根腐れ対策


まえがき
洋ランはとても根ぐされしやすいと思われています。実際、初めてや、趣味家でない人は、これまでの方法で、殆ど根腐れして、ランを育てるのをやめています。
根腐れ対策で最も重要なのは予防です。「21世紀の育て方−透明軟質ポリポット・底板・中芯・横穴開け・鹿沼土中粒植え」はその方法で、こうすると殆ど根腐れの心配をしないで育てることができます。ただし、それでも、乱暴に、定期的に、鉢を見ないで一斉に水やりし、乾きすぎたり、雨ざらしで湿りが続きすぎたりをさせているため、何鉢かは根腐れすることがあります。
始め方、育て方、咲かせ方にある程度めどが立ったので、根腐れしてしまった場合の対策についても検討することにしました。

初めに
根腐れしたらどうするかというと、これまでの代表的方法は、「ポリエチレン袋に密封して発根を待つ」ですが、うまくいかないことが殆どです。
根腐れした株を助けられるかどうかは、上の方法から見ると
(1)苗からの水分の蒸散を抑えて衰弱を防ぐ(枯れさせない)
(2)新しい根を出させる
ことができるかどうかにかかっていると言えるでしょう。
これまで言われていない大事なことは
(3)生き残っている根からできるだけ吸水させる
と思われます。

方針
(1)については、健康な苗でもそうですが、なるべく湿り気のある環境に置くことです。植込みの中などが考えられます。
(2)については、低温では根が出にくく、高温の生長期ほど根が出やすいので、根腐れが起きたり、開花株を入手したら根腐れしていた、というのは主に低温期ですから、高温期まで何とか枯れさせないで持ちこたえることが大事です。
(3)については、根が生き残っているのは大抵根元付近なので、根元付近の生き残った根に、水分を補給することが大事です。例えば、コチョウランは、「根は空中に出ているのが当たり前」などと言って、根腐れした株の根元もむき出しにしたままにしていることが多いですが、ここを植え込み材料で覆うことが効果的です。

実例


2011.8.18作成開始 まえがき はじめに