高山性種(クール・オーキッド)について


目次
初めに

1 初めに

ランは、単子葉植物の中では最も世界中に広く、熱帯から寒帯まで、海岸線から高山まで分布し、種類も最大となっています。洋ランの中には、高山に産し、我が国の山野草に相当するものがたくさんあります。これらは、山野草と同じで、経験を積み、山野草に合った微気象を作ってやらないと枯れてしまうものが多いので、クール・オーキッドと呼ばれ、夏は山に引っ越させたり、冷房付きの栽培室やケースで育てられています。従って、このHPの本篇では対象外にしています。

2 色々な高山性種

ミルトニア 南米赤道直下 海抜1500m以上 夏季も30℃以下が望ましい
リカステ 中南米の主に標高1500m前後の高地産
オドントグロッサム、中・南米 標高1500-3000m、夏は昼は30℃以下、夜は25℃以下が望ましい
ソフロニティス ブラジル東部、標高1000m未満、雲霧林?、秋に新芽が出て生長、春から夏はほぼ休眠、秋から再び大きくなり、冬の終わりから春に開花、夏は半日陰・通風で昼間には水をやらない
マスデバリア 赤道近くのアンデス山中



2010.7.21掲載開始