21世紀の洋ランの育て方と咲かせ方
第一部
洋ラン気象庁
花暦(二十四節気・気候の移り変わりと栽培)
初めに
気候の節目 春の芽吹きや植え替えから、屋外栽培では晩秋の屋内への取り込みまで、大抵の世話は、温度の変化に応じています。夏でも熱帯夜の時期はランがぐったりします。一方、梅雨と秋の長雨は雨ざらしでの栽培では根腐れや病気の原因になります。
そこで、気候の移り変わりの節目を知ることは、栽培にとても役立ちます。
字の色分けは、緑は種類、オリーブ色が葉の活動、青は新芽、茶は植え替えなど、灰色が根の活動、赤は花、紫は肥料、桃色は病害虫と消毒・殺虫の関連。
温度
遮光 本を見ると、種類ごと、季節ごとに遮光の割合がきめ細かく書いてありますが、覚えきれません。また本によって率が食い違います。強光(真夏を除いて直射日光で良い)、中光(少し遮光、他のランの陰、室内ならカーテン越し、)、弱光(常に半分くらいの遮光、室内なら二重カーテン越し)の3段階位とするのが現実的でしょう。
目次
1 気候の節目
2 洋ランの高温種・中温種・低温種
3 屋外越冬の限界
4 遮光
1.気候の節目
真冬日(最高気温0℃未満)、大阪無し
冬日(最低気温0℃未満)、大阪無し、
東京府中最終3月31日(2010年)
1月 冬至以降、どんどん日は長く高くなり、日射も強まり、昼の温度は徐々に高くなる。夜の寒さは2月に向かって深まる。
2月3日
最低気温の最低を記録(0.4℃)、大阪2007
2月4日
最高気温15℃以上の始まり、大阪2007(
立春頃)
2月26日
終霜 東京平均
3月6日
啓蟄 まだ最低温度は低めですが、最高気温がたまに20℃を超えるようになります。強い日射の効果も大きいので、
耐低温種は虫と同じで外に出し始めます。
3月22日
最低気温5℃未満の終わり、大阪2007(
春分頃)、
東京府中4月25日、1℃未満17日
3月29日
最高気温20℃以上の始まり、大阪2007(3月4日に例外あり)
4月8日
最低気温10℃以上の始まり
東京府中
4月27日
最低気温10℃未満の終わり、大阪2007
耐低温種(デンドロ・シンビ)の屋外栽培の開始
4月30日
夏日(最高気温25℃以上)の始まり、大阪2007
立夏(5/5)
温室遮光開始
5月10日
最低気温15℃以上の始まり
東京府中
5月21日
最低気温15℃未満の終わり、大阪2007
高温種(カトレヤ・コチョウランなど)の屋外栽培の開始
6月8日
梅雨入り(関東・平年) 芒種
雨除け 雨ざらしの鉢は、長雨による病気に備えて殺菌
6月10日
最低気温20℃以上の始まり
東京府中
6月12日
真夏日(最高気温30℃以上)の始まり、大阪2007(2006年は6月1日)
6月14日
最高気温20℃,25℃未満の終り
東京府中
6月22日
夏至(太陽高度最大・昼が最も長い)
7月8日
熱帯夜(最低気温25℃以上)の始まり、大阪2006 小暑
7月14日
猛暑日(最高気温35℃以上)の始まり、大阪2006
7月20日
梅雨明け(関東・平年) 大暑
遮光強化
7月13日
最低気温20℃未満の終わり、東京2010
8月9日
最低気温25℃未満の終わり、東京2010 立秋(8/7)
8月17日
最高気温の最高を記録(38.3℃)、大阪2007 この前後1週間が最も暑くなる
8月20日
最高気温25℃未満の始まり
東京府中
8月22日
最低気温25℃未満の始まり、大阪2007 処暑
8月28日
最低気温の最高を記録(28.2℃)、大阪2007
8月26日
猛暑日(最高気温35℃以上)の終わり、24日ほぼ終り、大阪2006。
8月末−9月初め
秋雨前線(停滞前線)現れる、10月半ばに寒冷前線が現れるまでまで
日光不足・過湿注意、雨除け
9月13日
最低気温20℃未満の始まり、大阪2006
9月18日
熱帯夜(最低気温25℃以上)の終わり、大阪2006(
秋分頃)
9月18日
真夏日(最高気温30℃以上)の終わり、10日ほぼ終り、大阪2006(秋分頃)
9月20日
最高気温20℃未満の始まり(
秋分頃)
東京府中
10月9日
最低気温15℃未満の始まり、大阪2006 (次は22日) 寒露
秋の植え替えの終了、高温種(バンダ・胡蝶蘭など)の取り込み
10月27日
夏日(最高気温25℃以上)の終わり、21日ほぼ終り、大阪2006
10月28日
最高気温15℃未満の始まり
東京府中
11月8日
最低気温10℃未満の始まり、大阪2006
立冬 屋外・温室、保温・防寒準備、デンドロビウムの取り込み
11月9日
日(最高気温20℃以上)のほぼ終わり、14日終り、大阪2006
11月17日
最高気温10℃未満の始まり
東京府中
12月2日
日(最高気温15℃以上)のほぼ終わり、27日終り、大阪2006
12月4日
最低気温5℃未満の始まり、大阪2006 大雪(12/7)
保温・防寒本格化
12月15日
初霜 東京平均
12月22日
冬至(太陽高度最低、昼が最短)
12月29日
最高気温の最低を記録(6.3℃)、大阪2006
ほぼ終りは最後から3回目
東京、府中 2012年
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| 最高 | 最低 |
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1 | 2 |
| 10℃以上の始まり |
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| 21 |
| 5℃未満の終り |
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| 27 | 24 |
| 最低気温の最低(-5.5) |
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2 | 3 | 立春 |
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| 24 |
| 15℃以上の始まり |
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| 26 |
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| 終霜(東京平均) |
3 |
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|
| 15 |
|
| 零下の終り |
|
| 17 |
| 10℃未満の終り |
|
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| 22 | 春分 |
| 5℃未満の終り(終霜) | 屋外へ |
| 30 |
| 20℃以上の始まり |
|
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4 | 11 |
|
| 10℃以上の始まり |
|
| 14 |
| 15℃未満の終り |
|
|
| 29 |
| 25℃以上(夏日)の始まり |
| 根腐れ恐れ終り |
5 |
| 立夏 |
|
|
|
| 13 |
|
| 10℃未満の終り | バンダ・グラマト屋外へ可 |
| 20 |
|
| 15℃以上の始まり | 雨ざらし |
6 | 8 | 梅雨入り |
|
| 生長本格化 |
| 18 |
|
| 20℃以上の始まり |
|
| 25 |
| 20℃未満の終り |
|
|
| 26 |
|
| 15℃未満の終り |
|
| 22 | 夏至 |
|
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7 | 4 |
| 30℃以上(真夏日)の始まり |
|
|
| 15 |
|
| 25℃以上(熱帯夜)の始まり |
|
| 20 | 梅雨明け |
|
| 木陰日陰保湿 |
| 22 |
| 25℃未満の終り | 20℃未満の終り |
|
| 26 |
| 最高の最高(36.2) |
|
|
| 28 |
| 35℃以上(猛暑日)の始まり |
|
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8 | 6 |
| 30℃未満の終り |
|
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| 30 |
| 最高の2位(35.4) |
|
|
| 26 |
| 35℃以上(猛暑日)の終り |
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| 末ー9月初め | 秋雨前線の始まり |
|
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9 | 1 |
| 30℃未満の始まり |
|
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| 22 | 秋分 |
| 20℃未満の始まり |
|
| 23 |
| 25℃未満の始まり |
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10 | 1 |
| 30℃以上の終り |
|
|
| 2 |
|
| 20℃以上の終り |
|
10 | 8 |
|
| 15℃未満の始まり |
|
| 12 |
|
| 15℃以上の終り |
|
| 18 |
| 20℃未満の始まり |
|
|
| 21 |
| 25℃以上の終り |
|
|
| 24 |
|
| 10℃未満の始まり | グラマト室内へ |
11 | 5 |
| 15℃未満の始まり |
|
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11 | 10 |
| 20℃以上の終り |
|
|
| 12 |
|
| 10℃以上の終り |
|
| 14 |
|
| 5℃未満の始まり | 霜警戒始め |
| 19 |
| 10℃未満の始まり |
|
|
| 29 |
|
| 零下の始まり |
|
12 | 15 |
|
|
| 初霜(東京)室内へ |
| 18 |
| 15℃以上の終り |
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| 22 | 冬至 |
|
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ほぼ終りは最後から3番目
月ごとの最高気温と最低気温、東京府中、2010年
月 | 最高日 | 温度 |
| 最高の最低 |
平均最高
気温(東京) | 最低日 | 温度 |
| 最低の最高 |
平均最低
気温(東京) |
降水量mm
(東京) |
降雨日数
(東京) |
1 | 21 | 18.9 | 12 | 3.2 | 9.8 | 14 | -5.2 | 21 | 5.4 | 2.1 | 48.6 | 4.6 |
2 | 9 | 20.9 | 13 | 2.8 | 10.0 | 7 | -4.9 | 26 | 12.3 | 2.4 | 60.2 | 5.8 |
3 | 13 | 22.8 | 9 | 4.7 | 12.9 | 11 | -1.3 | 16 | 8.9 | 5.1 | 114.5 | 9.5 |
4 | 21 | 25.1 | 16 | 6.5 | 18.4 | 17 | 0.6 | 21 | 11.9 | 10.5 | 130.3 | 10.1 |
5 | 21 | 30.8 | 30 | 16.2 | 22.7 | 13 | 7.7 | 7 | 18.0 | 15.1 | 128.0 | 9.6 |
6 | 28 | 32.1 | 14 | 19.9 | 25.2 | 2 | 11.3 | 28 | 24.6 | 18.9 | 164.9 | 11.9 |
7 | 21 | 37.1 | 13 | 26.2 | 29.0 | 14 | 19.5 | 21 | 26.7 | 22.5 | 161.5 | 10.4 |
8 | 16 | 37.2 | 9 | 28.9 | 30.8 | 7 | 22.6 | 17 | 27.3 | 24.2 | 155.1 | 8.2 |
9 | 4 | 37.2 | 27 | 15.8 | 26.8 | 26 | 11.6 | 6 | 26.1 | 20.7 | 208.5 | 11.3 |
10 | 11 | 29.0 | 28 | 9.2 | 21.6 | 28 | 8.3 | 13 | 19.8 | 15.0 | 163.1 | 9.1 |
11 | 9 | 23.0 | 17 | 8.7 | 16.7 | 30 | 1.5 | 1 | 12.9 | 9.5 | 92.5 | 6.2 |
12 | 3 | 23.5 | 30 | 6.0 | 12.4 | 25 | -3.1 | 3 | 11.3 | 4.6 | 39.6 | 3.8 |
東京:年間平均気温16.1度、年間最高気温19.7度、年間最低気温12.6度、年間降水量1466.8ミリメートル
12月半ばまで、コチョウラン以外は高温種まで屋外の日向において被害はなく、秋からの生長を続けていました。0℃近くで霜害、零下が過ぎると凍害になると思われますが、零下にならなければ、温度の下がる日に軒下で霜除けをしていれば無事なようです。
一方、春は、
3月一杯は零下になることがあるため、低温種を含めて、屋外に出すのは4月初めからとするのが安全のようです。それまで屋内のままでは、日が高くなって徒長するため、暖かい日には昼間に日向に出して、週に一度の目安で水やりをすると良いです。
すなわち、
最低気温が0℃以下となる冬日以外は屋外で栽培するようにしています。
最初の零下は12/17の-2.1℃。
この項2011.3.24
最高気温と最低気温の日の呼び方
これまでの「
趣味の園芸」では、気温との関わりはもっぱら
冬の寒さ・休眠期に関するもので、従って
最低気温が15℃、10℃、5℃になる時期ばかりを気にしてきました。
「
21世紀の趣味でない園芸」では、休眠期よりも、開花につながる、
生長期の方を重視しています。また、従って、最低気温よりも
生長を支配する「最高気温」をより重視しています。
そして、気温を5℃刻みで気にする代わりに、最高気温を象徴する「
真夏日」や、最低気温を象徴する「
冬日」を世話に切り替えの目安として活用することを提案しています。
東京の都心では殆ど零下になりません。こうした場所では霜が無く、洋ランの多くは致命的な害なしに屋外で越冬できます。
最高・最低気温と世話のカレンダー
| 最高気温 |
|
| 最低気温 |
|
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+ |
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35 | 猛暑日 | 梅雨明け〜お盆過ぎ | 日陰休眠 |
|
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30 | 真夏日 | 6月半ば〜9月半ば |
| (超熱帯夜) |
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25 | 夏日 | 4月〜11月 | 屋外生長期 | 熱帯夜 |
|
|
20 | 春日 |
|
| (真夏夜) |
|
|
15 |
|
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| 夏夜 | 5月〜9月 |
コチョウラン雨除け不要
グラマトフィラム屋外可 |
10 |
|
|
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5 |
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|
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0 |
|
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- | 真冬日 |
|
| 冬日・霜日 | 12月〜3月 |
室内越冬(シンビ・デンドロ以外)
開花・繁殖(新芽)期 |
表作成・掲載2012.1.28
2.高温種・中温種・低温種の目安(原色洋ラン写真集より)
高温性
デンファレ できれば15℃以上は欲しいが、もし10℃を割り込み5℃ぐらいまで下がるなら水やりは1カ月に一度
コチョウラン 10℃以上を目標に保温に努めるが、10℃以下になるなら霧吹き程度の水やりで保湿に努める、10℃以下になるとたちまち葉の色が変わり傷んでしまう(小田)
バンダ 中温性−高温性、できるだけ温度を保つが、暖房のため加湿が必要、アスコセントラムは最低温度10℃ぐらい、最低温度10℃ではかろうじて枯れ死しない程度(小田、洋ラン入門)
ディサ 冬期高温性
中温性
カトレヤ 13-15℃以上を保ちたい、10℃以下なら水やりをできるだけ少なく、ミニ系の方が寒さに強い
パフィオペディルム 冬咲き系の多くの園芸種は10℃ほどで越冬、12-3月は加湿を心がける、夏咲き系はできれば15℃前後を確保する
セロジネ 低温性は5℃位に耐えるが、中・高温種もある、最低温度7-8℃を保てればりっぱに栽培できる(小田)
ミルトニア 13℃以上を保ち、加湿する、短期間ならば7℃ぐらいまでは耐える
オドントグロッサム 13℃以上を保ち、それ以下になる場合は加湿して水やりを少なめに
デンドロキラム 中温性
エピデンドラム 中温性、一部は強健種で低温に強い
リカステ 中温性
ジゴペタラム 中温性、低温に強く5℃で越冬する種類もある
低温性
シンビジウム 10℃前後を保つと良い、(夜間)15℃になると花芽が落ちたりするので注意
デンドロビウム 晩秋から春まで最低温度が5-10℃の場所で管理するとよい
バンダ フウランとバンダとフウランとの交配種は低温性
オンシジウム バルブを形成するものは5℃程度で冬越しすることも可能である、15-17℃以上を保つと休眠せずに生育が続くのでできるだけ日に当てる、剣葉タイプは10℃以上必要
3 屋外越冬の限界
放任栽培では、年中屋外で育てられるのが理想です。しかし、洋ランの中には熱帯産もあることから、難しいだろうと思われます。また、上記のように、高温種は15℃、中温種は10℃、低温種は5℃以上が望ましいとされているだけで、どこが限界かは良く分かりません。
一方、都心では、シンビジウムやデンドロビウムが屋外で越冬し、郊外でもデンドロビウムを屋外で越冬させている場合があるようです。
限界を決めるのは何でしょうか。
低温種と分けられるシンビジウムやデンドロビウム以外は、零下になると冷害に遭います。そのような時は朝霜が降りています。そこで、零下にならないこと、霜が降らないことが、枯らさずに越冬させるための条件のようです。
3.遮光:品種別の日光に当てる度合い(小田善一郎、洋ラン育て方・楽しみ方、ナツメ社、の例)
強 --> デンドロビウム、シンビジウム、バンダ、オンシジウム、カトレヤ、オドントグロッサム、ミルトニア、ファレノプシス、パフィオペジラム、セロジネ --> 弱
赤はほぼ直射で可、桃は少し遮光、青は3割くらいの光
同じ植物でも、根が傷んだり、春先で体の水分が少なくなったりしていると日焼けしやすい
二十四節気などについて(ウィキペディアよりなど)
歴史
二十四節気は言うまでもなく古代中国の知恵である。冬至は、1年のうち最も日が短く、殷(紀元前1700年ころ)周の時代に年始とされていた。ヨーロッパでも太陽の再生として同様に考えられ、我が国の神道でも同様である。
春分・秋分・夏至・冬至を合わせて二至二分と呼ぶが、戦国時代末期の『呂氏春秋』では夏至は「日長至」、冬至は「日短至」、春分・秋分は「日夜分」と名付けられている。
二至二分の中間点に位置する四立に関しては、『呂氏春秋』において「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の語が使われていることから、戦国時代に一般化したと考えられる。
古代中国人は1年12ヶ月を春・夏・秋・冬の四時に分け、正月・2月・3月を春、4月・5月・6月を夏、7月・8月・9月を秋、10月・11月・12月を冬とした。
戦国時代になると冬至の翌々月を年始とする夏正(夏暦)が各国で採用されるようになり、これにより冬至と春分の中間点が正月すなわち春の最初の節気にあたるようになったことで「立春」と名付けられ、他の二至二分四立も春夏秋冬の名が冠せられるようになったと考えられる。
二十四節気の名称は前漢の『淮南子』において出そろっており、それまでの間に名称が固定化したと考えられる。八節をさらに3分割したのは、月と対応させるためである。
名称と時期
二十四節気の名称は、発明された当時の物がほぼそのまま使われている。節気名称は実際の気温よりは太陽の高度を反映したものとなっている。日本では独自に雑節が設けられたり、本朝七十二候が作られたりした。名称の由来を種類別に分けると以下のようになるだろう。
昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点) - 春分・夏至・秋分・冬至
昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期)- 立春・立夏・立秋・立冬
気温 - 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
気象 - 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
物候 - 啓蟄・清明・小満
農事 - 穀雨・芒種
春 (度は春分を起点とした、太陽の回る黄道上での位置を角度で表わす)
一月 : 立春(315度、2月4日)- 雨水(330度、2月19日)
二月 : 啓蟄(345度、3月6日)- 春分(0度、3月21日)
三月 : 清明(15度、4月5日)- 穀雨(30度、4月20日)
夏
四月 : 立夏(45度、5月5日)- 小満(60度、5月21日)
五月 : 芒種(75度、6月6日)- 夏至(90度、6月21日)
六月 : 小暑(105度、7月7日)- 大暑(120度、7月23日)
秋
七月 : 立秋(135度、8月7日)- 処暑(150度、8月23日)
八月 : 白露(165度、9月8日)- 秋分(180度、9月23日)
九月 : 寒露(195度、10月8日)- 霜降(210度、10月23日)
冬
十月 : 立冬(225度、11月7日)- 小雪(240度、11月22日)
十一月 : 大雪(255度、12月7日)- 冬至(270度、12月22日)
十二月 : 小寒(285度、1月5日)- 大寒(300度、1月20日)
)
一月 : 立春(315度、2月4日)- 雨水(330度、2月19日)
二月 : 啓蟄(345度、3月6日)- 春分(0度、3月21日)
三月 : 清明(15度、4月5日)- 穀雨(30度、4月20日)
夏
四月 : 立夏(45度、5月5日)- 小満(60度、5月21日)
五月 : 芒種(75度、6月6日)- 夏至(90度、6月21日)
六月 : 小暑(105度、7月7日)- 大暑(120度、7月23日)
秋
七月 : 立秋(135度、8月7日)- 処暑(150度、8月23日)
八月 : 白露(165度、9月8日)- 秋分(180度、9月23日)
九月 : 寒露(195度、10月8日)- 霜降(210度、10月23日)
冬
十月 : 立冬(225度、11月7日)- 小雪(240度、11月22日)
十一月 : 大雪(255度、12月7日)- 冬至(270度、12月22日)
十二月 : 小寒(285度、1月5日)- 大寒(300度、1月20日)
七十二候
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気(の間)をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、 七十二候の名称は何度か変更されている。 日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成された。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っている。
ケッペンの気候区分
洋ランの故郷は、東南アジアと南米大陸を中心とした、いわゆる亜熱帯乾燥地帯です。洋ランには色々な種類があって、その性質は原産地と関係づけて論じられることが多いですが、高度以外の情報は余り考えられていません。ところで、わが国には四季があり、主に温度が変わりますが、世界の他の地域では1年の内の気候の変化は雨季と乾季で代表されます。そして、洋ランの原種は、雨季に生長し、乾季には休眠して同時に花を咲かせます。従って、そのような地域の気候を知ることが大事です。
世界の地域による気候の違いは「ケッペンの気候区分」として知られています。
A(熱帯)
Af(熱帯雨林気候)
Am(熱帯モンスーン気候)
Aw(サバナ気候)
As(熱帯夏季少雨気候) - ごく限られた地域のみに存在する。
B(乾燥帯)
BWh,BWk(砂漠気候)
BSh,BSk(ステップ気候)
C(温帯)
Cfa(温暖湿潤気候)
Cfb,Cfc(西岸海洋性気候)
Cwa,Cwb,Cwc(温暖冬季少雨気候)
Csa,Csb,Csc(地中海性気候)
D(冷帯)
Dfa,Dfb,Dfc,Dfd(冷帯湿潤気候)
Dwa,Dwb,Dwc,Dwd(冷帯冬季少雨気候)
Dsa,Dsb,Dsc,Dsd(高地地中海性気候) - ごく限られた地域のみに存在する。
Dfa,Dfb,Dwa,Dwb,Dsa,Dsb(湿潤大陸性気候|大陸性混合林気候)
Dfc,Dfd,Dwc,Dwd,Dsc,Dsd(亜寒帯気候|針葉樹林気候)
E(寒帯)
ET(ツンドラ気候)
EF(氷雪気候)

ウィキペディアから転載
次の地図は、アメリカ大陸の例で、灰色の塗りつぶしは高山帯です。
アメリカ大陸には、大きなグループとしてはカトレヤ、オンシジウム(ミルトニアを含む)があり、他にはジゴペタラムと、高山性のリカステ、マスデバリア、パフィオペディルムの近縁のフラグミペディウム、マキシラリアなどがあります。
カトレヤは四季それぞれに咲く種類があります。また、多くのグループには夏咲き種と冬咲き種があります。

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2012.1.9 屋外越冬の限界
10.10 最低気温○以上の始まり(春夏)、最高気温○未満の始まり(秋冬)
2011.8.5 ケッペンの気候区分
11.9 主題変更 気象庁へ
2008.11.4 独立