洋ラン学園
オンシジウムの始め方・育て方・咲かせ方・続け方
オンシジウム(薄葉系)図鑑



アロハ・イワナガ
Oncidium "Aloha Iwanaga"

1.初めに

オンシジウムは黄色の小さい花が群開し、切り花が沢山出回っています。
中南米の熱帯から亜熱帯に産し、秋咲き、冬−春咲き、不定期咲きがあります。
鉢物としては、シンビジウムやデンドロビウムほど見かけませんが、主に冬−春と夏−秋に見かけます。
豪華さはありませんが、丈夫で花が咲きやすく、不定期咲きなので数株あれば長い期間楽しめます。
花もちが良いのも特長の一つです。
原種や、茶色系や、性質の異なるグループもあります。
一般には薄葉系と呼ばれる丈夫な種類が栽培されています。他には、剣葉系、棒状葉系、厚葉系があります。

2.オンシジウム図鑑(薄葉系)

代表種は黄花で、原種の他に丈夫で花の咲きやすい交配種があります。花色が茶色の種類もあります。
小輪が多く、花色も黄色が主体で、他のグループに比べると変化の幅は小さいです。


原種

Onc. cheirophorum、ケイロフォルム
ニカラグアからコロンビアの標高1000-2500m、秋咲幅1.5cm、有香、低温から中温、過湿に注意。(wiki)
ブラジル、黄色小輪、20-30輪穂状Onc. cheirophorum
小型薄葉のオンシジウムで、花の付き方、花形に特徴があり、強い芳香があります。
3号鉢に花が溢れています。

http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n08.chei.htm

Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n14.ornitho.htm
小型薄葉のオンシジウムで、花の付き方、花形に特徴があり、強い芳香があります。
世界のラン科植物
原色
別冊:コロンビア・パナマ、黄色、芳香、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、冬−春、難易普通、夏はできるだけ涼しく、越冬8℃


Oncidium concolor
オンシジューム・コンカラー
世界


Oncidium croesus
オンシジューム・クロエサス
世界

フレキシオサム、Oncidium flexuosum
ブラジル・アルゼンチン・ウルグァイ・パラグァイの山林の渓流、高度500-800m。秋から冬咲き、幅3cm・10輪まで。(Orchid wiki、写真も)、茶色は上半分
Description
Plants blooms from fall to winter with up to ten 3 cm wide neon yellow flowers
Distribution
Plants are found in creeks and marshes in the montane forest of Brazil, Argentina, Uruguay and Paraguay at elevations of 500 to 800 meters
Culture
Grow in cool to warm conditions with moderate light. Water the plant right before the potting mix starts to dry. Plants should be potted in a well drain medium such as medium fir bark.

Onc. flexosum フレクソサム
Onc. ornithoryncam x flexosum オルニソリンカムxフレクソサムなど、交配親として使われる。
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
黄色 花径約1.5cmの美花を長花茎に多数つけます。ブラジル原産 主に夏咲き
 
wiki


オンシジューム・フォーベシー
Oncidium forbesii
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/ogyou.html
原産地 ブラジル
ブラジルの熱帯雨林中に自生する着生ランの1種。
縁が波打った花弁をもち、褐色で縁が黄色になる覆輪花を咲かせる。色合いが珍しい花である。

wiki

Oncidium leucochilum
メキシコからグアテマラ、ホンジュラス産、高度2000m。春か秋咲、幅3cm、7-10輪、スパイシーな香り。(Orchid wiki、写真も)

wiki

Oncidium longipes オンシジューム・ロンギペス
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/orongipesu.html
原産地 南アメリカ
黄色の花弁に褐色の斑が入った、かわいい花を咲かせる。

草丈 約12cm、ブラジルに原生する、着生種。草姿に比べ大きい花を、1花茎に2〜3輪つける、小型のオンシジウムです。花の幅は約1.8cm、春〜初夏に咲きます。

フジ園芸

蘭釣り http://www.geocities.jp/gonnbeltusa/newpage127.htm#2Oncidium longipes99
産地  ブラジル


Oncidium maculatum オンシジューム・マクラタム
世界


Oncidium klotzschianum
オンシジューム・クロッツシアナム
=Oncidium obryzatum
世界

オブリザタム

大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
:S、P黄色で基部褐色 L黄色地に基部赤褐色 小輪花を多数分岐した長い花茎に数10輪つけ、まるで黄色いカスミソウの様に咲きます。冬咲き コスタリカ原産
別冊:強い乾燥を嫌う、少し暑がる、草丈50cm前後、難易度普通、春咲き、越冬温度8℃


ロンギペス longipes、ブラジル、黄色2cm、数輪

オーニソリンカムOnc. ornithorhynchum
メキシコからコロンビア、標高1500mまで、冬咲き幅2cm多輪咲き、有香(Wiki)
メキシコ から コスタ・リカ に分布する原種オンシジューム。花径 1.5cm の小さな花をびっしりつける。甘い芳香がある。

http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n14.ornitho.htm


Onc. ornitorhynchum、オルニトリンクム
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n14.ornitho.htm
メキシコ から コスタ・リカ に分布する原種オンシジューム。
花径 1.5cm の小さな花をびっしりつける。甘い芳香がある。
世界
入門
別冊:メキシコからコスタリカ、桃色、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、秋、難易普通、強い乾燥を嫌う、越冬8℃




Onc. sphacelatum スファセラタム 
茶色は全体
Description
Plants blooms in the spring with several 2.5 cm wide flowers. Flowers are fragrant.
Distribution
Plants are found in Mexico, Guatemala, Belize, El Salvador, Honduras, Nicaragua, Costa Rica and Venezuela at elevations below 1000 meters
Culture
Grow in intermediate to warm conditions with moderate to bright light. Water the plant right before the potting mix starts to dry. Plants should be potted in a well drain medium such as medium fir bark.

蘭好きのページ http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/200705100001/
メキシコとエルサルバドルの原産です。3本立ちましたが
咲き始めたので蕾まで数えたら1本目だけで152輪あります。
1個の花は径約3cmです。
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
黄色地に基部赤褐色斑入り花を多数、花茎分枝してつける大型種
冬〜春咲き 中米原産
 
wiki

sphacelatum ‘Aurea’ スファセラタム ‘オーレア’ 
普通種に入る褐色斑が極薄い個体のメリクロン株 長花茎多花性大柄株 冬咲き

Oncidium varicosum オンシジューム・バリコースム
茶色は基部分のみ
Description
Plants blooms from summer to fall with many 3.75 cm wide flowers.
Distribution
Plants are found in Brazil, Bolivia and Paraguay at elevations of 800 to 1100 meters
Culture
Grow in intermediate to warm conditions with moderate to bright light. Water the plant right before the potting mix starts to dry. Plants should be potted in a well drain medium such as medium fir bark.


世界
入門:美しい黄色の代表的種、切り花用交配種のほとんどの親、ブラジル産、秋咲き

wiki


交配種

黄色代表種

アロハイワナガ、ゴ-ワーラムシー、スイートシュガーの順に多く売られています。ゴワーラムジーが最も原種に近いです。
ゴワーラムシーは開花までの生育が早いと言われていることと関連して、作落ちしにくく咲きやすいようです。

ゴ-ワーラムシー Onc. Gower Ramsey,
Onc. Goldiana x Onc. Guinea Gold, 1977
アロハ・イワナガと片親が同じです
切り花の代表種、開花までの生育が早い主に夏咲き高温性(写真集)
草丈 約25cm、黄花オンシジウムの代表 、花の幅は約2.5cm、良くできると花茎が1m程度になり、分枝して多数着花させます。栽培は容易です(フジ園芸から転載)。
yorantaroさんによれば、寒さには強いようです。

Onc. Goldiana O. flexuosum and O. sphacelatum 1940
Guinea Gold (sphacelatum × varicosum
O. sphacelatumが50%、O. flexuosumとO. varicosumが共に25%。
いずれも中米から南米にかけての低山、黄色。O. sphacelatumは春咲数輪2.5cm、O. flexuosumは渓流沿い秋から冬咲き、幅3cm・10輪まで、O. varicosumは秋から冬咲き、幅3cm・10輪まで。

http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/TopPhotos/OncGowerRamsey~Stella20061009TKojima.jpg
茶色大部分、細長・水平・茶色基のみ、横長上がり縁ややフリル
 

Aloha Iwanaga
アロハイワナガ Onc. Aloha Iwanaga (Onc. Goldiana x Onc. Star Wars, 1990)
代表品種、花茎約60cmでやや短い、花弁厚く花持ち1カ月以上。葉は厚く幅広いやや垂れやすい。花上がりは普通、不定期で周年開花、中温性(写真集)。
草丈20〜25cm、50cm位の花茎に、幅約3.5cmの花を多数着ける、薄葉系のオンシジウムです。花茎が伸びすぎず、鉢物向きの品種としてもよく栽培されます。 (フジ園芸から転載
yorantaroさんによれば、ゴワーラムゼーよりも枝分かれしてボリューム感があるそうです。

Onc. Goldiana O. flexuosum and O. sphacelatum 1940
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977

Onc Aloha Iwanaga = Onc Goldiana X Onc Star Wars 1990
Onc Goldiana = Onc flexuosum X Onc sphacelatum 1940
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977
Onc Varimyre = Onc Sultamyre X Onc varicosum 1963
Onc Nonamyre = Onc Nona X Onc Sultamyre 1964
Onc Sultamyre = Onc Sultane X Onc Palmyre 1959
Onc Nona = Onc crispum X Onc varicosum 1938
Onc Sultane = Onc Boissiense X Onc Farandole 1943
Onc Palmyre = Onc Saladin X Onc varicosum 1951
Onc Boissiense = Onc forbesii X Onc varicosum 1924
Onc Farandole = Onc Comtesse De Bretonne X Onc Mantinii 1935
Onc Saladin = Onc Comtesse De Bretonne X Onc Farandole 1945
Onc Comtesse De Bretonne = Onc Boissiense X Onc varicosum 1928
Onc Mantinii = Onc forbesii X Onc marshallianum 1956
茶色半分、太短・水平下がり茶色少し、横長水平上がり・縁丸味・茶色付け根のみ
 

Onc. Aloha Iwanaga オンシジウム アロハ イワナガ
Oncidium Goldiana × Oncidium Star Wars Hybridized by Iwanaga, 1990

フジ園芸:(栽培鉢サイズ) 3.5号鉢  (草丈又はリーフスパン) 草丈20〜25cm
50cm位の花茎に、幅約3.5cmの花を多数着ける、薄葉系のオンシジウムです。
花茎が伸びすぎず、鉢物向きの品種としてもよく栽培されます。花は早めに切って観賞して下さい。
原色
別冊:草丈50cm前後、秋−春咲き、難易度易、越冬温度8℃。


オンシジウム スィートシュガー ’ミユキ’Onc. Sweet Sugar 'Miyuki'
(Onc. Aloha Iwanaga x Onc. varicosum, 1990, M. Sato)
アロハ・イワナガの子供です。Onc. varicosumに戻しているのでゴワーラムシーに近づいたとも言えるでしょう。Onc. varicosumは秋冬咲です。
花芽は不定期に上がるが、に集中しやすい(写真集)
草丈 約25cm、花の幅は約3.5cm、中輪のコンパクトな草姿のオンシジウムです。花茎の高さはです。(フジ園芸HPから許可を得て転載、写真も)
茶色半分、太短水平下がり・茶色基のみ、縦長・茶色基のみ、Onc.varicosum似か。

Onc. Sweet Sugar 'Miyuki'
オンシジウム スウィートシュガー ミユキ
Onc. Aloha Iwanaga x Onc. varicosum) Hybridized by Sato; Year of Registration or Introduction: 1990

フジ園芸
(草丈) 約30cm
花の幅は約3.5cm、中輪のコンパクトな草姿のオンシジウムです。
花茎の高さは約50cm。
原色:葉が短くコンパクト




Onc. Cheiro Kukoo ケイロククー
原色
草丈約20cm、 純黄色幅約2cmの小輪花を、分岐する高さ30cm位の花茎に多数着ける。主に冬咲きですが不定期に、年2回程度咲きます。

フジ園芸

Onc. Gower Ramsey
フジ園芸
stella



Onc. Gower Ramsey 'Shell White' 【パテント種】
オンシジウム ゴワー ラムジー シェル ホワイト
(Onc. Goldiana x Guinea Gold)
(草丈) 約35cm  (鉢を含む全高) 約60cm
黄花オンシジウムの代表種 ゴワーラムジー のバラエティで珍しい白花
メリクロン株、パテント品種です。
花の幅は約2cm、良くできると花茎が1m程度になり、分枝して多数着花させます。切り花にも向く新品種です。

フジ園芸

原色
入門

MagicChildas



Onc. Milky Way 'Yellow Bird'
フジ園芸 http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0054.html#WB1316
Onc. Milky Way 'Yellow Birds'
flexuosumxKanoa Hotta, 1984
オンシジウム ミルキーウエイ イエローバーズ
(草丈又はリーフスパン) 草丈約20cm
黄系の中型オンシジウム、ペタル、セパルは赤茶の虎斑入り。花の幅は約2.5cmで、主に秋咲きです。

フジ園芸

原色
入門:主に夏咲き


Onc. Pearl 'Spring'
原色:交配親不明

Onc. Sharry Baby 'Sweet Fragrance'AM/AOS オンシジウム シャーリー・ベイビー ’スイート ・フラグランス’
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n15.Sharry.htm
花径 3.5 x 4 cm
名前のように甘い芳香があります。
黄色の花色の多いオンシジウムの中で、特徴のある花色です。
原色
入門
別冊:茶色・唇弁白、芳香、草丈30-40cm、花茎50cm、小輪、冬−春、難易普通、越冬10℃

                         ┌ Onc. ornithorhynchum
           ┌ Onc. Jamie Sutton ┤
            │          1969 └ Onc. powellii
Onc. Sharry Baby ┤                   ┌ Onc. altissimum
      1983   │          ┌ Onc. Moir ┤
           └ Onc. Honolulu ┤    1959 └ Onc. leucochilum
                    1970 │
                       └ Onc. leucochilum

フジ園芸
オンシジウム シャーリー・ベイビー ’スイート ・フラグランス’Onc. Sharry Baby'Sweet Fragrance'
(Onc. James Sutton x Onc. Honolulu, 1983)
花径 3.5 x 4 cm、名前のように甘い芳香があります。黄色の花色の多いオンシジウムの中で、特徴のある花色です。
http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n15.Sharry.htm
Onc.Sharry Baby は1983年、Onc.Jamie Sutton×Onc.Honoluluの間に生まれた子ですが、Onc.Jamie Suttonの親がオーニソリンカムornithorhynchumでした。ピンクの小花を沢山咲かせる芳香性のランです。葉に黒斑が出やすい(寒い時期に葉に水をかけると黒点が出やすい、yorantaro)、中温性
Onc. Jamie Sutton was made from a cross of Oncidium ornithorhynchum x Oncidium powellii G2 1969
Oncidium Honolulu was from the cross Oncidium Moir x Oncidium leucochilum1970 G2
Oncidium Moir is Oncidium altissimum x Oncidium leucochilum G3

Sharry Baby 37.5% Oncidium leucochilum, 25% Oncidium ornithorhynchum, 25% Oncidium powellii, and 12.5% Oncidium altissimum




Shally Baby’Red'



Onc. Kutoo 'CT-Little Cherry'
バルブの脇の葉が3対あり、上の二対の上から元気さに応じて花茎が出ます。花の幅は1.6cmと小輪ですが、赤紫色が珍しく、枝を何本も出して群開します。
冬咲き
O. sotoanum x. Tolumnia variegata
Oncidumnia Kutoo 'Little Cherry' (Onc. ornithorynchum x Tolu. variegata)
オンシジウムの名前が付いていますが、カリブ海産のTolumnia属との属間交配種のようです。O. sotoanumは中米産の有香桃色の花でO. ornitorhynchumの異名同種とも言われています。
鹿沼土以外の植込み材料を用いてきたことや、冷害などのため作落ちし、まだバルブができたことがありません。
育ち方はバルブ形成の遅い近縁属やミニオンシジウムに似ているようです。
 


ミニオンシジウム
トゥインクル Onc. Twinkle  (Onc.cheirophorum× Onc. ornithorhynchum
小型・有香・山地産の原種同士のプライマリ交配種です。
‘フラグランス・ファンタジー’‘Fragrance Fantasy’
秋・冬咲き、バニラの香り

ピンク・パンサー PINK PANTHER Oncidium incurvum x Onc. ornithorhynchum ?
オンシディウム カイウラニ 'ピンク パンサー', Onc. Kaiulani 'Pink Panther' (Onc. flexuosum × Onc. ornithorhynchum) 1940年登録


Onc. Twinkle 'Fragrance Fantasy' オンシジウム トゥウィンクル ’フラグランス ファンタジー’
Oncidium cheirophorum x Oncidium ornithorhynchum
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n16.Twinkle.htm
花径1.5cmのミニオンシジウム、素敵な香り。
原色
入門
別冊黄色、芳香、草丈15-20cm、花茎20-30cm、小輪、冬−春、難易:易、越冬8℃




Onc. Twinkle 'Mino White'     オンシジウム トゥィンクル ミノホワイト

草丈約15cm、可憐なミニオンシジウム。花の幅約1cm、クリーム白、リップ中心部に黄色が入ります。長さ25cm位、分岐する花茎に、数10輪の小輪花を着けます。本種は強い芳香があり、魅力の一つです。

フジ園芸

シャーリーベイビー’スイートフラグナンス’
Oncidium Sharry Baby 'Sweet Frangance' (Jamie Sutton X Honolulu, 1983)





剣葉系

Onc. splendidum
原色

Onc. splendidum オンシジウム スプレンディダム

草丈約25cm、中米のグアテマラ、ホンジュラスに原生する、着生種。葉は多肉質で冬期は紫紅色に変わる。中温性のランで、過湿は根腐れの原因となるが、栽培は容易です。花の幅は約4.5cm、冬〜春咲き。

フジ園芸


厚葉系

Oncidium harrisonianum オンシジューム・ハリソニアナム
世界


Psychopsis papilio  サイコプシス パピリオ(黄)
Psychopsis papilio Yellow Strain
蘭の生活 http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
黄花同士のシブリングです。
サオコプシスは株が充実してくると花茎を出し、次々に花をつけます。
咲き出して2年目ですが、4本の花茎が有ります。
花茎は何年にも渡って、花をつけるようです。
原色
入門、花茎は数十cmでハリガネ状、不定期咲き
世界

wiki



Oncidium brunleesianum
=Baptistonia echinata
世界のラン科植物 http://cosmos.cool.ne.jp/Orchid/index.htm

Oncidium chrysomorphum
オンシジューム・クリソモルハム
世界

Onc. enderianum
オンシジューム・エンデリアナム
世界


Oncidium fuscatum
オンシジューム・ファスカタム
=Miltonia warszewiczii
世界


Oncidium hastilabium
オンシジューム・ハスティラビウム
=Odontoglossum hastilabium
世界


Oncidium hyphaematicum
オンシジューム・ヒファエマチカム
世界

Oncidium incurvum
オンシジューム・インカーバム
世界

lanceanum
入門:ギニア産、大輪で美しい色彩、乾きに強い、夏咲き

Oncidium leucochilum
オンシジューム・リューコキラム
世界

Oncidium sarcodes
オンシジューム・サルコデス
世界

Oncidium tigrinum
オンシジューム・チグリナム
世界

参考書
原色洋ラン写真集 誠文堂新光社
決定版失敗しない洋ラン入門 主婦の友社
別冊NHK趣味の園芸 ラン 初めて育てる
ホームページ
以下などのホームページを参考にしたり、説明や写真を転載させていただいています。
花図鑑 http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/ogyou.html
大場蘭園 http://homepage2.nifty.com/BRB51716/Onc.htm
蘭の生活 http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
Orchid photo gallery http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/n15.Sharry.htm
フジ園芸 http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/bloom/b0054.html#WB1316
ranshop http://ranshop.jp/otheroncp2.htm
蘭釣り http://www.geocities.jp/gonnbeltusa/newpage127.htm#2Oncidium longipes99
蘭好きのページ http://plaza.rakuten.co.jp/nakaran/diary/200705100001/
世界のラン科植物 http://cosmos.cool.ne.jp/Orchid/index.htm

2009.2.11オンシジウム図鑑に改題、種・写真網羅

3.オンシジウムの育て方
蘭の生活より転載させていただきました。、http://niwanohokuro.seesaa.net/category/4497086-1.html
オンシジュウム薄葉タイプの栽培
オンシジュウムのうち一般的に薄葉タイプ
といわれるものは色々有りますが、
原種では、フォーベシー、オブリザタム、マクラタム、
フレクスオスム、スファケラツム、オーニソリンカム、
クロエサス、ロンギペス、コンカラー、ケイロフォルム
といわれています。。
同じ薄葉タイプに分けられていても大型種と小型種
葉の大きいものと小さいものでは栽培は少し違います。

どの種類の植物でも葉が大きく薄いものは、
直射日光が苦手で、水を好むようです。

新芽が伸び始めたら、水をたくさんやります。
からからにはしないようにします。
もし植え替える必要な場合はこの時期にしますが、
植え替えた株の水遣りは、新しい根が出るまでは、
かなり控えめにします。。
成長期の水はたっぷりなのですが、
クロエサス、ロンギペス ケイロフォルムなど、
バルブや葉が比較的小さいものはかけすぎは禁物です。
株の状態を良く見て乾いてから掛けるようにします。

植え替え後、水を控えめにと言うことも一概には言えません。
昨年4月に調子の悪いオブリザタムを二株植え替えました。
植え替えて、水を控えていた株はどんどん悪くなっていき
水を切らさないようにしていた株は元気になりました。
オブリザタムは常に水を切らさないようにすることが
大事のようです。

このタイプは新芽がやわらかく腐り易いので、
深植えをしないように、また、水やりの時は
新芽にかからないようにすることが大事です。
かなり育ってからでも新葉の間に水が残ったりすると
腐ることが有ります。
直射日光は嫌いですが、木洩れ日や、自然の風は
必要です。

肥料は、カリ分の多い固形肥料を成長期にやります。
夏のカイガラムシやアブラムシ、ハダニには、
オルトラン粒剤を5月頃にやります。

成長が終わり、花芽が見えてきたら
少し水遣りを控えますが、
あまり気にしなくても大丈夫です。
花芽がどんどん伸びだしたら、
花芽が駄目にならないように、環境を変えないようにします。


ロンギペス、ケイロホルムなどは
鉢で大株にすることはなかなか難しく、
私はコルクにつけています。
ロンギペスは冬の日当たりも大事で、
日光が不足すると花が咲きません。



複茎種で、親株の元から新芽が出て、伸びると基が太くなってバルブができます。
丈夫で、
冬の温度:中温種ですが低温にも耐えます。
遮光:直射日光では日焼けするのでやや遮光が必要です。
子株は次第に高くなっていく傾向があり、根が空中や鉢の外にはみ出します。
根が細くて多いので、ミズゴケでは植え替えの手間がかかるため、バーク植えの方が手軽です。
病気:葉に黒い斑点が出て黄色くなることがあります。上のシャーリーベイビーは葉に黒斑病が出やすい品種とされています。


4.オンシジウムの花の咲き方
(1)店頭の開花株:バルブが大きくその脇から長い花茎が出て、枝分かれし花が付いています。
(2)二番花開花が不定期で、新しいバルブが充実すると季節を問わず花が咲く傾向があります。
秋に咲いた例では、新芽が親株の元の高い所から出たものに花が付きました。

花が全部咲いても花茎が緑のままだと、しばらくして元近くからまた枝が出て花が咲きます。


新しいバルブが生長すると、すぐに花が付くようです。一度咲いたバルブには咲きません。
バルブが大きくなっても花がつかないのは、日光不足や冬の低温が原因のようです。
交配種のアロハイワナガは、不定期で良く咲き、花もちが良いのも特長です。

5.オンシジウムの根
子株の元からは沢山の細くて白い根が出て、先端が緑で、特に子株の根元が空中にあるため根も盛んに空中に伸びます。
冬に低温だと、休眠して、根の先の緑の根冠の部分が無くなります。

Onc Aloha Iwanaga = Onc Goldiana X Onc Star Wars 1990
Onc Goldiana = Onc flexuosum X Onc sphacelatum 1940
Onc Star Wars = Onc Varimyre X Onc Nonamyre 1977

Onc flexuosum = species Onc sphacelatum = species

Onc Varimyre = Onc Sultamyre X Onc varicosum 1963
Onc Nonamyre = Onc Nona X Onc Sultamyre 1964
Onc Sultamyre = Onc Sultane X Onc Palmyre 1959

Onc varicosum = species

Onc Nona = Onc crispum X Onc varicosum 1938
Onc Sultane = Onc Boissiense X Onc Farandole 1943
Onc Palmyre = Onc Saladin X Onc varicosum 1951

Onc crispum = species

Onc Boissiense = Onc forbesii X Onc varicosum 1924
Onc Farandole = Onc Comtesse De Bretonne X Onc Mantinii 1935
Onc Saladin = Onc Comtesse De Bretonne X Onc Farandole 1945

Onc fobresii = species

Onc Comtesse De Bretonne = Onc Boissiense X Onc varicosum 1928
Onc Mantinii = Onc forbesii X Onc marshallianum 1956

Onc marshallianum = species


以下は、素人園芸解説 オンシジウムより転載させていただきました。http://heboen.hp.infoseek.co.jp/youran/onc.html
オンシジウム属は、大変種類が多く、「薄葉系」「厚葉系」「剣葉系」「棒葉系」の四系統に大別される。ここで取り上げているのは、切り花やギフト品でおなじみの「薄葉系」である。
薄葉系オンシジウムは、楕円型の扁平なバルブを持ち、しなやかな薄い葉を付けるのが特徴。性質が丈夫で育てやすい。花色は、原種・交配種を含め、黄色が多いが、紅色や赤褐色もある。
園芸品種が多いが、よく見かけるのは、「アロハ・イワナガ」「ケイロ・ククー」「ゴワー・ラムゼイ」「シャーリー・ベイビー」「スイート・シュガー」「トゥインクル」「ミルキー・ウェイ」など。
薄葉系の主な原種には、オーニソリンクム、オブリザツム、ケイロフォルム、フォーベシー、フレクスオスム、ロンギペスなどがある。
小輪多花性系統のオーニソリンクムやオブリザツム、ケイロフォルム、「ケイロ・ククー」、「トゥインクル」などは、やや暑さを嫌うので、真夏は風通しのよい涼しい日陰で管理する。
種類によっては、毎年、新芽の位置が、少しずつ斜め上にせり上がるため、放置すると、勝手に鉢から出て行ってしまったり、鉢が不安定になったりする。そうなる前に植え替えるか、せり上がった部分だけを切り取って株分けする
花茎が伸びている間に、小さなガの幼虫が、つぼみや花茎の先端部を食害し、開花しなくなることがある。つぼみや花茎の内部に入り込んでおり、見つけにくいので注意する。
切り花の水あげはよいが、乱暴に扱うと花が落ちやすい。
オドントグロッサムやブラッシア、ミルトニアなどと近縁なので、下記のような属間交配種(人工属)が作られている。オンシジウムの血が濃い種類は、耐暑性が強く、花茎が分枝して、たくさん開花する傾向がある。
イオノシジウム…オンシジウム×イオノプシス
ウィルソナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×コクリオダ
オドントシジウム…オンシジウム×オドントグロッサム
コルマナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×ミルトニア
ハウエアラ…オンシジウム×レオキルス×ロドリゲッツィア
バケララ…オンシジウム×オドントグロッサム×ブラッシア×ミルトニア
ブラゲアラ…オンシジウム×オドントグロッサム×コクリオダ×ミルトニア
ブラッシジウム…オンシジウム×ブラッシア
マクレラナラ…オンシジウム×オドントグロッサム×ブラッシア
ミルトニジウム…オンシジウム×ミルトニア
薄葉系以外の系統(厚葉系・剣葉系・棒状葉系)については、簡単に触れる程度とする。いずれも多肉質の葉を持ち、乾燥に強いので、一貫して乾き気味に管理する。また、強い日光を好むため、高温期以外は遮光しない。寒さに弱いので、越冬温度は最低13℃欲しい。
厚葉系…スプレンディドゥム、ナヌム、ハリソニアヌム、ランセアヌムなど。葉が厚く多肉質。現在はトリコセントラム属として独立している模様。
剣葉系…バリエガツム、プシルム、プルケルムなど。葉が短い剣(または鎌)状。葉が幾重にも重なり、明確なバルブを持たない。空中湿度を好む。
棒状葉系…ジョネシアヌム、ミクロキルム、ロンギフォリウム(セボレタ)など。葉が棒状。最も強光と乾燥を好む。
クラメリアナ、パピリオ、ベルスティーギアナは、以前は、厚葉系オンシジウムの中に含まれていたが、現在はサイコプシス属として独立している。強い日光を嫌い、高い空中湿度を好む。こちらも耐寒性が弱いので、冬は最低13℃を保つ。


以下は、「蘭」−「開花株の取り扱い」−「オンシジウム」から転載させていただいた、全体および各種の栽培・開花例です。
http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/FlowerTreatment.htm
2008.12.12
入手後1ヶ月は咲いている。コーン状の緑色植物体のてっぺんに葉っぱが2枚ほど出ている。そのコーンの根元にある葉の間から花茎が伸びて樹状に広がり多数の黄色や茶色の混ざったような1〜4cmの花が咲く。片手で持てるほど小さな鉢から、両手で抱えるような寄植までいろいろ。

略号 Onc. 420種以上がフロリダ、メキシコからブラジル、アルゼンチン北部にいたる、熱帯亜熱帯に広く分布する着生ラン。属名はギリシア語(つづりはラテン語でも属名の語源の多くはギリシア語が多い)のonkidion小さなこぶ、により、唇弁基部に小さな突起があることからつけられた。 代表種はOnc. varicosumであり、よく見かける黄色いオンシジウムの親になっている。

原種
Onc. cheirophorum オンシジウム・ケイロホルム

2002年11月30日花工場にて819円

パナマとコロンビア原産。

Twincleに味をしめてまっきっきの花を気に入り、1週間探して合見積をとりつつつぼみだけの株をTwincleを買ったのと同じ店で購入。丸富園の作出である。なぜか電話番号が手書きだった。2.5号鉢に花茎3本。開花は1週間ほどしてからだったろうか。

一部先行して茶色にしおれつつ咲いていた。

2月22日新芽がいくつか出ている。3月20日どうも根腐れなのか新芽がしおれている。植え替えが必要か。3月21日植え替えた。鉢を3号鉢に一回り大きくした。

9月末から花茎がでてきた。5本ほどあるようだ。

11月10日玉のようなつぼみがぽこぽこついている。もうすぐ開花だ。ところどころ蕾になり損なった箇所がある。

11月28日丸い蕾がぱかっと開花した(第一回)。香りはくさい部類ではないだろうか。

2004年1月5日になってもあまり衰えていない。

2月3日オンシジウム・ケイロホルムの新芽が鉢の壁面にあたっていたため植え替えを行った。今後は「阿蘇山植え」でゆく。鉢をカルデラに見立て、中央に盛り上がりをつくって植えるというやりかたに勝手に名前を付けただけである。今回は平鉢3号を投入した。小さい株に通常の3号だと鉢が目立つのであるが、平鉢だとなにやらいい感じなのである。平鉢をむやみに買い込んでしまったのでいろいろ試してみたい。平鉢はラン展ですら見かけないほど珍しく、ホームセンターは皆無で、あのM園にも置いていない。ランの専門店にいって初めてお目にかかる。この正月に「アルバオーキッド」で安く多量に仕入れたので今後もあそこで仕入れる。何でもかんでも平鉢でいいかと言えばそんなことはないのであろう。需要がないから珍しい、と考えるのが自然である。カトレアの原種に使っているのを見るくらいである。駄温の平鉢は安くてありふれている。

4月23日新芽が11もでている。どれも元気そうだ。

7月18日涼しい棚をつくって移してからさらに元気になったようだ。11月7日申し分ない数の花茎が出てきている。

12月29日開花(第2回)。2005年1月15日ほぼ満開になった。大変きれいな黄色である。結構長い期間咲いていた。

4月29日新芽がわらわら出ている。すごい数だ。10月8日今年は株が健康にみえる。元気にしっかり育った。11月から花芽がみえてきた。

2006年2月18日花芽はいくつかあるがつぼみが育たない。株は元気そうだが混み合っているからかもしれない。5月4日さっぱり咲かなかった。

2006年6月14日北海道S氏に異動。



Oncidium croesus Rchb. f. 1857 オンシジウム・クロエサス

花径4.5 cm。ブラジルの低温から高温までの領域に分布する着生種。花茎は15cmほどで、春から初夏にかけて(といいつつ冬に咲いたが)ジグザグに多花をつける。この種はしばしばOncidium longipesの花が大きくより色の濃い変種と考えられてきた。 異名:Oncidium longipes var croesus [Rchb.f] Veitch。育ててみると花茎は短く、2花を冬につけたのでなにやら記述と妙に異なる。

2004年9月5日豊橋蘭友会配布苗500円(参加費)

 中高温性。遮光60%以上。花付がよいらしく花茎が出た後が多い。リップ以外が茶色でリップが黄色という面白い色合いの花がつく。

 9月にプラポットから植え替えた。

 2005年1月15日つぼみを見つけた。29日に開花。花も良いが、根がええかんじである。10月8日あまり発展したという雰囲気はない。

 2006年3月11日ちょっとだけ開花。毎度あまり盛大ではない。5月16日 北海道S氏に異動。



Onc. longipes  オンシジウム・ロンギペス

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 ちっこいかぶの切れ端をむしってもらってきた。2.5号素焼鉢に植えた。10月8日枯れずに元気そうだ。

 2007年4月7日もらったときのまんまとみえた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

 5月26日ついこの間I氏からもらった株やらそれ以前にもらって育てていた株やら区別がつかない。まあ咲いてくれたのだからいいか。



Onc. obryzatum オンシジウム・オブリザタム

  Oncidium obryzatum Rchb. f. 1854は、Oncidium klotzscheanum Rchb. f. 1852 を参照のこと、とある。なんと有名なオブリザタムは異名だったのだ。

オンシジウム・クロツシュエアナム Oncidium klotzscheanum Rchb. f. 1852

通称: Klotzschのオンシジウム[ドイツのHerbarium Director(なんじゃ)]

花径 3.75 cm。コスタリカから南はエクアドルの1200-1500mの低い山地の翳った枝に生える中低温性着生種。扁平なバルブが接するように連なる。花茎はバルブの基部から30-120cmのび春や秋に多花をつけて咲く。夏場は涼しい場所で育てる。成長期に水を多くやる。

異名: Oncidium angustisepalum Kraenzl. 1922; Oncidium brenesii Schlecter; Oncidium fulgens Schlecter; Oncidium graciliforme C. Schweinf. 1938; Oncidium obryzatoides Kraenzl. 1922; Oncidium obryzatum Rchb. f. 1854; Oncidium sclerophyllum Kraenzl. 1922; Oncidium varians Schltr. 1923

2004年5月8日明幸園580円(←3000円)

きりりとしたバルブに高く長い花茎がのびてけぶるような花がつくカッコイイオンシという印象があった。1バルブでいいから欲しいと思っていたのである。11月あたりからつけねらってやっと5月になって見切り品が出てきた。あまり大きくない株が800円、シンビジウム並みの大株が580円だった。迷わず安い方を買った。

長さ60cm以上、広がりのある花茎は9本もあった。まだ花が無数についていて、花がぼろぼろ落ちてくる。園芸支柱が9本、それぞれ4カ所で止めてある。これは相当手間がかかっている。てっきり寄せ植えだと思っていたのだがなんと1株だった。

鉢からは簡単にはずれた。活動が弱っているとはいえ多量の根がある。バークの小粒植えであった。これをぼそぼそおとし、古い根をむしった。バケツに水を入れてざぶざぶ洗うことすらやった。株が大きすぎるので2つにぶった切った。花が今後ぼろぼろおちてくるため最も長い花茎1本だけをのこしてみんな切り落とした。それぞれの株は3号と3.5号の素焼鉢にしっくりと収まり、水苔+杉皮で植え付けた。1株は北海道S氏にもらってもらった。

 6月19日新芽は3つほどある。順調である。

 7月18日涼しい棚をつくって移してからさらに元気になったようだ。

11月7日花茎は5本ある。

2005年1月14日開花(第一回)。28日こんなに盛大でよろしいものだとは思わなかった。時々ほれぼれと見ている。4月中ごろまで咲いていたOnc. obryzatum。10月8日花芽2本、まだ出るかも。11月にさらに出た。

2006年1月22日開花。多くの花茎が伸び悩んだが、大変きれいに咲いた。

5月4日古バルブをむしった。新芽は4つほどあり、順調である。玉肥を置いた。10月14日分けた2株にそれぞれ花芽を確認した。

2007年2月4日開花。

5月20日ヒーヤンに1株もらっていただいた。もう一株ある。



Oncidium ornithorhyncum H.B.K. 1815  オンシジウム・オルニソリンカム

花径 2 cm。北部中央アメリカの標高1500mまでの湿った森林に産する低中温性着生種。密に連なる卵形の6cmのバルブができ、20cmの葉2枚が頂点から生える中型のオンシジウム。基部から垂れがちの60cmの花茎がでて、分枝して多くの芳香のある花を密につける。うまくつくると年に1度以上咲く。

通称: 鳥のくちばしオンシジウムなどとよばれている(The Birds Beak Oncidium)

2003年1月3日春花園にて290円(←580円)で購入

桃色で香りがよいというオンシジウムでは珍しい重要品種。交配に多用される。

えー、これが290円?なにかの冗談では、という買い物だった。

かなり大きなバルブに大きな花茎2本がでて花が盛大に咲いている。かなり香る。ビニールポット2.5号に入って売られているので趣味家向きだろうか。バルブの上に小バルブがのっかっている。小バルブの付け根に穴があり、内部が黒いのが気になる。よく育ったバルブではこういうものが出来ている。

1月4日家でビニールを取ると重たげな花茎2本が左右に広がって場所を取る。香りはかなりよい部類である。1月5日新芽を見つけた。

2月7日素焼鉢3号に植え替えた。6/19新芽は2本が順調に伸びている。

 7月18日涼しい棚をつくって移してからさらに元気になったようだ。8月15日花芽を4本ほど見つけた。8月28日一本がなぜかとれた。

 11月7日そろそろつぼみが見えてきた。12月26日まだ咲かない。時々つぼみが落ちる。気むずかしいやつだ。

 12月28日開花。花は少ない。なにか失敗している。

 2005年3月28日生育が思わしくなかったのでやってしまうことにした。鉢が大きかったようである。防虫網のかわりに杉皮を穴にあて2.5号鉢にミズゴケと椰子ガラで植えた。10月8日花芽3本ほど。

 2006年1月11日今年はあまりつぼみも落ちずにまとまって咲いた。6月14日北海道S氏に異動。



Onc. phymatochilum オンシジウム・フィマトキルム

2004年10月12日堺市H様よりいただいた。

ブラッシアぽい形のオンシ。「花茎は50cmから1.5m」!?

2005年4月17日3号素焼鉢だったので、広そうに見えた。コンポストの劣化もわからないので植え替えた。葉のないバックバルブをとり、2.5号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。10月8日新芽は3つあり、1つが大きく育った。

2006年10月15日かわらず。

2007年4月1日長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。3号素焼鉢にミズゴケで植えつけた。



交配種

Onc. Twinkle オンシジウム トゥインクル

 2001年11月23日三田市ウッディータウンの「花工場」にて480円で開花株を購入。

花茎が2本でて花盛りであった。甘い香りがよい。Oncidium Twinkleはいろいろな本でお目にかかる有名品種だ。「洋ラン ポケット事典」唐澤耕司、小笠原亮著、NHK出版、1999.によれば、「Onc. Twinkle  (Onc.cheirophorum× Onc. ornithorhynchum )1958年登録、オルニソリンクムの交配種で小型の花を無数につける。花茎は細いながらも直立し枝ぶりもよい。香りがあり、小鉢品種としては鑑賞価値が高い。秋〜冬に開花。」とある。

一年目:12月10日に花が散ったので花茎を切った。新芽がすでに2つ大きくなりつつある。花が終わった後、素焼の2.5号鉢に植え替えた。その後すくすく育っている。

2002年7月7日、花芽が2本出ているのを見出した。秋冬咲きと聞いていたのだが。その後、花茎は3本に。別のバルブからも1本でてきた。小さな鉢が花だらけになりそうだ。さらに花茎が出てそれぞれのバルブに3本ずつ、合計9本で確定。Twinkle恐るべし。しかし9月になってもつぼみらしいものは現れない。10月になり、枝がどんどん出てくるようになった。あたかも株が2まわりも大きくなったようである。しらずに9つある花芽の1つを折っていた。

10月18日ほれぼれするほど壮観な鉢になった。全部咲けばすごいだろう。香りも期待できる。10月27日やっとつぼみが膨らみ始めた。花芽が出始めてからたっぷり3ヶ月もかかるとは。開花までは4ヶ月くらいかかるわけで、悠長な植物である。新芽が出てきたなあ。

11月24日開花。ざっと5ヶ月近くかかった。ぽつりぽつりと咲く。

11月30日満開である。すごい。見事というほかはない。2.5号鉢がこれほど豪華になるとは。78mmの鉢の上に30cmの花が広がっている。

12月もう新芽がでている。やはり環境が悪いのか比較的早く散ってしまったようだ。27日間12月21日に終了。

2003年7月5日元気に育っているのだろうとほったらかしである。8月葉がかすれたようになっている。ウイルスの疑いもある。昨年より大きいが花芽が遅いようだ。

9月末から花茎がみられ、10月11日に数えてみると13本くらいあるようだ。

11月28日花茎は13本で昨年より4本多い。どれも稲穂のように多くのつぼみを付けている。葉の痛みは進行せず株はよい状態にみえる。ウイルスではなかったようだ。ウイルスと間違えられて処分される株もあるのではないだろうか。

2004年1月6日満開の状態を長く保っている。

2月7日素焼鉢平鉢3.5号に植え替えた。

4月23日新芽が11もでている。

 7月18日涼しい棚をつくって移してからさらに元気になったようだ。8月16日葉っぱは相変わらずだ。11月7日例年並みの仕上がり。12月14日開花。今回も大変美しく咲いている。過去最高の状態かもしれない。

2005年1月29日とりあえず越冬中。10月8日不健康ながらバルブも増えて花芽が出そうだ。11月花芽はでたがあまり調子がよさそうには見えない。来年は植え替えが必要だ。

2006年1月10日開花。花の数は激減した。

4月1日不振のOnc. Twinkleを植え替えることにした。あきらかに植え付けミスと思える。かつて鉢から盛り上がっている状態で植えてしまったのだった。蘭には迷惑なチャレンジだったことだろう。ばらしてみると根がおおくて難渋する。そのまま3.5号鉢に、とおもったがあまりにも芸がない。また不調になる可能性が高い。分けてよけいな古バルブは取ってしまうべきと思えた。ゆっくりほぐしていたがそのうち業を煮やして引っぺがすようにわけた。ヘタになったと思う。3つにわかれて2.5号鉢1つと2号鉢2つになった。

10月15日3鉢目にも花芽が出て3鉢が出そろった。生育は相変わらずあまりよくない。

2007年4月7日植え替えをした。一貫して弱り続けた株であった。ほとんど打つ手がない。標準的な2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Onc. SharryBaby ‘Red’ オンシジウム・シャリーベイビー‘レッド’

2002年4月13日、神戸らん展にて沖縄の仲里園芸で500円の苗を購入。

Sharry Babyは多くの本やWebでよく紹介されている有名品種だ。見本株はチョコレート色の花で甘いよい香りがする。年内に開花予定とかいう苗である。こういう香りのものを欲しいと思っていた。新芽が別々の方向に2つ出てきているので仕上がりがにぎやかになりそうだ。どうもぼうぼう生えるらしく、大きな株になりやすいという。

10月18日大きな芽が2つまだ成長中だ。11月26日まだ何も出てこない。1月4日やっと新芽が2つ出てきた。これからまだまだかかりそうだ。

2003年2月22日どうもこの一年は空振りだったようである。

4月7日新芽は鉢に振れると茶色になってしまうのだろうか。植え替えと株分けの必要を感じる。4月11日に3号と2.5号素焼鉢に植え替えた。

4月21日分けた株2つとも花芽を出しているのを見出した。喜ばしい。

6月6日開花。9日もう一株も開花。香りはしない。しばらくして甘い(チョコレートの香りと言われている)素晴らしい香りがした。時季はずれなのか開花期間16日、及び19日で終了した。8月それぞれしっかりした新芽も出て順調に生育している。

11月23日堺市のH氏に17株を譲渡し、その中の1株としてもらわれていった。

2004年2月1日新芽2つに軟腐病が出た。こういう症状はケイロホルムでも出たことがある。植え替えを行う必要を感じた。生育がよく、きれいに咲いたオンシジウムはバルブの基部が浮き上がっていたように思う。基部が鉢のへりより下で、新芽が縁に当たりそうな植え付けがよくないようにみえた。鉢を引っこ抜くと元気のよい根が一杯にまわっていた。水苔の痛みもほとんどない。同じサイズの新しい鉢に鉢かけを通常の3倍と多めに入れた。バルブの基部が鉢の縁と同じ水準に置き、ウオータースペースを15mmとる。こうするとあたかもカルデラから盛り上がる阿蘇山のような植え付けになる。こういう植え方をしたかったのである。

4月花芽を見つけた。すぐにしけた。

11月7日このたびは立派な花茎に多くの枝分かれとつぼみが付いている。11月24日開花。大変立派に咲いた。香りもよかった。

2005年株分けをして6月10日静岡市K氏に2つの片割れを贈った。10月8日健康に育っている。

誰かに差し上げて記録し忘れている。



Onc. Sharry Baby ‘Sweet Fragrance’ オンシジウム・シャーリーベイビー ‘スイートフレグランス’ 

2004年5月18日堺市のH様よりいただいた

チョコレートの香り。まだ咲いていないとのこと。かなり有名な固体。一目見て巨大なリカステではないかとおもったほどバルブが立派だ。香りもすばらしいらしいが雄大である。

8月1日新芽3つばかりが育っている。

2005年10月9日大きくはなるがなかなか出ませんねえ。

2006年5月4日花芽を1本みつけた。6月20日開花。良い香りだった。10月12日北海道S氏に異動。



Onc. Super Star ‘Sophia Beauty’  オンシジウム・スーパースター‘ソフィアビューティー’

2004年4月4日 神戸らん展 ヒロタインターナショナルフラワーにて2株500円

ブラサダとこのオンシジウムをセットで500円、というつもりで購入したのだが、つかんだときミスったらしくおなじオンシジウムを2つ買ってきてしまった。ショックである。まあすばらしいオンシを二株つかんだに違いないと思い直す。プラポットでは育てにくいのではずして余分なみずごけをはずし、2.5号素焼鉢と2号素焼鉢に(どちらが最適か判断しづらい)ミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

8月1日新芽のバルブが大きくなり次の新芽が育ちつつある。

2005年10月9日小さい花芽が1つでている。

2006年8月31日開花。

2007年4月1日植え替えをした。はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると根の生育が悪く、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2号と2.5号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。



Onc. ornithoryncam x flexosum オルニソリンカムxフレクソサム

2003年9月7日豊橋蘭友会250円

オルニトフォーラと3株セット500円というとんでもない安値だった。見た目はOnc.Twincleに似ている。親が共通だからであろう。もう一株Onc.スイートシュガーはジョニママさんにもらっていただいた。

かみさんの好みの花が咲きそうである。花茎がいくつか上がっている。

10月11日つぼみが膨らんできた。なかなか見応えがありそうである。

Onc. flexosum × Onc. ornithoryncam = Onc. Kaiulani 1940年登録, という記述をネットで見た。交換法則は成立するのであろうか。

10月18日頃には開花していた。Twincleをうす紫色にしたような花であるが香りはほとんど感じない。11月8日昼間チョコレートのようなよい香りがすることが分かった。アップの写真を見ると妙な装束をした人のように見える。花は1ヶ月以上さいていた。なかなか結構なオンシジウムだった。

2004年早くも花芽が5本出てきた。

 7月18日涼しい棚をつくって移してからさらに元気になったようだ。

11月7日ほころび始めた。8日開花(第一回)。あまりインパクトはないが長く咲いてくれた。

2005年4月17日素敵な新芽が3つある。2年経ちコンポストの劣化もわからないので植え替えた。葉のないバックバルブをとり、2.5号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。10月8日花茎6本で今年もよい調子だが、新芽が育つのも同時平行だ。11月28日開花(第2回)。

2005年5月4日新芽が大きく順調に育っている。大変育てやすいオンシジウムである。

2006年11月25日開花。

2007年4月1日植え替えた。長期間植え替えをしていなかったと思い、はずしてみるとよい根がはっていた。新芽の込み合いを避けてわけると3株になった。それぞれ2.5号素焼鉢3つにミズゴケで植えつけた。

1株みかけたが、他はどこへいったのか。



Onc. Gower Ramsey ‘Stella’ オンシジウム・ゴワーラムセイ ‘ステラ’

2004年10月12日堺市H様よりいただいた。

有名交配種。12月26日バルブがよく育っている。

2005年4月17日ウオータースペースがなかったので、更新のため、2.5号素焼鉢に杉皮のふたをしてミズゴケで植えた。9月10日花芽を見つけた。10月8日60cmで分岐を始めた。11月7日開花。貸し出して大変喜ばれた。

2006年10月1日開花。

2007年8月4日 1mクラスの巨大な花茎が伸びてきている。9月4日開花。例年より早いのか。



Onc. Jiuhbao Gold ‘Tainan’ SM/IOK オンシジウム・ジウバオゴールド ‘タイナン’

2005年1月9日滋賀洋らんフェスタ2005のらんの家にて 800円

らんの家に、大きい花がぼこぼこつくオンシジウムの展示株があり、「2作苗800円」とあった。姿はふつうのオンシジウムなのだが、大きさがすごい。花がとても大きい。株も全体で1mくらいあり、かなり大きい。こういうものが咲くところを見てみたいとつい買ってしまった。最後の1つだったらしい。手に取った株は、なんじゃこりゃという大きさで、バルブは花のリップ(I氏はエプロンといっていた)に載りそうなほどだ。まあ将来を楽しみにしていよう。

2005年4月3日プラ鉢で新芽があり、大きくなりつつあったので植え替えた。コンポストが少々痛んでいたのでよい選択だったと思う。杉皮で穴をふさぎ2号素焼鉢にミズゴケ、杉皮、椰子殻チップの混合で植えつけた。10月8日まあ順調に大きくなっているようだ。

2007年4月7日植え替えた。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Onc. Magic ‘Hildas’ オンシジウム・マジック ‘ヒルダス’

2005年1月9日らんの家 700円

 赤い花が印象的だったのでつぼみ付きを買って帰った。コンポストがなく、根が直接素焼鉢にしがみついている。

 2005年1月19日開花。たいそう美しい。2005年1月29日3つのうち2つまでしおれた。写真撮影をした。少々しおれるのは早い。10月9日とりあえず元気に育っている。11月27日花芽が見えた。

 2006年2月18日つぼみが見分けられるようになってきた。

 3月10日開花。一旦終わったともおかわりがでてきて5月4日なお咲いていた。

 2007年スゴイネで素焼鉢に植えた。



Onc. Sweet Sugar? スイートシュガーらしい

2001年3月4日 国際蘭展東京ドームにて333円で購入。2002年に3株に分かれた。

一年目:素焼きの3号鉢に水苔で植えた。新芽が買ったときからあり、これがすくすく育つ。古いバルブの葉っぱでもよい色をしているので緑の美しい。株自体が均整のとれた姿をしている。5月末時点でこの調子なら確実に開花することを確信した。6月10日バルブが姿を現してきた。調子がよいようだ。ここで出向が終わり、実家にかえった。

7月、そろそろ花芽が、と期待して待つ。バルブがまるまると太って立派になったが、7月末に花芽の代わりに新芽がでてきてしまった。今後どうなるのかよくわからなくなってしまった。(たぶん窒素肥料を効かせすぎたらしい)

10月中頃新たな芽はバルブとして完成し、中頃に花芽がでてきた。10月31日には長さ15cmほどになり、つぼみらしいものもみられるようになった。 

11月13日そろそろ開花というところまでつぼみが大きくなったものがみられる。花茎はいくつも分岐しており、どこまで広がるのか見当がつかない。

じわじわつぼみがほころんで、3日がかりで12月6日に開花(第一回)。よく見かけるものよりも大きめの花だ。地面に水平に広いリップが広がっている。正月早々母親に落っことされてしまい一部切り花になる。1ヶ月は余裕で美しく咲いている。3月に入っても花があり、3ヶ月も咲くということがわかった。オンシジウムにはまったような気がする。

二年目:このままでは新芽が空中に浮きそうだったため4月だったかに株分けをした。2株に分かれた。バックバルブを水苔で巻いてビニール袋に入れて1ヶ月ほどつるして置いたところ芽が出てきたので、このバルブを5月15日に2.5号鉢に植えた。

8月4日早くも花芽が10cmも出ていることに気がついた。3ヶ月くらい早い。昨年は、春からのバルブが完成したときに次のバルブが出てきて肩透かしをくったのだった。思うにバルブが完成したときに窒素肥料が多かったためではないだろうか。今年は気をつけてリンを効かせていたのであった。

9月3日開花(第2回)。開花株も出回っている。9月20日に満開になった。豪華である。10月18日花弁がうすくなってきている。そろそろおわりか。20日に終了48日間の開花だった。

10月31日教えてくれる人がいて、Onc. Sweet Sugar ‘Emperor’のようにみえる、とのこと。オンシジウムはまだ見分けが付かないので、もしわかるとすれば相当な御仁と見た。よそ様のスイートシュガーを見るとひだの付き方がなるほど似ている。

2月22日新芽が出て丸く育った鉢もある。

4月11日バックバルブの株からひょっとしたら花芽?というものがでてきている。7月5日ものすごく大きなバルブになったが花芽は出ず、新芽に引き継がれた。9月6日どーんと立派な花茎が出ていた。2本でている。これは豪華な株になりそうである。10月11日つぼみがほころんでいるようでなかなか咲かない。10月12日開花(第3回)。次第にわらわら咲いて25日にほぼ満開になった。

ふと見るとバックバルブで増えた分け株が2つもあった。それぞれ花芽が出ている。律儀によく咲くオンシジウムである。

11月26日第二株が開花した。そのまま2004年1月5日満開の状態を保っていた。

第3株はM氏にもらわれていった。この3株をみるにオンシジウムというのはなんと嬉しい植物であろうかと気をよくして一気に増えてしまった。

2月3日新芽が見つかり、バルブにしわが寄っていたため植え替えを行った。かつて古バルブからバックバルブ伏せで増えた一株である。この個体は増えて3株あったが、3株とも見事に咲き、1株もらわれていった。この株は同僚の部屋で65日間も咲いていたものである。花茎がよく展開して見応えがあったが3号鉢で、株に較べて鉢が大かった。はずしてみると根腐れほどではないが根の回りが悪い。屋外で水苔をかっさばいて、芽もでそうもないバックバルブ2つをひんむいた。これを3号より小さい2.5号鉢に「阿蘇山植え」で植え付けた。バルブの根の出るところが鉢の縁より3mm高く、一方でウオータースペースは9mmの深さがある。この間わずか10分。はやけりゃいいてものではないが手慣れたものである。

この株は姿がすばらしくよいように感じる。「阿蘇山植え」で株の姿がさらに引き立つ。オンシジウムはバルブといい、葉といい株の姿が好みなのである。しかしこうやって気合いを入れて仕立てたのであるが、人様に差し上げるリストに入っているのであった。

オンシジウム類は夏場ウィルスの疑いをかけられ、隔離されていた時期がある。これは一大事と、ウィルスの本を読んだり情報を集めたりした結果、どうも違うということで放免され、どれもその後大層美しく咲いたという経緯があった。雨が多かったのでオンシジウムのいくつかが期を同じくして葉を痛めた、というのが原因らしい。いまはどの株をみても「どうしてこれをウィルスだと思ったのだろう」というところである。

6月29日花芽をみつけた。

7月18日かなり強力で太い花芽である。とうとう遮光材まで花芽が到達してしまったので場所を変えた。

8月1日つぼみが膨らみまもなく開花である。昨年より2ヶ月ほど早い。開花期はちゃらんぽらんなのだろうか。8月6日開花(第4回)。今年もたいそう立派な鉢になった。

12月26日新芽が出てきているが生育はあまりよろしくない。

2005年9月2日に開花(第5回)してみると昨年とあまり変わらず盛大に咲いていたOnc. Sweet Sugar?。10月9日まだ咲いている。

2006年2月18日新芽が大きく伸びてきた。5月4日新芽は2つ。

2007年4月1日植え替えと株分けをした。はみ出して扱いにくくなっていたのではずしてみると、根の生育が悪く、鉢が3.5では大きかったのか、杉皮と相性が悪かったようだ。2株になってしまい、それぞれ2.5号素焼鉢にミズゴケで植え替えた。

5月30日開花。6月18日堺市H氏にもらわれていった。

8月4日のこった1株に花芽が出た。

8月11日庭のカラーの下に放り投げていたバックバルブから新芽が出ていたのをプラポットに植えた。2株になってしまった。

8月29日開花。



Onc.「旭」不明 

たたき売りオンシジウム2 2株→3株→1株→0

2001年11月16日川辺郡のジョイフル旭にてたたき売りの開花株を200円にて購入、さらに安くなって100円でもう一鉢を購入。

花が大きいわりにバルブの小さいオンシジウムであった。花は2つ残っていて一週間ほど咲いていた。安いランを見事に太らせて(この太らせるのが楽しみの一つだ)咲かせるのが醍醐味である。

一年目:花が終わった後、11月というのに素焼の2.5号鉢に植え替えた。

2002年1月13日これとほぼ同じオンシジウムを同じ店で今度は100円で手に入れた。咲かせて人にあげよう。

3月22日、鉢が大きく思えたので植え替えていたら2株の寄せ植えであることがわかり、さらに小さな鉢に植え替えた。3株ともしっかり育っている。

10月18日そだったのでそろそろ花芽が出てきそうなものだが出ない。

一鉢I氏にもらわれていった。1鉢息子が欲しいというので任せた。職場に持っていった鉢から12月に花芽が出てきた。

2003年2月14日開花。姿のよい鉢になった。3月5日頃満開に。この鉢はT氏に3月17日もらわれていった。

9月12日2株中2株に花芽が出て伸びている。葉の痛み方が気になっているので隔離している。10月11日元気そうに見える。花茎の枝振りが美しい。10月14日開花。これは近所の人にもらわれていった。10月22日2鉢目が開花。花茎はもう1本ある。

2004年1月5日まだ花が残っている。花茎2本、僅かな花で3ヶ月も咲いていたわけだ。基部が露出しているような状態が好まれているように思われたので、他のオンシの植え替えはその点に留意することにした。

2月7日保温ケースで新芽がよく育っている。

4月24日花芽が出そうなくらい新芽2つが大きく育ってきた。そのまま新芽が出て育つ。

11月7日今年も見事に咲いている。

2005年1月20日兵庫県S様にもらわれていった。



Onc. ?aquinii オンシジウム・アキーニイ 

2004年5月18日堺市のH様よりいただいた

 「黄色いオンシ。ペタルがリップ化。よく増える」とか。原種のオンシはあまり手に入らないので実にありがたい。しかししらべてみても該当する原種の情報がない。

 9月23日なんにしても立派な花がついた。見たこともないおもしろい花である。

 2005年3月28日3.7号素焼鉢にゆったりと植えられていて、湿るのかバルブが「逃げ逃げ上あがり」をしていたので植え替えにかかった。根は元気だったが、鉢が広大なのかまばらである。ぶった切っていると3株にわかれた。それぞれ2号2つ、2.5号素焼鉢に防虫網のかわりに杉皮を穴にあてミズゴケと椰子ガラで植えた。10月8日あまり大きくなっていない。花芽も出ない。難しいものだ。

 2007年8月4日花芽が出た。



Onc. ? ‘Genki’ オンシジウム 「元気」

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 超長い花茎に驚いた記憶がある。手に負えないといわれ、それならばくださいというと巨大な株が出てきた。かえって早速かっさばいたところ5株になってしまった。2.5号のリサイクル素焼鉢にミズゴケで植えつけた。

 わけ株をあちこちに差し上げて、持っているものに早速花芽が出てきた。10月9日花芽10cmほど。12月2日つぼみは見えるが、主枝が枯れて側枝に花がつきそうだ。12月28日開花。

 2006年2月20日まだ咲いている。

 2007年8月4日花芽が伸びてきている。


2008.11.15 開設