洋ラン学園
大学院
グラマトフィラムの育て方と咲かせ方

 
グラマトフィラム スクリプタム、無斑シツリナム 'ヒヒマヌ'
Grammatophyllum scriptum var. citrinum 'Hihimanu'

はじめに
グラマトフィラムは大型で夏に沢山の花を長期間咲かせ続けます。
シンビジウムに近縁で、根は十分です。
寒さに弱くて、2011年までは秋屋外で落葉したりバルブが腐ったりしました。
2012年には最低気温15℃を目安に室内に入れて冷害を防いだと思ったら、年が明けて暖房を忘れた室内で5℃程度になったと見られ深刻な冷害を受けました。
一方、グラマトフィラムは中々咲かず、ネットなどでも咲き方の情報は殆どありません。
ようやく012年に花茎付きの株を入手し、咲くまでの最後の過程を見ることができました。
13年には花芽が出たばかりのような苗を入手しました。
新しいバルブには咲かないで翌年以降に花茎が出ることが多いようです。「2-多年型」でしょうか?。

目次
2016年版
2016年新苗


2011年まで

生長の様子
開花株のバルブの生長
実生から、順にバルブが大きくなって咲きます。
開花株のバルブの大きさがどのように順々に大きくなるかを示します。
最初は2cm足らずで、早いものでは5番目位に10cmを越え、そろそろ咲き始めます。
2018/07/26



花後の夏芽の伸び
開花株を入手すると根元に芽が出て大きくなっています。それが冬を通じて伸びながらバルブが出来大きくなっていきます。2018/07/26
大きい新芽は開花親株に近い大きさになりました。今後は寒さ対策に気を付けます。10-15℃未満にしないことです。1018/10/12
2
3
4
5
2018-1-7

2-81
2-9(2-71)
3-6






#6:61.512H5.9W4.4D#8:3810H5.3W3D#7:6112H5.9W3.7D#5:51切れ12H5.7W3.9D
6






7
15
30

5.51.5W2

8
11
43
2.7W

441.8W
10
1.8W
9
20
30
30
30






10
31
33
40
60
12.5H5.2W3.5D352.5W6010.5H5.5W4D
40
3.5W
11
32
42
45






12
48






1






2






3














2016年版
グラマトフィラムは洋ランの中で寒さに最も弱いです。
デンファレも弱いとされているので、10℃を下回るころに一緒に室内に取り込むようにしました。
しかし、室内でも雪の日などたまに10℃を下回ってしまうことがあり、毎年落葉させてしまいます。
すると新芽の出が遅く夏になってしまい、作落ちしてしまいます。
春から芽が出た場合と、夏に出た場合の生長パターンの例を参考に示します。2016.7.9
2016年新苗
冬の寒さに弱く、例年早くから室内に入れて10℃以上を保つつもりでもも1-2月頃落葉に兆しが始まり春までに落葉してしまいます。
これまで10℃以上を目安とし、実際には雪の降る日などに10℃を下回っていたためと考えてきました。
13℃以上とかできれば15℃以上と書かれていることが多いです。
今年も新苗が入手できたので再度挑戦します。
株を大きくするには新芽を早く出させる必要がありますが、花を長くつけておくのは良くないようです。

2016年↓

12月前半
11月末に雪が降りましたが、暖房がしてあったので室温は10℃未満にはならず、冷害に遭わずにすみました。15℃以上の方が安全なようですが10℃以上なら大丈夫なようです。
新芽は秋芽ばかりでまだ小さいため伸び続けています。丈が20cm余りで葉の増えた芽もあります。

10月前半
引き続き生長しています。開花した株も大きくなり、早くから出た芽は伸びが鈍ってバルブが大きくなります。後から出た小さい芽は旺盛に伸び、葉の枚数が増えていますがバルブにはなりません。

9月前半

8月前半
新苗入手
株と花が大きいので、大きな陶器の鉢に入れられています。
今年の株はこれまでと違ってポット植えが二つ寄せ鉢になっており、ウレタンのような樹脂と発泡スチロールに固定してえ接着剤で留められていました。
従って鉢を抜くことができないため、陶器の鉢を割って取り出しました。
バークで透明軟質ポリポットに植えられています。
最初に植えたときから植え替えがされていないのかバークは腐れ気味です。
また鉢増ししてから年数がたっているようで、根鉢がぎっしりです。
水切れしてバルブは萎びて深いしわになっています。
脇芽は一鉢には小さいものが、もう一鉢には根元に出始めが隠れています。
鹿沼土で重ね着鉢増し
洋ラン学園では新苗は咲くまではなるべく植え替えをしないで、必要があれば重ね着鉢増しするようにしています。
その際根鉢が著しい場合は、暖かい時期にはなるべくほどくようにしています。


9


2016年↑


古株 2016年版

 


12月前半
大半の夏新芽は生長が止まって休眠状態です。一部は次の脇芽が出て丈が10cm足らずで伸びています。

8月前半
夏芽の伸び
順調に伸びています。半月の間に新葉が1枚増えました。
鉢#2

鉢#3

鉢#5




7月後半
夏芽の伸び

鉢#3


鉢#5

7月前半
ようやく新芽の出始め
乾燥気味、水やり肥料



生長カレンダー
鉢#1







#2

2

3





#44*4*


#5



鉢#























Leopard










株#
#55r1#889#9'#21
#6

4L$LL

#5R41LLRL6RLRRR5RLL
#2#3#3#4#5

#8#5RO

株#
入手














12











13



入手


11111213
20142014




2014

11
201420142014
121213
2014
1320142014


2012.1








09101113



















2012.1
2
































2
3



春芽1.5
後3x1



















春芽2.9x2







3
4
































4
5



初7x1.6






















親9後丈62バルブ10x4.7x3.8葉51x6.8,43



5
6
下入手
丈63バ9x5


後17x2.4x1






夏新芽








付き株入手




花芽?付株入手



6
7

丈46x5x2
末丈25基2.5x1.7
春新芽丈19x1.3葉6枚#欠,#6,15x39,#7,8cm夏新芽丈7.5x0.8葉5枚#4,6,#5,3.5cm
入手丈22丈25バ5
末丈15幅2夏新芽丈6x1.2x0.2葉6枚#5,4,#6,3cm

中入手丈65バ13x4.4x2.5
夏新芽丈7x1.6葉7枚3,2.5,#6,2.5,#7,1.5cm夏新芽丈7x1.4葉6枚#4,2,#5,2,#6,1.5cm夏新芽丈7x1.3葉7枚#6,2.8,#7,1cm
開花


夏新芽5.5x2


開花夏新芽丈7x1.6葉7枚3,2.5,#6,2.5,#7,1.5cm夏新芽丈7x1.6葉7枚3,2.5,#6,2.5,#7,1.5cm

7
8





















末丈44バ7x4.5x3、花茎37cm


夏新芽丈17x2.4葉5-11.5x3.3, 7-3
花茎110cm、基2x1.2花+蕾約120夏芽丈19.5x2.3x0.8葉10枚9-13, 10-2cm夏新芽丈15x2.9葉8枚7-6.5, 8-3cm

8
9

丈43バ11x4x2後丈13x2前丈297x2.8x2前丈17上幅2.5



中丈38
丈30葉2.4x厚1.3








前花茎70cm前未、後秋新芽前丈47バ5x3x2前丈45基幅3x2

後丈30幅下3.3x2葉#721x6.3、#10、10



9
10


初丈20x2初丈バ同上葉#7、22x4.6、#8,21x3.57x2.8x2芽丈23幅中2.8葉#6、14x4.5、#8,10



下丈45バ幅3.5厚2.5
バルブ6x3x1.8葉28x6.3









前丈27幅3.3
初丈58幅3.5、葉#8、44x7.5、#9、41x3.4半

初丈40幅3.5x2.5、葉#7、28x6.5、#10、21x3.3半



10
11




芽丈30幅中2.8葉#6,21.5x5、#8,16.5x3.3V


丈23上丈46バ10x3.5x3





丈49基幅3.2x3葉#8、35、#9、29






初丈61幅4.3x3、葉#8、55x7.6、#9、44x7.1

初丈45幅4x3、葉#7、33x7,#10,33x6.7



11
12

43バ14x5x3.5
バルブ外5.5x2.8x2芽丈31幅基2.5x1.5葉#6,25x5.5、#8,20x5.5伸び




#3r 草丈36.5cmバルブ5.5x2.5x2.3cm葉#7 30x3.3cm #9 14cm



下丈65バ14x4.3
夏新芽#41バルブ6.5x3.5x2cm葉#9 29x3.3cm








丈62.5bルブ内7x4x3、葉#8外、56x7.3、#9、47x7.5伸び

丈48バルブ内4.3x3.4、葉#7、39x7.4,#10,36x6.7伸び



12
鉢#1







#2

2

3





#44*4*


#5



鉢#
株#
#55r1#889


#6

4L


#5R



#2#3#3#4






株#
まとめ
































まとめ

2014年
はじめに
グラマトフィラムは咲かせにくいです。
洋ランの中では最も寒さに弱く、約10℃を下回ると落葉してしまいます。
毎年ついうっかりして落葉させてきました。
今年も冷害からなので出遅れますが回復を図りたいと思います。
2015年
10月後半
鉢#3
バルブが外に現れた株は伸びがほぼ止まってバルブが大きくなります。
7月に出た芽はまだバルブにならず丈が伸びています。
昨年の株は葉がありますがバルブが小さく、一昨年のバルブには葉がありません。


鉢#4
大きさは昨年とほぼ同じです。冬にかけてのバルブの伸びと太りに期待します。

鉢#5
新芽は伸びがほぼ止まり、バルブは入手した時の開花株と同じまでになりました。後から出た小さい方は伸び続けています。



10月前半
 夏芽の伸び、昨年の株より大きくなりました。
最低気温が10℃未満となる10月後半には室内に入れますが、バルブの太りは少なくともん内は続きます。

鉢#5
8月前半
 夏芽の伸び、ようやく冬の冷害と落葉が防げたため、回復中

鉢#5
順調に伸びています。表面に出た根からは短い枝が出て先に根冠



8月前半
 夏芽の伸び、ようやく冬の冷害と落葉が防げたため、回復中
鉢 #4 昨年ょりやや早い立ち上がり
 




1月前半
落葉や黄変など目立った冷害はなく、わずかずつ伸びています。一部は新芽も出ています。新芽が伸び始めています。


2014年
11月初め
大きな失芽の生長は止まり、遅く出た小さな芽は伸び続けています。


鉢#1
 

鉢#2


鉢#3
  

鉢#4
  


鉢#5
  

10月後半
冷害の恐れがありますが、10月一杯は屋外に置くことにしました。最低気温10℃を目安にします。実際には5.8℃まで下がってしまいました。
まだ伸び続けて元気です。バルブは高さ7.5cmまででまだ小さいです。

9月後半
草丈の伸びが鈍ってきました。冷害で落葉した株からの回復などのため、まだ50cmになりません。バルブが出来た株もありますが高さが4cm未満です。2つ出た脇芽は一方を芽欠き最低気温15℃未満が始まったので南の軒下に移動


2014年
8月末

夏芽丈急速に伸び、40cm弱まで
  
鉢#1、#2


鉢#3


鉢#4、#5

8月前半
夏芽丈15-20、幅1.3-2.4、葉7-10枚、夏新芽の出続き

7月前半
冷害の後遺症で全て落葉してしまいましたが、春芽は大きくなり、夏新芽が出ています。


2月後半
低温カビ病。若葉まで茶色く変色して枯れていきます。よく見ると薄い斑点があり、炭疽病に類したカビ病のようです。

1月初め
葉の伸びは止まっていますが、バルブは少し太り続けているようです。秋以降に出た新芽葉は少しずつ伸びて、一部は新葉も出ています。古株の一部の古葉は変色し枯れています。
水やりをこれまでは屋外でしていましたが、屋内に変えました。
  
#1、#2、#3

  
鉢#4、#5


2013年経過(下から順に上へ)

グラマトフィラムの花芽から開花までの様子は、本でもネットでも殆ど見ることができません。
従って、家庭で育てた場合に、どんな株から、何時頃、どのようにして、花茎が出てくるかが分かりません。


12月前半
室内に置き、時折水やりしています。新芽の葉は少しずつ伸びています。一部の古葉は変色し枯れています。
  
鉢#1、#2、#3

  
#4、#5、同、冷害で葉が黄変・枯れ


2012年11月の温度と降水量

11月後半
室内に入れました。


11月前半
昨年から今年にかけては、1月後半に室内で暖房をしないことがあったため、雪の日に冷害に遭わせてしまいました。
11月になると、最低気温が10℃を下回ることが多くなるので、グラマトフィラムには限界ですから、少なくとも夜は室内に入れるようにしていきます。
全体に丈と葉が伸び続け、基は太ります。
鉢#2、秋新芽4.5cmどの鉢も新芽は伸び続け、基は太くなっています。

10月後半
寒さに弱く、バルブを弱らせると咲きにくくなると言われています。10月後半には最低気温が15℃を下回ることが多くなるので、南のテラスに移しました


10月前半
新芽は開花後の夏に出て、秋は育ち盛りなので、南の日だまりの植込みの陰に移します。夏芽が伸び続けています。一株だけは小さいのにバルブができ始めました。

9月前半
鉢#1
夏芽が伸びて丈17cm幅2.5cm。
 
左:親が凍害株から出た小さな株のため小さいです。右:凍害のバックバルブからの新芽

鉢#2
夏芽が伸びて丈30cm基幅2.4cm。親が凍害に遭っているため小さいです。


鉢#3
夏芽が伸びて丈30cm基幅2.4cm。親が凍害に遭っているため小さいです。
  

 

鉢#4
夏芽が伸びて丈30cm基幅2.4cm。親が凍害に遭っているため小さいです。

鉢#5
開花中。夏芽が伸びて丈30cm基幅2.4cm。親が凍害に遭っているため小さいです。


7月末
ようやく新芽が出揃い始めたので記録を始めます。

鉢#2 夏新芽の出たのは6月後半と早いですが、薄くて平べったいです。丈15cm、葉7枚目が出始め


斑入り花基本種
夏新芽が出始め
鉢#4


7月後半
鉢#5
  
7月17日、10日で花茎が長く伸び蕾に分かれてきました 6月末には同じくらいだった左側の脇芽は大きくなりません 花茎の基からは脇芽が出ると共に気根が沢山出て根冠が伸びます。


開花
鉢#5


7月初め
 花芽付き株の入手
先日見た芽はその後、急に伸びて、花茎になりました。そこで、お願いして、育ててみることにしました。
昨年は長く伸びた花茎付きの株から始めましたが、今回はさらに遡って、若い花茎のうちから様子を見ます。
自分ではまだ花茎を付けさせたことが無いので、どうしたらできるのかは分かりませんが、昨年の花茎付きは、株が若くて元気で葉が全て付いていました。
今年の花茎が出た株も、バルブは大きくありませんが、若くて葉が伸び盛りです。また、古株も葉が元気です。
これまでは、秋以降に落葉スrことが多かったので、秋から冬にかけても暖かく、元気に生長を続けるようにするのが良さそうです。
鉢#5
 
7月8日

6月末
 花芽の兆し
蘭園の苗に、変った新芽が出ているのを見つけました。これまで見てきた新芽は全て薄くて平べったいですが、この新芽は丸い棒状です。

1月後半
新芽が茶変、冷害、暖房を忘れた日があったため、降雪などで最低室温が10℃以下に下がったかもしれません。

2012年
10月末

 
右:裏側
 

 

開花終り、花茎は茶色く枯れました
 
10月前半 
置き場所、春に置いていた、南の塀の北側に戻します。
古いバルブの膨らみはほぼ止まりました。芽が出続けるので芽欠きします。
スクリプタム ヒヒマヌ 緑花
'11非開花株、生長春芽、草丈最大52cm、バルブ12x5cm最多10枚最大伸びて39x7.5cm。夏新芽草丈cm。秋新芽、芽欠き。
'11開花株、大株、生長、新芽草丈最大47cm、バルブ最大8x3.5cm、最多9枚、最大26x6.5cm。
中株、生長、新芽草丈最大48cm、バルブ最大8x3cm、最多9枚最大38x7.7cm。
'12花後新株 バルブが14x7x4cmに膨らむ、夏新芽22x3.5cm。最多9枚最大16x4.6cm。
基本種花虎斑
'12付き新株 親バルブ膨らんで14x6x4cm、新芽草丈27cm、幅3.3cm、葉7枚最大18x5cm。開花中、花茎先枯れ、花残り4個



9月前半
置き場所、家の北側、朝夕のみ直射日光。
古くて葉の無いバルブも吸水して膨らみ続けているようです。芽が出続けるので芽欠きします。
スクリプタム ヒヒマヌ 緑花
'11非開花株、生長春芽、草丈最大52cm、バルブ10x5.5x4cm最多10枚最大伸びて39x7cm。夏新芽草丈16cm。秋新芽、芽欠き。
'11開花株、大株、生長、新芽草丈最大40cm、バルブ最大4x3cm、最多8枚最大35x6cm。
中株、生長、新芽草丈最大44cm、バルブ最大8.5x3cm、最多9枚最大36x7.5cm。
虎斑
'12付き新株 親バルブ膨らんで14x6x4cm、開花中、花茎70cm、花残り11個
'12花後新株 店で鉢から抜かれ萎れていた株が吸水し、バルブが14x6x4cmに膨らむ、夏新芽9x2.7cm。

新しいバルブからさらに新芽



8月後半
置き場所、家の北側、朝夕のみ直射日光。
スクリプタム ヒヒマヌ 緑花
'11非開花株、生長春芽、草丈最大47cm、バルブ10.5x4cm最多10枚最大35x6.5cm。
'11開花株、生長、草丈最大35cm、バルブ11x2.2cm最多8枚最大30x7cm。 夏新芽草丈14cmまで。
虎斑
'12付き新株 親バルブ12x6x4cm、開花中、花茎37cm、蕾11個+房状、花梗と合わせ4cm
'12花後新株 入手、水やりせず干からびていて、新芽なし、根鉢をほぐして、鹿沼土・スリット鉢に植替え。すぐに吸水してバルブが膨らんだ。


7月後半
 
7月後半に咲き始めました。

グラマトフィラムの蕾付き株を6月後半に入手
 




参考
○図解 洋ランの栽培、新井清彦、宇田川芳雄、誠文堂新光社、1981
毎年咲かせる洋ラン手入れと楽しみ方、中山草司、大泉書店、1996
園主が教える 図解 洋ラン作りコツのコツ、岡田弘、農文協、1992
3 性質と基本的な世話
高温・強光種
デンファレと共通する性質です。冬の最低温度を15度に保つと良いでしょう。直射日光にも耐えるようですが、元来が木漏れ日に当たっているので、少なくとも真夏は避けた方が無難です。
冬の温度が低いと春の生長開始が遅れ、脇芽が大きくなれず咲かないようです。
大型種
バルブも大きく厚くなります。脇芽から新しく咲かせるには親の大きさが必要でしょう。
植え方
透明ポット・鉢底板・発泡スチロール芯入り・底横穴開けで、中粒のバークで植えるのが基本です。
置き場所
真夏以外は直射に近い日光を当てます。寒さに弱いので、10月末をめどに屋内に取り込みます。

水やり
適度に乾いたらやります。
4 病気と害虫
ハダニ
葉が薄くて、ハダニが付きやすいと言われています。雨ざらしにすることで被害は減ります。
低温障害
冬などで温度が低いと葉が黄色くなって落葉します。
軟腐病
多湿気味の栽培ではなることがあるそうです。


7 主な種類、グラマトフィラム図鑑


Grammatophyllum Blume, 1825 is a genus of 11 orchid species in tribe Cymbidieae, subtribe Cyrtopodiinae.
DistributionEdit
This epiphytic genus occurs in dense rainforest from Indo-China, to Indonesia, the Philippines, New Guinea, and SW Pacific islands.
Description
The species produce several racemes, arising from the base of the pseudobulb, with many yellow-green to olive-green, waxy flowers with dark purplish-red marks. The pseudobulbs are enveloped by sheaths.
These are medium-sized to very large orchids, including the Giant Orchid (Grammatophyllum speciosum), believed to be the largest orchid species in existence. Its pseudobulbs can grow to a length of 2.5 m. Plants can develop into gigantic clusters weighing from several hundred kilograms to one ton! The roots form spectacular bundles.
The more modest Bell Orchid (Grammatophyllum scriptum) is another well-known species, with pseudobulbs of 20cm, from which originate 3 to 4 stout leaves with a length of 1 m.
Grammatophyllum multiflorum is one of the longest-blooming orchids in existence: it can be in bloom for nine months. See also Dendrobium cuthbertsonii, whose flowers have been reported to last up to ten months each.
Culture
These plants are usually rare in cultivation due to their spacial requirements. Plants require direct sunlight and intermediate to warm temperatures. Keep in temperatures of 75° to 85°F in the day and 55°-6O°F in the night. Plants can tolerate temperatures up to 100°F and as low as 45°F. Plants need to be heavily fertilized during growing season. Pot in sphagnum moss or medium fir bark. Mix should be well drained. Keep area well ventilated. Water frequently in spring to early fall during growth period, but do not keep mix wet and damp. In the winter reduce watering and water when potting media is dried.
Naming
The name is derived from the Greek words 'gramma' (letter) and 'phyllon' (leaf), referring to the dark markings in the flower.
Synonyms
1.Gabertia Gaud. 1829
2.Pattonia Wight 1851
Orchids wikiから転載
Intro:
Grammatophyllum scriptum var. crinitum is the unusual green form of the species which is normally colored in green with chocolate spots. Native to Malaysia, these plants are robust, with fat pseudobulbs and wide green leaves. The plants are around 20 to 24 inches in height. The flower spikes emerge from the base of the bulbs and are tall with anywhere from 50 to 150 chartreuse green flowers that have a delightfully sweet fragrance. These plants make an impression when in bloom and as they mature into specimen size plants they will delight you with several spikes at a time. The plant pictured is a large specimen from Orchids Limited's collection.
Flowering:
This plant flowers in the middle of summer with tall strong spikes of chartreuse-green flowers that have a nice fragrance. The flowers are 2-3 inches in size and have good substance. The flowers usually last from 1- 3 months depending on conditions. Specimen size plants can produce many spikes over a period of a couple of months.

Repotting:
Repot just after flowering or at the beginning of new growth, with a medium bark mix. The plant can be divided after 6 or more bulbs develop. We like to allow these plants to get large so we recommend waiting until there are 10 or 12 bulbs before dividing.



Grammatophyllum scriptum
東南アジアからパプアやニューギニアの高度0-100m、春から夏咲、花幅4.5cm、100輪まで、
基本種は元来は緑地に広く茶色っぽい模様がありますが、一般に見られる個体名'Hihimanu'は、全部が黄緑色です。

Orchids wikiから転載

Grammatophyllum scriptum'Hihimanu'
上記の基本種のような虎斑でなく、純黄色で、一般的にはこちらのみ出回っている。


グラマトフィラム・スペキオスム Grammatophyllum speciosum
ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、ボルネオ、ジャワ、モルッカ、フィリピン、サラウィ、ビスマルク諸島、ニューギニア、マレーシア、低地熱帯雨林の開けた土地の大木に着生。秋から夏咲、幅20cmまで、30-50輪、時折有香
世界最大のラン(ラン科植物の中で株が最も大きくなる種)だそうです。株が大きくならないと開花しないため、日本での開花は珍しいとされています。 沖縄の海洋博公園の熱帯ドリームセンターで、黄色地に茶色の点花が咲きました。
 
右は栽培植物
Orchids wikiから転載
2016.7.9 2016年版開始

2014.11.3 グラマトフィラムは多年型?

生長・開花カレンダー
2013年7.1 全体の初めに13年版開始

2012.11 11年版


8.17 開花入手株の咲き方のまとめ
2011.7 新株入手、日記・カレンダー見直し

11.10 脇芽の秋の生長記録を追加
10.27 育て方記録追加
8.13性質
8.3図鑑
7.29開花株の手入れ
2010.7.13作成開始