11月に入るとつぼみが出てきます。つぼみを確認しても開花まで1ヶ月半はかかります。遅遅としたスピードにいらいらするほどですがじっくり待ちましょう。このようにして花は年末から1月に開花します。開花から2月末まで花期が長く、約2ヶ月咲き続けます。
高芽が出やすいので2〜3年するとどんどん増えます。高芽から伸びる茎にも来年には花が咲く
根
基本的な世話
植え込み材料
置き場所
遮光
温度
水やり
肥料
植え替え
冬の温度
株分け
病気
割に根腐れしやすいので、低温期の長雨の雨ざらしなどは避ける。
害虫
室内栽培
参考
図解 洋ランの栽培、新井清彦、宇田川芳雄、誠文堂新光社、1981
毎年咲かせる洋ラン手入れと楽しみ方、中山草司、大泉書店、1996
園主が教える 図解 洋ラン作りコツのコツ、岡田弘、農文協、1992
4 枯らさない育て方(全種ほぼ同じ)
植え替え(慣れるまではなるべくやらない、透明ポットへの鉢換え、芯入りへの衣替え)
標準
入手後は透明ポット、鉢底発泡スチロール板敷き、底近くに横穴開けに鉢換え
暖かく通常の植え替え時期に、透明ポットで芯入りへの衣替え
慣れてきたら下記植え方に植え替え
植え方(根腐れ防止、野生の木に着生に近づけた根の薄着)
標準
植え込み材料、バーク中粒
鉢、透明軟質ポリエチレンポット、径9-13.5cm、やや深型(ペットボトルや透明コップで代用可)
植え方、
植え替え後支柱立て
置き場所(日焼け防止、野生の木漏れ日下に合わせる)
中温・中光型標準
春は4月初めに屋外に出し、秋は11月末に屋内に入れる
慣れないうちは、一般に言われているような遮光をした方が無難です
春から秋は真夏を除き木漏れ日、真夏は遮光
雨ざらし
水やり(鉢の乾きを見ながら水やりで根腐れと枯れを予防)
標準
鉢の中を見て、半分くらい乾いたら水やり
目安、春と秋は週2回、夏は週3回、冬は週1回
梅雨から夏は雨を利用、長雨は避けます
3 性質と基本的な世話
カトレヤよりは、古根が根腐rしている場合が多いことを除けば丈夫です
中温・中光種です。
植え方:基本の透明ポット・芯入り・横穴開けで、植え込み材料は新たな根腐れは置きにくいのでミズゴケが生育良好です。古い根が根鉢を作って、下の方が枯れたり、隙間なく固まっていたりするので、ほぐして1本ずつ植え込み材料に囲まれるように植えます。
置き場所:少し遮光が必要なので、真夏以外は木漏れ日が当たる位、真夏は遮光をします。
水やり:根腐れしにくい植え方になっていたら、高温生長期は鉢の中がやや乾くのを確かめて週に2回程度たっぷり水やりします。
4 病気と害虫(注意点)
根腐れ・老化
開花株は、長期間植えかえられず、根鉢ごと根腐れ屋枯れに近い状態になっていることがあります。そのまま育てたり、そっくり鉢変えしたりしていると、新しい元気な根が伸びずに衰弱します。翌年咲かない原因の一つがこのような老化です。
6 咲かない理由
図鑑
エピデンドラム近縁属など
以下は上ほど出回らず、やや難しくなっています。
エンシクリア(冷涼性種)
原種
マリエ
メキシコ高地産。花径 5cm、長さ 7cmもある大きな唇弁、緑と白の花色が特長で、爽やかな感じの花です。(蘭爛、写真も)
短茎種
丸バルブ・厚葉
アトロプルブレウム
産。
ディクロマム dichromum
ブラジル産。晩秋咲き
(入門)
長球バルブ・薄葉
スタンフォーディアナム Epi.stamfordianum
原産地はパナマ.ベネズエラ等の南米。花色は地味ですが香りがよいお勧めの1品です。
日の当る窓辺に置くとあたり一面に甘い香りが漂います。開花は春。花茎は弓状に伸び分枝し多数の花を密につけます。
(yorantaro)
山田蘭園HPから転載、http://www.ranshop.jp/otherga-k.htm
ビテリナム vitellianum
メキシコ・ガテマラ産。晩秋咲き
(入門)
橙赤色が鮮やかです。花持もよいし、私の大好きな花です。暑さに弱いと言われていますが、我が家では毎年元気に咲いてくれます。(蘭爛、写真も)
コクレアタム cocheatum
熱帯アメリカ全域産。夏咲き
(入門)
山田蘭園HPから転載、http://www.ranshop.jp/otherga-k.htm
プリスマトカープム prismatocarpum
コスタ・リカ、パナマ 原産。花径 4.5 cm、花茎は直立してきれいな花を 総状にたくさんつける。芳香があり、花持ちもよい。(蘭爛、写真も)
ファルカタム(匍匐茎) Epidendrum falcatum
山田蘭園HPから転載、http://www.ranshop.jp/otherga-k.htm