代表種は黄花で、原種の他に丈夫で花の咲きやすい交配種があります。花色が茶色の種類もあります。
小輪が多く、花色も黄色が主体で、他のグループに比べると変化の幅は小さいです。
原種
Onc. cheirophorum、ケイロフォルム
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n14.ornitho.htm
小型薄葉のオンシジウムで、
花の付き方、花形に特徴があり、強い芳香があります。
世界のラン科植物
原色
別冊:コロンビア・パナマ、黄色、芳香、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、冬−春、難易普通、夏はできるだけ涼しく、越冬8℃
Oncidium concolor
オンシジューム・コンカラー
世界
Oncidium croesus
オンシジューム・クロエサス
世界
Onc. flexosum フレクソサム
Onc. ornithoryncam x flexosum オルニソリンカムxフレクソサムなど、交配親として使われる。
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
黄色 花径約1.5cmの美花を長花茎に多数つけます。ブラジル原産 主に夏咲き
ranshop http://ranshop.jp/otheroncp2.htm
オンシジューム・フォーベシー
Oncidium forbesii
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/ogyou.html
原産地 ブラジル
ブラジルの熱帯雨林中に自生する着生ランの1種。
縁が波打った花弁をもち、褐色で縁が黄色になる覆輪花を咲かせる。色合いが珍しい花である。
Oncidium longipes オンシジューム・ロンギペス
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/orongipesu.html
原産地 南アメリカ
黄色の花弁に褐色の斑が入った、かわいい花を咲かせる。
蘭釣り http://www.geocities.jp/gonnbeltusa/newpage127.htm#2Oncidium longipes99
産地 ブラジル
Oncidium maculatum オンシジューム・マクラタム
世界
Oncidium klotzschianum
オンシジューム・クロッツシアナム
=Oncidium obryzatum
世界
オブリザタム
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
:S、P黄色で基部褐色 L黄色地に基部赤褐色 小輪花を多数分岐した長い花茎に数10輪つけ、まるで黄色いカスミソウの様に咲きます。冬咲き コスタリカ原産
別冊:強い乾燥を嫌う、少し暑がる、草丈50cm前後、難易度普通、春咲き、越冬温度8℃
Onc. ornitorhynchum、オルニトリンクム
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n14.ornitho.htm
メキシコ から コスタ・リカ に分布する原種オンシジューム。
花径 1.5cm の小さな花をびっしりつける。甘い芳香がある。
世界
入門
別冊:メキシコからコスタリカ、
桃色、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、秋、難易普通、強い乾燥を嫌う、越冬8℃
Onc. sphacelatum スファセラタム
蘭好きのページ http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/200705100001/
メキシコとエルサルバドルの原産です。3本立ちましたが
咲き始めたので蕾まで数えたら1本目だけで152輪あります。
1個の花は径約3cmです。
‘レガシー’です。
メキシコとエルサルバドルの原産です。去年はたくさん
咲きましたが、植え替えせずに置いたため、作落ちです
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
黄色地に基部赤褐色斑入り花を多数、花茎分枝してつける
大型種
冬〜春咲き 中米原産
sphacelatum ‘Aurea’ スファセラタム ‘オーレア’
普通種に入る褐色斑が極薄い個体のメリクロン株 長花茎多花性大柄株 冬咲き
交配種
Aloha Iwanaga
Onc. Aloha Iwanaga オンシジウム アロハ イワナガ
フジ園芸:(栽培鉢サイズ) 3.5号鉢 (草丈又はリーフスパン) 草丈20〜25cm
50cm位の花茎に、幅約3.5cmの花を多数着ける、薄葉系のオンシジウムです。
花茎が伸びすぎず、鉢物向きの品種としてもよく栽培されます。花は早めに切って観賞して下さい。
原色
別冊:草丈50cm前後、秋−春咲き、難易度易、越冬温度8℃。
Onc. Cheiro Kukoo ケイロククー
原色
Onc. Gower Ramsey
フジ園芸
Onc. Gower Ramsey 'Shell White' 【パテント種】
オンシジウム ゴワー ラムジー シェル ホワイト
(Onc. Goldiana x Guinea Gold)
(草丈) 約35cm (鉢を含む全高) 約60cm
黄花オンシジウムの代表種 ゴワーラムジー のバラエティで
珍しい白花。
メリクロン株、パテント品種です。
花の幅は約2cm、良くできると花茎が1m程度になり、分枝して多数着花させます。切り花にも向く新品種です。
原色
入門
Onc. Milky Way 'Yellow Bird'
フジ園芸 http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0054.html#WB1316
Onc. Milky Way 'Yellow Birds'
オンシジウム ミルキーウエイ イエローバーズ
(草丈又はリーフスパン) 草丈約20cm
黄系の中型オンシジウム、
ペタル、セパルは赤茶の虎斑入り。花の幅は約2.5cmで、主に秋咲きです。
原色
入門:主に夏咲き
Onc. Pearl 'Spring'
原色
Onc. Sharry Baby'Sweet Fragrance'AM/AOS オンシジウム シャーリー・ベイビー ’スイート ・フラグランス’
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n15.Sharry.htm
花径 3.5 x 4 cm
名前のように甘い芳香があります。
黄色の花色の多いオンシジウムの中で、特徴のある花色です。
原色
入門
別冊:茶色・唇弁白、芳香、草丈30-40cm、花茎50cm、小輪、冬−春、難易普通、越冬10℃
Onc. Sweet Sugar 'Miyuki'
オンシジウム スウィートシュガー ミユキ
フジ園芸
(草丈) 約30cm
花の幅は約3.5cm、中輪のコンパクトな草姿のオンシジウムです。
花茎の高さは約50cm。
原色
Onc. Twinkle 'Fragrance Fantasy' オンシジウム トゥウィンクル ’フラグランス ファンタジー’
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n16.Twinkle.htm
花径1.5cmのミニオンシジウム、素敵な香り。
原色
入門
別冊:
黄色、芳香、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、冬−春、難易:易、越冬8℃
シャーリーベイビー’スイートフラグナンス’
Oncidium Sharry Baby 'Sweet Frangance' (Jamie Sutton X Honolulu, 1983)
剣葉系
Onc. splendidum
原色
厚葉系
Oncidium harrisonianum オンシジューム・ハリソニアナム
世界
Psychopsis papilio サイコプシス パピリオ(黄)
Psychopsis papilio Yellow Strain
蘭の生活 http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
黄花同士のシブリングです。
サオコプシスは株が充実してくると花茎を出し、次々に花をつけます。
咲き出して2年目ですが、4本の花茎が有ります。
花茎は何年にも渡って、花をつけるようです。
原色
入門、花茎は数十cmでハリガネ状、不定期咲き
世界
Oncidium brunleesianum
=Baptistonia echinata
世界のラン科植物 http://cosmos.cool.ne.jp/Orchid/index.htm
Oncidium chrysomorphum
オンシジューム・クリソモルハム
世界
Onc. enderianum
オンシジューム・エンデリアナム
世界
Oncidium fuscatum
オンシジューム・ファスカタム
=Miltonia warszewiczii
世界
Oncidium hastilabium
オンシジューム・ハスティラビウム
=Odontoglossum hastilabium
世界
Oncidium hyphaematicum
オンシジューム・ヒファエマチカム
世界
Oncidium incurvum
オンシジューム・インカーバム
世界
lanceanum
入門:ギニア産、大輪で美しい色彩、乾きに強い、夏咲き
Oncidium leucochilum
オンシジューム・リューコキラム
世界
Oncidium sarcodes
オンシジューム・サルコデス
世界
Oncidium tigrinum
オンシジューム・チグリナム
世界
Oncidium varicosum
オンシジューム・バリコースム
世界
入門:美しい黄色の代表的種、切り花用交配種のほとんどの親、ブラジル産、秋咲き
参考書
原色洋ラン写真集 誠文堂新光社
決定版失敗しない洋ラン
入門 主婦の友社
別冊NHK趣味の園芸 ラン 初めて育てる
ホームページ
以下などのホームページを参考にしたり、説明や写真を転載させていただいています。
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/ogyou.html
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
蘭の生活 http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n15.Sharry.htm
フジ園芸 http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0054.html#WB1316
ranshop http://ranshop.jp/otheroncp2.htm
蘭釣り http://www.geocities.jp/gonnbeltusa/newpage127.htm#2Oncidium longipes99
蘭好きのページ http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/200705100001/
世界のラン科植物 http://cosmos.cool.ne.jp/Orchid/index.htm
3.オンシジウムの育て方
蘭の生活より転載させていただきました。、http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
オンシジュウム薄葉タイプの栽培
オンシジュウムのうち一般的に薄葉タイプ
といわれるものは色々有りますが、
原種では、フォーベシー、オブリザタム、マクラタム、
フレクスオスム、スファケラツム、オーニソリンカム、
クロエサス、ロンギペス、コンカラー、ケイロフォルム等
といわれています。。
同じ薄葉タイプに分けられていても大型種と小型種
葉の大きいものと小さいものでは栽培は少し違います。
どの種類の植物でも葉が大きく薄いものは、
直射日光が苦手で、水を好むようです。
新芽が伸び始めたら、水をたくさんやります。
からからにはしないようにします。
もし植え替える必要な場合はこの時期にしますが、
植え替えた株の水遣りは、新しい根が出るまでは、
かなり控えめにします。。
成長期の水はたっぷりなのですが、
クロエサス、ロンギペス ケイロフォルムなど、
バルブや葉が比較的小さいものはかけすぎは禁物です。
株の状態を良く見て乾いてから掛けるようにします。
植え替え後、水を控えめにと言うことも一概には言えません。
昨年4月に調子の悪いオブリザタムを二株植え替えました。
植え替えて、水を控えていた株はどんどん悪くなっていき
水を切らさないようにしていた株は元気になりました。
オブリザタムは常に水を切らさないようにすることが
大事のようです。
このタイプは新芽がやわらかく腐り易いので、
深植えをしないように、また、水やりの時は
新芽にかからないようにすることが大事です。
かなり育ってからでも新葉の間に水が残ったりすると
腐ることが有ります。
直射日光は嫌いですが、木洩れ日や、自然の風は
必要です。
肥料は、カリ分の多い固形肥料を成長期にやります。
夏のカイガラムシやアブラムシ、ハダニには、
オルトラン粒剤を5月頃にやります。
成長が終わり、花芽が見えてきたら
少し水遣りを控えますが、
あまり気にしなくても大丈夫です。
花芽がどんどん伸びだしたら、
花芽が駄目にならないように、環境を変えないようにします。
ロンギペス、ケイロホルムなどは
鉢で大株にすることはなかなか難しく、
私はコルクにつけています。
ロンギペスは冬の日当たりも大事で、
日光が不足すると花が咲きません。
複茎種で、親株の元から新芽が出て、伸びると基が太くなってバルブができます。
丈夫で、
冬の温度:中温種ですが低温にも耐えます。
遮光:直射日光では日焼けするのでやや遮光が必要です。
子株は次第に高くなっていく傾向があり、根が空中や鉢の外にはみ出します。
根が細くて多いので、ミズゴケでは植え替えの手間がかかるため、バーク植えの方が手軽です。
病気:葉に黒い斑点が出て黄色くなることがあります。上のシャーリーベイビーは葉に黒斑病が出やすい品種とされています。
4.オンシジウムの花の咲き方
(1)店頭の開花株:バルブが大きくその脇から長い花茎が出て、枝分かれし花が付いています。
(2)二番花開花が不定期で、新しいバルブが充実すると季節を問わず花が咲く傾向があります。
秋に咲いた例では、新芽が親株の元の高い所から出たものに花が付きました。
花が全部咲いても花茎が緑のままだと、しばらくして元近くからまた枝が出て花が咲きます。
新しいバルブが生長すると、すぐに花が付くようです。一度咲いたバルブには咲きません。
バルブが大きくなっても花がつかないのは、日光不足や冬の低温が原因のようです。
交配種のアロハイワナガは、不定期で良く咲き、花もちが良いのも特長です。
5.オンシジウムの根
子株の元からは沢山の細くて白い根が出て、先端が緑で、特に子株の根元が空中にあるため根も盛んに空中に伸びます。
冬に低温だと、休眠して、根の先の緑の根冠の部分が無くなります。
以下は、素人園芸解説 オンシジウムより転載させていただきました。http://heboen.hp.infoseek.co.jp/youran/onc.html
オンシジウム属は、大変種類が多く、「薄葉系」「厚葉系」「剣葉系」「棒葉系」の四系統に大別される。ここで取り上げているのは、切り花やギフト品でおなじみの「薄葉系」である。
薄葉系オンシジウムは、楕円型の扁平なバルブを持ち、しなやかな薄い葉を付けるのが特徴。性質が丈夫で育てやすい。
花色は、原種・交配種を含め、黄色が多いが、紅色や赤褐色もある。
園芸品種が多いが、よく見かけるのは、
「アロハ・イワナガ」「ケイロ・ククー」「ゴワー・ラムゼイ」「シャーリー・ベイビー」「スイート・シュガー」「トゥインクル」「ミルキー・ウェイ」など。
薄葉系の主な原種には、
オーニソリンクム、オブリザツム、ケイロフォルム、フォーベシー、フレクスオスム、ロンギペスなどがある。
小輪多花性系統の
オーニソリンクムやオブリザツム、ケイロフォルム、「ケイロ・ククー」、「トゥインクル」などは、
やや暑さを嫌うので、真夏は風通しのよい涼しい日陰で管理する。
種類によっては、毎年、新芽の位置が、少しずつ斜め上にせり上がるため、放置すると、勝手に鉢から出て行ってしまったり、鉢が不安定になったりする。そうなる前に植え替えるか、
せり上がった部分だけを切り取って株分けする。
花茎が伸びている間に、小さなガの幼虫が、つぼみや花茎の先端部を食害し、開花しなくなることがある。つぼみや花茎の内部に入り込んでおり、見つけにくいので注意する。
切り花の水あげはよいが、乱暴に扱うと花が落ちやすい。
オドントグロッサムやブラッシア、ミルトニアなどと近縁なので、下記のような属間交配種(人工属)が作られている。オンシジウムの血が濃い種類は、耐暑性が強く、花茎が分枝して、たくさん開花する傾向がある。
イオノシジウム…オンシジウム×イオノプシス
ウィルソナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×コクリオダ
オドントシジウム…オンシジウム×オドントグロッサム
コルマナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×ミルトニア
ハウエアラ…オンシジウム×レオキルス×ロドリゲッツィア
バケララ…オンシジウム×オドントグロッサム×ブラッシア×ミルトニア
ブラゲアラ…オンシジウム×オドントグロッサム×コクリオダ×ミルトニア
ブラッシジウム…オンシジウム×ブラッシア
マクレラナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×ブラッシア
ミルトニジウム…オンシジウム×ミルトニア
薄葉系以外の系統(厚葉系・剣葉系・棒状葉系)については、簡単に触れる程度とする。いずれも多肉質の葉を持ち、乾燥に強いので、一貫して乾き気味に管理する。また、強い日光を好むため、高温期以外は遮光しない。寒さに弱いので、越冬温度は最低13℃欲しい。
厚葉系…
スプレンディドゥム、ナヌム、ハリソニアヌム、ランセアヌムなど。葉が厚く多肉質。現在は
トリコセントラム属として独立している模様。
剣葉系…
バリエガツム、プシルム、プルケルムなど。葉が短い剣(または鎌)状。葉が幾重にも重なり、明確なバルブを持たない。空中湿度を好む。
棒状葉系…
ジョネシアヌム、ミクロキルム、ロンギフォリウム(セボレタ)など。葉が棒状。最も強光と乾燥を好む。
クラメリアナ、パピリオ、ベルスティーギアナは、以前は、厚葉系オンシジウムの中に含まれていたが、現在は
サイコプシス属として独立している。
強い日光を嫌い、高い空中湿度を好む。こちらも耐寒性が弱いので、冬は最低13℃を保つ。
以下は、「蘭」−「開花株の取り扱い」−「オンシジウム」から転載させていただいた、全体および各種の栽培・開花例です。
http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/FlowerTreatment.htm