洋ラン学園
マキシラリアの育て方と咲かせ方
Maxillaria
旧版
旧版
2019年版
マキシラリア・ポリフィロステレは芽吹きが旺盛で良く咲きます。シンビジウム、デンドロビウム、キンギアナムについで、セロジネと同じくらい丈夫と言えるでしょう。
2018年の新株は水切れで生育が悪く、両側の芽をそのままにしたためか、バルブが太くならず花芽が着きませんでした。
屋外で零下に遭わせたため、葉の先が枯れ、屋内に移動しました。ました。
古株は暖かくすると花芽が枯れるのでずっと屋外の軒下ですが冷害にはなりませんでした。最低気温は約-1.5℃でした。02/17
新株は水切れで花芽が付きませんでしたが、そうでなければ「1年後に咲かせる」はできたと思います。
昨年までの経過で、丈夫で寒さにも強く芽吹きが旺盛で毎年花芽がついています。
そこで2019年は「洋ラン中学で大株作り・2年目も咲かせる」を試したいと思います。2019/03/22
2018年新株に着いては作落ちからの回復例として示します。
2019年経過
2011年1月入手
2鉢入手して、2鉢ずつに株分けし、冷害で1鉢枯れました。
3鉢3様で、
3月後半
鉢#1-2
最も充実してバルブが最大です。花茎も最も大きくなっています。先端近くは鉢の外にはみ出しています。限界を目指すつもりで株分けせずにもう一回り大鉢にしようと思います。
鉢#1-1
上記の株の兄弟です。最大の株もその後もやや小さめで、花茎も小さいです。鉢の外にはみ出しているのはまだ少ないですが鉢の縁で窮屈そうです。同様に鉢増ししてみます。
#2-2
上記2鉢よりは最大の株が小さめですが、その後は片芽のことが多くて芽の数が少ないためかバルブはそれほど小さくなっていませんが、花は小さいです。元の鉢が小さいことは原因か結果か良く分かりません。先端は外に出ているので同じく鉢増しします。
この鉢は今後は片側の芽だけを意識的に残してみようと思います。「芽欠きをした方が作落ちしにくい」と思われます。
2018年版
マキシラリア・ポリフィロステレは丈夫で新芽が良く育ち咲きます。
但し冬に出た花芽は枯れることが多いです。
どんどん芽が増えますが、株分けせずに鉢増しし大株作りにすると作落ちしません。
開花株を買ったら水切れでバルブに皺が寄りました。重ね着鉢増しにしてみます。2018.5.10
冷害で鉢が少なくなりました。
毎年花芽が出るので今年も放任栽培です。
新株を重ね着鉢増しにしました。
芽欠きをしなかったので両側の脇芽が生育不良気味です。
花芽が少なくなりそうです。
新芽が出てきたのは薄くて茶色みがかっているので葉芽のようです。
花芽が出てから咲かせるまでが要注意です。2018/11/08
マキシラリアは芽吹きが旺盛です。2018年の新株は両側の芽をそのままにしたためか、バルブが太くならず花芽が着きませんでした。
屋外で零下に遭わせたため、葉の先が枯れ、屋内に移動しました。
古株は暖かくすると花芽が枯れるのでずっと屋外の軒下ですが一部の葉の先が枯れたものの冷害にはなりませんでした。経過作成 2019/02/16
2018年新株
経過
2018/03/19苗入手
元株#0の両側に親株#1,#-1、#1(#-1)の両側に#1Rと#1L(#-1R, #-1L)、#1R(#1L,#-1R,#-1L)の両側に#1RRと#1RL、という風に2倍ずつに増えて、親世代が2株、子の開花株が4株、孫の脇芽が8株あります。
親は元株よりやや大きく、子は親よりやや小さく、孫はかなり小さくなっています。
表作成2019/03/23
株 | 年月日 | 草丈 | バルブ高 | 幅 | 厚 | 葉長 | 幅 | 備考 |
0 | 2019/03/23 |
| 3.3 | 1.8 |
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| 元株 |
1(-1) | 2019/03/23 | 30(32) | 5(5) | 2.5(2.5) |
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| 親株 |
1R(-1L) | 2019/03/23 | 31(26.5) | 4.5(3.5) | 2.2皺(1.8) |
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| 開花株 |
1RR(1RL) | 02/16 | 31.5 | 1.55 |
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29
31 |
1.4
1.2 | 脇新芽 |
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2019年
3月後半
南庭の日向に置いています。直射日光でカトレヤ原種やオンシジウム等は日焼け気味なのに比べて元気です。
2月後半
屋内に置いています。
新芽がまだ出ません。
重ね着鉢増しが遅く水切れで生長不足と思われます。
バルブ幅が小さいです。
6月後半
重ね着鉢増し、周囲の根は少しほどきました。
右:下右が元株#0、その上(中央)左右が親株#1、#-1、中央左が開花株#1R、一番左の細いのが脇新芽#1RR
3/19
新株入手
古株
2019年
3月後半
南庭の日向に置いています。直射日光でカトレヤ原種やオンシジウム等は日焼け気味なのに比べて元気です。花芽の付き方や大きさは3鉢で3様です。
今ある葉芽は殆どが花芽の出ない古株から出たものです。新株から出れば花芽の可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
鉢1-2
花芽は最も多くて大きく約15本あり、一部はバルブの両側から出ています。最長4.3cmで先の方が既に太り始めています。葉芽は古株から少し、最大で高3cm幅0.4cmと新芽1本から花芽と共に出ています。
鉢2-2
花茎は約10本で最大で長2cm幅0.45cmです。葉芽は少しで古株から出て最大で高1.8cm幅0.6cmです。
2月後半
ずっと屋外の軒下に置いてきました。鉢によっては水切れでしわが寄っています。
水切れでせずに皺の無い鉢は花芽・葉芽ともに沢山伸びています。
皺の寄った小さめの鉢の株は少ない。
夜は屋内に移動して水やり。
11月
新芽、茶色く薄いのは葉芽
5-6月
開花
ポルフィロステレ
2018年版
初めに
冷害で鉢が少なくなりました。
毎年花芽が出るので今年も放任栽培です。
新株を重ね着鉢増しにしました。
芽欠きをしなかったので両側の脇芽が生育不良気味です。
花芽が少なくなりそうです。
新芽が出てきたのは薄くて茶色みがかっているので葉芽のようです。
花芽が出てから咲かせるまでが要注意です。枯れることがありますが、水切れのようです。2018/11/08
2018年↓
12月29日
鉢からはみ出した新芽とその根、出始めた花芽
あらまし2015
マキシラリアの育て方と咲かせ方
種類
マキシラリアはそれほど普及していません。
主に、やや大型で冬咲黄色花のポルフィロステレとやや小型で主に夏咲で黒花のシュンケアナとそれらの近縁種が売られています。
苗
大型種の大株が、育てやすく生長旺盛で花も咲きやすいです。
始め方
開花株が出回るのは冬が多いです。
室内に置きますがポルフィロステレの花芽は小さく枯れやすいので、余り寒くないところに置き、水切れさせないようにします。
根は丈夫な方なので、植え方は入手したままにしておきます。
育て方
植え方:重ね着鉢増し:群生し鉢いっぱいになっている場合は「浅広底穴鉢に鉢増しし、周りに鹿沼土を入れて重ね着」にすると良いでしょう。
春からの置き場所:木漏れ日程度の遮光した場所に置きます。真夏は日陰にします。
水やり:カビ病にはなりにくいので、雨ざらしで水やりの手間を省きます。真夏は水切れさせないようにします。
冬の置き場所:寒さには強いですが、
標準の「最低気温5℃以下になったら室内に」が無難でしょう。
咲かせ方
生長は旺盛で、元気なら新芽がどんどん出てきますが、水不足などで生育不良になると咲きません。
また一つの親から両側に芽が出るのでそのままにしておくと栄養の取り合いで生育不良になるので、芽欠きした方が良いです。
また、芽ぶきが旺盛なので、鉢いっぱいになりやすいので、その場合は鉢増しか株分けが必要です。
小さい花芽が大きくならず枯れることがあります。水切れが一因のようです。暖かくかつ水やりを忘れず。
花芽と葉芽(2016.12.4)
2014年2月 2014年11月
2014年3月 茶色は葉芽
2014-2016年版
はじめに
近年は花が咲きません。ポリフィロステレは芽ぶきが良く鉢が込みすぎて新芽の生長が不十分と思われます。
2月頃に花芽は出るのですが枯れてしまいます。世話が難しいと言うよりは株が小さくて元気が無いためと考えられます。
シュンケアナは芽の出る位置がどんどん高くなって根が空中のままでやはり新芽の生長が思わしくありません。
また、入手した時に重ね着鉢増しにしているので水切れ気味でもあるようです。
今年はポリフィロステレについては「洋ラン学園式の浅広鉢鹿沼土植え」に植替えします。
「参考」に転載させていただいたように、11月に花芽が出て、水切れさせずに大きくできればと思います。
2013年版
はじめに
マキシラリアは花が小さく地味で小型の種類なので、大きな園芸店でしか売られていません。
とても丈夫なので、一般向きです。
また、冬咲きと夏咲があって、特に黒い花の種類は珍しいです。
ただし、花が簡単に咲くと言う訳にはいかないようです。
昨年から今年にかけては冬咲のポリフィロステレの花芽が小さいうちに水切れで枯れました。花芽が乾燥に弱い。
花芽が着かないのは、新芽がどんどん出たり、高芽になったりで、株もバルブも小さくなるのが原因のようです。
来年は浅広鉢に植え広げて、水やりと肥料を増やして咲かせたいと思います。
花芽と葉芽の区別
バルブが小さいと咲きません。
まとめ
ポリフィロステレ・大型・冬咲
若株のうち大きいものだけから新芽が出ます。
緑色で丸いのは花芽、茶色みを帯びた鞘が重なっていて薄くて平たいのが葉芽です。
冷害に遭うと枯れてしまいます。
花芽は育たないことがあります。
芽はリードバルブから、花も大きいリードバルブから、花芽と葉芽がほぼ同時
バルブを大きくすれば咲く
作落ちしやすい、両側に芽が出たら一方を欠く、残りが枯れた場合再度出るか?2014.2.4
| シュンケアナ |
| ポリフィロステレ |
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| リンゲンス・キュート |
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株入手 | 2011.2上旬開花株入手 |
| 2011.1中旬開花株入手 |
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| 20136末入手 |
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| 鉢7.5cmミズゴケ植え |
| 草丈35、バルブH4xW2.5xD2cmまで葉30x1.2cmまで、新芽付き |
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| バーク+鹿沼 |
| 鹿沼 |
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| 4;1株立ち |
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鉢# |
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| 鉢#1 |
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| #1 | #1 |
#2
透明ポリ |
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#2-2
黒プラ |
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| #1 | #2 |
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2010 | 2011 | 2012 | 2011 | 2012 | 2013 |
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| 1LRL |
| 2RRR |
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株大きさ |
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| 3LLRL | 3RLRL |
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株# |
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| 1RLLR |
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12月 |
初め:屋内に入れる
室内最低温度20℃近く |
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| 冬芽 | 下旬冬芽 |
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1上冬芽0.5cm、
1下1.2-2.5cm蕾にならない |
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1 |
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| 初花芽1x0.8 |
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2 |
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| 2上鉢増し、中冬芽伸び |
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末冬新芽
丈1.5cm |
末冬新芽
3RLRR丈2.5cm |
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末冬新芽
丈1.5cm | 後冬新芽丈1x0.6 |
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3 | 3上重ね着鉢増し | 停止 |
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?花芽1.8x0.35丈1.8x0.7 |
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4 |
| 4後春芽、バルブ太り |
| 4中冬芽2.5-9cm |
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5 |
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末冬芽
丈15x0.8cm |
末冬芽
丈13.5x0.8cm
葉6,8cm |
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末冬芽
丈15x0.8cm |
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末冬芽
丈11x0.8cm
葉5.5,5cm |
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6 |
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6中開花、
夏芽 |
| 6中14-17cm |
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前冬芽
丈20x0.9cm
葉14,13cm |
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前冬芽
丈20x0.9cm
葉14,13cm | 前冬芽丈15x1葉#8,9.5,#9,7 |
前冬芽
丈17x0.9cm
葉11,10cm |
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7 |
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7上開花終了,
7中バルブ |
| 7中27cm |
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8 |
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| 8上10-36cm |
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9 |
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| 株分け植替え9下丈30バルブ3cm |
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10 |
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| 停止 | 停止 |
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後冬芽
丈35.5
バルブ3x2.3
葉30x1.3 |
後冬芽
丈30
バルブ3.3x2x1.7
葉27x1.7 |
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|
後冬芽
丈35.5
バルブ3x2.3
葉30x1.3 |
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後冬芽
丈41
バルブ4.3x2.6x2.1
葉33x1.6,35x1.4 |
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後新芽#1RL丈12バルブ内高2.5x幅1.3葉17x3V,
#1L丈15.5バルブ高3x幅1.3葉12.5x2.2,
#2L丈15.5バルブ内高2.5x幅1.2葉12.57x2.2 |
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11 |
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12 |
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初冬芽
丈35.5
バルブ3.3x2.2x1.7
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初冬芽
丈30
バルブ3.6x2x1.8
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初冬芽
丈35.5
バルブ3.3x2.2x1.7
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初冬芽
丈40.5
バルブ3.6x2.4x1.8
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1 |
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2 |
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初冬芽
バルブ2.8x2.2x1.9
花茎1.5cm |
初冬芽
バルブ3.1x2.1x1.7
花茎0.7cm |
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初冬芽
バルブ2.8x2.2x1.9
花茎1.5cm |
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初冬芽
バルブ3.8x2.6x2.0
花茎1.8x0.6cm |
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2011 |
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2011 |
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経過(下から)
2012年6月14日
新芽から出た根の伸び
冬咲ポリフィロステレ
2013年版
2月後半
冬新芽は余り変化がありません。
2月前半
冬新芽が少しずつ伸びると共にさらに出続けています。
花芽があるかどうかはまだ分かりません。
鉢#1
1LRRRR 1LRLRL(写なし) 3LLRLL 3LLRLR
3RLRLL 3LRRL 3RLRLR
鉢#2-1
3LLRRR 3RRLRL(ポットの中)
鉢#2-2
1LRLR 2LLL 2LRLR(鞘の中)L々
2LRLR 2RRLR(鞘の中) 2RRRL
14年2月前半
冬咲ポリフィロステレ
ようやく待望の
冬新芽(
花芽?)が出てきました。
大きなリードバルブからは花芽と思われる白くて円筒形の芽が出ていますが、他は茶色みを帯びていたり、まだ出ていないバルブもあります。また古いバルブからは出ていないので「
結花バルブはリードバルブだけ」です。
鉢#1、茶色の皮を被っているのが新葉芽。右:大きな新バルブの基から出た芽は白くて丸い
花芽
鉢#1続き、右:バルブの正面根元から出ている茶色の平らな芽は
葉芽か?
鉢#2、新芽はまだ
鉢#2-2
鉢#2-2続き、中と右:花芽。
右:バルブの中央に茶色の葉芽
2014年↑
14年2月前半
12月前半
冬咲きポリフィロステレ
新芽は年々小さくなっています。鉢一杯に茂りすぎのためと思われます。
#1
#2
#2-2
5月後半
冬咲きポリフィロステレ
芽の伸び、最大は丈16cm基幅0.8cm葉長9cm2枚。新芽がバルブの両側から出ている株は芽欠きをした方が良いです。バルブは皺が寄っています。
鉢が用意できたら、「浅広鉢・鹿沼土・根を横に伸ばす植え」に植え替えたいと思います。
根:脇芽を出している株の根元から気根が出ています。
肥料、子株の生長が盛んなので、置肥します。
3月後半
ポリフィロステレ
冬新芽(葉芽)が伸びています。茶色い鞘葉の先に緑の新葉が出てくるようです。
花は咲きませんでした。
1月後半
ポリフィロステレ
新芽が伸びています。
鉢#1
鉢#2 白くて丸い芽、
花芽?
ポリフィロステレ2013年終り
2013年↑
2012年版
共通 |
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12月室内取込み・冬知らず最低15℃・
(冷害予防) |
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1月最低15℃、2・3月最低20℃
(芽出し促進) |
4月屋外取出し・雨除け・保温
5月雨ざらし・置肥・ | 6月安全植えへの植替え鉢増し・置肥・土増(生長促進) | 7月梅雨明け木陰・日陰・保湿・風通し・表面土増し(根保護) |
| 暖季から寒季への切り替え、一部雨除け・日向・保温、水やり午前 | 屋外最後の月・雨除け | 12月室内取込み |
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(2012.7追記)
素焼鉢・遮光ネット・ミズゴケ・農薬・液肥・(定期植替え)不使用・ |
置き場所温度 |
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| 10月南向高置保温 |
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置き場所遮光 |
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| 12−3 |
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4月木陰物陰、
5月木漏れ日 |
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梅雨明け木陰物陰
風通し | 9月木漏れ日 |
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水やり |
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11月定期水やり停止
12月水やり週一 |
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| 4月定期水やり停止 | 6月雨上りに水やり | 梅雨明け定期水やり追加週2 |
| 10月定期水やりほぼ停止、晴れ午前 | 11月定期水やり停止 |
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室内週一・
4-6,11月定期水やり不要
夏雨上りと4日雨なしで |
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| 2007 | 08 | 09 | 10 | 2011 | '12 | 1,2,3 | 4,5 | 6 | 7,8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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ポリフィロステレ鉢#1 |
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| 草丈35、バルブH4xW2.5xD2cmまで葉30x1.2cmまで、新芽付き | 2011.1中旬開花株入手 |
'
11 | 2上鉢増し、中冬芽伸び |
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| 停止 |
| 冬芽 |
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'
12 | 1上冬芽0.5cm、1下1.2-2.5cm蕾にならない | 4中冬芽2.5-9cm | 6中14-17cm |
7中27cm
8上10-36cm | 株分け植替え9下丈30バルブ3cm | 停止 |
| 12下旬冬芽、 |
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鉢#2 |
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シュンケアナ |
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| 鉢7.5cmミズゴケ植え | 2011.2上旬開花株入手 |
'
11 | 3上重ね着鉢増し |
| 6下夏芽伸び |
7中新芽丈親株並み伸びほぼ止まり
7下バルブ始まり |
| 10下バルブ長親並み停止 |
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| 夏芽のみ一年型夏咲 |
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'
12 | 停止 | 4後春芽、バルブ太り | 6中開花、夏芽 |
7上開花終了,
7中バルブ |
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ポリフィロステレ経過、下から上へ
その後
冬芽が枯れてしまいました。小さい花芽は水切れに弱いようです。
2012年
12月下旬
冬芽
いよいよ待望の冬芽が出てきました。秋に鉢増しと株分けをしたのに大丈夫です。
マキシラリアは丈夫で花つきも良さそうなので、「水切れさせない」ことにだけ注意すれば「お土産花は咲く」のではないでしょうか。
9月、
鉢増しと株分け
鉢からはみ出した新芽と新根、
重ね着したバーク
株分けして植え込み材料を除く スリット入りプラ鉢 鹿沼土植え
6月中旬
新芽の伸び 鉢からはみ出した根の伸び
2012年
冬咲種
ポリフィロステレ
株分け・鹿沼土への植替え
6月中旬
新芽の伸び 鉢からはみ出した根の伸び
9月、
鉢増しと株分け
鉢からはみ出した新芽と新根、
鉢#1
重ね着したバーク
鉢#2鹿沼土重ね
株分けして植え込み材料を除く スリット入りプラ鉢 鹿沼土植え
マキシラリアの咲かせ方
12月下旬 冬芽
いよいよ待望の冬芽が出てきました。秋に鉢増しと株分けをしたのに大丈夫です。
マキシラリアは丈夫で花つきも良さそうなので、「水切れさせない」ことにだけ注意すれば「お土産花は咲く」のではないでしょうか。
マキシラリアの楽しみ方
マキシラリアは、丈夫で咲きやすいので楽しく育てることができます。しかし、花の寿命は割に短くて2週間程度です。また、バルブが伸びきる秋から花芽が出る冬までは何の変化もないのを初めとして、開花期間以外は生長を眺める楽しみがありません。
楽しみを増やす方法として、「複数の鉢で花期をずらす」事が考えられます。増えやすく、小型で場所を取らず、丈夫で手間がかからない利点を生かせます。
冬に室内に入れてから、「置き場所を、温度の異なる処へ分散」させてみます。
株分けして3鉢になっているので、芽が出だしてから、小さいものを高温、大きいものを低温の場所に置きました。小さいものほど低温の所に置いた方が開花が遅れて時期は広がるでしょうが、咲かなくなっては元も子もないため、初めの年は安全第一とします。
マキシラリアの続け方
マキシラリアは、毎年、新しいバルブの両側から花芽が出て咲き、それらが新芽として伸びていきます。従って、株はネズミ算式に増え、爆発的に広がってしまいます。
また次に述べるシュンケアナでは、新芽がどんどん上に登っていくため、新しい株の根は空中にさ迷います。
一方、従って、それに比べて古いバルブから新芽が出ることは稀となります。
株を維持して毎年花を楽しむためには、これらに対応して、株の更新をしてやる必要があります。
古い株については芽ぶきや花が咲く可能性が低いことから、取り除いてしまうことが考えられます(剪定・間引き)。
またネズミ算式に増えると養分の取り合いになって作落ちする恐れがあるので、バルブから出た両側の芽は、片方だけを残し、他方を除く、芽欠きが考えられます。
植替えしないで済ませるには増えて伸びた芽は鉢の外に伸ばしたままにして、懸崖鉢作りにする方法があります。
2011年、2012年ポリフィロステレ編終り
2011年版
開花日記(洋ランカレンダー)
段階別開花記録
1 花芽付き株を楽しむ(初めて)
始め方
苗の選び方
大型種と小型種があり、大型種の方が抵抗力があると思われます。開花株ばかりでなく、開花前の新芽付き株も売られています。
左小型種のシュンケアナ 右:大型種のポリフィロステレ
2011年版
病気などについて
昨年から今年にかけては冬咲のポリフィロステレの花芽が小さいうちに水切れで枯れました。花芽が乾燥に弱い。
目次
初めに
初めに
マキシラリアは主に南米に産する着生ランで、約300種あり、割に丈夫です。寒さには弱く、普及種は暑さに強いですが、高山性の種類は暑さに弱いです。バンダ亜科にシンビジウム、エピデンドラム、バンダ連と共にマキシラリア連があり、その中にジゴペタラム、オンシジウム、リカステ、と共にマキシラリア亜連があり、その中にマキシラリア属があります。アメリカ大陸産の主な洋ランの普及種の大部分は、エピデンドラムかマキシラリア連です。
冬咲種と夏(秋)咲種
マキシラリアの開花株は冬に出回りますが、家庭で育てると、その一部は主に夏に咲きます。そこでこのHPでも冬咲きと夏咲を紹介します。
冬咲種
ポリフィロステレ
初めてのマキシラリア
最初の世話−透明鉢への重ね着鉢増し
2011年1月中旬
ポリフィロステレの小さな花芽の付いた株を入手しました。黒のプラスチックの径9cm鉢に植えられています。
草丈約35cm、バルブは最大で高さ4cm、幅2.5cm、厚さ2cmです。バルブの先端から出ている葉は最大で長さ約30cm、幅1.2cmです。バルブの横から小さな芽が出ています。新しいバルブとそのもとの長い根が鉢の外に飛び出しています。
マキシラリアの育て方
2月上旬 鉢増し
1週間ごとに水やりしていましたが、乾きが早いせいか、根の先が元気な新芽は元気ですが、新芽が幾つか黄茶色に萎れてきました。
あわてて大きめの透明ポットで、根が入るものに移し、隙間にバークか鹿沼土を入れて、鉢増ししました。
鉢#1はバーク、鉢#2は鹿沼土を使いました。
中旬 新芽の伸び
左:左上の芽は元気、根元から左下に伸びた根は茶色味の根冠が伸びています。右の小さな新芽は茶色っぽくなっており、根に元気な根冠がありません。
右:鉢から抜くと、古い根鉢は茶色く変色していますが、新しくて白い根が伸びています
左:やや大きめのポットにむりやり芽と根を押し込みました。底板の上にも隙間があり植え込み材料が入ります。
右:右鉢#1はバーク、左鉢#2は鹿沼土を入れた処、鉢は深くなりましたが、植え方は初めは浅いです。
2月10日
鉢増しして、新芽の根にも水やりできるようになったら、たった5日しか経たないのに、新芽がてきめんに大きくなりました。
2月中旬 開花 左鉢#2:鹿沼土、右鉢#1:バークで重ね着鉢増し
3月上旬 花痛み始め
6月 花後の新芽の伸び
6月下旬 バルブのでき始め、新芽の根元が丸く膨らんでいます。根元には白い根が伸びています。
7月中旬 新芽は親株を越える位に伸びています。遅れて出た小さいのもあります。
7月下旬
左鉢#2鹿沼土鉢増し、右鉢#1バーク鉢増し
8月下旬
10月下旬 バルブの大きさが親株を越えました。これ以後見かけの変化はなく休眠のように見えます。
12月初め
新芽(冬芽)が出てきました。
鉢#1バーク鉢増し
鉢#2鹿沼土鉢増し
12月下旬 新芽(冬芽)が出てきました。
2011年版
夏咲種
シュンケアナ
初めに
マキシラリアの中には、一部に夏咲があります。
育ち方や咲き方が冬咲きと異なります。
開花株の入手
2011年2月上旬
開花株を入手しました。種名は不明ですが、黒くて小さい花なのでシュンケアナと思われます。出たばかりの新芽もあります。
黒の径7.5cmの厚手のプラスチック鉢にミズゴケで植えられています。乾いてバルブには皺ができています。
初めてのマキシラリア
3月下旬
重ね着鉢増し
黒の厚手のプラスチック小鉢植え ミズゴケ植えで根鉢が硬いので、底や下の方だけほぐして、スチロール芯を入れました。
後は一回り大きい透明ポットに底板を敷いて入れ、横から鹿沼土を流し込みます。新芽が伸び始めています。
6月下旬 新芽の伸び
バルブの両側から、剣のような新葉が伸びています。 右の開き始めた葉の中央に小さなカタツムリがいます。
7月中旬 新芽の丈は親並みに近づきました。伸び方は冬咲きのポリフィロステレと同じです。後から出た小さい芽もあります。鉢#2
7月下旬、新芽が親株並みに伸び、根元にバルブができ始め
8月下旬 新芽の長さは親株越え、葉はまだ柔らかい、高芽となっている物が多い
10月上旬
10月初め 見かけの変化が無くなり、休眠しているように見えます。
10月下旬 バルブの大きさが親株に近づきました。幅はまだ小さいです。艶のある黄緑色の方で、高芽になってしまっています。
2012年
4月後半 一部に春新芽
6月中旬 開花 昨年の新芽が年を越して、夏の初めに脇から花茎を出して咲きます。同時にバルブと花茎の間から新芽(夏芽)が出てきます。バルブは親並みに大きくなっています。
7月上旬 開花続き
9月初め 鉢増し
9月下旬 草丈10-22cm
12月初め 休眠