洋ラン学園(趣味でない洋ラン園芸)
21世紀の洋ランの始め方・花の楽しみ方・育て方・咲かせ方・花盛り・続け方
洋ランのレシピ
植替え
「やりかた」よりも「やるかどうか」、「いつやるのが良いか」の方が大事
2014年版まえがき
洋ランの植替えというと、普通は「植替えの仕方」しか考えません。春になると園芸店では「植替え講習」があります。
しかし植替えが難しいのは、やり方ではなく「やるかどうか」、「いつやるのが良いか」なのです。
下に書いたように、洋ランが一番枯れるのは植替えの後です。そうでなくても、植え替えをするとプロでも花が咲かなくなったり、生長が止まったり、作落ちすることが多いです。
植替えはランにとって最も危険(迷惑)な世話なのです。自生株は植え替えされることはありません。やり方をうまくしても危険なことには変わりはありません。
ですから、やりかたよりも、本当にやる必要があるか、いつやるのが良いかを、考えることが大事です。
これまでの方法では定期的に植替えが必要
これまでの方法では、植込み材料として主にミズゴケやバークが使われています。これらは有機物なので、1−2年経つと腐り始めて根腐れの原因になります。
従ってこれらを使ったこれまでの植え方では1-2年ごとに植替えを繰り返さなければなりません。
しかし植替えは枯れの最大の原因ですから、いわば必要悪なのです。
洋ラン学園式の鹿沼亜土植えでは定期植替えはほぼ不要
これに対して、洋ラン学園では「東洋蘭やパフィオペディルムに使われている鹿沼土植え」を薦めています。
鹿沼土は他の点でも「趣味でない園芸」にとってはバークやミズゴケより優れていますが、その上「腐らないので定期植え替えの必要が殆ど無い」のです。
従って「植替えによる枯れの危険も減らせる」のです。
バーク植えやミズゴケ植えの植替えの危険
植替えは、根を一度裸にして、新しい植込み材料で囲みます。
すると、再び根が水を吸えるようになるまでに日数がかかります。根が弱っていたり少ないほど、日数がかかり吸える量も少なくなって苗が衰弱します。
また寒いときは根が休眠状態なので吸うことができず、暑いときは苗からの蒸散が多いため苗の含水量が減って衰弱します。
このため、根腐れし始めて弱っている苗や、冬や夏の植替えでは枯れることが多いのです。
植替えより引越
「初めての洋ラン」でも、入手した鉢のバークやミズゴケが腐り始めていたり、寒い季節で苗が根腐れしていることがあります。
このようなときはそのままにしておけません。
「鉢から抜いて広口のペットボトルに引越」すれば、大丈夫です。
根は薄着になって快適になります。
隙間が広く乾きやすくなって、古い固まった植込み材料でも過湿が続きません
植替えより鉢増し
植替えで根を裸にするのは危険です。また、鉢の周囲には新しい元気な根が伸びていることがあり、主に水を吸うのはこれらです。
従って、鉢から抜いて一回り広くて浅い鉢に移し、隙間に鹿沼土を詰めると植替えと同じ効果が期待できます。
洋ラン学園式芯入り横穴開け透明軟式ポリポットへの植替え
* 植え替えは一番危険な作業
チェンジ
どうやるかより、するかどうかが大事
洋ランの育て方の本の大半は、植え替えのやり方だけが書いてあります。一部に、植え替えはどうしても必要でない限りやらない方が良いと書いてありますが、その理由は十分説明されているとは言えません。
上にも書いたように、洋ランが枯れる原因の半分近くは入手した苗がすでに根腐れしているためです。その他には、慣れないうちは、植え替えは、枯れる原因のかなりを占めています。
従って、植え替えと言うと、すぐ方法を考えますが、大事なのはするかどうかの判断です。
植え替えをしないと言っても、何もしないわけではありません。初めの内は、透明ポットへの鉢替えだけをし、少し慣れたら芯入りへの衣替えをするのです。こうすることにより、初めから根腐れしている場合を助けたり、水やりの難しさに依る新たな根腐れを予防すると共に、植え替えに依る新たな枯れを避けられます。
2010.7.29
目次
2014年版
2014年版前書き
旧版
目次
初めに
根腐れの原因
根腐れの対策−3段階の植え替え、
植え替えの時期
透明ポットへの鉢替え、レシピ
透明ポット芯入り植えへの衣替え、レシピ
透明ポット芯入り植えへの植え替え、レシピ
植替えは危険ですが、やらなければならないことがあります。
2014年版
浅広底穴鉢・横根・鹿沼土大粒植え
春に開花株を入手し、素焼鉢ミズゴケ植えからプラスチック鉢で大部分をバーク植えに植え替えました。
しかし、バークの中粒は隙間が無く根腐れが起きやすいです。
今後鹿沼土植えに変えていきます。
今回は鉢から抜けていた、カトレヤ原種のレリア・アンセプスを植替えしました。
左:ミズゴケを残して植えていた、抜けてしまった。中:底のバークは乾きが悪く根腐れの恐れ。右:プラスチックの浅広底穴鉢
左:根を広げて、根の無い所には発泡スチロールを置く。中:根の隙間に鹿沼土大粒を入れる、空洞ができないように。右:鹿沼土層の厚さは10cm足らず。
旧版
チェンジ
植え替えから芯入り植えへ
透明ポット植えで根腐れから解放、右はペットボトル植え
目次
初めに
根腐れの原因
根腐れの対策−3段階の植え替え、
植え替えの時期
透明ポットへの鉢替え、レシピ
透明ポット芯入り植えへの衣替え、レシピ
透明ポット芯入り植えへの植え替え、レシピ
1 初めに
根腐れ対策は色々と言われていますが、それでも根腐れはなくなりません。ここでは、根腐れの原因を明らかにして、その対策を提案します。以下に示す植え替えで、根腐れの大半は防げます。慣れないうちは本格的な植え替えや、適期以外の植え替えは根腐れや枯れの原因になるので、鉢替えと衣替えと呼んでいる方法から始めます。
2 根腐れの原因
根腐れの原因は、はっきりさせられていないようです。従って、その対策も有効ではありません。そこで、整理してみました。
(1)入手した苗が既に根腐れしている
根腐れと言うと、いかにも、育て方が悪くて根腐れしたように思われますが、典型的なコチョウランを初めとして、園芸店の店頭に開花株としてある時に既に根腐れしていることがよくあります。開花した時が最盛期で、すでに衰弱が始まっていることが多いです。
これに対しては、根腐れの無い元気な株を、回復しやすい暖かくなってから入手するように注意することと、弱った苗が回復できるように植え方を変え、暖かくなってから回復させます。
無理に花の立派な開花株を求めないようにすることも一法です。
園芸店から開花株を入手して、根腐れしていた例(右)、左は正常な場合
7.16根腐れと正常な例の写真を追加
(2)植え替えによる根腐れ
元からある根腐れに次いで多いのが植え替えによる枯れです。
最大の理由は、低温で根が不活発な時期に植え替えをすると、水やりしても根が水を吸うことができず、過湿が続く悪循環となって、根が腐るようです。
洋ランが店頭に出回るのは花の多い冬から春の時期ですが、洋ランは休眠期に開花する性質があるので、その時期には根が一番弱っています。しかも、自生地の休眠期は乾季ですが、我が国の休眠期は低温期のため、根は一層根腐れしやすくなっています。
さらに、植え替えを、温度が低めの時に行うと、健康な根を傷めてしまい、暖かくなっても回復しません。
植え替えの後は、乾かすように言われていますが、それでは根が弱ったり、株が吸水できなくて弱ったりします。
植え替え後の水やりは難しく、慣れないうちは、健康な苗も植え替えをきっかけにして弱ることが多いです。これは、慣れないうちは植え替えを見送るか、十分暖かくなってから植え替えをすることで防げます。
これに対しても、暖かくなってから苗を入手すること、慣れないうちは植え替えをなるべく避けることが良いようです。
(3)低温期の水やりによる根腐れ
低温期に入手して、根が不活発な時期に不慣れな水やりをしていると、根が乾かないうちに水やりすることになり、根腐れします。従って、鉢が湿ったままで水やりすると、根腐れします。これには(2)と同じ対策で良いのです。
次にあるように、早速透明容器に移し替えて、鉢の中が乾いてから水やりすれば防げます。
(4)鉢の表面を見て水やりするために、鉢の中が過湿になるのに気付かず、根を弱らせてしまう。
鉢の表面が乾いていても、中の湿り方は、季節、鉢の大きさ、苗の吸水力の強さ、根の健康状態などにより千差万別です。鉢の中が適度に乾くまで待ってから水やりしていれば、根腐れは置きにくくなります。コチョウランで使われている、透明ポットに切り替え、鉢の中を見ながら水やりするようにするだけで、根腐れは減ります。
* 植え替えは一番危険な作業
チェンジ
どうやるかより、するかどうかが大事
洋ランの育て方の本の大半は、植え替えのやり方だけが書いてあります。一部に、植え替えはどうしても必要でない限りやらない方が良いと書いてありますが、その理由は十分説明されているとは言えません。
上にも書いたように、洋ランが枯れる原因の半分近くは入手した苗がすでに根腐れしているためです。その他には、慣れないうちは、植え替えは、枯れる原因のかなりを占めています。
従って、植え替えと言うと、すぐ方法を考えますが、大事なのはするかどうかの判断です。
植え替えをしないと言っても、何もしないわけではありません。初めの内は、透明ポットへの鉢替えだけをし、少し慣れたら芯入りへの衣替えをするのです。こうすることにより、初めから根腐れしている場合を助けたり、水やりの難しさに依る新たな根腐れを予防すると共に、植え替えに依る新たな枯れを避けられます。
7.29追加
3 根腐れの対策−万能の、透明ポット・鉢底敷・発泡スチロール角棒多芯入り・中粒バーク薄着植え・底横穴開け
以上の対策として以下のようにすれば、根腐れは激減します。
(1)根腐れしている株を避ける、慣れない内はそのような種類を手掛けない
(2)低温期の入手を避ける
(3)慣れないうちは、植え替えを控える(鉢換え、衣替えをする)
(4)植え替えは暖かくなって、芯芽や新根が出始め、活着の良い時期に行う
(5)透明ポット植えにして、植え込み材料が乾くのを確かめてから水やりする
コチョウランで使われています。
(6)発泡スチロール角棒を根の間に挟み、根を1本ごとに薄い植え込み層で包む積りの植え方にして過湿を避け、通気を良くする
和蘭の風蘭で確立されているドーム植え・木炭芯入り植えの方法を発展させました。
着生ランは自生している時は根がむき出しなので、植えた場合も
できるだけ薄着に出来ると良いと思います。
(7)鉢底に排水の板を敷き、水が溜まっても植え込み材料を湿らせ続けないようにする
(8)鉢底近くに横穴を開け、鉢の中を上から下まで均一に、早く乾かす
米国で使われているスリット鉢の代わりです。
さらにこの方法の利点は
(1)普及種全てをバーク一種・一つの植え方で育てられる
作業が単純で良いことと、一つのやり方のため結果が分かりやすく、日常の世話の改善がしやすい
(2)苗の大きさ・鉢の大きさに依らず、バーク粒の大きさも中粒だけで良い
小粒を使わないので撥水性などのトラブルがなく、大粒を使わないので根に馴染みやすい、1種類なので保管などに便利
鉢が大きくなっても、根が太くなるわけではないので、バーク粒の大きさを変える必要はありません。
(3)種類や大きさなどにより、スチロール棒の太さや数を調節することができる
色々な鉢が一緒にあっても、それぞれ最適な条件を見つければ、水やりなどは一斉にできて簡単
(4)鉢を大きくできるので、過乾燥を防いで、生長が旺盛になり、花が咲きやすくなる
植え込み材料をむやみに増やさずに鉢を大きくできるため、苗へのストレスが減り、生長が良くなる
左:色々な大きさの透明ポット、中粒バーク入り
右:発泡スチロール板の底敷き、底に水が溜まっても植え込み材料が浸からない
左:発泡スチロールの角棒、鉢の大きさに応じて太さ・長さを変える
右:根の間に棒を挟んだところ
左:鉢に入れてから必要に応じて根の隙間にさらに細い棒を挟む
右:横から見たところ
左:底と中心からバークを隙間なく詰める(大鉢に大粒の例)
右:鉢の縁について、露出している根は外からバークで覆う
左:外周の全ての根を包んで出来上がり
右:下が過湿になるので、十字に穴をあけた処、切り取り、穴を大きくするなおよい
7.16追加
植え替えの時期
7.25追加
植え替えの適期の原則は、複茎種では、新しい脇芽が出始めるか、脇芽に根が出始めた時と言われています。春の脇芽や根の出方は、冬越しの温度などで色々となるので、時期は一概には言えません。
この他に、低温期は、根が不活発で、植え替え後の活着が悪いので控えた方がよく、真夏は、植え替え直後に吸水ができないのに蒸散が減らずに衰弱するのでやはり安全ではありません。
4 根腐れ対策の手順−3段階の植え替え
これまでとは異なって、根腐れしにくい植え方に代えてやることにより、普通の種類の根腐れを減らすことができます。その上、根腐れの心配なしに、水やりが簡単で楽しくなります。慣れない人の安全のために3段階に分けてやる方法を紹介します。慣れてきたら、暖かくなってからの時期にいっぺんにやることができます。安全のために
4.1 透明容器への鉢替え
初心者でも、低温に入手した場合でもできて、根腐れ防止にまず効果があるのは、鉢を素焼き鉢やプラスチック鉢などの中の見えないものから、中の見える透明容器に代えることです。
その見本としては、コチョウランがあります。大輪コチョウランの大きな鉢の中を見ると、3株がそれぞれ、透明のプラスチックの小さな鉢に植えられていて、それらが大きな鉢に並べられています。透明ポットでは、中のミズゴケなどの湿り具合も、根の張り方や健康度も一目瞭然です。
透明ポットに植えられていない鉢を入手したら、そっくり抜き取って、透明容器に移し替えましょう。
こうすると、水やりの不安が減り、低温期にない入手しても春まで安心して過ごせます。
透明ポットは、ホームセンターなどでは手に入りにくいかもしれません。行きつけの洋ラン園があれば分けてもらえますがそうでない場合は代わりの方法があります。
ペットボトルは、鉢と同じくらいの太さがあり、中が良く見えるので代用に出来ます。大きさも色々あるので、それまで植わっていた鉢と同じ大きさの物を選べます。鉢の深さに切って使います。
もう一つの代用品は行楽用のプラスチックのコップです。
移し替えるときに2つのポイントがあります。
ペットボトルに鉢替えしたミズゴケ植えのミディコチョウラン、透明プラスチックコップにミズゴケで植えたデンドロビウムの高芽
(1)底と底近くの横に水抜き穴を開ける
水やりによる根腐れの主な原因は、鉢の表面が乾いているのに、中、特に下の方が湿っていることです。底近くに横穴を開けて、水を逃がしてやると、中の乾きが早くなります。米国では良く使われているスリット鉢と同じです。
(2)底に発泡スチロールの板を敷く
鉢底に水が溜まり、植え込み材料に供給され続けて過湿が続くことが多いです。発泡スチロールの板を底に敷いてその上に植えるようにすれば、底に水が残っていても植え込み材料に滲みません。
鉢底に発泡スチロールの板を敷き、鉢底近くに横穴を開ける方法の模式図
透明ポットへの鉢替えのレシピ
1 植わっている鉢とほぼ同じ径の透明ポット(またはペットボトルまたは透明コップ)を用意
左:黒ビニールポット植え、右:同じ大きさの透明ポットを用意
2 底に発泡スチロールの板を敷く
透明ポリポットの底に発泡スチロールの板を敷いた処 鉢底横穴開けの例、上から下まで均一に乾く
3 苗を鉢から抜く
4 苗を透明ポットに入れる
5 透明ポットの底近くに横穴を、カッターナイフで開ける、固い容器なら植える前に穴開けできる
4.2 根の周りを乾かす芯入れ=衣替え
ミズゴケ植えなら、鉢の中央は大抵根がありません。そこで、底からミズゴケを抜き取って、できた空洞に発泡スチロールの棒を埋め込みます。こうすると、鉢の中が過湿にならず、根腐れしにくくなります。
芯入り衣替えのレシピ
1 ミズゴケ植えを鉢から抜いた処、ミズゴケが鉢の形に固まっている、根は少なく、広い隙間がある。
2 隙間からピンセットで中のミズゴケを抜き取り、空洞にする
3 空洞に発泡スチロールの棒を詰める
4 ミズゴケと発泡スチロールの間に、ミズゴケを軽く詰める、根の周りのミズゴケはいじらない
前段で説明した、底式透明ポリポットに入れて、鉢底近くに横穴を開ける
4.3 透明ポット・角棒多芯入りへの植え替え
本格的に植え替える際には、発泡スチロールの角棒を沢山根の間に挟み、植え込み材料が厚くなるところがないようにします。自生状態の着生ランでは、根がむき出しなので、できるだけ
薄着にします。
鉢の中に発泡スチロールの角棒を入れて植えた時の上から見た配置の模式図。植え込み材料と根は棒の間や鉢の周囲にあり、厚さはどこも1cm程度と薄くなっている。小さい鉢では棒を細く、大きい鉢では太く、根の丈夫な種類は棒の数を少なく、または中心に太い棒を入れるだけとし、根の弱い種類ほど棒を多くする。
植え替えのレシピ
材料
透明ポリポット、ミズゴケまたはバーク、発泡スチロール、
発泡スチロールを太さ1-1.5cm角の角棒に切る
道具
作業台、土入れ、ピンセット、カッターナイフ
手順
まず、苗を鉢から抜く
根についている植え込み材料を取り除く
絡み合っている根をばらばらにし、まっすぐに伸ばす
鉢底に発泡スチロールの板を敷く、
根元直下に根がない場合は、バーク植えの場合はスチロール板の上に発泡スチロール棒を立てる、根をその周りに被せる
根元直下にも根がある場合は根の間に発泡スチロールの棒を挟む、バーク植えの場合は、鉢に入れる
ミズゴケの場合は、発泡スチロールと根の間にミズゴケを挟み、根1本毎にミズゴケで包み、鉢に入れる
バーク植えの場合は、根元直下や、鉢の周囲の鉢底近くに、バークを詰める、それらの隙間がなくなったら、次に上まで詰めていく
ミズゴケ植えの場合は鉢とミズゴケで包んだ根の間の透く間に、ミズゴケの繊維を入れていく、根が外から見えないように覆う
鉢表面近くの根元から横に伸びている根が露出しないようにバークやミズゴケを被せる
植え終わったら、鉢底近くに、カッターナイフで十字の切れ込みを入れる、菱形に切り取っても良い
根の間に発泡スチロール棒を挟む バーク植えの場合は鉢に入れる 鉢が広くて棒の隙間が広い場合は細い棒を足す
鉢に入れて、底の方に少しバークを入れた処 下と鉢の中央から、根に隙間ができないよう、バークを入れていく
根が外から見えないようにバークで覆う
根をミズゴケで柔らかく包んで、鉢に近い大きさにする 鉢に入れる、鉢との間に隙間があり、一部の根が露出している
正面に根が露出している 上の隙間からミズゴケ繊維をピンセットで挿入して根に被せる
注意
根同士がくっつくと、植え込み材料で囲まれず、吸水できない、その部分の根が枯れやすくもなる
根に隙間があっても同じ
鉢の周囲に根が露出しているとその側からは吸水できない
ミズゴケは、力を全然加える必要がない、鉢中央近くに詰め込むのはクズでも構わない
衣替えと、植え込み材料の換えと鉢増し
エピデンドラムのミズゴケ植え鉢が、からからで根が白く枯れかかっています。mず後家を全て除いて植え替えすると手間が大変で植え傷みも大きいため、根腐れ防止の芯入れと、水の吸えない外周の根も吸水できるように鉢増しをしました。ついでに、植え込み材料は追加分については植え替えの簡単なバークにしました。
鉢から抜いたところ、高芽などが多いので、上から1/3位まではミズゴケを追加してあった。下の方は根鉢で根が絡まっている。
左:底から中心のミズゴケを取り除く、下の根鉢部分のみミズゴケを除き根をほぐしている
右:発泡スチロールの角棒を芯に入れる
これまでより一回り大きい透明ポットの底に発泡スチロールの板を敷き、根鉢を入れて、底にバークを入れたところ
根鉢とポットの間にもバークを詰め、外周の根をむき出しにせず植え込み材料で包むようにする。
2014.1.13 2014年版開始
7.29植え替えは一番危険な作業を追加
7.16根腐れの例の写真を追加、万能の植え方の詳しい説明を追加
7.7衣換え・鉢増しの例追加
7.5植え替えのレシピ
2010.6.30掲載開始