今月の洋ラン
デンファレ
Dendrobium phalaenopsis hyb.


1.初めに
デンドロビウムの仲間で、花の形がファレノプシスに似たD. phalaenopsisを親とする交配種です。
切り花として生花店で良く見かけますが、夏から秋の他の花が少ない時期に咲き、花が長持ちします。
ノビル系よりも、寒さに弱いので難しいとされてきましたが、冬の温度を保ちやすくなった近年では、むしろ花が咲きやすくなっています。
産地はノビル系がアジア全般なのに対して、オーストラリアからニューギニアが主です。
D. bigibbumの小型変種を中心に改良されたミニデンファレは、大型に比べて低温に強く、栽培が容易です。

2.デンファレ図鑑
(1)ミニデンファレ原種
ビギバム
写真集、ミニデンファレの代表
Den. Caronii-compactumx compactum
蘭花ギャラリー、花径 4 cm のミニデンファレ。繁殖力旺盛、花付きよく、作り易い。


(2)ミニデンファレ交配種

ファンタジーランド'プリンセス'
写真集、パステルピンク、ミニ系品種、ひじょうに人気がある

ミニパール
写真集、小型、小輪、原種同士の交配、人気を博した、低温に強い、株立ちになりやすい

ペガサスピンク
写真集、花上がりが良い、生産量が多い、花もちが非常によく、人気
Den. Pegasus Pink '444' デンドロビウム ペガサス ピンク’444’
蘭花ギャラリー、花径 5 cm のミディ・デンファレ。
丈夫で、花付きもよい。




エイマホワイト/ペガサス
写真集、白花の代表品種、株はコンパクトで丈夫で作り易い


白喉赤
グロ−バルビレッジ
写真集、ミニ系の代表品種、春に咲いた株に秋もう一度花を着けることもある、低温に強い

白喉桃
ハワイアンゼム
写真集、強健品種で低温にも強く、一般家庭の室内管理で越冬する

(3)大型種原種

(4)大型種交配種

ビューティークイーン'サクラ'
写真集

シャネル
写真集、大型のケーンタイプ、淡い桃色、人気がある、海外では切り花品種として有名

桃覆輪
ジェシカ
写真集、大型、大輪、花は大輪で美しい、草勢が強い、大鉢用品種として人気がある

プリンセス キコ
中型、丸弁、パステルピンク、人気を博した

桃赤
タネットストライプ
写真集、大型、大輪、ストライプをデンファレの主力品種にした銘花
、http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyDendrobium.files/DenRoyal200211170025.JPG、不詳

紫紅
カセムピンキー
写真集、大型、大輪、紫紅系品種の中では丈夫で育てやすい

Den. Blue Twinkle
蘭花ギャラリー



クイーンサウスイースト
写真集、赤系の代表種
蘭、開花株の世話


テイスイケン
写真集、大型、大輪、濃赤品種の中では花つきが良い、早咲きの性質が強い優良品種


赤覆輪
エカポール'パンダ'
入門
写真集、大型、バルブは矮性、花は丸弁整形、早咲き、デンファレの歴史を変えた銘花

ソニア
写真集、大型、大輪、流通品種の中では最大級


白唇弁赤
ミーセンニン
写真集、大型、ケーンタイプ、花も比較的大きくボリュームがある、白と赤のコントラスト鮮やか、花つき良い

白先淡桃
プレムパステル
写真集、大型、大輪、やや剣弁、弁先に淡桃、低温に強い、人気が高い、高温時期に蕾が落ちる



グロスターチャーム
写真集、黄花コンカラー、花上がりは不定期で周年開花が可能

黄赤
タイスパイク'ウィッチラブ'
写真集、大型、ケーンタイプ、人気を博した

黄唇弁赤
トンチャイゴールド
写真集、大型、大輪、黄花の中では最も早咲き、小さな株でも輪数が着く、人気が高い


アラン ウマキ
写真集

プラナグリーン
写真集、大型、大輪、緑花では最高レベル、株は強健

ラン・ロエン
入門

アサヒ
入門

テオドール タキグチ'スプラッシュ'
入門

マダム チェリー'チェンマイ'

原種

ファレノプシス
写真集

カナリキュラタム(ケーンタイプ)
写真集

参考資料
入門:主婦の友・決定版・失敗しない洋ラン入門2002
写真集:原色洋ラン写真集1997
Gallery蘭爛、蘭花ギャラリー、デンドロビウムの仲間、http://www.ne.jp/asahi/akahori/orchid/dendrobium.htm
蘭、開花株の世話、デンドロビウム、http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyDendrobium.htm
公開2009.3.24

交配種
白花 スィートラブ        白花で唇が桃色         桃花
    
                                    

3.デンファレの育て方
「易しい種類」である、シンビジウムやデンドロビウムに比べると、直射日光では日焼けする、冬は最低10℃以上でないとその後の花が期待できない、やや根腐れしやすく・病気にかかりやすいなど、育てにくくなっています。
根腐れを避けるには、慣れないうちはミズゴケよりもバーク植えの方が良いかもしれません。
柔らかい透明ポリポットに植えて、鉢底近くに横穴を開けると、
植え込み材料の湿りや根の健康状態が見え、鉢底の過湿が防げます。
病気 デンドロビウムよりはやや病気になりやすい、葉に黒点が入り黄変することがあります
株分けの例、両側の根元の内側の白い所が2つに割った跡



4.デンファレの根
元気なときは、根の先が緑で伸び続けます。

5.デンファレの育て方
2009.3.23
http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyDendrobium.htmより転載

デンドロビウム属なのだけれど、活動や世話が異なっているためあえて「デンファレ」でくくる。真冬の夜間12から15度高温とそれ相応の湿度を要求するので戸建てではいろいろ苦労する(が寒さで枯れたものはまれ)。日がよく入るのならマンション向きのランではないだろうか。

最初に買ったものが簡単に咲いたため味をしめていろいろたくさん買い込んだが、団地から一戸建に環境が変わって(冬が寒く、暖房で湿度バランスが乱れた)冬越しに苦戦した。ある種は背が高すぎて自作保温ケースに入らず毎夜8度で越冬し、少々いじけてはいたが花まで咲かせた。秋に買ったもので元気の無かったものは3株程度しおれてしまったようだが、ほとんどは生き残ったので、かならずしも困難な蘭ではない。

春に出る芽を見るとその太さで先の生育がわかるような気がしてきた。太くしっかりしていると先々大きく育つ。バルブ一本で夏と秋に2本は花芽を出す。冬咲きが一株あって、これを咲かせるには温度を高め湿度を適正にしなければならない。

本を見ていると、これまで「30%遮光」とあったようだが、「直射日光」という記述をよく見るようになった。葉の様子を見ながら直射日光にならしながら当てる。2002年4月24日時点でほとんどの株に芽があり、油かす+骨粉発酵肥料を与え、戸外栽培、水たっぷり、直射日光という本格的な栽培条件でゆくことにした。これがよかったようだ。ただ、連日36度という日はつぼみが落ちたので、つぼみつきには気をつけたほうがよい。

5月に入っても戸外最低温度は15℃をたびたび下回っているので出したり入れたりである。こっちが風邪を引いてしまった。

夏中直射日光勝負であった。葉やけをしたものもわずかにあったが育成はおおむね良好だ。花茎が一気に3本出てきたものがある。花を増やして、茎は小出しにし、来年にまわして欲しいと思う。

9月からいくつかが咲き始める。これから1月までいろいろが咲く(どっこい5月まで花があった)。本当に面白いほどよく咲くのでデンファレはこたえられない。冬の保温さえ気をつければ実に扱いやすいランだと思う。

職場と家とでは夜の気温が異なり、そのことがデンファレの生育と開花時期に大きく影響することが明らかになった。同じ種類を夜温の高い職場で育てた場合、開花は9月6日だったが、およそ3度ほど夜温が低い家でそだてたものは12月9日に開花した。

2002年の成績は12種類中9種の開花というところであった。ノビル系にくらべて各段に開花期が長いといううまみのある栽培が楽しめる。9月から5月まで花があったというのは恐ろしいばかりの開花期だ。環境がもっとうまく作れれば年中花を見られるのではないだろうか。



Den. Queen Southeast クイーンサウスイースト

2000年2月24日 ハナジマオーキッドにて苗を500円で購入。

ごくよく見る色合いのデンファレである。2000年9月に開花以来11個の花がつぎつぎと咲き、およそ2ヶ月間花を楽しめた。花茎が横に伸びて、さらに花の重さで鉢が倒れそうになった。

2001年3月6日に新しい芽が出た。長く成長し、つぼみが14もついた。昨年よりも1ヶ月ほど早く8月18日に開花。さらに、昨年咲いたバルブからも花芽がでて開花。

2001年10月2つある花が咲いたバルブからそれぞれ花芽があらたに成長をはじめた。11月1日に常に20℃以上をキープしている職場の窓辺に出向。12月9日に今年二度目の開花。それぞれのバルブからのつぼみが同時に開花した。夜間の温度が低い(9度くらい)と花の調子が悪く、開かないつぼみもいくつかあった。暖かくない状態で咲かせると花が今ひとつである。

2002年の春は芽だしが遅れているようだ。5月の中ごろだったのではないか。

8月11日ごろだったか花芽が出た。9月8日まもなく開花だ。9月10日に開花(新芽がでて4ヶ月で開花とはすさまじい速さだ。どんな秘密があるのだろうか)。つぼみは15個。支柱を立てる。室内で順次開花させている。いくつかデンファレが咲く中でかなり発色がよいデンファレだと思った。花のスパンは56mmだった。10月3日最初の花がしおれた。つぼみはあと3つばかりのこっている。15個の花すべての開花は無理であったか。

昨年のバルブから小さな花芽が出てきた。10月8日には真横に5cmにもなった。10月12日すべて咲いた。10月31日終了。ざっと50日間。

しかし昨年のバルブからつぼみが3つ大きくなりつつある。だが、温度が足りなかったためかこれはうまく咲かなかった。

2003年5月12日無難に新芽を出して大きくなりつつある。今年の新芽の生育は今ひとつである。植え込みが古くなっているためだろう。来年は植え替えだ。

8月16日花芽が今年、昨年、一昨年のバルブからそれぞれ出て3本のびている。天晴れである。

9月6日開花。昨年バルブからの蕾も14日に開花。9月20日はやくもしおれ始めた花が出た。10月2日花茎3本がそれぞれ咲いている。10月27日終了51日間。来年は小さい鉢に植え替えよう。

2004年8月1日バルブは育っているが伸び悩み気味。それでも花芽がでてきた。8月28日花芽を食われたのち、バックアップがでてきたが側面をかじられて曲がっている。それでもつぼみが出た。バルブは今年不作だった。年々小さくなってゆくのがかわいそうだ。あまり日の当たらない団地の頃の方が勢いがあった。あの当時買ったときは小さかったが、半年でかなり立派になったのだ。いったい何が必要なのだろう。

10月4日曲がった花茎で開花していたが、花の重みで折れて切り花に。新芽から出た花茎がさらに咲くつもりで大きくなっている。来年は大事に行きたい。10月17日第二花茎から開花。

2005年4月10日このところ生育が思わしくない。昨年も植え替えているが、鉢が大きく見えるので3号から2号におとした。内部は根のまわりがわるい。杉皮がおきに召さなかったのだろうか。2号素焼鉢に杉皮で底蓋をして、椰子ガラ+ミズゴケ+杉皮で植えつけた。9月14日開花。

2006年5月2日新芽がある。8月開花。古いバルブからも花芽がでて過去最高のでき。



Den. Arika アリカ

2001年2月24日 国際蘭展東京ドームにて沖縄仲里園芸より700円で購入。

2001年3月3日に気温が沖縄並みの職場のパソコンの上で開花した。開花した最初の花が5月17日にしおれるまでの76日間ずっと咲いていた。これほど長く咲く花があろうとは思わなかった。この花は白地に新弁がほんのりとピンク色でたいそう美しいが写真写りが悪い。だが、株全体の姿がよい、たいそうよい花だった。

新芽がでてこないので心配していたが、5/31に芽が出てきたのを確認。花が遅かったためか、気温のためかスタートが遅い。10月バルブは昨年の二倍と大きく成長したが、花芽がなかなかでない。11月10日頃になってやっと花芽をみつけた。これがじわじわ育って12月末に細いつぼみをいくつか見せるようになった。

2002年2月12日開花の兆しもあるが、最低気温8℃がつづきうまく開花させられそうにない。高さ70cmの株である。自作ランケースには背が高すぎて入らないのだ。なにやらかわいそうなことをした。それでも無理矢理ランケースに入れ咲かせた。次第に花もほぐれ、昨年ほどみごとではないが咲いている。それにしてもなぜ2月に咲くのであろうか。もっと早く11月ごろに咲いていれば美しく長くたのしめたことだろう。3月19日に最後のつぼみが咲いた。花が5つあり、昨年とはまるで違った花に見える。なんとか格好がついた。それにしても冬のこの時期にさかなければいいのにと思う。環境が悪いのか、花がしおれるのがはやい。最後に残った花を4月23日に花切りした。5月半ばには芽が出ていた。ゆっくりと大きくなる。9月28日近所の花屋に同じ品種の開花鉢を見かけた。

10月3日、昨年のバルブから花芽が2つ出てきたようだ。前回の開花は温度が低くて本領を発揮できなかったが今回は大丈夫だろう。しかしバルブが大きくてやはり棚からはみ出す。今年のバルブからも2つほど花芽が出そうだ。しかし今年は気温が低く伸び悩んでいる。来年こそは気温の高い職場でがんがん日に当てて9月の開花を目指す。

12月21日:振り返れば作戦ミスだった。温度が低いためせっかく出た花芽3本を咲かせることが出来なかった。早くからもっと暖かい場所に置けば見事に咲いたろうと思うと残念である。自作のケースでは限界があるのか、それとも打つ手が遅かった。寒くなったらすぐにフル装備にしなければだめだ。といっても試行錯誤がつづいているのでいきなりは難しい。今年の仕様をよく覚えて置いて来年こそはよいケースにしたい。

2003年3月17日新芽が出てきている。昨年より2ヶ月は早い。これをできるだけ早く大きくして今年は早く咲かせよう。5月12日新芽の長さ3cmである。幾分気温の高い場所で育てている。

8月18日花芽らしいものが見える。一ヶ月以上早い。これで今年はすごい開花が期待できそうだ。9月12日蕾が見分けられるようになった。今年はばっちり鑑賞できそうだ。昨年のバルブからも出てきている。10月2日開花まで待たされる。デンファレにしてはつぼみが比較的大きいと思った。

10月7日開花。花が大きい。ミニカトレアなみの大きさの整ったクリーム色にほんのり桃色が差した実によい花が咲いた。10月14日の計測では88mmに達し、デンファレでは最大、デンドロではフォーミディブルに次いで2番目のでかさであった。かつての写真の面影はない。本当に化けた。さらに90mmに達していた。10月15日に風で倒れ花茎を吹っ飛ばしてしまった。切り花は3週間咲き続け、第二裸バルブの開花に引き継いだ。2004年1月7日に終了(93日間)。

2004年8月1日遅れ気味ながら新芽が4cmほどになった。8月28日追いついてきたという感がある。9月に巻き返せば11月にすごい花が咲きそう。

花芽が出てきた時期が遅い。

2005年3月4日つぼみ1つだけが大きくなりつつある。3月10日開花。これがうっとりするほどよかったという記憶がある。

10月7日はなめはまだだがこれまででもっとも大きなバルブが出来た。

2006年2月1日開花。結構寒そうな環境にもめげずよく咲いてくれたと感心する。5月出向先でなお開花中。出向から帰ってきてすでに新芽があった。9月15日例年より生育が早い。12月26日開花。花茎2本。2007年4月過ぎてまだ咲いている。



Den. Burana Charming ブラナ チャーミング

2001年3月20日ナゴヤドームの蘭展の台湾系の店(長青蘭花礼品公司:どうも枯れたものが多かった怪しい感じのする店であった)で花がしおれていたものを500円で入手。濃い赤紫色の花である。こういう色のデンファレをほしいと思っていたのだった。

2002年:しかし活きが悪すぎてバルブがぐらぐらしており、5月になって葉っぱがなくなってしまった。しかも新芽の活動がない。5月31日にバックバルブからきわめて小さい芽が出ているのを見つけた。こりゃどうも今年は無理か。

7月末には高芽も3つばかりでてきた。8月高芽をとって植え、2鉢になる。咲くとすれば来年だろう。だが、この2鉢は寒さのためかほどなくお亡くなりになってしまった。

10月19日普通サイズより少し小さいバルブが出来上がったがなかなか花芽が出てこない。おっと、新芽がでてきやがった。なにをかんがえとるのだ。12月21日寒さで伸び悩んでいる。4月なんとか越冬できたようだが、矮小なバルブになり、今後の成長ぶりが怪しい。

2003年8月16日古いバルブから花芽のようなものが出てきた。9月20日間もなく開花である。ほかに花茎が2本、合計3本でた。裸バルブからの蕾で9月24日開花。黒いような赤紫色の蕾である。開花後も我が家屈指の濃い赤紫色で花も大きい。2つのつぼみのうち1つは弱ってしまった。11月12日第二裸バルブ、今年度バルブと咲き続けている。来年はもっとすごいのが咲くぞ。

2004年7月21日最近やっと芽がでてきた。今年は遅すぎた。8月1日2本順調ではある。8月28日結構巻き返してきた。2004年は咲かず。

2005年成長が遅く今年もあかんようだ。暖かいところに持ってゆくべきだった。失策であった。5月16日北海道S氏に異動。



Den.「倉敷」 

2001年8月16日倉敷にある花屋でバンダとおぼしき植物と一緒に700円で購入。

ねっこが過湿よわっていたので植え替えた。4株ある。9月根元から新芽がでてきた。葉が散ってしまい新芽ものびが悪い。商店街の日当たりの悪さもわるく効いていたのか何株かお亡くなりになった。生き残りも少々苦戦している。

2002年春になり、持ち直した。バルブが立ち上がり、よく育って花芽がでてきた。10月3日になって、花芽をもつ鉢は2つほどありそう。まぎれてしまい、どれがどれやらよく分からなくなっているが、白いデンファレはこれだけなのでそのうちわかるだろう。

10月5日に開花した。葉のないバルブからも花芽が出てきている。珍しいことだ。開花した株は10月12日にもらわれていった。11月20日No2の鉢からゆっくりと花芽が上がってくる。No3は人に差し上げる予定。

12月21日No2はつぼみがひとつ残っている。むずかしいところだ。咲くには咲いたが、ほどなくしおれてしまった。

2003年古いバルブから花茎が出てつぼみ2つが7月30日に開花。異例の事態である。T氏にもらわれていった。

9月20日つぼみがずらーっと並んだ花茎がある。9月26日開花。10月2日花は3つ咲いたがドーサルセパルが反り返っている。12月12日終了(78日間)。

2004年2月7日新芽を見つけた。8月1日まあまあの大きさに育った。10月2日開花。つぼみの数は多くない。

2005年10月8日つぼみがいくつかあり順調である。

2006年9月15日よく育って花芽がでてきた。10月25日開花。



Den. Jacqueline Thomas x bigibbum ジャクリーントーマス×ビギブム

2001年8月17日因島にある因島ランセンターにて1000円にて購入(かみさんに買ってもらった)。花の形状が見たこともない珍しいものだった。だが、耕三寺を観光中うっかり車中に忘れ、熱気にあたり花はパーになってしまった。2分も眺めていないのに。しくしく。

10月になり根本から芽が出てきたがこれも寒さにやられてしまった。これはだめだと絶望的になった。

しかしなんとか越冬し、春から芽を出して高さ8cmのバルブにもかかわらず2002年8月花芽が出てきた。デンファレは本当に咲かせやすいと思う。9月19日に開花。やはり変な形をした花びらである。花5つがすべて開花したのは9月30日。花のスパンは42mmと小ぶりだった。妙な味のあるデンファレである。11月11日終了54日間。

2003年9月19日バルブは昨年より幾分大きくなっているが花茎は遅れている。11月12日花茎はかなり遅れている。12月10日今年は出さないことにしたようだ。

2004年8月1日まあまあの大きさに育った。8月28日昨年のバルブからまもなく開花という花茎と今年のバルブから2本も花茎が出てきた。8月31日開花。10月4日花茎3本でかつてない花盛りである。小さな鉢がよかったのか実によく咲いた。

2005年8月2日古いバルブから開花。9月中ごろまで咲いていた。10月7日新しいバルブからつぼみが出てきた。

2006年9月15日過去最高の生育振りだ花芽2本でつぼみが多数出ている。開花日の記録がない。10月16日花が変異して普通のビギバムみたいな花が咲いて驚いた。明らかにつながっているバルブから色だけは似ているが、あのへんてこりんな格好の花でないすっきりした花がついているのだ。



Den.’宮島’ 

2001年8月18日宮島の対岸にある沖島園芸にて525円で購入

3株寄せ植えで、新しい芽がそれぞれの鉢にあり、根も元気だった。素焼きの3.5号鉢に植え替え育てている。10月には3鉢とも花芽を伸ばしている。お買い得だった。どんな花がさくか見当がつかない。

2001年11月3日に開花(1号)した。買ったときについていた写真と同じような花だ。ごくふつうのデンファレだと思った。花は見慣れるほどに美しく感じられ、次第に大きくなっていった。11月14日には5つのつぼみがすべて開花し、株の姿や花が大層美しく感じられる鉢になった。のこり二つの鉢もつぼみがふくらみ始めた。

12月5日に家のリビングにあった鉢(2号)が開花し、12月6日に職場の鉢(3号)が開花した。3号は草丈が高く、鉢の底から60cmの高さにすっと立ち上がったバルブと花茎の先に花を咲かせている。咲いた当初は色が薄く、ぱっとしないが、花が次第に大きくなり色も濃くなってきて株全体として姿がよい。2号はリビングの気温が12月に入り11度になることもあり、そのせいかあまり姿はよくないが咲いてくれる。

一株説明書をつけてもらわれていった。残った株を職場と家とで育てる。島に椰子が生えたような家の株を見ていた子供が「南の島の〜」と歌っていた。それほど雰囲気のある鉢だと納得した。太い芽が4月から力強く出てくる。ひょっとすると7月には開花するのではないかという勢いである。この2鉢は姿といい花付きといいよほどいい鉢ではないだろうか。

7月31日職場に出向中の鉢に今期最初の花芽が出た。そのうち、昨年と今年のバルブに一本ずつとわかった。

2002年9月6日に職場の株が開花したが、34度の残暑に当たってつぼみがいくつか落ちたようだ。姿が大層いいので残念であった。最後の花は10月1日に開花。合計で9つの花が咲いた。一方家の株はかなり遅れている。花の横幅は64mmだった。「花工場」に酷似しているがあちらは70mm。

11月7日。もう60日以上になるが、最初の花がしおれずに残っている。職場の机の上は環境が安定しているためだろうか。11月20日明日でタイ記録76日だが、出張で確認できない。出張から帰ってくると何事もなかったかのように咲いていた。大幅に記録を伸ばし、89日になる12月3日まで咲いていた。最終的にすべての花が終わったのは99日目の12月13日だった。12月2日にバトンを受け取るように宮島2(兄弟株)が開花した。90日にものぼるこの開花日の差は、生育場所の夜温差3度が影響したものと思われる。デンファレは高温が効く、という重要な知見を得た。

2003年1月20日になって宮島2は花17個の満開状態に達した。真冬のデンファレとしてはかなり豪華だ。2月7日にしおれ始めた花を確認し、満開状態を18日間続けたことになる。以後ほとんどしおれず、3月に入り開花記録113日を突破した。そのまま4月になっても咲き続け、その根元には4月4日に新芽を見つけた。さらに咲き続け4月25日にツツジと一緒に記念撮影をした。5月までゆくか?。5月5日終了。12月2日以来155日間3本の花茎を咲き繋いだ。兄弟株が9月6日から咲いてこの株に引き継いだと考えれば、この種類の花を242日間(8ヶ月)見ている。新芽が2つでており、株が盛り上がっていたため植え替え株分けを行うことにした。鉢から抜いてみると元気そうな根だけでコンポストがまったく見えない。5ヶ月も屋内にいたような植物に見えない。根をかき分け、内部にあるコンポストを取り除き、分けるべき匍匐径を切断して3号と3.5号素焼鉢に植え付けた。かくして3鉢になった。

9月19日昨年の倍の高さのバルブが育ち、やっと花茎が出てきた。超高層デンファレである。11月7日に開花。高さ1mに達している。この巨大デンドロ「宮島」の画像を撮影した。根本に携帯電話が写っているので高さの比較になる。横のCRTは19インチである。花茎2本は花で重そうだが支柱もなしにきりりとよい枝振りである。何度かきれいに撮影できるように努力したが、花と株の両立というのは困難である。現場でみたこの株の「げっ、なんじゃこりゃあ」という雰囲気は伝わりにくいのではないだろうか。まず驚くのは、3.5号鉢からこのでかい植物が生えていることである。この株を支えて立たせておくには特別の工夫と周辺の安全が必要なのである。100円ショップで買ってきたマスに鉢を入れてはめものをして動かなくしてある。

8月1日新芽は昨年より少し遅れているかもしれない。8月28日かなり大きいバルブが立ち上がってきた。昨年のバルブは裸になっているが花茎が出てきた。10月2日鉢からまたはずれたのを押し込めた。これでは調子が出ないだろう。

食われたバルブのかわりに2つ花芽が昨年のバルブから出てきた。古いバルブからも出てきて合計5本が伸びてきた。

12月6日開花。

2005年3月4日まで咲いていた。強大なバルブがのびてきた。8月29日通りがかりの蘭好きのおじさんに差し上げた。



Den. Second Love セカンドラブ 花径60mm

2001年8月19日兵庫県三田市にあるロイヤルホームセンターにて509円で購入。

「セカンドラブ」なるデンドロはノビル系にあったようだが、このデンファレもそんな名前なのだろうか(品種の存在を確認した2002年11月3日)。名札がついていないため怪しい。買ったその日のうちに植え替えた。新芽が成長中だったためお買い得と判断した。植え替え後も元気に育っており、花芽がでそうな兆しがあった。職場の暖かい環境に出向したが、その花芽も不発だったのか、今は活動がない。

2002年春から芽が出て、しっかりしたバルブが出来つつある。すごい高さになった。50cm以上あるだろうか。9月末に花芽が3本出てきた。どれもおおきくなりつつある。これは派手な株になりそうだ。

10月17日、げっ。蘭を満載したトレイ2つを運んでいて引っ掛けて花芽1本を切ってしまった。もったいない。

職場に出向している。鉢のそこから花芽の先まで80cmの超かさばる鉢である。

11月15日に開花。面白いのは3本の花茎にそれぞれ1輪ずつ順番に咲く。これは美しい深い赤である。中心部は白く、コントラストがよい。

12月5日まだ満開ではないが申し分のない仕上がりになっている。花が10個、つぼみが5個である。ボリュームのあるすばらしい株だ。花芽(つぼみ6つつき)をとばさなければもっとよかった。

2003年盛大に咲いている。寄せ植えは花茎1本の株を3つくらいあわせているが、この株は1本のバルブに3本の花茎であり、3倍以上の密度がある。来年もっと高密度にしてみたい。3月7日に終了。114日間も咲き続けていた。

5月12日になっても唯一新芽のでない株である。加湿で痛めてしまったおそれもある。

6月7日頃になりやっと出てきた。ちと気を揉んだ。8月16日遅れ気味ながら成長している。

12月10日えらい記録が飛ぶなあ。新バルブから花芽が2本のびている。昨年のバルブから1本のびて合計3本である。平均より大きなバルブではあるが、今年は宮島が超弩級に大きいため目立たない。1月5日に裸バルブの花茎の蕾が開花した。ここからが長そうだ。

2004年8月1日新芽が5cmくらいになった。ちょっと遅れ気味である。8月28日結構伸びてきた。

10月12日花芽つきで堺市H氏に異動。



○Den.「旭」

2001年9月 兵庫県川辺郡のホームセンタージョイフル旭にて380円で購入したデンファレ。

比較的花が大きく美しかったため購入。買い物かごに入れていると、おばさんが「いや、ちょっといい花っ!」(関西では「それいいわ!」という意味合いで「いや」をつける。なんでやねん)」と言うくらいの上玉だった。植え替えたが株に活力が乏しい。葉もおち、芽の出るところがやられている。これはだめかもしれない。あのよい花を見たいが、芽が出たとしても来年以降になるだろう。購入店は希少植物「クマガイソウ」を扱っていたり、種々の蘭を多く並べているのではあるが、蘭をわかっている人間が世話をしているようには見えないため、少々問題ありと認識している。

2002年6月25日に小さな芽を見つけた。来年大きくしてやっと開花というところか。

2003年4月根腐れで植え替えた。えらく小さな株になってしまった。

2004年8月29日見かけない。どうもうっかりどこかに差し上げてしまったらしい。



Den.「サティ」 

2001年9月8日 三田市の花屋「花工場」にて500円で購入した花の終わったデンファレ。3株が寄せ植えだったので分けて植え替えた。そのうち一株が元気で花芽が出てきて12月26日に開花した。

2002年8月18日に花芽を見つけた。9月18日に開花。似たような色が多いとはいえ、よく見るとそれぞれ個性がある。花のスパンが大きめで60mmある。最初はさえない花だと思ったが、大きくてきれいな花だと思えるようになってきた。10月3日ごろになって、これはいい花だとつい目が行く存在になった。開花して10日以上になって魅力が増すという面白い花である。花に日に当てるやりかたをしくじって最後のつぼみの角度がへんになった。これがそろえばまた見事だったのだが残念である。つぼみの開花調整は最後までサボってはならないのだろうか。10月5日2鉢目が開花した。3鉢目は花芽2本で、株がしっかりしているが開花は遅い。よわっちい株ほど早く咲くように見える。3株目の開花は11月14日だった。花芽2本。色もよいし、花も大きい。三鉢目はそこそこ咲いた頃に知り合いにもらっていただいた。しょぼいひょろひょろの鉢が手元に残ったが、デンファレについて会得するところがあったので来年はすごい鉢にしてみせる、と意気が騰がっている。

2003年5月12日新芽は3cmほど。9月18日開花。あら、昨年と同じ日である。偶然だろう。出来は普通だが、このぐらいの高さ(35cm)の方が置き場所を選ばず鑑賞しやすい。つぼみ7つである。これも程良い数か。10月2日撮影をした。花は大層美しい。出向してもらうことにした。出向先で喜ばれて12月ごろ花が終わって帰ってきた。



Den.「花工場」

2001年10月 三田市の花屋「花工場」にて380円で購入したデンファレ。

ピンク色の比較的大きな花である。メインバルブが2つあり、一つに花が、もう一つにつぼみという豪華な内容。10月某日母が掃除の最中おっことして二つともおれてしまった。まあそういうことはある。切り花にしている。切花はお手洗いでずっと咲き続け、花がすけるように薄くなっても形がしっかりしている。一方、一つだけつぼみが残っており、10月31日に開花し12月6日にしおれた。株の根元には新芽が出てきている。ビニールポットでは乾きにくいと考え3号鉢に植え替えをした。

2002年3月15日に暖かい職場に出向。4月、花後の芽吹きもよく、芽は2系統でている。9月に花芽がでてきた。

10月28日に開花。花の横幅は70mmにもなる。「宮島」に形や色が酷似しているが、こちらのほうが花がやや大きいようだ。どんどん大きくなり、11月1日には78mmに達した。これほど大きなデンファレはあまり見ない。株の姿がよい。同僚の仕事場においてもらっている。15日にすべての花が見事に咲いた。2月18日まで咲き続け、開花記録113日間になった。

2003年3月17日新芽が二つ向き合うように出ている。衝突は避けられそうもない。これは株分けが必要だろう。新芽が出るにしては早い。

4月12日株分けを行った。5月12日新芽は3cmほどだ。

12月に開花。出向してもらった。もう一株は2004年1月13日つぼみのままKさんに差し上げた。

2004年2月1日保温ケースの中で花芽を延ばしてきたのはこいつの分け株であろうか。

4月に開花。貸し出して7月30日に回収。最後に花を見たのは6月24日と記録にある。Den.Pramortの開花に引き継げず、デンファレで1年開花は果たせなかった。新芽は15cmほどで日陰育ちであるため少々細い。その後伸び悩み10月4日時点で3年前の水準におち、花芽はない。

10月12日1株堺市H氏に異動。もう一株はたいそう調子がよいようだ。

2005年11月14日開花。

2006年3月9日あたりまで咲いていた。9月16日花芽2本。大変よく育っている。



Den.「ロイヤル」

2002年2月2日 兵庫県三田市のロイヤルホームセンターにて、100円で購入したデンファレ。タネットストライプによく似ている。

広がり8cmと比較的花が大きく桃色が美しい。もともと2週間前に680円だったが、200円で見切り品に出され、レジでおばさんが頼んでもいないのに100円にしてくれたもの。この寒い時期によくよく水をかけられて弱っている。芽が出れば来年に期待という株だ。

桃色と白のしましまの花で、タネットストライプという品種に似ている。6月のある日、店に行くと「タネットストライプ」と表示されて同じランが売られていた。タネットストライプである可能性が高い。

株がまぎれてわからなくなっている。元気がなかったから今年は小さなバルブが出て終わり、というところだろう。

10月31日つぼみに縞々のあるものが開花を始め、11月1日に開花した。「倉敷」で白い花だと思っていたが、どうもこれが「ロイヤル」だった。あやまって人にあげるところだった。100円で買った瀕死の株が1年で咲くというのがすごい。

2003年3月頃葉がすべてなくなってしまった。新芽は順調に出て伸びている。

8月ちょっと小降りのバルブで成長が停止し、花芽がでてきた。古バルブからも花芽が出てきた。9月14日開花。作落ち気味だが大層美しい。11月8日終了56日間。

2004年8月1日バルブは育っているが伸び悩み気味。10月17日あまり数は多くないがつぼみが出てきた。10月31日開花。

11月5日娘が落として割れたのでより小さな2号鉢に植え替えた。

2005年10月8日例年よりも大きくなってつぼみが出ている。

2006年9月15日前年よりも大きくなって花芽が出ている。10月30日開花。



Den. Pramort プラモルト

2002年4月11日神戸蘭展にて仲里園芸から500円の苗を購入

見本は赤色が美しい大きな花だった。出来立てのバルブと、成長中のバルブがあり、株全体に元気がよい。バルブが早くに完成したのか、6月頃からその先に小さな芽が出てきた。

この芽が大きく育ち、9月に花芽を出した。10月28日につぼみ数11個が確定。ハイヒールのような色形艶のつぼみである。11月14日に開花。色は濃い赤で、花弁の形が面白い。他のデンファレが咲き競っているので、ちょっと地味に見える。

12月5日11個のつぼみがすべて咲くまでもうすぐだ。なかなかよろしい鉢になった。12月11日咲いた当初はこれのどこを気に入ったのだろうか、と思っていたが、花の形が剽軽で色もよく、咲きそろう姿も気に入っているのでお気に入りの株になった。つぼみ1つ咲けば満開だ。たぶん1月中ずっと咲いていることだろう。

12月14日に満開になった。1月10日複数の花がしおれ始めた。長期間咲いたとはいえデンファレの中では比較的短い。冬だからだろうか。その後のこった花がねばり、3月まで2つの花が残っている。

2003年3月17日まだ花2つが残っているというのに新芽が出てきた。25日になりはて最期の花は一体何日咲いているのかが気になり始めた。満開になった日付から数えれば102日にもなる。4月4日なお変化がない。4月14日なお変化がなく152日(単一花122日)と記録を更新し続けている。

4月23日終了となった。単一の花としては12月14日以来131日、株としては11月14日以来161日という猛烈に長い開花だった。最後の最後まで見た目に変化がなかった。この時点でまだ宮島が残っている。デンファレはすごい。

9月14日、手がかからないために記述をさぼっていたが、今年立派に育ったバルブと昨年のバルブから花茎が出てきている。今頃新芽が出てきたなあ。開花は昨年より1ヶ月は早くなりそうだ。10月16日開花。花茎2本でかなり立派に咲いている。リビングの環境が悪く12月28日に75日間で終了。

2004年7月31日開花。新バルブに花芽がでた。これがさらに開花し10月4日なお咲いている。17日なおのこり1輪でがんばっている。

2005年10月8日例年並みに調子よく伸びている。11月7日開花。

2006年5月5日なお開花しており、開花から6ヶ月が経過しようとしている。8月に狂い咲きをした。9月15日花芽がでてきた。新芽が大きく育った今ごろ新芽も出ている。10月26日開花。

2007年4月9日3輪開花中。



Den.「宝塚」 デンファレ・宝塚

2002年6月30日宝塚園芸サービスにて3株寄せ植え800円で購入

「宝塚」とよぶ。またまたデンファレをかってしまった。しかもArikaによく似ている。新芽をみてくらくらっと来てしまったのである。もしArikaだったら年内中に咲かないだろう。その日の内に3号鉢に植え替えた。8月に入り、どれも芽がすくすく大きくなっている。

早い株は10月8日には花芽が1cmにもなっている。職場の世話になっている人にもっともよく育ったものを一株差し上げた。バルブや成長速度などから花は似ていてもArikaとはちがうようだ。家の2鉢目に花芽を確認10月19日。

12月8日に嫁ぎ先で開花したそうだ。この株は3月末まで咲き続けた。家の鉢は寒い季節になるまでに開花が間に合わなかった。

2003年5月12日新芽が出るのが早くてすでに15cmにまでなっている。この株が一番はやそうだ。2番手も10cm。

8月18日つぼみがくっきりしてきたのではないか。9月1日と3日に相次いで2株が開花した。花はのちに75mmになり、きれいに向きを整えて美しく咲いた。置き場所の環境がもろに影響して暑い蒸れる部屋に置いた最初の株は花のしおれるのが早かった。それぞれ10月24日と30日にしおれ、開花期間は51日間と60日間だった。12月ごろ、昨年もらわれていった株は10個の花がついているそうである。

2月29日葉がへんないたみかたをしている。電気毛布に触れていたのであろうか。5月10日北海道S氏に異動。



Den. Aris デンファレ・アリス

2003年4月5日仲里園芸(神戸ラン展)500円苗

売られているデンファレで持っていないものは全種類買うつもりで行ったのだが、1種しかなく、その黄色い花がでる苗を買った。持っていないタイプである。ふとおもうのだが、デンファレの苗を売っているお店は少ないのではないだろうか。

6月10日頃新芽が出てきた。

8月18日背が低い葉の大きなバルブである。

4月12日ロイヤルホームセンターに花の大きなものや、色の濃い紫のデンファレが2980円で出ていた。6月ごろ見切りになるものを買っているところを見ると、4月5月はデンファレが出回る季節なのかも知れない。

11月12日まだ花茎が出ないので今年は困難だろう。

2004年8月1日新芽が昨年の株ほど育っている。10月4日花芽が出ないデンファレである。2004年も咲かず。

2005年10月7日昨年よりも大きなバルブではあるが花芽はみえない。

2006年9月16日新芽が育ったあとから次の新芽が大きくなってきている。

2007年4月9日年々大きくはなる。



Den. biggibum? Den.「宝塚赤」 デンファレ「宝塚赤」

2003年9月14日宝塚園芸サービス 200円

ミニデンファレ(赤と書かれていた)が200円だったので名無しだがひっつかんでしまった。このバルブ姿はビギバムだろう。帰って早速2号鉢に植え替えた。近くの山でみつけた杉の皮で底の穴を塞ぎ、鉢かけをいれ、水苔で植えた。

2004年8月23日開花。どうみてもビギバムという花である。かなり深い色できれいである。中休みをおいて次の花芽が育っている。10月16日その花芽から開花。今度も長く咲いてくれそうだ。

2005年9月21日開花。あまり高くないバルブに花茎2本。10月8日盛大に咲いてトップページを飾ったDen. ? 'Takarazuka Red'。

2006年7月24日開花。出向。



Den. ‘Murakami’ デンファレ「村上」 

2004年6月12日村上園芸(DAIKI神戸北町店)にて購入500円

その中で名無しのデンファレ500円が目を引いた。つぼみぼこぼこの花茎、新芽の大きなやつが2本、葉がしっかりしていてこの時期にこれほど体力のありそうなデンファレはよほど生育環境がよくないとこうはならない。いろいろなデンファレを持っているが、つぼみのつき方がおもしろいので手が出た。

ほどなく開花し、新しい花茎も出てきて開花。7月21日にほぼ満開に。これが8月中ごろまであってさらに花芽2本がでてきた。10月4日盛大に咲いている。11月6日あと数輪まで減ってきた。長いなあ。

2005年1月15日花茎につぼみが見え始めた。2月24日開花。新芽が伸びつつある。

10月7日3本バルブがそだち2,3番目のバルブからそれぞれ花茎が出ている。

2007年3月19日開花。



Den.?‘WhitePurple’ デンファレ・白紫

2004年11月3日花工場にて133円

 ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。

 2005年9月20日開花。さっそく貸し出した。

 2006年4月17日古バルブから開花。

 2007年3月8日開花。



Den.?‘PurpleStripe’ デンファレ・縞紫

2004年11月3日花工場にて133円

 ビギバムの姿で、中心部が赤紫、他は白と赤紫のストライプ。ビニールポットの寄せ植えだったので2号鉢にはめ込んだ。

 2005年9月29日開花。結構花が大きい。別のバルブから花茎が別途出てきている、とおもったら別の株が寄せ植えされていたことがわかった。これはB4と名前をつけた。



Den.?‘B4’ デンファレ・ビギバム4

2004年11月3日花工場にて133円

 2005年11月8日Den.?‘PurpleStripe’の第二花茎が咲いていた。だが花を眺めているとどうにも現在咲いている白地に赤のストライプには似ておらず、赤とピンクのツートンカラーなのであった。こりゃいったいどうしたことかと2号鉢を覗き込んでみると、小さいバルブが群れているあたりから順順に大きく育っていった過程が見て取れるが、その小さい苗のころのバルブが2系統あるようなので、本来2株だったらしいのだ。購入時2株の寄せ植えと思っていたものは実は3株だったものらしい。ということは1種類もうけ、開花1件のもうけである。よく見れば色の濃い味のある花だ。ビギバム系の花なのでビギバムの4番目ということでB4と適当な名前をつけた。ビギバム系は多彩で面白い。



Den. ‘Shizuoka Purple’ デンファレ「静岡紫」

2006年6月4日静岡のK様よりいただいた。

以前から目をつけていた紫色のデンファレ、しかも花芽つき。速攻2.5号鉢にねじりこんだ。

7月15日大変きれいな花が咲いた。

 8月20日 取っておいたバックバルブから新芽がでていたので2号鉢にミズゴケで植えた。このデンファレはかなりすごいので扱いも丁重である。

 9月16日別のバックバルブから新芽が出てきたので2号素焼にミズゴケで植えた。


2008.11.14記