洋ラン学園−21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
窓際のコチョウラン
まえがき
日が弱く寒いヨーロッパでは、レストランや店や家庭の出窓などでコチョウランが咲いています。
日本の庭で他の洋ランと一緒にコチョウランを育てると、夏以降に咲くことが多く、花を近くで見ることができません。
せっかく開花株を入手しても、屋外では花の痛みが速いです。室温が高ければ屋内でも良く咲くと思われます。そこで、出窓で一年中育ててみることにしました。
目次
はじめに
コチョウランが室内向きの理由
必要な環境
室内栽培に向いた種類
入手してから再び咲くまでのあらまし(冬に始めた場合)
夏の始め方
なぜ夏が良いか
ペットボトル植え
2012年新苗
代表種
はじめに
コチョウランが室内向きの理由
コチョウランは、多くの洋ランの中で、最も室内向きと言えます。室内の方が問題が少なく、室内でも花が咲き、長期間開花が楽しめるからです。
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| 強い日光を必要とせず直射日光では日焼けする |
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| 低温期に雨が当たると、致命的な炭疽病が発症する |
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| 低温では育たず、根腐れしやすい |
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| 開花期間が長いため長期間手近で楽しみたい |
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| 屋外では汚れたり、虫害などに会いやすい |
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必要な環境
室内ならば、なんでもうまくいくという訳ではありません。直射でない十分な日光は必要です。
また、高温を好み、高温でないと生長が鈍いため、一年を通してできるだけ温度を高くするのが望ましいです。
部屋の最低温度が一年を通して20℃前後あれば、理想的です。
低温期に窓際に置くと夜に低温にさらされて弱ってしまいます。
室内栽培に向いた種類
豪華な大輪を沢山咲かせる種類は、苗も大型で旺盛に生長している必要があります。このため、光が弱く、夏にも高温にならない室内では、温室と同じように咲かせるのは難しいです。
日光と高温が無くても咲きやすい(小型)
花が咲きやすく、長期間咲く
夏の始め方
はじめに−なぜ、夏が良いか
1 二重鉢から出す
コチョウランは、透明軟質ポリエチレンポットに植えられていることが多いですが、売られている鉢の多くは、陶器やプラスチックの鉢に、3株のポットが入れられていることが多いです。そうすると乾きが悪くて根腐れしやすかったり、鉢の中が見えなくて水やりがしにくかったりするので、なるべく早く、鉢から取り出してやります。中には、ポットから抜いて寄せ植えされていることもあります。
冬の鉢は、根が枯れていることがあります。
夏の鉢は、根が元気で緑色のことが多いです。
2 苗と根の様子のチェック
苗と根の健康状態を調べます。
@花について、花が咲いていて元気か、花茎の先端に蕾があって元気か、花茎は先端まで緑色か枯れかけているか
A葉について、下葉が萎れたり黄色くなったりしているか、葉の中に皺のよっている物は無いか、一番上の葉は生長中か休眠中か、新葉が出始めているか
B根について、
ポットの中:緑色の元気な根が伸びているか、根の先端は元気で白くなったり赤みを帯びた部分があるか、古い根は元気か枯れているか
ポットの表面:表面の根は元気で緑色か・乾いて白いか・枯れて茶色いか、表面の根は露出しているか、表面より上から伸びて露出しているか
ポットの外:根元近くから元気な根が伸びてポットの外にはみ出しているか、その先端は根冠があるか
C植え込み材料について:材料はミズゴケかバークか、乾いているか湿っているか、新鮮か古くなって腐りかけか
中心に古いミズゴケのかたまりがあるかどうか
3 ポットの底に横穴開け
ポットは中から底へかけての方が表面に比べて乾きが遅くなっています。そうすると、乾きが遅くて底の方が根腐れするか、底が乾くまで待つと表面近くの根が乾きすぎるかで根が枯れたり、生長しなかったりします。そこで、ポットの底近くに横穴を開けて、鉢底近くの乾きと風通しを良くしてやります。
ポットに入っていない場合は、そのままでは夏には乾きが早すぎます。ポットがあればポットに入れます。なければ、同じくらいの幅のペットボトルを切って入れると良いでしょう。
4 最初の水やり
入手した株のポットの中が半乾きになっていたら、水やりします。ミズゴケもバークも乾きすぎていると水を弾いて濡れないので、ポットに水が溜まるようにして良く濡らします。1回では良く濡れないこともあるので、2回目以降もよりよく湿るように注意して水やりします。
5 置き場所−暖かくてやや遮光した所
コチョウランの置き場所は季節を問わず、暖かくて、遮光した日光が当たる所が適しています。ここでは、西向きの出窓のカーテン越しに置いています。夏でも暑い位の所で構いません。そうすると眠っていた苗が早く元気を回復します。
6 水やりは週1回位、鉢の中まで半乾きになったら、中が完全に濡れるまで
苗の多くは、最初は休眠中で、根も葉も変化がありません。水やりを続けて目覚めるのを促します。
7 表面(と鉢の内側)の根を覆う
コチョウランの根は、新しく出たものほど元気で水を良く吸って生長に役立ちます。
ところが、新しい根は株の上から出てくるため、植え込み材料の外に出ていることが多く水を吸うことができません。そこで、表面近くの根に何かを被せて乾きを防ぐと、新根が保護でき、目覚めが早くなります。
どこでも手に入るのは鹿沼土です。そこで鹿沼土の中粒を、ポットの表面の根が露出している所に被せます。
勿論、ミズゴケでも構いません。
左、根元の新しい根が露出している 右、鹿沼土を加えて元気な根を覆う
バーク植えの場合は、鉢から抜くと崩れるため、そのままで作業をします。
バーク植えで鉢の内側に根が露出、柔らかいポットを揉むようにして、バークを根の外側に回り込ませる、表面近くでバークの無くなった所を鹿沼土で覆う(2010.8.25)
7+ 鉢増し(ミズゴケ植えの鉢の内側や表面に露出した根を覆う)
根が元気なら、ポットの縁に根が回っています。これらの一番元気な根が、外側はむき出しになっていて、水を吸えない訳です。そこで、それらの根も覆ってやることにします。一回り大きいポットかペットボトルに移し替えて、隙間にミズゴケを差し込みます。ミズゴケがない場合は、底の方の芯から抜き取って使えます。
一回り大きくすることにより、表面の根も覆いやすくなります。
たり、気根が伸びて鉢の外へ広がったりしているものも中へ入れてやります。硬くて曲がらない根は水に数時間浸けておけば柔らかくなって曲がるかもしれません。
8 生長再開の兆し−根の変化
苗の中には入手した時から元気なものもありますが、休眠中のものが多いです。
暖かい場所で、水やりを続けていると、段々苗が元気になって、再び生長を始めます。
@根の先の変化:休眠中の鉢内の根は根の先端の色が変わっていません。また、根が元気な株では、鉢内の根は鉢内が湿っている時は黄緑色ですが、根の先端近くはやや太くなり白みがかったり、赤みがかったりしています(根冠)。また鉢の外の根は、白っぽいです。
休眠している間は、鉢の外の根は白いです。がん気になり始めると、先端が小さく透明になります。
元気に生長を始めたら肥料をやります。
生長の再開から、また花がさくまで
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休眠中
水切れ | 生長中 | 生長開始 | 開花前兆 |
花 | 萎れ始め | 開花中 | 開花中 |
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蕾 | 黄色くなる | 緑色・大きくなる | 緑色・大きくなる・新しい蕾 |
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花茎 | 先の方から枯れこむ | 緑色 | 緑色 | 新枝がでる、新花茎が出る緑色 |
葉上の方 | 艶なし・垂下り・萎れ | 艶あり・元付近伸び | 元付近伸び・新葉が出る | 新葉が大きくなる |
下葉 | 垂下り・萎れ・黄変 | 横に伸び | やや艶を帯びる |
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根・鉢内 | 白っぽい | 緑色・先端は白みか赤み・やや太い | 緑色・先端は白みか赤み・やや太い→根に枝が出る | 株元から新根が出て伸びる |
根・鉢表面 | 白っぽい・枯れ | やや緑 | やや緑 | 緑で伸びて鉢に入っていく、新根が出る |
根・空中 | 白っぽい・先端 |
| 根冠が太く長くなる | 新根が出る |
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8+生長再開−新葉が出る
9 植替え
ミズゴケが古くなったり、根腐れしている株は、夏の間の根が元気で生長している時に、「安全植え」に植え替えます。
「植え替えると咲かない」とか言いますが、早く植え替えて後で大きくなって年々咲く方が、植え替えないで長期的に生長が悪くなるより得策です。植え替えなくても、苗が小さかったり、生産者の温室→店頭→家庭への環境の変化、で咲かなかったりすることも多い、また、植え込み材料や根が傷んでいて早晩元気が無くなる、のに比べると不利にはなりません。慣れるまでは、植え替えをしないのも一法です。
10 二番花
一旦花が終わってから、花茎が元気で、先に蕾が残っていると、苗が生長を再開してから、蕾が大きくなって、花が再び咲き始めます。
11 花茎の枝や新花茎
夏までに入手し、夏以降に新根や新葉が伸びると、秋遅くから変え位に枝が出てきたり、冬になって株の根元の葉の付け根の間から新しい花茎が出てくることがあります。
入手してから再び咲くまでのあらまし(冬に始めた場合)
順調に育つと下記の順(下から)でまた花が見られます。
9 新しい花茎・開花
普段の世話は水やりだけです。透明ポットに植えられているなら、鉢の中を見て半分くらい乾いた色になったらたっぷり水をやります。
大型大輪種、葉の枚数の多い大株で花茎の出始め(庭で育てた場合の例)。右は葉数の少ない株の開花例(庭で栽培)
左:花茎は枯れたが、新葉や新根がぐんぐん伸びて1年後に新しい花茎、右:咲く
8 花茎に枝
新葉が大きくなって秋になると、花茎が元気に残っていれば、花茎から枝が出ることが多いです。
左:枝が出て咲いたミニコチョウラン
中:大型・大輪種、花茎からの枝の出始め(庭で育てた場合)。
右:初めての人が2月に開花株をペットボトルで育て始めて、秋には花茎に枝が出、1年後に新しい花茎が出て両方咲いています。
8 夏の植え替え
夏になると、日当たりの良い部屋では今度は乾きが早すぎるようになります。そこで、PETの苗は買った時のポリポットに戻す位でちょうど良くなります。
下の例は、鹿沼土植えにした場合です。
左:透明ポリポット植えで途中まで鹿沼土を入れた処。 右:しばらくたって表面に新根が伸びた
左:根が鉢内に伸びた、横穴はまだ開けていない。右:翌年の開花
7 根の伸び・枝・新根と新葉
根は水切れして白くなっていることが多いですが、水やりを続けているとだんだん緑になって、先が伸び出し、次に所々から白い枝を出します。
元気で新葉があるものは伸びます。
株が元気で、夏を迎えると、株の中心から新葉が出てきます。また根元から新根が出てきます。
6 蕾が大きくなって咲く
株が元気だと、花が終わっても、花茎の先にあるかなしかだった蕾が段々大きくなって咲きます。
5 水やり
普段の世話は水やりだけです。透明ポットに植えられているなら、鉢の中を見て半分くらい乾いた色になったらたっぷり水をやります。
4 置き場所
コチョウランは、温度さえ高ければ、とても元気で咲きやすいです。一方、直射日光が少しでも当たると日焼けして落葉してしまいます。暖かい季節は、日当たりのある出窓などで温度が高くなる場所で、カーテンやブラインドなどの日除けをして置きます。冬には室温をできるだけ高く、温度が下がらないように窓から離しておきます。
3 最初の世話−化粧鉢から抜いてポット植えに、底近くに横穴開け
売られているコチョウランは、大抵、透明のポリエチレンポットにミズゴケ加バークで植えられていて、陶器の化粧鉢などに入れられています。そのままでは乾きが悪く根腐れしやすいので、鉢から出してやります。それでも乾きにくいので、ポリポットの底近くに穴を開けてやると根腐れしにくくなります。
左:寄せ鉢。右:中は透明ポット植え、表面の根が健康な例
古い根は黒く腐っている、右はポットから抜いて寄せ鉢の例、
冬なら、ポットなどから抜いて、一回り広いペットボトルに移す
冬には、ミズゴケでポットなどに植えられているままでは乾きが悪くて根腐れます。そこで、鉢より一回り大きいペットボトルの上を切り取って、苗を移します。こうすると、中が見えて水やりがしやすく、隙間があるため乾きが早くなります。
隙間の無いペットボトルでも丈夫な種類は大丈夫、根が沢山伸びている(庭で育てた例)。
左:隙間が無くて、横穴を開けておいたのに湿り続きで後で寝腐れした例、右は寝腐れしたため広いPETに移した
2 有望株の選び方
売られているコチョウランは、普通葉の枚数が5枚前後のものが多いです。豪華な寄せ植えなどで、葉が10枚前後ある大株は花が咲きやすいです。
鉢の中が見える透明ポットに植えられている場合は、根が緑色で沢山ある株が有望です。
1 入手して始める時期
コチョウランは年中売られていますが、一番多いのは冬です。しかし、慣れている人でも冬に入手するのは危険があります。一つは、洋ランは咲かせる約5か月前に花芽を付けるために温度を低くしています。例えば正月に出荷するには夏の8月に20℃以下に冷やしているのです。そうすると根が傷んでちょうど出荷する頃には根が傷んでいることがあります。鉢から抜いて見るとすでに根腐れしていることがあります。もう一つは、冬には鉢が低温で湿りがちと根腐れしやすいからです。育てて花を楽しむには初夏以降に暖かくなってから元気な鉢を求める方が無難です。
ペットボトル植え
透明で中が見えて、色々な大きさがあり、手に入りやすいペットボトルは、鉢として理想的です。特にコチョウランを室内で育てて咲かせるには最適の容器です。
植え方の基本は「冬の始め方」にあります。
元の鉢と同じ広さで、隙間が無いと、乾きが遅くなり、何時も湿っていて根腐れすることがあります。
大型種開花テスト(1)花付き株
| 白大輪 | 桃大輪 |
白大輪
花茎折れ | 満天紅 |
チャン・シン・パ^ル
紫 |
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最初の新葉 | 8月中旬 | 8月下旬 | 8月上旬 |
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新葉有無 | − | 8x4cm | − | − | − |
ポット径、深さ |
| 11x11 | 10.5 | 10.5x12 | 表面にミズゴケ被せ |
花茎長さ、花径、輪数 | 75枝3本、蕾2 | 75cm |
| 30、蕾10余り |
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葉の最大長さ・幅・枚数 | 31,11,10枚 | 34,10,5枚 | 32,10,9枚 | 24,8.5,8枚 |
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入手 | 6月下旬 | 6月下旬 | 6月下旬 | 6月下旬 | 6月中旬 |
6月末、花の盛りを過ぎて、寄せ鉢から取り出されたなどの大株を入手しました。
花茎は先端まで元気で、根も緑色で元気です。透明のポリポットにバークで植えられています。
少し前に入手したやや小ぶりの種類も一緒に育ててみます。
西向きの部屋の出窓に、他の種類と一緒に置いています。窓側はレースのカーテン、部屋側は冬の寒さを防ぐためビニールシートと厚手のカーテンの二重です。
夏の西日の当る昼間は30℃以上になり、高温の好きなコチョウランには快適です。水やり葉ほお週に1回しかやらないので、乾き気味で開花中の花が早めに終ってしまいます。
入手した開花中の大株、右は開花中の花茎が根元から折れてしまった
大型種開花テスト(2)花茎切り株
「趣味の園芸」では、花が終りかけたら、花茎を下から三節位残して切るように言われています。しかし、そのようにすると、実際には花茎が上から枯れこむことが多く、(1)で示した「洋ラン学園の花茎を残す方法」に比べて咲きにくいです。それでも、今回は葉の枚数が多く元気な株ばかりです。
代表的な種類
(1)基本種
チョウランでもっとも多く見られるのは、贈答用で白の大輪がアーチ状に連なり、何列も並んでいる種類です。これは、そのように、各蘭園で色々に交配によりどんどん改良された種類で、代表的な種類というものはありません。桃色も同様です。
一方、育てるために売られている種類の代表は、白の中輪の原種のアマビリスです。丈夫で咲きやすく、種内で改良され花は原種よりも大きくなっています。
もう一つの代表は、濃桃色の小輪で、花茎をアーチ状に曲げずに上に伸ばして育てられている「満天紅」という種類です。ドリテノプシスというファレノプシスと近縁の強健な種類を片親にして属間交配種のため、強健で、花茎が出やすく良く咲きます。改良された大型種もあります。
白花大輪種(花茎を直立) 白、中型、原種、アマビリス 濃桃、小型、小輪、強健、属間交配種、満天紅
()桃花種・二色種
贈答用として、桃花や、白花で唇弁が桃色か黄色の、大型・大輪種も売られています。
桃花大輪種(花茎を直立)
()小型・小輪群開種
コチョウランには、本来小型・小輪群開の原種があります。ファレノプシスのエクエストリスや、ドリティスのプルチェルマやそれらの交配種は丈夫で良く咲きます。なお、最近の人工的に小さくした種類の若苗は育てるのがやや難しいです。
原種 エクエストリス、右は白花
原種ドリティス プルチェリマ パープル・ジェム
()有香種
ビオラセアという原種は香りがあることで知られています。光沢のある丸い葉で、茎が伸びずに低く育ちます。小型なので室内向きと言えるでしょう。
()斑入り葉種
コチョウランの中には、葉を良く見ると、薄くまだらになっている種類があります。葉も楽しめるので室内向きと言えます。桃色中輪で生産量の多いとされているリトル・マリーも斑入り葉です。
()黄花種
クリーム色の花は変わっていて面白いです。古典的な種類として、フォーチュン・ザルツマンがあります。他の色に比べてやや弱いような印象を受けます。
2012年新苗
2012年6月に入手した開花中の苗
大型大輪種、白、 桃、 満天紅大型
白(花茎折れ) 折れた花は花瓶で楽しむ
アマビリス 黄色種、ミディー 黄に赤筋
ミニ・原種・ビオラセア、花茎付き ピンク系寄せ鉢(花後)
8.25 ペットボトル植え
8.24- 夏の始め方に「鉢増し」、「生長再開−新葉が出る」追加、初めに−室内向きの理由、必要な環境
7.15 夏の始め方からの世話と開花
置き場所追加
2011.7.3 ファイル作成、入手してからふたたび咲くまでのあらまし・表、入手した種類と苗(8.25代表種仕分けと写真)