洋ラン学園
エピゲニウムの育て方と咲かせ方


初めに

21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
これまでの方法でうまくいかない人に
どの種類も同じ世話
温室・ミズゴケ・バーク・ラン鉢・殺虫剤を使わない
苗と衣食住の4原則
洋ランは枯れやすく咲きにくいと思われています。
野生では熱帯雨林の樹幹に着生して根はむきだしです。
鉢植えにすること自体が根腐れの原因なのです。
また直射日光・雨ざらしと低温は温室育ちの苗にとって大敵です。
言い換えればこれらに対策をすれば枯れは大部分防げます。
蘭は毎年脇芽を出して大群生になり雨季に生長して乾季に咲きます。
小さな株を水切れさせていると咲きませんが、大株作りにして雨ざらしにすると咲きます。
これらのことを各種について個別に具体例で紹介します。

Epigeneium nakaharaei
 属 名   エピゲニウム Epigeneium(記号:Epig.), 1932年にデンドロビウム属(Dendrobium)から分離されました。
 生息地  ヒマラヤ〜中国南部・インドシナ〜ニューギニアなど、熱帯アジアを中心に35種が分布
        ここに紹介するナカハラエは台湾の標高800〜2400mに生息しています。
 形 態   株は小形バルブで匍匐系、ランナーを伸ばし横へ広がります。 
        花は直径2cmくらいで花弁は淡緑(黄)色、リップは濃いめの黄褐色で光沢があります。
        生息地からも判るようにどちらかというと低温性のランです。
 開花期 冬咲き
 管 理     置き場所  風通しのいい半日蔭  
   灌   水  春になり気温が13〜15℃を超えるようになってきたら秋口までの生育期間中は十分な灌水を行います。
            冬季は無加温栽培であれば控えめに、加温栽培であれば通常通り灌水してください。
   最低温度  10℃以上が好ましい
             ※ ナカハラエは5℃以上でも育ちます。
メルカリ、フルールジョーヌさんから転載させていただきました。現在はデンドロビウム属に統合されているようです。


枯れない始め方 「洋ラン幼稚園(年少組)」-鹿沼土重ね着鉢増しとペットボトル植え
ランはもともと木に着生して根は空中に伸びています。
鉢植えにすると根は酸欠や過湿と低温で腐りますが、それが最もひどいのがバンダとコチョウランです。
バーク植えは保水量が小さいので夏に乾燥して枯れやすく、2年以上たつと腐って根腐れし植え替えが必要です。
ミズゴケ植えも、夏は撥水して枯れやすく、冬は過湿で根腐れし、2年以上たつと腐って植え替えが必要です。
洋ラン学園では、鉢から抜いて、一回り広くて浅く底穴の多いポットに移して
洋ラン学園では、鉢から抜いて広口の透明容器に移して根の外側をむき出しにするため根腐れが起きません。
根腐れの心配が全然いらなくなります。2019/09/28

ペットボトルは洋ランの補助輪
洋ラン学園がお勧めしている「新苗のペットボトルへの引っ越し」は、特にコチョウラン(ミズゴケ植え)で広まり、新しいインテリアとして人気にもなっていますが、
他の種類でも、根腐れしない方法として役立っています。
洋ランが初めての人でもカトレアを初めとした根腐れしやすい種類て枯れる心配をしなくて良くなるからです。
これは、言わば初めて自転車に乗る子供が補助輪をつけ、転んだりケガをする心配をせずに乗れるようになるのと似ています。
枯れない始め方として直ぐにペットボトルへ引っ越します。2020/02/02

ミズゴケで小さい6cm鉢に植えられからからに乾いています。ペットボトルに引っ越します。
冬咲でバルブの上から花茎を出して咲きます。花もちは約1週間。
既に花後の新芽とバルブの下からは新根が出始めています。
単茎種
年月日葉12345678

花茎花梗




2009/10/20


14x7.7















11/24


15x7.7















12/19



5














2010/03/07



14x5.5














4/19



15x5.6














7/10




1













7/23




3x1.5













8/3




5.5













9/8




12.5x5.7













10/6




14x6



2.5








11/1









3.5








11/28











3
















































































































経過表作成2020/01/20


ファイル作成2020/02/14