ラン学園
−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
洋ランカレンダー
今月の洋ラン
二 半月ごとの様子と世話
秋(初霜の前まで-12月前半まで)
「洋ラン学園の夏を雨季」の育て方をしていると、夏でも多くのランは休眠せずに旺盛に生長します。
それでも、8月後半になると、新芽が出始めたりして、秋の生長が始まります。ここでは暦の通り、9月から始めます。
洋ラン学園では、大半の種類を、防寒のために初霜の前に屋内に取り込むようにしました。当地方では12月の半ばを目安にしています。
12月前半
あらまし
いよいよ屋外最後の半月です。
世話−
防寒・屋内への取り込み:デンファレの新葉が病気になりました。駿河蘭の遅くて小さい新芽が枯れました。これらは暖地産で寒さに弱いので室内に入れます。
冷害
寒さと雨により、一部の種類で古葉がカビ病にかかって黄色くなり落葉することが目立ってきます。
このような種類は雨除けか、早めに屋内に取り込むかした方が良いでしょう。
地域の最低気温が予報より低く-1℃になってしまったので、次に今度は-1℃の予報が出た処で、カトレヤ原種と大型カトレヤ、そして熱帯産を含んでいるパフィオ斑入り厚葉種を室内に取り込みました(12/13)。
12月前半の各種蘭の様子
1 シンビジウム
一部に
花芽が出て、大きくなったり
蕾が出たりしています。全般に霜害からの回復中でバルブがまだ小さいです。新芽が出ている物もあります。
ファイアー・ビレッジ・ワイン・シャワー
左:全景。中:左が親株、右が花芽の付いた子株。右:凍害で中心の葉だけになった親株と右の小さな子株
2 デンドロビウム
一部の種類だけ
花芽が出ています。
古葉の黄変や斑点が生じます。
イエロー・ソング ’キャンディー’
花芽なし、凍害から回復せず
エンジェル・ベイビー・グリーン・アイ
一鉢のみ、葉の無い古株に
花芽
オリエンタル・スピリット ’ビゼン・アケボノ’鉢#1
最大の群生株鉢#1に
花芽
株#aA4個,0.9cmmで、B2個,0.4cm丸、C4個,1.3、D4個,1.3、G4個,0.4cm
鉢#1 株#A、B、C,
D、G+、?、I
カシフレーク
花芽なし
スノー・フレーク ’オトメ’
花芽なし
セイラー・ボーイ ’シラサギ’
昨年も咲いた株#E,Fにそれぞれ4個の
花芽。それらの世代の子は大きさがばらばらで、最大は#E1で丈26cm太さ0.9cm葉は9枚。
セカンド・ラブ'トキメキ'
花芽なし
チンサイ
葉がとても薄いので、水切れで
落葉してしまいました。鉢#2だけは、
新芽が出ています。
鉢#2
ヒメザクラ’フジッコ’
花芽
鉢#1、右:
花芽
低温と日焼けと雨ざらしによるカビ病
鉢#2、右:
花芽の兆し
ヒメジx石斛鉢#1,2,3,4
株a7,b6,e6,f3,h4,i4個
花芽
鉢#1
鉢#3
種類不明、マイヒメ 'ビューティー'似
花芽無し
3 カトレヤ
4 コチョウラン
5 パフィオペディルム
フィップス
左:蕾付き株#2を中心にした全景。中:新葉の間の白っぽいシース、中に蕾があり分厚い。右:株#2の左根元に後から出て旺盛な新芽、右側の早くに出た芽は一部の葉枯れ
初夏から秋にかけて葉が2枚出て、9月にシースが新葉が出るのと前後して出ました。
新株有望株の生長記録まとめ(12月前半)
開花の目安は葉の枚数が延べ8枚以上で、春から秋まで(花芽時まで)に新葉が2枚出る
下の図は株ごとに、横軸に葉の番号、縦軸にその葉の長さを取ったものです。
各色の折れ線は、時期ごとに、ある葉それぞれの長さを表す点を結んだものです。
右に線が伸びた時に新葉が1枚増えています。
入手した時に最初の葉は枯れて無くなっていますが、大きさから2-3枚目以降が残っていると思われます。
入手してから春に植え替えているせいか、最初の葉は夏になってから出ます。
ロビンフッド:6-7枚目から始まって夏から秋に新葉が2枚でました。
開花の条件=葉が8枚に対して、冬前にロビンフッドは延べ8枚、ツヤイケダは7枚、ライムドーンは10枚、フィップスは10枚以上になったようです。
シースは1月まで出る可能性があります。
ツヤ・イケダ::6-7枚目から始まって夏から秋に新葉が1-2枚でました。
ライム・ドーン:4-5枚目から始まって、夏から晩秋にかけて新葉が2枚出ました。
6+ ミルトニア・スペクタビリス
江戸紫
最後の花がまだ
開花中です。新芽はまだ出ません。
京紫
今年も咲きませんでした。来年は浅広鉢に植替えの予定です。
遅く出た
秋芽はまだ小さく伸び続けています。
秋新芽が出続けています
古葉が冷害で
黄色く枯れました。雨ざらしのカビ病のような斑点があります。
古株
#1
遅く出た
秋芽はまだ小さく伸び続けています。
秋新芽が出続けています
#4
遅く出た
秋芽はまだ小さく伸び続けています。
秋新芽が出続けています。
新芽の
葉に横に皺が入っています。
水切れで良く起きる症状です。
ミルトニジウム
最後の花も終っています
秋芽はまだ小さく伸び続けています。
秋新芽が出続けています。
8 ジゴペタラム・近縁属
ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
夏芽#9
葉少し伸び、
秋芽#33伸び3.5cm。バルブ全般やや太り
ジゴニシア
ムラサキコマチ
鉢#2心葉
枯れ、鉢#3元から枯れ気味、鉢#1は
休眠中。
ジゴパプスティア
メリー・アン
鉢#1
#3LL伸び、#bk葉伸び、
秋新芽#2'L丈8cm、#3L丈48bルブ4x3x2.
鉢#2
#6丈34バルブ2.2x1.7新葉#11,6cm#3LL伸び、#bk葉伸び、
秋新芽#2'L丈8cm、#3L丈48bルブ4x3x2.
7エピデンドラム
9 セロジネ
草丈も葉やバルブの大きさも変化はなく、生長はほぼ止まっています。
花茎らしいのや、
葉芽や
秋新芽が出てきました。
インターメディア
鉢#1
秋新芽が出てきました。茶色くて丸いので
花茎かも知れません。
バルブは昨年より小さいです。
右:
花芽と思われる茶色で丸みを帯びた
秋新芽
クリスタータ
大鉢
バルブは昨年より小さいです。新芽が出ましたが緑色で細いので
葉芽のようです。折れてしまいました。
やや緑で細めの
秋新芽
11 デンファレ
夏芽は株は大きくなりませんが、葉はいくらか大きくなっています。
12 キンギアナム
全ての鉢に3世代の株に
花芽か
シースが付いています。
これまでの霜害の痛みの繰り返しからようやく回復して、新芽が親株を越えて大きく太くなりました。
一部は今年伸びた芽の根元から
秋冬新芽が出始めています。
鉢#4
左:全景。中:バック側の新芽、親より太い。右:先端の花芽
左:左寄りの赤い親株#11-は新葉の下に花芽、中央の株#11は先端に花芽、右は孫で先が日焼け。中:続き孫芽#11R(左)、#11L(右)共にシースから蕾が出始め。右:リード側の新芽#11R(左)、#11L(右)から出始めた秋冬芽
#12Lの根元の
新根と
秋冬新芽
12 スペシオ・キンギアナム
全体に丈の伸びはほぼ止まりますが、遅く出た芽は伸びます。
花芽が目立ってきます。
白花
丈止り、頂葉の間に
蕾、0.3-0.5cm。
全体。新芽群。開花株Rの葉の下の蕾。
新株CC(右下)の葉の間の蕾と、開花株の葉の下の蕾(左上)。葉の下。
株#5R。遅れて出た小さい芽
12 大明石斛 Den. speciosum
大株
夏芽は株は大きくなりませんが、葉はいくらか大きくなっています。
花芽?
開花株と開花株の一部から出た脇芽の頂点の葉の間に丸い蕾のようなものが見えます。
左:#43(開花株から昨年出た脇芽) 中:上#5、下:#4(昨年の開花株)、右:今年の新芽#82のシース
13 バンダ
11月末に室内に入れました。下葉は萎れ始めました。12月になって萎れがひどくなりました。保湿のために根をポリ袋で包みます。
バンダ・ロール
#1
全ての葉がほぼ元気で、下の方はやや萎れ。新葉は伸びています。
バスケット植え
#1
下半分の葉の付け根付近が萎れ、花茎は伸びていますが蕾が黄色くなっています。新葉は伸びています。タイで育てていた当時の細い葉は弱り、国内に来てからの太い根は元気を保っています。
14 グラマトフィラム
室内に置き、時折水やりしています。新芽の葉は少しずつ伸びています。一部の古葉は変色し枯れています。
鉢#1、#2、#3
#4、#5、同、冷害で葉が黄変・枯れ
15 デンドロキラム
夏芽や
秋新芽から花茎が引き続き出て、蕾ができたり咲いたりします。
秋新芽が引き続き出ます。
グルマセウム(冬咲き)
大株#1
夏新芽が3本出て、丈16cmx2、1本はカビ?で枯れ。秋新芽2cm。
大株#2
開花と新芽
巨大株・開花新株
秋新芽、小株と違って大きくて丸い芽が出てきます
フォルモーサム()
中株
鉢#6(鹿沼土植え)
たくさんの秋新芽、根も白くて元気
鉢#5(バーク植え→鹿沼土植え)
ウエンゼリ(冬咲き)
鉢#1
たくさんの秋新芽伸び、親芽のカバ-の内側から顔を出します
鉢#2(黄花)
秋新芽伸びは1本だけ右h氏の親からようやく出てきました
アラチニテス
鉢#1(鹿沼土へ植替え鉢増し済)
秋新芽が伸びて、花穂が先へ長く伸びています
鉢#2
秋新芽は多いですが、花穂はまだ硬いです
16 マキシラリア
夏咲シュンケアナ
新芽の伸びはほぼとまって休眠中。昨年の芽の
バルブに皺が寄っています。新芽も
萎れ気味で、一部は枯れました。
昨年までと違ってバルブになっていません。昨年の芽の
バルブに皺が寄っています。新芽も
萎れ気味で、一部は枯れました。
#1
冬咲きポリフィロステレ
新芽は年々小さくなっています。鉢一杯に茂りすぎのためと思われます。
#1
リンゲンス‘キュート’Max. ringens ‘Cute'冬咲き
新芽は少し伸びたり、バルブが顔を出したりしています。親(開花)株の葉の先端が
日焼けして、雨ざらしで
カビ病で黄変し黒い斑点が出ています。
#2中:新芽、右:親株の先端が日焼け、雨によるカビ病斑点黄変
東洋蘭・和蘭
三春蘭
中国春蘭
金稜辺
生長はほぼ止まっています。
集円
生長はほぼ止まっています。
日本春蘭
秩父春蘭
新芽が伸びていますが、親株より小さいです。一部は
新葉があります。
株#1の新芽
株#2の新芽
エビネ
雨が降らないので萎れています。
五 報歳蘭
新株の
葉が引き続き伸びています。新芽は順調に伸びています。
秋新芽が出てきました。今の時期は例年通りの
花芽かもしれません。以前の株#5は冷害か雨ざらしで枯れました。
左から:鉢#2、株#5は枯れ、根元に茶色の新芽、花芽か? 右:分け株鉢#2-2
五 駿河蘭
昨年の夏芽が、
基のバルブにはさらに大きくなっています。
植替えと株分けの効果と思われます。丈が低くならなくても、バルブが小さくなったりできなくなったりしたのは
作落ちでした。
小さい
秋新芽は、葉の根元から枯れています。広い意味の冷害と言えるでしょう。駿河蘭は名前に反して中国南部の暖地産ので寒さに弱いと思われます。遅く出た小さな秋新芽は大きくならず
芽欠きした方が良いので差支えはありません。選抜と芽欠きの手間が省けた位です。
左:親株、茂りすぎて細い、右:分け株
根元が太ってバルブ状に
冷害と思われる遅く出て
小さい秋新芽の枯れと、
新株の鞘の葉の枯れ
2012年の記録
フォーミディブルの竜馬に蕾があるようです。
種類別の置き場所
| 洋ラン学園 |
大学院
(放任) |
|
熱帯性高温種 | 11月室内 | 同左 |
14グラマトフィラム 11月後半
13バンダ全、10ミニバンダ・二風蘭名護蘭/ミズゴケ植え→11月末
|
高温種 |
12月霜降り前に室内
12,1月最低15℃
2,3月最低20℃ | 同左 |
カトレヤ原種・大型 11月末縁側・遮光ネットカバー
早めに取り込み(非耐寒、冬生長)→12月半
3カトレア大型・冬生長型、5パフィオ熱帯性、6オンシ高温性、11デンファレ大型
4コチョウラン大型、
五報歳蘭、五駿河蘭
デンファレとパフィオの高温性の斑入り厚葉種(デレナティー) 12月初め室内 |
中温種 | 同上 | 同左 | 7エピデン、6オンシジウム、5パフィオ、3ミニカトレア、4ミニコチョウラン、11デンファレ小型、11フォーミディブル、16マキシラリア、10ミニバンダ、6ミルトニア・スペクタビリス、二風蘭 |
低温種春夏咲まで
開花中 | 同上 | 同左 | 五報歳蘭? |
低温種
秋冬咲き | 同上 |
0℃以上:屋根下
霜降り:玄関内 | 9セロジネ、15デンドロキラム |
耐寒種 |
|
零下2℃まで:南向き&テラス&軒下
それ以下:屋根下&囲い |
1シンビ、2デンドロ
三春蘭、四エビネ(地植えを含む、防寒しない) |
青字は2013年追記
12月6日
地域の最低気温の発表は初めて零下となりー0.2℃でした。既にグラマトフィラム、バンダ、カトレヤ大型が室内、コチョウランとミニカトレア、ミルトニア、マキシラリア、デンドロキラム、セロジネ、エピデンが深い軒下、シンビ、デンドロ、パフィオ、フォーミが南の軒下、オンシジウム系や報歳蘭・ミニカトレアの一部だけは完全な屋外です。都心の最低気温は4.7℃で5℃の開きがありました。デンファレとパフィオの高温性の斑入り厚葉種は昨夜室内に入れました。
軒下で零下になり、霜で枯れて白くなった葉 左:シンビジウム 右:デンドロビウム
11月
11月後半
あらまし
世話−冬仕度
置き場所・日当りと遮光・保温:グラマトフィラムは既に室内に移しています。
日がめっきり低くなり、低い物でも遮光に使えるようになるので、ほぼ全ての種類を南側に持ってくることができます。
雨除けなど:コチョウランは雨除け、カトレヤ大型・原種でバーク植えも雨除け、バンダは雨に当てて寒さは防ぐ、他は雨に当てて乾燥から回復
他の種類は屋外で傷むことはありませんが、寒いと生長を止めてしまうバンダ類、大明石斛や室内の日光でも足りて屋外に適当な場所の無いパフィオの扱いに悩みます。
置き場所・防寒:郊外などでは、最低気温が2-3℃になって初霜の恐れが出てきます。霜予報に注意するようにします。軒下や植込みの陰などで霜が生じないところなら大丈夫です。
霜除け:地域の最低気温予想が2℃で、霜予報が近くまで迫っていたら、念のために予防します。
弱い種類は軒下に入れ、強い種類も遮光ネットのような物で覆います。
寒いと生長の止まるバンダ類はy管を中心に屋内に取り込むようにします。
水やり:日だまりの軒下など雨の当たらないところに置いてある鉢は水切れに注意します。
寒さに弱いぎぼうしの葉が黄変、日射に強いシンビジウムとオンシジウムを南向きのテラスへ、オンシジウムはシンビジウムの陰で遮光、奥のミニカトレアには遮光ネットを被せ
中光性のパフィオは南の庭へ移動し低木の陰
地域の予想最低気温が2℃で、周辺に霜注意報が出た時は一時的に霜除け
寒さに弱いデンファレはコチョウランと一緒に深い軒下
カトレヤの原種や大型種は濡れ園で遮光ネットを被せる
yahoo霜予報地図の例
生長と花
秋新芽:シンビジウム、金稜辺、エピデンドラム、
新花茎:
蕾:
開花:
植替えなど:バ-ク植えのカトレヤなどは室内に入れると元気になるため植替えを考えています。
(2012年版)
寒さが一段と増すので、一番弱いグラマトフィラムは南の軒下に移します。
いよいよ屋外最後の半月です。日は低く気温も下がってきましたが、直射日光は日焼けするほど強く、多くの種類が生長を続けています。「趣味の園芸」では、最低気温15℃以下で高温種を、10℃以下で中温種を室内に入れるように言われており、それらはそれぞれ東京の郊外では9月下旬、10月下旬に相当します。しかし洋ラン学園の方法では、ランはそれより2カ月、1カ月長く屋外にあり、室内よりも外を喜んでいるようです。
11月に入ってからは日焼けに気をつけながら、家の北側にあった鉢は南側に移したり、北側の植込みの中で保湿・木陰気味だった鉢を塀の前で植込みから出したりしています。雨除けは実際には殆どしていないので、新芽や新葉の一部が芯枯れするものもありますが、全体としては瑞々しく育ちます。幸い今年は2日以上雨が続くことが無いため、雨除けのための一時避難もしていません。
定期ではこの時期に初めて花茎が出るものは多くありませんが、晩秋に花茎の出るミニオンシジウムや、シンビジウムなど冷害のために遅れていた花茎が出ています。シンビジウムのバルブの太りを筆頭に、適度の雨で水が十分なため、多くの種類が元気です。ミニバンダや風蘭も、「逆さペットボトル・芯入り・ミズゴケ植えのミニバンダ・ロール」では、枝根などが伸びて根冠も元気いっぱいです。
バンダとミニバンダ・ナゴランは、屋外では根冠が枯れて、根腐れもしやすくなります。室内に入れるようにします。ミニバンダの一部や風蘭は根が元気です。
一部の種類は、新芽・新葉が出ないのは勿論のこと、葉の伸びや茎の太りも終って、「生長停止」に見受けられます。
11月後半の各種蘭の様子
6 オンシジウム
アロハ・イワナガ
開花中、遅れて出た花茎
11年秋苗 12-#2
ゴワーラムゼイ
遅れて出た花茎
鉢#22/3 #?/5
6 オンシジウム近縁属
6 ミニオンシジウム
ペットボトル腰水栽培の株に多数の花茎
昨年の秋に入手したミニオンシジウムの開花株を、室内でペットボトルに移して、室温を最低15-20℃に保ち、乾きが早いため、年明け以降は腰水にしました。hるに屋外に出してからも、雨ざらしや水やりで、ほぼ常に腰水状態でした。
11月末になって、花茎が沢山出ていることが分かりました。気根も多数出ています。勿論バルブも、鉢植えに比べて多く大きくなっています。
トゥインクル #13-2
花茎の数は少ないですが、長くて茶色です
トゥインクル、'フラグランス・ファンタジー'
鹿沼土植え
腰水栽培に比べると、花茎が1本と少ないです
17 キシロビウム(リカステ近縁) Xylobium ornatum
大きい芽は丈が約20cmになりました。後から出た小さい芽は芽欠きしたいと思います。
新芽、#葉が開く、#葉が5枚、左:#6、右#8、遅れて出た小さな芽、芽欠きした方が良い
11月前半
あらまし
雨ざらしは全面的にやめる方向です。今年バ-ク植えにした鉢は乾きが悪いので、鹿沼土植えに植替えすることにしました。
寒さが一段と増すので、一番弱いグラマトフィラムは南の軒下に移します。
他の鉢も日だまりに置き保温を心がけ、置く場所を高く風通しを良くして乾きを早めます。
日だまりに移動して雨除けをすると、水切れになって太りが不足するため、水やりを再開します。
スペシオキンギアナムに蕾、
11月前半の各種蘭の様子
7 エピデンドラム(前回7月前半)
開花入手株、夏植替え
順調に夏越しし、若芽は茎を伸ばし、開花株は花茎の途中から高芽を伸ばすか出しています。
鉢#1黄色
鉢#2黄色
開花株#1
子#11は夏の植替え時に葉が11枚でしたが、その後葉が5枚出て、その分茎も伸びています。
葉の間隔や葉の大きさは小さくなり、茎は細くなっていますが元気です。親より背は高く葉は大きく多くなっています。
新葉は小さいですが艶があります。根元の表面には白い根があります。
鉢#3桃色
8 ジゴペタラム
ジャンピング・ジャック’ビッグ・ビーンズ’
夏芽#9新葉、秋芽#33伸び3cm。
ジゴニシア
ムラサキコマチ
夏芽伸びほぼ止まる。丈23,19cm、基幅1.2-1.3。凍害のひどい鉢#1は休眠中。
ジゴパプスティア
メリー・アン
春芽伸び止り丈48-58cm、バルブ最大4.7x3.5x2.7、丈・バルブが入手時並みに回復夏芽伸び。
12 スペシオ・キンギアナム
全体に丈の伸びはほぼ止まりますが、葉はやや伸びbルブもやや太ります。
クリスタル
夏芽、丈止り、バルブやや太り葉は少し伸び。
白花
丈止り、頂葉の間に蕾、0.3-0.5cm。
赤花
丈止り、バルブほぼ止まり、頂葉の間に蕾、0.3-0.5cm。
ベリー・オダ
バルブやや太り、秋新芽4cmまで。
14 グラマトフィラム
全体に丈と葉が伸び続け、基は太ります。
鉢#2、秋新芽4.5cmどの鉢も新芽は伸び続け、基は太くなっています。