.3109.7×


日光浴のジゴペタラム・ミルトニアをしまい忘れ
この春の最低か
98.623.8
23.1-11.91110.1×


室内苗を水やり、乾きが早く水切れ気味なので5日目、バンダも、3月2回目
日光浴、薄曇り、寒冷紗を被せて
104.128.1
31.41-0.198.0
4.7*
屋外ビニールトンネルの苗に水やり、6日目、3月2回目。
*ビニールトンネルの中
シンビジウムの強健種を半軒下やカバー
112.412.6
21.3-2-2.81010.7×
1*31* ほぼ今年最後の零下予報か?東京都心の予報が3℃以上なら当地はほぼ+
雪と霜の終りを見越して耐冷・保湿・薄葉種のビニールトンネルへの移動を本格化。ミニカトレア
シンビジウムを全てビニールトンネルから出す半分カバーの下
デンドロビウムは落葉樹の低木の下
120.617.1
33.30-0.61617.0-


ようやく予報0℃でも霜警報がなくなる
デンファレ・エピデンドラム・ミニオンシジウム・マキシラリアの日光浴
134.021.2降水量22.088.564.81415.5-


春一番の雨ざらし、暖かい昼間に雨が降り夜も寒くならない予想なので、雨ざらしにして、水がしみこみにくくなった植込み材料を十分濡らす、「田んぼの水入れ」を連想します。
シンビ、デンドロ、キンギ、大明石斛、これらの種類はしばらくは雨任せで水やり不要です。
最低気温5℃超の本格化、屋外移動・警戒不要の条件(零下にならず霜警報なし)
144.812.3降水量0.596.785.01411.3



玄関や土間などの苗を屋外などへ、念のため深軒下
153.213.8
44.542.31211.7


カトレア大型とカトレヤ原種をビニールトンネルに。オンシジウムを植込み下に、デンドロビウムは南の塀の内側で風除け。ジゴペタ、ミルトニア、マキシラリアは深軒下。ミニカトレア、パフィオ、デンファレ、エピデン、フォーミは夜は室内に戻す。
屋外に新たに出した室内の鉢とビニールトンネル(雨をはさんで5日目)の中の鉢に水やり
162.118.9
54.511.91818.2-
2.2*32.8**カトレアのビニールトンネルの中
175.617.2
76.631.51516.5-
7.2*38* *パフィオのビニールトンネルの中
バンダ、ミニバンダを屋内で水やり
2013年はこのころから大部分を屋外に、最低気温がほぼ5℃以上
1812.720.3788.244.01820.2-


風が強くビニールトンネルが飛ばされてカトレヤが日焼け
1912.725.11099.777.51312.1-



2012.521.1降水量16.076.765.588.9-


屋外とビニールトンネル、深軒下の苗を雨ざらし(5日目)。
216.514.8577.056.21413.9-


バンダ、コチョウラン、グラマトフィラム以外は屋外。
デンファレ・エピデン・フォーミ・デンドロ下垂種などは遮光ネット
226.819.3465.123.71313.8


グラマトフィラム、コチョウラン
(全・半屋外の雨の当たらなかった鉢に雨上がりの水やり)
239.817.3457.222.91616.9-


パフィオペディルムを南軒下の棚に。ミニカトレアもビニールトンネルに。
(全・半屋外の雨の当たらなかった鉢に雨上がりの水やり続き)
248.614.2868.522.71718.9
2.8*27.8* *カトレアのビニールトンネルの中
(全・半屋外の雨の当たらなかった鉢に雨上がりの水やり続き)
255.810.69811.547.62122.6-
7.8*32* *カトレアのビニールトンネルの中
金稜辺をビニールトンネルに
263.112.0101113.8710.01418.7-



275.78.3降水量5.5mm1110.0117.51514.0-


待望の雨、屋外の鉢を全て雨ざらしに、1週間の雨の合間に水やりせず、水切れ気味
286.521.71198.495.42020.4-


(雨上がりの水やり)
2910.621.0121113.476.72222.1-



306.410.6降水量15.0mm1414.91214.11819.4-


屋外は雨ざらし
316.18.0131412.71210.61920.2-





2014(13)年2月の最低気温と冷害・引越

2013
2014




霜予報降雪東京 最低
実際
最高
実際


府中冷害・霜害都心
府中






置き場所・水やり

最低
結果
降雪 最低
予報
結果 最低
予報
結果 最高
予報
最高
結果





1-2.8 2013年
1月14,8

3.8
-1.1
11.3



前回1/29 午前中に室内・土間・屋外全鉢を南庭で水やり(ほぼ一週間ぶり)
室内高温性:コチョウラン・バンダ(2/4)・ミニバンダミズゴケ植え・グラマトフィラム室内水やり
26.72月なし56.132.21714.2-



34.33月なし97.061.11818.9-



44.24月なし40.90-2.3410.2-


午後雪
21時から9時の間は零下の予想
テラス前面・横・上にウレタンシートを追加
最高気温10℃越えが1月末から8日続く
54.1 2012.
1.23,4cm,2.29,2cm
-1-0.5-6-2.174.5×
1.4*34* この冬一番の寒さの予想、都心零下も初めて
*覆いを良くしたためか、前面でも零下にならず、気密が良いためか昼間はとても高温になった。
60.4 2010.2.1,1cm,2.2,1cm,2.18,0cm,
3.9,0,10,,0,4.17,0一時雪
-1-0.3-4-2.565.2×



71.9
01.1-3-0.467.5×
2.7*24**前面、でも零下にならず、気密が良いためか昼間は高温になった。
80.2降水量39.00-0.9-1-2.042.9×22

この冬一番の雪の予想、4日連続の霜の予報
積雪約30cm、ビニールトンネルは「かまくら」状
9-0.4
21.120.8119.8-
2.0*
*かまくらの中
10-0.9
33.3-11.668.0×
1.2*22.4*テラスのビニールトンネル内、外気に面した横
11-1.9
12.1-11.454.2×



12-3.0
12.82-0.188.1
16.4*
*室内
室内大半苗を2月で最初の水やり、雪の影響で2週間ぶり
室内高温性:・グラマトフィラム・バンダ室内水やり、10日ぶり
13-0.1
22.40-2.387.3×
15.6*
*室内
14-0.8降水量41.51-0.21-0.833.4×18

この冬一番の雪
15-0.1降水量601-0.23-0.6
8.0913.3*
*室内
16-1.3
74.53-0.9810.2-


ビニールトンネルの雪が解ける
室内高温性:コチョウラン・ミニバンダミズゴケ植え水やり、2週間ぶり
17-1.9

3.9
-1.7
11.3




18-2.7
12.9-10.457.2×


2月は1月に比べ最低気温は高いのに霜予報
190.9
21.500.376.7×



20-0.2
21.40-3.175.9×


室内大半苗、屋外越冬を2月で2回目の水やり、ビニールトンネルの遮光ネットなどを取り除く
室内高温性:バンダ水やり、1週間ぶり
21-2.3
22.80-1.488.6×


耐冷種の日光浴開始(デンドロ下垂種、オンシジウム、マキシラリア、ミニオンシ、セロジネ、シンビ・デンドロ開花株)
22-4.0
11.7-2-1.688.5×



23-0.7
22.9-11.288.3×


グラマトフィラム室内で水やり(10日ぶり)炭疽病?で落葉続く
24-2.5
34.012.699.0×


2月は最低気温が+でも霜予報
ミディーコチョウランのポリポット・バーク植えを広口ペットボトル・鹿沼土に植替え
25-3.4
43.41-1.21313
16.6*
1週間ぶりに霜予報が解除
*室内、昼の暖房停止
少し暖かい日が続くのでこの機会にシンビジウムをビニールトンネルの外に出す。
オンシジウム、中国春蘭、金稜辺などを屋外に出してビニールトンネルの中に
室内大半苗、屋外越冬を2月で3回目の水やり、5日目。2月は3回のみ。日向で、遮光ネットを被せる。
26-4.3
55.72-0.71314.4-



271.6降水量7.076.843.81111.3-


シンビジウム屋外分雨ざらし
ミディーコチョウランペットボトル植え変え後の水やり
280.8降水量5.598.577.01718.2-


暖かいまま2月が終り、屋外への取り出しを早める予定


3月後半

 
報歳蘭の花                金稜辺の蕾

あらまし
2013年は3月半ばに大半の種類を屋外に出しました。最低気温は殆ど5℃超で、霜や雪の戻りはなく暖かい年でした。
今年の3月は30年ぶりと言われる寒さなので、屋外に出すのを遅らせる予定です。
屋外に出した者については零下か霜が予想されるときには対策をします。3.11
移動
今期は室内から屋外へ全てを移動するので、寒さに弱い種類などの置き場所を優先的に決め、そうでない種類も移動することになり、転々と移動するので最大の作業になります。
まず最初にオンシジウムをビニールトンネルから出します。
保温・防寒・ビニールトンネル
屋外は、日光、昼の高温、時折の雨、湿度と、生長に必要な物の点で室内より断然有利です。そのため、保温と防寒に気をつけながら屋外で育てます。
高温の効果の大きい大型のカトレア・カトレヤ原種とパフィオを優先的にビニールトンネルに入れることにします。これらは日焼けもしやすいので、上のシートを被せることは日除けも兼ねて、さらに湿度も保てるので一石三鳥です。乾燥に弱い小株に効果的です。
他の種類は、南向きの日だまりに、地上に鉢ケースを伏せるなどの台を置いて、その上に鉢を置きます。
日光浴
洋ラン学園では、グラマトフィラム、バンダ、コチョウラン、デンファレの一部など寒さに弱い種類だけは室内に残します。
これらの種類は長期間日に当たっていないので、気温10℃以上を目安に日だまりに出します。日除けに注意します。
日焼け防止
洋ラン学園では、普通の洋ラン栽培で一番の悩みの根腐れは殆ど気にしていません。
また、最も手間がかかり、気を使い、難しい水やりも、雨任せで気楽です。
これまで最も被害が大きかった冷害は、霜や雪が直接かかるのを防ぎ、初霜から終霜まで室内に置き、周年越冬のシンビ・デンドロはビニールトンネルにすることにより答えが見つかりました。
そこで、今一番困っているのが日焼けです。
ビニールトンネルを兼ねた覆いをしても、風で飛ばされたり、端が露出していたり、遮光が足りなかったりで相変わらず日焼けしています。
まだ春が始まったばかりなのに「遮光率50%」でも日焼けします。またシンビジウムは直射光では日焼けします。
水やり
原則として、雨ざらしにします。春の初めに暖かい日の雨に当て、室内でからからになった植込み材料を良く濡らします。
鹿沼土植えならこの時期は1週間前後適度な湿りが続くため、1週間以内に次の雨が降れば水やりはいらないことになりとても楽です。
植替えと株分け
昨年ある程度「新・洋ラン学園式・浅広底穴鉢・鹿沼土植え」に植え替えましたが、まだの鉢があります。
また、近年は鉢増しが中心で、株分けをしてきませんでしたが、鉢いっぱいになって新芽が十分大きくなれない「作落ち」状態で花が咲きにくくなっています。
そこで、窮屈な鉢は株分けをします。昨年株分けした駿河蘭は直ぐにバルブが大きくなってしばらくぶりに咲きました。
適期になったので、「新芽の出た苗」から植替えや株分けをします。
新苗入手
シンビジウム、デンドロビウム、ミニカトレア、ミニオンシジウム、エピデンドラム、アングレカム、春寒蘭、一茎九花

各種蘭の様子
活発な種類
色々な種類が開花中です。オンシジウム系など花茎が伸びている出てくる種類もあります。冬芽も出ます。
下記の暖かかった昨年2013年に比べると、開花が遅れています。
太数字のグループは更新済、それ以外は前期以前の風い記録が残っています。
1 シンビジウム 花茎生長中、一部に新しい花茎冬芽伸び
2デンドロビウム 開花生長中、春芽出始め
3 カトレヤ、冬芽伸び・続き、
3+ カトレヤ原種、冬芽伸び、春新芽の出続き。植替え開始
3+ ミニカトレヤ   冬咲き開花中冬芽伸び・続き、
4ミニコチョウラン 開花
5 パフィオペディルム 開花、室内から屋外に出して、南軒下の棚に移動、遮光ネットで覆う
6オンシジウム 花茎伸び、ゴメザ花茎伸び
6 ミニオンシジウム 新株を始め、軟質ポリポットバーク小粒植えから、ペットボトル鹿沼土植えへ
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽伸び加速
7エピデンドラム、春新葉、基脇芽、高芽始まり、高芽降ろし
8ジゴペタラム  冬芽伸び加速
セロジネ 冬芽少し伸び、インターメディア開花中、新芽無し。クリスタータ、一部は冬芽生長中、残りは休眠中。
10ミニバンダ 新根始まり、根冠活発
11デンファレ 
11フォーミディブル  
12 キンギアナム 生長中、冬芽伸び。 スペシオ・キンギアナム 生長中、
12大明石斛 生長中
13バンダ 
14グラマトフィラム 春芽
15デンドロキラム グルマセウム開花株入手、フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)休眠。リンゲンス:。
三春蘭 秩父春蘭 開花中、
三+ 金稜辺 花茎生長中、春新芽の始まり
春蘭
春蘭と寒蘭の自然交配種の春寒蘭を入手。中国蘭の一茎九花を入手。
報歳蘭 開花中、株は休眠中

1 シンビジウム 花茎生長中、一部に新しい花茎冬芽伸び
ラッキー・グロリア・フクダルマの冬芽の伸び


3 ミニカトレア
開花株を入手、脇芽からシースが出たり、脇芽が大きくなり始めている有望株です。
   

3+ カトレヤ原種、冬芽の伸び、春新芽の出植替え・株分け開始
ワルケリアナを、ミズゴケ植えから、透明浅広底穴鉢に、鹿沼土で株分け・植替え。
 

5 パフィオペディルム 開花、室内から屋外に出して、南軒下の棚に移動、遮光ネットで覆う


6 ミニオンシジウム 新株を始め、軟質ポリポットバーク小粒植えから、ペットボトル鹿沼土植えへ
   

セロジネ インターメディア開花中、新芽無し。クリスタータ、一部は冬芽生長中、残りは休眠中。
クリスタータ
何鉢かありますが、冬芽が出ているのは下記の一鉢で、他は休眠中です。
中鉢
冬新芽が伸びています。いずれも昨年の冬芽からほぼ1年後に出ています。セロジネクリスタータは半年型で花芽は春以降の新芽に着くような感じなので、昨年咲かなかったのは半年後に子芽が出なかったためではないかと思われます。
今年はこれらの冬芽が早く大きくなって、夏芽に出てほしいです。
  


10 ミニバンダ
アングレカムの開花株を入手、花茎2本付き
 



16マキシラリア ポリフィロステレ(冬咲) 冬芽伸び、シュンケアナ(夏咲)休眠。リンゲンス:。
ポリフィロステレ
鉢#2-1
   
中:白っぽい花芽?と茶色の葉芽。中・右:伸びて葉が出始めた芽



三+ 金稜辺 花茎生長中、春新芽の始まり
鉢#1
 
左:透かして見ると中に蕾があり先は空っぽで花芽と分かる。右:花芽の後に、その下から出始めた葉芽



三 春蘭
春蘭と寒蘭の自然交配種の春寒蘭を入手


三+ 中国産 一茎九花
入手
 

報歳蘭 開花中、株は休眠中
 


3月前半 啓蟄けいちつ(3/6)

あらまし

 
大明石斛(Den. speciosum)の開花の始まり

世話
気候と置き場所
2月から3月前半の冬越しの後半は、2月前半に対応する立春に象徴されるように春の生長期の始まりでもあります。
2月の前半から始まった新芽や蕾が、さらに続きます。
日射と昼の高温に関しては外に出したい処ですが、雪が降ると困るので出せません。
2月末の暖かい日に、シンビジウムを繰り上げでビニールトンネルから出しました。代わりに割に寒さに強い、オンシジウムや金稜辺、中国春蘭を室内からビニールトンネルに移すことにしました。
春のビニールトンネル栽培
冬の間は、耐寒種の大鉢を室内に入れられないためビニールトンネル方を編み出しました。
一方、春になると、徐々に屋外に出し始めますが、これまでの方法では、最低気温が5,10,15℃と高くなるのを待ってからです。
しかし、屋外は、日射、通風、高温など、生長優先で見ると室内よりも有利です。室内は乾きすぎの問題もあります。
そこで、温室代わりに、春もビニールトンネルを活用して生長促進することが考えられます。
オンシジウムを試してきましたが、次にパフィオ、カトレア等へと広げていきたいと思います。
ビニールトンネルは遮光を兼ねられるので一石二鳥です。
防寒
屋外に出したシンビジウムは、ビニールトンネル、浅い軒下、寒い夜は上にシートを被せるなど、しています。
デンドロビウムは、ビニールトンネルから出るのを遅らせ、出してからは零下と霜の予想される日は軒下に入れましたがやや葉が垂れ下がりました。その後は南の落葉低木の下に置きました。


冷害

水やり
室内では乾燥気味の一方で、新芽が出始めているため、水やり間隔をこれまでの約1週間から約5日へと短くします。
それでも乾ききった鉢では不十分なため、暖かい雨の日があれば雨に当てたいと思います
日光浴
室内で日光不足のため、暖かい日は水やりを兼ねるなどして外に出して日光浴をさせます。
植替えなど
コチョウランのバーク植えを、ペットボトルに鹿沼土で植え替えました。
新苗の入手
ミニカトレア、パフィオペディルム開花有望株。

害虫
室内で育てている鉢の中でナメクジが活動を始めたようです。カトレヤの蕾を食べられると大変です。
花首に家庭用の殺虫剤を遠くから噴霧してみました。近くから花びらにかけると凍傷で傷んでしまいます。
また沢山の鉢に忌避剤などを撒くのは煩雑です。

開花・花芽・蕾など
5 パフィオペディルム、6 オンシジウムの小株、9 セロジネ、11 フォーミディブル、2 デンドロビウムや入手した1 シンビジウムや3 ソフロニティスの入手開花株が開花中。
1 シンビジウム、2 デンドロビウム、3 カトレヤ、4 コチョウラン、6+ ビーララ蕾 9 セロジネ、12 キンギアナム、12 大明石斛、16 マキシラリア、報歳蘭の花芽の伸び。
24節気
啓蟄(けいちつ)
は、二十四節気の第3。二月節(旧暦1月後半から2月前半)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が345度のときで3月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から5/24年(約76.09日)後で3月8日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の春分前日までである。
大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されている。
柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲くころ。

各種蘭の様子
各グループのまとめ、太数字が更新、細数字は昨年の様子
1シンビジウム 生長中、冬新芽続く、下垂種花茎の出?
2デンドロビウム 花芽・蕾生長中、別の種類に新しい花芽、一部に春新芽
2+ デンドロビウム下垂種
3 カトレヤ 冬芽が伸び、冬新芽の出が続いています。今年の生長が本格化し始めました。
3+ カトレヤ原種 アメジストグロッサのが伸び。冬-春新芽の始まり。
3+ カトレヤ近縁種 ソフロニティス、開花入手株開花中。ブラサボラ・ディグビアナ 秋芽が生長中。
3 ミニカトレヤ   冬咲き生長中、冬芽伸び、ルビーエースとヘーゼルボイドとフェアリーランド・アンの開花、ハワイアンスプラッシュの開花株の入手
4 ミニコチョウラン 花茎伸び、花茎
4 コチョウラン 花茎伸び、花茎
5 パフィオペディルム 開花中開花株の大きな脇芽と付き有望株の入手
6オンシジウム 開花中花茎伸び、
6+オンシジウム近縁種 ゴメザに新葉、ビーララユーロスター開花中、ブラッシア冬新芽新葉、若葉に斑点病
6ミニオンシジウム 冬芽
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽続き・伸び、ミルトニジウム 冬芽続き・伸び
7エピデンドラム、冬新芽が出続け。未開花株の頂点に新葉、白い気根が伸び。
8ジゴペタラム 若葉伸び、一部新葉、冬新芽の出続き、冷害株や古株は休み
9セロジネ 冬芽伸び、開花中
11デンファレ
11 フォーミディブル 大半休眠、一部開花中、一部新葉、一部冬新芽の伸び始め、新根に根冠
12 キンギアナム ビニールトンネルで覆ってからは冷害は無くなりました。花芽が伸びています。大部分は頂花ですが、一部に側花もあります。少し冬新芽が出ています。秋新芽は伸びているようです。
12大明石斛 開花の始まり
13バンダ
14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。
15デンドロキラム フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ冬新芽が少しずつ伸びると共にさらに出続けています。花芽があるかどうかはまだ分かりません。
春蘭 秩父春蘭 屋外越冬で休眠中。雪をかぶりました。
三+ 金稜辺 休眠していた秋芽冬芽がどんどん大きくなっています。根元は丸いですが先が尖っているので葉芽のようです。
エビネ 屋外越冬で休眠中。雪をかぶりました。
報歳蘭 花茎伸び、株は休眠中
駿河蘭 春新芽の始まり。
、14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。

2デンドロビウム 花芽・蕾生長中、別の種類に新しい花芽、一部に春新芽
冬半芽が生長中:エンジェル・ベイビー'グリーンアイ'、オリエンタル・スピリット ’ビゼン・アケボノ’、セイラー・ボーイ ’シラサギ’、ヒメザクラ’フジッコ’、ヒメジx石斛
春花芽が出始め:イエローソング・キャンディー、、スノー・フレーク ’オトメ’セカンド・ラブ 'トキメキ'

オリエンタル・スピリット ’ビゼン・アケボノ’
超巨大株は他に先駆けて開花間近になりました。

鉢#8 大きくなってきた花芽

3 カトレヤ 冬芽が伸び、冬新芽の出が続いています。今年の生長が本格化し始めました。
 
左:メモリア・ヘレン・ブラウン・スイート・アフトン。右:モーニング・グローリー。

3+ カトレヤ原種 アメジストグロッサのが伸び。-春新芽の始まり。
種不詳、鉢#
 

3 ミニカトレヤ   冬芽伸び、ルビーエースとヘーゼルボイドとフェアリーランド・アンの開花、ハワイアンスプラッシュの開花株の入手
ルビーエースとヘーゼルボイドの開花
  
フェアリーランド・アンの開花
 

ハワイアンスプラッシュの開花株の入手


5 パフィオペディルム 開花中開花株の大きな脇芽と付き有望株の入手
鉢#1
 

鉢#2
脇芽子と孫の2個付き
  

鉢#3
脇芽子と孫の2個付き、子には蕾付き
  


12 キンギアナム、スペシオキンギアナム ビニールトンネルで覆ってからは冷害は無くなりました。花芽が伸びています。大部分は頂花ですが、一部に1年前に開花済の株の側花もあります。少し冬新芽が出ています。秋新芽は伸びているようです。
  
左:葉の間の頂花の花芽 右:昨年開花した株の側花の花芽。右:開花株の根元の冬新芽

スペシオキンギアアナム白花
 
新芽はまだ出ないようです。
春新芽の出始め
鉢#1
 
左:全体、右:冬新芽

鉢#2
    
最左:全体。左:株#2。中:株#3。右:株#4。

三+ 金稜辺、花芽の確認と葉芽の始まり


2月後半 雨水(2/19)

あらまし
世話
気候と置き場所
2月から3月前半の冬越しの後半は、2月前半に対応する立春に象徴されるように春の生長期の始まりでもあります。
2月の前半から始まった新芽や蕾が、さらに続きます。
日射と昼の高温に関しては外に出したい処ですが、雪が降ると困るので出せません。
2月末の暖かい日に、シンビジウムを繰り上げでビニールトンネルから出しました。代わりに割に寒さに強い、オンシジウムや金稜辺、中国春蘭を室内からビニールトンネルに移すことにしました。
防寒



冷害

水やり

日光浴

植替えなど

害虫
室内で育てている鉢の中でナメクジが活動を始めたようです。カトレヤの蕾を食べられると大変です。
花首に家庭用の殺虫剤を遠くから噴霧してみました。近くから花びらにかけると凍傷で傷んでしまいます。
また沢山の鉢に忌避剤などを撒くのは煩雑です。
新苗の入手
ミニカトレア、パフィオペディルム開花有望株。


開花・花芽・蕾など
5 パフィオペディルム、6 オンシジウムの小株、9 セロジネ、11 フォーミディブル、2 デンドロビウムや入手した1 シンビジウムや3 ソフロニティスの入手開花株が開花中。
1 シンビジウム、2 デンドロビウム、3 カトレヤ、4 コチョウラン、6+ ビーララ蕾 9 セロジネ、12 キンギアナム、12 大明石斛、16 マキシラリア、報歳蘭の花芽の伸び。

新芽
伸び:9 セロジネ、11 フォーミディブル、
新芽の出:1 シンビジウム、16 マキシラリア、?ミニオンシジウム
新葉
伸び:、
新葉の出:
結果まとめ


(雨水:ウィキペディアから)
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。
実際は積雪のピークであり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越え、衰退し始めると見ることもできる。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。

各種蘭の様子

各グループのまとめ、太数字が更新、細数字は昨年の様子
1シンビジウム 生長中、冬新芽続く、下垂種花茎の出?
2デンドロビウム 生長中
3カトレヤ
3+ カトレヤ原種 アメジストグロッサのが枯れたシースから出てきました。
3ミニカトレヤ   冬咲き生長中、冬芽伸び、
4 ミニコチョウラン 花茎伸び、花茎
4 コチョウラン 花茎伸び、花茎
5パフィオペディルム 開花
6オンシジウム 開花中花茎伸び、
6+オンシジウム近縁種 ゴメザに新葉、ビーララユーロスター蕾伸び、ブラッシア冬新芽新葉
6ミニオンシジウム 開花中開花株入手、冬芽
6ミルトニア・スペクタビリス 冬芽が出る
7エピデンドラム、冬新芽が出続け。未開花株の頂点に新葉、白い気根が伸び。
9セロジネ 冬芽伸び、開花中
11デンファレ 開花株入手
12 キンギアナム 生長中
12大明石斛 花芽の一部はさらに伸びて、が大きくなっています。花芽が大きくならないものもあります。暖かい部屋に移動します。
13バンダ
15デンドロキラム フォルモーサム開花終り、ウエンゼリ冬芽伸び、
16 マキシラリア ポリフィロステレ冬新芽が少しずつ伸びると共にさらに出続けています。花芽があるかどうかはまだ分かりません。
春蘭 秩父春蘭 屋外越冬で休眠中。雪をかぶっています。
三+ 金稜辺 休眠していた秋芽冬芽がどんどん大きくなっています。根元は丸いですが先が尖っているので葉芽のようです。
エビネ 屋外越冬で休眠中。雪をかぶっています。
報歳蘭 花茎伸び
8ジゴペタラム(花茎霜害)、11フォーミディブル、14グラマトフィラムは秋までの新芽の伸長のみ。


3+ カトレヤ原種 アメジストグロッサのが枯れたシースから出てきました。
アメジストグロッサの枯れたシースから蕾が顔を出しました。ナメクジ予防のため。花茎の根元から花首まで、家庭用の殺虫剤を噴霧しました。
葉が枯れているのは元々根腐れ気味だったのと冷害のためです。
 


4 ミニコチョウラン 花茎伸び、花茎


4 コチョウラン 花茎伸び、花茎
  

ゴメザ
若葉少し伸び、若葉

コルマナラ
若葉少し伸び

ビーララ
ユーロスター
株'13
若葉少し伸び、生長
株'12大
若葉少し伸び、若葉
株'12小
休眠

スマイルエリ
休眠

ブラッシア
冬新芽始まり0.5cm

12大明石斛 花芽の一部はさらに伸びて、が大きくなっています。花芽が大きくならないものもあります。暖かい部屋に移動します。
  
左:全体、花茎が3本伸びてが大きくなっています。中:古株#6の花芽は小さいまま。若株#81の花芽は鞘の中。

16 マキシラリア ポリフィロステレ
冬新芽が少しずつ伸びると共にさらに出続けています。花芽があるかどうかはまだ分かりません。
  

三+ 金稜辺 休眠していた秋芽冬芽がどんどん大きくなっています。根元は丸いですが先が尖っているので葉芽のようです。
花芽分化の基準とされる、葉の枚数4枚は十分ですが、葉長40cm、葉幅1.5cmには、バックバルブ(一度冷害で枯れて春遅くに改めて出たもの、葉長30cm前後、葉幅1.3cm前後)でさえ冷害で作落ちして足りていません。
今年は新芽の出が早く、冷害に遭っていないので、親株は小さいですが、基準に近い大きさに育ってほしいと思います。
鉢#2
   

春蘭 秩父春蘭 屋外越冬で休眠中。雪をかぶっています。


エビネ 
屋外越冬で休眠中。雪をかぶっています。