大輪交配種の例

詳しくは最後尾にある図鑑目次のリンク先および、写真や交配系統などの情報を提供いただいた下記のページをご覧ください。
カトログさんのHP(大輪カトレヤ交配種の解説、写真、作出記録など))
http://blog.goo.ne.jp/nishiguchi4714/
Abiko Orchid Room(カトレヤなどの交配系統図)
http://www.orchid.or.jp/orchid/people/hashizume/kakeizu/kakeizu.htm
「蘭」のホームページい(各種の栽培記録や図鑑など)
http://kojimatsk.hp.infoseek.co.jp/MyCattleya.htm)
「石の華」さんのHP(各種、特にパフィオや、専門家からみた病虫害対策など)
http://www15.plala.or.jp/ishinohana/ran.html

C. Alma Kee 'Tip Malee' 

セミイエロー系大輪、主に秋−冬咲き、

本種における原種 C. dowiana の構成比率は39.844%で例えば、同じくセミイエロー系の有名品種 Rlc.Toshie Aoki などには58.01%の C. dowiana の血が入っており、一般的なセミイエロー系花における原種 C. dowiana の構成比率が約50%前後であるのに対して、やや低めです。このこともあって、本種は他のセミイエロー系花に比して強健なのかもしれません。
交配親 Rlc. Cheah Bean-Kee の交配は C. Los Angeles x Rlc. Norman's Bay で現在の多くの濃色大輪系花の重要な祖先である Rlc. Norman's Bay(ノーマンズ・ベイ)の血が本種に濃く入っているのは意外なようでもありますが、だからこそ Rlc. Alma Kee はこれほどまでの有名優秀花になりえたのだと納得がいくような気もします。(写真もカトログさんのHPより)

C. Faia Catherine 'Nice Partner' 

セミアルバ大輪、主に春咲き、モッシエー、ドウイアナ、トリアナエイの割合が高い、レリア・プルプラータを含む


Lc. Gila Wilderness、Sc. Gila Wilderness 'Red Flear'

スプラッシュ系大輪、主に冬咲き、花つきやや悪い、モッシエー、ドウイアナ、ルデマニアーナの割合が高い、レリア・プルプラータを含む

スプラッシュ系の有名銘花。清楚かつ華麗な花色と花容で多くのファンを持つ趣味家好みの極美花です。ただし、栽培に関しては花・株共に、ややクセがあるようで、花は株に勢いが無かったり、開花時の環境が適切でないと花弁の展開が悪くなり易く、株は葉・バルブ共に細長く、やや暴れる傾向があるようです。がしかし、このあたりもまた、趣味家心をくすぐるところかもしれません。
 とにかく、完全に開花したこの花の美しさは格別です。(写真もカトログさんのHPより)

C. Irene Finney 'Dark Beauty' 淡ラベンダー極大輪、春−夏咲、主に切り花用、ワーセウィチーとモッシエーの割合が高い


多くの春〜初夏咲きラベンダー系花を生み出した実績を持つ有名優秀な交配親 C. J. A. Carbone(ジェーエーカーボン)を親に持つ品種の中でも特に有名な 銘花 Sc. Irene Finney(アイリーン・フィニー)を代表する銘個体。
 本種は主に営利用(切り花向け)に栽培されている品種なのですが、営利用としては別個体の‘Dark Beauty(ダーク・ビューティー)’や‘Ingrid(イングリッド)’の方が優秀なようで現在でも大規模な設備で大量に生産され、主に冠婚葬祭用として市場に供給されています。ただ“趣味家的(僕的?)”には品種全体で見ると正直なところ花色も花容もあまりにスタンダード過ぎて刺激や面白味に欠ける品種かもしれません。しかし、その中でも‘York’は別格で、見かけるとついつい、欲しくなってしまいます(苦笑)。多くの素晴らしい銘花の存在するラベンダー系花中においても‘York’は“伝説的な銘花”と言っても過言では無い程の存在感を今なお有し続けている極美花です。
 ちなみに、現在出回っているメリクロンには株の老化が早いものが多いとのこと。また、交配親として使用する個体に関しては、やはり‘York’がベストなようです。(写真もカトログさんのHPより)


C. Mildred Rives 'Orchidglade'

セミアルバ極大輪、主に春咲き、モッシエー、ガスケリアーナ、トリアナエイの割合が高い、レリア・プミラを含む

本種は大株作りに向く一方、ワーディアンケースでも比較的良く出来る強健種。(写真もカトログさんのHPより)

C. Morning Glory 'Valentine Kiss' (B.nodosa x C.purpurata)1958年 Del-Ora 登録

 バルブ、葉とも、カトレア、パープラタをブラサボラ、ノドサのように細くした株。株を見ただけではあまり作りたくない品種、しかし、花を見ると特徴ある趣のある品種。芽吹きはよく大株になりやすい丈夫な種類。冬から春咲き。(石の華から許可を得て転載、写真も)写真はBc. Morning Glory ' H & R'
 

C. Prism Palette‘Tricolor Magic’PC/JOS

以下はカトログさんから転載させていただきました(2010.11.24)
(C. Colorama × C. Horace (1/1/1973))
親品種の交配
C. Colorama = C. Arctic Snow x C. Peggy Huffman (1/1/1962)
C. Horace = C. trianae x C. Woltersiana (1/1/1938)
■花色=クサビ系(トリカラースプラッシュ系)
■花径=130〜150mmくらいの大輪系
■花型=極整型
■弁質=厚弁
■花着き=普通
■着花輪数=1花茎あたり2輪くらい
■花期=主に冬咲き
■株姿=普通
■香り=良い

カトレヤ プリズム・パレット‘クリスマス・キャンデー’


写真は山田蘭園さんHPから転載させていただきました。
http://ranshop.jp/mania.htm

Blc. Toshie Aoki 'Pokai',

(Rlc. Faye Miyamoto x Rlc. Waianae Flare (1/1/1980))

セミイエロー、花径11-13cm中-中大輪系、極整型、極厚弁、花つき普通、1花茎に2-4輪、主に夏ー秋咲、香り強く良い、草姿やや小型、
ハワイを代表するセミイエロー系銘花としてあまりにも有名な品種。本種は近年、色鮮やかな濃色整型花を生み出す交配親品種として重用されており、特殊な属間交配も試みられ、続々と優秀美花を生み出しています。(写真もカトログさんのHPより)

ブラソレリオカトレヤ ピュアーズ・デライト、秋咲、双葉


Blc. Pure's Delight (C. Hawaiian Wedding Song x Blc. Lucky Strike (1/29/2002))
Blc. Lucky Strike=(Blc. Memoria Crispin Rosales x Lc. Bonanza (1/1/1966))、秋咲き、極大輪、有香
Blc. Memoria Crispin Rosales = Lc. Bonanza x Blc. Norman's Bay (1/1/1959)
Lc. Bonanza = Lc. Cavalese x C. Prospector (1/1/1949) (XL. purpurata1882)交配親の代表種のひとつ、トリアネイ系

C. Hawaiian Wedding Song, C. Angel Bells X C. Clasiana, 1982, Kodama
C. Angel Bells = C. Empress Bells x C. Little Angel (1960) Registered by Rivermont's
C. Empress Bells (C. Bow Bells x C. Edithiae (1/1/1952))
C. Bow Bells = C. Edithiae x C. Suzanne Hye (1/1/1945)、ガスケリアナ、モシエ、トリアネイ
C. Edithiae = C. Suzanne Hye x C. trianae (1/1/1914)
Rlc. Little Angel (Rlc. Amy Wakasugi x Rlc. Pastoral (2/1/1987))

ミディー不明種、初夏咲

Pot Creation 'Summer Choice' ?

 
ポチナラ クリエーション (リンコ ソフロカトレア) Rsc.Creation, 1992
Blc.Chatoyant×Lc.Orglade`s Glow
花幅 8p ,開花期 夏〜秋 不定期開花,栽培容易
子 Mikawa Romance