エピデンドラム(長茎・ラディカンス系)
Epidendrum radicans
今月のラン

百花繚蘭、エピデンドラムの部屋よりhttp://srrhnp.com/epi.html

1.初めに
カトレヤの仲間ですが、広く栽培されている長茎種は丈夫です。細く長い茎に多肉の葉をつけ、小さな花を毬状に咲かせます。
一般的な長茎種と、バルブを作る短茎種に分けられます。とても大きなグループで、花の形も色々です。
エピデンドラムと同じカトレヤの仲間のソフロニチスとの属間交配種は高さ20cm程度の小型です。

2.エピデンドラム図鑑(長茎・ラヂカンス系)
花の向きが普通と反対で唇弁が上にある物が多いです。

原種・交配親
イバゲエンセ(ラディカンス)
Epi. ibaguense ( Epi. radicans )
Gallery蘭爛、蘭花Gallery、エピデンドラム、http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/e10.ibag1.htm

観葉植物名前図鑑、http://www.f-planter.com/plant/book/detail/3959/
メキシコから中・南米に広く分布。花は多数が総状に密につき、径約3cm、花色は変異に富み、黄色?赤色。花期は不定。

和名:エピデンドルム・イバグエンセ
英名:Epidendrum ibaguense
科名:ラン科

別冊
キンナバリヌム
Epi
観葉植物名前図鑑、http://www.f-planter.com/plant/book/detail/3947/
ブラジル産。花は花茎の先端に多数が球状につく。径4?6cmで赤橙色。花期は秋?春。

和名:エピデンドルム・キンナバリヌム
英名:Epidendrum cinnabarinum
クレージーオーキッド、http://myz1925.at.webry.info/200610/

別冊

交配種
ジョセフ・リー マザンスディ
大和路と京滋の花々、庭の花々、Epi. Joseph Lii、http://www.kcn.ne.jp/~koi/niwa14.htm

別冊

プリティーウーマン'アカネ'
原色

プリティーレディー'ミスミ'
Gallery蘭爛、蘭花Gallery、エピデンドラム、http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/e11.ibag2.htm

身近な自然と季節写真集、ラン科、http://nature3.fc2web.com/html2008/20080202epidendoramu_puriteliredelimisumi.htm
エロンガータムを自家交配した実生から育成した品種。

原色

クリスタルバレイ
Abiko Orchid Room, Orchid in Bloom, http://www.orchid.or.jp/orchid/people/hashizume/in_Bloom/Epi/Epi_Crystal_Valley.htm
                                                                       ┌ Epi. erectum
                                                        ┌ Epi. Obrienianum
                                        ┌ Epi. Orange Glow ┤ 1888           └ Epi. radicans
                           ┌ Epi. Joseph Lii ┤        1953   │
             ┌ Epi. Star Valley ┤         1983 │              └ Epi. cinnabarinum
Epi. Crystal Valley ┤ 1993         │            └ Epi. cinnabarinum
          1994 │             └ Epi. radicans
             └ Epi. radicans



スターバレイ
【Epidendrum 'Star Valley'】
身近な自然と季節写真集、ラン科、http://nature3.fc2web.com/html2008/20080202epidendoramu_sutaabaree.htm

交配系統図は上記参照。

原色

種名: エビデンドラム・カショクサイサイ
科名: ラン科
属名: エピデンドラム属
学名: Epidendrum sp.

Gallery蘭爛、蘭花Gallery、エピデンドラム、http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/e11.ibag2.htm
身近な自然と季節写真集、ラン科、http://nature3.fc2web.com/html2008/20080202epidendoramu_sutaabaree.htm


参考・引用・写真を転載させていただいたHP
Gallery蘭爛、蘭花Gallery、エピデンドラム、http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/e11.ibag2.htm
身近な自然と季節写真集、ラン科、http://nature3.fc2web.com/html2008/20080202epidendoramu_sutaabaree.htm
クレージーオーキッド、http://myz1925.at.webry.info/200610/
Abiko Orchid Room, Orchid in Bloom, http://www.orchid.or.jp/orchid/people/hashizume/in_Bloom/Epi/Epi_Crystal_Valley.htm

2009.2.15改題、種類リスト・写真追加

3.エピデンドラムの育て方
カトレヤの仲間ですが、普及種はとても丈夫で、直射日光に近い光や低温に対する抵抗力が強い(中温性)です。


4.エピデンドラムの根
普及種は根も活発で、高芽が多く、高芽からも根を出します。
2008.11.29 開設

参考資料

素人演芸解説、エピデンドラム(ラディカンス系)
http://heboen.hp.infoseek.co.jp/youran/epi.html
原産地 メキシコ〜ブラジル・中南米・西インド諸島
科 ラン科 高さ 20〜200cm
花期 12〜5月 形態 着生・複茎性
別名等 エピデンドルム/ボタンホールオーキッド
イバゲンセ/イバグエンセ(いずれも異名)/ラジカンス(いずれもラディカンス)
日照 4月中旬〜11月上旬の生育期は、戸外で0〜30%遮光
(7月上旬〜9月上旬は50%遮光)
越冬中は、室内の日当たり
水やり 生育期は、用土の表面が乾けば与える
越冬中は、ごく控えめに
肥料 4月下旬〜10月中旬に、7〜10日に一度の液肥、加えて、5〜6月に、固形肥料の置き肥
植え替え 4月中旬〜5月下旬
(深植えしない)
(腐った根は取り、生きた根は切らない)
整姿 葉のない古い茎は、茶色くなったり、しなびていれば切り取る
花が終わったら、花茎を根元から切る
繁殖 【株分け】植え替えと同時期
【茎挿し・高芽取り】4〜8月
(茎挿しは、茎を3〜4節ずつに切り、上下を間違えないように挿す)
(高芽取りは、十分根が伸びたら丁寧に外し、2〜3本ずつ植える)
耐暑性 とても強い
耐寒性 5℃近くまで耐えるが、最低10℃を保つ

同様に扱える近縁属…アンブロストマ、エンシクリア、ディネマ、デルステデラ、ニデマ、バーケリアなど。

エピデンドラム属は、かなり多くの種類があるが、一般的なのは、小さな花が花茎の先端にかたまって咲く、原種のラディカンス(イバグエンセ)を中心に改良された系統である。
ラディカンス系のエピデンドラムは、棒のような茎に、多肉質の細長い葉を交互に付ける。品種が多く、花色が豊富。切り花でも見かける。
同じ品類でも、環境によって、手のひらに乗るような大きさから、人の背丈くらいまで、さまざまな草丈になる。小鉢でもよく開花するが、大株に仕立てると見事。
茎の途中からもよく根を出すので、乾きすぎないよう、根に霧吹きをするとよい。生育期間中は、高芽もよく発生するので、これを採取して植え付ければ、簡単に殖やせる。
ラン科植物の特徴の一つに、花の子房がねじれて、花が上下逆に咲く(唇弁が下にくる)、というのがあるが、このラディカンス系のエピデンドラムは、子房がねじれず、唇弁を上にして咲くのが特徴。
たまに、原種のセントラデニウム(セントラデニア)も見かける。これは現在、オエルステデラ属に分類されているが、今でもエピデンドラムとして売られていることがある。茎も葉も細長く、全体にひょろひょろで、いかにも弱々しいが、性質は強健。やや寒さに弱く、最低温度は8〜10℃必要。花期は4〜6月頃。
その他のエピデンドラム属の原種には、イレンセ、キンナバリヌム、クリスタツム、シリアレ、スタンフォルディアヌム、パーキンソニアヌム(ファルカツム)、ポーパックス、プセウドエピデンドルムなどがある。いずれも、同様にして栽培できる。

ディフォルメ プセウドエピデンドルム
姿はあまり似ていないが、エピデンドラム属は、カトレア属に近縁である。近縁属との間に、いくつかの属間交配種(人工属)が作られている。
エピカトレア…エピデンドラム×カトレア
エピフロニティス…エピデンドラム×ソフロニティス
エピレリオカトレア…エピデンドラム×カトレア×レリア
キルチャラ(カーチャラ)…エピデンドラム×カトレア×ソフロニティス×レリア
ブラソエピデンドラム…エピデンドラム×ブラサボラ
ヤマダアラ…エピデンドラム×カトレア×ブラサボラ×レリア
エピデンドラム属のうち、茎が肥大してバルブを作り、花の唇弁(リップ)とずい柱(コラム)がくっ付いている種類は、エンシクリア属として独立させることが多い。該当するのは、コクレアツム(コクレアタ)、コルディゲルム(コルディゲラ)、シトリヌム(シトリナ)、ビテリヌム(ビテリナ)、フラグランス、プリスマトカルプム(プリスマトカルパ)、ネモラレ(アデノカウラ)、マリアエ、ラディアツム(ラディアタ)などである。(カッコ内は、エンシクリア属に分類したときの種名。)このうち、シトリヌムやビテリヌム、マリアエなどは、暑さに弱い。
 
プリスマトカルプム ラディアツム

http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyCattleya.htmより転載
Epi. atropupureum var. rosem  エピデンドラム・アトロププレウム変種rosem 

2004年4月4日 神戸らん展新垣洋蘭園にて500円

こういう花ええなあ、と思っていた種がよりどり2株1000円ででていたのでつかんだ。しかもつぼみが2つついているのである。かなりお買い得だったと思う。

 安定が悪いためプラ鉢からはずして3号素焼鉢にミズゴケ杉皮混合で植えつけた。

 2005年1月15日新バルブは先代に比べて葉がたれてあまりよろしくない。9月11日新芽が完成している。10月8日、来年に期待だ。 

 2006年9月16日バルブは育ったようだが、相変わらず開花は遠い。



Epi. boothii エピデンドラム・ブーシー

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 分け株をいただいた。プラ鉢にミズゴケで植えつけた。別途高芽を2.5号素焼鉢に植えた。

 2007年4月7日植え替えを行った。もらったときのまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。

2007年12月5日開花。レモンのよなさわやかな香りがある。

2008年2月17日断続的に咲いてくれている。



Epi. difforme エピデンドラム ディフォルメ

2005年1月23日 明石ラン展(明幸園)明石ラン会分け株 500円

北アメリカのフロリダからペルー、ブラジルなど広く分布。花は淡い緑色。花期は秋。わざわざプラ鉢に植えてある点に注意したい。新芽がいくつもある。

2005年5月つぼみが出てきた。6月25日開花。結構長く咲いてくれた。10月5日北海道S氏にもらっていただいた。



Epi. falcatum  エピデンドラム・ファルカタム

2005年6月7日 堺市H氏より寄贈

見たこともないような妙なバブル。

 2007年4月7日植え替えを行った。もらったまんまだった。もらったときはバックバルブだったらしく、こちらにきてでた今の本体にだけ根が出ていたことがわかった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Epi. floribundum エピデンドラム・フロリバンダム 

2004年5月18日堺市のH様よりいただいた

 「数年花なし。茶の香りがするとか」。フロリバンダに縁がある。同じ名前を他属でみるがどういう意味なのだろうか。エピデンドラムの原種は楽しみである。

 2005年1月15日株がちょっと大きくなったという程度である。10月8日おなじくすこし大きくなった。

 2007年4月7日もらったまんまだった。2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Epi. floribumdum ‘Miyao’(AM/AOS) エピデンドラム・フロリバンダム ‘ミヤオ’

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

デンファレみたいにみえる。

2007年4月8日植え替えをした。過去のバルブの半分も高くならない。最近花芽がしけたらしい。戴いて以来植え替えていないので着手。もとのまま2.5号素焼鉢に杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Epi. pentotis  エピデンドラム・ペントティス 

2005年6月8日 静岡市のK氏より寄贈される

 エンシクリアの仲間らしい。かなり大きく格好がよい。

9日少々ぐらぐらしていたので、好みの杉皮底、ミズゴケ単用で素焼鉢2.5号に植えかえた。10月8日新芽2つが伸びてきている。

2006年2月18日新芽2つが小さいながらも育った。

2007年3月25日かなり栄えているのかシースが2つ。太いつやのよいバルブやら長いのやらがある。

8月4日シースはいくつかあるが出てこないねえ。



Epi. sophronitis var. Verithii エピデンドラム・ソフロニチス 変種ベリシー

2005年6月8日 静岡市のK氏より寄贈

 ちっこいエピデン。種名にphronitisとあったが、多分ソフロニチスだろう。Epidendrum sophronitis Linden & Rchb. f. 1867

 2006年

1月21日ソフトニチスのような赤い色をした意外な大きさの花がいくつも咲いた。

2007年1月8日に開花。3月25日にもなお開花中。

4月7日植え替えを行った。よく咲いている。もらったまんまだった。2号プラポットから出したら2つにわかれた。2つのプラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Epi. stanfordianum

2003年8月23日春園生花にて588円で購入

メキシコ、パナマ、コロンビア、ベネズエラに分布している。このあたりは雨季と乾季がはっきりしているという。冬から春に根本から長い枝分かれする花茎が上がってきて香りのある多数の花を付けるという。

大野への買い物のついでに岩国の「春園生花」に足を伸ばし、気になっていた「スタンフォーディアナム」を迷い抜いて購入した。「980円、高い、うううしかし1ヶ月も考えてきたのだ。」といいつつ置く。店の入り口付近にはBlcだのアングロカステだのアスコセンダなどを3株千円という強力3点セットがあって心をかき乱していた。しかし決め手があった。再度(合計6回目くらい)「スタンフォーディアナム」を手に取ったとき、花茎が根本から上がっていることに気がついた。こういうパターンは私にとっては珍しい。かくて選んだ株を固く握りしめてレジに行くと、4割引だったそうで結局588円になった。

根本から花茎は2本上がってきたようで、新芽も2本あるから来年の春は期待できそうだ。この種は明幸園でも1600円で出ているからかなりお得だったようだ。

2004年1月9日花芽だろうか。まだ1cmほどである。2月7日3cmほどになった。

3月21日新芽でしたねえ。また来年ということで。

5月30日昨年の夏に買って不発だったEpi.スタンフォーディアナムは植え替えの必要を感じる。大きいので分割してしまおう。こういう原種なら貰い手もすぐ見つかるだろう。と思っていたらバックバルブが2つ取れてしまい、それ以上分ける気がしなくなった。根のごわごわと固い植物である。元と同じ3.5号素焼鉢にヤシガラ、ミズゴケ、杉皮の混合で植えつけた。

7月17日植え替え後元気のよさそうな根がたくさん出ている。

2005年1月15日また作落ちと覚悟している。6月4日新芽も出ないし、不調である。

7月23日新芽が出たので植え替えた。杉皮がほとんどで、相性が悪かったようである。バックバルブを取って3.5号鉢から3号素焼鉢に、杉皮ふた中国産ミズゴケで植え付けた。

10月8日植え替えがよかったのか新芽2つが順調に育っている。

2007年8月4日新芽が見える。



Epi. Eagle Valley ‘Orange King’ エピデンドラム・イーグルバレイ ‘オレンジキング’

 2005年9月10日 I氏よりいただく

 だんだん弱っているとのことだったのでもらってきて再生を図る。10月8日特段動きはない。

 2006年2月18日 2株あるうちの1株に有望なバルブが一本伸びてきている。

 4月23日開花。リップが不明瞭というか、ない。オレンジ色が好ましい。

 2007年3月25日つぼみが大きくなってきた。3月31日開花Epi. Eagle Valley ‘Orange King’。リップはどれ?という珍しい、しかも色のいい花である。



Epi. Pretty Lady ‘Misumi’ エピデンドラム プリティレディー ‘ミスミ’

2007年5月6日 I氏よりいただく

 エピデンはついつかんでしまう。

9月2日バルブが1つポロリと取れて、2.5号プラポットに椰子ガラとミズゴケで植えて1株増えてしまった。



 Epi.「キャンディベル」(宮川洋蘭)とのこと

2001年12月16日 宝塚園芸サービスより525円にて購入

エピデンドラムが安かった。500円である。キャンディという名前が付いている。うすい黄色だ。葉っぱが柔らかくなっていて少し弱っているようにも思えるが、新芽が2つ元気の良さそうな根を出している。花は1月に入ると貧相になったが、見切り品でも1ヶ月近く咲いていた。花茎の側面から別の芽が出てきてこれからどうなるのかよくわからないところがおもしろい。あちらこちらに芽がでてくる蘭である。その芽も部屋が寒いのか不調になっている。自作ランケースに入れて夜間18度に保ったところ花芽が伸びてきて3月10日に再度開花した。その後も延々咲き続け4月25日になお盛りである。5月5日に花はさらに増えてつぼみも増えつつある。いったいいつまで咲くのだろうか。別の花茎も伸びつつある。今年に入って通算3ヶ月咲いていることになる。年間6ヶ月咲く、とついていた解説の紙(宮川洋蘭)に書いてあった。あながち嘘でもないかもしれない。全くよく似た鉢がスーパーの見切り品でやはり500円で売られていた。花好きは持つべき経済的な鉢だ。

5月に入り気がついたのだが、花がついている茎から高芽がでてきた。また、別の花茎が成長して立ち上がってきており、つぼみが見え始めた。これが開花するとまた長く咲いていることだろう。こういうめったやたらと咲く花が欲しかった。欲を言えば一年中咲かせてみたいものである。花があるのに骨粉入り発酵油粕の置き肥を置いた。

6月2日になり、この一週間よく日に当てていたら上側の花は唇弁の根元がくっきりと赤くなり、下側の花は花びらがピンク色になった。黄と赤、ピンクがミックスした花の集合体で、こんなのは本でも見たことが無い。この花に欠点があるとすればいつまでも咲いているため見飽きてありがたみが薄くなることだと思っていたが、色が季節により変わるのであれば話は違ってくる。また、そろそろ通算開花期間4ヶ月である。高芽が出た花茎はつぼみの増産が停止した。もう一方はまだまだつぼみがある。新規なつぼみがたくさんついた花茎もふくらんできた。

6月23日高芽が出ていた花茎は栄養を高芽に取られて花が終わってしまった。残りの2本ががんばって通算開花期間5ヶ月を目指す。

品種名を尋ねていた宮川洋蘭様から「キャンディベル」ではないか、というお知らせをいただいた(ありがとうございました)。登録品種名ではないとか。

7月20日、高芽は切り取って2.5号鉢に水苔植をした。

8月18日この高芽が開花した。本家の花がほとんどなくなりかけているため、この分家でなお開花記録を伸ばしそうだ(そんなんありか(^^;)。購入からの通算開花期間は6ヶ月に達した。9月1日に本家はミズゴケと素焼き鉢にカトレア仕様で植え替えた。9月9日に最後の花が終わった。ちょうど半年かかった。やれやれ。咲けばいいと思っているような花で、なにやらけなげでよい。今後いつ咲くのかは不明だが、芽は多い。

2003年1月ようやくつぼみらしいものが上がってきた。分け株と本株の両方からでてきている。本株は花芽5本でくるようだ。高芽採りの小さい鉢が3月1日に開花した。この2号鉢の小さな株は見れば見るほど味がある。小さくても貧相にならない。高芽がでてきている。根元から新しい株が大きくなりつつある。いろいろな相があって面白い。ランをもらってくれる人がかみさんの知り合いに見つかったのでその人に差し上げる予定だ。本家の方は花茎が5本も立ち上がってきた。3.5号鉢にしては盛大である。これもいい鉢になりそうだ。名無しだが本当に楽しめる。ランの楽しみがにじみ出てくるような鉢だ。

ただ、花茎にアブラムシがわいてしまった。キンギアナムの失敗に懲りて、綿棒の先をとがらせてアブラムシを丁寧に捕った。これを何度もやった。4月16日盛りになった。初期の花も1つ落ちていた。

アブラムシがとれないのでスミチオン乳剤1000倍液に花をざんぶりと漬けた。その後あまり効果が見られない。花も6月末に終了。高芽がいくつか伸びてきた。7月20日新芽が1つ見える。

8月26日雨ばかりの気候が気に入らなかったのかあまり元気そうではない。

10月11日2本のまともなバルブが育っているのでとりあえず問題はない。

まともなバルブの一本が取れてしまい不本意ながら1鉢増えてしまった。

昨年もらわれていった鉢が嫁ぎ先でよく咲いているそうである。植え替えた方が元気になるのであろうか。11月26日分け株を堺市のH氏に発送した。

12月に高芽取りをした。本家はちゃんとしたものが1本になってしまった。

12月29日本家にシースが1本だけみえる。昨年は5本だったので今年はたいした作落ちである。

2004年1月12日高芽採りの株は最後の葉がとれてお亡くなりになってしまった。親株からはシースから花芽が出てきた。2月10日に開花。新芽もあるが、株全体は弱っている。

5月10日北海道S氏に異動



Epi. ‘Hanakoujou’ エピデンドラム「花工場」

2003年12月14日花工場480円         

赤の発色が素晴らしくよいエピデンドラムがあり98円のカトレアと一緒に購入した。花茎は4本ある。こういうエピデンドラムはものすごく長く咲くのでありがたい。新芽もある。

2004年2月1日花茎4本がなお満開である。2月20日ごろかみさんがおっことして花茎3本を折る。

2004年3月22日折れたところからさらに花芽が上がってきた。新芽の花芽も上がってきたのでまたにぎやかになりそうである。

7月17日なお好調に咲き続けている。8月1日新しい花芽が出てきた。これは1年間切れ目なく咲き続けそうだ。すごい植物である。11月7日なお咲いている。高芽に花芽がありそうだ。

2005年1月15日結局13ヶ月咲き続けている。たいしたものだ。2005年1月29日花茎は1本になった。そろそろとぎれそうだ。2月その花茎が勢いを盛り返し、さらに新たに育った新芽から花茎が上がってきた。2月21日で436日になる。

4月16日。購入以来500日近くノンストップで咲いていたため手付かずだった。もともと恐ろしく水はけの悪い沼のような鉢だった。どうも葉の調子が悪いとみてはずしてみる。コンポストは劣化しているようだ。ほとんど高芽から花が出ている状態である。高芽をはずして、本体はプラポットにミズゴケゆるめでうえつけた。高芽は2号素焼鉢に杉皮で底ふたをしてミズゴケだけで植えつけた。なんのかんので4鉢になった。これは貰い手がすぐ見つかりそうなので別段問題はない。

その後いつしか花が途切れ(5月22日に記録があるのでこの日までで526日)、2005年6月20日に本流の鉢から開花した。断続的にほそぼそ開花。10月8日はな茎はない。

2006年3月29日開花。断続的に10月まで咲きつづけた。高芽がとれて一株増えた。

2007年3月8日開花。花茎6本で開花。ばたばた倒れてくるので4月7日に植え替えた。はずしてミズゴケを換え、比較的背の高い3号プラポットに杉皮蓋をして、ミズゴケをいれ、HB101をしみこませた顆粒(もらいもの)をいれ、株の根にミズゴケを巻いてねじりこみ、上からミズゴケを足して植えつけた。



Epi. ‘Nakazato’ エピデンドラム‘仲里’

 2005年4月2日 神戸らん展 仲里園芸 500円

  いつも良く行く仲里園芸にかみさんが関心を持っていた「花のでかいエピデンドラム、オレンジ色が好き」があったので、買った。苗なので植え替えが必要だ。

2006年5月17日一本だけ開花

 2006年7月2日なぜかいままで登録もされていなかった。開花して現在も咲いている。買ったときはひょろひょろだったものが直射日光栽培でがっしりしてきた。オレンジ色で買ったつもりが白だったとは。

2007年3月9日開花。花茎は3本。白い花がかみさんの気にいられて輸出禁止に。

2008年2月17日花茎を2本折っても6本がしっかり延びてまもなく開花という堅調な仕上がり。プラポットを気にいってくれたということか.