売られている鉢は、大抵、苗の大きさと不釣り合いな小さな鉢に植えられています。洋ランに慣れていなくて、根腐れ防止が最優先の段階ではそれでも良いし、植え替え自体が危険なので止むをえませんが、一方で、乾燥気味で枯れやすく、水不足で大きくならず花も咲きにくくなっています。そこで、ある程度根腐れの心配がなくなったら、根腐れしにくい植え方で、少し大きめの鉢に鉢増しし、水をそれまでよりも十分に与えると、大きくなって、花も咲きやすくなります。
小さな苗は、径6cmまたは7.5の鉢に植えられていることが多いです。また、鉢の深さも系よりも浅いくらいの浅鉢が多いです。普通に水やりしていて乾きすぎず、育つのはミニ洋ランで径9cm以上で、深さもある鉢のようです。大型の種類には、鉢も大きくしなければなりませんが、小鉢と一緒に管理していて過湿にならないようにするには、慣れないうちは径13.5cm程度が限度でしょう。
左:小さなビニールポット植えのミニデンドロ、右:抜いたところと深い透明ポリポットに移したところ
セッコクを6cm鉢で育ててきましたが、乾き気味なので鉢を大きくします。